JP2000269330A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000269330A
JP2000269330A JP11070422A JP7042299A JP2000269330A JP 2000269330 A JP2000269330 A JP 2000269330A JP 11070422 A JP11070422 A JP 11070422A JP 7042299 A JP7042299 A JP 7042299A JP 2000269330 A JP2000269330 A JP 2000269330A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜に対し簡単な工程で精度の高いエッチ
ングを行うことにより、低コストで信頼性の高い半導体
装置を提供すること。 【解決手段】 有機SOG膜3の上にシリコン窒化膜6
aを形成し、このシリコン窒化膜6aをレジストパター
ン8をマスクとしてパターニングし、レジストパターン
8を酸素プラズマでアッシングしてからシリコン窒化膜
マスク6をマスクとして有機SOG膜3をエッチング加
工するものにおいて、レジストパターンをアッシングす
る前に、有機SOG膜3の表面層にイオンを注入してこ
の部分に改質SOG膜4を形成しておく。この改質SO
G膜4によりレジストパターン8のアッシング処理から
有機SOG膜3を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に係り、詳しくは、デバイス上に絶縁膜を形成する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の更なる高集積化
を実現するために、配線の微細化、多層化を進めること
が要求されている。配線を多層化するには、各配線間に
層間絶縁膜を設けるが、その層間絶縁膜の表面が平坦で
ないと、層間絶縁膜の上部に形成された配線に段差が生
じて断線などの故障が引き起こされる。
【0003】従って、層間絶縁膜の表面(すなわち、デ
バイスの表面)は可能な限り平坦化されていなければな
らない。このように、デバイスの表面を平坦化する技術
は、平坦化技術と呼ばれ、配線の微細化、多層化に伴っ
てますます重要になっている。
【0004】平坦化技術において、よく用いられる層間
絶縁膜としてSOG膜があり、特に、層間絶縁膜材料の
フロー特性を利用した平坦化技術において盛んな検討が
なされている。
【0005】SOGとは、シリコン化合物を有機溶剤に
溶解した溶液及びその溶液から形成される二酸化シリコ
ンを主成分とする膜の総称である。
【0006】SOG膜を形成するには、まず、シリコン
化合物を有機溶剤に溶解した溶液を基板上に滴下して基
板を回転させる。すると、その溶液の被膜は、配線によ
って形成される基板上の段差に対して、その凹部には厚
く、凸部には薄く、段差を緩和するように形成される。
その結果、その溶液の被膜の表面は平坦化される。
【0007】次に熱処理が施されると、有機溶剤が蒸発
すると共に重合反応が進行して、表面が平坦なSOG膜
が形成される。
【0008】SOG膜には、一般式(1)で表されるよ
うに、シリコン化合物中に有機成分を含まない無機SO
G膜と、一般式(2)で表されるように、シリコン化合
物中に有機成分を含む有機SOG膜とがある。
【0009】[SiO2n ・・・(1) [RXSiYZn ・・・(2) (n,X,Y,Z:整数、R:アルキル基又はアリール
基) 無機SOG膜は、水分及び水酸基を多量に含んでいる上
に、CVD法によって形成されたシリコン酸化膜に比べ
て、熱処理時にクラックが発生しやすいという欠点があ
る。
【0010】一方、有機SOG膜は、分子構造上、アル
キル基又はアリール基で結合が閉じている部分があるた
め、熱処理時におけるクラックの発生が抑制され、膜厚
の大きな層間絶縁膜を得ることができる。従って、有機
SOG膜を用いれば、基板上の大きな段差に対しても十
分な平坦化が可能になる。
【0011】ところが、有機SOG膜を層間絶縁膜とし
て用いた場合、この有機SOG膜にコンタクトホールを
形成する際のエッチングマスクとして、通常のフォトレ
ジスト材を用いることが困難であるという欠点がある。
すなわち、有機SOG膜もフォトレジストも共に有機系
成分を含むため、エッチング終了後にフォトレジストを
剥離するためのアッシング処理(例えば、酸素プラズマ
アッシング処理)によって、有機SOG膜が浸食された
り特性が劣化したりする。
【0012】このような問題を解消する技術として、特
開平8−17928号には、有機SOG膜にコンタクト
ホールを形成するに当たって、有機SOG膜の上にシリ
コン酸化膜を形成し、このシリコン酸化膜に対し、フォ
トレジストをマスクとして異方性エッチングを行い、有
機SOG膜に到達しない凹部を形成し、その後、フォト
レジストを除去してから凹部を有するシリコン酸化膜を
マスクとして、有機SOG膜を異方性ドライエッチング
することが記載されている。
【0013】すなわち、フォトレジストを除去する際に
は、有機SOG膜の表面は凹部の底部を含めたシリコン
酸化膜で覆われているので、有機SOG膜が浸食された
り変質したりすることが無い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】有機SOG膜のエッチ
ング用マスクとしてのシリコン酸化膜は、有機SOG膜
に比べて比誘電率が高いので、配線間容量が大きくなっ
て信号遅延の原因となるために、膜厚を比較的薄くする
