JP2007174282A - 移動通信システム、基地局、移動端末装置およびハンドオーバ方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局、移動端末装置およびハンドオーバ方法 Download PDF

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Daisuke Kondo
大輔 近藤
Takashi Kawabata
尚 河端
Osami Nishimura
長実 西村
Yukio Haseba
幸雄 長谷場
Kengo Oketani
賢吾 桶谷
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Abstract

【課題】移動通信システムからRNCを排除した場合でも、特定のNode−Bに呼が集中することを防ぐことにより不必要なハンドオーバ処理の発生を抑制する。
【解決手段】UE20は、現在無線回線を接続中のハンドオーバ元Node−B30からの下り基準信号の受信SIRと、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先Node−B31からの下り基準信号の受信SIRとを比較する。そして、ハンドオーバ元Node−B30からの下り基準信号の受信SIRよりもハンドオーバ先Node−B31の下り基準信号の受信SIRのほうが大きい場合、UE20は、ハンドオーバ先Node−B31から報知されたリソース情報63を監視し、このリソース情報63がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、ハンドオーバ先Node−B31へのハンドオーバ要求を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも1つの移動端末装置(以下、UE(User Equipment)と表す。)と、複数の無線基地局装置(以下、Node−Bと表す。)とを備えた移動通信システムに関し、特に移動端末装置の移動に伴い無線接続を行うNode−Bを切り換えるハンドオーバ方法に関する。
現在の移動通信システムでは無線基地局制御装置(以下、RNC(Radio Network Controller)と表す。)が複数のNode−Bを管理し、Node−B間のハンドオーバを制御している。
このようなRNCが主導になってハンドオーバの制御を行っている従来の移動通信システムの構成を図10に示す。この従来の移動通信システムは、図10に示されるように、セル100、101をそれぞれ構成しているNode−B300、301と、このNode−B300、301を制御しているRNC400と、セル100からセル101へ移動しているUE200から構成されている。
従来の移動通信システムでは、UE200はハンドオーバ元Node−B300及びハンドオーバ先Node−B301からの基準信号91、92をモニタリングする。そして、UE200は、ハンドオーバ元Node−B300を経由してRNC400に対して、下り回線の受信状態、すなわちハンドオーバ元Node−B300の下り受信SIR(Signal to Interference power Ratio)93およびハンドオーバ先Node−B301の受信SIR94を報告する。
RNC400は“ハンドオーバ元セル300の受信SIR93”<“ハンドオーバ先セル301の受信SIR94”となるまでこの状態を維持する。“ハンドオーバ元セル300の受信SIR93”<“ハンドオーバ先セル301の受信SIR94”となった場合、RNC400はハンドオーバ呼の情報とハンドオーバ先セル301の無線資源(以下、リソースと称する。)の空き状態からハンドオーバ実行の可否を決定し、ハンドオーバ先のNode−B301にハンドオーバ設定95、ハンドオーバ元のNode−B300に解放要求96を通知する。
このように従来の移動通信システムにおけるハンドオーバの実行時には、RNC400が下り基準信号の品質情報やハンドオーバ先Node−B301のリソース情報などを用いてハンドオーバ制御を行う必要がある。
この図10に示した従来の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法を図11のシーケンスチャートに示す。
従来方式では、UE200で受信した基準信号91、92の受信SIRはNode−B300を経由し、RNC400へ通知される。そして、ハンドオーバ元受信SIR<ハンドオーバ先受信SIRとなった場合、RNC400は、UE200と、ハンドオーバ先Node−B301に対してハンドオーバ設定通知95を行い、ハンドオーバ元Node−B300に対して解放要求96を行う。
上記のような従来の移動通信システムでは、RNCがNode−B間のハンドオーバを制御している。しかし、RNCの処理は複雑化の傾向にあり、移動通信システム全体の複雑化の一要因となっている。そのため、RNCを必要としない移動通信システムが検討されている。そのため、RNCが存在しない移動通信システムにおけるハンドオーバ方法を実現する方法が必要となる。
RNCが存在しない移動通信システム構成においては、複数のハンドオーバ方式が考えられるが、特にネットワーク構成を簡略化するための方式として、UEが主導となりハンドオーバ実行の可否を判断するようなシステムが考えられる。
UEが、ハンドオーバ元Node−Bの受信SIRとハンドオーバ先Node−Bの受信SIRとを比較してハンドオーバ先を決定するような移動通信システムとしては、例えば、特許文献1、2に開示されている。
