JP2000273911A - 旋回機体のウエイト装置 - Google Patents

旋回機体のウエイト装置

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JP2000273911A
JP2000273911A JP11078071A JP7807199A JP2000273911A JP 2000273911 A JP2000273911 A JP 2000273911A JP 11078071 A JP11078071 A JP 11078071A JP 7807199 A JP7807199 A JP 7807199A JP 2000273911 A JP2000273911 A JP 2000273911A
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bulged
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turning
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JP11078071A
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English (en)
Inventor
Kenzo Koga
謙三 古賀
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロテクタを備えて旋回機体の保護が行えな
がら、ウエイトの装着を容易に行え、コストダウンが可
能となる旋回機体のウエイト装置を提供する。 【解決手段】 上下方向の軸心周りに回転自在に備えた
旋回機体の後部にカウンタウエイト20を設け、該カウ
ンタウエイト20の左右側部に、旋回機体の外側部を覆
うように上方に膨出した膨出部21を一体に設け、該膨
出部21に、ウエイト吊り上げ具の取付部22を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の旋
回機体に設けたウエイト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、バックホー等の作業機では、走
行装置上に旋回機体が旋回ベアリングを介して上下方向
の軸心周りに回動自在に設けられており、該旋回機体の
上部に運転席を、前部に掘削装置をそれぞれ設け、旋回
機体の後部には掘削装置側との重量バランスを図るカウ
ンタウエイトが設けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような旋回機体
においては、運転席からの視界性の悪くなるウエイトの
左右側部に、旋回機体の外側面を覆うプロテクタを設け
る場合があり、かかるプロテクタは鋳造や板金等によっ
て製作されてウエイトに装着されるものであった。しか
し、工場等で旋回機体を組み立てる際には、前記プロテ
クタをウエイトに予め装着した状態でクレーン、ウイン
チ等の吊り上げ具でウエイトを持上げ、旋回機体のベー
ス基板に取り付けるようにしていたため、前記吊り上げ
具を、プロテクタを避けたウエイトの後部側に集中して
取り付ける必要が生じていた。そのため、ウエイトの重
心が偏ってバランスよく吊り上げるのが困難となり、組
み立てに手間がかかったり、バランスを保つための特殊
な治具を必要としていた。
【0004】また、前記プロテクタはウエイトとは別に
製作されるものであることから、当然に製作工数、組み
立て工数が増え、コストアップの原因となるものであっ
た。そこで、本発明はこのような実状に鑑み、プロテク
タを備えて旋回機体の保護が行えながら、ウエイトの装
着を容易に行え、コストダウンが可能となる旋回機体の
ウエイト装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、上下方向の軸心周りに回転自在に備えた
旋回機体3の後部にカウンタウエイト20を設け、該カ
ウンタウエイト20の左右側部に、旋回機体3の外側部
を覆うように上方に膨出した膨出部21を一体に設け、
該膨出部21に、ウエイト吊り上げ具の取付部24を設
けていることを特徴とするものである。
【0006】これによれば、カウンタウエイト20に対
して膨出部21を設けることで、この膨出部21がプロ
テクタとして作用することとなって旋回機体3を保護す
るようになる。そして、この膨出部21は、カウンタウ
エイト20に対して一体とされることから、製作工数、
組み立て工数の低減が図れてコストダウンに繋がるもの
となり、更に、膨出部21にウエイト吊り上げ具用の取
