JP2000274415A - 固定具の仮止め方法及び固定具 - Google Patents

固定具の仮止め方法及び固定具

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JP2000274415A
JP2000274415A JP11080593A JP8059399A JP2000274415A JP 2000274415 A JP2000274415 A JP 2000274415A JP 11080593 A JP11080593 A JP 11080593A JP 8059399 A JP8059399 A JP 8059399A JP 2000274415 A JP2000274415 A JP 2000274415A
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Masaru Noda
勝 野田
Eiki Hoshikawa
榮基 星川
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Original Assignee
Best Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバー部材をエンジンのハウジング、車体フ
レーム等に対し弾持状態で固定するための固定具をカバ
ー部材に仮止めする作業を容易、且つ迅速に行なえるよ
うにする。 【解決手段】 スリーブ付ワッシャにおけるスリーブ部
4bの内周面に係止突部4cを、またスリーブ付ワッシ
ャ5におけるスリーブ部5bの外周面に係合凹溝5cを
形成しておき、スリーブ部4b,5b夫々に緩衝部材
6,7を外嵌させた状態でスリーブ付ワッシャ4,5の
スリーブ部4b,5bをカバー部材1の孔1dにその両
側から挿入し、スリーブ部4b,5b同士を孔1dに通
した状態で嵌め合わせ、係止突部4cを係合凹溝5c内
に係入させて仮止めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として車輛におけ
るエンジン、マフラー等の排気系パイプ等を覆って断熱
作用,遮音作用を果たすカバー部材をエンジンのハウジ
ング、又は車体フレーム等に固定するのに用いる固定具
の仮止め方法及び固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】図9(a)は、従来の固定具をカバー部
材に固定した態様を示す断面図、図9(b)は固定具に
てカバー部材を車体フレームに固定した態様を示す断面
図であり、図中1はカバー部材、2は車体フレーム、3
はワッシャ付ボルトを示している。カバー部材1にはス
リーブ付ワッシャ15、緩衝部材6,7及びワッシャ1
4等を固定し、これらに通したワッシャ付ボルト3にて
カバー部材1を車体フレーム2等に固定されている。
【0003】カバー部材1は、メッキ鋼板、ステンレス
鋼板等の防錆機能を備えた2枚の金属板1a,1bの間
に遮音機能及び断熱機能を備えた介装材1cを挟み込ん
で覆うべき対象部の形状に合わせて成形加工して構成さ
れており、その複数個所にはエンジンのハウジング、車
体フレーム2等に取り付けるための孔1dが開口されて
いる。孔1dの周縁部分には、介装材1cが存在せず、
金属板1a,1bが直接重ね合わされた構成としてあ
る。
【0004】スリーブ付ワッシャ15はワッシャ部15
aとその片面に心孔と同心に立設したスリーブ部15b
とにて構成され、スリーブ部15bの先端部内周に薄肉
とした環状の先端縁15eが形成されると共に、その外
周には段部15fが形成されている。一方ワッシャ14
は、前記先端縁15eの外径と略同じ心孔を備えると共
に、この心孔の周縁部に環状のテーパ面14eを備えて
おり、前記スリーブ付ワッシャ15のスリーブ部15b
における先端縁15eの外周に嵌め込まれ、段部15f
に支持されるようにしてある。
【0005】緩衝部材6,7はステンレス製の細い針金
を筒編みしたものをワッシャ形状又はスリーブ付ワッシ
ャ形状に加圧成形して構成され、スリーブ付ワッシャ1
5のワッシャ部15aと同径のワッシャ部6a,7a及
びその中央部から片側に突き出した短円筒形のスリーブ
部6b,7bを備えている。
【0006】カバー部材1の孔1dに対し、スリーブ付
ワッシャ15、緩衝部材6,7、ワッシャ14等からな
る固定具を装着する手順は、図9(a)に示す如くスリ
ーブ付ワッシャ15のスリーブ部15bに緩衝部材7を