しかし、このような従来の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法では、移動端末装置はハンドオーバ先のNode−Bの状態に関係なくハンドオーバ先のNode−Bを決定している。特許文献2記載のハンドオーバ方法では、セル内の干渉電力推定値を利用してそのNode−B内のシステム負荷状況を判断して、最もシステム負荷の少ないNode−Bをハンドオーバ先のNode−Bとして選択する方法が開示されている。しかし、この従来のハンドオーバ方法では、無線基地局装置から折り返されてきた基地局の上り受信電力と、移動端末装置の上り送信電力とを比較し、各セルでの干渉電力を推定するものであり、既にハンドオーバ状態にある呼の制御に関するものである。また、無線基地局装置での受信電力は伝搬遅延や伝搬環境などによる影響を受けるため、システムの稼働率を正確に反映するものではない。そのため、特許文献2記載の技術では、ハンドオーバ前にNode−Bのリソースの使用状況を正確に判断することができず、特定のNode−Bに呼が集中してしまうという可能性がある。
そして、特定のNode−Bに呼が集中してしまった場合、UEは再度他のNode−Bに対してハンドオーバを行わなければならず不必要なハンドオーバ処理が発生してしまうことにもなる。
特開2001−128204号公報 特開2005−229417号公報
上述した従来の移動通信システムでは、UEにおいてハンドオーバ先のNode−Bを決定するようにした場合、Node−Bの状態に関係なくハンドオーバが行われているため、特定のNode−Bに呼が集中してしまう可能性があるという問題点があった。
本発明の目的は、移動通信システムからRNCを排除した場合でも、特定のNode−Bに呼が集中することを防ぐことにより不必要なハンドオーバ処理の発生を抑制することが可能な移動通信システムおよびハンドオーバ方法を提供することである。
本発明の移動通信システムは、少なくとも1つの移動端末装置と、複数の無線基地局装置とを備えた移動通信システムにおいて、
前記移動端末装置は、ある無線基地局装置へのハンドオーバを行おうとする際に、該無線基地局装置から報知されハンドオーバ呼を受け付けることが可能であるか否かを示すリソース情報を参照して当該無線基地局装置がハンドオーバ呼の受け付けが可能な状態であることを確認した後に、当該無線基地局装置に対してハンドオーバ要求を行うことを特徴とする。
また、本発明の移動通信システムは、少なくとも1つの移動端末装置と、複数の無線基地局装置とを備えた移動通信システムにおいて、
前記無線基地局装置は、現在の無線資源の利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、該判定結果をリソース情報として前記移動端末装置に対して報知し、
前記移動端末装置は、現在無線回線を接続中のハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質と、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質とを比較し、前記ハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質よりも前記ハンドオーバ先無線基地局装置の下り基準信号の受信品質のほうが良好な場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置から報知された前記リソース情報を監視し、該リソース情報がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へのハンドオーバ要求を行うことを特徴とする。
本発明によれば、ある無線基地局装置から他の無線基地局装置へハンドオーバしようとする移動端末装置が、ハンドオーバ先の無線基地局装置の下り基準信号の受信品質がハンドオーバ元の無線基地局装置の下り基準信号の受信品質よりも良好になった場合でも、すぐにハンドオーバ先の無線基地局装置へハンドオーバ要求を通知しない。このような場合でも、本発明における移動端末装置は、ハンドオーバ先の無線基地局装置のリソース情報を受信して、ハンドオーバ先の無線基地局装置がハンドオーバ呼を受け付けることが可能な状態であることを確認してからハンドオーバ要求を送信するようにしている。
そのため、ある特定の無線基地局装置にハンドオーバ要求が集中してしまうような状態の発生を防ぐことができる。
また、本発明の他の移動通信システムでは、前記無線基地局装置は、移動端末装置からのハンドオーバ要求を受信した場合、受信した該ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定して、該判定結果をハンドオーバ応答として前記移動端末装置に送信し、
前記移動端末装置は、受信したハンドオーバ応答がハンドオーバを許可する旨を示している場合にのみ、当該無線基地局装置へのハンドオーバ処理を行う。
さらに、移動端末装置からのハンドオーバ要求を受信した無線基地局装置は、このハンドオーバ要求を受け入れるとリソース量が許容量を超えてしまう場合には、ハンドオーバ呼を受け入れることができない旨を通知するハンドオーバ応答を移動端末装置に返信する。そして、移動端末装置は、このハンドオーバ応答を受信した場合には、その無線基地局装置へのハンドオーバを中止する。そのため、複数の無線基地局装置からのハンドオーバ要求を同時に受信したような場合でも、リソース量が許容量を超えてしまうような状態の発生を避けることができる。
さらに、本発明の他の移動通信システムでは、前記移動端末装置は、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へハンドオーバ要求を送信する際に、該ハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質の情報を前記ハンドオーバ要求に含めるようにし、
前記無線基地局装置は、複数の移動端末装置からハンドオーバ要求を受信した場合、受信したハンドオーバ要求に含まれる受信品質に基づいて、受け付けるハンドオーバ要求の優先度を設定する。
