JP2000270688A - 育苗マット充填装置 - Google Patents

育苗マット充填装置

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JP2000270688A
JP2000270688A JP11080073A JP8007399A JP2000270688A JP 2000270688 A JP2000270688 A JP 2000270688A JP 11080073 A JP11080073 A JP 11080073A JP 8007399 A JP8007399 A JP 8007399A JP 2000270688 A JP2000270688 A JP 2000270688A
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Japan
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mat
seedling
locking
box
raising
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JP11080073A
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Yoshiaki Goto
義昭 後藤
Yoshinobu Nishitani
芳信 西谷
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積み重ねた育苗マットを、その下方の育苗箱
に一枚づつ充填して行く。 【解決手段】 積み重ねた育苗マット7を支持する支持
手段8と、係止する係止手段10とを備え、係止手段1
0は複数のマット7の壁に突き刺さる針部材15が位相
をずらして備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、育苗マット充填装
置に係り、より具体的には、育苗箱の床土代替(一部代
替を含む)として使用する人工製の育苗マット(以下、
単にマット,苗土という場合もある)を育苗箱に一枚ず
つ供給して充填する育苗マット充填装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】特公平4−13965号公報において開
示されている育苗マット充填装置(以下、従来例の1と
いう)は、「多数のマットを積層して載置した台車をリ
フトアップするリフト装置と、リフトアップされた台車
から積層マットを載置台に移載する第1の移載手段と、
載置台上の積層マットを装填部に移載する第2の移載手
段と、装填部の積層マットを1枚ずる分離して次段の育
苗箱に供給するマット供給部と、育苗箱の上面に供給さ
れたマットを箱内部に押込む押込み部とを備えた育苗マ
ット充填装置。」であり、この従来例の1によれば、
「育苗箱に対する育苗マットの充填を自動的に行うこと
ができ、例えば、ロックファイバ製のマットに肥料を含
浸させた育苗マットの充填時においても、粉塵が飛散す
ることなく、また、マットの破損を防止することもでき
る育苗マット充填装置の提供を目的とする。」というも
のであった。
【0003】また、特公平7−10206号公報にて開
示されている苗床充填装置(以下、従来例の2という)
は、「コンベアにより移送される育苗箱に板状の苗床を
供給する苗床充填装置において、該苗床充填装置には積
み重ねた苗床の下部から順次一枚毎繰出すべく、最下部
の苗床を繰り出すときに、その上の苗床の側壁に突き刺
さる突き刺し体にて最下部の苗床よりも上方の苗床が落
下しないように支持するように構成した繰出装置を設け
たことを特徴とする苗床充填装置。」であり、この従来
例の2によれば、「コンベアにより順次移送される育苗
箱に対し、停止することなく積み重ねた苗床を的確に一
枚毎連続的に供給でき、作業能率が非常に向上する。」
というものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例の1および2は
既述した作用効果を有することから、それなりに有用性
はあるものの、下記の共通した課題が残っている。すな
わち、育苗マットは、発泡樹脂製であると脆く、ロック
ファイバ製のように不織布製であると軟弱であり、これ
らのマットの壁面に突き刺し体(ニードル,針)が突き
刺さって積み重ねられたットを支持する保持力(係止
力)が弱いという課題があった。
