JP2000269435A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000269435A
JP2000269435A JP11075243A JP7524399A JP2000269435A JP 2000269435 A JP2000269435 A JP 2000269435A JP 11075243 A JP11075243 A JP 11075243A JP 7524399 A JP7524399 A JP 7524399A JP 2000269435 A JP2000269435 A JP 2000269435A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サージ印加時のゲート電位を上げてトランジス
タの動作電流を増加してESDのサージ耐量を向上させ
ることができる半導体装置を提供する。 【解決手段】チップ2内にLDMOSFET11が形成
されるとともに、ゲート電圧昇圧用ツェナーダイオード
群13がチップ2内において一端をLDMOSFET1
1のゲート端子に接続した状態で形成されている。チッ
プ2に昇圧素子接続用パッド5bが形成され、ツェナー
ダイオード群13の他端と電気的に接続されている。I
Cチップ2の外部において、LDMOSFET11の高
圧側端子に対しツェナーダイオード群13と並列状態で
接続したボンディングワイヤー6aが、サージ印加時の
寄生インダクタンスLとなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パワーMOSF
ETやIGBT等の絶縁ゲート型トランジスタをサージ
電圧から保護する機能を有する半導体装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、電源とグランド間
において負荷100とMOSFET101を直列接続
し、ゲート駆動回路102によりMOSFET101を
制御して負荷100を通電制御する回路において、サー
ジ対策として、MOSFET101のドレイン・ゲート
間にMOSFET101より低い耐圧の昇圧用ツェナー
ダイオード103を挿入するとともに逆流防止用ツェナ
ーダイオード104を配置している。サージ印加時はこ
の昇圧用ツェナーダイオード103を経由してMOSF
ET101のゲートを充電し、MOS動作でサージ電流
を流している。MOSFET101の動作抵抗は、通常
の拡散抵抗と同様に正の温度係数を持つため電流の分散
ができ、寄生バイポーラトランジスタ105が動作しに
くいのでL負荷サージなどツェナーダイオード103で
十分追従できるほど速度が遅く(例えば、数ミリ秒)、
かつ比較的電流量の小さいサージ(例えば、数アンペ
ア)であれば耐量は向上する。
【0003】しかし、ツェナーダイオード103のクラ
ンプ電圧はMOSFET101の動作耐圧を決めるの
で、あまり低い電圧に設定できない(通常、MOSFE
T101の耐圧より約10ボルトほど低い値に設定され
る)。また、チップサイズを大きくしないために、比較
的小さいツェナーダイオード103が使用されるので、
ツェナーダイオード103の内部抵抗は大きい。また、
ツェナーダイオード103はチップ内で予めドレイン・
ゲート間に結線され、ツェナーダイオード103のアル
ミ配線の寄生インダクタンスは小さく無視できる。この
ため、サージ印加時のツェナーダイオード電圧はドレイ
ン耐圧でほぼ決まってしまっていた。
【0004】これを、数式を用いて説明すると、サージ
印加時の最大ゲート電圧Vg 、MOSFETの最大動作
電流Imax は、それぞれ Vg ≒BVdss −BVzd−Rzd・Izd−Vf ・・・(1) Imax ∝(Vg −Vth)2 ・・・(2) となる。
【0005】ただし、 BVdss :MOSFETの耐圧(例えば約60ボルト) BVzd:ツェナーダイオードの耐圧(例えば約8ボルト
×6段) Rzd:ツェナーダイオードの内部抵抗(例えば約100
Ω×6段) Izd:ツェナーダイオードに流れる電流 Vf :逆流防止用ダイオードの拡散電位(例えば約0.