必要がある。従って、このような薄い膜厚のシリコン酸
化膜に、有機SOG膜が露出しないように凹部を形成す
るには、きわめて精度の高いエッチング制御を必要す
る。
【0015】また、従来例では、シリコン酸化膜の凹部
の底部がエッチングにより無くなってから、シリコン酸
化膜をマスクとして有機SOG膜のエッチングが始ま
る。従って、凹部の底部がエッチングされている間、シ
リコン酸化膜のその他の部分も薄膜化され、有機SOG
膜のエッチング用マスクとして十分に機能するだけの膜
厚を残すことができない問題がある。
【0016】本発明は、半導体装置の製造方法に関し、
斯かる問題点を解消することをその目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面によ
る半導体装置の製造方法にあっては、基板上に第1絶縁
膜を形成する第1工程と、前記第1絶縁膜の上に第1の
膜を形成する第2工程と、前記第1の膜の上に第1マス
クパターンを形成する第3工程と、前記第1マスクパタ
ーンをマスクとして、前記第1の膜をパターニングする
第4工程と、前記第1マスクパターンを除去する第5工
程と、を含み、前記第1工程終了後から前記第5工程の
開始前までの間に、前記第1絶縁膜の少なくとも表面層
に、前記第5工程による前記マスクパターンの除去処理
に対する保護層を形成する第6工程を行うことをその要
旨とする。
【0018】すなわち、第1マスクパターンを除去する
際には、既に第1絶縁膜の少なくとも表面層に、第1マ
スクパターンの除去処理に対する保護層が形成されてい
るので、第1絶縁膜がマスクパターンの除去処理によっ
て悪影響を受ける心配がない。従って、第4工程におい
て第1マスクパターンをマスクとして、第1の膜の所定
の個所を、第1絶縁膜が露出するまで完全にエッチング
除去することができ、第1の膜の膜厚に関係なく、第4
工程及び第5工程におけるエッチング制御を簡単に行う
ことができる。
【0019】この場合、前記第1絶縁膜は、基板上に形
成した導電層の上に形成され、前記第1マスクパターン
を除去した後、前記パターニングされた第1の膜をマス
クとして、前記第1絶縁膜をエッチングして前記導電層
を露出させる工程を更に備えることが望ましい。
【0020】本発明の第2の局面による半導体装置の製
造方法にあっては、基板上に形成された導電層の上に第
1絶縁膜を形成する第1工程と、前記第1絶縁膜の上に
第1の膜を形成する第2工程と、前記第1の膜の上に第
1マスクパターンを形成する第3工程と、前記第1マス
クパターンをマスクとして、前記第1の膜をパターニン
グする第4工程と、前記第1マスクパターンを除去する
第5工程と、前記第1絶縁膜及びパターニングされた第
1の膜の上に第2絶縁膜を形成する第7工程と、前記第
2絶縁膜の上に、前記パターニングされた第1の膜の開
口部の上方に位置し且つこの第1の膜の開口部よりも大
きな開口部を有する第2マスクパターンを形成する第8
工程と、前記第2マスクパターンをマスクとして、前記
第1の膜が露出するまで前記第2絶縁膜をエッチングす
る第9工程と、前記パターニングされた第1の膜をマス
クとして、前記第1絶縁膜をエッチングして前記導電層
を露出させる第10工程と、前記第9工程及び第10工
程により形成された埋込用凹所に配線を埋め込む第11
工程と、を含み、前記第1工程終了後から前記第5工程
の開始前までの間に、前記第1絶縁膜の少なくとも表面
層に、前記第5工程による前記マスクパターンの除去処
理に対する保護層を形成する第6工程を行うことをその
要旨とする。
【0021】この第2の局面による半導体装置の製造方
法によれば、上記第1の局面による半導体装置の製造方
法の作用に加えて、多層配線構造を効率的に形成するこ
とができる。
【0022】尚、前記第1絶縁膜及び第1マスクパター
ンが有機系材料膜を含むことをが望ましく、この場合に
おいて、前記第5工程において、第1マスクパターンを
酸素プラズマアッシング処理により除去することが望ま
しい。
【0023】また、この場合において、前記第1絶縁膜
が、炭素を1%以上含有する有機系シリコン酸化膜を含
むことが望ましい。
【0024】また、前記第1の膜が、無機系材料からな
ることが望ましく、特に、前記第1の膜が、シリコン窒
化膜を含むことにより、この第1の膜で第1絶縁膜をエ
ッチングする際に高い選択比でエッチングすることがで
き、第1の膜自身の膜厚をより薄くすることができる。
【0025】また、前記第1絶縁膜の少なくとも表面層
に不純物を導入することにより、簡単な手法で保護層に
変成させることができる。
【0026】そして、上記の各半導体装置の製造方法に
あっては、前記第6工程を、前記第2工程の開始前に行
うことが望ましい。
【0027】また、上記の各半導体装置の製造方法にあ
っては、前記第6工程を、前記第2工程と第3工程との
間に、前記第1絶縁膜に対し、第1の膜を介して不純物
を導入することにより行うことが望ましい。すなわち、
第1絶縁膜は、特に、炭素を1%以上含有する有機系シ
リコン酸化材料を含むことで、不純物の導入により、膜
が改質されて、膜に含まれる水分や水酸基が減少し且つ
膜が吸水しにくくなるが、この不純物の導入を第1の膜
を介して行うことで、改質部分(保護層)の水分や水酸
基の含有率がきわめて低くなり、絶縁膜としての特性が
非常に優れたものとなる。
【0028】また、上記の各半導体装置の製造方法にあ
っては、前記第6工程を、前記第3工程と第4工程との
間に、前記第1絶縁膜に対し、前記第1マスクパターン
