JPH11330271A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH11330271A
JPH11330271A JP10133792A JP13379298A JPH11330271A JP H11330271 A JPH11330271 A JP H11330271A JP 10133792 A JP10133792 A JP 10133792A JP 13379298 A JP13379298 A JP 13379298A JP H11330271 A JPH11330271 A JP H11330271A
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JP
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forming
formation region
layer
nmosfet
semiconductor device
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JP10133792A
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Takeshi Ando
岳 安藤
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はソース層、ドレイン層の表面にコバ
ルトシリサイドを形成した半導体装置における寄生抵抗
を低減し、特性の優れた半導体装置を製造する方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 シリコン基板1上の不純物拡散層の表面
にコバルトシリサイドが形成されたnMOSFETおよ
びpMOSFETを有する半導体装置の製造方法におい
て、pMOSFET形成領域22を覆い、nMOSFE
T形成領域21に開口を有するマスク9を用いて、nM
OSFETの不純物拡散層15,17にイオン注入する
ことによりアモルファス層を形成する工程と、前記マス
ク9を除去した後、前記シリコン基板上にコバルト膜を
形成し、加熱処理を行ってコバルトシリサイドを形成す
る工程とを有する半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、nMOSFETお
よびpMOSFETを有する半導体装置、即ちCMOS
を有する半導体装置の製造方法に関し、さらに詳しくは
サリサイドプロセスを有する半導体装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体装置の分野では高集積化
・微細化と共に高速化が求められており、そのために
は、ゲート電極を形成するポリシリコン、ソース層、ド
レイン層の表面にコバルト膜を成膜し、その後加熱して
コバルトシリサイドを形成して、これらを低抵抗化する
サリサイドプロセスの採用が試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一層高速化す
るためには、トランジスタの寄生抵抗をさらに低下さ
せ、トランジスタ特性をさらに改善することが求められ
ていた。
【0004】即ち、本発明はソース層、ドレイン層の表
面にコバルトシリサイドを形成した半導体装置における
寄生抵抗を低減し、特性の優れた半導体装置を製造する
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリコン基板
上の不純物拡散層の表面にコバルトシリサイドが形成さ
れたnMOSFETおよびpMOSFETを有する半導
体装置の製造方法において、pMOSFET形成領域を
覆い、nMOSFET形成領域に開口を有するマスクを
用いて、nMOSFETの不純物拡散層にイオン注入す
ることによりアモルファス層を形成する工程と、前記マ
スクを除去した後、前記シリコン基板上にコバルト膜を
形成し、加熱処理を行ってコバルトシリサイドを形成す
る工程とを有する半導体装置の製造方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、ソース層、ドレイン
層の表面にコバルト膜を形成し、その後熱処理してシリ
サイド化する際に、nMOSFETについては、コバル
ト膜を形成する前にソース層、ドレイン層の表面をアモ
ルファス化し、一方pMOSFETについてはアモルフ
ァス化を行わない。本発明者の検討によれば、nMOS
FETについてはアモルファス化することにより寄生抵
抗を低減することができるが、pMOSFETについて
はむしろ寄生抵抗を増大させることがわかった。従っ
て、本発明の製造方法により、最も特性の良い半導体装
置を得ることができる。
【0007】本発明において、アモルファス化のために
用いられるイオンとしては、特に限定はないが、比較的
