JP2004044863A - 風呂給湯器 - Google Patents
風呂給湯器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004044863A JP2004044863A JP2002200982A JP2002200982A JP2004044863A JP 2004044863 A JP2004044863 A JP 2004044863A JP 2002200982 A JP2002200982 A JP 2002200982A JP 2002200982 A JP2002200982 A JP 2002200982A JP 2004044863 A JP2004044863 A JP 2004044863A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- bath
- hot water
- water supply
- bathtub
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】凍結予防運転の為に、ユーザーに浴槽への注水を喚起する事。
【解決手段】浴槽水の有無を外部入力装置10に表示し、ユーザーに浴槽水の有無を知らせる制御手段40を有したものである。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽16に水が無い場合、ユーザーに浴槽16に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により予め知らせ、浴槽16への注水を喚起することにより、凍結予防運転に備える事が出来る。また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】浴槽水の有無を外部入力装置10に表示し、ユーザーに浴槽水の有無を知らせる制御手段40を有したものである。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽16に水が無い場合、ユーザーに浴槽16に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により予め知らせ、浴槽16への注水を喚起することにより、凍結予防運転に備える事が出来る。また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯や追焚のできる風呂給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の風呂給湯器は、図3に示すような構成になっている。給湯運転時には、給湯栓1を開くと水量センサー2が通水を検知した後、給湯燃焼用ファン3が回転し、給湯ガス元電磁弁4、給湯ガス比例弁5が開き、給湯バーナ6に着火し、給湯熱交換器7で加熱される。
【0003】
ここで給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯回路8の入水側に設けたバイパス制御弁9により、入水側の水と混合される。混合された湯は外部入力装置10で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター11の信号によりバイパス制御弁9の開度を調整し、給湯接続口12を経て給湯栓1より給湯される。
【0004】
次に風呂運転時には、外部入力装置10の運転スイッチを入れると、循環ポンプ15により浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18から、水流検知部13にて循環を検知されると、風呂燃焼用ファン19が回転し、風呂ガス元電磁弁25、風呂ガス比例弁24が開き、風呂バーナ23に着火し、風呂熱交換器20で加熱され風呂往き通路21から、浴槽16へ循環される。
【0005】
次に自動お湯はり運転時には、給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯電磁弁30が開き、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ供給される。
【0006】
次に凍結予防運転時は、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15を所定時間運転し、風呂回路内の滞留水を浴槽16に排出し、循環ポンプ15は運転を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の風呂給湯器は、浴槽に水がない場合、循環ポンプを所定時間駆動し、風呂回路内の滞留水を浴槽に排出しても、ポンプ内部や、回路内の一部に水が残り凍結して破損する可能性があった。
【0008】
取扱説明書には、凍結の恐れのある場合、浴槽の水を捨てないようにユーザーに喚起しているが、従来の風呂給湯器は、浴槽水の有無はユーザーの目視確認に委ねられているため、うっかり忘れていたりする場合が多かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、浴槽水の有無を外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽に水が無い場合、ユーザーに浴槽に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により知らせ、浴槽への注水を喚起し、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0010】
また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環水の戻り通路上に設けられ、浴槽水の水位を検知する水位検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記水位検知部が浴槽水無しと判定した場合、浴槽に水がないことを外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。
【0012】
そして、ユーザーは、いちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行かなくても、離れた部屋で浴槽水の有無を判断出来る。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、定期的に前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。
【0014】
そして、ユーザーは、いちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行かなくても、離れた部屋で浴槽水の有無を判断出来る。
【0015】
本発明の請求項3記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置を介して知らせる制御手段を有したものである。
【0016】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0017】
本発明の請求項4記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換部と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置の所定のランプを点滅し、ユーザーに知らせる報知手段を有したものである。
【0018】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0019】
本発明の請求項5記載の発明は、前述の請求項1〜3のそれぞれにおいて報知手段は、ランプを点灯、ランプを点滅、信号音を発生、音声を伝達又は表示部に文字を表示するようにしたものである。
【0020】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0021】
本発明の請求項5記載の発明は、外部入力装置に所定のスイッチを有し、ユーザーのスイッチ操作で、浴槽水の有無を給湯器に再度判定させる制御装置を有したものである。
【0022】
