JP2000272572A - 自動二輪車の制動装置 - Google Patents

自動二輪車の制動装置

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JP2000272572A
JP2000272572A JP11085317A JP8531799A JP2000272572A JP 2000272572 A JP2000272572 A JP 2000272572A JP 11085317 A JP11085317 A JP 11085317A JP 8531799 A JP8531799 A JP 8531799A JP 2000272572 A JP2000272572 A JP 2000272572A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で前輪ブレーキおよび後輪ブレー
キを連動して制御することが可能な自動二輪車の制動装
置を提供する。 【解決手段】 自動二輪車の制動装置は、前輪Wfを制
動する前輪ブレーキBf 1 と、後輪Wrを制動する後輪
ブレーキBrと、前輪ブレーキBf1 および後輪ブレー
キBrにブレーキ油圧を供給するマスタシリンダMCL
と、マスタシリンダMCL から前輪ブレーキBf1 およ
び後輪ブレーキBrに供給するブレーキ油圧を制御する
共通のABS制御ユニット15とを備える。マスタシリ
ンダMCLから延びる1本の油路L1 は分岐部Pで2本
の油路L2 ,L3 に分岐して前輪ブレーキBf1 および
後輪ブレーキBrに連なっており、前記分岐部Pよりも
マスタシリンダMCL 側の油路L1 に前記ABS制御ユ
ニット15が配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前輪に設けられた
前輪ブレーキと、後輪に設けられた後輪ブレーキと、前
輪ブレーキおよび後輪ブレーキにブレーキ油圧を供給す
るマスタシリンダと、マスタシリンダから前輪ブレーキ
および後輪ブレーキに供給するブレーキ油圧を制御する
油圧制御ユニットとを備えた自動二輪車の制動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキレバーにより駆動される第1マ
スタシリンダからのブレーキ油圧で作動する第1前輪ブ
レーキを備えるとともに、ブレーキペダルにより駆動さ
れる第2マスタシリンダからのブレーキ油圧で作動する
第2前輪ブレーキおよび後輪ブレーキを備えた自動二輪
車において、第1、第2マスタシリンダから第1、第2
前輪ブレーキおよび後輪ブレーキに供給されるブレーキ
油圧を減圧して前輪および後輪のロックを防止するため
のABS制御ユニットを、第1、第2前輪ブレーキおよ
び後輪ブレーキにそれぞれ対応して合計3個備えたもの
が、特許第2582115号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の自
動二輪車の制動装置は、第1、第2前輪ブレーキおよび
後輪ブレーキにそれぞれ対応して3個のABS制御ユニ
ットを備えているため、部品点数が多くなってコストや
重量が増加するという問題がある。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構造で前輪ブレーキおよび後輪ブレーキを連
動して制御することが可能な自動二輪車の制動装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、前輪に設けら
れた前輪ブレーキと、後輪に設けられた後輪ブレーキ
と、前輪ブレーキおよび後輪ブレーキにブレーキ油圧を
供給するマスタシリンダと、マスタシリンダから前輪ブ
レーキおよび後輪ブレーキに供給するブレーキ油圧を制
御する油圧制御ユニットとを備えた自動二輪車の制動装
置において、マスタシリンダから延びる1本の油路は分
岐部で2本の油路に分岐して前輪ブレーキおよび後輪ブ
レーキにそれぞれ連なっており、前記分岐部よりもマス
タシリンダ側の油路に油圧制御ユニットを配置したこと
を特徴とする自動二輪車の制動装置が提案される。
【0006】上記構成によれば、マスタシリンダから延
びる1本の油路が分岐部で2本の油路に分岐して前輪ブ
