JP2000268598A - 半導体メモリのリダンダンシイ回路 - Google Patents

半導体メモリのリダンダンシイ回路

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JP2000268598A
JP2000268598A JP11074040A JP7404099A JP2000268598A JP 2000268598 A JP2000268598 A JP 2000268598A JP 11074040 A JP11074040 A JP 11074040A JP 7404099 A JP7404099 A JP 7404099A JP 2000268598 A JP2000268598 A JP 2000268598A
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bank
mapping
fuse
spare
decoder
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Takeshi Nagai
健 永井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高歩留りを確保しつつ、チップ内のフューズ
セット数を減らす。 【解決手段】 半導体メモリは、同時にアクセス可能な
8個のバンクbank0,bank1,…bank7を
備え、各バンク内には、2個の固定スペアロウデコーダ
14Fと2個のマッピングスペアロウデコーダ14Mが
配置される。固定フューズセット15Fは、固定スペア
ロウデコーダ14Fに対応して、各バンク内に2個設け
られる。マッピングフューズセット15Mは、マッピン
グスペアロウデコーダ14Mの数に関系なく、例えば、
半導体メモリ内に8個設けられる。マッピングフューズ
セット15Mには、これをどのバンク内のマッピングス
ペアロウデコーダ14Mに対応させるかを決めるマッピ
ング情報が記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不良メモリセルの
救済を行うリダンダンシイ回路(冗長回路)を備えた半
導体メモリに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリには、一般に、製品の歩留
りを向上させるための手段として、リダンダンシイ(冗
長)方式が採用されている。リダンダンシイ方式とは、
メモリセルアレイを構成する複数のメモリセルの一部に
欠陥(不良)があった場合に、この欠陥を有するメモリ
セル(欠陥セル)をリダンダンシイセル(スペアセル)
に置き換えることで、半導体メモリを救済する方式のこ
とである。
【0003】現在、最も一般的に用いられているリダン
ダンシイ方式は、欠陥セルを救済単位(置き換え単位)
でリダンダンシイセルに置き換えるというものである。
救済単位としては、1つ又は複数のロウ(ワード線)に
設定する場合と1つ又は複数のカラム(ビット線対)に
設定する場合がある。
【0004】複数のロウを救済単位とする場合には、例
えば、この複数のロウ(ワード線)を1個のロウデコー
ダに接続し、欠陥セルをロウデコーダ単位でリダンダン
シイセルに置き換える方式が含まれる。また、複数のカ
ラムを救済単位とする場合には、例えば、複数のカラム
(ビット線対)を1個のI/O線対に接続し、欠陥セル
をI/O線対単位でリダンダンシイセルに置き換える方
式が含まれる。
【0005】また、実質的に同時にアクセスが可能な所
定のメモリ容量の複数のバンクから構成される半導体メ
モリの場合、1個のバンクを救済ブロック単位としてお
り、欠陥セルは、この救済ブロック単位内で、救済単位
ごとにリダンダンシイセルに置き換えられている。即
ち、バンク内の欠陥セルは、そのバンク内のリダンダン
シイセルでのみ置き換えが可能となっている。
【0006】欠陥セルを救済単位ごとにリダンダンシイ
セルに置き換えるためには、欠陥セルを有する救済単位
を指定するアドレス(フェイルアドレス)を記憶してお
き、半導体メモリの動作時に外部アドレス又は内部アド
レスがこのフェイルアドレスに一致するか否かを判断し
なければならない。よって、各バンク内には、フェイル
アドレスを記憶するためのメモリ(フェイルアドレスメ
モリ)が、救済単位の数に対応する数だけ設けられてい
る。
【0007】このフェイルアドレスメモリは、不揮発性
メモリにより構成される。不揮発性メモリとしては、現
在では、フューズが主として用いられている。このフュ
ーズから構成されたフェイルアドレスメモリは、フュー
ズセットと呼ばれている。よって、各バンク内には、救
済単位とフューズセットが一対一に対応して配置され、
各バンク内のフューズセットの数は、救済単位の数に等
しくなる。
【0008】フューズセットは、フェイルアドレスを記
憶するための複数のフューズ素子を含んでいる。1個の
フューズ素子には、このフューズ素子を切断するか否か
により1ビットのデータを記憶できる。よって、Nビッ
トのアドレスは、N個のフューズ素子により記憶でき
る。
【0009】フューズセットの構成は単純であり、フェ
イルアドレスをフューズセットにより記憶する方式は、
