JP2000270246A - 映像撮影装置 - Google Patents

映像撮影装置

Info

Publication number
JP2000270246A
JP2000270246A JP11067036A JP6703699A JP2000270246A JP 2000270246 A JP2000270246 A JP 2000270246A JP 11067036 A JP11067036 A JP 11067036A JP 6703699 A JP6703699 A JP 6703699A JP 2000270246 A JP2000270246 A JP 2000270246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
lens cover
photographing
recording
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11067036A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Amamiya
裕伸 雨宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11067036A priority Critical patent/JP2000270246A/ja
Publication of JP2000270246A publication Critical patent/JP2000270246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨て方式の映像撮影装置(いわゆるビデ
オカメラ)の小型、簡素化、誤操作防止等を図る。 【解決手段】 レンズカバー25とレンズカバー開閉機
構と、撮影釦23とを有する映像撮影装置であって、撮
影釦23の操作時、先にレンズカバー25が開き、次に
撮影状態となるようにし、また、撮影釦23内に設けた
小さな釦(いわゆるロック解除釦)80を押さないと撮
影釦23が押せないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像撮影装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より記録再生機能等を備えた携帯用
ビデオカメラが普及している。このような携帯用ビデオ
カメラは、非常に高価であると共に、カメラ操作も複雑
であり、それ自体大きなものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、本出願人は、ビ
デオカメラ自体を安価に入手でき、誰でも何の準備もせ
ずに直ちに使用可能にし、また、より小型にして携帯便
利にし、しかも撮影後に所望する記録媒体への変換、編
集サービスまでしてユーザに戻してもらえるという、い
わゆる使い捨て方式のビデオカメラ、及びその流通シス
テムを提案している。
【0004】図16は、その流通システムを示す。新品
のビデオカメラは、販売店2で消費者(ユーザ)1に買
い取られる(矢印a)。消費者1は、そのビデオカメラ
で撮影を行い、撮影済みカメラを販売店2に預ける(矢
印b)。撮影済みカメラは、販売店2から複写処理所3
に送られ(矢印c)、ここで撮影済み記録媒体、例えば
磁気テープの内容を消費者1が希望する例えばVHSカ
セット、デジタルビデオ(DV)カセット、ビデオCD
等のメディア(記録媒体)に変換してダビングし、ま
た、希望すれば、撮影内容の編集もし、このダビングし
たメディア(例えばビデオカセット、ビデオCD等)を
販売店2を経由して消費者1に返却する(矢印d,
e)。
【0005】使用済みビデオカメラは、再利用するため
に、メーカ4に引き取られ(矢印f)、生産/リサイク
ル工場5へ送られる(矢印g)。この生産/リサイクル
工場5で、カメラ内の記録媒体、例えば磁気テープを交
換し、あるいは磁気テープを消去、巻き戻しを行い、バ
ッテリー交換あるいは充電を行い、また、正常に動作す
るか、否かの機能点検が行われ、不良があれば、その構
成部品の交換を行い、更に外装ケースを取り付けて新し
いビデオカメラとして復元する。復元されたビデオカメ
ラは、メーカ4に納入され(矢印h)、販売会社6を経
て販売店2に卸される(矢印i,j)。また、メーカ4
からは、複写処理所3に未使用のメディア(VHSカセ
ット、デジタルビデオ(DV)カセット、ビデオCD、
その他等)が販売される(矢印k)。この流通経路が繰
り返されることにより、使い捨て方式のビデオカメラは
再利用される。