本発明によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)移動端末装置が、無線基地局装置から報知されているリソース情報を用いて、ハンドオーバ先の無線基地局装置がハンドオーバ呼の受け付けが可能な状態であることを確認してからハンドオーバ要求を行うようにしているので、ハンドオーバ呼の受け付けが不可能な無線基地局装置に対するハンドオーバ要求の発生が抑制され、特定の無線基地局装置に呼が集中してしまう状態の発生を防ぐことができる。
(2)移動端末装置がハンドオーバ可否の判定を行うことにより、ネットワーク及び無線基地局装置の処理を分散させたハンドオーバ制御が実現可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を図1に示す。
本実施形態の移動通信システムでは、セル10を構成するNode−B30と、セル11を構成するNode−B31と、セル10とセル11間を移動しているUE20と、セル11内において新規呼を発呼しようとしているUE21とが示されている。本実施形態では、Node−B30、31を制御するためのRNCは移動通信システム内に存在していない。
図10に示したような従来の移動通信システムでは、RNCが主導でハンドオーバの判定を行っていたが、本実施形態の移動通信システムでは、UEが主導でハンドオーバの判定を行う点が大きく異なっている。そのため、本実施形態におけるUEは、Node−Bからの下り基準信号とNode−Bが管理するリソース情報を受信し、下り基準信号の品質のみならずリソース情報を参照してハンドオーバ可否の判定を行う。
この図1に示された本実施形態の移動通信システムでは、UE20はハンドオーバ元Node−B30とハンドオーバ先Node−B31からの基準信号61、62をモニタリングし、受信SIRの測定を行う。UE20は、“基準信号61の受信SIR”<“基準信号62の受信SIR”となるまでモニタリング動作を継続し、“基準信号61の受信SIR”<“基準信号62の受信SIR”となった場合、ハンドオーバ先Node−B31からスケジューリングを行う周期で報知されるリソース情報63の監視を開始する。
リソース情報63は、ハンドオーバ先Node−B31で行われたスケジューリング結果を元に生成され、指定(スケジューリング)タイミング毎に、ハンドオーバ先Node−B31においてハンドオーバ呼の受付が可能か否かを報知するものである。Node−B31は、現在のリソースの利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、この判定結果をリソース情報としてUE20に対して報知している。
つまり、リソース情報の最も単純な例としては1ビットの情報であり、例えば、リソース情報が“1”の場合にはNode−Bがハンドオーバ呼の受付が可能であることを示していて、リソース情報が“0”の場合には、Node−Bがハンドオーバ呼の受付が不可能であることを示す。
ここでリソース情報は、Node−BとUE間の無線周波数リソースの状態、Node−Bにおける物理的なチャネルリソースの状態、Node−Bにおける瞬時的な下り総送信電力及びこれらの組み合わせたものに基づいて生成される。これらの情報は全て各セルのNode−Bが把握することが可能であるので、Node−Bは、自セル内のUE及び隣接セルのNode−Bに対して生成したリソース情報を通知する。
図1では、リソース情報63はハンドオーバ先Node−B31からUE20に対して直接報知される場合が示されているが、ハンドオーバ元Node−B30が隣接セルであるハンドオーバ先Node−B31のリソース情報を集約した後に、ハンドオーバ元Node−B30からUE20に対してリソース情報63を通知するような方法も考えられる。ただし、図1では、Node−B30経由にてUE20にリソース情報63が通知される経路は示されていない。
つまり、Node−B31が、生成した自セル11のリソース情報を自セル11内に報知することにより、UE20にNode−B31のリソース情報63が通知されるようにしてもよいし、Node−B30が、生成した自セル10のリソース情報と隣接セル11のリソース情報とをマージして通信中のUE20に通知するようにしてもよい。
尚、UE20は、リソース情報63が“ハンドオーバ可能”を示すようになるまでリソース情報63の監視を継続し、リソース情報63が“ハンドオーバ可能”を示す前に“基準信号61の受信SIR”>“基準信号62の受信SIR”となった場合にはその時点でリソース情報63の監視を停止する。
リソース情報63の状態がハンドオーバ可能となった時点で、UE20は、ハンドオーバ先Node−B31に対してハンドオーバ要求64を通知する。ハンドオーバ要求の通知手段は共通のチャネルやシグナリング(Signaling)等を用いて無線回線を介して直接ハンドオーバ先Node−B31へ通知する方法64aとハンドオーバ元のNode−B30を経由して通知する方法64bなどが考えられる。
上記で説明したように、本実施形態におけるUE20は、現在無線回線を接続中のハンドオーバ元Node−B30からの下り基準信号の受信SIRと、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先Node−B31からの下り基準信号の受信SIRとを比較する。そして、ハンドオーバ元Node−B30からの下り基準信号の受信SIRよりもハンドオーバ先Node−B31の下り基準信号の受信SIRのほうが大きい場合、UE20は、ハンドオーバ先Node−B31から報知されたリソース情報63を監視し、このリソース情報63がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、ハンドオーバ先Node−B31へのハンドオーバ要求を行う。