現在、最も広く採用されている。
【0010】図12は、フューズセットを備える半導体
メモリの主要部を示している。本例では、実質的に同時
にアクセスが可能な複数のバンクを備え、1個のバンク
が救済ブロック単位となり、救済単位がロウデコーダで
あるような半導体メモリを対象とする。
【0011】メモリセルアレイが8個のサブアレイ10
から構成され、1個のバンクbanki(i=0,1,
…7)内に1個のサブアレイ10が配置される。この場
合、8個のバンクbank0,bank1,…bank
7は、例えば、カラム方向に隣接して配置される。各バ
ンクbanki(i=0,1,…7)は、ノーマルセル
アレイ11、スペアセルアレイ12、ロウデコーダ1
3、固定スペアロウデコーダ14及び固定フューズセッ
ト15を含む。
【0012】ノーマルセルアレイ11は、例えば、51
2キロビットのメモリ容量を有し、ノーマルセルアレイ
11上には、512本のワード線と1024のビット線
対が配置される。本例では、ロウデコーダ13は、12
8個に設定し、1個のロウデコーダに4本のワード線1
6が接続されるものとする。
【0013】スペアセルアレイ12は、例えば、16キ
ロビットのメモリ容量を有し、スペアメモリセルアレイ
12上には、16本のワード線と1024のビット線対
が配置される。また、固定スペアロウデコーダ14は、
4個に設定され、1個の固定スペアロウデコーダに4本
のスペアワード線17が接続される。
【0014】カラムデコーダ19は、8個のバンクba
nk0,bank1,…bank7の一端に配置され、
カラムデコーダ19からは各バンクbanki(i=
0,1,…7)に共通のカラムセレクト線(CSL)1
8が8個のバンクbank0,bank1,…bank
7の他端に向って延びている。
【0015】本例では、1個のロウデコーダ(4本のワ
ード線)を救済単位とし、4個の固定スペアロウデコー
ダを設けているため、最大で、4個のロウデコーダを固
定スペアロウデコーダに置き換えることができる。即
ち、ノーマルセルアレイ11内に欠陥セルが含まれてお
り、128個のロウデコーダのうち欠陥セルに繋がるロ
ウデコーダ(不良ロウデコーダ)が4つ以内のときに
は、この不良ロウデコーダを固定スペアロウデコーダに
置き換えることで、半導体メモリの不良が救済され、製
品の歩留り(良品率)が向上する。
【0016】各バンクbanki(i=0,1,…7)
内には、4個の固定スペアロウデコーダ14に対応して
4個の固定フューズセット15が設けられている。各固
定フューズセットは、1つのフェイルアドレスを記憶で
きるようになっている。
【0017】各固定フューズセットには、入力アドレス
(外部アドレス又は内部アドレス)が入力され、例え
ば、全ての固定フューズセットにおいて入力アドレスと
フェイルアドレスが不一致のときに、ロウデコーダ13
が活性状態(信号disable F=“1”)、全て
の固定スペアロウデコーダ14が不活性状態となる。
【0018】また、少なくとも1個の固定フューズセッ
トにおいて入力アドレスとフェイルアドレスが一致する
ときに、ロウデコーダ13が不活性状態(信号disa
ble F=“0”)、少なくとも1個の固定フューズ
セットに対応する固定スペアロウデコーダが活性状態と
なる。
【0019】図13は、1個のバンク内の固定フューズ
セットの構成例を示している。
【0020】本例では、図12の4個の固定スペアロウ
デコーダ14に対応して4個の固定フューズセット15
が配置されている。よって、図12の例のように、半導
体メモリが8個のバンクから構成される場合、半導体メ
モリ(メモリチップ)内には、固定スペアロウデコーダ
及び固定フューズセットが、それぞれ32(=4×8)
個存在することになる。
【0021】さて、図12の例のように、1個のバンク
内に128(2)個のロウデコーダが存在する場合、
これら128個のロウデコーダのうちの1個を指定する
ためには、7ビットのアドレス信号A0,A1,…A6
が必要である。よって、フェイルアドレスを記憶するた
めには、少なくとも7個のフューズユニット(フューズ
素子)20が必要になる。
【0022】本例では、固定フューズセット15を使用
するか否かを決定するためのイネーブルフューズとして
のフューズユニット(フューズ素子)20’を1個設け
ているため、1個の固定フューズセット15内には、合
計、8個のフューズユニット20,20’が配置され
る。
【0023】なお、1個のフューズユニットは、図14
に示すように、pチャネルMOSトランジスタQp、n
チャネルMOSトランジスタQn及びフューズ素子Fu
seから構成される。フューズユニットの出力信号は、
フューズ素子Fuseが切断されている場合に“1”と
なり、切断されていない場合に“0”となる。
【0024】フェイルアドレスを記憶する7個のフュー
ズユニット20の出力信号は、フェイルアドレス一致/
不一致検出回路21内のコンパレータ22に入力され
る。コンパレータ22では、入力アドレスA0,A1,
…A6とフューズユニット20の出力信号(フェイルア
ドレス)との比較が行われる。コンパレータ22は、例
えば、エクスクルーシブノア(Exclusive NOR)回路か
ら構成され、両者が一致する場合に“1”を出力する。