嵌合した状態で、カバー部材1の片側から孔1dにスリ
ーブ部15bを挿通し、孔1dの反対側に突き出したス
リーブ部15bの先端部に他の緩衝部材6を嵌め合わせ
ると共に、ワッシャ14を嵌め込み、ワッシャ14をス
リーブ部15bの先端縁15eの外周に嵌め込み、図示
しないプレス機によりスリーブ部15bの先端縁15e
を加圧し、図9(b)に示す如くスリーブ部15bの先
端縁15eをワッシャ14のテーパ面14eに沿うよう
かしめ止めする。そしてこのように孔1dにスリーブ付
ワッシャ15、緩衝部材6,7、ワッシャ14からなる
固定具をかしめ止めしたカバー部材1は、部品製造工場
から出荷され、車輛の組立工場に運ばれて一点鎖線で示
す如きエンジンのハウジング、又は車体フレーム2等に
ワッシャ付ボルト3にてねじ止め固定される。
【0007】図10(a)は、従来の他の固定具をカバ
ー部材に固定した態様を示す断面図、図10(b)は、
同じく他の固定具にてカバー部材を車体フレームに固定
した態様を示す断面図である。この例においては、緩衝
部材7は1個のみを用いている点で図9に示す例とは異
なっている。この例においてもスリーブ付ワッシャ15
のスリーブ部15bの先端縁15eの外周に嵌め込んで
段部15f上にセットし、同様に図示しないプレス機に
よる加圧力によって先端縁15eをワッシャ14のテー
パ面14eの表面に沿うよう湾曲せしめて、かしめ止め
されている。このような従来の固定具では、部品製造工
場にてカバー部材1の孔1dに対してスリーブ付ワッシ
ャ15、緩衝部材6,7及びワッシャ14が最終の固定
状態に組付けられ、この状態で組立て工場に運ばれ、組
立て工場ではワッシャ付ボルト3を用いて車体フレーム
2等に締結する作業が行なわれることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した如き
従来の固定具にあっては、カバー部材1に穿った孔1d
の片側から緩衝部材7を介在させてスリーブ付ワッシャ
15を嵌合し、反対側に突き出したスリーブ部15bに
ワッシャ14を嵌め込み、プレス機を用いてワッシャ1
4をかしめ止めすることで、カバー部材1に対して固定
具を固定することとしているが、このかしめ止め作業
に、プレス機が必要となるために、設備コストが高く、
またプレス機のために周囲に広いスペースが必要とな
り、作業にも熟練を要する等の問題があった。
【0009】本発明はかかる事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは、カバー部材の孔の両
側から夫々緩衝部材を介在させて2つのスリーブ付ワッ
シャを嵌め込み、スリーブ部同士を内,外に嵌め合わ
せ、両者のスリーブ部同士を互いに嵌め合わせる簡単な
作業で仮止めすることで、プレス機を用いることなく、
簡単な作業で被固定部材に対するスリーブ付ワッシャ、
緩衝部材等の固定具の取り付けの作業性を向上させた固
定具の仮止め方法及び固定具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る固定具の
仮止め方法は、ボルトを挿通すべき被固定部材の孔に、
孔の両側から嵌め込まれ、相互に嵌合させた状態で取り
付けられる2つのスリーブ付ワッシャ及びこれらと被固
定部材との間に介装されて取り付けられる緩衝部材を装
着し、これらに通したボルトにて被固定部材を被固定部
位に固定する固定具における前記2つのスリーブ付ワッ
シャ及び緩衝部材を前記孔に仮止めする方法において、
前記2つのスリーブ付ワッシャのうちの一方におけるス
リーブ部の内周面と、他方におけるスリーブ部の外周面
とのいずれか一方に係合突部を、他方に前記係合突部が
係合する係合凹部を形成しておき、前記両スリーブ部
を、少なくともその一方に緩衝部材を外嵌した状態で前
記被固定部材の孔の両側からこれに通して相互に嵌め合
わせ、前記係合突部を係合凹部に係合させることを特徴
とする。
【0011】請求項2に係る固定具は、ボルトを挿通す
べき被固定部材の孔に、孔の両側から嵌め込まれ、相互
に嵌合させた状態で取り付けられる2つのスリーブ付ワ
ッシャ及びこれと被固定部材との間に介装されて取り付
けられる緩衝部材を装着し、これらに通したボルトにて
被固定部材を被固定部位に固定する固定具において、前
記2つのスリーブ付ワッシャは、その一方のスリーブ部
の内周面と、他方のスリーブ部の外周面とのいずれか一
方に係合突部を、他方に前記係合突部が係合する係合凹
部を備え、両スリーブ部を嵌め合わせることで、前記係
