JP2000277730A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000277730A
JP2000277730A JP11083244A JP8324499A JP2000277730A JP 2000277730 A JP2000277730 A JP 2000277730A JP 11083244 A JP11083244 A JP 11083244A JP 8324499 A JP8324499 A JP 8324499A JP 2000277730 A JP2000277730 A JP 2000277730A
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gate electrode
semiconductor device
sige
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forming
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So Kurata
創 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭素を導入することなくSiGeの歪みを抑
制しうる半導体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 シリコン基板10上に形成された、窒素
を含むSiGeより成る半導体層と、半導体層上に、ゲ
ート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、ゲート電
極の両側の半導体層に形成されたソース/ドレイン拡散
層とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特にSiGeを用いた半導体装置及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、微細なMOSFET(Metal Oxid
e Semiconductor Field-Effect Transistor)の高性能
化のため、チャネル、ゲート、又はソース/ドレインに
SiGeを用いることが提案されている。SiGeをチ
ャネルに用いた場合には、キャリアの移動度を高くする
ことができるため、MOSFETの高速動作を実現する
ことが可能となる。また、SiGeをゲート電極に用い
た場合には、ゲート中の不純物の活性化率を向上するこ
とができ、不純物がチャネルに突き抜けてしまうのを抑
制することができる。また、SiGeをソース/ドレイ
ンに用いた場合には、キャリアの活性化率を向上するこ
とができ、ショットキーバリアを低くすることができる
ため、寄生抵抗を低くすることができる。
【0003】しかし、SiGeは、通常のCMOS製造
プロセスにおいて用いられている高温の熱処理に耐える
ことができない。これはシリコンとSiGeの格子定数
の違いによって生ずる歪みが、高温の熱処理によって緩
和され、SiGeの結晶性が損なわれるためと考えられ
る。
【0004】そこで、SiGe層に、SiやGeよりも
原子半径の小さい炭素を導入することにより、SiGe
層の歪みを抑制することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、炭素は
一般に汚染物質として半導体装置の製造プロセス上問題
となる物質である。そこで、炭素を用いることなく、S
iGe層の歪みを抑制する技術が待望されていた。
【0006】本発明の目的は、炭素を導入することなく
SiGeの歪みを抑制しうる半導体装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、シリコン基
板上に形成された、窒素を含むSiGeより成る半導体
層と、前記半導体層上に、ゲート絶縁膜を介して形成さ
れたゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前記半導体
層に形成されたソース/ドレイン拡散層とを有すること
を特徴とする半導体装置により達成される。これによ
り、SiGeに窒素を導入するので、汚染物質となる炭
素を用いることなくSiGeの歪みを抑制することがで
き、良好な電気的特性を有する半導体装置を提供するこ
とができる。
【0008】また、上記の半導体装置において、前記ゲ
ート電極は、窒素を含むSiGeより成ることが望まし
い。
【0009】また、上記目的は、シリコン基板上にゲー
ト絶縁膜を介して形成された、窒素を含むSiGeより
成るゲート電極と、前記ゲート電極の両側の前記シリコ
ン基板に形成されたソース/ドレイン拡散層とを有する
ことを特徴とする半導体装置により達成される。これに
より、窒素が導入されたSiGeがゲート電極に用いら
れているので、バンドギャップが小さくなり、仕事関数
が変化し、しきい値電圧を良好な値にすることができ
る。また、SiGe系の材料がゲート電極に用いられて
いるので、ゲート電極中の不純物の活性化率を向上する
ことができ、また、不純物がチャネルに突き抜けるのを
抑制することができる。
【0010】また、上記目的は、シリコン基板表面に、
窒素を含むSiGeより成る半導体層を形成する工程
