JP2000271866A - 研削盤における研削液の温度管理方法 - Google Patents
研削盤における研削液の温度管理方法Info
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- JP2000271866A JP2000271866A JP11080637A JP8063799A JP2000271866A JP 2000271866 A JP2000271866 A JP 2000271866A JP 11080637 A JP11080637 A JP 11080637A JP 8063799 A JP8063799 A JP 8063799A JP 2000271866 A JP2000271866 A JP 2000271866A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 研削盤を用いてワ−クを研削する際に循
環使用される研削液の温度を調整し、研削液が過冷却に
陥らぬようにする。 【解決手段】 研削盤を用いて、ワ−クにノズルより研
削液を供給しつつ砥石によりワ−クを研削するのに用い
られた研削液をタンク内に戻し、タンク内の研削液の温
度を温度調整器により所望の温度域T℃から(To−
t)℃に調整し、これをポンプでノズルに循環して研削
液を再利用する研削液の温度管理方法において、タンク
内の研削液の温度調整器の加熱手段を常時作動状態と
し、タンク内の研削液の測定された温度Ti℃を測定
し、該温度がToに達した際は研削液を冷却する温度調
整器の冷却器を作動(On)させて研削液を冷却し、該
温度Tiが(To−t)℃に達したら冷却器の作動を停
止(Off)し、研削液が過冷却されるのを防ぐことを
特徴とする、研削盤における研削液の温度管理方法。
環使用される研削液の温度を調整し、研削液が過冷却に
陥らぬようにする。 【解決手段】 研削盤を用いて、ワ−クにノズルより研
削液を供給しつつ砥石によりワ−クを研削するのに用い
られた研削液をタンク内に戻し、タンク内の研削液の温
度を温度調整器により所望の温度域T℃から(To−
t)℃に調整し、これをポンプでノズルに循環して研削
液を再利用する研削液の温度管理方法において、タンク
内の研削液の温度調整器の加熱手段を常時作動状態と
し、タンク内の研削液の測定された温度Ti℃を測定
し、該温度がToに達した際は研削液を冷却する温度調
整器の冷却器を作動(On)させて研削液を冷却し、該
温度Tiが(To−t)℃に達したら冷却器の作動を停
止(Off)し、研削液が過冷却されるのを防ぐことを
特徴とする、研削盤における研削液の温度管理方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面研削盤、円筒
研削盤、歯車研削板、4面直角出し研削盤、精密成形研
削盤等、研削盤を用い、ワ−クを研削する際、ワ−ク表
面にノズルより研削液を供給し、ワ−クを砥石で研削す
るにおいて、使用された研削液を回収して再利用する際
の研削液の温度管理方法、および研削液を研削盤の各部
材に循環させて冷却し、ワ−クの熱変形が生じないよう
に研削液の温度を管理する方法に関する。
研削盤、歯車研削板、4面直角出し研削盤、精密成形研
削盤等、研削盤を用い、ワ−クを研削する際、ワ−ク表
面にノズルより研削液を供給し、ワ−クを砥石で研削す
るにおいて、使用された研削液を回収して再利用する際
の研削液の温度管理方法、および研削液を研削盤の各部
材に循環させて冷却し、ワ−クの熱変形が生じないよう
に研削液の温度を管理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワ−クにノズルより研削液を供給しつつ
砥石によりワ−クを研削する研削盤は知られている(特
開昭55−83567号、同59−59349号、同6
1−173851号、特開平4−13552号)。図7
と図8に平面研削盤の1例を示す。図において、1は平
面研削装置、2はワ−ク、3は砥石、4は水平方向(X
軸方向)に往復移動可能なテ−ブル、5は作業台部、6
は電磁チャック、7は前後方向(Z軸方向)に往復移動
可能なサドル、8は操作盤、8bは砥石上下切り込み手
動パルス発生器ボタン、9はコラム、10は砥石頭、1
1は砥石軸、12は砥石3を垂直方向(Y軸方向)に移
動する昇降機構、13はモ−タ−、14は螺合体、15
はネジ軸、16は軸受、17は安全保護カバ−、18は