上記のような処理が行われることにより、ハンドオーバ先のNode−B31では、ハンドオーバ呼の制限が行われる。しかし、ハンドオーバ呼よりも新規呼のほうが優先度が高く設定されている場合、通常の新規呼の発呼を行うUE21は、リソース情報63の監視を行わずに発呼要求67を行う。
さらに、ハンドオーバ先Node−B31では、UE20からのハンドオーバ要求64を受信した場合、受信したハンドオーバ要求64を受け入れるか否かを判定して、その判定結果をハンドオーバ応答としてUE20に送信する。そして、UE20は、受信したハンドオーバ応答がハンドオーバを許可する旨を示している場合にのみ、Node−B31へのハンドオーバ処理を行う。
本実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ時のUE20の動作概要について図2に示す。
UE20は、ハンドオーバ元のNode−B30とハンドオーバ先のNode−B31からそれぞれ送信される下り基準信号61、62を常にモニタリングし、受信SIRの測定を行う。UE20は、“ハンドオーバ元受信SIR”<“ハンドオーバ先受信SIR”となるまで、このモニタリング動作を継続し、“ハンドオーバ元受信SIR”<“ハンドオーバ先受信SIR”となった時点(時刻t1)からハンドオーバ先のNode−B31から送信されるリソース情報63の監視を開始する。リソース情報63の状態がハンドオーバ可能となった時点(時刻t2)で、UE20は、Node−B31に対してハンドオーバ要求を通知する。UE20がリソース情報63を使用し、ハンドオーバ先のセルのリソース状態を加味してハンドオーバを行うことによって、ハンドオーバ先セルのリソース不足を防止することができる。
次に、図3のシーケンスチャートを参照して本実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ時の動作を説明する。
本実施形態の移動通信システムでは、上述したように、UE20は、ハンドオーバ(HO)元のNode−B30とハンドオーバ(HO)先のNode−B31からそれぞれ送信される下り基準信号61、62を常にモニタリングし、受信SIRの測定を行う。そして、UE20は、測定された受信SIR及びNode−B31から通知されるリソース情報63からハンドオーバ判定を行う。そして、ハンドオーバ要求を行うと判定された場合、UE20は、ハンドオーバ先Node−B31に“ハンドオーバ要求64”を通知する。ハンドオーバ先Node−B31では、UE20からの“ハンドオーバ要求”及びスケジューリング結果に基づいて、ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定し、その判定結果を“ハンドオーバ応答65”としてUE20に通知し、ハンドオーバ元Node−B30には解放要求66を通知する。
ここで、“ハンドオーバ要求”を受信したハンドオーバ先Node−B31は、受信した“ハンドオーバ要求”を受け入れた場合に、現在のリソースがオーバしないかどうかに基づいて“ハンドオーバ応答”を選択する。
このようにして、本発明の移動通信システム構成では、下り受信品質を常に上位へ通知する必要がなく、同時に、UE-Node−B間で終端していることによって制御遅延が少ないことが特徴である。
このようにして、UEが各Node−Bから報知されるセルのリソース情報と下り基準信号の受信SIRを使用してハンドオーバ可否の判定を行うことにより、RNCが存在しない移動通信システム構成において、ネットワーク及びNode−Bの処理を分散させたハンドオーバ制御が実現可能となる。
次に、本実施形態の移動通信システムにおけるUEおよびNode−Bの状態遷移の様子を図面を参照して説明する。
先ず、本実施形態におけるUEの動作を図4の状態遷移図に示す。UEは、図4に示されるように、受信SIRモニタリング状態41、リソース情報モニタリング状態42、ハンドオーバ待機状態43、ハンドオーバ状態44の4つの状態間を遷移する。
尚、上記の説明では、ハンドオーバ元受信SIRとハンドオーバ先受信SIRの大きさを単純に比較するものとして説明していたが、このような単純な比較では、ハンドオーバ元受信SIRとハンドオーバ先受信SIRとが同じレベルとなり、これらの間でレベルの大きさが煩雑に入れ替わった場合、状態遷移が煩雑に発生してしまう。そのため、実際の制御では、ハンドオーバ元基準信号の受信SIRと、ハンドオーバ先基準信号の受信SIRとの比較の際には、オフセット量を設定することが一般的に行われる。そのため、ここでは、ハンドオーバ元受信SIRとハンドオーバ先受信SIRとの比較の際にはオフセット量を設定した場合を用いて説明する。
受信SIRモニタリング状態41では、UE20は、ハンドオーバ元およびハンドオーバ先のNode−Bの受信SIRの測定を行い、ハンドオーバ元受信SIR−α<ハンドオーバ先受信SIRとなるとリソース情報モニタリング状態42へ遷移する(αはある固定オフセット量)。
このリソース情報モニタリング状態42から再びハンドオーバ元受信SIR−β>ハンドオーバ先受信SIRになると受信SIRモニタリング状態41へ遷移し(βもある固定オフセット量であり、ここではβ≧αに設定されている。)、ハンドオーバ先リソース情報がハンドオーバ可になるとハンドオーバ待機状態43へ遷移する。ハンドオーバ待機状態43では、UEはハンドオーバ先Node−Bに対してハンドオーバ実行要求を通知し、ハンドオーバ先Node−Bからのハンドオーバ応答(ハンドオーバAck or Nack)の待ち受けを行う。UEは、ハンドオーバ先Node−BからハンドオーバNackのハンドオーバ応答を受信すると、リソース情報モニタリング状態42へ遷移し、ハンドオーバAckのハンドオーバ応答を受信すると、ハンドオーバ状態44へ遷移する。ハンドオーバが終了すると、UEは、受信SIRモニタリング状態41への遷移を行う。