合突部を係合凹部に係合させるように構成したことを特
徴とする。
【0012】この発明にあっては、一方のスリーブ付ワ
ッシャにおけるスリーブ部の内周面と、他方のスリーブ
付ワッシャにおけるスリーブ部の外周面とのいずれか一
方に係合突部を、他方に係合凹部を設けて相互に係合さ
せることで容易に被固定部材に対する固定具の装着が可
能となる。
【0013】請求項3に係る固定具では、前記係合突部
は、スリーブ部の内周面又は外周面に、その周方向の複
数個所、又は全周にわたって形成されていることを特徴
とする。請求項4に係る固定具では、前記係合突部は、
断面三角形状であってスリーブ部の内周面又は外周面
に、そのスリーブ部の先端側の面はワッシャ表面と平行
に、またスリーブ部の基端側の面のワッシャ表面に対し
傾斜面としてあることを特徴とする。
【0014】請求項5に係る固定具では、前記係合凹部
は、スリーブ部の内周面又は外周面に、その周方向の複
数個所又は全周にわたって形成されていることを特徴と
する。これらの発明にあっては、複数の係合突部が係合
凹部に係入することで仮止め作業を正確に行うことが出
来、また輸送中の振動等では仮止め状態が簡単には外れ
ることがなく、確実に仮止め状態を維持することが可能
である。
【0015】請求項6に係る固定具では、前記係合凹部
は、一方のスリーブ付ワッシャのスリーブ部における軸
長方向の中間部又は先端部寄りに形成されていることを
特徴とする。請求項7に係る固定具では、前記係合突部
は、一方のスリーブ付ワッシャのスリーブ部における軸
長方向の中間部又は基端部寄りに形成されていることを
特徴とする。
【0016】これらの発明にあっては、2つのスリーブ
付ワッシャにおけるそのスリーブ部同士を相互に嵌め合
わせる相対移動の初期には相互の嵌め合わせのガイド機
能を果たし、相対移動の中期、又は終期において相互に
係合状態となることで、正確な嵌め合わせ作業が可能と
なる。
【0017】請求項8に係る固定具では、スリーブ付ワ
ッシャの相互に嵌め合わされるスリーブ部のうち、外側
に位置するスリーブ部の先端とこれに対向するワッシャ
部との間隔D3 は、前記係合凹溝の幅D1 と係合突部の
幅との差D2 以下にしたことを特徴とする。この発明に
あっては2つのスリーブ付ワッシャにおける一方の係合
突部は他方の係合凹部に係合すると仮止め状態、及び車
体フレーム等に固定しおえた緊締状態のいずれの状態で
も、係合突部は係合凹部内に位置して相対移動可能とな
るから、緊締作業中にも係合突部が係合凹部から抜け出
して、大きな締結力を要する等の不都合がなく、安定し
た締結作業を行い得る。
【0018】請求項9に係る固定具では、前記両スリー
ブ付ワッシャの少なくとも一方のスリーブ部の周壁には
その軸長方向に延在する1又は複数のスリットが形成さ
れていることを特徴とする。この発明にあっては、スリ
ーブ付ワッシャのスリーブ部に1又は複数のスリットを
形成することでスリーブ部同士の嵌め合わせ作業が一層
容易となり、高い作業効率が得られる。
【0019】請求項10に係る固定具では、前記緩衝部
材は、ステンレス製針金を筒編みしたもの又は金属製の
針金を編んで紐状としたものを環状のワッシャ状に圧縮
成形して構成されていることを特徴とする。この発明に
あっては、緩衝部材が適正な弾性を備えることにより、
スリーブ付ワッシャと被固定部材とが直接接触する面積
が小さく、又は零となり、断熱,遮音性能が向上するこ
とは勿論、被固定部材にスリーブ付ワッシャから局部的
な圧力が付与されることがなく、被固定部材に局所的な
金属疲労が発生し、破損に至るのを防止出来る。
【0020】請求項11に係る固定具では、前記被固定
部材に仮止めしたスリーブ付ワッシャは、これに通した
ボルトにて被固定部材と共に被固定部位に固定されるこ
とを特徴とする。この発明にあっては、仮止めしたスリ
ーブ付ワッシャにボルトを通して車体フレーム、エンジ
ンのハウジング等の被固定部に緊締することで、スリー
ブ付ワッシャ同士の仮止め状態が解除され、被固定部材
を被固定部位に対しボルトの螺合作業のみで簡単に固定
することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づき具体的に説明する。 (実施の形態1)図1は遮音又は吸音機能,断熱機能を
備えたカバー部材をエンジンのハウジング、又は車体フ
レーム等の被固定部位に取り付けるための固定具に適用
した場合を示す断面図であり、図中1はカバー部材、2
は車体フレーム、3はワッシャ付ボルト、4,5はスリ