7ボルト) Vth:MOSFETの閾値電圧(例えば約2ボルト) ここで、Vg 値はVth値より大きく(Vg >Vth)、例
えば数ボルト程度である。また、Imax 値は、例えば数
アンペア/mm2 程度である。
【0006】このように、従来の方法ではサージ印加時
のゲート電圧Vg を十分に昇圧することができず、動作
電流Imax も少ないので、ESD(静電気放電)など瞬
時の大電流サージ(例えば、150Ω,150pF,2
5kV放電時では約170アンペア)の耐量はほとんど
改善できなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明の目
的は、サージ印加時のゲート電位を上げてトランジスタ
の動作電流を増加してESDのサージ耐量を向上させる
ことができる半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図14の従来方式では、
昇圧用ツェナーダイオード103が予めチップ内でドレ
イン・ゲート間に結線されているので、ツェナーダイオ
ード103の印加電圧がMOSFET101の耐圧でほ
ぼ決まってしまう点に着眼し、請求項1に記載の半導体
装置は、チップ内において一端を絶縁ゲート型トランジ
スタのゲート端子に接続した状態で形成され、絶縁ゲー
ト型トランジスタの高圧側からのサージ電圧の印加によ
り作動するゲート電圧昇圧用素子と、チップの外部にお
いて絶縁ゲート型トランジスタの高圧側端子に対しゲー
ト電圧昇圧用素子と並列状態で接続され、サージ印加時
の寄生インダクタンスとなる配線材料と、を備えたこと
を特徴としている。
【0009】この請求項1に記載の発明によれば、配線
材料(例えば、ボンディングワイヤーやプリント基板の
導体パターン)による寄生インダクタンス(インピーダ
ンス)が形成され、このインピーダンスによりゲート電
圧昇圧用素子(例えば、ツェナーダイオード)の入力電
圧をドレイン耐圧以上に昇圧し、同時にゲート電位を上
げることができる。これにより、絶縁ゲート型トランジ
スタの動作電流を増やし、ESDのサージ耐量を向上さ
せることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した実施
の形態を図面に従って説明する。本実施の形態において
は、自動車に搭載される負荷駆動用インテリジェントパ
ワーICに適用しており、負荷駆動回路を組み込んだ装
置が自動車用コントローラとして用いられる。電源には
車載用バッテリ(18ボルト)を用いている。
【0011】図1には、本実施の形態における半導体装
置の斜視図を示す。また、図2には本例の負荷駆動回路
の構成図を示す。この図2に示すごとく、本例では負荷
10の電流経路途中に配置されるパワートランジスタと
してLDMOSFET11を用いるとともに、サージ印
加に伴いMOSFET11をMOS動作させるゲート電
圧昇圧用素子としてツェナーダイオード群13を用いて
いる。
【0012】詳しくは、図1において、ステム1の上に
ICチップ2が搭載されている。ICチップ2は、LD
MOSFETを形成した領域3を有するとともにツェナ
ーダイオード群を形成した領域4を有する。また、四角
板状のICチップ2の上面における周辺部にはアルミパ
ッド5が多数形成されている。ここで、ボンディングパ
ッド5aはLDMOSFETのドレイン端子に接続され
たパッド(高圧側接続用パッド)である。更に本例では
ボンディングパッド5bが設けられ、同パッド5bはツ
ェナーダイオード群13(図2参照)の一端とアルミパ
ターン配線で電気的に接続されている。このボンディン
グパッド5bが昇圧素子接続用パッドとして使用され
る。
【0013】図1のボンディングパッド5はボンディン
グワイヤー6によってリードフレーム(リードピン)7
と接続されている。ここで、パッド5aはボンディング
ワイヤー6aによってリードフレーム7aと接続されて
いる。更に本例では、パッド5bとリードフレーム7b
とがボンディングワイヤー6bにて接続されている。こ
のように本例では、ICチップ2の外部において、昇圧
素子接続用パッド5bからLDMOSFET11の高圧
側電源ライン(図1ではリードフレーム7b)にボンデ
ィングワイヤー6bを結線している。
【0014】ステム1とICチップ2とボンディングワ