をマスクとして不純物を導入することにより行うことが
望ましい。すなわち、不純物の導入により、膜が改質さ
れて、その部分の比誘電率が若干増加することがある
が、第1マスクパターンの除去の際において第1絶縁膜
が露出する部分のみに保護層を形成することで、必要最
小限の部分だけの比誘電率が若干増加するだけで、第1
絶縁膜におけるその他の部分の比誘電率は増加しない。
従って、配線間容量の増加を抑制することができる。
【0029】特に、パターニングされた第1の膜をマス
クとして第1絶縁膜をエッチングした場合には、保護層
は、全て又はほとんどが除去される。この場合は、絶縁
膜全体としての比誘電率が増加する心配はほとんどな
い。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明を具体化
した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
【0031】図1は本第1実施形態における半導体装置
の断面図である。図1において、単結晶シリコン基板1
の上には、シリコン酸化膜2が形成されている。シリコ
ン酸化膜2の上には有機SOG膜3が形成され、この有
機SOG膜3の表面層には改質SOG膜4が形成されて
いる。有機SOG膜3(改質SOG膜4)には、ダマシ
ン法により金属配線5が埋め込まれている。すなわち、
改質SOG膜4の上には、シリコン窒化膜マスク6が形
成され、有機SOG膜3(改質SOG膜4)にはシリコ
ン窒化膜マスク6をマスクとしてトレンチ7が形成さ
れ、このトレンチ7内に金属配線5が埋め込まれてい
る。
【0032】次に、本実施形態の半導体装置の製造方法
を図1〜図8に従って説明する。
【0033】工程1(図2参照):(100)p型(又
はn型)単結晶シリコン基板1の上にシリコン酸化膜2
(膜厚:200nm)を形成し、その上に有機SOG膜
3を形成する。有機SOG膜3の組成は[(CH32
47nで、その膜厚は600nmである。
【0034】シリコン酸化膜2は、プラズマCVD法に
より形成する。反応ガスとしては、モノシランと亜酸化
窒素(SiH4+N2O)、モノシランと酸素(SiH4
+O2)、TEOS(Tetra-ethoxy-silane)と酸素(T
EOS+O2)などを用い、成膜温度は300〜900
℃である。
【0035】また、シリコン酸化膜2は、プラズマCV
D法以外の方法(常圧CVD法、減圧CVD法、ECR
プラズマCVD法、光励起CVD法、TEOS−CVD
法、PVD法など)によって形成してもよい。例えば、
常圧CVD法で用いられるガスはモノシランと酸素(S
iH4+O2)であり、成膜温度は400℃以下である。
また、減圧CVD法で用いられるガスはモノシランと亜
酸化窒素(SiH4+N2O)であり、成膜温度は900
℃以下である。
【0036】有機SOG膜3の形成方法は、まず、前記
組成のシリコン化合物のアルコール系溶液(例えば、I
PA+アセトン)を基板1の上に滴下して基板を回転速
度:2300rpmで20秒間回転させ、この溶液の被膜
を基板1の上に形成する。このとき、そのアルコール系
溶液の被膜は、基板1の上の段差に対して、その凹部に
は厚く、その凸部には薄く、段差を緩和するように形成
される。その結果、アルコール系溶液の被膜の表面は平
坦化される。
【0037】次に、窒素雰囲気中において、100℃で
1分間、200℃で1分間、300℃で1分間、22℃
で1分間、430℃で30分間、順次熱処理を施すと、
アルコール系溶媒が蒸発すると共に重合反応が進行し
て、表面が平坦な膜厚300nmの有機SOG膜が形成
される。この被膜形成〜熱処理作業をもう1回繰り返す
ことにより、膜厚600nmの有機SOG膜3を得る。
尚、この有機SOG膜3が本発明における「第1絶縁
膜」に相当する。
【0038】この有機SOG膜3は、下地面が平坦なた
め、基板の全面にわたってほぼ均一な膜厚で塗布形成さ
れる。有機SOG膜3は、炭素を1%以上含有するシリ
コン酸化膜である。
【0039】工程2(図3参照):有機SOG膜3の表
面に対し、アルゴンイオン(Ar+)を加速エネルギ
ー:20KeV、ドーズ量:1×1015atoms/cm2の条件
でドープする。このように、有機SOG膜3にアルゴン
イオンを導入することで、膜中の有機成分が分解され、
膜中に含まれる水分及び水酸基が減少すると共に酸素プ
ラズマに対する耐性が強化される。
【0040】その結果、有機SOG膜3の表面層は、水
分及び水酸基が僅かしか含まれず且つ酸素プラズマに対
する耐性が高いSOG膜(以下、改質SOG膜という)
4に変えられる。尚、この改質SOG膜4が、本発明に
おける「保護層」に相当する。
【0041】工程3(図4参照):改質SOG膜4の上
に、プラズマCVD法を用いてシリコン窒化膜6aを形
成する。尚、このシリコン窒化膜6aが、本発明におけ
る「第1の膜」に相当する。
【0042】工程4(図5参照):シリコン窒化膜6a
の上に、有機樹脂からなるレジストパターン8を形成す
る。尚、このレジストパターン8が、本発明における
「第1マスクパターン」に相当する。
【0043】工程5(図6参照):レジストパターン8
をマスクとして、RIE法により、シリコン窒化膜6a
をエッチングすることにより、シリコン窒化膜マスク6
を形成する。尚、このシリコン窒化膜マスク6が、本発
明における「パターニングされた第1の膜」に相当す
る。
【0044】工程6(図7参照):酸素プラズマアッシ
ング処理を行い、レジストパターン8を灰化する(除去
する)。この酸素プラズマの条件は、マイクロ波;2.
