JP2000275737A - 電動スクリーンの制御装置 - Google Patents
電動スクリーンの制御装置Info
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Abstract
とともに、過大な緊張力の付与によるスクリーンの破損
などを防止し得る電動スクリーンの制御装置を提供す
る。 【解決手段】 2本の巻き取りシャフト11,12が所
定の距離を隔てて平行に配置されており、2本の巻き取
りシャフトは、各々別々の電動モータ22に回転駆動可
能に連結され、両者間に掛け渡したスクリーン13を一
方の巻き取りシャフト側に巻き取りあるいは張り出すと
きにはそのシャフトのみが回転駆動される。そして、各
巻き取りシャフトの回転速度を各々検出する一対のエン
コーダ26と、各巻き取りシャフトに対しそれぞれ制動
力を独立して付与する一対の制動手段58と、上記一対
のエンコーダの信号を受け、スクリーンを一方の巻き取
りシャフト側に巻き取りあるいは張り出すときスクリー
ンの緊張力が略一定となるように他方の巻き取りシャフ
ト側の制動手段を制御する制御手段51とを備える。
Description
どのスクリーンを自動的に巻き取ったり張り出したりす
る電動スクリーンの制御装置に関し、特にスクリーンに
緊張力を付与するものに係わる。
て、例えば特公平7−42049号公報に開示されるよ
うに、建物の天井面に沿って所定の距離を隔てて平行に
配置された2本の巻き取りシャフトと、この2本の巻き
取りシャフト間に掛け渡され、一端が一方の巻き取りシ
ャフトに直接巻き取り可能に接続され、他端がワイヤ等
の可撓性引張り材を介して他方の巻き取りシャフトに連
結された遮光用又は遮蔽用のスクリーンとしての天幕
と、上記各巻き取りシャフトをそれぞれ独立して回転駆
動する一対の電動モータとを備え、上記天幕を引張り材
側の巻き取りシャフト寄りに張り出すときにはその巻き
取りシャフトのみを回転駆動する一方、張り出した天幕
を反対側の巻き取りシャフトに巻き取るときにはその巻
き取りシャフトのみを回転駆動するようにしたものは知
られている。
に所定の距離を隔てて配置し、この2本の巻き取りシャ
フト間に一齣毎に種々の広告を掲載した広告用のスクリ
ーンを掛け渡しかつ各巻き取りシャフトにスクリーンの
端部をそれぞれ巻き取り可能に接続し、このスクリーン
を一方の巻き取りシャフトに一齣毎に巻き取るときには
その巻き取りシャフトのみを電動モータにより回転駆動
するようにしたものも知られている。
いては、スクリーンに対し緊張力を適切に付与する必要
がある。上記例示の公報には、2本の巻き取りシャフト
にそれぞれ制動力を付与する一対の制動手段を電動モー
タとは別に設け、電動モータにより一方の巻き取りシャ
フトを回転させてスクリーンを巻き取りあるいは張り出
すときには従動側である他方の巻き取りシャフトに制動
手段により制動力を付与してスクリーンに緊張力を付与
することが開示されている。
は、主動側の電動モータにより一方の巻き取りシャフト
を回転させてスクリーンを巻き取りあるいは張り出すと
き、従動側の電動モータを主動側の電動モータの回転方
向と反対方向にかつその駆動トルクよりも小さい駆動ト
ルクで回転させてスクリーンに緊張力を付与することが
開示されている。
来のものでは、いずれも単に従動側の巻き取りシャフト
に対し一定の制動力又は主動側と反対方向の駆動トルク
を付与しているにすぎないため、スクリーンの巻き取り
動作時などにそのスクリーンの緊張力を一定に維持する
ことができないのが実情である。特に、遮光・遮蔽用の
電動スクリーンの場合、スクリーンとしての天幕は厚み
が厚く、また長尺ものであることから、その天幕が一方
の巻き取りシャフトに巻き取られているときとその巻き
取りシャフトから張り出されているときとでは巻き径が
大きく異なり、天幕の緊張力を一定にするための引張り
力も大きく異なる。このため、制動力又は駆動トルクの
大きさの設定によっては天幕の弛みが大きくなったり、
逆に天幕に過大な緊張力がかかり、天幕が破損するなど
の問題が生じたりする。
あり、その課題とするところは、スクリーンの巻き取り
動作時などに巻き取りシャフトの巻き径の変化に拘らず
常にスクリーンに略一定の緊張力を付与することによ
り、スクリーンの弛みが大きくなるのを防止するととも
に、過大な緊張力の付与によるスクリーンの破損などを