【0025】コンパレータ22の出力信号及びフューズ
ユニット20’の出力信号は、アンド(AND)回路 (フ
ェイルアドレス一致/不一致検出部)23に入力され
る。フューズユニット20’の出力信号は、そのフュー
ズユニット20’を含む固定フューズセット15を使用
する場合には“1”、使用しない場合には“0”に設定
されている。
【0026】よって、固定フューズセット15を使用
し、かつ、入力アドレスとフェイルアドレスが一致して
いる場合には、アンド回路(フェイルアドレス一致/不
一致検出部)23の出力信号が“1”になり、固定スペ
アロウデコーダが活性化される。この時、ノア(NOR)
回路 24の出力信号disable Fは“0”とな
り、ロウデコーダは、非活性化される。また、4つの固
定フューズセット15の出力信号の全てが“0”のと
き、ノア回路 24の出力信号disable Fは
“1”となるため、ロウデコーダは、活性化される。
【0027】図15は、1個のバンク内のサブアレイと
その近傍の構成例を示している。
【0028】各バンク内には、センスアンプ25及びカ
ラムセレクトスイッチ26が配置される。センスアンプ
25には、ビット線対BL,bBLが接続される。本例
では、センスアンプ25の片側のみにビット線対BL,
bBLが接続される場合を示したが、センスアンプ25
の両側にビット線対BL,bBLが接続されていても構
わない。
【0029】ワード線WLには、メモリセルMCが接続
され、スペアワード線SWLには、スペアセルSCが接
続される。ビット線対BL,bBLは、センスアンプ2
5及びカラムセレクトスイッチ26を介してデータ線対
(DQ線対)DQ,bDQに接続される。
【0030】カラムセレクト線CSLは、カラムセレク
トスイッチ26に接続される。カラムセレクト線CSL
は、図12に示すように、複数のバンクに共通に設けら
れている。カラムアドレス信号は、カラムデコーダによ
りデコードされ、そのデコード結果がカラムセレクト線
CSLを経由してカラムセレクトスイッチ26に伝えら
れる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】半導体メモリ(メモリ
チップ)内の固定フューズセット(フューズ素子)の数
とこの固定フューズセットにより救済可能な救済単位数
について検討する。
【0032】本例では、実質的に同時にアクセスが可能
な複数のバンクを有する半導体メモリについて、1つ又
は複数のロウ単位でリダンダンシイ置き換えを行うもの
を対象とする。
【0033】まず、前提条件として、1個のバンクを救
済ブロック単位とし、半導体メモリ内に2個の救済ブ
ロック単位が存在するものとする。また、1個の救済ブ
ロック単位内には、Nビットのアドレスで指定される2
個の救済単位(例えば、ロウデコーダ)が存在し、か
つ、S個のリダンダンシイ救済単位(例えば、固定スペ
アロウデコーダ)が存在するものとする。
【0034】ここで、1個の救済ブロック単位内のフュ
ーズの本数について検討する。
【0035】例えば、2個の救済単位のうちの1個が
不良(フェイル)である場合、この1個の不良の救済単
位をS個のリダンダンシイ救済単位のうちの1個に置き
換えなければならない。そして、このような置き換えを
指定するために必要なフューズの本数は、フューズセッ
トを使用するか否かを決定する1本のイネーブルフュー
ズと、Nビットのアドレス(フェイルアドレス)を記憶
するためのN本のフューズの合計(N+1)本となる。
【0036】よって、リダンダンシイ置き換え情報を記
憶する1個のフューズセット内には、(N+1)本のフ
ューズが配置される。
【0037】また、リダンダンシイ救済単位がS個存在
するため、これに対応して設けられるフューズセットも
S個必要であり、結果として、1個の救済ブロック単位
内には、合計(N+1)×S本のフューズが配置され
る。
【0038】そして、半導体メモリ(メモリチップ)内
には、2個の救済ブロック単位が配置されるため、半
導体メモリ内のリダンダンシイ用フューズの総数は、
(N+1)×S×2本となる。
【0039】このような構成の半導体メモリにおいて
は、1個の救済ブロック単位内のS個の救済単位内にそ
れぞれ少なくとも1個の欠陥(不良)セルが発生した場
合を救済することができる。即ち、1個の救済ブロック
単位内では、不良の救済単位がS個以内であれば半導体
メモリの救済が可能であるが、不良の救済単位がS個を
超えると半導体メモリの救済が不可能になる。
【0040】よって、半導体メモリ(メモリチップ)と
しては、S×2個までの救済単位を救うことができる
(但し、1個の救済ブロック単位内では、S個を超える
救済単位は救済不可能である)。
【0041】以上をまとめると、次のようになる。 チップ内のリダンダンシイ用フューズの総数 :(N+1)×S×2 チップ内のリダンダンシイ救済単位の総数 : S×2 チップ内のフューズセットの総数 : S×2 チップ内で置き換え可能な救済単位数 : S×2 (但し、救済単位ブロック内で置き換え可能な救済単位の最大数はS個) チップ内の救済ブロック単位の総数 : 2 ところで、近年では、複数のバンクを持ち、各バンクが
同時に活性化され、同時に読み書きできるような仕様の