レーキおよび後輪ブレーキに連なっているので、共通の
マスタシリンダから供給されるブレーキ油圧で前輪ブレ
ーキおよび後輪ブレーキの両方を作動させてライダーの
ブレーキ操作の負担を軽減することができる。また前記
分岐部よりもマスタシリンダ側の油路に油圧制御ユニッ
トを配置したので、共通の油圧制御ユニットで前輪ブレ
ーキおよび後輪ブレーキに供給するブレーキ油圧を制御
することが可能になり、前輪ブレーキおよび後輪ブレー
キにそれぞれ対応して油圧制御ユニットを設ける場合に
比べて部品点数を減らして重量およびコストを削減する
ことができる。
【0007】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前輪および後輪の制動力配分
特性は、理想配分特性よりも常に後輪側の制動力が大き
く設定されることを特徴とする自動二輪車の制動装置が
提案される。
【0008】上記構成によれば、前輪および後輪の制動
力配分特性を理想配分特性よりも常に後輪側の制動力が
大きくなるように設定したので、車体コントロール性能
に与える影響が大きい前輪が後輪よりも先にロックする
のを防止しながら必要な制動力を確保することができ
る。
【0009】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、油圧制御ユニットは、前輪お
よび後輪のスリップ率が所定値以上になったときに前輪
ブレーキおよび後輪ブレーキに供給するブレーキ油圧を
減圧するものであり、ブレーキ油圧の減圧を開始する前
輪のスリップ率はブレーキ油圧の減圧を開始する後輪の
スリップ率よりも小さいことを特徴とする自動二輪車の
制動装置が提案される。
【0010】上記構成によれば、ブレーキ油圧の減圧を
開始する前輪のスリップ率をブレーキ油圧の減圧を開始
する後輪のスリップ率よりも小さく設定したので、車体
コントロール性能に与える影響が大きい前輪がスリップ
したときに早めにブレーキ油圧を減圧して効果的な制動
を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は自動二輪車の制動装置の全体構成図、図2
は第1ABS制御ユニットの縦断面図(図3の2−2線
断面図)、図3は図2の3−3線断面図、図4は前輪制
動力および後輪制動力の配分特性を示す図、図5は連動
領域およびABS領域を検索するマップを示す図であ
る。
【0013】図1は自動二輪車の制動装置を示すもの
で、操向ハンドルの左端および右端にそれぞれ左ブレー
キレバー11L および右ブレーキレバーレバー11R
設けられており、左ブレーキレバー11L によって左マ
スタシリンダMCL が作動し、右ブレーキレバーレバー
11R によって右マスタシリンダMCR が作動する。左
マスタシリンダMCL から延びる油路L1 は分岐部Pで
二股に分岐し、その一方の油路L2 は後輪Wrを制動す
る後輪ブレーキBrの2個のホイールシリンダ12,1
2に接続され、その他方の油路L3 は前輪Wfを制動す
る左右一対の前輪ブレーキBf1 ,Bf2 の左側の前輪
ブレーキBf1 のホイールシリンダ13,13に接続さ
れる。また右マスタシリンダMCR から延びる油路L4
は、前記左右一対の前輪ブレーキBf1 ,Bf2 の右側
の前輪ブレーキBf2 の2個のホイールシリンダ14,
14に接続される。
【0014】左マスタシリンダMCL から延びる油路L
1 には前輪Wfおよび後輪Wrのロックを防止するため
の第1ABS制御ユニット15が介装され、更に油路L
1 から前輪Wf側に分岐する油路L3 には減圧弁16が
介装される。また右マスタシリンダMCR から延びる油
路L4 には前輪Wfのロックを防止するための第2AB
S制御ユニット17が介装される。電子制御ユニット1
8には、前輪Wfの回転数を検出する前輪速度センサS
fからの信号と後輪Wrの回転数を検出する後輪速度セ
ンサSrからの信号とが入力される。電子制御ユニット
18は、前輪Wfの回転数および後輪Wrの回転数から
前輪Wfのスリップ率および後輪Wrのスリップ率を算
出し、それらスリップ率に基づいて第1ABS制御ユニ
ット15および第2ABS制御ユニット17の作動を制
御する。
【0015】尚、前記左側の前輪ブレーキBf1 は本発
