JP2000276029A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000276029A
JP2000276029A JP11085583A JP8558399A JP2000276029A JP 2000276029 A JP2000276029 A JP 2000276029A JP 11085583 A JP11085583 A JP 11085583A JP 8558399 A JP8558399 A JP 8558399A JP 2000276029 A JP2000276029 A JP 2000276029A
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Kazuhiko Hirooka
和彦 廣岡
Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
Tatsuhito Kataoka
達仁 片岡
Katsumi Takahashi
克実 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成プロセス速度を可能な限り変更する
ことなく、画像形成装置の高速化を容易に実現可能にす
るよう構成した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 セットされた転写材を画像転写位置まで
順次搬送する転写材搬送手段と、前記転写材搬送手段で
搬送される転写材が所定位置に到達したタイミングを検
出する転写材検出手段と、前記転写材検出手段の検出結
果により、各転写材の相対位置を認識し、検出した転写
材と前の転写材との間隔を判定する判定手段と、前記判
定手段の判定結果により転写材搬送手段の搬送タイミン
グを変更する制御手段とを有し、感光体ドラム11に潜像
が形成されてからトナー像が転写位置へ到達するまでの
時間に対し、少なくとも転写材が前記転写材検出手段に
よる検出位置から転写位置へ搬送されるまでの時間が長
くなるよう構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は画像形成装置に関
し、特に高速画像形成に対応した転写材搬送制御を備え
た画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機に代表され
る画像形成装置にあっては、画像形成動作の高速化を実
現する場合、その画像形成速度は転写材の給搬送に加え
て画像形成プロセス、即ち潜像形成、現像、転写材への
トナー像の転写、更に定着の一連の動作を高速に行うこ
とで実現していた。例えば、1分間あたり30枚の画像形
成が可能な装置に対して、1分間あたり60枚の画像形成
が可能な装置を実現する場合、上記の転写材の給搬送に
加えて画像形成プロセスに必要な駆動速度を2倍に設定
することで実施するといった構成を採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、高速画像形成を実現するために、転写材の搬
送に加えて、画像形成プロセスをも高速化することが要
求され、大がかりな検討が必要とされていた。このこと
は、例えば画像形成プロセスの潜像形成において、デジ
タル画像形成装置ではその画像処理及びレーザー等の潜
像形成手段を高速で稼働させる必要があり、例えば、1
分間あたり30枚の画像形成が可能な装置に対して1分間
あたり60枚の画像形成が可能な装置への展開を行う場
合、その画像クロック周波数を2倍にした上記画像処理
部等が必要とされていた。また、アナログ画像形成装置
では、複写する原稿をスキャンする原稿スキャナーの駆
動速度を2倍にする必要があった。また更に双方とも、
トナー像の現像、転写等の画像形成プロセスは、いわば
電子写真方式の画像形成装置において最も重要な技術で
あり、その構成及び手法を決定するまでに長い検討時間
を要し、高速画像形成に伴う画像形成装置の開発には多
大なリソースが要求されるといった問題があった。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、画像形成プロセス速度を
可能な限り変更することなく、画像形成装置の高速化を
容易に実現可能にするよう構成した画像形成装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、電子写真感光体に形成
した潜像をトナー現像し、該トナー像を転写位置に搬送
された転写材に転写して画像形成する画像形成装置にお
いて、セットされた転写材を前記画像転写位置まで順次
搬送する転写材搬送手段と、前記転写材搬送手段で搬送
される転写材が所定位置に到達したタイミングを検出す
る転写材検出手段と、前記転写材検出手段の検出結果に
より、各転写材の相対位置を認識し、検出した転写材と
前の転写材との間隔を判定する判定手段と、前記判定手
段の判定結果により転写材搬送手段の搬送タイミングを