半導体メモリが主流になってきている。
【0042】このような仕様の半導体メモリに対して、
製品の歩留りを向上させるためには、半導体メモリの救
済効率を上げればよい。また、半導体メモリの救済効率
の向上は、各バンク(各救済ブロック単位)内のリダン
ダンシイ救済単位の数を増やすことにより達成できる。
【0043】しかし、リダンダンシイ救済単位の数を増
やすと、これに対応して設けられるフューズセットの数
も増え、チップ内におけるリダンダンシイ回路の占有面
積が増加する。よって、半導体メモリ回路(リダンダン
シイ回路を除く)の配置に関してチップ内の面積効率が
低下し、チップサイズが大きくなるなどの問題が生じ
る。特に、チップ内の欠陥セルの統計的分布が1個のバ
ンク(救済単位)に偏ってしまう場合に、これを救済し
ようとすると、1個のバンク内に非常に多くのリダンダ
ンシイ救済単位及びフューズセットを設けなければなら
ず、面積効率の低下やチップサイズの増大は顕著とな
る。
【0044】また、リダンダンシイ救済単位及びフュー
ズセットの数は、チップ内のバンク(救済ブロック単
位)の数に比例する。このため、十分な救済効率を維持
しつつチップ内のバンク数を増やすと、リダンダンシイ
救済単位及びフューズセットの数も増え、さらに、面積
効率が低下し、チップサイズが増大する。
【0045】また、フューズ(フューズセット)の数が
多くなると、半導体メモリのテスト後、欠陥セルを含む
救済単位を指定するフェイルアドレスをレーザによるフ
ューズの切断により記憶する際に、フューズの正確な切
断に失敗し、リダンダンシイ置き換えが不可能になって
しまう場合がある。これでは、製品の歩留り向上は望め
ない。
【0046】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、少ないメモリ容量のフェイルアド
レスメモリ(例えば、フューズセット)により高い救済
効率を得ることができる新規なリダンダンシイ回路を有
する半導体メモリを提供することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体メモリの
リダンダンシイ回路は、複数のノーマルデコーダに付随
して設けられる複数の第1及び第2スペアデコーダと、
複数の第1スペアデコーダに一対一に対応して設けら
れ、フェイルアドレスを不揮発に記憶することができる
複数の第1記憶回路と、フェイルアドレスとマッピング
情報を不揮発に記憶することができる1個以上第2スペ
アデコーダの数以下の第2記憶回路とを備え、マッピン
グ情報は、第2スペアデコーダと第2記憶回路を対応付
けるものである。
【0048】本発明のリダンダンシイ回路は、複数のバ
ンクを備える半導体メモリに適用され、各バンク内に
は、複数のノーマルデコーダに付随して設けられる複数
のスペアデコーダが配置され、バンク外には、フェイル
アドレスとマッピング情報を不揮発に記憶することがで
きる1個以上スペアデコーダの数以下の記憶回路が配置
される。また、マッピング情報は、スペアデコーダと記
憶回路を対応付けるものである。
【0049】本発明のリダンダンシイ回路は、複数のバ
ンクを備える半導体メモリに適用され、各バンク内に
は、複数のノーマルデコーダに付随して設けられる複数
の第1及び第2スペアデコーダと、複数の第1スペアデ
コーダに一対一に対応して設けられ、フェイルアドレス
を不揮発に記憶することができる複数の第1記憶回路と
が配置され、バンク外には、フェイルアドレスとマッピ
ング情報を不揮発に記憶することができる1個以上第2
スペアデコーダの数以下の第2記憶回路が配置される。
また、マッピング情報は、第2スペアデコーダと第2記
憶回路を対応付けるものである。
【0050】本発明のリダンダンシイ回路を有する半導
体メモリは、例えば、複数のバンクが実質的に同時にア
クセスされるものである。
【0051】マッピング情報は、複数のバンクのうちの
1つを選択するバンク情報と、選択された1つのバンク
内の第2スペアデコーダのうちの1つを選択するバンク
内スペアデコーダ情報とから構成される。
【0052】また、第2記憶回路は、マッピング情報に
基づいて、複数のバンクのうちの1つを選択し、かつ、
選択された1つのバンク内の第2スペアデコーダのうち
の1つを選択するマッピング用デコーダと、第2記憶回
路に入力される入力アドレスとフェイルアドレスを比較
し、両者が一致するときにマッピング用デコーダを活性
化するフェイルアドレス一致/不一致検出回路とから構
成される。
【0053】本発明のリダンダンシイ回路は、さらに、
複数の第2スペアデコーダに対応する複数本の信号線か
らなるバスを備え、マッピング用デコーダは、複数本の
信号線のうちの1本を活性化させる機能を有する。
【0054】また、本発明のリダンダンシイ回路は、複
数本の信号線のうちの1本が活性化されたときに、活性
化された1本の信号線に対応する第2スペアロウデコー
ダが属するバンク内のノーマルデコーダを非活性化する
ロジック回路を備える。
【0055】また、第2記憶回路は、マッピング情報に
基づいて、複数のバンクのうちの1つを選択するマッピ
ング用デコーダと、第2記憶回路に入力される入力アド
レスとフェイルアドレスを比較し、両者が一致するとき