明の前輪ブレーキを構成し、前記左マスタシリンダMC
L は本発明のマスタシリンダを構成し、前記第1ABS
制御ユニット15は本発明の油圧制御ユニットを構成す
る。
【0016】次に、図2および図3に基づいて第1AB
S制御ユニット15の構造を説明しる。
【0017】第1ABS制御ユニット15は、後輪ブレ
ーキBrおよび左側の前輪ブレーキBf1 に連なる出力
室21に一端を臨ませたケーシング22に摺動自在に嵌
合するエキスパンダピストン23と、左マスタシリンダ
MCL に連なる入力室24および前記出力室21間に設
けられるとともに出力室21の容積が増大する方向への
エキスパンダピストン23の移動に応じて閉弁するカッ
ト弁25と、ケーシング22に取付けられる電動モータ
26と、電動モータ26およびエキスパンダピストン2
3間に設けられるとともに電動モータ26の回転をエキ
スパンダピストン23の軸方向の移動に変換するピスト
ン駆動機構27とを備える。
【0018】ケーシング22は、第1ケース部材28
と、第1ケース部材28に嵌合する円筒部29aを有し
て第1ケース部材28に螺着される第2ケース部材29
とで構成され、第2ケース部材29には、円筒部29a
に摺動自在に嵌合するエキスパンダピストン23の一端
との間に出力室21を形成する隔壁30が一体に設けら
れるとともに、出力室21とは反対側で隔壁30との間
に入力室24を形成する蓋部材31が嵌合して固定され
る。而して、出力室21は第2ケース部材29に設けら
れた通路32を介して後輪ブレーキBrおよび左側の前
輪ブレーキBf1に連通し、蓋部材31には入力室24
を左マスタシリンダMCL に連通させる通路33が設け
られる。
【0019】カット弁25は、出力室21に通じて隔壁
30に設けられた弁孔34の開口端を中央部に臨ませて
入力室24側で隔壁30に設けられるテーパ状の弁座3
5と、この弁座35に着座可能として入力室24に収納
される球状の弁体36と、弁体36を弁座35に着座さ
せる方向の弾発力を発揮して蓋部材31および弁体36
間に縮設される弁ばね37と、エキスパンダピストン2
3の一端に同軸にかつ一体に連設されて弁孔34に緩く
挿入されるとともに先端を弁体36に当接させる弁軸3
8とを備える。
【0020】このようなカット弁25は、エキスパンダ
ピストン23が図2および図3に示すように出力室21
の容積が収縮する側に移動している状態では弁軸38に
押されて弁体36が弁座35から離反した開弁状態にあ
り、入力室24および出力室21間が連通される。また
エキスパンダピストン23が出力室21の容積を増大す
る側(図2および図3の下側)に移動したときには弁ば
ね37の弾発力により弁体36が弁座35に着座してカ
ット弁25が閉弁状態となり、入力室24および出力室
21間が遮断される。
【0021】電動モータ26は、エキスパンダピストン
23の作動軸線と直交する回転軸線を有して第1ケース
部材28に固定されるものであり、該電動モータ26お
よびエキスパンダピストン23間に設けられるピストン
駆動機構27は、エキスパンダピストン23の他端を臨
ませて第1ケース部材28内に形成された作動室39に
収納される。
【0022】ピストン駆動機構27は、電動モータ26
と平行な回転軸線を有して第1ケース部材28に回転自
在に支持されるとともに電動モータ26から減速された
動力が伝達されるクランク軸40を備える。このクラン
ク軸40は、軸方向に相互に離れて同軸に配置される一
対のクランク主軸40a,40bと、両クランク主軸4
0a,40bにそれぞれ連設されるクランク腕40c,
40dと、クランク主軸40a,40bと平行な軸線を
有して両クランク腕40c,40d間に設けられるクラ
ンクピン40eとから成るものであり、両クランク主軸
40a,40bは、軸受41,42を介して第1ケース
部材28にそれぞれ回転自在に支持される。電動モータ
26の出力軸には比較的小径のピニオン43が固設され
ており、このピニオン43は、クランク軸40のクラン
ク主軸40aおよびクランク腕40c間に固設された比
較的大径のギヤ44に噛合する。従って、クランク軸4
0には電動モータ26からの回転動力が減速されて伝達
されることになる。
【0023】クランク軸40のクランクピン40eに