研削液供給ノズル、19はフレ−ム、20はタンク、2
1はフィルタ−、22はポンプ、23は砥石軸モ−タ−
である。装置によっては手動パルス発生器ボタン8bが
手動パルス発生ハンドルと設計変更されることもある。
砥石によりワ−クを研削する研削盤は知られている(特
開昭55−83567号、同59−59349号、同6
1−173851号、特開平4−13552号)。図7
と図8に平面研削盤の1例を示す。図において、1は平
面研削装置、2はワ−ク、3は砥石、4は水平方向(X
軸方向)に往復移動可能なテ−ブル、5は作業台部、6
は電磁チャック、7は前後方向(Z軸方向)に往復移動
可能なサドル、8は操作盤、8bは砥石上下切り込み手
動パルス発生器ボタン、9はコラム、10は砥石頭、1
1は砥石軸、12は砥石3を垂直方向(Y軸方向)に移
動する昇降機構、13はモ−タ−、14は螺合体、15
はネジ軸、16は軸受、17は安全保護カバ−、18は
研削液供給ノズル、19はフレ−ム、20はタンク、2
1はフィルタ−、22はポンプ、23は砥石軸モ−タ−
である。装置によっては手動パルス発生器ボタン8bが
手動パルス発生ハンドルと設計変更されることもある。
【0003】ワ−クの研削に使用される研削液は多量の
ため、再利用される。テ−ブル4上のミスト状態の研削
液、冷却した研削液はテ−ブルに設けられた孔を経てテ
−ブル下に設けられたフィルタ−21を通過し、タンク
20に貯えられ、温度調整器により所望の温度域(To
−t)℃に調整され、ポンプで再循環される。研削液
は、ワ−ク研削時の砥石の発熱、モ−タ−の発熱、テ−
ブルやコラムの移動による発熱を受けて温度が上昇する
ので、タンクに戻された段階で温度調整器で冷却し、所
望の温度域T℃から(To−t)℃に調整される。通
常、Toは研削盤が設置されている室温、tは1.0〜
2.0℃に設定される。研削液の温度をほぼ室温という
一定の温度域に保つ目的は、温度変化によるワ−クの熱
変位を防止し、高い研削精度を出すためである。
ため、再利用される。テ−ブル4上のミスト状態の研削
液、冷却した研削液はテ−ブルに設けられた孔を経てテ
−ブル下に設けられたフィルタ−21を通過し、タンク
20に貯えられ、温度調整器により所望の温度域(To
−t)℃に調整され、ポンプで再循環される。研削液
は、ワ−ク研削時の砥石の発熱、モ−タ−の発熱、テ−
ブルやコラムの移動による発熱を受けて温度が上昇する
ので、タンクに戻された段階で温度調整器で冷却し、所
望の温度域T℃から(To−t)℃に調整される。通
常、Toは研削盤が設置されている室温、tは1.0〜
2.0℃に設定される。研削液の温度をほぼ室温という
一定の温度域に保つ目的は、温度変化によるワ−クの熱
変位を防止し、高い研削精度を出すためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の研削液の温度調
整においては、研削液を冷却するという観点から温度調
整器の冷却器を常に作動(On)状態とし、研削液の温
度が(To−t)℃になるとヒ−タ−を作動(On)さ
せ、研削液の温度が室温のTo℃に達するとヒ−タ−の
作動を停止(Off)していた。しかしながら、従来の
研削液の温度調整方法では、研削液の温度が(To−
t)℃になってヒ−タ−を作動させてもしばらくの間は
研削液の温度は低下し、研削液の温度は設定した下限の
温度(To−t)℃よりもさらに2〜3℃低い温度に達
してしまうことがしばしばあり、ワ−クの超精密研削に
おいては更なる研削液の温度管理が求められている。本
発明は、ワ−クの超精密研削にも適した研削液の温度調
整システムを提供することを目的とする。
整においては、研削液を冷却するという観点から温度調
整器の冷却器を常に作動(On)状態とし、研削液の温
度が(To−t)℃になるとヒ−タ−を作動(On)さ
せ、研削液の温度が室温のTo℃に達するとヒ−タ−の
作動を停止(Off)していた。しかしながら、従来の
研削液の温度調整方法では、研削液の温度が(To−
t)℃になってヒ−タ−を作動させてもしばらくの間は
研削液の温度は低下し、研削液の温度は設定した下限の
温度(To−t)℃よりもさらに2〜3℃低い温度に達
してしまうことがしばしばあり、ワ−クの超精密研削に
おいては更なる研削液の温度管理が求められている。本
発明は、ワ−クの超精密研削にも適した研削液の温度調
整システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、研削盤を用い