【0006】ところで、このような流通システムで用い
られるビデオカメラは、消費者自らが記録媒体(例えば
テープカセット)を交換できないようにし、記録機能の
みとし、出来るだけ小型簡素であること、カメラ操作が
簡単で誤操作が生じないこと、記録媒体に対して無駄な
く記録できること、不使用状態での撮像レンズ保護及び
外光によって内蔵撮像素子が損傷するを防止すること、
等が望まれる。
【0007】本発明は、上述の点に鑑み、カメラ自体簡
素であると共に、カメラ操作の簡単化、撮像レンズ及び
内蔵撮像素子の保護、無駄のない記録、等を可能にした
映像撮影装置を提供するものである。
【0008】本発明は、さらに、誤操作防止を可能に
し、且つこれ等を簡単な機構で構成できるようにした映
像撮影装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る映像撮影装
置は、光学レンズ系のレンズカバーと、レンズカバー開
閉機構と、撮影釦を有し、撮影釦の操作時、先にレンズ
カバーが開き、次に撮影状態になるように構成する。
【0010】また、本発明は、上記映像撮影装置におい
て、撮影釦内にさらに小さな釦を設け、この小さな釦を
押したとき、撮影釦が操作できるように構成する。
【0011】本発明の映像撮影装置においては、レンズ
カバーが内蔵されるので、外観の構成が簡素になる。不
使用時には、レンズカバーが閉じられるので、光学レン
ズ系、いわゆる撮像レンズが保護され、同時に、外光の
入射が阻止され、内蔵撮像素子を損傷することがない。
撮影釦のみであるので、カメラ操作が簡単である。撮影
釦の操作時、先にレンズカバーが開き、次に撮影状態に
なるので、カメラ操作が簡単である。
【0012】撮影釦内にさらに小さな釦を設け、この小
さな釦を押したとき、撮影釦が操作できる構成であるの
で、小さな釦を押さないときは撮影釦の操作ができず、
誤操作防止が図れる。また、小さな釦は撮影釦内に設け
られるので、撮影釦と小さな釦は同じ指で同時に押して
撮影状態とすることができ、操作を簡単にすることがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る映像撮影装置の実施の形態を説明する。
【0014】図1及び図2は、本実施の形態に係る映像
撮影装置であるビデオカメラの全体構成であり、夫々表
面側からの斜視図及び裏面側からの斜視図である。図3
は、ビデオカメラ本体を外装ケースより外した状態の斜
視図である。図4は、ビデオカメラ本体の分解斜視図で
ある。
【0015】本実施の形態に係るビデオカメラ(例えば
デジタルカメラ)11は、後述するコンパクトに構成さ
れたビデオカメラ構成体17がケース、例えば樹脂ケー
ス、いわゆるキャビネット18内に封入されて成るビデ
オカメラ本体19を、外装ケースである例えばボール紙
ケース20に納めて構成される。
【0016】このビデオカメラ11では、図1〜図3に
示すように、ボール紙ケース20によって外装された状
態で、その表面には光学ビューファインダ21、撮像レ
ンズ部(即ちレンズを臨ましめる開口部)22、撮影
釦、いわゆる記録釦23及びマイクロホン24のみがボ
ール紙ケース20の前面開口20aを通して外部に露出
される。この場合、光学ビューファインダ21と撮像レ
ンズ部22と記録釦23とは、ビデオカメラ11の中心
線上に沿って設けられ、カメラ上端側から下端側に向か
って光学ビューファインダ21、撮像レンズ部22及び
記録釦23の順に配列される。マイクロホン24は、撮
像レンズ部22を挟んで左右対称位置に設けられる。2
5は、キャビネット18内に開閉可能に配された後述す
るレンズカバーを示す。
【0017】ビデオカメラ11の裏面には、ボール紙ケ
ース20の背面開口20bを通して光学ビューファイン
ダ21ののぞき窓26が臨み、のぞき窓26の脇に撮影
中であることを表示する記録表示ランプ27が設けられ
ている。
【0018】ビデオカメラ構成体17は、図4に示すよ
うに、光学レンズ系、即ち撮像レンズ12と、固体撮像
素子、例えばCCD撮像素子(図示せず)と、未使用の
記録媒体である例えば、磁気テープ43を収納した未使
用テープカセット13と、回転ヘッド装置等を含む記録
機構部14と、信号処理回路を構成するプリント回路基
板15と、バッテリー16等を組み立てて構成される。
【0019】このビデオカメラ構成体17では、その一
半分の位置にビューファインダレンズ21A、撮像レン
ズ12、撮影動作を制御する撮影スイッチ、即ち記録ス
イッチ33等を有する、いわゆるカメラブロックと、そ
の側部にバッテリー16が配置される。記録スイッチ3