45GHz、パワー;1KW、圧力;3torr、O2流量;50
00sccm、(H2(3%)+N2(97%))流量;30
0sccmである。
【0045】この時、有機SOG膜3の表面層に、酸素
プラズマ耐性が強化された改質SOG膜4を形成してお
くことで、酸素プラズマアッシング処理によって有機S
OG膜3(改質SOG膜4)が浸食されたり特性が劣化
したりすることが防止できる。例えば、有機SOG膜を
酸素プラズマに晒した場合、その膜厚が16%減少する
のに対し、有機SOG膜の表層にアルゴンイオンを注入
して改質SOG膜を形成した後、酸素プラズマに晒した
場合は、膜厚が減少しない。
【0046】工程7(図8参照):シリコン窒化膜マス
ク6をマスクとして、フロロカーボン系のガスをエッチ
ングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改質S
OG膜4及び有機SOG膜3に埋め込み孔としてのトレ
ンチ7を形成する。
【0047】工程8(図1参照):必要に応じて、不活
性ガス(例えばAr)を用いたスパッタエッチングによ
って、トレンチ7内をクリーニングした後、トレンチ7
内及びシリコン窒化膜マスク6の上に、マグネトロンス
パッタ法やCVD法を用いて、密着層及びバリヤ層とし
てのTiN膜を形成し、更に、その上に、CVD法又は
メッキ法を用いて、Cu膜を形成し、さらに、CMP
(Chemical MechanicalPolishing)法を用いて、Cu膜
の表面を研磨し、最終的にトレンチ7内(及びシリコン
窒化膜マスク6の開口部内)にのみTiNとCuからな
る金属配線5を埋め込み形成する。この金属配線の埋め
込み技術は、一般にはダマシン(damascene)法と呼ば
れている。
【0048】ここで、図9は有機SOG膜(未処理)及
び改質SOG膜(Arイオン注入処理)のそれぞれに窒
素雰囲気で30分間の熱処理を施し、TDS法(Thermal
Desorption Spectroscopy)を用いて評価した結果を示
している。尚、イオン注入条件は、加速エネルギー:1
40KeV、ドーズ量:1×1015atoms/cm2である。
【0049】この図は、H2O(m/e=18)に関す
る脱離量を表したものであり、図から明らかなように、
改質SOG膜はH2O(m/e=18)に関する脱離が
少ないことが分かる。このことは、有機SOG膜にイオ
ン注入を行って、改質SOG膜とすることにより、有機
SOG膜に含まれる水分及び水酸基が減少することを示
している。
【0050】図10は有機SOG膜及び改質SOG膜の
吸湿性を調べる目的で、有機SOG膜(未処理)、有機
SOG膜を酸素プラズマに晒したもの(酸素プラズマ処
理)及び改質SOG膜(Arイオン注入)をクリーンル
ーム内で大気中に放置し、膜中の水分を評価した結果を
示している。膜中の水分量は、FT−IR法(FourierTr
ansform Infrared Spectroscopy)を用いて、赤外吸収ス
ペクトルのO−H基に関する吸収(3500cm-1付近)
の面積強度を指標とした。イオン注入条件は、加速エネ
ルギー:140KeV、ドーズ量:1×1015atoms/cm2
ある。
【0051】酸素プラズマに晒した場合、処理前後での
水分増加だけでなく、1日後でも水分が増加しているこ
とが分かる。一方、改質SOG膜は、イオン注入後に増
加していないだけでなく、クリーンルーム内で大気に放
置しても、有機SOG膜に比べて水分の増加は小さい。
【0052】即ち、改質SOG膜は、有機SOG膜に比
べて吸湿性が低いことが分かる。
【0053】図11は改質SOG膜及び有機SOG膜の
水分の透過性を調べる目的で、プレッシャー・クッカー
試験(PCT)(加湿試験のことで、本実施形態では、
条件として、120℃、2気圧の飽和水蒸気雰囲気で行
った)した結果を示している。FT−IR法を用いて、
有機SOG膜中のO−Hに関する吸収ピーク(3500
cm-1付近)の面積強度を求め、PCT時間との関係をプ
ロットした。
【0054】イオン注入法を用いて表面だけを改質した
試料(Arイオン注入:20KeV)を作製し、膜全体を
改質したもの(Arイオン注入:140KeV)や改質し
なかったもの(有機SOG膜:未処理)と比較した結
果、以下のことが分かった。
【0055】(イ)改質していない有機SOG膜をPC
Tした場合、3500cm-1付近(O−H基に関する吸
収)の吸収強度が劇的な増加を示す。
【0056】(ロ)改質SOG膜では、3500cm-1
近(O−H基に関する吸収)の吸収強度の増加は小さ
い。膜表面だけを改質した試料でも、膜全体を改質した
ものと同程度である。
【0057】以上の結果から、イオンを注入すること
で、水分の透過性を抑制する層を形成できることが分か
る。
【0058】次に、図12は、有機SOG膜の表面層に
アルゴンイオンを注入することにより改質SOG膜を形
成した状態(Ar impla.)で、酸素プラズマ処理した場
合(Ar impla.+O2 plasma)の有機SOG膜の赤外吸収
スペクトルをFT−IR法で測定した結果を示してい
る。尚、同図において、(No treatment)は、改質して
いない有機SOG膜の測定結果を示している。
【0059】酸素プラズマ処理した場合(Ar impla.+O2
plasma)において、改質SOG膜の下の有機SOG膜
の有機成分(Si−CH3)がその他の場合と変化して
いないことから、改質SOG膜は、その下の有機SOG
膜に対し酸素プラズマ処理の影響を遮断する酸素プラズ
マ耐性に優れた膜であることが分かる。尚、図12の実
験に用いた酸素プラズマ処理は、一般にμ波ダウン・フ
ローと言われているレジストのアッシング処理のことで
ある。
【0060】尚、上記図9〜図12に関する記述を含
め、有機SOG膜にアルゴン等のイオンを導入すること
で、膜中の有機成分を分解して、膜中に含まれる水分及
び水酸基を減少させると共に酸素プラズマ耐性を向上さ
せることは、本出願人において公表済みである(例え
ば、特開平9−312339号公報参照)。
【0061】以上、本第1実施形態にあっては、酸素プ
ラズマアッシング処理によりレジストパターン8を除去
する前に、有機SOG膜3の表面層に、酸素プラズマ耐
性が強化された改質SOG膜4を形成しておくので、酸
素プラズマアッシング処理によって有機SOG膜3(改
質SOG膜4)が浸食されたり特性が劣化したりするこ
とを防止している。従って、その後の工程においてトレ
ンチ7を形良く形成することができ、また、トレンチ7
の内壁面の絶縁膜の特性も劣化しておらず、トレンチ7
内に金属配線5を良好な状態で埋め込むことができる。
【0062】また、改質SOG膜4の比誘電率は3.5
で、有機SOG膜3の比誘電率(2.9)に対し、若干
高いが、本実施形態では、改質SOG膜4は、有機SO
G膜3の表面層のみ存在し、それ以外の個所は有機SO
G膜3のままであるため、膜全体の比誘電率が大幅に増
加し、配線間容量が大きくなって信号遅延が発生するこ