【0005】すなわち、ニードルの突き刺しを開放して
下段のマットを落下させ、この上段のマットをニードル
の突き刺しで支持するとき、先にニードルが作用(係
止,突き刺さり)していた箇所に次段のニードルが再び
作用し、このニードルの突き刺し、引抜きの繰り返しに
よって、マットの壁面がくずれ、または突き刺し穴が拡
大して、保持力(支持力)の低下を招き、マットの一枚
毎の確実な分離にかけるという課題があった。本発明
は、従来例の1および2の課題を解消したことを目的と
するものである。
【0006】すなわち、積み重ねたマットの最下段のマ
ットを分離するとき、上方のマットの複数枚を係止体に
よって支持しているとき、軟弱又は脆いマットでも確実
に保持(支持)できるともに、係止体の作用位置はこの
位相をずらすことによって、同じ箇所に作用することな
く、マット壁面のくずれ、係止穴の拡穴をなくして確実
な保持(支持)を約束したことを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンベアによ
り移送される育苗箱に育苗マットを供給する育苗マット
充填装置において、前述の目的を達成するために次の技
術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係る本発
明の育苗マット充填装置は、複数枚の育苗マットを積み
重ねた状態で維持するマット群支持手段と、最下段の育
苗マットを育苗箱に供給するとき該最下段の育苗マット
より上方の複数枚の育苗マットに係止して当該複数枚の
育苗マットが落下しないように支持する係止体を有する
係止手段と、を備え、該係止手段の係止体は、係止位置
がずらされて配列されていることを特徴とするものであ
る。
【0008】このような構成を採用したことにより、積
み重ねた最下段のマットを分離するとき、該マットより
上方の複数枚のマットを係止して支持した状態で分離す
るため、軟弱又は脆いマットでも確実に保持(支持)で
きるとともに、係止体はその係止位置がずらされて配列
されていることから、係止作用位置が同じところになる
ことなく、マットのくずれ、拡穴もなく確実な分離を約
束するのである。ここで、係止体としてはマットの壁面
に突き刺さる複数列のニードル(突き刺し体)を採用す
ることが推奨されるが、積み重ねられたマットの積み重
ね面に挿脱自在な爪板,鋸歯等を採用することもでき
る。
【0009】また、育苗マットは、発泡樹脂(発泡スチ
ロール等)の軽い板材でも、ロックファイバ等の不織布
形態の圧縮成形板材等であっても良く、更に、当該マッ
トに肥料,薬等を含浸したものでも若しくは含浸してい
ないものであっても構わない。請求項2に係る本発明で
は、前述した請求項1において、マット群支持手段は、
開閉動作可能な対の開閉アームに支持板を備えて構成さ
れ、係止手段は、開閉動作可能な対の開閉アームに針台
を備え、該針台に植設した育苗マットの側壁に突き刺さ
る突き刺し体による係止体を備えて構成され、前記マッ
ト群支持手段と係止手段とは、係止体の閉動作による複
数枚の育苗マットの係止と支持板の開動作による最下段
の育苗マットの育苗箱への供給と、支持板の閉動作と係
止体の開動作によるマット群の1段供給をすべく連動連
係されていることを特徴とするものである。
【0010】この請求項2に係る本発明によれば、前述
した請求項1による作用効果に加えて、ひとつの駆動源
によって開閉動作が可能となって、保持(支持)・開閉
を行うためのタイミングが確実となって、育苗箱に対す
るマットの分離供給を自動化できるのである。請求項3
に係る本発明では、前述した請求項1又は2において、
作業停止状態では、マット群支持手段の対の支持板が閉
で、係止手段の係止体が開で待機可能と構成されている
ことを特徴とするものである。
【0011】この請求項3に係る本発明によれば、前述
した請求項1又は2による作用効果に加えて、停止作動
時において、最下段マット支持板が閉の状態でマット群
を支持しているため、係止体(突き刺し体)による保持
状態(係止状態)で停止することはなく、このため、マ
ットを崩したり、マットの積み重ね姿勢が狂うおそれも
なく、マットの育苗箱に対する一枚毎の分離充填が確実
となる。ここで、作用停止とは、作業開始前の停止およ
び作業を開始しての一時的な中断による停止等を意味し
ている。
【0012】請求項4に係る本発明では、前述した請求
項1〜3のいずれかにおいて、育苗箱を移送するコンベ
アは間欠駆動形とされ、育苗箱がマット充填位置直下に