質量の大きいものの方が好ましく、ヒ素、シリコン、ゲ
ルマニウム等を用いることができる。
【0008】また、本発明でアモルファス化して形成す
るアモルファス層の深さ方向の厚さは、最終的に形成さ
れるCoSi2コバルトシリサイド層の深さ位置と同程
度か、やや厚くなるようにすることが好ましい。
【0009】コバルト膜の厚さは通常5〜20nm程度
に形成し、その結果最終的に形成されるCoSi2コバ
ルトシリサイド層の厚さが、通常20〜50nm程度に
なるようにする。従って、これを考慮してアモルファス
化のイオン注入の加速エネルギーおよびドーズ量を設定
する。
【0010】例えばヒ素またはゲルマニウムを用いると
きは、加速エネルギーは通常20〜60keV、好まし
くは20〜40keV、ドーズ量は通常1×1014〜1
×1015cm-2、好ましくは1×1014〜5×1014
-2である。
【0011】また、シリコンを用いるときは、加速エネ
ルギーは通常10〜50keV、好ましくは10〜30
keV、ドーズ量は通常5×1014〜5×1015
-2、好ましくは5×1014〜2×1015cm-2であ
る。
【0012】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに具体的に
説明する。
【0013】[実施例1]図1〜図5を参照しながら、
本実施例の工程を説明する。まず、図1(a)に示すよ
うに、p型シリコン基板1の表面にLOCOS酸化膜2
を形成し、複数の活性領域を分離形成する。図1(a)
には、nMOSFET形成領域21とpMOSFET形
成領域22を模式的に示した。尚、図中においてはnM
OS形成領域、pMOS形成領域と表記している。
【0014】LOCOS酸化膜2で分離された活性領域
の表面に犠牲酸化膜を形成した後、nMOSFET形成
領域21に、pウェル1a形成のためにホウ素を加速エ
ネルギー300keV、ドーズ量2×1013cm-2の条
件でイオン注入し、さらにチャネルストッパおよびパン
チスルーストッパ形成のためにホウ素を加速エネルギー
100keV、ドーズ量4×1012cm-2の条件でイオ
ン注入し、さらにしきい値電圧をコントロールするため
にホウ素を加速エネルギー30keV、ドーズ量7×1
12cm-2の条件でイオン注入した。
【0015】一方、pMOSFET形成領域22に、n
ウェル1b形成のためにリンを加速エネルギー700k
eV、ドーズ量1.5×1013cm-2の条件でイオン注
入し、さらにチャネルストッパおよびパンチスルースト
ッパ形成のためにリンを加速エネルギー230keV、
ドーズ量4×1012cm-2の条件でイオン注入し、さら
にしきい値電圧をコントロールするためにヒ素を加速エ
ネルギー150keV、ドーズ量1.5×1013cm-2
の条件でイオン注入した。
【0016】その後、基板表面にゲート酸化膜を4.0
nmの厚さに形成し、その上にゲートポリシリコンを2
00nmの厚さに成膜し、図1(a)までの構造を形成
した。
【0017】次に、ポリシリコン膜4及びゲート酸化膜
3をパターニングしてポリシリコン膜4によりゲート電
極5を形成した。この実施例では、ゲート長を0.18
μmとした。
【0018】nMOSFET形成領域21の基板表面の
浅い領域にヒ素を加速エネルギー10keV、ドーズ量
5×1013cm-2の条件でイオン注入して、浅いイオン
注入層11を形成し、一方、pMOSFET形成領域2
2の基板表面の浅い領域にBF2を加速エネルギー10
keV、ドーズ量5×1013cm-2の条件でイオン注入
して、浅いイオン注入層12を形成し、図1(b)まで
の構造を形成した。
【0019】次に、CVD法により100nm程度の厚
さのシリコン酸化膜を形成する。続いて、ゲート電極5
の上面が露出するまでシリコン酸化膜をエッチバックし
てシリコン酸化膜をゲート電極5の側面にサイドウォー
ル7として残す。全面を酸化膜29で覆った後、nMO
SFET形成領域21の基板表面の深い領域にヒ素を加
速エネルギー50keV、ドーズ量3×1015cm-2
条件でイオン注入して、深いイオン注入層13を形成
し、一方、pMOSFET形成領域22の基板表面の深
い領域にBF2を加速エネルギー30keV、ドーズ量
3×1015cm-2の条件でイオン注入して、深いイオン
注入層14を形成し、図1(c)までの構造を形成し
た。
【0020】次に、1050℃にて10秒間活性化アニ
ールすることにより、図1(d)に示すようなLDD
(Lightly-Doped Drain)構造のソース層15、16、
ドレイン層17、18を形成した。このようにして形成
されたソース層およびドレイン層の厚さはnMOSFE
Tでは0.13μm、pMOSFETでは0.18μm
程度である。
【0021】尚、以上の工程でイオン注入を行う際に、
nMOSFET形成領域またはpMOSFET形成領域
のどちらか一方のみに所定の不純物を注入するには、イ
オン注入の際に他方をフォトレジスト等でマスクするこ