ここで、ハンドオーバ応答(Ack)とは、ハンドオーバ要求を送信してきたUEに対してハンドオーバを許可する旨を示すものであり、ハンドオーバ応答(Nack)とは、ハンドオーバを許可しない旨を示すものである。
次に、本実施形態におけるNode−Bのリソースの動作を図5の状態遷移図に示す。Node−Bは、図5に示されるように、リソース空き状態51、ハンドオーバ応答作成状態52、リソース使用状態53の3つの状態間を遷移する。
リソース空き状態51では、Node−Bは、UEからのハンドオーバ要求又は、新規呼追加要求の待ち受けを行う。Node−Bは、UEからの新規呼追加要求を受信すると、リソース使用状態53に遷移し、ハンドオーバ要求を受信するとハンドオーバ応答作成状態52に遷移する。ハンドオーバ応答作成状態52でハンドオーバ応答(Nack)と判断された場合には、Node−Bは、リソース空き状態51へ遷移し、ハンドオーバ応答(Ack)と判断された場合には、リソース使用状態53に遷移する。リソース使用状態53において呼解放が行われると、Node−Bは、リソース空き状態51へ遷移する。
次に、本実施形態におけるNode−Bでのリソース情報生成方法の一例を図6に示す。Node−Bはあらかじめスケジューリングを行い、スケジューリングの周期毎に使用する周波数帯を決定する。この図6に示される例では、スケジューリング周期において空きリソース数が2つ以上の場合に、リソース情報を“ハンドオーバ応答(Ack)”、空きリソース数が2未満の場合に、“ハンドオーバ応答(Nack)”をUEに対して通知する。
本実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法によれば、あるNode−Bから他のNode−BへハンドオーバしようとするUEが、ハンドオーバ先Node−Bの下り基準信号の受信SIRがハンドオーバ元Node−Bの下り基準信号の受信SIRよりも大きくなった場合でも、すぐにハンドオーバ先Node−Bへハンドオーバ要求を通知しない。このような場合でも、UEは、ハンドオーバ先Node−Bのリソース情報を受信して、ハンドオーバ先Node−Bがハンドオーバ呼を受け付けることが可能な状態であることを確認してからハンドオーバ要求を送信するようにしている。
そのため、ある特定のNode−Bにハンドオーバ要求が集中してしまうような状態の発生を防ぐことができる。
さらに、UEからのハンドオーバ要求を受信したNode−Bは、このハンドオーバ要求を受け入れるとリソース量が許容量を超えてしまう場合には、ハンドオーバ呼を受け入れることができない旨を通知するハンドオーバ応答(Nack)をUEに返信する。そして、UEは、ハンドオーバ応答(Nack)を受信した場合には、そのNode−Bへのハンドオーバを中止する。そのため、複数のUEからのハンドオーバ要求を同時に受信したような場合でも、リソース量が許容量を超えてしまうような状態の発生を避けることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態の移動通信システムについて説明する。
上記第1の実施形態の移動通信システムでは、Node−BからUEに対して報知されるリソース情報は、ハンドオーバ可能かハンドオーバ不可能かのみを示すものとして説明していた。本発明の第2の実施形態の移動通信システムでは、ハンドオーバ呼と新規呼との間で優先度をつけた追加制御を可能とするために、リソース情報を1ビット増加させ、新規呼とハンドオーバ呼のそれぞれに対して受付可能かどうかを設定することができるようにしている。
本実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ方法を図7を参照して説明する。この図7において、“ハンドオーバ可能”とは、新規呼とハンドオーバ呼の両方の呼の受付が可能であることを示している。また、“新規呼可能”とは、新規呼のみ受付可能でハンドオーバ呼は受付不可能であることを示している。さらに、“呼追加不可能”とは、新規呼とハンドオーバ呼の両方の呼の受付が不可能であることを示している。
このように本実施形態では、リソース情報として上記の3種類の状態を示すことが可能となっている。本実施形態におけるNode−Bでは、リソースに余裕がある場合には新規呼とハンドオーバ呼のいずれも受付が可能であるため“ハンドオーバ可能”を示すリソース情報を報知する。また、本実施形態におけるNode−Bは、リソースに若干の余裕がある場合には、ハンドオーバ呼の受付は不可能だが新規呼だけなら受け付けることが可能であるとして、“新規呼可能”を示すリソース情報を報知する。さらに、リソースに全く余裕がなく新規呼もハンドオーバ呼も受付が不可能な場合、本実施形態のNode−Bは、“呼追加不可能”を示すリソース情報を報知する。
次に、本実施形態の移動通信システムの動作を図7を参照して説明する。
本実施形態の移動通信システムでは、ハンドオーバを行おうとするUEは、上記で説明した第1の実施形態の場合と同様に、ハンドオーバ元受信SIRとハンドオーバ先受信SIRのモニタリングを行い、“ハンドオーバ元受信SIR”<“ハンドオーバ先受信SIR”となった場合、ハンドオーバ先のNode−Bから送信されるリソース情報の監視を開始する。ここで、UEは、リソース情報の状態がハンドオーバ可能となるまで監視を継続し、リソース情報がハンドオーバ可能を示す状態になるとハンドオーバ要求をハンドオーバ先のNode−Bに通知する。
なお、新規呼の発呼を行おうとする際にも、UEはリソース情報の監視を行い、リソース情報がハンドオーバ可能又は新規呼可能を示す状態となった時点で呼の接続要求を行う。これによってハンドオーバ呼と新規呼間で優先度をつけた呼の追加制御が可能となる。