ーブ付ワッシャ、6,7は緩衝部材を示している。勿
論、ワッシャ付ボルト3に代えてワッシャ,スプリング
ワッシャ、ボルト等が個別に分離されているものを用い
てもよい。
【0022】カバー部材1は、2枚のメッキ鋼板、又は
ステンレス鋼板等の金属板1a,1bの間に断熱機能、
遮音又は吸音機能を備えた介装材1cを介在させた状態
で覆うべき対象部材の形状に合わせた形状にプレス成形
し、その複数個所に孔1dを貫設してあり、各孔1dに
はスリーブ付ワッシャ4,5及びこれらとカバー部材1
との間に夫々介在させた緩衝部材6,7からなる固定具
をワッシャ付ボルト3にて被固定部位である車体フレー
ム(又はエンジンのハウジング)2に固定されている。
なお、孔1dの貫設してある部分及びその周囲には介装
材1cが存在しないのが通常の状態であるが介装材1c
を存在させてもよい。
【0023】図2は、スリーブ付ワッシャ4の断面図及
び平面図、図3はスリーブ付ワッシャ5の断面図及び下
面図である。スリーブ付ワッシャ4,5は、いずれも金
属(鋼)製であって、カバー部材1の孔1dの直径より
も十分大きい直径を有する円形のワッシャ部4a,5a
と、このワッシャ部4a,5aの片面にワッシャの心孔
と同心であって、且つ心孔と等大の内径を有するスリー
ブ部4b,5bをワッシャ部4a,5aに対して直角に
立設して構成されており、スリーブ部4bの内径は、ス
リーブ部5bの外径よりも僅かに大きく設定され、スリ
ーブ部4b内にスリーブ部5bが挿脱可能となってい
る。
【0024】そしてスリーブ付ワッシャ4のスリーブ部
4bの基端部内周壁には、図2(a),図2(b)に示
す如くその周方向に等間隔で複数個所(実施の形態では
3個所)に中心部側に向けて突出する係合突部4cが形
成されている。一方スリーブ付ワッシャ5のスリーブ部
5bの先端部外周壁には、図3(a),図3(b)に示
す如くその外周の全周にわたって環状の係合凹溝5cが
形成されている。
【0025】係合突部4cの個数,形状,及び形成位置
については特に限定するものではなく、係合突部4cの
個数は、1個又は2個以上何個でもよく、全周にあって
もよい。また形状は係合凹溝5cに係入が容易である
が、これからの抜け出しにはより強い力が必要なよう
に、例えば釣針り状のフック形とし、又は後述する図5
に示す如く断面三角形状をなし、上面がワッシャ部4a
の表面と平行な平面4dとし、下面がワッシャ部4aの
表面に対して所定の角度で交叉するテーパ面4eをもつ
ようにしてもよい。更に係合突部4cの形成位置はスリ
ーブ付ワッシャ4のスリーブ部4bにおける軸長方向の
いずれの位置でもよいが、望ましくは基端部寄り、具体
的には軸長方向寸法の2/3以上基端部に近い位置とす
るのが、これに対する他方のスリーブ付ワッシャ5のス
リーブ部5bを嵌合する際の作業の容易さからより望ま
しい。
【0026】即ち、スリーブ付ワッシャ4,5のスリー
ブ部4bと5bとを嵌め合わせて軸長方向に相対移動を
行わせる際に、相対移動の初期には係合突部4cが存在
せず、単なる筒状のスリーブ部4bと5bとの嵌め合わ
せとなって、相互の嵌め合わせ作業が円滑且つ迅速に行
うことが出来るからである。
【0027】また係合凹溝5cの断面形状及び形成位置
についても特に限定するものではなく、係合凹溝5cの
形状は、係合突部4cが確実に係合し得るように断面コ
字形の環状とするのがスリーブ部4cと5cとを嵌め合
わせる際の周方向の位置が制限されない利点があるが、
周方向の複数個所で分割形成された複数の凹溝で形成し
てもよい。
【0028】また溝の深さ、幅は係合突部4cの形状に
合わせて設定すればよいが、特に幅は係合突部4cが係
合凹溝5c内に係合した仮止め状態になると、両スリー
ブ付ワッシャ4,5を相互に締結した状態でも係合突部
4cが係合凹溝5c内に留まり得るように設定するのが
望ましい。更に係合凹溝5cの形成位置は軸長方向のい
ずれの位置でもよいが、係合突部4cが前述の如く基端
部寄りに形成した場合にスリーブ部5bの先端部により
近い位置が望ましい。
【0029】スリーブ部4b,5bに対する係合突部4
cと係合凹溝5cの形成位置は、スリーブ付ワッシャ
4,5のワッシャ部4a,5aとカバー部材1との間に
緩衝部材6,7を介在させた状態でスリーブ部4bと5
bとを嵌め合わせた際の嵌め合わせ作業が容易であっ
て、嵌め合わせた後は係合突部4cが係合凹溝5c内に
嵌合する位置まで移動する途中で曲がることなくエアシ
リンダ又はエアハンマ、又は手作業によって移動し得る