変更する制御手段とを有し、前記電子写真感光体に潜像
が形成されてからトナー像が転写位置へ到達するまでの
時間に対し、少なくとも転写材が前記転写材検出手段に
よる検出位置から転写位置へ搬送されるまでの時間が長
くなるよう構成したことを特徴とする。
【0006】上記構成にあっては、連続して搬送される
転写材が早着したときは転写材を停止させ、逆に遅延し
たときは潜像形成開始タイミングを遅らせることで、転
写材間隔のバラツキに対処するとともに、トナー像と転
写材の同期をとることができる。このため、連続して搬
送される各転写材の間隔を精度よく最小間隔に保ちなが
ら、画像プロセス速度を可能な限り変更することなく、
単位時間当たりの画像形成枚数を増加させることが可能
となる。
【0007】また、前記転写材のセット位置から前記転
写材検出手段による検出位置との間に、前記搬送される
転写材の搬送バラツキを補正するプレ・レジストレーシ
ョン補正部を設け、搬送される転写材が前記プレ・レジ
ストレーション補正部に到達するタイミングが、少なく
とも直前に搬送された転写材が前記転写材検出手段によ
る転写材検出位置に到達後となるよう構成することによ
り、プレ・レジストレーション補正部での転写材の搬送
バラツキ補正は、その前の転写材が転写材検出位置でレ
ジスト停止している時間のバラツキに影響されなくな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施形態に係る画
像形成装置について、図面を参照して具体的に説明す
る。尚、図1は画像形成装置の全体模式説明図であり、
図2は画像形成装置の制御手段のブロック図、図3は転
写材搬送手段の一部を示す模式説明図、図4は転写材の
分離機構の説明図、図5及び図6は転写材搬送手順を示
すフローチャートである。
【0009】まず、図1を参照して画像形成装置の全体
構成について説明する。図1に示す画像形成装置は、装
置本体上部にリーダ部Aを、下部にプリンタ部Bを備え
ている。
【0010】リーダ部Aは原稿が載置される原稿台1、
載置された原稿を上方から押圧する原稿押圧板2、原稿
の画像面を照射する光源3、画像面からの反射光を導く
複数のミラー4とレンズ5、反射光をCCDにより光電
変換し、得られた電気信号に対して種々の画像処理を行
う機能を有する光電変換部である画像処理部6を主要構
成部材として構成されている。更に、画像処理部6は図
示しないCCD、A/D変換、S/H、シェーディング
補正、マスキング補正、変倍、LOG変換等の画像処理
機能を有している。
【0011】前記リーダ部Aは原稿台1上に原稿を、そ
の画像面が下方を向くようにして載置し、その上から原
稿押圧板2で押さえる。光源3は光を照射しながら矢印
K1方向に移動し、原稿の画像面を操作する。画像面か
らの反射光像は、複数のミラー4及びレンズ5を介して
CCD上に結像され、ここで電気信号に光電変換され
る。電気信号となった画像信号は、画像処理部6におい
て、種々の画像処理が施された後、次のプリンタ部Bに
送出される。
【0012】プリンタ部Bは、図1に示すように、リー
ダ部Aより送出されてきた電気信号を、レーザーを駆動
するための信号に変換する画像制御部7、レーザー素子
8、感光体ドラム11の表面をレーザー光によって走査す
るポリゴンスキャナ9、ミラー9a及び電子写真感光体
ドラムを含む後述する画像形成部、更には最下流側に配
設された定着ユニット10を主要構成部材として構成され
ている。
【0013】画像形成部は、矢印方向に回転自在に支持
された感光体ドラム11、その周辺にその回転方向に沿っ
て略順に配設された、感光体ドラム11の表面を一様に帯
電する一次帯電器12、感光体ドラム11上の静電潜像を現
像する現像器13、転写位置において感光体ドラム11上の
トナー像を転写材Pに転写する転写帯電器14、感光体ド
ラム11の転写残トナーを除去するクリーニング器15、ク
リーニング器15内部の感光体ドラム11の残トナーを掻き
落とすためのクリーニングブレード15a、除電を行う補
助帯電器16、更には残留電荷を除去する前露光ランプ17
とを備えている。尚、現像器13には現像ローラ13aが配
設され、現像ローラ13aが感光体ドラム11と反対方向に
回転することにより、感光体ドラム11上にトナー像を現
像する構成をとっている。
【0014】トナー像が転写された転写材Pは、定着前
搬送ベルト18によって定着ユニット10に搬送され、ここ
で定着ローラ10a,10bが回転して転写材Pを搬送する
ことにより加圧され、加熱加圧を受けて表面のトナー像
が定着される。最終的には定着後搬送ベルト19により定
着後の転写材Pは装置本体外部にある排出トレイ20に排
出される。
【0015】シートとしての転写材Pの給送を行う給送
手段としての給搬送部は、転写材Pの搬送路を有し、そ
の転写材Pの搬送方向についての最上流側に、収納手段
としての上給送カセット21、下給送カセット22、後述す