とで行うことができる。
【0022】次に、図2に示すように、pMOSFET
形成領域22をフォトレジスト9で覆い、nMOSFE
T形成領域21にヒ素を加速エネルギー30keV、ド
ーズ量3×1014cm-2の条件でイオン注入し、ソース
層15、ドレイン層17の表面にアモルファス層を形成
した。
【0023】フォトレジスト9および酸化膜29を除去
した後、図3(a)に示すように、スパッタ法により例
えば15nmのコバルト(Co)膜24を形成し、63
5℃で30秒間窒素中(アルゴン中でも良い)で熱処理
し、図3(b)に示すようなCo2SiまたはCoSi
からなるコバルトシリサイド層25を、ソース層、ドレ
イン層およびゲート電極の表面に形成した。
【0024】次に図4(a)に示すように、硫酸−過酸
化水素水混合液を用いて未反応のコバルト膜を除去し、
さらに800℃で10秒間アニールすることにより、図
4(b)に示すようにCoSi2からなるコバルトシリ
サイド層26を形成する。
【0025】この後、図5に示すように、従来の半導体
装置と同様に、全体にCVD法により700nm程度の
厚さの層間絶縁膜28を形成し、ついで、層間絶縁膜2
8をパターニングしてゲート電極5、ソース層15、1
6及びドレイン層17、18の上にコンタクトホールを
形成した後に、ゲート引出電極(図示なし)、ソース引
出電極30、ドレイン引出電極31を形成した。これら
の引き出し電極は、例えば、下から膜厚20nmのチタ
ン膜、膜厚100nmの窒化チタン膜、膜厚500nm
のアルミ層からなる積層膜等で構成することができる。
【0026】このようにして完成した半導体装置のnM
OSFETの寄生抵抗(ソース−ドレイン間の抵抗から
チャネルの抵抗を差し引いたもの)を、J.G.J.C
hern他(IEEE Electron Devic
e Letters、1980年、EDL−1、170
頁)の方法に従って求めた。その結果を図6に示す。
尚、本発明の半導体装置ではゲート電極を構成する材料
として、通常この実施例のようにポリシリコンが使用さ
れるので、通常の態様においてはアモルファス化の際に
ゲート電極ポリシリコンもアモルファス化されることに
なる。
【0027】[実施例2]実施例1において、アモルフ
ァス化のためのイオン注入を、ヒ素に代えてシリコン
(Si)を用いて、加速エネルギー20keV、ドーズ
量1×1015cm-2の条件でイオン注入し、ソース層1
5、ドレイン層17の表面にアモルファス層を形成した
以外は実施例1と同様にして半導体装置を形成した。こ
の半導体装置のnMOSFETの寄生抵抗を図6に示
す。
【0028】[比較例1]実施例1において、アモルフ
ァス化のためのイオン注入を行わなかった以外は実施例
1と同様にして半導体装置を形成した。この半導体装置
のnMOSFETの寄生抵抗を図6に示す。
【0029】[参考例]図7に、pMOSFETについ
てもアモルファス化のためのイオン注入を行った場合、
あるいは行わなかった場合について、pMOSFETの
寄生抵抗を測定した結果を示す。
【0030】このように、図6および図7から解るよう
に、CMOS構成の半導体装置においては、nMOSF
ETのみのソース層、ドレイン層をアモルファス化して
からコバルト層を堆積してコバルトシリサイド化するこ
とにより、寄生抵抗の小さい半導体装置が得られる。
【0031】[実施例3]実施例1と同様にして、ポリ
シリコン膜4及びゲート酸化膜3をパターニングしてポ
リシリコン膜4によりゲート電極5を形成した後、nM
OSFET形成領域21の基板表面の浅い領域に浅いイ
オン注入層11を形成し、一方pMOSFET形成領域
22の基板表面の浅い領域に浅いイオン注入層12を形
成し、実施例1と同様にしてサイドウォール7を形成し
て図8(a)までを完成する。
【0032】次に、図8(b)に示すように、全面を酸
化膜29で覆った後、フォトレジスト32でnMOSF
ET形成領域21を覆い、pMOSFET形成領域22
の基板表面の深い領域に深いイオン注入層を形成する。
【0033】フォトレジスト32を除去した後、pMO
SFET形成領域22の表面にマスク33をポリシリコ
ン膜またはシリコン窒化膜等の耐熱性の材料で形成し、
nMOSFET形成領域21にイオン注入し、深いイオ
ン注入層を形成し、図8(c)までを完成する。
【0034】続いて、活性化アニールすることにより、
図8(d)に示すようなLDD構造のソース層15、1
6、ドレイン層17、18を形成する。
【0035】次に図9に示すように、アモルファス化の
ためのイオン注入を行い、nMOSFET形成領域21
のソース層15、ドレイン層17の表面にアモルファス
層を形成する。
【0036】マスク33を除去した後は、実施例1と同
様にして半導体装置を形成することができる。
【0037】この実施例では、nMOSFET形成領域
に深いイオン注入層を形成するマスクを、アモルファス