位置が望ましい。その理由はスリーブ部4b,5b相互
の嵌め合わせのための移動距離が短か過ぎると相互の嵌
め合せ作業が難しく、また仮止め状態でのがたつきが大
きく、また長すぎると仮止めに要する力が大きくなるこ
とによる。
【0030】これら係合突部4c、係合凹溝5cは夫々
スリーブ付ワッシャ4,5をプレス加工する過程でプレ
ス成形されるから、成形の容易性からみると、スリーブ
部4bに係合突部4cを、スリーブ部5bに係合凹溝5
cを形成するのが望ましいが、スリーブ部4bに係合凹
溝を、またスリーブ部5bに係合突部を設けてもよい。
【0031】次に係合突部4cと係合凹溝5cとの望ま
しい関係を図5に示す。図5(a),図5(b)は、係
合突部4cと係合凹溝5cとの関係を示す説明図であ
り、図5(a)はスリーブ付ワッシャ4,5同士を仮止
めした状態を、また図5(b)はスリーブ付ワッシャ
4,5を車体フレーム2にワッシャ付ボルト3を用いて
緊締した状態を夫々示している。
【0032】図5(a)に示す仮止め状態では、スリー
ブ付ワッシャ4,5はそのワッシャ部4a,5a間に、
緩衝部材6,7及びカバー部材1を介在させ、エアハン
マ,エアシリンダ又は手作業にて緩衝部材6,7の弾性
に抗してスリーブ部4bと5bとを嵌め合わせ、係合突
部4cを係合凹溝5cに係合させてあるから、通常は緩
衝部材6,7の弾性によってスリーブ部4bと5bとが
互いに抜け出す方向に付勢された状態にあり、係合突部
4cの上面の平面4dは係合凹溝5cの先端側の側面5
dに当接係止した状態にある。
【0033】勿論、緩衝部材6,7の厚さが薄い場合に
は、当然両スリーブ付ワッシャ4,5のスリーブ部4
b,5bは係合凹溝5cの幅寸法の範囲で相対移動可能
な状態となる。そして、スリーブ部4bの先端面と、こ
れと対向するワッシャ部5aの内側面との間隔D3 は、
係止突部4cのテーパ面4eの基部とスリーブ部5bの
基端部側における係合凹溝5cの側面5eとの間隔D2
と略同じ又はこれよりも小さく(D3 ≦D2 )なるよう
にしてある。
【0034】これによって後にスリーブ付ワッシャ4,
5を車体フレーム2に対してワッシャ付ボルト3にて緊
締した際に、係止突部4cのテーパ面4eが係合凹溝5
cから抜け出す前に、スリーブ部4bの先端面がワッシ
ャ部5aの表面に当接して、相対移動限界に達し、係止
突部4cが係合凹溝5cから抜け出すことがなくスリー
ブ部4b,5bに変形が生じることを防止出来る。
【0035】またスリーブ部5bの先端面と、ワッシャ
部4aとの外側面との間隔D4 は、前記したスリーブ部
4bの先端面とワッシャ部5aの内側面との間隔D3
りも大きく(D4 >D3 )なるようにしてある。これに
よって緊締時に、スリーブ部5bの先端面がワッシャ部
4aの外側面と面一になる前にスリーブ部4bの端面が
ワッシャ部5aの内側面に当接して相対移動限界に達
し、スリーブ部5bが直接車体フレーム2の面と接する
のを回避出来る。係合凹溝5cの幅寸法をD1 とすると
1 乃至D4 の間には、以下の関係が成立するように設
定してある。 D4 >D1 >D2 ≧D3
【0036】一方、図5(b)に示す緊締状態では、ス
リーブ付ワッシャ4,5は、スリーブ部4bの先端面が
ワッシャ部5aの内側面に接する相対移動限界にまで緊
締せしめられるが、係合突部4cは係合凹溝5cの内側
に留まっており、またスリーブ部5bの先端面と車体フ
レーム2との間には若干の空隙が存在している状態とな
る。
【0037】緩衝部材6,7はステンレス鋼製の細い針
金を用いて筒編みした後、これを適正な長さに切断し、
金型にてワッシャ型に圧縮成形して構成されており、ス
リーブ付ワッシャ4,5におけるワッシャ部4a,5a
と略等大のワッシャ部6a,7aと、その中心の孔の内
径に合わせた内径を有する短円筒形をなすスリーブ部6
b,7bとを備えている。なお緩衝部材6,7の構成に
ついては上記した構成の他に、ステンレス鋼製の細い針
金を縄又は紐状に編成したものをワッシャ状に圧縮成形
したものを用いてもよい。
【0038】図4は、被固定部材たるカバー部材1にス
リーブ付ワッシャ4,5及び緩衝部材6,7を仮止めし
た状態を示す断面図である。仮止め作業は、先ずカバー
部材1の孔1dの片側から、緩衝部材6を嵌め込んだ状
態でスリーブ付ワッシャ4のスリーブ部4bを挿入し、
カバー部材1の他側に突き出したスリーブ部4bに緩衝
部材7を嵌め込むと共に、カバー部材1の他側からスリ
ーブ付ワッシャ5のスリーブ部5bをスリーブ部4bに
内嵌し、エアハンマ,エアシリンダ又は手動にてその係