3は、記録釦23に対応する位置で回路素子34等を有
するプリント回路基板15上に配置される。
【0020】ビデオカメラ構成体17の他半分の位置に
は、回転ドラムを有する回転ヘッド装置37、各テープ
ガイドローラ38、キャプスタン39、ピンチローラ4
0等を含む記録機構14と、回転ヘッド装置37に対向
してカセット装着ホルダー42と、このカセット装着ホ
ルダー42内に装着された未使用のテープカセット13
等を有する、いわゆるメカデッキ部が配置される。カセ
ット装着ホルダー42は対をなす両側腕部42aの遊端
が回動可能に取付けられ、ビデオカセット13の装脱時
にカセット装着ホルダー42が斜めに持ち上げられてビ
デオカセットの装脱を行い易いように構成される。ビデ
オカセット13からの磁気テープ43は、テープガイド
ローラ38を介して回転ドラムに巻き付けられ、記録ス
イッチ33がオンすることによって、キャプスタン39
及びピンチローラ40によって定速走行され、供給リー
ルから供給されて巻き取りリールに巻き取られるように
なされる。カメラブロック及びメカデッキ部にわたる背
面にも、プリント回路基板15が取付けられる。
【0021】ビデオカセット構成体17を封入する例え
ば樹脂製のキャビネット18は、裏キャビネット18A
と、表キャビネットが2分割された表上キャビネット1
8B及び表下キャビネット18Cとの3つから構成され
る。表上キャビネット18Bは、裏キャビネット18A
内にビデオカメラ構成体17を挿入した状態で、ビデオ
カメラ構成体17の一半分に配されたビューファインダ
レンズ21A、撮像レンズ12、記録スイッチ33等を
有するカメラブロックを蓋するものであり、表下キャビ
ネット18Cは、同様にビデオカメラ構成体17の他半
分に配されたビデオカセット装着ホルダー42、テープ
カセット13、記録機構14からなるメカデッキ部を蓋
するものである。
【0022】表上キャビネット18B、表下キャビネッ
ト18C及び裏キャビネット18Aは、キャビネット1
8内に外部より水が侵入しないように相互に液密的に嵌
着されるように構成される。即ち、表上キャビネット1
8B及び表下キャビネット18Cには、先端が鉤型の爪
部44が夫々一体に形成され、この爪部44に嵌合する
ように、裏キャビネット18Aには鉤型の係合部45を
有する溝46が形成され、図6に示すように、溝46の
係合部45に爪部44が嵌合して、表上キャビネット1
8B、表下キャビネット18Cと、裏キャビネット18
Aとが液密的に結合される。同様に、表下キャビネット
18Cの表上キャビネット18Bと対向する部分には先
端が鉤型の爪部44が一体に形成され、これに対して表
上キャビネット18Bに爪部44に係合する係合部45
を有する溝46が形成され、両キャビネット18B及び
18Cが液密に結合される。
【0023】表上キャビネット18Bの表側において
は、光学ビューファインダ21、撮像レンズ部22、記
録釦23及びマイクロホン25が形成される円形状の領
域が他部より少し盛り上がって形成されると共に、記録
釦23が形成される部分は、撮像レンズ部22より一段
低くなるように段差が形成されている。これは、記録釦
23を操作するときに、不用意に指で撮像レンズ部22
を隠すことがないようにするためである。
【0024】ビデオカメラ19では、ユーザが勝手に記
録媒体、本例ではビデオカセット13を交換できないよ
うにキャビネット18が開かれないように構成され、ま
た記録機能のみとしている。また、小型、操作簡単及び
安価にするために、後からできる処理、即ち、手振れ補
正、ホワイトバランス補正等を行う機能は内蔵しないよ
うに構成される。
【0025】一方、本実施の形態のビデオカメラ19に
おいては、不使用時の撮像レンズ12及びCCD撮像素
子(図示せず)を保護するための開閉可能なレンズカバ
ー25が設けられると共に、記録釦23の操作によって
レンズカバー25が開閉できる機構及びこのレンズカバ
ー開閉機構に関連して記録釦23の誤操作を防止するた
めのロック機構が設けられる。
【0026】レンズカバー25は、図5、図7及び図8
に示すように、撮像レンズ12に対向する表上キャビネ
ット18Bの裏面に開閉可能に取り付けられる。このレ
ンズカバー25は、撮像レンズ12に対応して円形状体
を中央より2分割したような1対の半円状のレンズカバ
ー半体25A及び25Bから成り、これらレンズカバー
半体25A及び25Bには、夫々之を支持する弾性部材
51及び52が一体に延長形成されて成る。
【0027】夫々の弾性部材51及び52には、その延
長方向の2ヶ所において、平面的にみて互に相対向する
