JP2000274814A - 風呂の残水有無検知装置 - Google Patents

風呂の残水有無検知装置

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JP2000274814A
JP2000274814A JP11079243A JP7924399A JP2000274814A JP 2000274814 A JP2000274814 A JP 2000274814A JP 11079243 A JP11079243 A JP 11079243A JP 7924399 A JP7924399 A JP 7924399A JP 2000274814 A JP2000274814 A JP 2000274814A
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Atsuhiro Morishita
敦弘 森下
Masamitsu Ishizuno
正光 石角
Hidenori Motooka
英典 本岡
Asahiro Kuninaka
朝尋 国中
Satoru Kawaguchi
哲 川口
Kazuaki Okumura
和晃 奥村
Takehiro Shimizu
武浩 清水
Toshihiko Obayashi
利彦 大林
Hiroki Obara
浩樹 小原
Akira Yoshida
晶 吉田
Makoto Hamada
誠 浜田
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続金具の取付けミスにより浴槽温度センサ
が好ましくない位置に配置された場合でも、浴槽内の残
水の有無を確実に検知することができる風呂の残水有無
検知装置の提供を課題とする。 【解決手段】 浴槽10の側壁の一部に取り付けられる
接続金具11を介して温水を浴槽10内に導入し、接続
金具11の一部に浴槽温度センサ12を取付けるように
した風呂の残水有無検知装置であって、浴槽10への正
式な温水導入に先立って温水の予備落とし込みを行うと
共に、予備落とし込み後一旦落とし込みを停止させるよ
うにし、且つ予備落とし込み中及び停止期間中における
浴槽温度センサ12の検出温度の変化を監視し、この温
度変化のパターンを予め実験により得て記憶させている
残水有りのパターン及び残水無しのパターンと比較する
ことで、浴槽内における残水の有無を判定するようにし
たコントローラを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は風呂の残水有無検知
装置に関し、詳しくは浴槽の側壁に取付けられる温水導
入のための接続金具の一部に、風呂温度を測定する浴槽
温度センサを取付けるようにした風呂における残水有無
検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】浴槽の側壁に温水を導入するための接続
金具が取付けられ、更にこの接続金具の一部に浴槽温度
センサが取付けられた風呂設備が従来提供されている。
これを図2、図3を参照して説明する。図2は浴槽10
に正規に接続金具11が取付けられた状態を示し、図3
は浴槽10に過誤に接続金具11が取付けられた状態を
示す。即ち接続金具11が正規に取付けられている場合
には、浴槽温度センサ12が温水導入の接続口13より
も上に位置する。一方、接続金具11が過誤に取付けら
れた場合には、浴槽温度センサ12が前記接続口13よ
り下に位置することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような風呂設備
において、例えば高温水を保温差し湯する場合、接続金
具11が正規に取付けられている場合には、浴槽温度セ
ンサ12が温水導入の接続口13よりも上に位置するた
め、導入されてくる高温水の影響をあまり受けることな
く、よって浴槽10内に残水が無い場合には前記浴槽温
度センサ12が浴槽10内の温水に浸かることがないの
で、容易に残水が無いことを検知することができる。一
方、接続金具11が過誤に取付けられている場合には、
浴槽温度センサ12が前記接続口13よりも下に位置す
ることとなり、よって浴槽10内に残水が無い場合で
も、温水の差し湯があるとその差し湯によって浴槽温度
センサ12が大きな影響を受ける結果、残水が無いにも
かかわらず、残水が有るような温度を検出してしまうの