そして、給湯器が再度浴槽水の有無をチェックし、浴槽水ありと判定することにより、その後の凍結予防運転に支障をきたさないようにすることが出来る。
【0023】
本発明の請求項6記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器部と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定時間給湯する制御手段を有したものである。
【0024】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、たとえユーザーが不在や、就寝中でも風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防することが出来る。
【0025】
本発明の請求項7記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定流量給湯する制御手段を有したものである。
【0026】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、たとえユーザーが不在や、就寝中でも風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防することが出来る。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一部品には同一番号を付し説明する。
【0028】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の風呂給湯器の構造図である。図から明らかのように給湯運転時には、給湯栓1を開くと水量センサー2が通水を検知した後、給湯燃焼用ファン3が回転し、給湯ガス元電磁弁4、給湯ガス比例弁5が開き、給湯バーナ6に着火し、給湯熱交換器7で加熱される。
【0029】
ここで給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯回路8の入水側に設けたバイパス制御弁9により、入水側の水と混合される。混合された湯は外部入力装置10で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター11の信号によりバイパス制御弁9の開度を調整し、給湯接続口12を経て給湯栓1より給湯される。
【0030】
次に風呂運転時には、外部入力装置10の運転スイッチを入れると、循環ポンプ15により浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18から、水流検知部13にて循環を検知されると、風呂燃焼用ファン19が回転し、風呂ガス元電磁弁25、風呂ガス比例弁24が開き、風呂バーナ23に着火し、風呂熱交換器20で加熱され風呂往き通路21から、浴槽16へ循環される。
【0031】
次に自動お湯はり運転時には、給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯電磁弁30が開き、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ供給される。そして、風呂回路上に設けられ、浴槽の水位を検知する水位センサー26が浴槽に水が無いことを判断した場合、外部入力装置10に浴槽が無いことを表示する。
【0032】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2〜10の風呂給湯器の構成図である。図1とは、風呂回路に設けられた水位検知部26の有無のみ異なる。給湯運転、風呂運転、自動お湯張り運転時は、実施例1と同様である。
【0033】
実施例2では、定期的に循環ポンプ15を駆動し、水流検知部13が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽16に水がないことを外部入力装置10に表示する。
【0034】
(実施例3)
実施例3では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0035】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の所定のランプ(例えばLED)を点灯し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0036】
(実施例4)
実施例4では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0037】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の所定のランプ(例えばLED)を点滅し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0038】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0039】
(実施例5)
実施例5では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0040】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10から信号音(例えばブザー)で、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0041】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0042】
(実施例6)
実施例6では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0043】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10から音声で(例えば「機器の凍結の可能性があります。浴槽に水を入れてください」)伝え、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0044】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0045】
(実施例7)
実施例7では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0046】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の表示部に文字で(例えば「機器の凍結の可能性があります。浴槽に水を入れてください」)表示し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0047】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0048】
(実施例8)
実施例8では、外部入力装置10の所定のスイッチ操作により、ユーザーが浴槽に水を張ったあと、再度給湯器に浴槽水の有無を判定させることにより、機器の凍結予防運転に備えることが出来る。
【0049】
(実施例9)
実施例9では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水なしと判定された場合は、ポンプ運転を停止し、給湯電磁弁30が開き、給湯熱交換器7で加熱された湯を、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ所定時間供給し、風呂回路内の温度を上昇させ、凍結の予防措置を行う。
【0050】
(実施例10)