て、ワ−クにノズルより研削液を供給しつつ砥石により
ワ−クを研削するのに用いられた研削液をタンク内に戻
し、タンク内の研削液の温度を温度調整器により所望の
温度域T℃から(To−t)℃に調整し、これをポンプ
でノズルに循環して研削液を再利用する研削液の温度管
理方法において、タンク内の研削液の温度調整器の加熱
手段を常時作動状態とし、タンク内の研削液の測定され
た温度Ti℃を測定し、該温度(Ti)がToに達した
際は研削液を冷却する温度調整器の冷却器を作動(O
n)させて研削液を冷却し、該温度(Ti)が(To−
t)℃に達したら冷却器の作動を停止(Off)し、研
削液が過冷却されるのを防ぐことを特徴とする、研削盤
における研削液の温度管理方法を提供するものである。
て、ワ−クにノズルより研削液を供給しつつ砥石により
ワ−クを研削するのに用いられた研削液をタンク内に戻
し、タンク内の研削液の温度を温度調整器により所望の
温度域T℃から(To−t)℃に調整し、これをポンプ
でノズルに循環して研削液を再利用する研削液の温度管
理方法において、タンク内の研削液の温度調整器の加熱
手段を常時作動状態とし、タンク内の研削液の測定され
た温度Ti℃を測定し、該温度(Ti)がToに達した
際は研削液を冷却する温度調整器の冷却器を作動(O
n)させて研削液を冷却し、該温度(Ti)が(To−
t)℃に達したら冷却器の作動を停止(Off)し、研
削液が過冷却されるのを防ぐことを特徴とする、研削盤
における研削液の温度管理方法を提供するものである。
【0006】冷却器が作動している状態でも常にヒ−タ
−は作動しているので、研削液の温度が(To−t)℃
に達し、冷却器の作動が停止されてもヒ−タ−は作動し
ているので研削液の温度が過冷却されることはない。
−は作動しているので、研削液の温度が(To−t)℃
に達し、冷却器の作動が停止されてもヒ−タ−は作動し
ているので研削液の温度が過冷却されることはない。
【0007】本発明はまた、研削盤において、前記研削
液は、研削盤のコラムの両側面内、上下および前後送り
ネジ内、砥石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内を冷却
するために循環されることを特徴とする、研削液の温度
管理方法を提供するものである。研削盤の研削液貯蔵タ
ンクから、研削盤のコラムの両側面内、上下および前後
送りネジ内、砥石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内に
温度管理された研削液を循環させることにより研削盤各
部の温度差をなくすことができ、ワ−クの超精密研削を
可能とした
液は、研削盤のコラムの両側面内、上下および前後送り
ネジ内、砥石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内を冷却
するために循環されることを特徴とする、研削液の温度
管理方法を提供するものである。研削盤の研削液貯蔵タ
ンクから、研削盤のコラムの両側面内、上下および前後
送りネジ内、砥石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内に
温度管理された研削液を循環させることにより研削盤各
部の温度差をなくすことができ、ワ−クの超精密研削を
可能とした
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明をさらに詳細に説
明する。図1は砥石頭の上下送りをなす機構をコラムの
上側に備えた別の態様の平面研削盤の斜視図、図2はそ
の平面研削盤の上面図、図3、図4および図5はその平
面研削盤における研削液(ドット記載部分)が循環して
いる部分を示す図で、図3は側面図、図4は平面図、図
5は上面図である。図6は、図4における温度調整器の
断面図である。
明する。図1は砥石頭の上下送りをなす機構をコラムの
上側に備えた別の態様の平面研削盤の斜視図、図2はそ
の平面研削盤の上面図、図3、図4および図5はその平
面研削盤における研削液(ドット記載部分)が循環して
いる部分を示す図で、図3は側面図、図4は平面図、図
5は上面図である。図6は、図4における温度調整器の
断面図である。
【0009】図1ないし図5において、1は平面研削装
置、2はワ−ク、3は砥石、4は水平方向(X軸方向)
に往復移動可能なテ−ブル、5は作業台部、7は前後方
向(Z軸方向)に往復移動可能なサドル、8は操作盤、