るピックアップローラや分離ローラ対を備えている。
【0016】更に前記給送手段のほかに、マルチ用紙送
り装置として手差トレイ23が設けられている。この手差
トレイ23からの転写材搬送は、その搬送パスがストレー
トであることから、画像形成部に対して、材質、大きさ
等の性状の異なる種々の転写材Pを供給することができ
る。
【0017】上記画像形成装置の制御手段は図2に示す
ように構成されている。本実施形態に係る画像形成装置
は全て、システムコントローラ101によって統括的にコ
ントロールされる。システムコントローラ101は、主に
本装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解析及び
前述した画像処理部6、画像制御部7に加えて、操作部
102、即ちユーザインターフェースとのデータの交換の
役割を担っている。システムコントローラ101の内部構
成は、上述した役割を担うために、CPU101aが搭載
されており、CPU101aは同様にシステムコントロー
ラ101に搭載されたROM101bに格納されたプログラム
によって、予め決められた画像形成シーケンスにまとま
る様々なシーケンスを実行する。また、その際、一次的
または恒久的に保存することが必要な書換可能なデータ
を格納するためにRAM101cも搭載されている。この
RAM101cには例えば後述する高圧制御部105への高圧
設定値、後述する各種データ、操作部102からの画像形
成指令情報などが保存されることになる。
【0018】ここで、システムコントローラ101の第1
の役割である画像処理部6、画像制御部7、操作部102
とのデータ交換について説明する。
【0019】画像処理部6は前述したように図示しない
CCDからの画像信号をA/D変換、S/H、シェーデ
ィング補正、マスキング補正、変倍、LOG変換等の画
像処理を実施している。これらの画像処理に必要な各部
の仕様設定値データを送出することに加えて、各部から
の信号、例えば原稿画像濃度信号などを受信して、後述
する高圧制御部105や画像制御部7を制御して最適な画
像形成を行うための設定を行う。
【0020】画像制御部7は、画像形成するための画像
サイズの規定と、画像処理されたデジタルのビデオデー
タに基づいて、最適にレーザをコントロールする、即
ち、本装置ではレーザ発光をPWM処理するために必要
な設定を行っている。操作部102は、使用者により設定
された複写倍率、濃度設定値などの情報を得ることに加
えて、画像形成装置の状態、例えば画像形成枚数や画像
形成中か否かの情報、ジャムの発生やその箇所等を使用
者に示すためのデータを送出している。
【0021】次にシステムコントローラ101の第2の役
割である装置内の各負荷の駆動、センサ類の情報収集解
析について説明する。
【0022】本装置は、装置内部の各所にモータ、クラ
ッチ/ソレノイド等のDC負荷及びフォトインターラプ
ターやマイクロスイッチ等のセンサが配置されている。
即ち、モータの駆動や各DC負荷を適宜駆動させること
で、転写材の搬送や各ユニットの駆動を行っており、そ
の動作を監視しているものが各種センサである。そこで
システムコントローラ101は、各種センサ類109からの信
号をもとに、モータ制御部107により各モータをコント
ロールさせると同時に、DC負荷制御部108により、ク
ラッチ/ソレノイドを動作させて画像形成動作を円滑に
進めている。
【0023】また、高圧制御部105に各種高圧制御信号
を送出することで、高圧ユニット106を構成する各種帯
電器である一次帯電器12、補助帯電器16、転写帯電器1
4、現像ローラ13aに適切な高電圧を印加させている。
更に前述した定着ユニット10内の定着ローラ10a,10b
には、それぞれローラを加熱するためのヒータ111が内
蔵されており、その各ヒータはACドライバ110によっ
てON/OFF制御されている。またこの際、各定着ロ
ーラ10a,10bにはその温度を測定するためのサーミス
タ104が設けられ、A/D変換器103によって、各定着ロ
ーラ10a,10bの温度変化に応じたサーミスタ104の抵
抗値変化を電圧値に変換した後、デジタル値としてシス
テムコントローラ101に入力される。この温度データを
もとに前述のACドライバ110を制御することになる。
【0024】次に図3を用いて転写材Pを感光体ドラム
11の転写位置まで給搬送する搬送手段ついて説明する。
【0025】搬送手段は、プレ・レジストレーション補
正部、転写材間判定手段、本レジストレーション補正部
を有している。
【0026】給送部は転写材が収納された、例えば上給
送カセット36より転写材Pを1枚ずつピックアップする
ピックアップローラ24、ピックアップした転写材Pを1
枚ずつ分離する分離ローラ対であるフィードローラ25及
びリタードローラ26から構成されている。プレ・レジス
トレーション補正部は前記分離ローラ対25,26で分離し
た転写材Pのレジストレーションをとるプレレジストロ