とも極力防止できる。 (第2実施形態)本発明を具体化した第2実施形態を図
13及び図14に基づいて説明する。尚、本第2実施形
態において、第1実施形態と同様の構成には同じ符号を
用い、その詳細な説明を省略する。本第2実施形態にお
いて、第1実施形態と異なるのは、第1実施形態におけ
る工程2及び工程3のみであり、その他の工程は同一で
あるので、ここでは、異なる工程のみについて説明す
る。
【0063】工程2a(図13参照):有機SOG膜3
の上に、プラズマCVD法を用いてシリコン窒化膜6a
を形成する。
【0064】工程3a(図14参照):有機SOG膜3
の表面に対し、シリコン窒化膜6aを介して、ホウ素
(ボロン)イオン(B+)を加速エネルギー:20KeV、
ドーズ量:1×1015atoms/cm2の条件でドープする。
このように、有機SOG膜3にホウ素イオンを導入する
ことで、膜中の有機成分が分解され、膜中に含まれる水
分及び水酸基が減少すると共に酸素プラズマに対する耐
性が強化される。
【0065】その結果、有機SOG膜3の表面層は、水
分及び水酸基が僅かしか含まれず且つ酸素プラズマに対
する耐性が高いSOG膜(以下、改質SOG膜という)
4に変えられる。
【0066】図15は、上記実施形態で用いた有機SO
G膜(Type-B(シロキサン系))を改質SOG膜として
改質するに当たり、有機SOG膜にイオン(ホウ素)を
注入して単に改質する場合(SiNなし)、上記実施形
態のようにシリコン窒化膜を通してイオン注入する場合
(SiNスルー注入)及びイオン注入後に改質SOG膜
の上にシリコン窒化膜を形成する場合(注入後SiN成
膜)のそれぞれの場合のイオン注入量に対する膜中の水
分量を測定したものである。
【0067】膜中の水分量は、FT−IR法を用いて、
赤外吸収スペクトルのO−H基に関する吸収(3500
cm-1付近)の面積強度を指標とした。
【0068】図16は、組成が[(CH32Si23
nである有機SOG膜(Type-A(メチルシルセスキオキ
サン系))について、図15と同様の条件で実験を行っ
た結果を示している。
【0069】尚、図15及び図16において、有機SO
G及びシリコン窒化膜の各膜厚は、上記実施形態と同様
である。
【0070】「SiNスルー注入」や「注入後SiN成
膜」の場合、「SiNなし」の場合に比べて、イオンの
ドーズ量にほとんど関係なく水分の含有量が低い値とな
っていることから、イオンドーズ量が少なくても優れた
改質効果を得ることができることが分かる。特に、「S
iNスルー注入」の場合は、他に比べて膜中の水分量を
大幅に低減することができる。
【0071】このことは、シリコン窒化膜の存在によ
り、クリーンルーム大気中の水分をSOG膜が吸収する
ことをシリコン窒化膜が有効に遮断するためと考えら
れ、特に、SiNスルー注入により、イオンを含有する
シリコン窒化膜は優れた遮水効果があることが分かる。
【0072】尚、本第2実施形態において、ホウ素イオ
ンを上記第1実施形態と同様のアルゴンイオンに置き換
えても同様の作用効果を得ることができる。
【0073】以上、本第2実施形態にあっては、第1実
施形態の改質SOG膜よりも更に水分や水酸基の含有率
が低い信頼性に優れた改質SOG膜を得ることができ
る。 (第3実施形態)本発明を具体化した第3実施形態にお
ける半導体装置の製造方法を図17〜図24に従って説
明する。尚、本第3実施形態において、第1実施形態と
同様の構成には同じ符号を用い、その詳細な説明を省略
する。
【0074】工程10(図17参照):単結晶シリコン
基板1の上にシリコン酸化膜2を形成し、その上に有機
SOG膜3を形成する。
【0075】工程11(図18参照):改質SOG膜4
の上に、シリコン窒化膜6aを形成する。
【0076】工程12(図19参照):シリコン窒化膜
6aの上にレジストパターン8を形成する。
【0077】工程13(図20参照):レジストパター
ン8をマスクとして、RIE法により、シリコン窒化膜
6aをエッチングすることにより、シリコン窒化膜マス
ク6を形成する。
【0078】工程14(図21参照):有機SOG膜3
の表面に対し、レジストパターン8をマスクとして、ア
ルゴンイオン(Ar+)をドープすることにより、有機
SOG膜3の表面層に、改質SOG膜4を形成する。
【0079】工程15(図22参照):酸素プラズマア
ッシング処理を行い、レジストパターン8を除去する。
この時、有機SOG膜3の表面層に、酸素プラズマ耐性
が強化された改質SOG膜4を形成しておくことで、酸
素プラズマアッシング処理によって有機SOG膜3(改
質SOG膜4)が浸食されたり特性が劣化したりするこ
とを防止している。
【0080】工程16(図23参照):シリコン窒化膜
マスク6をマスクとして、フロロカーボン系のガスをエ
ッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、有
機SOG膜3に埋め込み孔としてのトレンチ7を形成す
る。
【0081】工程17(図24参照):必要に応じて、
不活性ガス(例えばAr)を用いたスパッタエッチング
によって、トレンチ7内をクリーニングした後、トレン
チ7内(及びシリコン窒化膜マスク6の開口部内)にの
み金属配線5を埋め込み形成する。
【0082】以上、本第3実施形態にあっては、改質S
OG膜4は、有機SOG膜3がシリコン窒化膜マスク6
の開口部から露出する部分のみに形成している。しか
も、この改質SOG膜4は、シリコン窒化膜マスク6を
マスクとして有機SOG膜3をエッチングしたときに、
全て又はほとんどが除去される。従って、改質SOG膜
4を形成したことにより、絶縁膜全体としての比誘電率
が増加する心配がない。 (第4実施形態)本発明を具体化した第4実施形態を図
面に基づいて説明する。尚、本第4実施形態において、
第1実施形態と同様の構成には同じ符号を用い、その詳
細な説明を省略する。
【0083】図25は本第4実施形態における半導体装
置の断面図であり、いわゆるデュアルダマシン(dual-d
amascene)法を用いて形成された多層配線構造を示して
いる。
【0084】図25において、シリコン窒化膜マスク6
及び金属配線5の上には、有機SOG膜10が形成され
ている。この有機SOG膜10の表面層には改質SOG
膜11が形成されている。有機SOG膜10及び改質S
OG膜11には、金属配線5に通じるコンタクトホール
12が形成され、改質SOG膜11の上にはコンタクト
ホール12を形成するためのエッチングマスクとしての
シリコン窒化膜マスク13が形成されている。
【0085】更に、シリコン窒化膜マスク13の上に有
機SOG膜14が形成され、この有機SOG膜14の表
面層には改質SOG膜15が形成されている。有機SO
G膜14及び改質SOG膜15には、コンタクトホール
12に通じるトレンチ16が形成され、改質SOG膜1
5の上にはトレンチ16を形成するためのエッチングマ
スクとしてのシリコン窒化膜マスク17が形成されてい
る。
【0086】そして、コンタクトホール12内及びトレ