実施例10では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水なしと判定された場合は、ポンプ運転を停止し、給湯電磁弁30が開き、給湯熱交換器7で加熱された湯を、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ所定流量供給し、風呂回路内の温度を上昇させ、凍結の予防措置を行う。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、浴槽水の有無を外部入力装置に表示し、ユーザーがいちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行く必要が無いので利便性が向上する。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽に水が無い場合、ユーザーに浴槽に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により知らせ、浴槽への注水を喚起し、その後の凍結予防運転に備える為、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0052】
また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行い、風呂回路の温度を上昇させることにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の形態による風呂給湯器を示す構成図
【図2】本発明の実施例2〜10の形態による風呂給湯器を示す構成図
【図3】従来の風呂給湯器を示す構成図
【符号の説明】
2 水量センサー
4 給湯ガス元電磁弁
6 給湯バーナ
7 給湯熱交換器
8 給湯回路
10 外部入力装置
13 水流検知部
15 循環ポンプ
16 浴槽
18 風呂戻り通路
20 風呂熱交換器
21 風呂往き通路
23 風呂バーナ
26 水位センサー
30 給湯電磁弁
40 制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯や追焚のできる風呂給湯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の風呂給湯器は、図3に示すような構成になっている。給湯運転時には、給湯栓1を開くと水量センサー2が通水を検知した後、給湯燃焼用ファン3が回転し、給湯ガス元電磁弁4、給湯ガス比例弁5が開き、給湯バーナ6に着火し、給湯熱交換器7で加熱される。
【0003】
ここで給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯回路8の入水側に設けたバイパス制御弁9により、入水側の水と混合される。混合された湯は外部入力装置10で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター11の信号によりバイパス制御弁9の開度を調整し、給湯接続口12を経て給湯栓1より給湯される。
【0004】
次に風呂運転時には、外部入力装置10の運転スイッチを入れると、循環ポンプ15により浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18から、水流検知部13にて循環を検知されると、風呂燃焼用ファン19が回転し、風呂ガス元電磁弁25、風呂ガス比例弁24が開き、風呂バーナ23に着火し、風呂熱交換器20で加熱され風呂往き通路21から、浴槽16へ循環される。
【0005】
次に自動お湯はり運転時には、給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯電磁弁30が開き、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ供給される。
【0006】
次に凍結予防運転時は、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15を所定時間運転し、風呂回路内の滞留水を浴槽16に排出し、循環ポンプ15は運転を停止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の風呂給湯器は、浴槽に水がない場合、循環ポンプを所定時間駆動し、風呂回路内の滞留水を浴槽に排出しても、ポンプ内部や、回路内の一部に水が残り凍結して破損する可能性があった。
【0008】
取扱説明書には、凍結の恐れのある場合、浴槽の水を捨てないようにユーザーに喚起しているが、従来の風呂給湯器は、浴槽水の有無はユーザーの目視確認に委ねられているため、うっかり忘れていたりする場合が多かった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、浴槽水の有無を外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽に水が無い場合、ユーザーに浴槽に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により知らせ、浴槽への注水を喚起し、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0010】
また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環水の戻り通路上に設けられ、浴槽水の水位を検知する水位検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記水位検知部が浴槽水無しと判定した場合、浴槽に水がないことを外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。
【0012】
そして、ユーザーは、いちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行かなくても、離れた部屋で浴槽水の有無を判断出来る。
【0013】
本発明の請求項2記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、定期的に前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置に表示し、ユーザーに知らせる制御手段を有したものである。
【0014】
そして、ユーザーは、いちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行かなくても、離れた部屋で浴槽水の有無を判断出来る。
【0015】
本発明の請求項3記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置を介して知らせる制御手段を有したものである。
【0016】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0017】
本発明の請求項4記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換部と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを外部入力装置の所定のランプを点滅し、ユーザーに知らせる報知手段を有したものである。
【0018】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0019】
本発明の請求項5記載の発明は、前述の請求項1〜3のそれぞれにおいて報知手段は、ランプを点灯、ランプを点滅、信号音を発生、音声を伝達又は表示部に文字を表示するようにしたものである。
【0020】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、浴槽に水が無いことを予めユーザーに知らせることができ、浴槽への水張りを喚起し、機器の凍結の為のポンプ運転時には確実に浴槽に水を張った状態にしておくことが出来る。
【0021】
本発明の請求項5記載の発明は、外部入力装置に所定のスイッチを有し、ユーザーのスイッチ操作で、浴槽水の有無を給湯器に再度判定させる制御装置を有したものである。
【0022】
そして、給湯器が再度浴槽水の有無をチェックし、浴槽水ありと判定することにより、その後の凍結予防運転に支障をきたさないようにすることが出来る。
【0023】
本発明の請求項6記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器部と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定時間給湯する制御手段を有したものである。