である。風呂温度の保温運転を高温水の差し湯で行う場
合、浴槽10内に残水が有ることを前提としており、従
って浴槽内に残水が無い場合には差し湯が行われないの
であるが、前記過誤の取付けがある場合には空状態の浴
槽10であっても高温水が差し湯されてしまう結果とな
り、問題が生じる。
【0004】そこで本発明は上記従来の装置における不
都合を解消し、接続金具の取付けミスにより浴槽温度セ
ンサが好ましくない位置に配置された場合でも、浴槽内
の残水の有無を確実に検知することができる風呂の残水
有無検知装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の風呂の残水有無検知装置は、浴槽の側壁の
一部に取り付けられる接続金具を介して給湯器からの温
水を浴槽内に導入するように構成すると共に、前記接続
金具の一部に浴槽温度センサを取付けるようにした風呂
における残水の有無を検知する装置であって、浴槽への
正式な温水導入に先立って温水の予備落とし込みを行う
と共に、前記予備落とし込み後一旦落とし込みを停止さ
せるようにし、且つこの予備落とし込み中及び停止期間
中における前記浴槽温度センサの検出温度の変化を監視
し、この温度変化のパターンを予め実験により得て記憶
させている残水有りのパターン及び残水無しのパターン
と比較することで、浴槽内における残水の有無を判定す
るようにしたコントローラを設けたことを第1の特徴と
している。また本発明の風呂の残水有無検知装置は、上
記第1の特徴に加えて、正式な温水導入が高温水で行わ
れる場合であっても、予備落とし込みでは、前記高温水
より低い温度の温水を用いることを第2の特徴としてい
る。また本発明の風呂の残水有無検知装置は、上記第1
又は第2の特徴に加えて、予め実験により得て記憶させ
ておく残水有りのパターンと残水無しのパターンは、浴
槽に接続金具が取付けられた際に浴槽温度センサが接続
口より上に位置する正規の取付けの場合のパターンと、
浴槽温度センサが接続口の下に位置する過誤の取付けの
場合のパターンとすることを第3の特徴としている。ま
た本発明の風呂の残水有無検知装置は、浴槽の側壁の一
部に取り付けられる接続金具を介して給湯器からの温水
を浴槽内に導入するように構成すると共に、前記接続金
具の一部に浴槽温度センサを取付けるようにした風呂に
おける残水の有無を検知する装置であって、浴槽への正
式な温水導入に先立って、先ず前記給湯器等への入水温
度と浴槽温度センサとが検出する温度とを比較し、浴槽
温度センサが検出する温度が前記入水温度より一定温度
以上高い場合には、浴槽に残水が有ると判定するコント
ローラを設けたことを第4の特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態を
示す風呂設備の全体構成図、図2は浴槽の一部を示し、
接続金具が正規に取付けられた状態を示す。図3は同じ
く浴槽の一部を示し、接続金具が過誤に取付けられた状
態を示す。図4は予備落とし込みの仕方の例を示す図、
図5は予備落とし込みを行った場合において、接続金具
が正規に取付けられている場合における浴槽温度センサ
が検出する温度の変化のパターン例を示す図、図6は予
備落とし込みを行った場合において、接続金具が過誤に
取付けられている場合における浴槽温度センサが検出す
る温度の変化のパターン例を示す図、図7は本発明の残
水有無検知の他の実施形態を説明するフローチャート、
図8は本発明の更に他の実施形態を説明するフローチャ
ートである。
【0007】図1において、浴槽10に対して、給湯器
20からの温水が自動給湯できるようになされている。
給湯器20は、例えば図1に示すようにガス燃料を用い
た瞬間加熱式給湯器とすることができる。水は入水管3
1を通って、給湯器20の燃焼缶体21内の熱交換部3
2に入り、更に出湯管33に出湯された後、風呂給湯管
34を通って浴槽10に導入される。前記出湯管33か
らは、台所等への一般給湯管35も分岐接続されてい
る。また前記入水管31からは、燃焼缶体21を迂回し
て直接出湯管33や一般給湯管35に接続するバイパス
管36も設けられている。前記入水管31には水量セン
サ41、入水温度センサ42等が設けられ、前記出湯管
33には出湯温度センサ43が設けられている。また前
記風呂給湯管34には、浴槽10への自動給湯を行うた