ンチ16内には、金属配線5と電気的に接続する上層金
属配線18が形成されている。
【0087】次に、本第4実施形態の半導体装置の製造
方法を図25〜図32に従って説明する。
【0088】工程20(図26参照):第1〜第3実施
形態のいずれかにおいて作製したデバイス(本第4実施
形態では、第1実施形態のデバイスを用いる)の上に、
膜厚600nmの有機SOG膜10を形成し、更にその
表面層に改質SOG膜11を形成する。この場合、金属
配線5が本発明における「導電層」に相当する。有機S
OG膜10及び改質SOG膜11の組成及び形成方法
は、それぞれ上記有機SOG膜3及び改質SOG膜4と
同様である。尚、この有機SOG膜10が本発明におけ
る「第1絶縁膜」に相当し、改質SOG膜11が、本発
明における「保護層」に相当する。
【0089】工程21(図27参照):改質SOG膜1
1の上に、プラズマCVD法を用いてシリコン窒化膜1
3aを形成する。尚、このシリコン窒化膜13aが、本
発明における「第1の膜」に相当する。
【0090】工程22(図28参照):シリコン窒化膜
13aの上に、有機樹脂からなるレジストパターン19
を形成した後、レジストパターン19をマスクとして、
RIE法により、シリコン窒化膜13aをエッチングす
ることにより、シリコン窒化膜マスク13を形成する。
尚、このレジストパターン19が、本発明における「第
1マスクパターン」に相当し、シリコン窒化膜マスク1
3が、本発明における「パターニングされた第1の膜」
に相当する。
【0091】工程23(図29参照):酸素プラズマア
ッシング処理を行い、レジストパターン19を灰化する
(除去する)。この時、有機SOG膜10の表面層に、
酸素プラズマ耐性が強化された改質SOG膜11を形成
しておくことで、酸素プラズマアッシング処理によって
有機SOG膜10(改質SOG膜11)が浸食されたり
特性が劣化したりすることを防止している。
【0092】工程24(図30参照):改質SOG膜1
1及びシリコン窒化膜マスク13aの上に、膜厚600
nmの有機SOG膜14を形成し、更にその表面層に改
質SOG膜15を形成する。この有機SOG膜14及び
改質SOG膜15の組成及び形成方法は、それぞれ上記
有機SOG膜3及び改質SOG膜4と同様である。尚、
この有機SOG膜14及び改質SOG膜15は、本発明
における「第2絶縁膜」に相当する。
【0093】工程25(図31参照):改質SOG膜1
5の上に、プラズマCVD法を用いてシリコン窒化膜1
7aを形成し、更にその上に、有機樹脂からなるレジス
トパターン20を形成する。
【0094】工程26(図32参照):レジストパター
ン20をマスクとして、RIE法により、シリコン窒化
膜17aをエッチングすることにより、シリコン窒化膜
マスク17を形成する。このシリコン窒化膜マスク17
の開口部は、シリコン窒化膜マスク13の開口部を含
み、その面積も、シリコン窒化膜マスク13のそれより
も大きい。
【0095】そして、酸素プラズマアッシング処理を行
い、レジストパターン20を灰化する(除去する)。
【0096】工程27(図33参照):シリコン窒化膜
マスク13及びシリコン窒化膜マスク17をマスクとし
て、フロロカーボン系のガスをエッチングガスとして用
いる異方性エッチングを行い、有機SOG膜10及び改
質SOG膜11並びに有機SOG膜14及び改質SOG
膜15をエッチングする。この場合、まずシリコン窒化
膜マスク17をマスクとして有機SOG膜14及び改質
SOG膜15がエッチングされ、シリコン窒化膜マスク
13に到達した時点で有機SOG膜14のエッチングが
終了し、まず、有機SOG膜14(改質SOG膜15)
にトレンチ16が形成される。続いて、シリコン窒化膜
マスク13をマスクとして、有機SOG膜10及び改質
SOG膜11がエッチングされ、有機SOG膜10(改
質SOG膜11)に、金属配線5に通じるコンタクトホ
ール12が形成される。
【0097】このように、シリコン窒化膜マスク13を
エッチングストッパとして利用することにより、トレン
チ16とコンタクトホール12とを一度のエッチングで
形成することができる。
【0098】工程28(図25参照):不活性ガス(例
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ16及びコンタクトホール12内をクリーニングし
た後、トレンチ16及びコンタクトホール12内を含む
シリコン窒化膜マスク17の上に、マグネトロンスパッ
タ法やCVD法を用いて、密着層及びバリヤ層としての
TiN膜を形成し、その上に、CVD法又はメッキ法を
用いて、Cu膜を形成し、更に、CMP法を用いて、C
u膜の表面を研磨し、最終的にトレンチ16及びコンタ
クトホール12内にTiNとCuからなる上層金属配線
18を埋め込み形成する。尚、この上層金属配線18
が、本発明における「配線」に相当する。
【0099】以上、本第4実施形態にあっては、いわゆ
るデュアルダマシン法を用いて形成された多層配線構造
においても第1実施形態と同様の作用効果を享受するこ
とができる。 (第5実施形態)本発明を具体化した第5実施形態にお
いては、上記第4実施形態において、第2実施形態の技
術を適用する。すなわち、第4実施形態における改質S
OG膜11は、シリコン窒化膜13aを形成した後に、
有機SOG膜10の表面層に対し、シリコン窒化膜13
aを介してイオン注入することにより形成する。
【0100】尚、この場合、改質SOG膜15について
も同様に、シリコン窒化膜17aを形成した後に形成し
ても良い。 (第6実施形態)本発明を具体化した第6実施形態にお
いては、上記第4実施形態において、第3実施形態の技
術を適用する。すなわち、第4実施形態における改質S
OG膜11は、レジストパターン19をマスクとしてシ
リコン窒化膜13aをエッチングした後、レジストパタ
ーン19を除去する前に、有機SOG膜10の表面層に
対し、レジストパターン19をマスクとしてイオン注入
することにより形成する。
【0101】尚、この場合、改質SOG膜15について
も同様に、レジストパターン20をマスクとしてシリコ
ン窒化膜17aをエッチングした後に形成しても良い。
【0102】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、以下のように実施しても同様の作用効果を得
ることができる。
【0103】(1)有機SOG膜のように有機成分を含
んだシリコン酸化物に代えて、フロロカーボン膜、ポリ
イミド膜、炭化水素膜など、組成が有機成分からなる絶
縁膜を用いる。
【0104】(2)上記(1)において、有機成分から
なる絶縁膜を用いた場合、改質SOG膜4,11,15
を、イオン注入法に代えて、酸素以外のガスを用いたプ
ラズマ処理を行う。この場合、酸素ガスを用いないの
は、絶縁膜中の有機成分が酸素と反応してH2OやCO2
等に分解してしまうのを防止する。
【0105】(3)シリコン窒化膜6a,13a,17
aに代えて、シリコン酸化膜又はシリコン酸化窒化膜を
用いる。