防止し得る電動スクリーンの制御装置を提供せんとする
ものである。
め、請求項1に係る発明は、電動スクリーンとして、2
本の巻き取りシャフトが所定の距離を隔てて平行に配置
されており、この2本の巻き取りシャフトは、それぞれ
別々の電動モータに回転駆動可能に連結され、両者間に
掛け渡したスクリーンを一方の巻き取りシャフト側に巻
き取りあるいは張り出すときにはそのシャフトのみが回
転駆動されるように構成されていることを前提とする。
そして、この電動スクリーンの制御装置として、上記各
巻き取りシャフトの回転速度をそれぞれ検出する一対の
回転速度検出手段と、上記各巻き取りシャフトに対しそ
れぞれ制動力を独立して付与する一対の制動手段と、上
記一対の回転速度検出手段の信号を受け、スクリーンを
一方の巻き取りシャフト側に巻き取りあるいは張り出す
ときスクリーンの緊張力が略一定となるように他方の巻
き取りシャフト側の制動手段を制御する制動用制御手段
とを備える構成とする。
りシャフト側に巻き取りあるいは張り出すときには、そ
のシャフト側の電動モータのみが回転駆動して主動側の
巻き取りシャフトが回転する一方、従動側である他方の
巻き取りシャフト側では制動手段から巻き取りシャフト
に対し制動力が付与される。この際、主動側の巻き取り
シャフトの回転速度が検出手段により常時検出され、そ
の検出信号は制動用制御手段に出力される。そして、従
動側の制動力が足りず主動側の巻き取りシャフトの回転
速度が増大傾向にあれば制動用制御手段は従動側の制動
力を上げるように制動手段を制御し、また従動側の制動
力が大きく主動側の巻き取りシャフトの回転速度が減少
傾向にあれば制動用制御手段は従動側の制動力を下げる
ように制御手段を制御し、これにより、従動側に制動力
を適宜かけた状態でスクリーンが一定速度でもって一方
の巻き取りシャフト側に巻き取られあるいは張り出され
ることになり、その緊張力が略一定に維持される。
動スクリーンの制御装置において、実施上好ましい形態
を提供する。すなわち、上記電動モータに単相誘導式の
ものを用いるとともに、上記各制動手段を、この電動モ
ータの主巻線と補助巻線とに同位相の電圧を印加して制
動力を付与しかつ印加電圧を調整することで制動力の大
きさが制御可能に設けてなる構成とする。この構成で
は、単相誘導式電動モータの電圧制御により制動手段が
簡単に構成されることになる。
載の電動スクリーンの制御装置において、上記回転速度
検出手段をエンコーダで構成し、更にこのエンコーダで
測定した巻き取りシャフトの回転角度に基づいてスクリ
ーンを所定位置で停止させる停止用制御手段を備える構
成とする。この構成では、スクリーンの巻き取り又は張
り出し時には、一つのエンコーダにより巻き取りシャフ
トの回転速度と回転角度とを検出しながら、停止用制御
手段によりスクリーンを所定位置に確実に停止させるこ
とができる。
る発明を、特に遮光用又は遮蔽用の電動スクリーンに適
用した場合のものである。すなわち、上記スクリーン
は、建物の天井面に略平行な水平方向、あるいは建物の
天井面に対して傾斜した方向に延びた状態で2本の巻き
取りシャフト間に掛け渡され、一端が一方の巻き取りシ
ャフトに直接巻き取り可能に接続され、他端が他方の巻
き取りシャフトに対し可撓性引張り材を介して連結され
ている構成とする。
ャフトをパイプ状のものとし、この巻き取りシャフト内
に電動モータ及び減速機をユニット化してなるチューブ
ラモータユニットを配置する。また、上記チューブラモ
ータユニットのケーシング内に、上記回転速度検出手段
を構成するエンコーダを配置するとともに、このエンコ
ーダのスリット板にケーシング外から巻き取りシャフト
の回転を伝達する伝達機構を設ける構成とする。この構
成では、電動モータ、減速機及びエンコーダが全てユニ
ット化されてパイプ状の巻き取りシャフト内に収納され
ているため、電動スクリーンの施工がその分容易なもの
となる。また、エンコーダは、測定対象である巻き取り
シャフトの回転を直接的に測定するため、その測定精度
が高くなる。
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
制御装置を備えた天幕装置Aを示す。この天幕装置A
は、ビル建築物の遮光用として天井面に沿ってそれぞれ
設置される複数の電動スクリーン1,1,…と、各電動
スクリーン1を個別に制御する複数の制御ユニット2,