側に突出して突き合わされる第1の突出部53及び54
と第2の突出部55及び56が設けられる。第1の突出
部53及び54の夫々の突き合わされる先端部は傾斜面
を有し、両突出部53及び54が突き合わさった状態で
は、断面構造でみると深さ方向にテーパ状の溝91が形
成される第1の突き合わせ部57が形成される。同様に
第2の突出部55及び56の先端部による突き合わせ部
においても、深さ方向にテーパ状の溝92が形成された
第2の突き合わせ部58が形成される。
【0028】また、両弾性部材51及び52の延長方向
の2ヶ所には、夫々ガイド孔(円弧状の長孔)61,6
2を有する第1のガイド板部63,64、及びガイド孔
(円弧状の長孔)65,66を有する第2のガイド板部
67,68が設けられる。各弾性部材51及び52にお
いては、実質的には、夫々その固定される基部69,7
0及び第2の突出部55,56間の第2のヒンジ部7
1,72と、第2の突出部55,56及び第1の突出部
53,54間の第1のヒンジ部73,74とによって構
成される。
【0029】そして、レンズカバー25は、そのレンズ
カバー半体25A及び25Bが突き合わされるように閉
状態となり、第1、第2の突き合わせ部57,58が閉
状態となり、さらに両弾性部材51及び52の基部69
及び70が突き合わされた状態で、その基部69及び7
0を表上キャビネット18Bと一体のスペーサ部76を
介して表上キャビネット18Bの裏面に取り付けられる
(図8A参照)。第1のヒンジ部73,74及び第2の
ヒンジ部71及び72は共に、第1、第2の突き合わせ
部57,58が閉じられるように弾性偏倚される。
【0030】レンズカバー25、弾性部材51,52、
突出部53,54,55,56、ガイド板部63,6
4,67,68は、例えば樹脂成形にて一体に形成さ
れ、その基部69,70が表上キャビネット18Bの裏
面に対してスペーサ76を介して例えば熱融着で固定さ
れる。なお、図5に示すようにレンズカバー25が表上
キャビネット18Bの裏面に取付けられた状態では、各
ガイド板部63,64,67,68のガイド孔61,6
2,65,66に例えば表上キャビネット18Bの裏面
に一体に設けられたガイドピン93が係合される。
【0031】このレンズカバー25は、後述するよう
に、第2の突き合わせ部58を押し開くことで両レンズ
カバー半体25A及び25bがガイドピン93に案内さ
れた左右に開き、さらに第1の突き合わせ部57を押し
開くことで両レンズカバー半体25A及び25bが全開
するようになされる。
【0032】一方、表上キャビネット18Bに設けられ
た記録釦23の内側には、さらに小さな釦、即ち後述す
る記録釦23のロックを解除するためのロック解除釦8
0が設けられる。記録釦23は、図7、図8A、図9に
示すように、円筒状をなし、その一側がヒンジ部81を
介して表上キャビネット18Bに連結される。記録釦2
3には、その例えばヒンジ部81とは反対側の部分に上
述の第1の突き合わせ部57を開きレンズカバー25を
全開し、さらに下部に設けられた記録スイッチ33に接
触して之をオンするための第1の操作子82が一体に設
けられる。
【0033】ロック解除釦80は、筒状の記録釦23内
に、その上面が記録釦23の上面とほぼ同じ面か、好ま
しくは記録釦23の上面より内方に位置するように、本
例はより好ましいように記録釦23の上面より内方に位
置するように設けられ、その一側端がヒンジ部83を介
して記録釦23の第1操作子82側に連結される。この
ロック解除釦80には、そのヒンジ部83とは反対側に
前述の第2の突き合わせ部を押し開くための第2の操作
子84が一体に設けられる。
【0034】記録釦23の第1の操作子82の幅W
1 は、図9及び図15に示すように閉状態時の第1の突
き合わせ部57のテーパ状の溝91の幅W2 より大で
(図15A3参照)、ロック解除釦80の第2の操作子
84によって第2の突き合わせ部58が押し開かれた状
態時の第1の突き合わせ部57の開かれたテーパ状の溝
91の幅W3 より小さくなるように設定される。
【0035】即ち、記録釦23の第1の操作子82は、
レンズカバー25が閉じられている状態では、第1の突
き合わせ部57のテーパ状の溝91を跨いで第1突出部
53,54の平坦な部分85に当接するように形成され
る。この第1の突き合わせ部57のテーパ状の溝91を
挟む第1の突出部53,54の平坦部分85が、記録釦
23の押し下げる操作を阻止するロック機構を構成す
る。
【0036】また、レンズカバー25を支持する弾性部
材51,52と、第1及び第2の突き合わせ部57,5
8と、記録釦23の第1の操作子82と、ロック解除釦