イヤー6とリードフレーム7とはモールド樹脂8にてパ
ッケージされている。また、リードフレーム7bを含め
たLDMOSFETの出力端子(出力ピン)9には負荷
10(図2参照)としての車載用機器、例えばエアバッ
グ用点火スキブや燃料噴射弁等が接続されている。
【0015】また、図1に示すモールドIC(ICチッ
プ2)が図2に示すようにコントロールボックス(EC
U;電子制御ユニット)21に収納され、このECU2
1は自動車のエンジンルーム内に配置されている。よっ
て、同ECU21はイグニッションパルス等のサージを
受けやすい環境にある。
【0016】図2に示すように、ICチップ2におい
て、絶縁ゲート型トランジスタであるLDMOSFET
11、ゲート駆動回路12、ゲート電圧昇圧用ツェナー
ダイオード群13、ツェナーダイオード14、抵抗1
5、ツェナーダイオード16,17が形成されている。
【0017】負荷駆動用のパワー素子であるLDMOS
FET11のソース端子が接地されるとともに、ドレイ
ン端子側に負荷10が接続されている。この負荷10に
バッテリ電圧が印加されている。負荷10は、抵抗もし
くはインダクタンスよりなる(図2では抵抗にて表示し
た)。
【0018】LDMOSFET11のゲート端子には抵
抗15を介してゲート駆動回路12が接続されている。
この抵抗15の抵抗値は約10kΩである。そして、ゲ
ート駆動回路12の出力レベルにてLDMOSFET1
1のゲート電位が制御され、所定のタイミングにてLD
MOSFET11の閾値電圧以上の電位がゲートに印加
されるとLDMOSFET11がオンして負荷10を通
電駆動するようになっている。このように、チップ2内
に形成されたLDMOSFET11は、高圧側端子に負
荷10が接続された状態において電流経路途中に配置さ
れる。
【0019】さらに、LDMOSFET11のゲート端
子(α点)とパッド5bとの間にはツェナーダイオード
群13が配置され、ツェナーダイオード群13のカソー
ドがパッド5b側を向いている。ゲート電圧昇圧用素子
としてのツェナーダイオード群13は、チップ2内にお
いて一端をLDMOSFET11のゲート端子に接続し
た状態で形成されており、LDMOSFET11の高圧
側からのサージ電圧の印加に対してブレークダウンして
ゲートを充電するためのものである。ツェナーダイオー
ド群13の耐圧は一段当たり約8ボルト、個数は6個
(6段)である。
【0020】ツェナーダイオード群13とLDMOSF
ET11のゲート端子(α点)との間にはツェナーダイ
オード14が配置され、ツェナーダイオード14のカソ
ードがα側を向いている。ツェナーダイオード14は逆
流防止用のツェナーダイオードであって、ゲート駆動電
圧以上に耐圧が設定されている。
【0021】さらに、LDMOSFET11のゲート端
子(α点)とソース端子との間にはツェナーダイオード
16が配置され、ツェナーダイオード16のカソードが
α側を向いている。ツェナーダイオード16はゲート駆
動回路12の出力電圧を動作電圧にクランプさせるツェ
ナーダイオードであって、その耐圧は約8ボルトに設定
されている。同様に、このツェナーダイオード16とL
DMOSFET11のソース端子(グランド側)との間
にはツェナーダイオード17が配置され、ツェナーダイ
オード17のカソードがグランド側を向いている。この
ツェナーダイオード17はGNDラインからくるサージ
を防止するツェナーダイオードであって、耐圧は100
ボルト程度である。
【0022】また、LDMOSFET11にはボディー
ダイオード18が内蔵されるとともに、同じく寄生バイ
ポーラトランジスタ19が形成され、さらに、寄生トラ
ンジスタのベース抵抗20が形成されている。
【0023】一方、図1に示すように、LDMOSFE
Tの出力端子(出力ピン)9の端子(ピン)7a,7b
に繋いだ合計3本のボンディングワイヤー6aを、サー
ジ印加時の寄生インダクタンスとして用いている。この
寄生インダクタンスを、図2においてLで表す。寄生イ
ンダクタンスLはチップ2の外部においてLDMOSF
ET11のドレイン端子に対しツェナーダイオード群1
3と並列状態で接続されている。
【0024】次に、このように構成した半導体装置の作
用を説明する。LDMOSFET11のソースをGND
にした状態で、ドレイン側(電源側)に静電気の正サー