さらに、本発明はリソース情報が1ビットまたは2ビットの場合に限定されるものではなく、それ以上のビット数の場合にも同様に適用することができるものである。例えば、情報量が増加するが、リソース情報としてハンドオーバ可能なレート情報を通知し、UEがハンドオーバ前のレート情報とハンドオーバ可能なレート情報からハンドオーバ要求の送信を判定することにより、冗長なハンドオーバ要求の送信を抑圧することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態の移動通信システムについて説明する。
上記第1および第2の実施形態では、説明を簡単にするために1台のUEがハンドオーバを行う場合について説明していた。しかし、実際のシステムでは、多くのUEが存在するため複数のUEが1つのNode−Bに対して同時にハンドオーバ要求を行う場合も想定される。
本実施形態の移動通信システムは、あるスケジューリング周期において複数のUEが1つのNode−Bに対して同時にハンドオーバ要求を送信し、Node−Bでのリソース量が許容量を超えた場合に、下り基準信号の品質を元にして優先度を設定し、ハンドオーバ応答を生成するようにしたものである。
本実施形態の移動通信システムのシステム構成を図8に示す。
本実施形態におけるUE20は、ハンドオーバ先Node−B31へハンドオーバ要求を送信する際に、ハンドオーバ先Node−B31からの下り基準信号の受信SIRの情報をハンドオーバ要求に含めるようにする。
そして、本実施形態におけるハンドオーバ先Node−B31は、複数のUEからハンドオーバ要求を受信した場合、受信したハンドオーバ要求に含まれる受信SIR情報に基づいて、受け付けるハンドオーバ要求の優先度を設定する。
次に、本実施形態の移動通信システムの動作について図面を参照して詳細に説明する。
UE20はハンドオーバ元Node−B30とハンドオーバ先Node−B31からの基準信号61、62をモニタリングし、受信SIRの測定を行う。UE20は、“基準信号61の受信SIR”<“基準信号62の受信SIR”となるまでモニタリング動作を継続し、“基準信号61の受信SIR”<“基準信号62の受信SIR”となった場合、UE20はハンドオーバ先Node−B31からスケジューリングを行う周期で報知されるリソース情報63の監視を開始する。リソース情報63は、ハンドオーバ先Node−B31で行われたスケジューリング結果を元に生成され、指定(スケジューリング)タイミング毎に、ハンドオーバ先Node−B31においてハンドオーバ呼の受付が可能か否かを報知するものである。
尚、UE20は、リソース情報63が“ハンドオーバ可能”を示すようになるまでリソース情報63の監視を継続し、リソース情報63が“ハンドオーバ可能”を示す前に“基準信号61の受信SIR”>“基準信号62の受信SIR”となった場合にはその時点でリソース情報63の監視を停止する。
ここまでの動作は、上記で説明した第1の実施形態の移動通信システムにおける動作と同様である。
そして、本実施形態の移動通信システムでは、リソース情報63の状態がハンドオーバ可能となった時点でUE20は、ハンドオーバ先Node−B31に対してハンドオーバ要求及び下り基準信号の受信SIR67a(または67b)を通知する。
つまり、本実施形態では、UE20からハンドオーバ先Node−B31に対してハンドオーバ要求だけでなく、下り基準信号の受信SIR値の情報が通知される点が異なる。ここでハンドオーバ要求とともに通知される受信SIRは、ハンドオーバ先のNode−B31からの基準信号62の受信SIRである。
そして、ハンドオーバ先のNode−B31では、ハンドオーバ要求とともに通知されてきた受信SIRどうしを比較し、どのハンドオーバ要求を優先して受け付けるかを判定する。そして、ハンドオーバ先のNode−B31では、この判定結果に基づいて、ハンドオーバ応答として、ハンドオーバAck/Nackのいずれかを返信するかを決定する。このハンドオーバAck/Nackの決定する方法の一例を図9に示す。
あるスケジューリング周期にてハンドオーバ要求を受信したUEの受信SIRをレベル順にソートを行う。ソートした結果に対し、該当スケジューリング周期にてハンドオーバに割り当て可能なリソース数分のUEに対し、ハンドオーバAck、割り当て不可能なUEに対してハンドオーバNackを送信する。つまり、通知された受信SIRのレベルが高いハンドオーバ要求を優先して受け入れることになる。
このような処理が行われることによって、Node−Bのリソース使用効率を向上させることが可能となる。また、送受信する情報量が増えてしまうことになるが、UEからハンドオーバ先のNode−Bに対して、下り基準信号の受信SIRだけでなく送信レート情報をハンドオーバ要求とともに通知し、下り基準信号の受信品質及び、ハンドオーバ前の送信レートからAck/Nack数を決定することにより、更にNode−Bのリソース使用効率を向上させることが可能となる。
上記第1から第3の実施形態では、下り基準信号の受信品質として、受信SIRを用いた場合について説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、他の測定値を受信品質として用いた場合にも同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ時のUE20の動作概要を示す図である 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるハンドオーバ時の動作を説明するためのシーケンスチャートである。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるUE20の動作を説明するための状態遷移図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるNode−Bの動作を説明するための状態遷移図である。 本発明の第1の実施形態の移動通信システムにおけるNode−Bでのリソース情報生成方法の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の移動通信システムの動作概要を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の移動通信システムのハンドオーバ先のNode−B31において受信SIRから優先度を設定し、ハンドオーバAck/Nackを決定する方法の一例を示す図である。 従来の移動通信システムの構成を示す図である。 図10に示した従来の移動通信システムにおける動作を説明するためのシーケンスチャートである。