は、該クランクピン40eと同軸のリング46が、一対
の軸受45,45を介して回転自在に支持されており、
このリグ46がエキスパンダピストン23の他端に転が
り接触する。
【0024】また第1ケース部材28には、内端開口部
を作動室39に臨ませるとともに外端を開放した摺動孔
47が、クランク軸40の軸線と直交する方向に延びて
設けられており、この摺動孔47には、閉塞端をリング
46に摺接させる有底円筒状のリフタ48が摺動自在に
嵌合し、摺動孔47の外端開口部を閉塞して第1ケース
部材28に締結されたばね受け部材49とリフタ48と
の間にばね50が縮設される。而して、ばね50は、リ
ング46をエキスパンダピストン23の他端に常に転が
り接触せしめるようにリフタ48を付勢する弾発力を発
揮する。
【0025】このようなピストン駆動機構27によれ
ば、電動モータ26の作動に応じてエキスパンダピスト
ン23がその軸線方向に駆動されることになり、エキス
パンダピストン23が出力室21の容積を縮小する側に
駆動されたときにはカット弁25が開弁作動し、またエ
キスパンダピストン23が出力室21の容積を増大する
側に駆動されたときにはカット弁25が閉弁作動する。
【0026】エキスパンダピストン23の軸方向移動範
囲、即ちピストン駆動機構27の作動範囲を規制するた
めに、第1ケース部材28には、ピストン駆動機構27
の構成要素であるリング46に内端を当接させ得るスト
ッパピン52が螺合される。これにより、ピストン駆動
機構27は、図3に実線で示すように出力室21の容積
を最小とする位置にエキスパンダピストン23を作動せ
しめるカット弁開弁側の作動規制端と、図3に鎖線で示
すように出力室21の容積を最大とする位置にエキスパ
ンダピストン23を作動せしめるカット弁閉弁側の作動
規制端との間で作動することになる。
【0027】また第1ケース部材28には、ピストン駆
動機構27の作動量、即ちクランク軸40の回転角度
(クランク角)を検出するためのポテンショメータ51
が、クランク軸40におけるクランク主軸40bに連結
されるように取り付けられる。ポテンショメータ51で
検出したクランク軸40の回転角度は、電動モータ26
の作動をフィードバック制御すべく電子制御ユニット1
8に入力される。
【0028】図1に戻り、第1ABS制御ユニット15
と左側の前輪ブレーキBf1 とを接続する油路L3 に介
装された減圧弁16は、第1ABS制御ユニット15か
ら伝達される入力油圧が所定値に達するまでは左側の前
輪ブレーキBf1 にブレーキ油圧を出力せず、前記入力
油圧が所定値を超過した後には、その超過量に等しいブ
レーキ油圧を左側の前輪ブレーキBf1 に出力する。
【0029】尚、右ブレーキレバー11R と右側の前輪
ブレーキBf2 との間に介装される第2ABS制御ユニ
ット17は、上述した第1ABS制御ユニット15と実
質的に同一の構造を有しているため、その重複する説明
は省略する。
【0030】次に、上記構成を備えた自動二輪車の制動
装置の作用を説明する。
【0031】ライダーが左手で左ブレーキレバー11L
を操作すると左マスタシリンダMC L がブレーキ油圧を
発生し、そのブレーキ油圧は油路L1 に設けた第1AB
S制御ユニット15に入力される。電子制御ユニット1
8が前輪速度センサSfおよび後輪速度センサSrの出
力から算出した前輪Wfのスリップ率および後輪Wrの
スリップ率が所定値以下の場合には、つまり前輪Wfも
後輪Wrもロック傾向にない場合には、第1ABS制御
ユニット15は左マスタシリンダMCL から入力された
ブレーキ油圧を減圧せずにそのまま出力する。第1AB
S制御ユニット15が出力するブレーキ油圧は油路L2
を経て後輪ブレーキBrのブレーキシリンダ12,12
に伝達され、このブレーキシリンダ12,12が発生す
る制動力で後輪Wrを制動する。一方、第1ABS制御
ユニット15が出力するブレーキ油圧は油路L3 に介装
した減圧弁16を経て左側の前輪ブレーキBf1 のブレ
ーキシリンダ13,13に伝達され、このブレーキシリ
ンダ13,13が発生する制動力で前輪Wfを制動す
る。
【0032】図4に示すように、左マスタシリンダMC
L が発生するブレーキ油圧は減圧弁16を介さずに後輪