80の第2の操作子84とにより、レンズカバー25の
開閉機構が構成される。
【0037】このビデオカメラ11では、組立て時に、
カセット装着ホルダー42内にテープカセット13を装
着しない状態では、キャビネット18を組み立てられな
いように構成することができる。このため、例えば図1
0に示すように、枠型に構成されている例えばバネ用ス
テンレス鋼板又は鉄板よりなるカセット装着ホルダー4
2の両側板部42A,42Bに、之と一体に誤組立防止
部材95が夫々設けられる。この誤組立防止部材95
は、カセット装着ホルダー42の両側板42A,42B
の一部を張り出すようにして構成される。即ち、本例の
誤組立防止部材95は、カセット装着ホルダー42の両
側板42A,42Bの一部を板状に打ち抜くも、夫々の
板状体101の中間の上下では一部側板42A,42B
と連結するようにして、この連結部96に回動可能な折
り目を付け、カセット未装着時には、両板状体101が
その折り目部96を中心に、カセット挿入方向の前端が
カセット装着ホルダー42内に張り出し、後端が側板4
2A,42Bの外方に張り出すように、いわゆるハの字
型に張り出すように構成される。
【0038】カセット未装着のときには、図10に示す
ように、カセット装着ホルダー42の側板42A,42
Bの夫々の誤組立防止部材95がハの字型に張り出して
いるので、この張り出し部分にキャビネット18が当た
り、カメラ構成体17自体がキャビネット18内に収納
することはできず、ビデオカセット本体19を組立てる
ことができない。
【0039】カセット装着ホルダー42内にテープカセ
ット13を装着したときには、ハの字型に張り出されて
いる誤組立防止部材95がテープカセット13に押され
て回動し、側板42A,42B内に納められる。これに
よって、カメラ構成体17はキャビネット18内に収納
することができ、ビデオカセット本体19を組立てるこ
とができる。
【0040】次に、上述のビデオカメラ11の使用状態
及び動作を説明する。図12は、このビデオカメラ11
の使用例を示す。ビデオカメラ11は片手で持ち、その
指で記録釦23を押して、簡単に撮影することができ
る。ビデオカメラ11では光学ビューファインダ21、
撮像レンズ部22及び記録釦23が中心線上に設けられ
るので、利き目、利き手を選ばずに、任意の持ち手で撮
影ができる。ビデオカメラ11は、小型であり、このカ
メラ11を握った撮影状態では肘が脇腹に自然に当たる
状態を作るので、撮影ぶれを防ぐことができる。縦平面
前面のカメラ形状の前面に記録釦(いわゆるシャッタ
釦)23が配されており、記録釦23を押すと、カメラ
11を顔に押しつける方向に力が働くので、いわゆるシ
ャッタぶれが起きにくい。記録釦23を凹面(段差下)
に配置することにより、記録釦23の位置を自然に認知
でき、しかも指の上のオーバーハング部が撮影時に誤っ
てレンズ部に指が移動しないガイドの役目を果たしてい
る。
【0041】図13、図14及び図15はカメラ操作の
動きを示す。前述の図8Aは、ビデオカメラ11の記録
釦23及びロック解除釦80を押していない不使用状態
を示す。このときは、レンズカバー25は閉じているの
で、外光は光学レンズ系、即ち撮像レンズ12には入射
されず、従って過度の光入射からCCD撮像素子が保護
される。また、撮像レンズ12を不用意に損傷させるこ
とがない。
【0042】このビデオカメラ11を例えばカバンの中
に入れて置いたときに、例えば図13A1 に示すよう
に、誤って本90などによって記録釦23が押された場
合には、記録釦23と一体の第1の操作子82がレンズ
カバー開閉機構の第1の突き合わせ部57のテーパ状の
溝91を跨いで平坦部85に当接し、それ以上の押し込
みが阻止される。これによって記録釦23は、実質的に
ロックされることになり、記録スイッチを押すことがな
い(図13A1 ,図14A2 及び図15A3 参照)。従
って、カバンの中で不用意にビデオカセット13の磁気
テープ43が駆動し撮影状態となるとことがない。
【0043】次に、撮影するときは、ロック解除釦80
を押し乍ら記録釦23を押す。即ち、先ずロック解除釦
80を指103で押すと、図13B1 、図14B2 に示
すように、その第2の操作子84がレンズカバー開閉機
構の第2の突き合わせ部58のテーパ状の溝92に沿っ
て入り込みながら第2ヒンジ部71,72の弾性に抗し
て第2の突き合わせ部58を押し広げる。この第2の突
き合わせ部58が開くことにより、これに連動して第1
の突き合わせ部57も開く。第1の突き合わせ部57が
開くことで図15B3 に示すように、第1の操作子82