化の際のマスクとして用いることができるのでフォトレ
ジスト工程を短縮することができる。
【0038】[実施例4]実施例1においては、コバル
ト(Co)膜を形成した後、635℃熱処理、未反応の
コバルト膜除去、800℃熱処理によりCoSi2コバ
ルトシリサイド層を形成したが、次の(イ)または
(ロ)のように処理することもできる。
【0039】(イ)コバルト(Co)膜を形成した後、
400℃未満、好ましくは380℃以下の温度で、2分
以上、好ましくは10分以上の時間をかけてゆっくりと
熱処理を行いCo2Siコバルトシリサイドを生成させ
る。未反応のコバルトを硫酸−過酸化水素混合液を用い
て除去した後、再度700〜900℃の範囲の適当な温
度(例えば750℃)で熱処理を行うことによりCoS
2コバルトシリサイドを生成させる。
【0040】(ロ)(イ)と同様に、コバルト(Co)
膜を形成した後、400℃未満、好ましくは380℃以
下の温度で、2分以上、好ましくは10分以上の時間を
かけてゆっくりと熱処理を行いCo2Siコバルトシリ
サイドを生成させた後、第2回目の熱処理を400〜7
00℃で行ってCoSiコバルトシリサイドを生成させ
る。未反応のコバルトを硫酸−過酸化水素混合液、塩酸
−過酸化水素混合液またはアンモニア−過酸化水素混合
液等を用いて除去した後、第3回目の熱処理を700〜
900℃の範囲の適当な温度(例えば750℃)で熱処
理を行うことによりCoSi2コバルトシリサイドを生
成させる。
【0041】(イ)および(ロ)の方法では、第1回目
の熱処理時間が長いので、コバルト膜の表面を窒化チタ
ン膜等の酸素バリア膜で覆うことが好ましい。尚、実施
例1において酸素バリア膜を用いてもよい。
【0042】シリサイド化の際に通常の熱処理条件を用
いた場合、コバルトシリサイド層の底部からコバルトシ
リサイドがスパイク状に異常成長してソース層、ドレイ
ン層を突き抜けることがあり、条件によってはリーク電
流が問題になる場合もあったが、このような(イ)およ
び(ロ)の方法によりシリサイド化を行うことによりス
パイクの異常成長がなくリーク電流を防止することがで
きる。
【0043】(イ)の方法に比べ(ロ)の方法では、反
応の各ステップを踏むことでさらに均一性が良く耐熱性
の高いコバルトシリサイド膜を形成できる。
【0044】以上の実施例の説明では、シリコン基板と
してp型基板を用いたが、n型であってもよい。また、
LDD構造のFETを示したが、LDD構造でない通常
のソース・ドレイン構造のMOSFET、あるいはDD
D(Double Doped Drain)構造のMOSFETにも適用
することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ソース層、ドレイン層
の表面にコバルトシリサイドを形成した半導体装置にお
ける寄生抵抗を低減し、特性の優れた半導体装置を製造
する方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の製造方法を示す工程断面図である。
【図2】図1に引き続き、実施例1の製造方法を示す工
程断面図である。
【図3】図2に引き続き、実施例1の製造方法を示す工
程断面図である。
【図4】図3に引き続き、実施例1の製造方法を示す工
程断面図である。
【図5】図4に引き続き、実施例1の製造方法を示す工
程断面図である。
【図6】nMOSFETについて寄生抵抗を測定した結
果を示す図である。
【図7】pMOSFETについて寄生抵抗を測定した結
果を示す図である。
【図8】実施例3の製造方法を示す工程断面図である。
【図9】図8に引き続き、実施例3の製造方法を示す工
程断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 1a pウェル 1b nウェル 2 LOCOS酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン膜 5 ゲート電極 7 サイドウォール 9 フォトレジスト 11 浅いイオン注入層(nMOSFET形成領域側) 12 浅いイオン注入層(pMOSFET形成領域側) 13 深いイオン注入層(nMOSFET形成領域側) 14 深いイオン注入層(pMOSFET形成領域側) 15 ソース層(nMOSFET形成領域側) 16 ソース層(pMOSFET形成領域側) 17 ドレイン層(nMOSFET形成領域側) 18 ドレイン層(pMOSFET形成領域側) 21 nMOSFET形成領域 22 pMOSFET形成領域 24 コバルト膜 25 Co2SiまたはCoSiコバルトシリサイド層 26 CoSi2コバルトシリサイド層 28 層間絶縁膜 29 酸化膜 30 ソース引出電極 31 ドレイン引出電極 32 フォトレジスト 33 マスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上の不純物拡散層の表面に