と、前記半導体層上に、ゲート絶縁膜を介してゲート電
極を形成する工程と、前記ゲート電極に自己整合で、前
記半導体層にソース/ドレイン拡散層を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法により
達成される。これにより、SiGe系の半導体層に窒素
を導入するので、汚染物質となる炭素を用いることなく
SiGeの歪みを抑制することができ、良好な電気的特
性を有する半導体装置を製造することができる。
【0011】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体層を形成する工程は、前記シリコン基板
上にSiGe層を形成する工程と、前記SiGe層に窒
素を導入する工程とを有することが望ましい。
【0012】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体層を形成する工程は、前記シリコン基板
に、Geを導入する工程と窒素を導入する工程とを有す
ることが望ましい。
【0013】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記半導体層を形成する工程では、窒素をイオン注
入法により導入することが望ましい。
【0014】また、上記目的は、シリコン基板上にゲー
ト絶縁膜を介して、窒素を含むSiGeより成るゲート
電極を形成する工程と、前記ゲート電極に自己整合で前
記シリコン基板にソース/ドレイン拡散層を形成する工
程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法に
より達成される。これにより、窒素が導入されたSiG
eがゲート電極に用いられるので、バンドギャップが小
さくなり、仕事関数が変化し、しきい値電圧を良好な値
にすることができる。また、SiGe系の材料がゲート
電極に用いられているので、ゲート電極中の不純物の活
性化率を向上することができ、また、不純物がチャネル
に突き抜けるのを抑制することができる。
【0015】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ゲート電極を形成する工程は、前記シリコン基
板上に前記ゲート絶縁膜を介してSiGe層を形成する
工程と、前記SiGe層に窒素を導入する工程とを有す
ることが望ましい。
【0016】また、上記の半導体装置の製造方法におい
て、前記ゲート電極を形成する工程では、窒素をイオン
注入法により導入することが望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による半導体装置及びその製造方法を図1乃至図
3を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体
装置を示す断面図である。図2及び図3は、本実施形態
による半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0018】本実施形態ではMOSFETに適用する場
合を例に説明するが、本発明はMOSFETのみなら
ず、SiGeを用いたあらゆる半導体装置への適用が可
能である。
【0019】(半導体装置)図1に示すように、シリコ
ン基板10の表面には、膜厚200nmのシリコン酸化
膜より成る素子分離膜12が形成されており、素子分離
膜12により素子領域14が確定されている。
【0020】素子領域14には、膜厚20nmの窒素を
含むSiGeより成る半導体層16が形成されている。
半導体層16上には、膜厚4nmのシリコン酸化膜より
成るゲート絶縁膜18が形成されている。ゲート絶縁膜
18上には、膜厚200nmのポリシリコン層より成る
ゲート電極20が形成されている。
【0021】ゲート電極20の両側の半導体層16に
は、ゲート電極20に自己整合でソース/ドレイン拡散
層22が形成されている。ゲート電極20の下方の半導
体層16は、チャネル24となる。
【0022】本実施形態による半導体装置は、半導体層
16が窒素が導入されたSiGeより成ることに主な特
徴がある。窒素の原子半径は炭素とほぼ同じであるた
め、炭素をSiGeに導入した場合と同様に、SiGe
の歪みを抑制することができる。窒素は半導体製造プロ
セスで広く用いられているものであり、炭素のように汚
染物質となることはない。従って、窒素をSiGeに導
入すれば、炭素を用いることなくSiGeの歪みを抑制
することができる。しかも本実施形態では、SiGe系
の半導体層16がチャネル24に用いられているので、
キャリアの移動度を高くすることができ、高速動作を実
現することができる。また、本実施形態では、SiGe
系の半導体層16がソース/ドレイン拡散層22に用い
られているので、キャリアの活性化率を高くすることが
でき、ショットキバリアを低くすることができるため、
寄生抵抗を低くすることができる。
【0023】このように本実施形態によれば、SiGe
に窒素を導入するので、汚染物質となる炭素を用いるこ
となくSiGeの歪みを抑制することができ、良好な電
気的特性を有する半導体装置を提供することができる。
【0024】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図2及び図3を用いて