が第1の突き合わせ部57のテーパ状の溝91に入り込
める状態となり、いわゆる記録釦23のロックが解除さ
れる。この状態でレンズカバー半体25A及び25Bは
半開になる。
【0044】次いで、記録釦23を押すと、図13
1 、図14C2 及び図15C3 に示すように、第1の
操作子82は開かれた第1の突き合わせ部57のテーパ
部に沿って挿入され、第1の突き合わせ部57を更に押
し広げることになり、レンズカバー25A及び25Bが
全開する。レンズカバー25が全開した後、さらに第1
の操作子82が押されて記録スイッチ33に接触し之を
オンする。記録スイッチ33がオンすることによって、
記録機構14及びビデオカセット13の磁気テープ43
が駆動し、撮影状態となる。
【0045】一方、ビデオカメラ本体19の組立て時に
おいては、カセット装着ホルダー42内にテープカセッ
ト13を装着する以前の状態では、前述の図10に示す
ように、カセット装着ホルダーの側板42A,42Bに
設けられた誤組立防止部材95がハの字型に張り出して
いる。この状態でカセット装着ホルダー42内にテープ
カセット13を挿入すると誤組立防止部材95がビデオ
カセット13に押されて折り目部96を中心に回動して
側板42A,42Bに収められ、側板42A,42Bの
一部として構成される。
【0046】この状態でカメラ構成体17は、キャビネ
ット18内に収納でき、カメラ本体19が組立てられ
る。逆にテープカセット13をカセット装着ホルダー4
2に挿入しないと、誤組立防止部材95が張り出してキ
ャビネット18が組立られない。なお、この例では記録
媒体がテープカセットであるが、その他、記録媒体が磁
気光学ディスクや、ハードディスク、半導体メモリー等
でも同様である。
【0047】本実施の形態に係るビデオカメラ11によ
れば、記録媒体としてのビデオカセットがユーザ自らで
は交換できないように封入され、機能としては、記録機
能のみであり、且つ操作部も記録釦23のみであるの
で、全体として小型且つ簡素に構成することができる。
【0048】このビデオカメラ11は、光学ビューファ
インダ21、撮像レンズ部22及び記録釦23が中心線
上に設けられているので、左手又は右手のいずれで持っ
ても、同じ状態で撮影することができる。即ち、利き
目、利き手に拘らず、誰もが不便なく撮影できる。
【0049】このビデオカメラ11は、ロック解除釦8
0と共に記録釦23を指103で押したとき、先ず、レ
ンズカバー開閉機構が動作してレンズカバー、即ちその
レンズカバー半体25A,25Bが全開し、次に記録ス
イッチ33がオン状になって記録機構14が駆動して撮
影状態になる。従って、ビデオカメラ11の不使用時に
は、撮像レンズ12がレンズカバー25で保護されると
同時に、CCD撮像素子が強い外光によって損傷を受け
るを回避することができる。また撮像レンズ12が塞が
れた状態で撮影されることはなく、磁気テープ43を無
駄なく使用できる。
【0050】このビデオカメラ11では、撮影釦、即ち
いわゆる記録釦23内に更に小さなロック解除釦80を
設け、ロック解除釦80を指で押さない限り、記録釦2
3を操作することができないので、記録釦23のみが不
用意に押されても撮影状態になることを防止できる。例
えばこのビデオカメラ11をカバンの中に入れて置いた
場合、本などによって記録釦23が押されても、記録釦
23はレンズカバーの開閉機構を構成する第1の突き合
わせ部57の平坦部85に当接してロックされ、それ以
上には押せない。
【0051】そして、1つの指103でロック解除釦8
0を押しながら記録釦23を押すことにより、ロック解
除と撮影が1つの動作で行うことができ、操作の簡単化
が図れる。
【0052】また、記録釦23及びロック解除釦80に
夫々第1及び第2の操作子82及び84を一体に設け、
レンズカバー25の弾性支持体51,52に第1及び第
2の突き合わせ部57,58を設け、第1の操作子82
のみでは第1の突き合わせ部57の押し開きを不可と
し、2つの操作子82,84が押されたときのみ夫々の
第1及び第2の突き合わせ部57,58が押し開かれて
レンズカバー25を開き、更に第1の操作子82によっ
て記録スイッチ33をオンできるように構成したことに
より、少ない部品点数でロック機構付きの記録釦23及
びレンズカバー開閉機構を構成することができる。
【0053】また、カセット装着ホルダー42にテープ
カセット13が装着されない状態では誤組立防止部材9
5によってビデオカメラ構成体17自体がキャビネット
内に組み立てることができず、カセット装着ホルダー4
2内にテープカセット13が装着されて、初めて誤組立