【0106】(4)シリコン窒化膜6a,13a,17
aに代えて、TiN、Ti、TaN、Ta等の金属膜を
用いる。
【0107】(5)第4〜第6実施形態において、有機
SOG膜10を、シリコン基板及びその表面に形成され
た不純物拡散領域の上に形成する。この場合は、不純物
拡散領域が本発明における「導電層」に相当する。
【0108】(6)配線材料としてのCuに代えて、ア
ルミ、金、銀、シリサイド、高融点金属、ドープドポリ
シリコン、窒化チタン(TiN)、タングステンチタン
(TiW)又はそれらの積層構造で形成する。
【0109】(7)密着層及びバリヤ層としてのTiN
を、Ti,TaN,Ta等との積層構造にする。又は、
TiNに代えて、Ti,TaN,Ta等を用いる。
【0110】(8)改質SOG膜に熱処理を施す。この
場合、改質SOG膜中のダングリングボンドが少なくな
るため、吸湿性が更に小さくなり、水分の透過も更に少
なくなる。
【0111】(9)シリコン窒化膜マスク6を、金属配
線5を埋め込み形成する前に除去する。
【0112】(10)上記各実施形態では、有機SOG
膜に注入するイオンとしてアルゴンイオンやホウ素イオ
ンを用いたが、結果として有機SOG膜を改質するもの
であればどのようなイオンを用いてもよい。
【0113】具体的には、アルゴンイオン、ホウ素イオ
ン、窒素イオンなどの質量の比較的小さいイオンが適し
ているが、これら以外にも以下に示すイオンも十分に効
果が期待できる。
【0114】アルゴン以外の不活性ガスイオン(ヘリウ
ムイオン、ネオンイオン、クリプトンイオン、キセノン
イオン、ラドンイオン)。不活性ガスは有機SOG膜と
反応しないため、イオン注入によって悪影響が生じる恐
れが全くない。
【0115】ホウ素及び窒素以外のIII b,IV b,V b,VI
b,VII bの各族の元素単体イオン及びそれらの化合物イ
オン。特に、酸素、アルミ、イオウ、塩素、ガリウム、
ゲルマニウム、ヒ素、セレン、臭素、アンチモン、ヨウ
素、インジウム、スズ、テルル、鉛、ビスマスの元素単
体イオン及びそれらの化合物イオン。
【0116】IVa族,Va族の元素単体イオン及びそれら
の化合物イオン。特に、チタン、バナジウム、ニオブ、
ハフニウム、タンタルの元素単体イオン及びそれらの化
合物イオン。
【0117】各イオンを複数種類組み合わせて用いる。
この場合、各イオンの相乗作用により更に優れた効果を
得ることができる。
【0118】(11)上記各実施形態では、有機SOG
膜にイオンを注入しているが、イオンに限らず、原子、
分子、粒子であればよい(本発明ではこれらを総称して
不純物とする)。
【0119】(12)単結晶シリコン基板(半導体基
板)に代えて、導電性基板やガラス等の絶縁性基板を用
いる。すなわち、以上の実施形態にあっては、単結晶シ
リコン基板上に絶縁膜を形成する例を示しているが、例
えばLCDのように絶縁性基板の上に絶縁膜を形成する
デバイスに対しても十分に適用が可能であり、このよう
な絶縁性基板上に絶縁膜を形成したものであっても本発
明における「半導体装置」の概念に属するものとする。
【0120】(13)金属配線5又は上層金属配線18
は、それぞれ分離していても、端部で接続されていても
良く、任意の場所に置いて、配線間に絶縁膜が介在する
ものであれば良い。
【0121】
【発明の効果】本発明にあっては、絶縁膜に対し簡単な
工程で精度の高いエッチングを行うことができ、その結
果、低コストで信頼性の高い半導体装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の概略断面図である。
【図2】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図3】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図4】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図5】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図6】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図7】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図8】本発明を具体化した第1実施形態に係る半導体
装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図9】本発明の実施形態を説明するための特性図であ
る。
【図10】本発明の実施形態を説明するための特性図で
ある。
【図11】本発明の実施形態を説明するための特性図で
ある。
【図12】本発明の実施形態を説明するための特性図で
ある。
【図13】本発明を具体化した第2実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図14】本発明を具体化した第2実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図15】本発明の第2実施形態を説明するための特性
図である。
【図16】本発明の第2実施形態を説明するための特性
図である。
【図17】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図18】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図19】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図20】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図21】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図22】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図23】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図24】本発明を具体化した第3実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図25】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の概略断面図である。
【図26】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図27】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図28】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図29】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図30】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図31】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図32】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【図33】本発明を具体化した第4実施形態に係る半導