ジを印加した場合、サージ電流がツェナーダイオード群
13を経由してLDMOSFET11のゲート端子に、
同じくドレインにも流れ込む。この時、ツェナーダイオ
ード群13の端子A(図2参照)に発生する最大電圧は
LDMOSFET11のドレイン耐圧BVdss と寄生イ
ンダクタンスLに発生する電圧降下ωLId を足し合わ
せた電圧になる。それ故、前述の(1)式におけるゲー
ト充電電圧Vg が上がり、LDMOSFET11の動作
電流Imax が増加するのでESDのサージの耐量が上が
る。但し、ωはサージ波形をフーリエ変換した時の代表
的角周波数であり、Lはチップ外の配線(ボンディング
ワイヤー)6aの寄生インダクタンスであり、Id はチ
ップ外の配線(ボンディングワイヤー)6aに流れる電
流である。
【0025】ここで、図2ではゲート電圧昇圧用素子と
してツェナーダイオード群13を用いたが、一個のツェ
ナーダイオードにてゲート電圧昇圧用素子を構成した
り、あるいは、図2に代わり、図3〜図7に示す構成と
してもよい。
【0026】図3に示すように、ゲート電圧昇圧用素子
22として、ツェナーダイオード群23とLDMOSF
ET24と抵抗25を組み合わせた回路にする。つま
り、LDMOSFET24のドレインをパッド5bに接
続し、ソースをツェナーダイオード14に接続し、LD
MOSFET24のドレイン・ゲート間にツェナーダイ
オード群23を接続するとともにLDMOSFET24
のソース・ゲート間に抵抗25を配置する。この場合も
効果は基本的には同じであるが、ツェナーダイオード群
23の内部抵抗Rzdがより低いLDMOSFET24の
オン抵抗Ronに変わる分、ゲート電位Vg が速く上がる
のでサージ対策としてより有利である。
【0027】また、図2の代わりに図4に示すように、
キャパシタ26とLDMOSFET24と抵抗25を組
み合わせた回路にする。つまり、図3でのツェナーダイ
オード群23の代わりにキャパシタ26を用いる。
【0028】また、図2の代わりに図5に示すように、
ツェナーダイオード群23とバイポーラトランジスタ2
7と抵抗25を組み合わせた回路にする。つまり、図3
でのLDMOSFET24の代わりにバイポーラトラン
ジスタ27を用いる。
【0029】また、図6に示すように、キャパシタ26
とバイポーラトランジスタ27と抵抗25を組み合わせ
た回路にする。つまり、図4でのLDMOSFET24
の代わりにバイポーラトランジスタ27を用いる。
【0030】また、図7に示すように、キャパシタ26
とツェナーダイオード群23を並列に接続した回路にす
る。さらに、図1に代わる構成として、図8に示すよう
にプリント基板30の上に図1のモールドIC(樹脂モ
ールドされたチップ)を搭載する場合に適用してもよ
い。詳しくは、プリント基板30には導体パターンとし
てソースグランド配線31およびドレイン出力端子用配
線32が形成されている。このプリント基板30の上に
図1のモールドIC(モールド樹脂8)を配置し、各フ
レーム(ピン)7と導体パターン(配線31,32,3
3)を電気的に接続する。さらに、ソケット34を用い
て負荷と接続する。ボンディングワイヤー6aと、リー
ドフレーム7aと、プリント基板に形成された導体パタ
ーン32にてMOSFETの高圧側電源ラインが形成さ
れている。これにより、ICチップ2から出たボンディ
ングワイヤー6aとモールドICのリードフレーム(リ
ードピン)7aとプリント基板に形成された導体パター
ン32により寄生インダクタンスを構成することができ
る。即ち、チップ外の寄生インダクタンスとなる配線材
料として、3本のボンディングワイヤー6aと、3本の
リードフレーム7aと、プリント基板に形成された導体
パターン32を用いる。
【0031】さらに、図1に代わる構成として、図9に
示すように絶縁基板37の上に図1のICチップ2をフ
リップチップ方式にて接合する場合に適用してもよい。
詳しくは、絶縁基板37には導体パターン36が形成さ
れ、この絶縁基板37の上に図1のICチップ2を上下
面を逆にして配置し、パッド5bに設けたバンプ35と
導体パターン36を半田付けで接合する。また、絶縁基
板37にはMOSドレイン用パッド5aから延びる導体
パターン(図8の符号32の部材に相当)が形成され、