ーラ27、前記プレレジストローラ制御に使用するプレレ
ジストセンサ28から構成されている。
【0027】本レジストレーション補正部は感光体ドラ
ム面上に形成されたトナー像を転写材Pに転写する際に
転写材のレジストレーションをとるレジストローラ30、
レジスト前ローラ31、前記レジストレーションをとるた
めのレジストレーション制御に使用するために転写材が
所定の転写材検出位置に搬送されたことを検出するレジ
ストセンサ32を有している。
【0028】ここで制御手段が行うレジストレーション
制御について、簡単に説明する。レジスト前ローラ31に
よって搬送されている転写材先端がレジストセンサ32に
よって検出されたらレジストローラ30を停止させ、転写
材の先端を停止中のレジストローラ対30のニップに突き
当てる。転写材先端がニップに当接した後もさらにレジ
スト前ローラ31によって搬送が続けられ、シートはルー
プを形成する。このとき、シート先端の斜行が矯正され
る。レジストローラ30は、転写材の先端が、感光体ドラ
ム11の表面に形成されたトナー画像の先端と転写位置で
重なるように、感光体ドラム11の回転と同期を取るタイ
ミングで搬送を開始する。
【0029】転写材は各ローラ24、25、27、31(搬送手
段)との間の滑り等による搬送の遅れも考慮して、給送
カセット21または22から給送されてから判定センサ29に
よって検知されるまでの間に直前の転写材との間隔が、
搬送可能な最小の間隔となるように搬送される。しかし
現実には、滑り量は一定にならず、また後述する分離部
におけるオーバーランによって早くなったり遅れたりす
る。
【0030】転写材Pを連続給送する際、転写材と転写
材の間隔を判定する判定手段は、搬送される転写材の先
端を検知する転写材検出手段としての判定センサ29を有
している。判定手段は転写材(第1のシート)がレジス
トローラ30によって搬送が開始されてから次の転写材
(第2のシート)が判定センサ29によって検知されるま
での時間を計時し、その値が所定の範囲より長い場合は
遅延したと判断し、所定の範囲より短い場合は早着と判
断する。
【0031】そして、本実施形態では感光体ドラム11に
潜像が形成されてからトナー像が転写位置に到達するま
での時間に対し、転写材が判定センサ29からレジスト前
ローラ31によって搬送され、さらにレジストローラ30に
よって転写位置に送られるまでの時間が長くなるように
搬送路の長さが設定されている。
【0032】従って潜像形成手段としてのレーザー素子
8による感光体ドラム11への潜像形成は、転写材先端が
判定センサ29を通過してから(停止した場合は出発して
から)開始される。
【0033】また、本実施形態では上記給送部の各ロー
ラ24,25,26を駆動する駆動源、プレ・レジストレーシ
ョン補正部のプレレジストローラ27を駆動する駆動源、
本レジストレーション補正部のレジストローラ30を駆動
する駆動源はそれぞれ独立した駆動源で構成され、本実
施形態ではそれぞれDCモータM1,M2,M3,M4によ
り駆動している。
【0034】次に、図4を参照して給送部による分離給
送について説明すると、この給送部は給送ピックアップ
部と、分離搬送部から構成されている。給送部は転写材
Pが収納されたカセットより転写材Pを1枚ずつ矢印方
向に回転してピックアップするピックアップローラ24に
より転写材を給する。また、このピックアップローラ24
は所定の給送インターバルタイミングに応じて上下する
ことで転写材Pをピックアップする。本実施形態ではソ
レノイドSLによりピックアップローラ24を上下するよ
うにしている。
【0035】次に、ピックアップした転写材Pを1枚ず
つ分離する分離機構部は、図4に示すように、対向する
フィードローラ25とリタードローラ26がそれぞれ矢印方
向へ回転することによりピックアップローラ24でピック
アップした転写材Pを搬送する。
【0036】また、ピックアップローラ24により複数枚
の転写材Pをピックアップした際にはリタードローラ26
が逆回転することにより分離ローラ対25,26で1枚目
(上)の転写材とそれ以降(下)の転写材をせき止め分
離する。ここで、前記ピックアップローラ24により給送
する際、1枚目(上)の転写材とそれ以降(下)の転写
材の挙動によっては前記ピックアップローラ駆動のON
タイミングに対して転写材が分離ローラ対を抜けるオー
バーラン量にバラツキが生じる。このバラツキは前述し
たプレ・レジストレーション補正部により補正される。
【0037】また、本実施形態では上記バラツキを抑え
るために上述した駆動源M1をスローアップすることで
より安定したオーバーラン量(図4参照)のバラツキの
少ない給送を行っている。
【0038】次に前述した装置により転写材Pの給搬送
制御の一例について、図5に示す画像形成装置のシステ
ムコントローラ101の制御手順を示すフローチャートを
参照して説明する。
【0039】給送搬送制御が開始されると、ステップS