移送されたときコンベアを停止してマット充填作業を行
うように構成されていることを特徴とするものである。
この請求項4に係る本発明によれば、前述した請求項1
〜3による作用効果に加えて、育苗箱とマットの位置関
係が確実となって、育苗箱に対するマットの一枚毎の分
離充填が確実となる。
【0013】請求項5に係る本発明では、前述した請求
項1〜4のいずれかにおいて、マット群支持手段の対の
支持板が閉で、係止手段の対の係止体が開で待機してる
とき、マット群支持手段に対して積み重ねたマット群を
補給するマット群補給手段を備えていることを特徴とす
るものである。この請求項5に係る本発明によれば、前
述した請求項1〜4による作用効果に加えて、育苗箱の
上面(縁)にマットが位置ずれして載っていたとしても
コンベアでの搬送中において育苗箱の中にマットの前後
方向を確実に入れ、該マットが浮き上がりのない状態で
確実に充填される。
【0014】これ故、充填装置に引き続いての灌水作
業、播種作業等が正確にできて育苗が良好になるのであ
る。請求項6に係る本発明は、前述した1〜5のいずれ
かにおいて、マット群支持手段の対の支持板が閉で、係
止手段の対の係止体が開で待機してるとき、マット群支
持手段に対して積み重ねたマット群を補給するマット群
補給手段を備えていることを特徴とするものである。こ
の請求項6に係る本発明によれば、育苗マット充填装置
に対する予備(準備)した育苗マット群を補給して連続
作業ができるのであり、省力化に寄与できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図4において、数本の
脚1に支えられた台2の中には、、図1の矢印3の方向
に育苗箱4を移送するコンベア5が備えられていて、該
コンベア5は第1コンベア5A、第2コンベア5B、第
3コンベア5Cで構成されていて、第1コンベア5Aは
図示省略した育苗箱供給装置からの育苗箱4を本発明に
係る充填装置6を有する第2コンベア5Bに移送するも
のであり、第2コンベア5B上の育苗箱4は第3コンベ
ア5Cを介して図示省略した後続の灌水装置,播種装
置,覆土装置等に移送可能である。
【0016】コンベア5Bにより移送される育苗箱4に
育苗マット7を供給する育苗マット充填装置6は、複数
枚の育苗マット7を積み重ねた状態で支持するマット群
支持手段8と、最下段の育苗マット7を育苗箱4に供給
するとき該最下段の育苗マット7より上方の複数枚の育
苗マット7に係止して当該複数枚の育苗マットが落下し
ないように支持する係止体9を有する係止手段10と、
を備え、該係止手段10の係止体9は、図10で示すよ
うに係止位置がずらされて配列されている。
【0017】すなわち、前記マット群支持手段8は、開
閉動作可能な対の開閉アーム11に支持板12を備えて
構成され、係止手段10は、開閉動作可能な対の開閉ア
ーム13に針台14を備え、該針台14に図10で示す
ように位相がずらされて植設した育苗マット7の側壁に
突き刺さる突き刺し体15による係止体9を備えて構成
され、前記マット群支持手段8と係止手段10とは、係
止体9の閉動作による複数枚の育苗マット7の係止と支
持板12の開動作による最下段の育苗マット7の育苗箱
4への供給と、支持板12の閉動作と係止体9の開動作
によるマット群の1段供給をすべく連動連係されてい
る。
【0018】図5〜図9を併せて参照すると、充填装置
6の機枠16は第2コンベア5Bを収めている台2に積
み重ねたマット7を収容可能であり、該マット7の前後
左右(育苗箱4の搬送方向を前後といいその左右両側を
左右という以下同じ)を垂直方向に落下案内するガイド
部材17を備えている。マット群支持手段8における対
の開閉アーム11は機枠16の前後において左右に配置
されていて、図6で示すように略L字形に構成されその
下端に支持板12を有しており、前後方向の軸心を有す
る左右のピボット軸18A,18Bを支点に左右方向に
開閉動作可能とされている。
【0019】係止手段10における対の開閉アーム13
は機枠16の前後において左右に配置されていて、図6
で示すように略L字形に構成されその下端に針台14を
備え、この針台14の対向面に上下において3段の針で
示す突き刺し体15が位相をずらされて配列され、該針
15は針台14にねじ止め等によって交替自在として装
着されている。この対の開閉アーム13は前後方向の軸
心を有する左右のピボット軸19A,19Bを支点に左
右方向に開閉動作可能であり、ピボット軸19A,19
Bはマット群支持手段8における対の開閉アーム11の