この導体パターンにパッド5bから延びる導体パターン
36が繋がる。よって、パッド5aから延びる導体パタ
ーン(図8の符号32の部材に相当)にてMOSFET
の高圧側電源ラインが形成されている。この高圧側電源
ラインでの絶縁基板の導体パターンにより寄生インダク
タンスが構成される。即ち、チップ外の寄生インダクタ
ンスとなる配線材料として、絶縁基板37に形成された
導体パターン(図8の符号32の部材に相当)を用い
る。
【0032】図10には、シミュレーションで検証した
結果を示す。このシミュレーションでのサンプルには
(図10の横軸には)、ゲート電圧昇圧用素子として図
2〜図7の構成を用いている。つまり、第1の構成とし
て、ゲート電圧昇圧用素子にツェナーダイオード群を用
いた場合、第2の構成として、ツェナーダイオード群と
LDMOSを組み合わせた場合、第3の構成として、キ
ャパシタとLDMOSを組み合わせた場合、第4の構成
として、ツェナーダイオード群とバイポーラトランジス
タを組み合わせた場合、第5の構成として、キャパシタ
とバイポーラトランジスタを組み合わせた場合、第6の
構成として、キャパシタとツェナーダイオードを組み合
わせた場合である。
【0033】また、図10の縦軸にはESD耐圧をと
り、図10において図14の従来方式と本実施形態(図
2〜図7)でのESD耐圧の検出結果を示す。なお、こ
のシミュレーションの条件として配線インダクタンスL
=5nHとしている。
【0034】この図10において、従来方式に比べ本実
施形態(図2〜図7)の方がESD耐圧が向上している
ことが分かる。このように、本実施形態は、DMOS自
身のオン抵抗、ドレイン耐圧等を犠牲にすることなくE
SD耐量を向上させるサージ対策方法として好ましいも
のとなっている。
【0035】次に、図14に示す従来の装置と、図2に
示す本実施形態とを比較しつつ本実施形態の有用性を説
明する。本実施形態においては、図1の外観図から明ら
かなように、ICチップ2内では被保護素子であるLD
MOSFET(3)と保護素子であるツェナーダイオー
ド群(4)をアルミパターン配線で連結していない。こ
の配線の違いは、ボンディングワイヤーの寄生インダク
タンスが無視できる低周波数領域(DMOSの通常動作
速度域、具体的には、例えば数百kHz以下)では回路
動作上何ら変化は起こさない。しかし、ESDサージな
どの高周波動作域(数10MHz〜数GHz)ではIC
チップ2内のアルミパターン配線より遥かに長いボンデ
ィングワイヤー6aの寄生インダクタンス(例えば、約
10nH)がインピーダンスとして作用するので、ES
D印加時にインダクタンス(ボンディングワイヤー6
a)の両端には電圧降下が発生する(例えば、数10ボ
ルト)。この電圧降下は、保護素子であるツェナーダイ
オード群13の入力端子電圧を引き上げ、さらには保護
素子につながったDMOSのゲート端子電圧を上げるの
で、DMOSはより多くのサージ電流を流せるようにな
る。つまり、ESDなどの高速動作時には、図10に示
すように、従来よりサージ耐量を上げることができる。
これが、図2の本実施形態と図14の従来装置との回路
動作上大きく異なる点である。
【0036】これを逆に保護素子(ツェナーダイオード
等)の大きさで比較すると、同一のサージ耐量を確保す
る場合、ボンディングワイヤー6aの電圧降下分だけ実
施形態(図2)の方が従来例(図14)より小さい保護
素子で実現できる。なぜなら、計算上、寄生インダクタ
ンスの電圧降下分だけ保護素子(ツェナーダイオード)
の内部抵抗の電圧降下分を増やすこと(つまり、保護素
子の面積を減らし抵抗を上げること)ができるからであ
る。つまり、IC全体で見ればより小さいチップサイズ
で同等の性能が達成できるというメリットがある。
【0037】同様に、保護素子(ツェナーダイオード)
の耐圧(段数)で比較すると、実施形態(図2)の方が
より高い耐圧(段数)に設定でき、定常回路動作時にお
ける動作耐圧を上げることができるので、ESD以外の
各種サージ(IGパルス、フィールドディケイ等)に対
して誤作動しにくくなるというメリットがある。
【0038】また、専用のパッド5bを新設するという
点について検討すると、一般にパッドサイズはチップサ
イズ(大体、数mm〜10mm□程度)と比較すると非
常に小さく(例えば、0.1mm□)、面積増加は0.