説明する。
【0025】図2に示すように、まず、シリコン基板1
0の表面に、LOCOS(LOCal Oxidation of Silico
n)法により、膜厚200nmのシリコン酸化膜より成
る素子分離膜12を形成する。この素子分離膜12によ
り、活性領域14が画定される(図2(a)参照)。
【0026】次に、CVD(Chemical Vapor Depositio
n、化学気相堆積)法により、活性領域14に、SiG
e層15を選択的に成長する(図2(b)参照)。
【0027】次に、イオン注入法により、SiGe層1
5に窒素イオンを注入する。注入する窒素イオンの濃度
は例えば1015cm-2以上とし、注入エネルギーは例え
ば15keVとすることができる(図2(c)参照)。
【0028】次に、窒素が導入されたSiGe層15の
結晶性を回復すべく、例えば850℃、60分の熱処理
を行う。これにより、窒素を含むSiGeより成り、結
晶性の良好な半導体層16が形成される。
【0029】次に、全面に、CVD法により、膜厚4n
mのシリコン酸化膜より成るゲート絶縁膜18を形成す
る。次に、全面に、膜厚200nmのポリシリコン層を
形成する。次に、ポリシリコン層をパターニングするこ
とにより、ポリシリコン層より成るゲート電極20を形
成する(図3(a)参照)。
【0030】次に、ゲート電極20に自己整合で半導体
層16にB(ボロン)を導入し、ソース/ドレイン拡散
層22を形成する(図3(b)参照)。次に、RTA
(Rapid Thermal Anneal)法により、例えば800℃以
上、1分の熱処理を行い、ソース/ドレイン拡散層30
に導入された不純物を活性化する。こうして、p形のM
OSFETを有する本実施形態による半導体装置が製造
される(図3(c)参照)。
【0031】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図4乃至図6を用い
て説明する。図4は、本実施形態による半導体装置を示
す断面図である。図5及び図6は、本実施形態による半
導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至
図3に示す第1実施形態による半導体装置及びその製造
方法と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を
省略または簡潔にする。
【0032】(半導体装置)本実施形態による半導体装
置は、窒素を含むSiGeより成る半導体層が、シリコ
ン基板10中に形成されていることに主な特徴がある。
【0033】図4に示すように、シリコン基板10の素
子領域14には、シリコン基板10の表面から例えば1
00nmの深さまでの窒素を含むSiGeより成る半導
体層26が形成されている。半導体層26上には、第1
実施形態と同様のゲート絶縁膜18が形成されており、
ゲート絶縁膜18上には、第1実施形態と同様のゲート
電極20が形成されている。
【0034】ゲート電極20の両側の半導体層26に
は、ゲート電極20に自己整合でソース/ドレイン拡散
層30が形成されている。ゲート電極20の下方の半導
体層26は、チャネル32となる。
【0035】本実施形態による半導体装置は、窒素が導
入されたSiGeより成る半導体層26がシリコン基板
10中に形成されていることに主な特徴がある。このよ
うに窒素が導入されたSiGeより成る半導体層26が
シリコン基板10中に形成されている場合であっても、
第1実施形態と同様に良好な電気的特性を有する半導体
装置を提供することができる。
【0036】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図5及び図6を用いて
説明する。
【0037】図5に示すように、まず、シリコン基板1
0の表面に、第1実施形態と同様にして素子分離膜12
を形成し、素子分離膜12により活性領域14を画定す
る(図5(a)参照)。
【0038】次に、イオン注入法により、活性領域14
に、Geイオンを注入する。注入するGeイオンの濃度
は例えば1016cm-2以上とし、注入エネルギーは例え
ば50keVとすることができる。こうして活性領域1
4に、SiGe層25が形成される(図5(b)参
照)。
【0039】次に、イオン注入法により、SiGe層2
5に窒素イオンを注入する。注入する窒素イオンの濃度
は例えば1015cm-2以上とし、注入エネルギーは例え
ば15keVとすることができる。
【0040】次に、窒素が導入されたSiGe層の結晶
性を回復すべく、例えば850℃、60分の熱処理を行
う。こうして、窒素を含むSiGeより成り、結晶性の
良好な半導体層26が形成される(図5(c)参照)。
【0041】次に、第1実施形態と同様にして、シリコ
ン酸化膜より成るゲート絶縁膜18、ポリシリコン層よ
り成るゲート電極20を形成する(図6(a)参照)。
【0042】次に、ゲート電極20に自己整合で半導体
層26にB(ボロン)を導入し、ソース/ドレイン拡散
層30を形成する。次に、第1実施形態と同様にして、
熱処理を行い、ソース/ドレイン拡散層30に導入され
た不純物を活性化する。ゲート電極20の下方の半導体
層26は、チャネル32となる(図6(b)参照)。こ