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 3,10,14 有機SOG膜 4,11,15 改質SOG膜 5 金属配線 6,13,17 シリコン窒化膜マスク 6a,13a,17a シリコン窒化膜 7,16 トレンチ 8,19,20 レジストパターン 12 コンタクトホール 18 上層金属配線
フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA02 BA04 BD01 DA24 DA25 DA26 DB03 DB07 EA07 5F033 HH04 HH08 HH11 HH13 HH14 HH17 HH18 HH21 HH23 HH32 HH33 JJ01 JJ11 JJ33 KK11 KK33 MM12 NN06 NN07 PP06 PP15 PP26 QQ09 QQ10 QQ13 QQ16 QQ24 QQ25 QQ37 QQ48 QQ60 QQ61 QQ62 QQ63 QQ64 QQ65 RR04 RR06 RR08 SS02 SS04 SS12 SS13 SS14 SS15 SS22 TT04 XX03 XX34 5F058 AD05 AD11 AF04 AG06 AH02 BA07 BD01 BD09 BD19 BF07 BF23 BF30 BH15 BJ02 BJ06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に第1絶縁膜を形成する第1工程
    と、 前記第1絶縁膜の上に第1の膜を形成する第2工程と、 前記第1の膜の上に第1マスクパターンを形成する第3
    工程と、 前記第1マスクパターンをマスクとして、前記第1の膜
    をパターニングする第4工程と、 前記第1マスクパターンを除去する第5工程と、を含
    み、 前記第1工程終了後から前記第5工程の開始前までの間
    に、前記第1絶縁膜の少なくとも表面層に、前記第5工
    程による前記第1マスクパターンの除去処理に対する保
    護層を形成する第6工程を行うことを特徴とした半導体
    装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1絶縁膜は、基板上に形成した導
    電層の上に形成され、前記第1マスクパターンを除去し
    た後、前記パターニングされた第1の膜をマスクとし
    て、前記第1絶縁膜をエッチングして前記導電層を露出
    させる工程を更に備えることを特徴とした請求項1に記
    載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に形成した導電層の上に、第1絶
    縁膜を形成する第1工程と、 前記第1絶縁膜の上に第1の膜を形成する第2工程と、 前記第1の膜の上に第1マスクパターンを形成する第3
    工程と、 前記第1マスクパターンをマスクとして、前記第1の膜
    をパターニングする第4工程と、 前記第1マスクパターンを除去する第5工程と、 前記第1絶縁膜及びパターニングされた第1の膜の上に
    第2絶縁膜を形成する第7工程と、 前記第2絶縁膜の上に、前記パターニングされた第1の
    膜の開口部の上方に位置し且つこの第1の膜の開口部よ
    りも大きな開口部を有する第2マスクパターンを形成す
    る第8工程と、 前記第2マスクパターンをマスクとして、前記第1の膜
    が露出するまで前記第2絶縁膜をエッチングする第9工
    程と、 前記パターニングされた第1の膜をマスクとして、前記
    第1絶縁膜をエッチングして前記導電層を露出させる第
    10工程と、 前記第9工程及び第10工程により形成された埋込用凹
    所に配線を埋め込む第11工程と、を含み、 前記第1工程終了後から前記第5工程の開始前までの間
    に、前記第1絶縁膜の少なくとも表面層に、前記第5工
    程による前記第1マスクパターンの除去処理に対する保
    護層を形成する第6工程を行うことを特徴とした半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1絶縁膜及び第1マスクパターン
    が有機系材料膜を含むことを特徴とした請求項1又は3
    に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第5工程において、第1マスクパタ
    ーンを酸素プラズマアッシング処理により除去すること
    を特徴とした請求項1又は3に記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第1絶縁膜が、炭素を1%以上含有
    する有機系シリコン酸化膜を含むことを特徴とした請求
    項1又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1の膜が、無機系材料からなるこ
    とを特徴とした請求項1又は3に記載の半導体装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の膜が、シリコン窒化膜を含む
    ことを特徴とした請求項7に記載の半導体装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 前記保護層を、前記第1絶縁膜の少なく
    とも表面層に不純物を導入することにより形成すること
    を特徴とした請求項1、3又は5に記載の半導体装置の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第6工程を、前記第2工程の開始
    前に行うことを特徴とした請求項1又は3に記載の半導
    体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第6工程を、前記第2工程と第3
    工程との間に、前記第1絶縁膜に対し、第1の膜を介し
    て不純物を導入することにより行うことを特徴とした請
    求項1又は3に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第6工程を、前記第3工程と第4
    工程との間に、前記第1絶縁膜に対し、前記第1マスク
    パターンをマスクとして不純物を導入することにより行
    うことを特徴とした請求項1又は3に記載の半導体装置
    の製造方法。
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