8bは砥石上下切り込み手動パルス発生ハンドル、9は
コラム、9aはコラム内研削液取入口、9bはコラム内
研削液取出口、10は砥石頭、11は砥石軸、12は砥
石3を垂直方向(Y軸方向)に移動する昇降機構、13
はモ−タ−、14は螺合体、15は中空ネジ軸、17は
安全保護カバ−、18は研削液供給ノズル、19はフレ
−ム、20は研削液タンク、20aは研削液入り口、2
0bは研削液出口、21はフィルタ−、22はポンプ、
23は砥石軸モ−タ−、24は砥石頭モ−タ−回転制御
装置、、24a,24bは砥石頭前後送り中空ネジ、2
4a'は中空ネジ研削液取入口、24b'は中空ネジ研削
液出口、25は油温度調整器、26は油圧装置、27は
オイルミスト潤滑エア−取入口、28は研削液高さ位置
読取窓、29は水冷チャック、30は研削液温度調整
器、40は油圧タンク、41はポンプ、42はパイプ、
50は熱交換器、51はモ−タ−、52はポンプ、53
はパイプである。
置、2はワ−ク、3は砥石、4は水平方向(X軸方向)
に往復移動可能なテ−ブル、5は作業台部、7は前後方
向(Z軸方向)に往復移動可能なサドル、8は操作盤、
8bは砥石上下切り込み手動パルス発生ハンドル、9は
コラム、9aはコラム内研削液取入口、9bはコラム内
研削液取出口、10は砥石頭、11は砥石軸、12は砥
石3を垂直方向(Y軸方向)に移動する昇降機構、13
はモ−タ−、14は螺合体、15は中空ネジ軸、17は
安全保護カバ−、18は研削液供給ノズル、19はフレ
−ム、20は研削液タンク、20aは研削液入り口、2
0bは研削液出口、21はフィルタ−、22はポンプ、
23は砥石軸モ−タ−、24は砥石頭モ−タ−回転制御
装置、、24a,24bは砥石頭前後送り中空ネジ、2
4a'は中空ネジ研削液取入口、24b'は中空ネジ研削
液出口、25は油温度調整器、26は油圧装置、27は
オイルミスト潤滑エア−取入口、28は研削液高さ位置
読取窓、29は水冷チャック、30は研削液温度調整
器、40は油圧タンク、41はポンプ、42はパイプ、
50は熱交換器、51はモ−タ−、52はポンプ、53
はパイプである。
【0010】図6に示す研削液の温度調整器30におい
て、wは研削液、301は温度センサ、302はヒ−タ
−、303は温度スウィッチ、304は冷却器、305
は撹拌モ−タ−、306は撹拌翼、307はサ−ビスバ
ルブ、308はコンプレッサ−、309はモ−タ−、3
10はスウィッチ、311はコンデンサ、312はファ
ンモ−タ−、313はドライヤ−、314はソレノイド
バルブである。
て、wは研削液、301は温度センサ、302はヒ−タ
−、303は温度スウィッチ、304は冷却器、305
は撹拌モ−タ−、306は撹拌翼、307はサ−ビスバ
ルブ、308はコンプレッサ−、309はモ−タ−、3
10はスウィッチ、311はコンデンサ、312はファ
ンモ−タ−、313はドライヤ−、314はソレノイド
バルブである。
【0011】このような研削盤1を用いてワ−ク4を研
削するに先立ち、温度(To−t)℃の研削液wを研削
盤のコラムの両側面内、上下および前後送りネジ内、砥
石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内を冷却するタンク
20内の研削液をポンプ41を用いて循環させる。タン
ク20内の研削液は撹拌翼306により撹拌される。温
度T℃は室温、tは例えば1.7℃とCPUに入力す
る。温度センサ301により検出された温度Tiが(T
o−t)℃域の温度を安定して示すようになったら研削
液をノズル18よりワ−ク表面に供給しながらワ−クの
研削を開始する。
削するに先立ち、温度(To−t)℃の研削液wを研削
盤のコラムの両側面内、上下および前後送りネジ内、砥
石頭内の主軸回り、およびフレ−ム内を冷却するタンク
20内の研削液をポンプ41を用いて循環させる。タン
ク20内の研削液は撹拌翼306により撹拌される。温
度T℃は室温、tは例えば1.7℃とCPUに入力す
る。温度センサ301により検出された温度Tiが(T
o−t)℃域の温度を安定して示すようになったら研削
液をノズル18よりワ−ク表面に供給しながらワ−クの
研削を開始する。
【0012】タンク20に循環された研削液の温度Ti
をセンサで読み取り、該センサ301より伝達315さ
れた研削液の温度TiがT℃に達するとスウィッチ31
0がOnとなり、コンプレッサ−308のモ−タ−30
9を稼動させ、研削液wは冷却器304で冷却され、温
度は下降する。研削液の温度が下降し、センサ301よ