合凹溝5cが係合突部4cに係合する位置まで押し込む
ことで仮止め状態となる。この状態では両緩衝部材6,
7のスリーブ部6bと7bとの対向面間には若干の隙間
が存在している状態となっている。勿論、仮止め状態で
緩衝部材6,7間に隙間が生じないようにしてもよい。
【0039】スリーブ付ワッシャ4,5のスリーブ部4
b,5b同士の嵌合は手作業で行なうことも出来るが、
エアシリンダ、エアハンマ等を用いた場合は、一動作で
しかも正確に行なえる。このようにスリーブ付ワッシャ
4,5、緩衝部材6,7を仮止めしたカバー部材1は組
立工場に運ばれて車体フレーム、又はエンジンのハウジ
ング等に固定されるが、この場合には、先ずカバー部材
1を所定位置にセットした後、図1に示す如きワッシャ
付ボルト3をスリーブ付ワッシャ5側からこれに挿入
し、例えば車体フレーム2に螺合せしめてゆくことで係
合突部4cが係合凹溝5c内を軸長方向に移動し、係合
突部4cのテーパ面4eの基部が係合凹溝5cの側面5
eに近づいた位置でスリーブ部4bの先端面がワッシャ
部5aの面に当接して相対移動限界に達し、図1に示す
如き態様で車体フレーム2に固定される。そしてこの状
態ではスリーブ部5bの先端面はワッシャ部4aの外面
よりも若干低い位置にあって、車体フレーム2表面と直
接接触することはない。
【0040】またこの状態では緩衝部材6,7は両スリ
ーブ付ワッシャ4,5のワッシャ部4a,5a、スリー
ブ部4b,5b及びカバー部材1の孔1d周縁部によっ
て囲われている空間の形状に合わせた態様に加圧変形せ
しめられる結果、カバー部材1は緩衝部材6,7を介在
させてスリーブ付ワッシャ4,5、換言すれば車体フレ
ーム2に支持(緩衝部材6,7の弾性により弾持)さ
れ、エンジン等の熱伝導を遮断し、また騒音,振動を遮
断すると共に、カバー部材1自体は、緩衝部材6,7を
介して弾持される結果、カバー部材1に局部的な金属疲
労が発生するのを防止出来る。
【0041】(実施の形態2)この実施の形態2にあっ
ては、緩衝部材は1個のみを用いた構成となっている。
図6(a)は実施の形態2の仮止め状態を示す断面図、
図6(b)は締結状態を示す断面図である。緩衝部材6
の構成は、実施の形態1で示したそれと実質的に同じで
あり、ワッシャ部6aとスリーブ部6bとを備え、スリ
ーブ付ワッシャ4のスリーブ部4bに外嵌された状態で
カバー部材1の孔1dに嵌め込まれ、スリーブ付ワッシ
ャ4,5同士はスリーブ部4bの係合突部4cがスリー
ブ部5bの係合凹溝5cに係合されて仮止め状態となっ
ている。
【0042】この状態ではスリーブ付ワッシャ5のワッ
シャ部5aとカバー部材1の金属板1bとの間に若干の
空間が存在しており、カバー部材1の孔1dに対して、
緩く仮止めされた状態となっている。勿論、スリーブ部
4b,5bの長さを調整して、カバー部材1の金属板1
bとワッシャ部5aとが接した状態となるよう仮止めし
てもよく、これによってカバー部材1と固定具とのがた
つきを防止し得る。他の構成及び作用は、実施の形態1
のそれと実質的に同じであり、対応する部位に同じ番号
を付して説明を省略する。
【0043】(実施の形態3)この実施の形態3にあっ
ては、スリーブ付ワッシャ4又は5のスリーブ部4b又
は5bにおける1又は複数個所に軸心線方向に延びるス
リットを形成する。図7はスリーブ付ワッシャ4のスリ
ーブ部4bにスリット4sを形成した構成を示す側面図
及び平面図であり、図8はスリーブ付ワッシャ5のスリ
ーブ部5bにスリット5sを形成した構成を示す側面
図、及び下面図である。スリット4s,5sはスリーブ
部4b,5bのいずれか一方にのみ形成し、また両方に
形成してもよい。
【0044】またスリット4s,5sの長さ,個数,幅
については特に限定するものではなく、スリーブ付ワッ
シャ4,5の材質を勘案してスリーブ部4b,5bがエ
アシリンダ、エアハンマ等によって容易に変形が可能で
あって、しかもスリーブ部4b,5b自体の強度が損な
われないようにするのが望ましい。スリット4s,5s
を形成することでスリーブ部4b又は5bを小さい力で
大きく変形出来て手作業等による仮止め作業も容易に行
なえる効果がある。この実施の形態3に示すスリーブ付
ワッシャ4,5は、実施の形態1、又は2に示す各スリ
ーブ付ワッシャ4,5に変えて用いてよいことは勿論で
ある。
【0045】
【発明の効果】請求項1及び請求項2に係る固定具の仮
止め方法及び固定具にあっては、2つのスリーブ付ワッ
シャにおけるスリーブ部に形成した係合突部と係合凹部