    コバルトシリサイドが形成されたnMOSFETおよび
    pMOSFETを有する半導体装置の製造方法におい
    て、 pMOSFET形成領域を覆い、nMOSFET形成領
    域に開口を有するマスクを用いて、nMOSFETの不
    純物拡散層にイオン注入することによりアモルファス層
    を形成する工程と、 前記マスクを除去した後、前記シリコン基板上にコバル
    ト膜を形成し、加熱処理を行ってコバルトシリサイドを
    形成する工程とを有する半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記アモルファス層を形成するイオン注
    入の際に用いるイオンがヒ素、ゲルマニウムまたはシリ
    コンである請求項1記載の半導体装置製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ヒ素またはゲルマニウムは、ドーズ
    量1×1014〜1×1015cm-2でイオン注入され、前
    記シリコンは、ドーズ量5×1014〜5×1015cm-2
    でイオン注入されることを特徴とする請求項2記載の半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記nMOSFETおよびpMOSFE
    Tのソース層、ドレイン層がLDD(Lightly-Doped Dr
    ain)構造である請求項1〜3のいずれかに記載の半導
    体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板の表面にLOCOS酸化膜
    を形成し、pMOSFET形成領域およびnMOSFE
    T形成領域を分離形成する工程と、 ゲート酸化膜とポリシリコンを成膜した後、パターニン
    グしてゲート電極を形成する工程と、 pMOSFET形成領域およびnMOSFET形成領域
    を交互にマスクしながら、前記ゲート電極を用いて自己
    整合的に所定のイオンを注入して浅いイオン注入層を形
    成する工程と、 前記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成した後、
    pMOSFET形成領域およびnMOSFET形成領域
    を交互にマスクしながら、サイドウォールが形成された
    ゲート電極を用いて自己整合的に所定のイオンを注入し
    て深いイオン注入層を形成する工程と、 浅いイオン注入層および深いイオン注入層が形成された
    シリコン基板を活性化アニールする工程と、 pMOSFET形成領域をアモルファス化イオン注入用
    のマスクで覆う工程と、 このアモルファス化イオン注入用のマスクで覆われてい
    ないnMOSFET形成領域にイオン注入して不純物拡
    散層にアモルファス層を形成する工程と、 前記アモルファス化イオン注入用のマスクを除去した
    後、前記シリコン基板上にコバルト膜を形成し、加熱処
    理を行ってコバルトシリサイドを形成する工程とを有す
    る半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 シリコン基板の表面にLOCOS酸化膜
    を形成し、pMOSFET形成領域およびnMOSFE
    T形成領域を分離形成する工程と、 ゲート酸化膜とポリシリコンを成膜した後、パターニン
    グしてゲート電極を形成する工程と、 pMOSFET形成領域およびnMOSFET形成領域
    を交互にマスクしながら、前記ゲート電極を用いて自己
    整合的に所定のイオンを注入して浅いイオン注入層を形
    成する工程と、 前記ゲート電極の側面にサイドウォールを形成した後、
    nMOSFET形成領域をマスクし、pMOSFET形
    成領域にサイドウォールが形成されたゲート電極を用い
    て自己整合的に所定のイオンを注入して深いイオン注入
    層を形成する工程と、 pMOSFET形成領域を耐熱性のマスクで覆う工程
    と、 前記耐熱性のマスクで覆われていないnMOSFET形
    成領域に、サイドウォールが形成されたゲート電極を用
    いて自己整合的に所定のイオンを注入して深いイオン注
    入層を形成する工程と、 浅いイオン注入層および深いイオン注入層が形成された
    シリコン基板を活性化アニールする工程と、 前記耐熱性のマスクで覆われていないnMOSFET形
    成領域にイオン注入して不純物拡散層にアモルファス層
    を形成する工程と、 前記マスクを除去した後、前記シリコン基板上にコバル
    ト膜を形成し、加熱処理を行ってコバルトシリサイドを
    形成する工程とを有する半導体装置の製造方法。
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