り伝達315された研削液の温度Tiが(To−t)℃
に達するとスウィッチ310がOffとなり、コンプレ
ッサ−308のモ−タ−309の稼動が停止され、冷却
器304は作動しなくなり、研削液の温度はヒ−タ−が
常時Onとなっていることと、研削盤を循環してきて若
干熱を帯びた研削液がタンク内の研削液に混合されるこ
とにより研削液の温度は上昇に転じる。
をセンサで読み取り、該センサ301より伝達315さ
れた研削液の温度TiがT℃に達するとスウィッチ31
0がOnとなり、コンプレッサ−308のモ−タ−30
9を稼動させ、研削液wは冷却器304で冷却され、温
度は下降する。研削液の温度が下降し、センサ301よ
り伝達315された研削液の温度Tiが(To−t)℃
に達するとスウィッチ310がOffとなり、コンプレ
ッサ−308のモ−タ−309の稼動が停止され、冷却
器304は作動しなくなり、研削液の温度はヒ−タ−が
常時Onとなっていることと、研削盤を循環してきて若
干熱を帯びた研削液がタンク内の研削液に混合されるこ
とにより研削液の温度は上昇に転じる。
【0013】研削液の温度が上昇してT℃に達すると、
スウィッチ310がOnとなり、コンプレッサ−308
のモ−タ−309が稼動し、研削液wは冷却器304で
冷却され、温度は下降する。以下、タンク内の研削液の
温度をセンサで計測し、上記の冷却器の作動のOff、
Onの操作を繰返して研削液の温度をT℃から(To−
t)℃に保つ管理を行なう。
スウィッチ310がOnとなり、コンプレッサ−308
のモ−タ−309が稼動し、研削液wは冷却器304で
冷却され、温度は下降する。以下、タンク内の研削液の
温度をセンサで計測し、上記の冷却器の作動のOff、
Onの操作を繰返して研削液の温度をT℃から(To−
t)℃に保つ管理を行なう。
【0014】以上の説明において、研削液温度の設定温
度T℃は室温に設定した例を示したが、T℃はワ−クの
種類により5℃の温度に設定してもよいし、あるいは季
節の室内変動温度差を考慮して室温プラス1℃の温度に
設定四手もよい。また、図4に示すように温度管理され
た研削液を熱交換器50に通し、油圧油を冷却し、研削
液と同温の油圧油をテ−ブル油圧駆動および各部の案内
面の潤滑に用いるようにしても良い。
度T℃は室温に設定した例を示したが、T℃はワ−クの
種類により5℃の温度に設定してもよいし、あるいは季
節の室内変動温度差を考慮して室温プラス1℃の温度に
設定四手もよい。また、図4に示すように温度管理され
た研削液を熱交換器50に通し、油圧油を冷却し、研削
液と同温の油圧油をテ−ブル油圧駆動および各部の案内
面の潤滑に用いるようにしても良い。
【0015】
【発明の効果】本発明においては、研削液の温度調整
を、ワ−ク研削時、温度度調整器のヒ−タ−を常時作動
(On)させて加熱し、冷却器は研削液の温度が上昇
し、設定上限のT℃に達すると作動(On)し、研削液
の温度が低下して設定下限の(T−t)℃に達すると冷
却器の作動を停止(Off)させ、研削液が過冷却され
ないように温度管理するので、超精密研削も可能であ
る。
を、ワ−ク研削時、温度度調整器のヒ−タ−を常時作動
(On)させて加熱し、冷却器は研削液の温度が上昇
し、設定上限のT℃に達すると作動(On)し、研削液
の温度が低下して設定下限の(T−t)℃に達すると冷
却器の作動を停止(Off)させ、研削液が過冷却され
ないように温度管理するので、超精密研削も可能であ
る。
【図1】 平面研削盤の斜視図である。
【図2】 図1に示す平面研削盤の上面図である。
【図3】 図1に示す平面研削盤における研削液(ド
ット記載部分)が循環している部分を示す側面図であ
る。
ット記載部分)が循環している部分を示す側面図であ
る。
【図4】 図1に示す平面研削盤における研削液(ド
ット記載部分)が循環している部分を示す平面図であ
る。
ット記載部分)が循環している部分を示す平面図であ
る。
【図5】 図1に示す平面研削盤における研削液(ド
ット記載部分)が循環している部分を示す上面図であ
る。
ット記載部分)が循環している部分を示す上面図であ
る。
【図6】 図4における温度調整器の断面図である。
【図7】 別の態様を示す平面研削盤の斜視図であ
る。
る。
【図8】 図7に示す平面研削盤の部分正面図であ
る。
る。
1 研削盤 w 研削液 2 ワ−ク 3 砥石 4 テ−ブル 7 サドル 9 コラム 18 研削液供給ノズル 19 フレ−ム 20 研削液タンク 30 研削液温度調整器 301 温度センサ 302 ヒ−タ− 304 冷却器 40 油圧油タンク 50 熱交換器