うして、p形のMOSFETを有する本実施形態による
半導体装置が製造される(図6(c)参照)。
【0043】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よる半導体装置及びその製造方法を図7乃至図9を用い
て説明する。図7は、本実施形態による半導体装置を示
す断面図である。図8及び図9は、本実施形態による半
導体装置の製造方法を示す工程断面図である。図1乃至
図6に示す第1又は第2実施形態による半導体装置及び
その製造方法と同一の構成要素には、同一の符号を付し
て説明を省略または簡潔にする。
【0044】(半導体装置)図7に示すように、シリコ
ン基板10の素子領域14には、第1実施形態と同様の
ゲート絶縁膜18が形成されている。ゲート絶縁膜18
上には、窒素が導入されたSiGeより成るゲート電極
34が形成されている。ゲート電極34の両側のシリコ
ン基板10には、ゲート電極34に自己整合でソース/
ドレイン拡散層30が形成されている。
【0045】本実施形態による半導体装置は、窒素が導
入されたSiGeがゲート電極34に用いられているこ
とに主な特徴がある。本実施形態によれば、窒素が導入
されたSiGeがゲート電極34に用いられているの
で、バンドギャップが小さくなり、仕事関数が変化し、
MOSFETのしきい値電圧を良好な値にすることがで
きる。また、SiGe系の材料がゲート電極34に用い
られているので、ゲート電極34中の不純物の活性化率
を向上することができ、また、不純物がチャネルに突き
抜けるのを抑制することができる。
【0046】(半導体装置の製造方法)次に、本実施形
態による半導体装置の製造方法を図8及び図9を用いて
説明する。
【0047】図8に示すように、まず、第1実施形態と
同様にして、シリコン基板10の表面に素子分離膜12
を形成し、素子分離膜12により活性領域14を画定す
る(図8(a)参照)。
【0048】次に、熱酸化法により、シリコン基板10
上に、膜厚4nmのシリコン酸化膜より成るゲート絶縁
膜18を形成する(図8(b)参照)。
【0049】次に、CVD法により、全面に、ポリSi
Ge層33を形成する(図8(c)参照)。
【0050】次に、イオン注入法により、ポリSiGe
層33に窒素イオンを注入する。注入する窒素イオンの
濃度は例えば1015cm-2以上とし、注入エネルギーは
例えば30keVとすることができる(図9(a)参
照)。
【0051】次に、窒素が導入されたポリSiGe層3
3をパターニングすることにより、ポリSiGe層より
成るゲート電極34を形成する(図9(b)参照)。
【0052】次に、ゲート電極34に自己整合で素子領
域14にB(ボロン)を導入し、ソース/ドレイン拡散
層30を形成する。次に、RTA法により、例えば10
00℃、10秒の熱処理を行い、ソース/ドレイン拡散
層30中の不純物とゲート電極34中の不純物を活性化
する(図9(c)参照)。こうして、p形のMOSFE
Tを有する本実施形態による半導体装置が製造される。
【0053】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0054】例えば、第1及び第2実施形態では、CV
D法によりシリコン酸化膜より成るゲート絶縁膜18を
形成したが、ゲート絶縁膜18の形成方法はこれに限定
されるものではなく、例えば、CVD法によりシリコン
膜を形成した後に、このシリコン膜を酸化することによ
りゲート絶縁膜18を形成してもよい。
【0055】また、第1及び第2実施形態では、ゲート
電極にポリシリコンを用いたが、ゲート電極にNが導入
されたSiGeを用いてもよい。Nが導入されたSiG
eより成るゲート電極は、第3実施形態と同様にして形
成することができる。
【0056】また、第1乃至第3実施形態では、MOS
FETを例に説明したが、MOSFETのみならず、S
iGe系の材料を用いた半導体装置であればあらゆる半
導体装置に適用することができる。
【0057】また、第1乃至第3実施形態では、p形の
MOSFETを例に説明したが、p形のMOSFETを
形成する場合のみならず、n形のMOSFETを形成す
る場合にも適用することができる。
【0058】また、第1乃至第3実施形態では、通常の
シリコン基板にMOSFETを形成する場合を例に説明
したが、SOI(Silicon On Insulator)基板等にM
OSFETを形成する場合にも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、SiGe
に窒素を導入するので、汚染物質となる炭素を用いるこ
となくSiGeの歪みを抑制することができ、良好な電
気的特性を有する半導体装置を提供することができる。
【0060】また、本発明によれば、窒素が導入された
SiGeがゲート電極に用いられているので、バンドギ
ャップが小さくなり、仕事関数が変化し、MOSFET
のしきい値電圧を良好な値にすることができる。また、
SiGe系の材料がゲート電極に用いられているので、
ゲート電極中の不純物の活性化率を向上することがで
き、また、不純物がチャネルに突き抜けるのを抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による半導体装置を示す