付部を設けて膨出部21部分で吊り上げるようなことが
可能となる。すなわち、カウンタウエイト20の後部と
左右膨出部21とに吊り上げ具を装着して3点吊り等が
行えることからカウンタウエイト20をバランスよく吊
り上げて旋回機体3への装着が容易に行えるのである。
【0007】また、本発明は、旋回機体3上に運転者用
の座席12を設け、前記膨出部21が座席12の左右側
方に配設されていることを特徴とするものである。これ
によれば、膨出部21のプロテクタ作用によって、座席
12からの視界性が悪くなる側方部分を覆うことが可能
となり、周囲からの旋回機体3の保護が確実になされる
ものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3及び図4には、本発明にかか
るウエイト装置を備えたバックホー1を示しており、該
バックホー1は、走行装置2と旋回機体3と掘削装置4
とから主構成されている。走行装置2は、トラックフレ
ーム5の左右両側にゴム製履帯を有するクローラ走行体
6を左右一対設けることによって構成されており、これ
らの走行体6を走行モータ7で駆動するようにしたクロ
ーラ式走行装置が採用されている。この走行装置2の前
部にはドーザ8が設けられている、旋回機体3は、走行
装置2のトラックフレーム5に旋回ベアリング9を介し
て上下方向の軸心X周りに回動自在に支持された旋回台
10と、該旋回台10に搭載されたエンジン、ラジエー
タ、タンク類等を覆うボンネット11と、このボンネッ
ト11上に設けた運転席12と、該運転席12の上方を
覆うキャノピ13とを備えている。
【0009】旋回台10は、ベース基板上に各種の枠材
を組み合わせてなる旋回フレーム14の前部外周部分を
フレームカバー15によって覆うことにより構成され、
この旋回台10の後部には、旋回フレーム14の後縁部
に固定され、且つ旋回台10の前部の掘削装置4等との
重量バランスを図るカウンタウエイト20が設けられて
いる。前記旋回機体3の後側面は円弧状に形成されてお
り、この後側面が走行装置2の車幅からはみ出ないよう
に旋回中心Xが旋回機体3の略中央に設定されている。
すなわち、本実施形態の旋回機体3は、旋回したときに
その後面が描く旋回軌跡が左右クローラ走行体6の左右
幅内に収まるようにした所謂後方小旋回型とされてお
り、前記旋回軌跡は走行装置2の前後幅内にも収まるよ
うになっている。また、旋回機体3の左右側部は、互い
に平行となる直線状に形成され、この左右側部と後面部
とで平面視略U字状を呈するようになっている。
【0010】前記カウンタウエイト20は鋳造等により
形成され、後面が平面視円弧状に形成されるとともに、
左右側部が旋回機体3に沿って直線状に形成されてい
る。そして、図1及び図2にも示すように、左右側部に
は、上方へ円弧状に膨出する膨出部21が設けられ、後
部側(左右中央側)25は膨出部21よりも低い位置で
略水平状に形成されるようになっている。前記膨出部2
1は、鋳造等によりウエイト20の主要部と一体に形成
され、ボンネット11の外側面を外側から覆うように構
成されている。すなわち、この膨出部21は、ボンネッ
ト11の保護部材として機能するプロテクタとされてお
り、このプロテクタは、座席12の左右側方位置に配置
されるようになっている。
【0011】したがって、旋回機体3を旋回させた場合
に、比較的視界性の悪くなる座席12側方を膨出部21
によって保護可能であり、しかも、プロテクタたる膨出
部21をウエイト20と一体に形成することによって、
別途プロテクタを形成してウエイトに装着する場合に比
べて、製作工数及び組立工数の低減が図れるようになっ
ている。前記膨出部21の頂部近傍位置には、左右方向
に貫通する取付孔22が設けられており、ウエイト20
の後部25上面には、上下方向の取付穴23が設けられ
ている。そして、これら取付孔22及び取付穴23は、
クレーンやウインチ等の吊り上げ具に対する取付部24
とされている。
【0012】したがって、ウエイト後部25の取付穴2
3を利用してアイボルト等の吊り上げ用の補助具を取り
付け、これにクレーン、ウインチ等のフックやこれらに
装着したワイヤを引っ掛け、膨出部21に形成した取付
孔22に直接的にフックやワイヤを引っ掛けるか又はア
イボルト等を介して引っ掛けることによってカウンタウ
エイト20全体を3点吊り可能としている。そのため、
工場等における旋回機体3の組み立ての際に、ウエイト
20を安定した状態でバランスよく吊り下げることが可
能となり、旋回フレーム14に対する装着が迅速且つ確
実に行えるようになっている。
【0013】なお、前記膨出部21に形成した取付孔2