2,…と、上記複数の電動スクリーン1,1,…を一括
して制御するコントローラ3とを備えている。
て所定の距離を隔てて平行に配置された2本の巻き取り
シャフト11,12と、この2本の巻き取りシャフト1
1,12間に天井面に略平行な水平方向に延びた状態で
掛け渡された遮光用スクリーンとしての布材等からなる
天幕13とを備えている。天幕13の一端は一方の巻き
取りシャフト11に直接巻き取り可能に接続されている
一方、天幕13の他端は前板14及び可撓性引張り材と
しての左右2本のワイヤ15,15を介して他方の巻き
取りシャフト12に連結されており、前板14の左右両
端は、2本の巻き取りシャフト11,12間に配置され
たガイド部材16,16によりガイドされるようになっ
ている。
れもパイプ状のもので、この巻き取りシャフト11,1
2内には、図2に示すようなチューブラモータユニット
20が挿入配置されている。このチューブラモータユニ
ット20は、ケーシング21内に電動モータ22(図3
参照)及び減速機(図示せず)などを収納してユニット
化してなり、その出力軸23には連結ホイール24が回
転一体に装着されている。ケーシング21の出力軸23
と反対側端部にはリミットクラウン25が回転自在に装
着されている。そして、上記連結ホイール24及びリミ
ットクラウン25により巻き取りシャフト11又は12
を内側より支持した状態で出力軸23の回転力を連結ホ
イール24を介して巻き取りシャフト11又は12に伝
達してそれを回転駆動するようになっている。
のケーシング21内には、図3及び図4に示すように、
対応する巻き取りシャフト11又は12の回転速度を検
出する回転速度検出手段としてのエンコーダ26が配置
されているとともに、このエンコーダ26のスリット板
27にケーシング21外から巻き取りシャフト11又は
12の回転を伝達する伝達機構30が設けられている。
この伝達機構30は、ケーシング21の外周面上に回転
自在に設けられかつ上記リミットクラウン25が回転一
体に装着されるインナギヤよりなるリミットギヤ31
と、このリミットギヤ31と噛み合う第1のアイドラギ
ヤ32と、この第1のアイドラギヤ32と噛み合いかつ
リミットシャフト33に回転一体に装着された第2のア
イドラギヤ34とを有してなり、リミットシャフト33
にはエンコーダ26のスリット板27が回転一体に装着
されている。エンコーダ26は、円周方向に所定間隔毎
に複数のスリットを有するスリット板27と、このスリ
ット板27を挟んで対向する投光素子及び受光素子を有
するエンコーダ本体28とからなる。
動モータ用ケーブル36及びエンコーダ用ケーブル37
の一端がそれぞれ接続され、この両ケーブル36,37
の他端は、図1に示すように制御ユニット2に接続され
ている。この制御ユニット2には個別操作用スイッチボ
ックス41が接続されており、このスイッチボックス4
1の操作スイッチを操作して対応する電動スクリーン1
の天幕13を巻き取りシャフト12側に張り出すときに
は制御ユニット2の制御の下でその巻き取りシャフト1
2のみが回転駆動され、また天幕13を巻き取りシャフ
ト11側に巻き取るときにはその巻き取りシャフト11
のみが回転駆動される。
子ボックス42及び中継アンプ43を介してコントロー
ラ3に接続されている。このコントローラ3には一斉操
作用スイッチボックス44が接続されており、このスイ
ッチボックス44の操作スイッチを操作するとコントロ
ーラ3から各制御ボックス2に制御指令が出力され、各
制御ボックス2の制御の下で全ての電動スクリーン1,
1,…が一斉に天幕13の張り出し又は巻き取り動作を
するようになっている。また、コントローラ3は、特定
の電動スクリーン1を指定した上でスイッチボックス4
4の操作スイッチを操作するとその指定した電動スクリ
ーン1のみを動作させることもできるようになってい
る。
ニット2のブロック構成を示す。制御ユニット2は、制
御主体であるCPU51と、プログラム及び固定データ
を格納するROM52と、データの読み書きに用いられ
るRAM53と、CPU51の制御指令に基づいて電動
スクリーン1の一対の電動モータ22,22に対する印
加電圧をそれぞれリレー55,55を介して出力する印
加電圧指示回路54と、モータトルク設定回路56とを
備えている。
対の巻き取りシャフト11,12の回転速度を各々検出
するエンコーダ26,26からのパルス信号を受けなが