【0024】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、たとえユーザーが不在や、就寝中でも風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防することが出来る。
【0025】
本発明の請求項7記載の発明は、給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定流量給湯する制御手段を有したものである。
【0026】
そして、風呂回路内の温度が低下し、機器が凍結の恐れがる場合、たとえユーザーが不在や、就寝中でも風呂回路に自動的に給湯を行うことにより、凍結による機器の破損を予防することが出来る。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一部品には同一番号を付し説明する。
【0028】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1の風呂給湯器の構造図である。図から明らかのように給湯運転時には、給湯栓1を開くと水量センサー2が通水を検知した後、給湯燃焼用ファン3が回転し、給湯ガス元電磁弁4、給湯ガス比例弁5が開き、給湯バーナ6に着火し、給湯熱交換器7で加熱される。
【0029】
ここで給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯回路8の入水側に設けたバイパス制御弁9により、入水側の水と混合される。混合された湯は外部入力装置10で設定した給湯設定温度になるよう出湯サーミスター11の信号によりバイパス制御弁9の開度を調整し、給湯接続口12を経て給湯栓1より給湯される。
【0030】
次に風呂運転時には、外部入力装置10の運転スイッチを入れると、循環ポンプ15により浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18から、水流検知部13にて循環を検知されると、風呂燃焼用ファン19が回転し、風呂ガス元電磁弁25、風呂ガス比例弁24が開き、風呂バーナ23に着火し、風呂熱交換器20で加熱され風呂往き通路21から、浴槽16へ循環される。
【0031】
次に自動お湯はり運転時には、給湯熱交換器7で加熱された湯は、給湯電磁弁30が開き、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ供給される。そして、風呂回路上に設けられ、浴槽の水位を検知する水位センサー26が浴槽に水が無いことを判断した場合、外部入力装置10に浴槽が無いことを表示する。
【0032】
(実施例2)
図2は本発明の実施例2〜10の風呂給湯器の構成図である。図1とは、風呂回路に設けられた水位検知部26の有無のみ異なる。給湯運転、風呂運転、自動お湯張り運転時は、実施例1と同様である。
【0033】
実施例2では、定期的に循環ポンプ15を駆動し、水流検知部13が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽16に水がないことを外部入力装置10に表示する。
【0034】
(実施例3)
実施例3では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0035】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の所定のランプ(例えばLED)を点灯し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0036】
(実施例4)
実施例4では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0037】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の所定のランプ(例えばLED)を点滅し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0038】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0039】
(実施例5)
実施例5では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0040】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10から信号音(例えばブザー)で、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0041】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0042】
(実施例6)
実施例6では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0043】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10から音声で(例えば「機器の凍結の可能性があります。浴槽に水を入れてください」)伝え、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0044】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0045】
(実施例7)
実施例7では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水ありと判定された場合は、ポンプ運転を停止し待機する。
【0046】
この時、水流検知部13が作動せず、浴槽16に水がないと判定された場合は、循環ポンプ15は運転を停止し、外部入力装置10の表示部に文字で(例えば「機器の凍結の可能性があります。浴槽に水を入れてください」)表示し、ユーザーに浴槽に水の無いことを知らせ、浴槽への水張りを喚起する。
【0047】
さらに風呂回路内の温度が低下し、風呂戻りサーミスター14が所定の温度以下(例えば4℃以下)を検知し、機器に凍結の恐れがある場合、再度循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、凍結の予防措置を行う。
【0048】
(実施例8)
実施例8では、外部入力装置10の所定のスイッチ操作により、ユーザーが浴槽に水を張ったあと、再度給湯器に浴槽水の有無を判定させることにより、機器の凍結予防運転に備えることが出来る。
【0049】
(実施例9)
実施例9では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水なしと判定された場合は、ポンプ運転を停止し、給湯電磁弁30が開き、給湯熱交換器7で加熱された湯を、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ所定時間供給し、風呂回路内の温度を上昇させ、凍結の予防措置を行う。
【0050】
(実施例10)
実施例10では、風呂戻りサーミスター14が、所定の温度以下(例えば7℃以下)を検知し、風呂回路内の温度が低下した場合、循環ポンプ15により、浴槽16の浴槽水17は、風呂戻り通路18、風呂熱交換器20、風呂往き通路21、浴槽16へ循環し、浴槽水の有無の判定を行う。この時、水流検知部13が作動し、浴槽水なしと判定された場合は、ポンプ運転を停止し、給湯電磁弁30が開き、給湯熱交換器7で加熱された湯を、風呂戻り通路18および、風呂往き通路21から浴槽16へ所定流量供給し、風呂回路内の温度を上昇させ、凍結の予防措置を行う。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、浴槽水の有無を外部入力装置に表示し、ユーザーがいちいち浴室まで浴槽水の有無を目視確認しに行く必要が無いので利便性が向上する。特に、凍結の恐れのあるにもかかわらず、浴槽に水が無い場合、ユーザーに浴槽に水が無いことを信号音や、音声、文字メッセージ等により知らせ、浴槽への注水を喚起し、その後の凍結予防運転に備える為、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【0052】