501で後述する遅延タイマーがカウント中であればカウ
ント終了するまで待つ。
【0040】次に、ステップS502で、給送しようとし
ている転写材が、最終の複写か否か判断し、最終の転写
材でなければ、ステップS503で次の転写材搬送制御の
タイミングを得るための給送タイマーをスタートし、ス
テップS504でピックアップローラ24を作動させて転写
材を給送する。
【0041】次に、ステップS506で後にプレ・レジス
トレーション補正部に停止した転写材を再搬送するため
のタイミングを得るプレレジストタイマーをスタートさ
せ、ステップS506でプレレジストセンサ28により転写
材を検知して、ステップS507でDCモータM2を停止す
ることにより、プレ・レジストレーション補正部に転写
材を停止した後、ステップS508で後述する遅延タイマ
ーがカウント中であればカウント終了するまで持つ。
【0042】ここで、遅延タイマーは前の転写材の搬送
が所定時間以上遅れた場合に、前の転写材の給送搬送制
御によりセットされ、転写材の遅延検知のタイミングに
よって、次の転写材に対して給送を遅らせる(ステップ
S501の判断)、またはプレ・レジストレーション補正
部からの再搬送を遅らせる(ステップS508の判断)制
御が行われる。
【0043】次にステップS509でプレレジストタイマ
ーがカウント中であればカウント終了まで持ち、ステッ
プS510でDCモータM2を作動させ、プレ・レジストレ
ーション補正部に停止している転写材を再搬送する。
【0044】次に、ステップS511で判定センサ29によ
り転写材が検知されたら、ステップS512で判定センサ
使用フラグがセットされているか否か判断し、セットさ
れていなければステップS513で判定センサ使用フラグ
をセットし、ステップS523へジャンプする。なお、判
定センサ使用フラグは、前の転写材の搬送がそのさらに
前の転写材に対して、所定時間以上の早着及び遅延がな
かった場合に、前の転写材の給送搬送制御によりセット
され、次の転写材の搬送の遅延や早着の検知が行われ
る。
【0045】次にステップS512で判定センサ使用フラ
グがセットされていると判断されたときには、ステップ
S514で転写材の前の転写材に対する遅延及び早着を検
知するための判定タイマーのカウント値を入力し、ステ
ップS515で判定タイマーのカウント値が、所定範囲の
基準値に対して遅延しているか(カウント値が所定範囲
値以上となっているか)否か判断し、遅延していると判
断されたときには、ステップS521へジャンプする。
【0046】ステップS515の判断で、遅延していない
と判断されたときには、ステップS516で判定タイマー
のカウント値が、所定範囲の基準値に対して、早着して
いるか(カウント値が所定範囲値以下となっているか)
否か判断し、早着していないと判断されたときには、ス
テップS513で判定タイマー使用フラグをセットして、
ステップS523へジャンプする。
【0047】一方、ステップS516の判断で、早着して
いると判断された場合には、ステップS517でDCモー
タM4及び、必要に応じてDCモータM2を停止させ、転
写材を判定部に停止する。
【0048】次に、ステップS518で早着した転写材を
早着したタイミングだけ停止して遅らせるための早着タ
イマーをスタートさせ、ステップS519で早着タイマー
のカウントが終了したら、ステップS520でDCモータ
M4及び、必要に応じてDCモータM2を作動させて転写
材を再搬送させる。
【0049】次に、ステップS521で、転写材が遅延ま
たは早着した場合に、次の転写材の搬送を所定時間遅ら
せるための遅延タイマーをスタートさせ、ステップS52
2で次の転写材に対して、判定センサ29による遅延及び
早着検知を行わせないように、判定センサ使用フラグを
リセットする。
【0050】次に、ステップS523で転写材の搬送タイ
ミングと感光体ドラム11への画像形成とのタイミングを
合わせるための画像出力タイマーをスタートさせ、ステ
ップS524で画像出力タイマーのカウントが終了した
ら、ステップS525で感光体ドラム11への画像形成をお
こなう。従って転写材が遅延したときは、その分、感光
体ドラム11への潜像形成開始タイミングも遅れる。
【0051】次に、ステップS526で、後にレジストレ
ーション補正部に停止した転写材を再搬送するためのタ
イミングを得るレジストオンタイマーをスタートさせ、
ステップS527でレジストセンサ32により転写材が検知
されたら、ステップS528でレジストローラ30で転写材
の先端が所定のループを形成して停止させるためのレジ
スト停止タイマーをスタートさせ、ステップS529でレ
ジスト停止タイマーのカウントが終了したら、ステップ
S530でDCモータM4及び、必要に応じてDCモータM
2を停止して、転写材をレジスト部に停止させる。
【0052】次に、ステップS531においてステップS5
26でスタートしたレジストオンタイマーのカウントが終
了したら、ステップS532でDCモータM3、DCモータ