防止部材95が引っ込み、キャビネット18内に収納を
可能とするので、ビデオカメラ11の誤組み立てを防止
することができる。即ち、テープカセット13の未装着
の状態でビデオカメラ11が製造されるを防止すること
ができる。
【0054】尚、上例のビデオカメラでは、記録媒体と
してテープカセットを用いたが、これに限定されず、そ
の他、磁気光学ディスク、ハードディスク、半導体メモ
リ−等を記録媒体として用いることもできる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係る映像撮影装置によれば、撮
影釦の操作時に先にレンズカバーが開き、次に撮影状態
になるので、ビデオカメラの不使用時にはレンズカバー
で撮像レンズが保護されると同時に、撮像素子が強い外
光に晒されることがなく撮像素子の外光による損傷を回
避できる。また、レンズカバーが閉じられているときは
撮影できないので、記録媒体を無駄なく使用できる。
【0056】撮影釦内にさらに小さな釦を設け、小さな
釦を操作したときに撮影釦を操作できるように構成され
るので、誤って、撮影釦を押すような状態になっても、
撮影釦の操作を阻止でき、誤撮影を回避することができ
る。
【0057】記録釦内にさらにいわゆるロック解除用の
小さな釦を配した構成であるので、ロック解除と記録を
1つの動作で行うことができ、記録操作を容易にする。
【0058】レンズカバー開閉機構に関連し、撮影釦の
ロック、ロック解除、記録操作機構を構成するので、部
品点数の低減が図られ、より簡素なロック付撮影釦を有
する映像撮影装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像撮影装置の一実施の形態を示
す表側からみた全体構成図である。
【図2】本発明に係る映像撮影装置の一実施の形態を示
す裏側からみた全体構成図である。
【図3】本発明に係る映像撮影装置の一実施の形態を示
す外装ケースから取り出した状態の斜視図である。
【図4】本実施の形態に係るカメラ本体の分解斜視図で
ある。
【図5】本実施の形態に係る表上キャビネットの裏面か
らみた斜視図である。
【図6】本実施の形態に係るキャビネットの係合部の断
面図である。
【図7】本実施の形態に係る要部の一部断面とする分解
斜視図である。
【図8】A 本実施の形態に係る記録釦とレンズカバー
を含む要部の断面図である。 B 本実施の形態に係るレンズカバー及びレンズカバー
開閉機構の平面図である。
【図9】本実施の形態に係る記録釦及びロック解除釦の
裏面からみた一部断面とする斜視図である。
【図10】本実施の形態に係る誤組立防止機構の例を示
す斜視図である。
【図11】本実施の形態に係る誤組立防止機構の例を示
す動作説明図である。
【図12】本実施の形態に係る映像撮影装置の使用状態
を示す説明図である。
【図13】A1 〜C1 本実施の形態の動作説明図であ
る。
【図14】A2 〜C2 本実施の形態の動作説明図であ
る。
【図15】A3 〜C3 本実施の形態の動作説明図であ
る。
【図16】本発明の映像撮影装置の流通システムの説明
図である。
【符号の説明】
11‥‥映像撮影装置(ビデオカメラ)、12‥‥撮像
レンズ、13‥‥テープカセット、14‥‥記録機構、
15‥‥プリント回路基板、16‥‥バッテリー、17
‥‥カメラ構成体、18‥‥キャビネット、19‥‥カ
メラ本体、20‥‥外装ケース、23‥‥記録釦、25
‥‥レンズカバー、33‥‥記録スイッチ、51,52
‥‥弾性部材、57,58‥‥突き合わせ部、80‥‥
ロック解除釦、82‥‥第1の操作子、84‥‥第2の
操作子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学レンズ系のレンズカバーと、レンズ
    カバー開閉機構と、 撮影釦とを有する映像撮影装置であって、 前記撮影釦の操作時、先に前記レンズカバーが開き、次
    に撮影状態になることを特徴とする映像撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記撮影釦内に更に小さな釦が設けら
    れ、 該小さな釦を押したとき、前記撮影釦が操作されるよう
    に構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の映
    像撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズカバーは互に開閉する2分割
    された2つのレンズカバー半体で形成され、 前記レンズカバー開閉機構は、 前記レンズカバー半体の夫々を支持する弾性部材と、 該両弾性部材が突き合わされた第1及び第2の突き合わ