01〜0.1%程度で実質的には問題にはならない。
【0039】ここで、保護素子(ツェナーダイオード
等)の配置については、チップ内の配線による動作の遅
延が起きないよう基本的に保護素子(4)を図1に示す
ように、被保護素子(LDMOSFET3)に隣接させ
た状態がベストなので、パッド5bも同様に素子3,4
に近づけて配置するのがよい。
【0040】また、定常回路動作については、前述した
ように動作周波数が低いのでボンディングワイヤーやE
CUプリント配線(導体パターン)の寄生インダクタン
スは殆ど無視できるので、回路設計上、特に考慮する必
要はない。しかし、ESDサージを考慮すると、その高
速性から配線の寄生インダクタンスは無視できなくな
る。保護素子によるESD保護効果を最大にするには、
被保護素子、保護素子のサイズ、素子特性等を考慮して
パッドからボンディングワイヤーが引き出されステム上
で合流する箇所までのワイヤーの寄生インダクタンス、
あるいは、さらにECUのプリント配線で合流するなら
そこまでの配線長(インダクタンス)を最適設計する必
要がある。なぜなら、ワイヤー長もしくはプリント配線
長(導体パターン長さ)が短すぎると配線インダクタン
スが小さくなりすぎてインピーダンスによる電圧降下が
小さくなるので、MOSゲートの昇圧は殆どできない、
つまりESD耐量の向上は期待できない。逆に、ワイヤ
ー長が長すぎると配線のインピーダンスが大きくなるた
め電位降下が大きくゲートの電位が高くなりすぎるので
ゲート酸化膜が破壊されてしまう。
【0041】最良なインダクタンス値を回路シミュレー
タを使って設計する手順を、以下に示す。図11には、
シミュレーションモデルの一例(保護素子がツェナーダ
イオードの例)を示す。図11において、保護素子モデ
ルとしてツェナーダイオードD3を用いるとともに、被
保護素子モデルとしてLDMOSを用い、特に、内部ダ
イオード・寄生トランジスタモデルとしてバイポーラト
ランジスタQ1、ダイオードD1、抵抗R2,R3を用
いている。さらに、配線モデルとしてインダクタンスL
2,L3を用い、ノイズ源モデルとして抵抗R1、キャ
パシタC1、インダクタンスL1を用いている。
【0042】この図11を用いて設計手順を説明する。 [設計手順:1]被保護素子であるDMOSの等価回路
モデルを設定する。この際、MOSトランジスタのモデ
ル化に加え、内部のダイオード、寄生バイポーラトラン
ジスタもモデル化する。 [設計手順:2]保護素子の等価回路モデルを設定す
る。このとき、大きさに応じた内部抵抗の設定を特に考
慮する。 [設計手順:3]使用するIC,ECUの出力端子に関
係する配線の等価回路モデル(インダクタンス)を設定
する。 [設計手順:4]ESDシミュレーションを所定のキャ
パシタ放電(例えばC=150pF,R=150Ω)の
過渡計算で行う。 [設計手順:5]放電電圧を順に上げていき、寄生バイ
ポーラトランジスタQ1が動作する電圧をESD破壊電
圧と規定する。なぜなら、バイポーラトランジスタQ1
は温度上昇に対して動作電流が増加するという正帰還が
起きるため一度どこかでバイポーラトランジスタQ1が
動作したら後はその場所に電流が集中して熱暴走により
一気に破壊されると考えられるためである。 [設計手順:6]配線のインダクタンス値(L2,L3
値)を変えてESD破壊電圧が最大になる値を算出す
る。
【0043】図11では、R1=150Ω、C1=15
0pF、L1=1μH、L2=L3=10nH、R2=
0.22Ω、R3=0.38Ω、R4=10kΩとして
いる。
【0044】この方法で計算した結果(配線インダクタ
ンスの最適設計の一例)を、図12に示す。図12にお
いてサンプルとして図3〜図6を用い、横軸に配線イン
ダクタンスをとり、縦軸にESD破壊電圧をとってい
る。
【0045】図12の計算結果によれば、保護素子(回
路)によって多少異なるが概ね改善効果がもっとも期待
できるのはL=1〜20nHの範囲である。これは、φ
30μmのボンディングワイヤー配線に換算すると、お