に前記マッピング用デコーダを活性化するフェイルアド
レス一致/不一致検出回路とから構成される。
【0056】本発明のリダンダンシイ回路は、さらに、
複数のバンクに対応する複数本の信号線からなるバス
と、複数のバンクに対応する複数のロジック回路とを備
え、マッピング用デコーダは、複数本の信号線のうちの
1本を活性化させ、活性化された1本の信号線に対応す
るロジック回路は、マッピング情報に基づいて、選択さ
れた1つのバンク内の第2スペアデコーダのうちの1つ
を選択する。
【0057】また、本発明のリダンダンシイ回路は、複
数本の信号線のうちの1本が活性化されたときに、活性
化された1本の信号線に対応するバンク内のノーマルデ
コーダを非活性化するロジック回路を備える。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の半導体メモリについて詳細に説明する。
【0059】図1は、本発明の半導体メモリの第1例の
主要部を示している。本例では、例えば、実質的に同時
(多少のずれは含む)にアクセス可能な複数のバンクを
備え、1個のバンクが救済ブロック単位となり、救済単
位がロウデコーダであるような半導体メモリを対象とす
る。
【0060】本例では、メモリセルアレイが8個のサブ
アレイ10から構成され、1個のバンクbanki(i
=0,1,…7)内に1個のサブアレイ10が配置され
る。よって、半導体メモリ(メモリチップ)内には、8
個のバンクbank0,bank1,…bank7が配
置され、これらバンクbank0,bank1,…ba
nk7は、例えば、カラム方向に隣接して配置される。
【0061】なお、本例では、1個のバンクbanki
(i=0,1,…7)内に1個のサブアレイ10を配置
したが、当然に、1個のバンクbanki(i=0,
1,…7)内に複数のサブアレイを配置しても構わな
い。
【0062】各バンクbanki(i=0,1,…7)
は、ノーマルセルアレイ11、スペアセルアレイ12、
ロウデコーダ13、固定スペアロウデコーダ14F、マ
ッピングスペアロウデコーダ14M及び固定フューズセ
ット15Fを含んでいる。
【0063】ノーマルセルアレイ11は、例えば、51
2キロビットのメモリ容量を有し、ノーマルセルアレイ
11上には、512本のワード線と1024のビット線
対が配置される。本例では、ロウデコーダ13は、12
8個に設定し、1個のロウデコーダに4本のワード線1
6が接続されるものとする。なお、1個のロウデコーダ
に接続されるワード線の本数は、本発明にとって特に重
要ではなく、1本でも、又は、複数本でもよい。
【0064】スペアセルアレイ12は、例えば、16キ
ロビットのメモリ容量を有し、スペアメモリセルアレイ
12上には、16本のワード線と1024のビット線対
が配置される。また、固定スペアロウデコーダ14F
は、2個に設定され、1個の固定スペアロウデコーダに
4本のスペアワード線17が接続される。また、マッピ
ングスペアロウデコーダ14Mも、2個に設定され、1
個のマッピングスペアロウデコーダに4本のスペアワー
ド線17が接続される。
【0065】なお、1個のスペアロウデコーダ(固定又
はマッピング)に接続されるワード線の本数は、1個の
ロウデコーダに接続されるワード線の本数と同じに設定
される。
【0066】カラムデコーダ19は、8個のバンクba
nk0,bank1,…bank7の一端に配置され、
カラムデコーダ19からは各バンクbanki(i=
0,1,…7)に共通のカラムセレクト線(CSL)1
8が8個のバンクbank0,bank1,…bank
7の他端に向って延びている。
【0067】本例では、1個のロウデコーダ(4本のワ
ード線)を救済単位とし、例えば、図12に示す従来例
と同様に、1個のバンク(救済ブロック単位)bank
i(i=0,1,…7)内に4個のスペアロウデコーダ
を設けている。但し、本例では、この4個のスペアロウ
デコーダのうちの2個を固定スペアロウデコーダ14F
とし、残りの2個をマッピングスペアロウデコーダ14
Mとしている。
【0068】固定スペアロウデコーダ14Fは、従来の
固定スペアロウデコーダと同様の機能を有する。即ち、
1個のバンクbanki(i=0,1,…7)内の2個
の固定スペアロウデコーダ14Fは、そのバンクban
ki内の2個のロウデコーダに置き換わることができ
る。
【0069】各バンクbanki(i=0,1,…7)
内には、2個の固定スペアロウデコーダ14Fに対応し
て2個の固定フューズセット15Fが設けられている。
各固定フューズセットは、1つのフェイルアドレスを記
憶できる。
【0070】各固定フューズセットには、ロウアドレス
が入力され、例えば、あるバンク内の全ての固定フュー
ズセットにおいてロウアドレスとフェイルアドレスが不
一致のときに、そのバンク内のロウデコーダ13が活性
状態(信号disableF=“1”)、固定スペアロ
ウデコーダ14Fが不活性状態となる。
【0071】また、あるバンク内の少なくとも1個の固
定フューズセットにおいてロウアドレスとフェイルアド
レスが一致するときに、そのバンク内のロウデコーダ1
3が不活性状態(信号disable F=“0”)、
少なくとも1個の固定フューズセットに対応する固定ス