    せ部と、 前記撮影釦に一体に設けられ、前記第1の突き合わせ部
    を押し広げて前記レンズカバーを全開し、撮像スイッチ
    に接触する第1の操作子と、 前記小さい釦に一体に設けられ、前記第2の突き合わせ
    部を押し広げて前記第1の突き合わせ部を開き、前記第
    1の操作子による第1の突き合わせ部の押し広げを可能
    にする第2の操作子とからなり、 前記小さな釦の非操作時には前記第1の操作子が第1の
    突き合わせ部に当接して撮影釦の操作が阻止されるよう
    にして成ることを特徴とする請求項2に記載の映像撮影
    装置。
JP11067036A 1999-03-12 1999-03-12 映像撮影装置 Pending JP2000270246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11067036A JP2000270246A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 映像撮影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11067036A JP2000270246A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 映像撮影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000270246A true JP2000270246A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13333250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11067036A Pending JP2000270246A (ja) 1999-03-12 1999-03-12 映像撮影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000270246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100550406B1 (ko) * 2002-05-23 2006-02-09 가시오게산키 가부시키가이샤 촬상장치 및 촬상렌즈

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100550406B1 (ko) * 2002-05-23 2006-02-09 가시오게산키 가부시키가이샤 촬상장치 및 촬상렌즈
CN1327289C (zh) * 2002-05-23 2007-07-18 卡西欧计算机株式会社 摄像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0640973B1 (en) Cassette eject mechanism, battery loading mechanism and mechanical chassis supporting mechanism
JPS60245379A (ja) 録画再生カメラ
JP2000270246A (ja) 映像撮影装置
JPH0922585A (ja) 電子機器
JPH1164928A (ja) ディジタルメモリ付きカメラ
JP4228478B2 (ja) 撮像装置
JP4300640B2 (ja) 撮像装置
JPH0918159A (ja) 電子機器
JPS6377040A (ja) スチルカメラ付ビデオカメラ
JPS62298Y2 (ja)
JP2832098B2 (ja) カメラ一体型ビデオレコーダ装置
JP4356744B2 (ja) 電子機器
JP4207880B2 (ja) 防水型電子機器
JP2005071426A (ja) ディスク状記録媒体を用いた撮影装置
JP4586458B2 (ja) 撮像装置
JP2832097B2 (ja) カメラ一体型ビデオレコーダ
JP2000295507A (ja) 電子機器
JPH0523020Y2 (ja)
JPS6311798Y2 (ja)
JPH0368278A (ja) カメラ一体型vtr
JPH09163204A (ja) 電池蓋の開閉装置
JP2004079543A (ja) 電子機器
JPS6374044A (ja) スチルカメラ付ビデオカメラ
JPH0537832A (ja) 撮像記録再生装置
JPH066744A (ja) スチルビデオカメラ