符号の説明
10 ハンドオーバ元セル
11 ハンドオーバ先セル
20、21 UE
30 Node−B(ハンドオーバ元)
31 Node−B(ハンドオーバ先)
41 受信SIRモニタリング状態
42 リソース情報モニタリング状態
43 ハンドオーバ状態
44 ハンドオーバ待機状態
51 リソース空き状態
52 ハンドオーバ応答作成状態
53 リソース使用状態
61、62 基準信号
63 リソース情報
64、64a、64b ハンドオーバ要求
65 ハンドオーバ応答
66 解放要求
67a、67b ハンドオーバ要求と受信SIR
91、92 基準信号
93 下り受信SIR(ハンドオーバ元Node−B)
94 下り受信SIR(ハンドオーバ先Node−B)
95 ハンドオーバ設定
96 解放要求
100 ハンドオーバ元セル
101 ハンドオーバ先セル
200 UE
300 Node−B(ハンドオーバ元)
301 Node−B(ハンドオーバ先)
400 RNC

Claims (20)

  1. 少なくとも1つの移動端末装置と、複数の無線基地局装置とを備えた移動通信システムにおいて、
    前記移動端末装置は、ある無線基地局装置へのハンドオーバを行おうとする際に、該無線基地局装置から報知されハンドオーバ呼を受け付けることが可能であるか否かを示すリソース情報を参照して当該無線基地局装置がハンドオーバ呼の受け付けが可能な状態であることを確認した後に、当該無線基地局装置に対してハンドオーバ要求を行うことを特徴とする移動通信システム。
  2. 少なくとも1つの移動端末装置と、複数の無線基地局装置とを備えた移動通信システムにおいて、
    前記無線基地局装置は、現在の無線資源の利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、該判定結果をリソース情報として前記移動端末装置に対して報知し、
    前記移動端末装置は、現在無線回線を接続中のハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質と、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質とを比較し、前記ハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質よりも前記ハンドオーバ先無線基地局装置の下り基準信号の受信品質のほうが良好な場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置から報知された前記リソース情報を監視し、該リソース情報がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へのハンドオーバ要求を行うことを特徴とする移動通信システム。
  3. 前記無線基地局装置は、移動端末装置からのハンドオーバ要求を受信した場合、受信した該ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定して、該判定結果をハンドオーバ応答として前記移動端末装置に送信し、
    前記移動端末装置は、受信したハンドオーバ応答がハンドオーバを許可する旨を示している場合にのみ、当該無線基地局装置へのハンドオーバ処理を行う請求項2記載の移動通信システム。
  4. 前記移動端末装置は、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へハンドオーバ要求を送信する際に、該ハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質の情報を前記ハンドオーバ要求に含めるようにし、
    前記無線基地局装置は、複数の移動端末装置からハンドオーバ要求を受信した場合、受信したハンドオーバ要求に含まれる受信品質に基づいて、受け付けるハンドオーバ要求の優先度を設定する請求項3記載の移動通信システム。
  5. 前記無線基地局装置は、移動端末装置との間の無線周波数リソース、物理的なチャネルリソース、瞬時的な下り総送信電力のいずれか、またはこれらの組み合わせに基づいて前記リソース情報を生成する請求項2から4のいずれか1項記載の移動通信システム。
  6. 前記無線基地局装置は、生成した自セルのリソース情報を自セル内に報知する請求項5記載の移動通信システム。
  7. 前記無線基地局装置は、生成した自セルのリソース情報と隣接セルのリソース情報とをマージして通信中の移動端末装置に通知する請求項5記載の移動通信システム。
  8. 移動通信システムを構成し、移動することにより無線接続を行う無線基地局装置を切り換えるハンドオーバを行う移動端末装置において、
    ある無線基地局装置へのハンドオーバを行おうとする際に、該無線基地局装置から報知されハンドオーバ呼を受け付けることが可能であるか否かを示すリソース情報を参照して当該無線基地局装置がハンドオーバ呼の受け付けが可能な状態であることを確認した後に、当該無線基地局装置に対してハンドオーバ要求を行うことを特徴とする移動端末装置。
  9. 移動通信システムを構成し、移動することにより無線接続を行う無線基地局装置を切り換えるハンドオーバを行う移動端末装置において、
    前記無線基地局装置は、現在の無線資源の利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、該判定結果をリソース情報として前記移動端末装置に対して報知し、