ら、印加電圧指示回路54に指令信号を出力して一対の
電動モータ22,22を制御する。各電動モータ22
は、図6(a)に示すように進相コンデンサ22aを有
する単相誘導式のものであり、この電動モータ22のU
−V間及びU−X間のいずれか一方にのみ交流電圧を印
加すれば通常の回転トルクを発生するが、図6(b)に
示すように電動モータ22のU−V間及びU−X間の双
方つまり主巻線と補助巻線とに同位相の交流電圧を印加
すると制動力を発生する。また、印加電圧指示回路54
は、各電動モータ22に印加する同位相の印加電圧を所
定時間tカットし(図でカット部分を斜線で示す)かつ
その時間tを変更調整することにより各電動モータ22
での制動力の大きさを制御できるようになっており、こ
の印加電圧指示回路54及び一対の電動モータ22,2
2の型式選定により、電動スクリーン1の一対の巻き取
りシャフト11,12に対しそれぞれ制動力を独立して
付与する一対の制動手段58,58が構成されている。
3のサイズに応じて天幕13の緊張力を変更するために
従動側の電動モータ22に制動力を付与するときの基準
のモータ回転数を設定するためのものである。この基準
のモータ回転数は、図7に示す単相誘導式電動モータの
トルク−回転数特性において、起動トルクTa以下のト
ルク領域及び回転数領域を任意nの段階に分け、各段階
の回転数をそれぞれ基準のモータ回転数としてROM5
2に記憶されている。そして、CPU51は、天幕13
を一方の巻き取りシャフト11又は12側に巻き取りあ
るいは張り出すとき他方つまり従動側の巻き取りシャフ
ト12又は11に対し制動用制御手段として制動手段5
8を用いて制動力を付与し、その際モータトルク設定回
路56で設定した基準のモータ回転数とエンコーダ26
からのパルス信号に基づく実際のモータ回転数とを比較
し、実際のモータ回転数の方が大きいときは制動力を増
加し、小さいときは制動力を減少することにより天幕1
3の緊張力が略一定となるように制動手段58を制御す
る。
イッチボックス41などに設けた停止位置設定器61の
信号が入力される。この停止位置設定器61は、天幕1
3を一方の巻き取りシャフト11又は12側に巻き取り
あるいは張り出すとき前板14の停止位置を任意に設定
するものであり、この停止位置は予めROM52に記憶
されている。そして、CPU51は、天幕13を一方の
巻き取りシャフト11又は12側に巻き取りあるいは張
り出すとき停止用制御手段としてエンコーダ26のパル
ス信号をカウントしてROM52のデータと比較し、停
止位置設定器61で設定した任意の位置で天幕13ない
し前板14が停止するように主動側の電動モータ22を
制御する。
スクリーン1の作動を説明するに、個別操作用スイッチ
ボックス41又は一斉操作用スイッチボックス44を操
作して電動スクリーン1において、例えば巻き取りシャ
フト11側に巻き取られた天幕13をワイヤ巻き取り側
である巻き取りシャフト12側に張り出すときには、制
御ユニット2のCPU51の制御に基づいて、主動側で
ある巻き取りシャフト12側の電動モータ22のみが回
転駆動し、巻き取りシャフト12が回転してワイヤ15
を巻き取りながら天幕13を張り出す一方、従動側であ
る巻き取りシャフト11に対し制動手段58により主動
側の駆動トルクよりも小さい制動力が付与され、天幕1
3に緊張力が付与される。
回転速度がエンコーダ26により常時検出され、そのパ
ルス信号は制御ユニット2のCPU51に入力される。
そして、CPU51は、従動側の制動力が足りず主動側
の巻き取りシャフト12の回転速度が増大傾向にあれば
従動側の制動力を上げるように制動手段58を制御し、
逆に従動側の制動力が大きく主動側の巻き取りシャフト
12の回転速度が減少傾向にあれば従動側の制動力を下
げるように制御手段58を制御する。このため、天幕1
3の張り出しに伴って従動側の巻き取りシャフト11の
巻き径が大きく変化する場合でも、その従動側の巻き取
りシャフト11に制動力を適宜かけた状態で天幕13を
一定速度でもって主動側の巻き取りシャフト12寄りに
張り出すことができるので、天幕13の緊張力を略一定
に維持することができる。その結果、天幕13の弛みを
防止することができるとともに、過度の緊張力の付与に
よる天幕13の破損等を防止することができる。
22に単相誘導式のものを用い、その電動モータ22の