めの風呂電磁開閉弁44が設けられている。なお浴槽1
0への自動給湯中においては、一般給湯管35への給湯
を停止するように、一般給湯管35に図示しない電磁開
閉弁を設けるようにしてもよい。また一般給湯と風呂自
動給湯を同時に行うことができる構成とする場合には、
風呂給湯管34の途中に図示しない水量センサを設け
て、浴槽10への給湯量を検出できるようにしておく。
【0008】符号50はコントローラで、給湯器20を
含む設備全体の制御を行うと共に、後述する風呂の差し
湯保温の制御を行う。また60はリモコンで、使用者に
よる操作によって、コントローラ50に操作指令を出す
と共に、運転中において必要な情報をその表示部に表示
する。
【0009】図2、図3を参照して、前記浴槽10には
その側壁の中途位置に、前記風呂給湯管34の接続金具
11が取付けられ、風呂給湯管34から温水を浴槽10
内に導入し、湯張り、差し湯等、温水給湯できるように
なされている。また前記接続金具11の一部に浴槽10
内の温水温度を検出するための浴槽温度センサ12を取
付けている。この浴槽温度センサ12は、浴槽10の構
成上の点から浴槽10そのものには取付けることはしな
いで、前記接続金具11を利用して取付けることにな
る。
【0010】図2は接続金具11が浴槽10に対して正
規に取付けられた状態を示す。この場合、浴槽温度セン
サ12は接続金具11の接続口13より上に位置する。
浴槽温度センサ12が正規の位置に配置されている場合
には、接続口13を通って導入されてくる温水が直接浴
槽温度センサ12に影響を及ぼすのが回避されるように
なっている。
【0011】一方、図3は接続金具11が浴槽10に対
して上下が反対に取付けられた状態を示す。この場合、
浴槽温度センサ12は接続口13の下に位置することに
なり、浴槽10が空の場合には接続口13を通って導入
されてくる温水が浴槽温度センサ12に直接的に当たる
ことから、浴槽内に温水があるかのような温度を検出す
るおそれがある。
【0012】図4〜図6を参照して、本発明の残水有無
検知の基本的な構成を説明する。即ち図4に示すよう
に、本発明では浴槽10に温水を導入する場合、より具
体的には風呂の保温のためや、その他のために浴槽に温
水を差し湯する場合、更に典型的には浴槽10に高温水
を差し湯する場合、その正式な差し湯等の温水導入に先
立って、先ず一定量若しくは一定時間、例えば1分の温
水の予備落とし込みを行い、それに続いて一定の落とし
込み停止期間、例えば30秒を設ける制御構成とする。
その一方、コントローラ50は、前記予備落とし込み中
及び前記落とし込み停止期間中における浴槽温度センサ
12の検出温度を監視し、温度変化のパターンを得る。
そして前記得られた温度変化のパターンを予め記憶して
いるパターンと比較することで、浴槽10内の残水の有
無を検知する。
【0013】前記コントローラ50の記憶部に予め記憶
させておく温度変化のパターンは、図5に示すような、
接続金具11が浴槽10に正規に取付けられた場合にお
ける残水有りの場合のパターンA1と残水無しのパター
ンB1である。また図6に示すような、接続金具11が
浴槽10に上下を逆に取付けられた場合における残水有
りの場合のパターンA2と残水無しのパターンB2であ
る。これらのパターンA1、B1、A2、B2は予め実
験により得て、これをコントローラ50に記憶させてお
く。勿論、前記予備落とし込みの条件やその他の条件は
現実の場合と同じにしておく。因みに図5に示すよう
に、接続金具11が浴槽10に正規に取付けられた場合
においては、浴槽10に残水が有る場合は、接続口13
から入った温水は残水に混ざって上位の近くにある浴槽
温度センサ12に容易に到達することから、温度上昇が
大きい。一方、残水が無い場合は、接続口13から入っ
た温水は下に流れて浴槽温度センサ12には当たり難い
ので、その影響は少なく温度上昇は少ない。また図6に
示すように、接続金具11が浴槽10に上下を逆に取付
けられた場合においては、浴槽10に残水がある場合
は、やはり接続口13から入った温水は残水に混ざって
下位の近くにある浴槽温度センサ12に容易に到達する
ことから、温度上昇が大きい。一方、残水が無い場合
は、接続口13から入った温水は下に流れて浴槽温度セ
ンサ12に容易に触れることから、温度上昇が大きい。
が、温水の落とし込みが停止されると、温度が急激に低
下する傾向となる。