2は、左右方向に貫通したものとしているが、左右外側
からの外観を損なう恐れがあることから、膨出部21の
内側面に凹状に形成した穴としてもよく、この場合、該
穴にアイボルト等を介して吊り上げ具を装着すればよ
い。また、各取付孔22及び取付穴23の数は、上記に
限ることなく2個以上設けてもよい。図5は、本発明に
かかるウエイト装置を備えた旋回機体3として、旋回軌
跡が左右クローラ走行体6の左右幅、前後幅からはみ出
すように、旋回中心Xを旋回機体3の前側に設けている
標準的なバックホーを示しており、前記ウエイト20の
膨出部21が、旋回機体3の斜め後部(座席12の斜め
後方)に配設されたものとしている。
【0014】すなわち、膨出部21は、走行装置2から
はみ出す部分に配設されることとなり、旋回時における
周囲との接触からボンネット10を保護できるようにし
ている。図6は、本発明にかかるウエイト装置の他の実
施形態を示しており、本実施形態のカウンタウエイト2
0は、その後部25を上方へ円弧状に膨出させることに
より、膨出部21と略同じ高さとしたものであり、よっ
て、膨出部21とウエイト後部25との間には下方に凹
状となるくびれ部26が形成されたものとなっている。
【0015】本発明は、上記実施形態に限ることなく適
宜設計変更可能であり、例えば、膨出部21の形状とし
て上方に円弧状に膨出したものに限らず、長方形状、台
形状等に形成してもよい。また、膨出部21に対して、
ボンネット11のラジエータ通風口に連通する通気用の
開口を形成するようにしてもよく、該開口を吊り上げ具
の取付部として利用することも可能である。また、上記
したバックホー1の旋回機体3におけるボンネット11
の形状や配置、運転席12の位置、掘削装置4の位置な
どについては適宜設計変更可能であり、更に、本発明の
ウエイト装置は、掘削装置4を運転座席12の左右側方
に設け、且つ旋回機体3の旋回軌跡を走行装置2の左右
幅及び前後幅内に納めた所謂超小旋回型の旋回機体にも
採用可能である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ウエイトの左右側部に一体として膨出部を設けたので、
該膨出部をプロテクタとして利用してボンネットの保護
が行えるとともに製造工数、組立工数低減によるコスト
ダウンが図られる。また、ウエイト一体型の膨出部に吊
り上げ具の取付部を設けることが可能となるので、ウエ
イトを安定よく吊り上げて組立作業が円滑に行えるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるカウンタウエイトの
斜視図である。
【図2】同背面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかる旋回機体を備えたバ
ックホーの全体側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態にかかるバックホーの側
面図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかるカウンタウエイ
トの背面図である。
【符号の説明】
1 バックホー 3 旋回機体 20 カウンタウエイト 21 膨出部 22 取付孔 24 取付部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の軸心周りに回転自在に備えた
    旋回機体(3)の後部にカウンタウエイト(20)を設
    け、該カウンタウエイト(20)の左右側部に、旋回機
    体(3)の外側部を覆うように上方に膨出した膨出部
    (21)を一体に設け、該膨出部(21)に、ウエイト
    吊り上げ具の取付部(22)を設けていることを特徴と
    する旋回機体のウエイト装置。
  2. 【請求項2】 旋回機体(3)上に運転者用の座席(1
    2)を設け、前記膨出部(21)が座席(12)の左右
    側方に配設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の旋回機体のウエイト装置。
JP11078071A 1999-03-23 1999-03-23 旋回機体のウエイト装置 Pending JP2000273911A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007092455A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械

Cited By (3)

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