ブレーキBrに直接伝達されるために、後輪Wrの制動
力は左ブレーキレバー11L の操作と同時に立ち上が
る。一方、左マスタシリンダMCL が発生するブレーキ
油圧は減圧弁16において減圧されて左側の前輪ブレー
キBf1 に伝達されるため、前輪Wfの制動力は後輪W
rの制動力に遅れて立ち上がる。具体的には、後輪Wr
の制動力が図4のA点に達するまで前輪Wfの制動力は
ゼロに保持され、その後に前輪Wfの制動力および後輪
Wrの制動力が同じ増加率で増加することになる。
【0033】このように前輪Wfおよび後輪Wrの制動
力配分特性を鎖線で示す理想配分特性に比べて常に後輪
Wr側の制動力が大きくなるように設定することによ
り、ロックが発生した場合に車体コントロール性能に及
ぼす影響が大きい前輪Wfが先にロックするのを防止す
ることができる。また左ブレーキレバー11L を操作す
るだけで前輪Wfおよび後輪Wrの両方を適切な制動力
配分特性で連動して制動することができるので、ライダ
ーのブレーキ操作の負担を軽減することができる。
【0034】図5は、横軸に前輪Wfのスリップ率をと
り、縦軸に後輪Wrのスリップ率をとったマップであっ
て、そこに連動領域およびABS領域が設定される。連
動領域は前輪Wfのスリップ率および後輪Wrのスリッ
プ率が何れも小さいために前輪Wfおよび後輪Wrにロ
ックが発生する虞のない領域であって、この領域では上
述したように第1ABS制御ユニット15は不作動状態
になり、左マスタシリンダMCL が発生したブレーキ油
圧は第1ABS制御ユニット15で減圧されることなく
後輪ブレーキBrおよび左側の前輪ブレーキBf1 に伝
達される。
【0035】ABS領域は前輪Wfのスリップ率および
後輪Wrのスリップ率の少なくとも一方が大きいために
前輪Wfあるいは後輪Wrにロックが発生する虞がある
領域であって、この領域では第1ABS制御ユニット1
5は作動状態になり、前輪Wfあるいは後輪Wrのロッ
クを防止すべく、左マスタシリンダMCL が発生したブ
レーキ油圧は第1ABS制御ユニット15で減圧されて
後輪ブレーキBrおよび左側の前輪ブレーキBf1 に伝
達される。
【0036】即ち、前輪Wfのスリップ率および後輪W
rのスリップ率が図5のABS領域に入って前輪Wfあ
るいは後輪Wrにロック傾向が有ると判定されると、電
子制御ユニット18からの指令で第1ABS制御ユニッ
ト15の電動モータ26が作動してクランク軸40が回
転する。クランク軸40が回転するとクランク主軸40
a,40bに対して偏心したクランクピン40eが図2
および図3において下方に移動し、クランクピン40e
に軸受45,45およびリング46を介して支持された
エキスパンダピストン23が軸線方向に後退するため、
カット弁25の弁体36が弁座35に着座して入力室2
4および出力室21間の連通が遮断される。その結果、
左マスタシリンダMCL が発生したブレーキ油圧はカッ
ト弁25で遮断されて後輪ブレーキBrおよび左側の前
輪ブレーキBf1 に伝達されなくなり、しかもエキスパ
ンダピストン23の後退により出力室21の容積が増大
することにより、後輪ブレーキBrおよび左側の前輪ブ
レーキBf1 に伝達されるブレーキ油圧が減圧される。
【0037】このようにして後輪ブレーキBrおよび左
側の前輪ブレーキBf1 に伝達されるブレーキ油圧が減
圧されるため、前輪Wfおよび後輪Wrの制動力が減少
してロック傾向が解消され、前輪Wfのスリップ率およ
び後輪Wrのスリップ率が図5のABS領域から連動領
域に復帰すると、電動モータ26が逆方向に作動してカ
ット弁25を開弁し、左マスタシリンダMCL が発生し
たブレーキ油圧を後輪ブレーキBrおよび左側の前輪ブ
レーキBf1 に伝達して制動力を復帰させる。その結
果、前輪Wfのスリップ率および後輪Wrのスリップ率
が再度増加してABS領域に入ると、第1ABS制御ユ
ニット15の電動モータ26を再度作動させてブレーキ
油圧の減圧を行って前輪Wfおよび後輪Wrのロックを
防止する。而して、第1ABS制御ユニット15によ
り、後輪ブレーキBrおよび左側の前輪ブレーキBf1
に伝達されるブレーキ油圧の減圧および増圧を短い時間
間隔で繰り返し行うことにより、前輪Wfおよび後輪W