【0014】以上より、浴槽10に残水が無い場合のパ
ターンはB1、B2であり、明白に残水有りのパターン
A1、A2と区別できることが明らかである。よって現
実における温水落とし込みに際しては、前もって予備落
とし込み及び停止期間中の温度パターンを得て、これを
記憶しているパターンA1、A2、B1、B2と比較す
ることで、接続金具11が正規に取付けられている場合
は勿論のこと、過誤に取付けられている場合でも、浴槽
10内の残水の有無を確実に検知することができる。
【0015】前記予備落とし込みの温度は、例えば正規
の温水導入として高温差し湯、例えば80℃で差し湯を
行うことを前提としている場合は、その正規の温度より
も低い温度、例えば60℃とすることができる。勿論、
正規の温水導入温度と同じ温度にすれば温度変更の手間
がいらないというメリットがある。一方、正規の温水導
入温度が80℃等の高い場合は、浴槽10が空の場合に
は例え予備落とし込みであっても、温度的に好ましくな
いので、もう少し危険性の低い温度で、予備落とし込み
を行うのが好ましいのである。
【0016】図4〜図6では、予備落とし込み及び正規
の温水導入温度の何れも80℃としたが、図4の細線で
示すように、予備落とし込みの温度を60℃として、正
式な落とし込み予定温度の80℃より低い、より危険性
の少ない温度とすることができる。また図4〜図6にお
いて、高温差し湯を行おうとしている場合には、予備落
とし込みを行った結果、浴槽10に残水が無いことを検
知したときは、正式な高温差し湯を行うのを中止するこ
とにしている。これによって空の浴槽10に高温水が差
し湯されることによる危険性を回避することができる。
なお上記において、正規の温水導入温度及び予備落とし
込み温度は前記80℃や60℃に限定されるものではな
い。
【0017】図7を参照して、本発明の他の実施の形態
を説明する。即ち、この実施の形態の場合には、給湯器
20からの高温水を浴槽10に差し湯等により導入しよ
うとする際には、その温水導入に先立って、先ずコント
ローラ50は入水温度センサ42による入水温度Tnを
得て(ステップS1)、この入水温度Tnを浴槽温度セ
ンサ12が検出する温度Tfと比較する(ステップS
2)。そして、浴槽温度センサ12が検出する温度Tf
が入水温度Tnより10℃以上高い場合には(ステップ
S2でイエス)、浴槽10に残水が有ると判断して、正
式な温水導入を開始させるようにする(ステップS
3)。一方、ステップS2でノーの場合は、コントロー
ラ50は更に別の残水有無検知動作を行う(ステップS
4)。前記別の残水有無検知動作としては、上記した予
備落とし込みによる残水有無検知の手段を採用すること
ができる。なお上記において、10℃はこの数値に限定
されるものではなく、予め実験により適当な数値を選定
しておくことができる。
【0018】図8は上記図7で示した残水有無検知の手
段を入水温度の程度により、より木目細かく残水の有無
を検知するようにした形態例である。即ち、給湯器20
からの高温水を浴槽10に差し湯等により導入しようと
する際には、その温水導入に先立って、先ずコントロー
ラ50は入水温度センサ42による入水温度Tnを得て
(ステップS11)、この入水温度Tnが10℃以上か
否かを判定する(ステップS12)。入水温度Tnが1
0℃以上の場合には、更に浴槽温度センサ12が検出す
る温度Tfが入水温度Tnより10℃以上高いか否かを
判定し(ステップS13)、一方入水温度Tnが10℃
より低い場合には、浴槽温度センサ12が検出する温度
Tfが入水温度Tnより15℃以上高いか否かを判定す
る(ステップS14)。そして前記ステップS13、S
14においてイエスの場合には、浴槽10に残水が有る
と判定し、正式な温水導入を開始する(ステップS1
5)。一方、前記ステップS13、S14においてノー
の場合には、コントローラ50は更に別の残水有無検知
動作を行う(ステップS16)。
【0019】上記ステップS14で、入水温度Tnが1
0℃未満の場合は、入水温度Tnと浴槽温度センサ12
の検出温度Tfとの温度差の基準を15℃に増加させた
が、その理由は、冬場においては入水温度Tnが低い
(特に屋外設置の場合)一方、浴室が暖房により暖かく
されている事があり、温度差を大きくしないと、浴槽1
0内に残水が無い場合であっても、残水が有ると判定す