ピボット軸18A,18Bより下段に位置されている
(図6参照)。
【0020】対の開閉アーム11は前後方向の軸心を有
する連接ピン11Aによって互いに連結され、該連接ピ
ン11A上にはローラが回動自在として套嵌されてお
り、更に、対の開閉アーム13は前後方向の軸心を有す
る連接ピン13Aによって互いに連結され、該連接ピン
13A上にはローラが回動自在として套嵌されており、
上下ローラ間には電動モータで例示するひとつの駆動体
20の駆動軸20Aに、大小カム体21A,21Bを有
する連動(連係)カム21が固着されている。すなわ
ち、駆動体20の回転駆動により、大小カム体21A,
21Bが連接ピン11A,13A上のカムローラに交互
に係合することによって対の開閉アーム11および13
をそれぞれのピボット軸18A,18B,19A,19
Bを支点に開閉動作可能であり、上下のピボット軸18
A,19Aおよび18B,19B間にはそれぞれスプロ
ケットホイール22A,22Bを介して連動チェーンが
巻掛けられている(図1,図2参照)。
【0021】より具体的には、マット群支持手段8にお
ける対の開閉アーム11が閉のとき、マット群7の最下
段のマット7を支持板12によって支持(保持)してお
り、このとき係止手段10における開閉アーム13は開
動作位置にあってマット群補給手段23からマットが補
給可能とされている。すなわち、図7で示した作業停止
状態では、マット群支持手段8の対の支持板12が閉
で、係止手段10の対の係止体9が開で待機可能と構成
されていて、この状態でマットが補給可能であり、この
ように停止作動時は、最下段のマットが支持板12が閉
の状態で支持され、係止体9すなわち針により保持状態
で停止することがないため、段積みされたマットを崩す
ことがないのである。
【0022】この図7の待機状態から、マット群支持手
段8における対の開閉アーム11が閉の姿勢のままで係
止手段10における対の開閉アーム13が閉動作される
ことにより、左右対の針台14に備えている係止体9、
すなわち、針部材15によって図8で示すように、最下
段のマットを支持板12で支えた状態でこの上方の図で
は3枚のマット7の壁面に針部材15が突き刺さってい
る。図8の状態から、係止手段10における対の開閉ア
ーム13が閉動作のままでマット群支持手段8における
開閉アーム11を開動作させると、図9で示すように、
最下段のマット7はその支持が解放され、一方、その上
方の複数枚のマットは係止手段10によって落下しない
ように係止されたままで、解放された一枚のマット7が
コンベア5B上で待機している育苗箱4上にガイド部材
24の落下案内を介して供給(充填)されるようになっ
ている。
【0023】最下段のマット7が落下供給されるとマッ
ト群支持手段8における対の開閉アーム11が閉動作
(開閉アーム13は閉動作のまま)され、その後、係止
手段10における開閉アーム13が開動作されることに
よって、積み重ねられたマット群は1段供給(落下)し
て最下段のマット群を支持手段8によって支持し、その
後、係止手段10における対の開閉アーム13が閉動作
することによって図8の状態となり、この連係動作を順
次繰返すことによって、次々と育苗箱4へマット7が一
枚づつ充填されるようになっている。
【0024】ここで、上下複数段で前後方向に列設した
係止体9は、積み重ねられたマット間に出退するもので
あっても良いが、実施の形態では交替自在な針部材15
によって係止体9を構成し、しかも針部材15は図10
で示すように上下前後において位相がずらされているこ
とによって、同一箇所を針部材15が作用することな
く、ここに軟弱または脆い材料からなるマットであって
も、その欠け、穴の拡大はなく、確実に係止保持される
のである(図10において、符号Aは針部材15により
突き刺し跡を示している)。
【0025】育苗箱4を移送するコンベア5Bは駆動モ
ータ25及び巻掛伝動体25A等によって間欠駆動形と
され、育苗箱4がマット充填位置直下に移送されたとき
ソレノイドで例示する検出体26によって育苗箱4の前
端を検出してコンベア5Bを停止してマット充填作業を
行うように構成されている。すなわち、育苗箱4が充填
装置6の直下に移送されたとき、これを検出体26の検
出信号によって、駆動体20の前述したように駆動(起
動)停止すべく制御回路が組み込まれている。
【0026】図1,2および図11,12を参照する
と、マット充填位置の下流側に、育苗箱4に供給された