rのロックを防止しながら最大限の制動力を発揮させる
ことができる。
【0038】図5から明らかなように、連動領域からA
BS領域に入る前輪Wfのスリップ率は、連動領域から
ABS領域に入る後輪Wrのスリップ率よりも小さく設
定されている。これにより、前輪Wfにロック傾向(ス
リップ率の増加)が発生した場合に早めに連動領域から
ABS領域に突入させてブレーキ油圧の減圧を行い、車
体コントロール性能に与える影響が大きい前輪Wfのロ
ックを確実に防止することができる。
【0039】また連動領域からABS領域に入る後輪W
rのスリップ率は路面摩擦係数の高低に応じて変更さ
れ、路面摩擦係数が高く滑り難い路面では前記後輪Wr
のスリップ率の閾値が高めに補正され、逆に路面摩擦係
数が低く滑り易い路面では前記後輪Wrのスリップ率の
閾値が低めに補正される。尚、後輪Wrを制動したとき
に路面摩擦係数の高い路面では後輪Wrの車輪速度が緩
やかに低下し、路面摩擦係数の低い路面では後輪Wrの
車輪速度が急激に低下するため、制動時の後輪Wrの減
速度に基づいて路面摩擦係数の高低を推定することが可
能である。而して、路面摩擦係数の高低に応じて連動領
域からABS領域に入る後輪Wrのスリップ率を変更す
ることにより、路面状態に応じた効果的な制動性能と車
体コントロール性能とを両立させることができる。
【0040】以上のように、共通の第1ABS制御ユニ
ット15で左側の前輪ブレーキBf 1 および後輪ブレー
キBrに供給するブレーキ油圧を制御することが可能に
なるため、左側の前輪ブレーキBf1 および後輪ブレー
キBrにそれぞれ対応して別個のABS制御ユニットを
設ける場合に比べ、部品点数を減らして重量およびコス
トを削減することができる。
【0041】図1に示すように、右ブレーキレバー11
R により作動する右マスタシリンダMCR は油路L4
介装した第2ABS制御ユニット17を介して右側の前
輪ブレーキBf2 に接続されており、前輪Wfのスリッ
プ率が所定の閾値以下の場合には第2ABS制御ユニッ
ト17は不作動状態になり、右マスタシリンダMCR
発生したブレーキ油圧が減圧されずに右側の前輪ブレー
キBf2 に直接伝達されて前輪Wfが制動される。
【0042】従って、左ブレーキレバー11L および右
ブレーキレバー11R の両方を操作した場合には、左右
の前輪ブレーキBf1 ,Bf2 が同時に作動する。前述
したように左ブレーキレバー11L を操作した場合の前
輪Wfの制動力配分特性は理想配分特性よりも小さくな
るように設定されているため、左ブレーキレバー11 L
に加えて右ブレーキレバー11R を同時に操作して前輪
Wfの制動力配分量を増加させることにより、トータル
の制動力配分を理想配分特性に近付けることができる。
【0043】尚、前輪Wfのスリップ率が所定の閾値を
越えた場合には、前輪Wfのロックを防止すべく第2A
BS制御ユニット17が作動する。第2ABS制御ユニ
ット17の作用は、前述した第1ABS制御ユニット1
5の作用と実質的に同一である。
【0044】次に、図6に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0045】第1実施例では前輪Wfに左右一対の前輪
ブレーキBf1 ,Bf2 が設けられているが、第2実施
例では前輪Wfに1個の前輪ブレーキBfだけが設けら
れている。前輪ブレーキBfは3個のブレーキシリンダ
13,14,14を備えており、中央の1個のブレーキ
シリンダ13は減圧弁16を介して第1ABS制御ユニ
ット15に接続され、両側の2個のブレーキシリンダ1
4,14は第2ABS制御ユニット17に接続される。
【0046】第2実施例のその他の構成は第1実施例と
同一であり、第1実施例の上述した作用効果を達成でき
るだけでなく、前輪ブレーキBfの数を1個に減少させ
て部品点数の削減に寄与することができる。
【0047】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、マスタシリンダから延びる1本の油路が分
岐部で2本の油路に分岐して前輪ブレーキおよび後輪ブ
レーキに連なっているので、共通のマスタシリンダから
供給されるブレーキ油圧で前輪ブレーキおよび後輪ブレ