る可能性があるからである。なお、前記ステップS12
における数値10℃、ステップS13の数値10℃、ス
テップS14の数値15℃は、これらの値に限定される
ものではなく、予め実験により、適当な数値を選定して
おくことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の構成、作用からなり、請
求項1に記載の風呂の残水有無検知装置によれば、浴槽
の側壁の一部に取り付けられる接続金具を介して給湯器
からの温水を浴槽内に導入するように構成すると共に、
前記接続金具の一部に浴槽温度センサを取付けるように
した風呂における残水の有無を検知する装置であって、
浴槽への正式な温水導入に先立って温水の予備落とし込
みを行うと共に、前記予備落とし込み後一旦落とし込み
を停止させるようにし、且つこの予備落とし込み中及び
停止期間中における前記浴槽温度センサの検出温度の変
化を監視し、この温度変化のパターンを予め実験により
得て記憶させている残水有りのパターン及び残水無しの
パターンと比較することで、浴槽内における残水の有無
を判定するようにしたコントローラを設けたので、予備
落とし込み中及び停止期間中における前記浴槽温度セン
サの検出温度の変化を監視することで、浴槽に残水が有
るか否かを確実に判定することができる。よって高温水
を空の浴槽に差し湯したりする危険性や温水を無駄に浴
槽へ導入したりすることも確実に防止することが可能と
なる。また請求項2に記載の風呂の残水有無検知装置に
よれば、請求項1に記載の構成による効果に加えて、正
式な温水導入が高温水で行われる場合であっても、予備
落とし込みでは、前記高温水より低い温度の温水を用い
るので、予備落とし込みを行う際に、例え浴槽が空の状
態であっても、その予備落とし込みによる高温水での危
険性を回避することができる。また請求項3に記載の風
呂の残水有無検知装置によれば、請求項1又は2に記載
の構成による効果に加えて、予め実験により得て記憶さ
せておく残水有りのパターンと残水無しのパターンは、
浴槽に接続金具が取付けられた際に浴槽温度センサが接
続口より上に位置する正規の取付けの場合のパターン
と、浴槽温度センサが接続口の下に位置する過誤の取付
けの場合のパターンとするので、浴槽への接続金具の取
付けが正規に行われている場合のみならず、例え過誤に
取付けられている場合であっても、予備落とし込み中及
び停止期間中における前記浴槽温度センサの検出温度の
変化を監視することで、浴槽に残水が有るか否かを確実
に判定することができる。また請求項4に記載の風呂の
残水有無検知装置によれば、浴槽の側壁の一部に取り付
けられる接続金具を介して給湯器からの温水を浴槽内に
導入するように構成すると共に、前記接続金具の一部に
浴槽温度センサを取付けるようにした風呂における残水
の有無を検知する装置であって、浴槽への正式な温水導
入に先立って、先ず前記給湯器等への入水温度と浴槽温
度センサとが検出する温度とを比較し、浴槽温度センサ
が検出する温度が前記入水温度より一定温度以上高い場
合には、浴槽に残水が有ると判定するコントローラを設
けたので、浴槽内に残水がある場合の判定を、入水温度
と浴槽温度センサの検出する温度とを比較するだけで、
他の複雑な判定方法を用いることなく、非常に簡単に行
うことができるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す風呂設備の全体構成
図である。
【図2】浴槽の一部を示し、接続金具が正規に取付けら
れた状態を示す図である。
【図3】同じく浴槽の一部を示し、接続金具が過誤に取
付けられた状態を示す図である。
【図4】予備落とし込みの仕方の例を示す図である。
【図5】予備落とし込みを行った場合において、接続金
具が正規に取付けられている場合における浴槽温度セン
サが検出する温度の変化のパターン例を示す図である。
【図6】予備落とし込みを行った場合において、接続金
具が過誤に取付けられている場合における浴槽温度セン
サが検出する温度の変化のパターン例を示す図である。
【図7】本発明の残水有無検知の他の実施形態を説明す
るフローチャートである。