育苗マット7の位置を修正するマット修正手段27と、
該マット修正手段27で位置修正されたマット7を育苗
箱4の底に押込むマット押込み手段28を図示例では第
3コンベア5Cに備えている。すなわち、育苗箱4に充
填される一枚のマット7は、その左右方向が第2コンベ
ア5Bに備えた左右のガイド部材24および第3コンベ
ア5Cに備えた左右のガイド部材29によって左右方向
は位置決め可能であるが、搬送方向(前後方向)にはガ
イド手段がないことから、図12で示すようにマット7
の前端が育苗箱4の前端縁上に載った状態のときもあ
る。
【0027】そこで、育苗箱4を移送中において、その
移送力によってマット7の前端にマット修正手段27を
作用させて姿勢を修正し、その後、マット押込み手段2
8によってマット7を育苗箱4の底に押込むようにされ
ている。図11および図12を参照すると、台2の左右
に軸受体2Aを立設し、この軸受体2Aに支持ロッド3
0を介して左右のアーム31を回動自在に装着し、アー
ム31の後端には板バネ等の仕切り板32をマット7に
作用すべく装着するとともに、アーム31の前端には鎮
圧ローラ33を回転自在に備えている。
【0028】なお、仕切り板32はコイルバネ34等に
よって抵抗が付与されていて、マット7に作用した後は
マット7との係合が解かれ旧位に復帰可能である。すな
わち、マット7が育苗箱4からズレているとき、育苗箱
4が搬送されてくると、仕切り板32にマット7の前端
が係合し、、このまま搬送されるとマット7は前後の位
置が修正され、その後、鎮圧ローラ33が位置修正され
たマット7を育苗箱4の底に、その自重等によって押込
むのである。なお、図では修正手段27と押込み手段2
8を共通のアーム31の前後に装着しているが、これは
個別に備えても良く、押込み手段28は、ローラ形式以
外であっても良い。
【0029】また、ガイド部材29はネジ式等による左
右方向間隔調整体34によって左右幅調整可能であるこ
とが望ましい。更に、本発明においては、図3〜図5で
示すように、マット群支持手段8の対の支持板12が閉
で、係止手段10の対の係止体9が開で待機していると
き(図7の状態のとき)、マット群支持手段8に対して
積み重ねたマット群を補給するマット群補給手段23を
備えている。該マット群補給手段23は、マット充填装
置6の一側方に、準備台36が備えられており、この準
備台36上に、人手によって段ボール箱37に積み重ね
て収納した予備マット38を載置可能とされている。
【0030】準備台36の側方には、正逆可能な駆動モ
ータ39と巻掛伝動体40にて循環回走される搬送体4
1が備えられており、搬送体41には板材で例示するプ
ッシャ42が備えられている。すなわち、準備台36上
の予備マット38を、人手によってプッシャ42の前面
に図4の矢示43Aのように移動させ、プッシャ42を
図4の矢示43Bの方向に押進させることによって、充
填装置6の上段に備えた一時保留手段44にガイド部材
45を介して移動可能とされている。
【0031】一時保留手段44は、駆動モータ46の駆
動軸46Aにカム体47を備え、このカム体47の回転
によって開閉動作される対の保留アーム48を備え、こ
の保留アーム48の上部に、弯曲形成された保留板49
を備えている。対の保留アーム48はL字形状で、ピボ
ット軸48Aを支点に開閉動作するものとされ、対のア
ーム48はローラを有する連接ピン50にて連結されて
いる。すなわち、対の開閉アーム48が閉のとき、保留
板49上に予備マット38を段積みした状態で保留可能
としており、充填装置6に積み重ねて収納されていたマ
ットがその枚数が少なくなると、例えば、25枚前後の
予備マット38を開閉アーム48の開動作を介して図7
の矢示Bで示すように落下供給(補給)可能としてい
る。
【0032】なお、対の保留板49はこれを弯曲させて
おくことにより、落下(補給)するときの上下移動量が
小さくなってマットの形崩れ等を抑制しており、落下後
は、次の準備のため、閉動作されて待機可能であり、プ
ッシャ42は予備マット38を押進した後は、原状復帰
して待機可能である。本発明の実施の形態は以上の通り
であるが、種々設計変形可能である。例えば、支持手段
8における開閉アーム11と係止手段10における開閉
アーム13のピボット軸18A,18B,19A,19
Bは、図とは逆の上下段とすることもできる。但し、図
示のように開閉アーム11のアーム長を長くすることに
よって、対の支持板12が進退(開閉)動作するとき、
略水平動にできてマットの上下動を抑制できて有利とな