また、ユーザーが不在の場合等は、風呂回路に自動的に給湯を行い、風呂回路の温度を上昇させることにより、凍結による機器の破損を予防する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の形態による風呂給湯器を示す構成図
【図2】本発明の実施例2〜10の形態による風呂給湯器を示す構成図
【図3】従来の風呂給湯器を示す構成図
【符号の説明】
2 水量センサー
4 給湯ガス元電磁弁
6 給湯バーナ
7 給湯熱交換器
8 給湯回路
10 外部入力装置
13 水流検知部
15 循環ポンプ
16 浴槽
18 風呂戻り通路
20 風呂熱交換器
21 風呂往き通路
23 風呂バーナ
26 水位センサー
30 給湯電磁弁
40 制御手段
Claims (7)
- 給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁器と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換部と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環水の戻り通路上に設けられ、浴槽水の水位を検知する水位検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記水位検知部が浴槽水無しと判定した場合、浴槽に水がないことを知らせる報知手段を有した風呂給湯器。
- 給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、定期的に前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを知らせる報知手段を有した風呂給湯器。
- 給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、浴槽水無しと判定し、浴槽に水がないことを知らせる報知手段を有した風呂給湯器。
- 報知手段は、ランプを点灯、ランプを点滅、信号音を発生、音声を伝達又は表示部に文字を表示するものである請求項1、2又は3記載の風呂給湯器。
- 外部入力装置に所定のスイッチを有し、ユーザーのスイッチ操作で、浴槽水の有無を給湯器に再度判定させる制御装置を有した請求項3又は4記載の風呂給湯器。
- 給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定時間給湯する制御手段を有した風呂給湯器。
- 給湯加熱部と、給湯熱交換器と、給水側に設けられ、給水流量を検知する水量検知部と、給湯出湯側に設けられ、温水を風呂回路に供給する給湯電磁弁と、浴槽水を循環させる循環ポンプと、風呂加熱部と、風呂熱交換器と、循環水の戻り通路上に設けられ循環水の戻り温度を検知する戻り温度検知部と、循環経路上に設けられ水流を検知する水流検知部を有し、前記戻り温度検知部が所定の温度以下を検知し、前記循環ポンプを駆動し、前記水流検知部が水流を検知しない場合、前記ポンプの運転を停止し、前記給湯電磁弁を開き、給湯加熱部で加熱された温水を風呂戻り通路及び風呂往き通路を介して浴槽に所定流量給湯する制御手段を有した風呂給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200982A JP2004044863A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 風呂給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200982A JP2004044863A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 風呂給湯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004044863A true JP2004044863A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31707645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002200982A Pending JP2004044863A (ja) | 2002-07-10 | 2002-07-10 | 風呂給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004044863A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010112659A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Noritz Corp | 温水装置 |
JP2015075249A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | 日立アプライアンス株式会社 | 給湯機およびその運転方法。 |
JP2015102253A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 株式会社コロナ | 風呂装置 |
-
2002
- 2002-07-10 JP JP2002200982A patent/JP2004044863A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010112659A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Noritz Corp | 温水装置 |
JP2015075249A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | 日立アプライアンス株式会社 | 給湯機およびその運転方法。 |
JP2015102253A (ja) * | 2013-11-21 | 2015-06-04 | 株式会社コロナ | 風呂装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011158145A (ja) | 給湯装置 | |
JP2004044863A (ja) | 風呂給湯器 | |
JP2006349220A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP7218462B2 (ja) | 風呂給湯装置 | |
JP2011080682A (ja) | 貯湯式給湯機 | |
JP3889433B2 (ja) | 風呂装置 | |
JPH09192020A (ja) | 自動給茶機 | |
KR101198590B1 (ko) | 냉온수 공급 시스템 | |
JP2017129333A (ja) | 風呂給湯装置 | |
JP6066563B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP2000283555A (ja) | 給湯機のリモコン装置 | |
JP2013221686A (ja) | 給湯機 | |
WO2008093082A1 (en) | Circulating flow device | |
JP2002206800A (ja) | 風呂システムの制御方法 | |
KR101472491B1 (ko) | 냉온수공급시스템 | |
JP2003254618A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP2003279155A (ja) | 貯湯式加熱装置 | |
JP2004076969A (ja) | 給湯器の制御装置 | |
JP2009144943A (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP3580187B2 (ja) | 自動風呂装置 | |
JP2011212128A (ja) | 炭酸風呂 | |
JP3308189B2 (ja) | 風呂装置 | |
JP2021067386A (ja) | 風呂給湯装置 | |
JP2020016407A (ja) | 風呂給湯装置 | |
JP2006138493A (ja) | 貯湯式給湯装置 |