Claims (2)
- 【請求項1】 研削盤を用いて、ワ−クにノズルより研
削液を供給しつつ砥石によりワ−クを研削するのに用い
られた研削液をタンク内に戻し、タンク内の研削液の温
度を温度調整器により所望の温度域T℃から(To−
t)℃に調整し、これをポンプでノズルに循環して研削
液を再利用する研削液の温度管理方法において、タンク
内の研削液の温度調整器の加熱手段を常時作動状態と
し、タンク内の研削液の測定された温度Ti℃を測定
し、該温度(Ti)がToに達した際は研削液を冷却す
る温度調整器の冷却器を作動(On)させて研削液を冷
却し、該温度(Ti)が(To−t)℃に達したら冷却
器の作動を停止(Off)し、研削液が過冷却されるの
を防ぐことを特徴とする、研削盤における研削液の温度
管理方法。 - 【請求項2】 研削液は、研削盤のコラムの両側面内、
上下および前後送りネジ内、砥石頭内の主軸回り、およ
びフレ−ム内を冷却するために循環されることを特徴と
する、請求項1に記載の研削盤における研削液の温度管
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080637A JP2000271866A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 研削盤における研削液の温度管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11080637A JP2000271866A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 研削盤における研削液の温度管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000271866A true JP2000271866A (ja) | 2000-10-03 |
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ID=13723896
Family Applications (1)
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JP11080637A Pending JP2000271866A (ja) | 1999-03-25 | 1999-03-25 | 研削盤における研削液の温度管理方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2000271866A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002346879A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-04 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 工作機械 |
JP2011143490A (ja) * | 2010-01-13 | 2011-07-28 | Makino Milling Mach Co Ltd | 液温制御装置 |
JP7052126B1 (ja) | 2021-06-29 | 2022-04-11 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械のクーラント予熱装置及び工作機械のクーラント予熱方法 |
-
1999
- 1999-03-25 JP JP11080637A patent/JP2000271866A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4672905B2 (ja) * | 2001-05-29 | 2011-04-20 | 株式会社岡本工作機械製作所 | 工作機械 |
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JP2023005859A (ja) * | 2021-06-29 | 2023-01-18 | Dmg森精機株式会社 | 工作機械のクーラント予熱装置及び工作機械のクーラント予熱方法 |
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