る。
【0033】また、対の支持板12は前後方向に長い一
体のL字帯板で構成しているが、鋸歯、棒材等によって
構成することも可能である。更に、対の係止体9は、開
閉アーム13の開閉動作で複数枚のマットを挟持解放自
在としているが、針部材15以外の薄板、鋸歯形であっ
ても良い。また、検出体20はソレノイド以外で構成す
ることも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、軟
弱又は脆い材料からなるマットであっても形崩れとか欠
け等なく育苗箱に確実に充填できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】補給手段を付帯させた側面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】充填装置の立面図である。
【図7】待機姿勢の充填装置の正面図である。
【図8】充填装置の正面図である。
【図9】充填装置による一枚マット充填時の正面図であ
る。
【図10】係止体の作用跡を示す正面図である。
【図11】修正手段を押込み手段の平面図である。
【図12】図11の平面図である。
【符号の説明】
4 育苗箱 5 コンベア 6 充填装置 7 マット 8 支持手段 9 係止体 10 係止手段 11 開閉アーム 12 支持板 13 開閉アーム 15 針部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベアにより移送される育苗箱に育苗
    マットを供給する育苗マット充填装置において、 複数枚の育苗マットを積み重ねた状態で支持するマット
    群支持手段と、 最下段の育苗マットを育苗箱に供給するとき該最下段の
    育苗マットより上方の複数枚の育苗マットに係止して当
    該複数枚の育苗マットが落下しないように支持する係止
    体を有する係止手段と、を備え、該係止手段の係止体
    は、係止位置がずらされて配列されていることを特徴と
    する育苗マット充填装置。
  2. 【請求項2】 マット群支持手段は、開閉動作可能な対
    の開閉アームに支持板を備えて構成され、 係止手段は、開閉動作可能な対の開閉アームに針台を備
    え、該針台に植設した育苗マットの側壁に突き刺さる突
    き刺し体による係止体を備えて構成され、前記マット群
    支持手段と係止手段とは、係止体の閉動作による複数枚
    の育苗マットの係止と支持板の開動作による最下段の育
    苗マットの育苗箱への供給と、支持板の閉動作と係止体
    の開動作によるマット群の1段供給をすべく連動連係さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の育苗マット充
    填装置。
  3. 【請求項3】 作業停止状態では、マット群支持手段の
    対の支持板が閉で、係止手段の係止体が開で待機可能と
    構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の育苗マット充填装置。
  4. 【請求項4】 育苗箱を移送するコンベアは間欠駆動形
    とされ、育苗箱がマット充填位置直下に移送されたとき
    コンベアを停止してマット充填作業を行うように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の育苗マット充填装置。
  5. 【請求項5】 マット充填装置の下流側に、育苗箱に供
    給された育苗マットの位置を修正するマット修正手段
    と、該マット修正手段で位置修正されたマットを育苗箱
    の底に押込むマット押込み手段を備えていることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の育苗マット充填
    装置。
  6. 【請求項6】 マット群支持手段の対の支持板が閉で、
    係止手段の対の係止体が開で待機してるとき、マット群
    支持手段に対して積み重ねたマット群を補給するマット
    群補給手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の育苗マット充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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