ペアロウデコーダが活性状態となる。
【0072】マッピングスペアロウデコーダ14Mは、
従来の固定スペアロウデコーダとは異なる機能を有す
る。即ち、あるバンク内のマッピングスペアロウデコー
ダに対応するマッピングフューズセットが存在する場合
には、マッピングスペアロウデコーダは、そのバンク内
のロウデコーダに置き換わることができる。
【0073】また、例えば、同時バンクアクセスではな
く、1つのバンクのみをアクセスするような場合には、
マッピングフューズセットにより、あるバンク内のロウ
デコーダをそのバンクとは異なるバンク内のマッピング
スペアロウデコーダに置き換えることもできる。
【0074】本例では、マッピングスペアロウデコーダ
14Mは、1個のバンク内に2個設けている。よって、
半導体メモリ(メモリチップ)内には、16個(2個×
8バンク)のマッピングスペアロウデコーダ14Mが存
在することになる。
【0075】そして、固定スペアロウデコーダに対応し
て固定フューズセットが設けられるように、マッピング
スペアロウデコーダ14Mに対しては、マッピングフュ
ーズセット15Mが設けられている。
【0076】但し、マッピングフューズセット15M
は、固定フューズセット15Fとは異なり、マッピング
スペアロウデコーダ14Mに対応して設けられない。つ
まり、マッピングフューズセット15Mとマッピングス
ペアロウデコーダ14Mの対応関係が限定されることは
ない。
【0077】よって、マッピングフューズセット15M
は、バンクの外部に配置され、その数は、最大で、16
個、最小で、1個となる。マッピングフューズセット1
5Mの最大数が16個である理由は、マッピングスペア
ロウデコーダ14Mが16個だからである。
【0078】本例では、マッピングフューズセット15
Mを8個設けている。但し、マッピングフューズセット
15Mが8個存在することと、バンクbank0,ba
nk1,…bank7が8個存在することとは、何の関
係もない。
【0079】16個のマッピングスペアロウデコーダ1
4Mに対応して16本の信号線(バス)bankselect0A,b
ankselect0B,bankselect1A,bankselect1B,bankselect2
A,bankselect2B,bankselect3A,bankselect3B,bankselec
t4A,bankselect4B,bankselect5A,bankselect5B,banksel
ect6A,bankselect6B,bankselect7A,bankselect7Bが設け
られる。
【0080】そして、例えば、信号線bankselect0Aは、
バンクbank0内の2個のマッピングスペアロウデコ
ーダ14Mの一方に接続され、信号線bankselect0Bは、
バンクbank0内の2個のマッピングスペアロウデコ
ーダ14Mの他方に接続される。このように、信号線ba
nkselectiA(i=0,1,…7)は、バンクbanki
内の2個のマッピングスペアロウデコーダ14Mの一方
に接続され、信号線bankselectiBは、バンクbanki
内の2個のマッピングスペアロウデコーダ14Mの他方
に接続される。
【0081】各マッピングフューズセット15Mから
は、それぞれ16本の出力線が導き出され、この16本
の出力線は、これに対応する16本の信号線bankselect
iA,bankselectiB(i=0,1,…7)に接続される。
本例では、各マッピングフューズセット15Mの所定の
1本の出力線は、所定の1本の信号線に共通に接続さ
れ、いわゆるワイヤードオアを構成している。即ち、互
いに共通接続される8個のマッピングフューズセット1
5Mの8本の出力線の値のオア(論理和)をとった値が
共通の1本の信号線の値となる。
【0082】各マッピングフューズセット15Mには、
入力アドレス(バンクアドレス及びロウアドレス)が入
力される。この入力アドレスに一致するフェイルアドレ
スを持つ1個のマッピングフューズセットは、16本の
信号線bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…
7)のうちの1本を活性状態(“1”)にする。各信号
線bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…7)
は、ワイヤードオアを構成しているため、1つの出力線
が“1”になると、これに繋がる1本の信号線が“1”
になる。
【0083】よって、活性状態の信号線に対応するバン
ク、即ち、入力アドレスにより指定されるバンク内のマ
ッピングスペアロウデコーダが活性化され、そのバンク
内の不良ロウデコーダが、そのバンク内のマッピングス
ペアロウデコーダに置き換えられる。
【0084】この時、活性状態の信号線に対応するバン
ク内のロウデコーダが不活性状態(信号disable
M=“0”)となる。また、非活性状態のバンク、即
ち、入力アドレスにより指定されるバンク以外のバンク
では、ロウデコーダが活性状態(信号disable
M=“1”)となり、マッピングスペアロウデコーダが
非活性状態となる。
【0085】一方、入力アドレスに一致するフェイルア
ドレスを持つマッピングフューズセットが存在しないと