    現在無線回線を接続中のハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質と、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質とを比較し、前記ハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質よりも前記ハンドオーバ先無線基地局装置の下り基準信号の受信品質のほうが良好な場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置から報知されハンドオーバ呼を受け付けることが可能であるか否かを示すリソース情報を監視し、該リソース情報がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へのハンドオーバ要求を行うことを特徴とする移動端末装置。
  10. ハンドオーバ要求を送信したハンドオーバ先無線基地局装置から返信されたハンドオーバ応答が、ハンドオーバを許可する旨を示している場合にのみ、当該無線基地局装置へのハンドオーバ処理を行う請求項9記載の移動端末装置。
  11. 前記ハンドオーバ先無線基地局装置へハンドオーバ要求を送信する際に、該ハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質の情報を前記ハンドオーバ要求に含める請求項10記載の移動端末装置。
  12. 移動通信システムを構成し、移動端末装置との間で無線回線により接続を行う無線基地局装置において、
    現在の無線資源の利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、該判定結果をリソース情報として前記移動端末装置に対して報知することを特徴とする無線基地局装置。
  13. 移動端末装置からのハンドオーバ要求を受信した場合、受信した該ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定して、該判定結果をハンドオーバ応答として前記移動端末装置に送信する請求項12記載の無線基地局装置。
  14. 複数の移動端末装置からハンドオーバ要求を受信した場合、受信したハンドオーバ要求に含まれる下り基準信号の受信品質に基づいて、受け付けるハンドオーバ要求の優先度を設定する請求項13記載の無線基地局装置。
  15. 移動端末装置との間の無線周波数リソース、物理的なチャネルリソース、瞬時的な下り総送信電力のいずれか、またはこれらの組み合わせに基づいて前記リソース情報を生成する請求項12から14のいずれか1項記載の前記無線基地局装置。
  16. 生成した自セルのリソース情報を自セル内に報知する請求項15記載の無線基地局装置。
  17. 生成した自セルのリソース情報と隣接セルのリソース情報とをマージして通信中の移動端末装置に通知する請求項15記載の無線基地局装置。
  18. 少なくとも1つの移動端末装置と、複数の無線基地局装置とを備えた移動通信システムにおいて、移動端末装置の移動に伴い無線接続を行う無線基地局装置を切り換えるハンドオーバ方法であって、
    前記無線基地局装置が、現在の無線資源の利用状況に基づいてハンドオーバ呼を受け付けることが可能か否かを判定し、該判定結果をリソース情報として前記移動端末装置に対して報知するステップと、
    前記移動端末装置が、現在無線回線を接続中のハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質と、ハンドオーバを行おうとしているハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質とを比較するステップと、
    前記移動端末装置が、前記ハンドオーバ元無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質よりも前記ハンドオーバ先無線基地局装置の下り基準信号の受信品質のほうが良好な場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置から報知された前記リソース情報を監視し、該リソース情報がハンドオーバ可能であることを示すことが確認された場合、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へのハンドオーバ要求を行うステップと、を備えたハンドオーバ方法。
  19. 前記無線基地局装置が、移動端末装置からのハンドオーバ要求を受信した場合、受信した該ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定して、該判定結果をハンドオーバ応答として前記移動端末装置に送信するステップと、
    前記移動端末装置が、受信したハンドオーバ応答がハンドオーバを許可する旨を示している場合にのみ、当該無線基地局装置へのハンドオーバ処理を行うステップと、をさらに有する請求項18記載のハンドオーバ方法。
  20. 前記移動端末装置が、前記ハンドオーバ先無線基地局装置へハンドオーバ要求を送信するステップは、
    該ハンドオーバ先無線基地局装置からの下り基準信号の受信品質の情報を前記ハンドオーバ要求に含めるステップを含み、
    前記無線基地局装置が、複数の移動端末装置からハンドオーバ要求を受信して、受信した該ハンドオーバ要求を受け入れるか否かを判定するステップは、
    受信したハンドオーバ要求に含まれる受信品質に基づいて、受け付けるハンドオーバ要求の優先度を設定するステップを含む請求項19記載のハンドオーバ方法。


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