とを係合させることで両スリーブ付ワッシャを確実に仮
止めすることが可能となり、組立に際しての作業が簡略
化され、しかも仮止め作業自体も大型のプレス機等を使
用する必要がなく、コスト低減、省スペース化が図れ
る。
【0046】請求項3,4及び請求項5に係る固定具に
あっては、複数の係合突部が環状の係合凹部に係入する
ことで輸送中の振動等では仮止め状態が簡単には外れる
ことがなく、確実に仮止め状態を維持することが可能で
ある。
【0047】請求項6及び請求項7に係る固定具にあっ
ては、2つのスリーブ付ワッシャにおけるそのスリーブ
部同士を相互に嵌め合わせる際のスリーブ部同士の相対
移動の初期には、相互のガイド作用にて嵌め合わせ作業
が容易となり、相対移動の中又は終期において相互に仮
止め状態となるから仮止め作業が一層容易、迅速に行い
得、また手作業でも仮止めが可能となる。
【0048】請求項8に係る固定具にあっては、係合突
部が係合凹部に係合して仮止め状態になると、両スリー
ブ付ワッシャを締結した状態においても係合突部は係合
凹部内に位置し続けるから係合突部が締結作業の途中で
係合凹部から抜け出すことがなく、ボルトには締結開始
から締結終了まで余分な力が作用せず、安定した締結作
業を行い得る。
【0049】請求項9に係る固定具にあっては、相互に
仮止めすべき2つのスリーブ付ワッシャのスリーブ部の
一方又は双方に1又は複数のスリットを形成することに
より強度を損なうことなく、しかもスリーブ部を小さい
力で変形させることが可能となって、相互の嵌合が容易
となり、手作業での仮止め作業が簡単、且つ迅速に行な
える。
【0050】請求項10に係る固定具にあっては、緩衝
部材の弾性により、被固定部材が弾持された状態とな
り、断熱性能,ノイズ等の遮音性能に優れると共に、被
固定部材にスリーブ付ワッシャから大きな加圧力が作用
し、またカバー自体の振動を、緩衝部材6,7が吸収出
来て、被固定部材に振動が伝達されるのを防止出来、被
固定部材に局所的な金属疲労が発生し、破損に至るのを
防止出来る。請求項11に係る固定具にあっては、仮止
めしたスリーブ付ワッシャにボルトを通してエンジンの
ハウジング、車体フレーム等の被固定部位に緊締するこ
とで、スリーブ付ワッシャ同士の仮止め状態が容易に外
れ、被固定部材を被固定部位に対し簡単に固定すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の構成を示す断面図である。
【図2】固定具を構成する2つのスリーブ付ワッシャの
うちの一方の断面図及び平面図である。
【図3】固定具を構成する2つのスリーブ付ワッシャの
うちの他方の断面図及び下面図である。
【図4】カバー部材に固定具を仮止めした状態を示す断
面図である。
【図5】係合突部と係合凹溝との位置関係を示す説明図
である。
【図6】実施の形態2の構成を示す仮止め状態の断面図
及び締結状態の断面図である。
【図7】実施の形態3の固定具を構成する2つのスリー
ブ付ワッシャのうちの一方の構成を示す側面図及び平面
図である。
【図8】実施の形態3の固定具を構成する2つのスリー
ブ付ワッシャのうちの一方の構成を示す側面図及び下面
図である。
【図9】図9(a)は、従来の固定具をカバー部材に固
定した態様を示す断面図、図9(b)は固定具にてカバ
ー部材を車体フレームに固定した態様を示す断面図であ
る。
【図10】図10(a)は、従来の他の固定具をカバー
部材に固定した態様を示す断面図、図10(b)は、同
じく他の固定具にてカバー部材を車体フレームに固定し
た態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバー部材 2 車体フレーム 3 ワッシャ付ボルト 4,5 スリーブ付ワッシャ 4a,5a ワッシャ部 4b,5b スリーブ部 4c 係合突部 4d 平面 4e テーパ面 5c 係合凹溝 4s,5s スリット 5d,5e 側面 6,7 緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J001 AA02 DB02 DC04 DE06 3J036 AA01 BA02 CA03 CA04 3J037 AA02 BB02 DB01 DC01 3J048 AA01 BA13 BC10 DA07 EA01 EA30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトを挿通すべき被固定部材の孔に、