M4及び、必要に応じてDCモータM2を作動させて転写
材を再搬送する。
【0053】次に、ステップS533で次の転写材に対す
る判定センサ29による遅延及び早着検知を行うか否かを
判断するための、判定センサ使用フラグがセットされて
いるか否か判断し、セットされている(遅延及び早着検
知を行う)ときには、ステップS534で、次の転写材が
遅延及び早着を検知するための判定タイマーをスタート
させて給送搬送制御は終了する。
【0054】ここで、次の転写材の給送搬送制御は、ス
テップS503でスタートした給送タイマーのカウントが
終了したときに行われ、以降、最終複写の転写材まで、
給送搬送制御が繰り返し行われる。
【0055】以上説明したように本実施形態において
は、感光体ドラム11に潜像が形成されてからトナー像が
転写位置に到達するまでの時間に対し、転写材が判定セ
ンサ29からレジスト前ローラ31によって搬送され、さら
にレジストローラ30によって転写位置に送られるまでの
時間が長くなるように搬送路の長さが設定されている。
【0056】このような構成によって、転写材の遅延ま
たは早着を判断し、転写材の先端が判定センサ29を通過
した後、または判定センサ29の位置で一時停止されてか
ら再搬送された後に感光体ドラム11に潜像形成を開始で
きる。従って、早着のときは転写材を停止させることに
よって転写材同士の間隔を適正値に補正することが可能
であり、遅延のときは潜像形成を遅らせることによって
トナー像と転写材との同期を取ることができる。よっ
て、急加速、急減速のような転写材に対してストレスが
掛かり、更なる斜行や滑りの原因となるような制御をす
ることなく、転写材間の間隔のバラツキに対処できる。
【0057】
【発明の効果】本発明は前述のように構成したために、
連続して搬送される各転写材の間隔を精度よく最小間隔
に保ちながら、画像プロセス速度を可能な限り変更する
ことなく、単位時間当たりの画像形成枚数を増加させる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体模式説明図である。
【図2】画像形成装置の制御手段のブロック図である。
【図3】転写材搬送手段の一部を示す模式説明図であ
る。
【図4】転写材の分離機構の説明図である。
【図5】転写材搬送手順を示すフローチャートである。
【図6】転写材搬送手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
A …リーダ部 B …プリンタ部 P …転写材 1 …原稿台 2 …原稿押圧板 3 …光源 4 …ミラー 5 …レンズ 6 …画像処理部 7 …画像制御部 8 …レーザー素子 9 …ポリゴンスキャナ 10 …定着ユニット 10a,10b …定着ローラ 11 …感光体ドラム 12 …一次帯電器 13 …現像器 13a …現像ローラ 14 …転写帯電器 15 …クリーニング器 15a …クリーニングブレード 16 …補助帯電器 17 …前露光ランプ 18 …定着前搬送ベルト 19 …定着後搬送ベルト 20 …排出トレイ 21 …上給送カセット 22 …下給送カセット 23 …手差トレイ 24 …ピックアップローラ 25 …フィードローラ 26 …リタードローラ 27 …プレレジストローラ 28 …プレレジストセンサ 29 …判定センサ 30 …レジストローラ 31 …レジ前ローラ 32 …レジストセンサ 101 …システムコントローラ 102 …操作部 103 …A/D変換器 104 …サーミスタ 105 …高圧制御部 106 …高圧ユニット 107 …モータ制御部 108 …DC負荷制御部 109 …センサ類 110 …ACドライバ 111 …ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 達仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高橋 克実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA38 DC03 ED04 ED06 ED17 EE05 2H072 AA03 AA09 AA13 AA24 AA29 AB10 AB18 AB19 AB20 BA03 BA12 CA01 CA02 3F102 AA06 AB01 DA08 FA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体に形成した潜像をトナー
    現像し、該トナー像を転写位置に搬送された転写材に転
    写して画像形成する画像形成装置において、 セットされた転写材を前記画像転写位置まで順次搬送す
    る転写材搬送手段と、 前記転写材搬送手段で搬送される転写材が所定位置に到
    達したタイミングを検出する転写材検出手段と、 前記転写材検出手段の検出結果により、各転写材の相対
    位置を認識し、検出した転写材と前の転写材との間隔を