よそ1〜15mmの長さに相当する。但し、これはLD
MOSが1mm□、保護素子サイズが約0.25mm 2
の場合である。
【0046】図13に、ESD破壊時のシミュレーショ
ン波形の一例を示す。つまり、ESDサージを印加した
時における、図11でのLDMOSのゲート電位(図1
1のa点の電位)、寄生バイポーラトランジスタのベー
ス電位(図11のb点の電位)、寄生バイポーラトラン
ジスタのコレクタ電流(図11の電流Ic )、LDMO
Sのドレイン電流(図11の電流Id )の挙動を示す。
条件として、保護素子としてツェナーダイオードを用
い、配線寄生インダクタンスL=5nHであり、ESD
サージとして17kVを印加している。
【0047】図13において、17kVのESDサージ
印加時にMOS電流Id だけでは流しきれずにLDMO
S内部の寄生バイポーラトランジスタのベース電位(b
点の電位)が上がり、トランジスタ動作(順方向電圧V
f>0.5ボルト)しているのが分かる(コレクタ電流
Icが約1アンペア)。
【0048】このように、本実施の形態は下記の特徴を
有する。 (イ)ICチップ2内にゲート電圧昇圧用素子(ツェナ
ーダイオード13等)を、その一端がLDMOSFET
11のゲート端子に接続した状態で形成し、ICチップ
2の外部においてLDMOSFET11の高圧側端子に
対し配線材料(ボンディングワイヤー6a等)をゲート
電圧昇圧用素子と並列状態で接続し、この配線材料をサ
ージ印加時の寄生インダクタンスとして用いた。つま
り、パッド5a,5bを設け、パッド5aから延びるチ
ップ外の配線材料(ボンディングワイヤー6aやリード
フレーム(リードピン)やプリント基板上の導体パター
ン等)を寄生インダクタンスとして使用した。
【0049】よって、この寄生インダクタンス(インピ
ーダンス)によりゲート電圧昇圧用素子(例えばツェナ
ーダイオード群13)の入力電圧をドレイン耐圧以上に
昇圧し、同時にゲート電位を上げることができ、これに
より、LDMOSFET11の動作電流を増やし、ES
Dのサージ耐量を向上させることができる。
【0050】このように、従来方式(図14)では昇圧
用ツェナーダイオード103が予めチップ内でドレイン
・ゲート間に結線されており、ツェナーダイオード10
3の印加電圧がMOSFETの耐圧でほぼ決まってしま
っていた。これに対し、ツェナーダイオードとMOSF
ETのドレイン端子をチップ内で直接繋ぐことを止め、
それぞれ別のパッド5a,5bに引き出した後、チップ
の外(例えば、プリント基板上)でドレイン端子とツェ
ナーダイオード端子を繋ぐことにより、ボンディングワ
イヤーやプリント基板の導体パターンによる寄生インダ
クタンス(インピーダンス)を積極的に利用して、ツェ
ナーダイオード等の入力電圧をドレイン耐圧以上に昇圧
し、同時にゲート電位を上げることによりMOSトラン
ジスタの動作電流を増しESDのサージ耐量を向上させ
ることができる。
【0051】これまで説明してきたものの他にも、下記
のように実施してもよい。これまでは、パワー素子とし
てLDMOSFETを想定したが、アップ・ドレイン型
のMOSFETを用いてもよい。あるいは、VDMOS
FET(縦型)に適用してもよい。導電型もNチャネル
MOSに限らずPチャネル型でも同様である。
【0052】また、これまでは、絶縁ゲート型トランジ
スタとしてMOSFETを想定したが、IGBTに適用
してもよい。この場合には高圧側端子がコレクタ端子と
なり、低圧側端子がエミッタ端子となる。
【0053】さらに、トランジスタと負荷の接続関係と
して、トランジスタの高圧側端子に負荷を接続する場合
について述べてきたが、トランジスタの低圧側端子に負
荷を接続する場合に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態における半導体装置の斜視図。
【図2】 半導体装置の回路構成図。
【図3】 別例の半導体装置の回路構成図。
【図4】 別例の半導体装置の回路構成図。