    孔の両側から嵌め込まれ、相互に嵌合させた状態で取り
    付けられる2つのスリーブ付ワッシャ及びこれらと被固
    定部材との間に介装されて取り付けられる緩衝部材を装
    着し、これらに通したボルトにて被固定部材を被固定部
    位に固定する固定具における前記2つのスリーブ付ワッ
    シャ及び緩衝部材を前記孔に仮止めする方法において、 前記2つのスリーブ付ワッシャのうちの一方におけるス
    リーブ部の内周面と、他方におけるスリーブ部の外周面
    とのいずれか一方に係合突部を、他方に前記係合突部が
    係合する係合凹部を形成しておき、前記両スリーブ部
    を、少なくともその一方に緩衝部材を外嵌した状態で前
    記被固定部材の孔の両側からこれに通して相互に嵌め合
    わせ、前記係合突部を係合凹部に係合させることを特徴
    とする固定具の仮止め方法。
  2. 【請求項2】 ボルトを挿通すべき被固定部材の孔に、
    孔の両側から嵌め込まれ、相互に嵌合させた状態で取り
    付けられる2つのスリーブ付ワッシャ及びこれと被固定
    部材との間に介装されて取り付けられる緩衝部材を装着
    し、これらに通したボルトにて被固定部材を被固定部位
    に固定する固定具において、 前記2つのスリーブ付ワッシャは、その一方のスリーブ
    部の内周面と、他方のスリーブ部の外周面とのいずれか
    一方に係合突部を、他方に前記係合突部が係合する係合
    凹部を備え、両スリーブ部を嵌め合わせることで、前記
    係合突部を係合凹部に係合させるように構成したことを
    特徴とする固定具。
  3. 【請求項3】 前記係合突部は、スリーブ部の内周面又
    は外周面に、その周方向の複数個所、又は全周にわたっ
    て形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の固定具。
  4. 【請求項4】 前記係合突部は、断面三角形状であって
    スリーブ部の内周面又は外周面に、そのスリーブ部の先
    端側の面はワッシャ表面と平行に、またスリーブ部の基
    端側の面のワッシャ表面に対し傾斜面としてあることを
    特徴とする請求項1又は2記載の固定具。
  5. 【請求項5】 前記係合凹部は、スリーブ部の内周面又
    は外周面に、その周方向の複数個所又は全周にわたって
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の固定具。
  6. 【請求項6】 前記係合凹部は、一方のスリーブ付ワッ
    シャのスリーブ部における軸長方向の中間部又は先端部
    寄りに形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の固定具。
  7. 【請求項7】 前記係合突部は、一方のスリーブ付ワッ
    シャのスリーブ部における軸長方向の中間部又は基端部
    寄りに形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の固定具。
  8. 【請求項8】 スリーブ付ワッシャの相互に嵌め合わさ
    れるスリーブ部のうち、外側に位置するスリーブ部の先
    端とこれに対向するワッシャ部との間隔D3は、前記係
    合凹溝の幅D1 と係合突部の幅との差D2 以下にしたこ
    とを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の固定
    具。
  9. 【請求項9】 前記両スリーブ付ワッシャの少なくとも
    一方のスリーブ部の周壁にはその軸長方向に延在する1
    又は複数のスリットが形成されていることを特徴とする
    請求項2〜8のいずれかに記載の固定具。
  10. 【請求項10】 前記緩衝部材は、ステンレス製針金を
    筒編みしたもの又は金属製の針金を編んで紐状としたも
    のを環状のワッシャ状に圧縮成形して構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の固定具。
  11. 【請求項11】 前記被固定部材に仮止めしたスリーブ
    付ワッシャは、これに通したボルトにて被固定部材と共
    に被固定部位に固定されることを特徴とする請求項2〜
    9のいずれかに記載の固定具。
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