    判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果により転写材搬送手段の搬送タ
    イミングを変更する制御手段と、 を有し、 前記電子写真感光体に潜像が形成されてからトナー像が
    転写位置へ到達するまでの時間に対し、少なくとも転写
    材が前記転写材検出手段による検出位置から転写位置へ
    搬送されるまでの時間が長くなるよう構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材のセット位置から前記転写材
    検出手段による検出位置との間に、前記搬送される転写
    材の搬送バラツキを補正するプレ・レジストレーション
    補正部を有し、 搬送される転写材が前記プレ・レジストレーション補正
    部に到達するタイミングが、少なくとも直前に搬送され
    た転写材が前記転写材検出手段による転写材検出位置に
    到達後となるよう構成したことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写材検出手段による転写材検出位
    置と転写位置との間に、転写材の斜行補正を行うレジス
    トレーション補正部を有し、 転写材が前記転写材検出手段による転写材検出位置から
    転写位置へ搬送されるまでの時間には、転写材が判定手
    段で判定されてから前記レジストレーション補正部まで
    移動する時間と、前記レジストレーション補正部で転写
    材の斜行が補正される時間と、転写材が前記レジストレ
    ーション補正部から転写位置まで搬送される時間を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段の判定結果による転写材搬
    送タイミングの変更に応じて、前記電子写真感光体への
    潜像タイミングを変更する制御手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体に形成した潜像をトナー
    現像し、該トナー像を転写位置において転写材に転写し
    て画像形成する画像形成装置において、 転写材収納手段に収納された転写材を分離給送する給送
    手段と、 前記給送手段によって給送された転写材を前記転写位置
    まで搬送する搬送手段と、 前記転写位置と前記給送手段との間において転写材を検
    出する検出手段と、 前記第1の転写材と前記第1の転写材に連続する第2の
    転写材の間隔を調整するために、第1の転写材の先端の
    所定位置通過から第2の転写材の前記検出手段による検
    知までの経過時間に応じて、前記第2の転写材を選択的
    に一時的に停止させる制御手段と、を有し、 前記一時停止後に前記第2の転写材の搬送が再開された
    後に、該第2の転写材に画像形成するための前記電子写
    真感光体への潜像の形成が開始されることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記電子写真感光体に潜像が形成されて
    からトナー像が前記転写位置到達するまでの時間に対
    し、前記一時停止後に転写材の搬送が再開されてから前
    記転写位置に搬送されるまでの時間が長くなるように構
    成したことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1の転写材の所
    定位置通過から前記第2の転写材の前記検出手段による
    検知までの経過時間が所定時間より短い場合は、前記第
    2の転写材を選択的に一時的に停止させることを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記所定時間は転写材の搬送方向長さに
    よって異なる請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記電子写真感光体に形成されたトナー
    像と同期するタイミングで転写材を前記転写位置に搬送
    するレジストローラが前記検出手段と前記転写位置との
    間に設けられていることを特徴とする請求項請求項5乃
    至8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記所定位置とはレジストローラが配
    設されている位置である請求項9に記載の画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040024016A (ko) * 2002-09-12 2004-03-20 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그 구동방법

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