【図5】 別例の半導体装置の回路構成図。
【図6】 別例の半導体装置の回路構成図。
【図7】 別例の半導体装置の回路構成図。
【図8】 別例の半導体装置の平面図。
【図9】 別例の半導体装置の平面図。
【図10】 シミュレーション結果を示す図。
【図11】 シミュレーションの際に用いたモデル図。
【図12】 シミュレーション結果を示す図。
【図13】 シミュレーション結果を示す図。
【図14】 従来技術を説明するための半導体装置の回
路構成図。
【符号の説明】
2…ICチップ、5a,5b…ボンディングパッド、6
a,6b…ボンディングワイヤー、7b…リードフレー
ム、10…負荷、11…LDMOSFET、13…ツェ
ナーダイオード群、23…ツェナーダイオード群、24
…LDMOSFET、26…キャパシタ、27…バイポ
ーラトランジスタ、30…プリント基板、31,32,
36…導体パターン、37…絶縁基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 AR30 AV04 AV06 AV11 AZ04 BB03 BH02 BH03 BH04 BH07 BH13 CD16 5F040 DA23 DA24 DB06 DB07 DB10 DC01 5F048 AA02 AC06 CC00 CC06 CC08 CC10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ内に形成され、高圧側もしくは低
    圧側端子に負荷が接続された状態において電流経路途中
    に配置されることになる絶縁ゲート型トランジスタと、 同じく前記チップ内において一端を前記絶縁ゲート型ト
    ランジスタのゲート端子に接続した状態で形成され、前
    記絶縁ゲート型トランジスタの高圧側からのサージ電圧
    の印加により作動するゲート電圧昇圧用素子と、 前記チップの外部において前記絶縁ゲート型トランジス
    タの高圧側端子に対し前記ゲート電圧昇圧用素子と並列
    状態で接続され、サージ印加時の寄生インダクタンスと
    なる配線材料と、を備えたことを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記配線材料としてボンディングワイヤ
    ーを用いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 樹脂モールドされたチップがプリント基
    板上に搭載されており、前記配線材料として、ボンディ
    ングワイヤーと、リードフレームと、プリント基板に形
    成された導体パターンを用いたことを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 チップが基板上にフリップチップ方式に
    て接合されており、前記配線材料として、基板に形成さ
    れた導体パターンを用いたことを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 ゲート電圧昇圧用素子をツェナーダイオ
    ードにて構成した請求項1に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 ゲート電圧昇圧用素子を、ツェナーダイ
    オードとバイポーラもしくはMOSトランジスタを用い
    て構成した請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 ゲート電圧昇圧用素子を、キャパシタと
    バイポーラもしくはMOSトランジスタを用いて構成し
    た請求項1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 ゲート電圧昇圧用素子を、キャパシタと
    ツェナーダイオードにて構成した請求項1に記載の半導
    体装置。
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