主巻線と補助巻線とに同位相の電圧を印加して制動力を
付与しかつ印加電圧を調整することで制動力の大きさが
制御可能に設けられてなり、構成的に簡単なものである
ため、実施化を容易に図ることができる。
止位置設定器61で設定した所定の位置で天幕13の張
り出しを停止させるときには、制御ユニット2のCPU
51は、エンコーダ26のパルス信号をカウントしてR
OM52のデータと比較し、それが一致した時点で主動
側の電動モータ22の作動を停止させる。このため、従
来の如きリミットスイッチなどを用いることなく、天幕
13を任意の位置で確実に停止させることができる。
は、各巻き取りシャフト11,12をパイプ状のものと
し、この巻き取りシャフト11,12内に電動モータ2
2、減速機及びエンコーダ26などをユニット化してな
るチューブラモータユニット20を配置したことによ
り、施工現場での据付け部品の総数を少なくすることが
でき、施工の簡略化等に寄与することができる。しか
も、エンコーダ26は、電動モータ22の回転を測定す
るものではなく、被測定物である巻き取りシャフト11
又は12の回転を伝達機構30を介してスリット板27
で受けて測定するものであるので、測定精度を高めるこ
とができる。
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば上記実施形態では、単相誘導式電動モータ22の
主巻線と補助巻線とに同位相の電圧を印加して制動力を
付与するに当たり、その交流電圧の一部をカットするこ
とで印加電圧を調整して制動力の大きさを制御可能とし
たが、本発明は、交流電圧の電圧値を変更することで印
加電圧を調整して制動力の大きさを制御可能としてもよ
い。また、各巻き取りシャフト11,12に対しそれぞ
れ制動力を独立して付与する一対の制動手段としては、
従来公知の制動力が調整可能なブレーキ装置を用いて構
成してもよい。
装置を天幕装置Aの電動スクリーン1に適用したが、本
発明の制御装置は、天幕以外に、広告用やその他の用途
の電動スクリーンにも同様に適用することができるのは
言うまでもない。
リーンの制御装置によれば、スクリーンの巻き取り時な
どには従動側の巻き取りシャフトに制動力を適宜かけな
がらスクリーンを一定速度で主動側の巻き取りシャフト
に巻き取りあるいは張り出すことにより、スクリーンの
緊張力を略一定に維持することができるので、スクリー
ンの弛みを防止することができるとともに、過大な緊張
力の付与によるスクリーンの破損や電動モータの過負荷
などを防止することができ、耐久性の向上を図ることが
できる。
式電動モータの電圧制御により制動手段を簡単に構成す
ることができるので、実施化を図る上で非常に有利なも
のである。
き取り時などには、一つのエンコーダにより巻き取りシ
ャフトの回転速度と回転角度とを検出することにより、
部品点数を少なくしながら、スクリーンを所定位置に確
実に停止させることができるという効果をも有する。
き取り時などでの巻き径の変化が大きい遮光用又は遮蔽
用の電動スクリーンに適用するものであり、スクリーン
の緊張力を略一定に維持することによる効果を有効に発
揮することができる。
ータ、減速機及びエンコーダが全てユニット化されてパ
イプ状の巻き取りシャフト内に収納されているため、電
動スクリーンの施工を容易化することができ、その上、
エンコーダは測定対象である巻き取りシャフトの回転を
直接的に測定するため、その測定精度を高くすることが
できるという効果をも奏する。
る。
ータユニットの側面図である。
付け部分の縦断側面図である。
図であり、中心線より右半分はX−X線の断面を、左半
分はY−Y線の断面をそれぞれ示す。
び制御ユニットのブロック構成図である。
の図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 2本の巻き取りシャフトが所定の距離を
隔てて平行に配置されており、この2本の巻き取りシャ
フトは、それぞれ別々の電動モータに回転駆動可能に連
結され、両者間に掛け渡したスクリーンを一方の巻き取
りシャフト側に巻き取りあるいは張り出すときにはその
シャフトのみが回転駆動されるように構成された電動ス
クリーンにおいて、 上記各巻き取りシャフトの回転速度をそれぞれ検出する
一対の回転速度検出手段と、 上記各巻き取りシャフトに対しそれぞれ制動力を独立し
て付与する一対の制動手段と、 上記一対の回転速度検出手段の信号を受け、スクリーン