きは、全てのバンクのロウデコーダが活性状態(信号d
isable M=“1”)となり、マッピングスペア
ロウデコーダが非活性状態となる。
【0086】本例では、1個のバンク内に2個のマッピ
ングスペアロウデコーダを配置しているため、そのバン
ク内のロウデコーダを最大2個までそのバンク内のマッ
ピングスペアロウデコーダに置き換えることができる。
しかし、マッピングフューズセットは、マッピングスペ
アロウデコーダに対応して設けられていない。このた
め、各マッピングフューズセットには、これがどのバン
クのどのマッピングスペアロウデコーダに対応するのか
を示すマッピング情報を含ませる必要がある。
【0087】図2は、図1のマッピングフューズセット
の第1例を示している。
【0088】本例では、半導体メモリが8個のバンクか
ら構成され、1個のバンク内には、128(2)個の
ロウデコーダと2個のマッピングスペアロウデコーダが
配置される場合について考える。
【0089】さて、1個のバンク内に128(2)個
のロウデコーダが存在する場合、これら128個のロウ
デコーダのうちの1個を指定するためには、7ビットの
アドレス信号A0,A1,…A6が必要である。よっ
て、フェイルアドレスを記憶するためには、少なくとも
7個のフューズユニット(フューズ素子)20MAが必
要になる。
【0090】また、マッピングフューズセット15Mを
使用するか否かを決定するためのイネーブルフューズと
してのフューズユニット(フューズ素子)20M’を1
個設けている。
【0091】また、マッピングスペアロウデコーダとマ
ッピングフューズセットを対応付けるための情報、即
ち、マッピング情報を記憶するためのフューズユニット
(フューズ素子)20MB,20M''を合計4個設けて
いる。3個のフューズユニット20MBは、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるものであり、1個
のフューズユニット20M''は、バンク内の2個のマッ
ピングスペアロウデコーダのうちの1個を選択するため
のものである。
【0092】このように、本例では、1個のマッピング
フューズセット内に、合計、12個(7+1+4)のフ
ューズユニット(フューズ素子)が配置される。
【0093】本例では、8(2)個のバンクが実質的
に同時にアクセスされる同時バンクアクセスを前提とし
ているため、ロウデコーダは、それが属するバンク内の
マッピングスペアロウデコーダに置き換えられる。この
ため、マッピングフューズセットとバンクを対応付ける
フューズユニット20MBの数は、3個である。即ち、
3個のフューズユニット20MBには、欠陥セルを有す
るロウデコーダが属するバンクのアドレスを記憶させれ
ばよい。
【0094】但し、同時バンクアクセスを行わない半導
体メモリの場合には、あるバンク内のロウデコーダを他
のバンク内のマッピングスペアロウデコーダに置き換え
ることも可能である。このような場合には、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるフューズユニット
の数は、例えば、欠陥セルを含むロウデコーダが属する
バンクのアドレスを記憶するための3個と、このロウデ
コーダに代わるマッピングスペアロウデコーダが属する
バンクのアドレスを記憶するための3個の合計6個とな
る。
【0095】なお、1個のフューズユニットは、図14
に示すように、電源端子VCC,VSS間に直列接続さ
れたpチャネルMOSトランジスタQp、nチャネルM
OSトランジスタQn及びフューズ素子Fuseから構
成される。出力ノードは、2個のMOSトランジスタQ
p,Qnの接続点となっている。
【0096】フューズデータは、まず、MOSトランジ
スタQpをオン状態、MOSトランジスタQnをオフ状
態にし、出力ノードをVCCにプリチャージし、この
後、MOSトランジスタQpをオフ状態、MOSトラン
ジスタQnをオン状態にして読み出す。フューズデータ
は、フューズ素子Fuseが切断されている場合には、
“1”(プリチャージ電位VCC維持)となり、切断さ
れていない場合には、“0”(VSS)となる。
【0097】欠陥セルを含むロウデコーダを指定するフ
ェイルアドレスを記憶する7個のフューズユニット20
MAの出力信号は、フェイルアドレス一致/不一致検出
回路21M内のコンパレータ22MAに入力される。ま
た、その欠陥セルを含むロウデコーダが属するバンクの
アドレス(バンクアドレス)を記憶する3個のフューズ
ユニット20MBの出力信号は、フェイルアドレス一致
/不一致検出回路21M内のコンパレータ22MBに入
力される。
【0098】コンパレータ22MAでは、ロウアドレス
信号A0,A1,…A6とフューズユニット20MAの
出力信号(フェイルアドレス)との比較が行われ、コン
パレータ22MBでは、バンクアドレス信号B0,B
1,B2とフューズユニット20MBの出力信号との比
較が行われる。
【0099】コンパレータ22MA,22MBは、例え
ば、エクスクルーシブノア(Exclusive NOR)回路から
構成され、両者が一致する場合に“1”を出力する。
【0100】コンパレータ22MA,22MBの出力信
号の出力信号は、アンド(AND)回路 (フェイルアドレ