ーキの両方を作動させてライダーのブレーキ操作の負担
を軽減することができる。また前記分岐部よりもマスタ
シリンダ側の油路に油圧制御ユニットを配置したので、
共通の油圧制御ユニットで前輪ブレーキおよび後輪ブレ
ーキに供給するブレーキ油圧を制御することが可能にな
り、前輪ブレーキおよび後輪ブレーキにそれぞれ対応し
て油圧制御ユニットを設ける場合に比べて部品点数を減
らして重量およびコストを削減することができる。
【0049】また請求項2に記載された発明によれば、
前輪および後輪の制動力配分特性を理想配分特性よりも
常に後輪側の制動力が大きくなるように設定したので、
車体コントロール性能に与える影響が大きい前輪が後輪
よりも先にロックするのを防止しながら必要な制動力を
確保することができる。
【0050】また請求項3に記載された発明によれば、
ブレーキ油圧の減圧を開始する前輪のスリップ率をブレ
ーキ油圧の減圧を開始する後輪のスリップ率よりも小さ
く設定したので、車体コントロール性能に与える影響が
大きい前輪がスリップしたときに早めにブレーキ油圧を
減圧して効果的な制動を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の制動装置の全体構成図
【図2】第1ABS制御ユニットの縦断面図(図3の2
−2線断面図)
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】前輪制動力および後輪制動力の配分特性を示す
【図5】連動領域およびABS領域を検索するマップを
示す図
【図6】本発明の第2実施例に係る自動二輪車の制動装
置の全体構成図
【符号の説明】
Bf 前輪ブレーキ Bf1 前輪ブレーキ Br 後輪ブレーキ L1 油路 L2 油路 L3 油路 MCL 左マスタシリンダ(マスタシリンダ) P 分岐部 Wf 前輪 Wr 後輪 15 第1ABS制御ユニット(油圧制御ユニッ
ト)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D045 AA03 BB25 EE06 EE21 FF43 GG00 3D046 AA03 BB12 BB28 BB31 CC02 DD02 HH36 LL00 LL03 LL49 LL51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪(Wf)に設けられた前輪ブレーキ
    (Bf,Bf1 )と、後輪(Wr)に設けられた後輪ブ
    レーキ(Br)と、前輪ブレーキ(Bf,Bf1 )およ
    び後輪ブレーキ(Br)にブレーキ油圧を供給するマス
    タシリンダ(MCL )と、マスタシリンダ(MCL )か
    ら前輪ブレーキ(Bf,Bf1 )および後輪ブレーキ
    (Br)に供給するブレーキ油圧を制御する油圧制御ユ
    ニット(15)とを備えた自動二輪車の制動装置におい
    て、 マスタシリンダ(MCL )から延びる1本の油路
    (L1 )は分岐部(P)で2本の油路(L2 ,L3 )に
    分岐して前輪ブレーキ(Bf,Bf1 )および後輪ブレ
    ーキ(Br)にそれぞれ連なっており、前記分岐部
    (P)よりもマスタシリンダ(MCL )側の油路
    (L1 )に油圧制御ユニット(15)を配置したことを
    特徴とする自動二輪車の制動装置。
  2. 【請求項2】 前輪(Wf)および後輪(Wr)の制動
    力配分特性は、理想配分特性よりも常に後輪(Wr)側
    の制動力が大きく設定されることを特徴とする、請求項
    1に記載の自動二輪車の制動装置。
  3. 【請求項3】 油圧制御ユニット(15)は、前輪(W
    f)および後輪(Wr)のスリップ率が所定値以上にな
    ったときに前輪ブレーキ(Bf,Bf1 )および後輪ブ
    レーキ(Br)に供給するブレーキ油圧を減圧するもの
    であり、ブレーキ油圧の減圧を開始する前輪(Wf)の
    スリップ率はブレーキ油圧の減圧を開始する後輪(W
    r)のスリップ率よりも小さいことを特徴とする、請求
    項1に記載の自動二輪車の制動装置。
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