【図8】本発明の更に他の実施形態を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 浴槽 11 接続金具 12 浴槽温度センサ 13 接続口 20 給湯器 21 燃焼缶体 31 入水管 32 熱交換部 33 出湯管 34 風呂給湯管 35 一般給湯管 36 バイパス管 41 水量センサ 42 入水温度センサ 43 出湯温度センサ 44 風呂電磁開閉弁 50 コントローラ 60 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本岡 英典 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 国中 朝尋 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 川口 哲 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 奥村 和晃 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 清水 武浩 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 大林 利彦 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 小原 浩樹 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 吉田 晶 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 (72)発明者 浜田 誠 兵庫県神戸市中央区江戸町93番地 株式会 社ノーリツ内 Fターム(参考) 3L024 CC09 DD05 DD13 DD16 DD22 EE12 GG03 GG06 HH04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽の側壁の一部に取り付けられる接続
    金具を介して給湯器からの温水を浴槽内に導入するよう
    に構成すると共に、前記接続金具の一部に浴槽温度セン
    サを取付けるようにした風呂における残水の有無を検知
    する装置であって、浴槽への正式な温水導入に先立って
    温水の予備落とし込みを行うと共に、前記予備落とし込
    み後一旦落とし込みを停止させるようにし、且つこの予
    備落とし込み中及び停止期間中における前記浴槽温度セ
    ンサの検出温度の変化を監視し、この温度変化のパター
    ンを予め実験により得て記憶させている残水有りのパタ
    ーン及び残水無しのパターンと比較することで、浴槽内
    における残水の有無を判定するようにしたコントローラ
    を設けたことを特徴とする風呂の残水有無検知装置。
  2. 【請求項2】 正式な温水導入が高温水で行われる場合
    であっても、予備落とし込みでは、前記高温水より低い
    温度の温水を用いることを特徴とする請求項1に記載の
    風呂の残水有無検知装置。
  3. 【請求項3】 予め実験により得て記憶させておく残水
    有りのパターンと残水無しのパターンは、浴槽に接続金
    具が取付けられた際に浴槽温度センサが接続口より上に
    位置する正規の取付けの場合のパターンと、浴槽温度セ
    ンサが接続口の下に位置する過誤の取付けの場合のパタ
    ーンとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の風
    呂の残水有無検知装置。
  4. 【請求項4】 浴槽の側壁の一部に取り付けられる接続
    金具を介して給湯器からの温水を浴槽内に導入するよう
    に構成すると共に、前記接続金具の一部に浴槽温度セン
    サを取付けるようにした風呂における残水の有無を検知
    する装置であって、浴槽への正式な温水導入に先立っ
    て、先ず前記給湯器等への入水温度と浴槽温度センサと
    が検出する温度とを比較し、浴槽温度センサが検出する
    温度が前記入水温度より一定温度以上高い場合には、浴
    槽に残水が有ると判定するコントローラを設けたことを
    特徴とする風呂の残水有無検知装置。
JP11079243A 1999-03-24 1999-03-24 風呂の残水有無検知装置 Pending JP2000274814A (ja)

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