断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図3】本発明の第1実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図4】本発明の第2実施形態による半導体装置を示す
断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図6】本発明の第2実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【図7】本発明の第3実施形態による半導体装置を示す
断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その1)である。
【図9】本発明の第3実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その2)である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…素子分離膜 14…活性領域 15…SiGe層 16…半導体層 18…ゲート絶縁膜 20…ゲート電極 22…ソース/ドレイン拡散層 24…チャネル 26…半導体層 30…ソース/ドレイン拡散層 32…チャネル 33…ポリSiGe層 34…ゲート電極

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成された、窒素を含
    むSiGeより成る半導体層と、 前記半導体層上に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲ
    ート電極と、 前記ゲート電極の両側の前記半導体層に形成されたソー
    ス/ドレイン拡散層とを有することを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記ゲート電極は、窒素を含むSiGeより成ることを
    特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上にゲート絶縁膜を介して
    形成された、窒素を含むSiGeより成るゲート電極
    と、 前記ゲート電極の両側の前記シリコン基板に形成された
    ソース/ドレイン拡散層とを有することを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 シリコン基板表面に、窒素を含むSiG
    eより成る半導体層を形成する工程と、 前記半導体層上に、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を
    形成する工程と、 前記ゲート電極に自己整合で、前記半導体層にソース/
    ドレイン拡散層を形成する工程とを有することを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記半導体層を形成する工程は、前記シリコン基板上に
    SiGe層を形成する工程と、前記SiGe層に窒素を
    導入する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記半導体層を形成する工程は、前記シリコン基板に、
    Geを導入する工程と窒素を導入する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
    半導体装置の製造方法において、 前記半導体層を形成する工程では、窒素をイオン注入法
    により導入することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 シリコン基板上にゲート絶縁膜を介し
    て、窒素を含むSiGeより成るゲート電極を形成する
    工程と、 前記ゲート電極に自己整合で前記シリコン基板にソース
    /ドレイン拡散層を形成する工程とを有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記ゲート電極を形成する工程は、前記シリコン基板上
    に前記ゲート絶縁膜を介してSiGe層を形成する工程
    と、前記SiGe層に窒素を導入する工程とを有するこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記ゲート電極を形成する工程では、窒素をイオン注入
    法により導入することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332687A (ja) * 2006-07-10 2006-12-07 Fujitsu Ltd Cmos半導体装置
JP2009182264A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Toshiba Corp 半導体装置およびその製造方法
CN103632977A (zh) * 2012-08-29 2014-03-12 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 半导体结构及形成方法

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