を一方の巻き取りシャフト側に巻き取りあるいは張り出
すときスクリーンの緊張力が略一定となるように他方の
巻き取りシャフト側の制動手段を制御する制動用制御手
段とを備えたことを特徴とする電動スクリーンの制御装
置。 - 【請求項2】 上記電動モータは単相誘導式のものであ
り、上記各制動手段は、この電動モータの主巻線と補助
巻線とに同位相の電圧を印加して制動力を付与しかつ印
加電圧を調整することで制動力の大きさが制御可能に設
けられている請求項1記載の電動スクリーンの制御装
置。 - 【請求項3】 上記回転速度検出手段はエンコーダから
なり、このエンコーダで測定した巻き取りシャフトの回
転角度に基づいてスクリーンを所定位置で停止させる停
止用制御手段を備えた請求項1又は2記載の電動スクリ
ーンの制御装置。 - 【請求項4】 上記スクリーンは、建物の天井面に略平
行な水平方向、あるいは建物の天井面に対して傾斜した
方向に延びた状態で2本の巻き取りシャフト間に掛け渡
され、一端が一方の巻き取りシャフトに直接巻き取り可
能に接続され、他端が他方の巻き取りシャフトに対し可
撓性引張り材を介して連結されている請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の電動スクリーンの制御装置。 - 【請求項5】 上記各巻き取りシャフトはパイプ状のも
ので、この巻き取りシャフト内には電動モータ及び減速
機をユニット化してなるチューブラモータユニットが配
置されており、上記チューブラモータユニットのケーシ
ング内には、上記回転速度検出手段を構成するエンコー
ダが配置されているとともに、このエンコーダのスリッ
ト板にケーシング外から巻き取りシャフトの回転を伝達
する伝達機構が設けられている請求項1〜4のいずれか
一つに記載の電動スクリーンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085889A JP3057080B1 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電動スクリ―ンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11085889A JP3057080B1 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電動スクリ―ンの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057080B1 JP3057080B1 (ja) | 2000-06-26 |
JP2000275737A true JP2000275737A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13871476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11085889A Expired - Fee Related JP3057080B1 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 電動スクリ―ンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057080B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1734050B (zh) * | 2004-08-10 | 2012-04-18 | Somfy两合公司 | 用于驱动可动件的致动器和操作致动器的方法 |
-
1999
- 1999-03-29 JP JP11085889A patent/JP3057080B1/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1734050B (zh) * | 2004-08-10 | 2012-04-18 | Somfy两合公司 | 用于驱动可动件的致动器和操作致动器的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3057080B1 (ja) | 2000-06-26 |
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