ス一致/不一致検出部)23Mに入力される。よって、
ロウアドレスA0,A1,…A6とフューズユニット2
0MAの出力信号が互いに一致し、かつ、バンクアドレ
スB0,B1,B2とフューズユニット20MBの出力
信号が互いに一致している場合には、アンド回路(フェ
イルアドレス一致/不一致検出部)23Mの出力信号m
atchが“1”になる。
【0101】また、フューズユニット20M’の出力信
号enableFuseSetは、そのフューズユニット20M’を
含むマッピングフューズセット15Mを使用する場合に
は“1”、使用しない場合には“0”に設定される。
【0102】また、フューズユニット20M''の出力信
号は、バンク内の2つのマッピングスペアロウデコーダ
のうちの一方を使用する場合には“1”、他方を使用す
る場合には“0”に設定される。
【0103】デコーダ27は、アンド回路23Mの出力
信号match、フューズユニット20MBの出力信号
selectB0,selectB1,selectB2、フューズユニット20
M’の出力信号enableFuseSet及びフューズユニット2
0M''の出力信号selectSpareRDに基づいて、16本の
出力線bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…
7)のうちの1本を活性状態(“1”)にする。
【0104】信号matchは、欠陥を有するロウデコ
ーダが存在することを示す信号であり、欠陥を有するロ
ウデコーダが存在するときに活性状態(“1”)とな
る。そして、信号match及び信号enableFuseSetが
それぞれ活性状態(“1”)のとき、16本の出力線ba
nkselectiA,bankselectiB(i=0,1,…7)がそれ
ぞれ活性状態になり得る(デコーダ27が活性化され
る)。
【0105】16本の出力線bankselectiA,bankselecti
B(i=0,1,…7)のいずれを活性状態にするか
は、信号selectB0,selectB1,selectB2及び信号selectSp
areRDにより決定する。この4ビットの信号selectB0,se
lectB1,selectB2,selectSpareRDにより16本の出力線b
ankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…7)のうち
の1本を選択できる。
【0106】そして、図1に示すように、活性状態
(“1”)の1本の出力線に対応する1個のマッピング
スペアロウデコーダが活性化され、このマッピングスペ
アロウデコーダを有するバンクでは、ノア回路28によ
り、信号disable Mが“0”となり、ロウデコ
ーダは、非活性化される。
【0107】なお、残りの15本の出力線は、全て非活
性状態(“0”)であるため、これら出力線に対応する
マッピングスペアロウデコーダは非活性化される。2個
のマッピングスペアロウデコーダがいずれも非活性状態
のバンクでは、ノア回路28により、信号disabl
e Mが“1”となるため、ロウデコーダが活性化され
る。
【0108】図3は、図2のマッピングフューズセット
内のデコーダの構成例を示している。
【0109】本例のデコーダは、4ビットの信号select
B0,selectB1,selectB2,selectSpareRDの16通りの組み
合わせのうちの1つと、信号match,enableFuseSe
tがそれぞれ入力される16個のアンド回路29から構
成される。16個のアンド回路29は、16本の信号線
bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…7)に接
続されている。1個のバンク内には、2個のマッピング
スペアロウデコーダが配置されるため、各バンクに対応
して、2個のアンド回路と2本の信号線が設けられてい
る。
【0110】本例では、バンク0のバンクアドレスを
“111”、バンク1のバンクアドレスを“110”、
バンク2のバンクアドレスを“101”、バンク3のバ
ンクアドレスを“100”、バンク4のバンクアドレス
を“011”、バンク5のバンクアドレスを“01
0”、バンク6のバンクアドレスを“001”、バンク
7のバンクアドレスを“000”としている。
【0111】例えば、バンク0内に欠陥セルを含むロウ
デコーダが存在するとすると、図2のマッピングフュー
ズセット内のフューズセット(イネーブルフューズ)2
0M’に“1”が記憶され、フューズセット20MAに
は、そのロウデコーダのロウアドレスが記憶され、フュ
ーズセット20MBには、バンク0のバンクアドレス
“111”が記憶され、フューズセット20M''には、
“1”又は“0”が記憶される。
【0112】ここで、バンク0内の欠陥セルを含むロウ
デコーダを指定するバンクアドレス信号B0,B1,B
2及びロウアドレス信号A0,A1,…A6が入力され
ると、信号matchが“1”となる。また、この時、
信号selectB0,selectB1,selectB2が“111”になる。
よって、信号selectSpareRDが“1”のときは、バンク
0の2個のマッピングスペアロウデコーダの一方に対応
する信号線bankselect0Aが“1”となり、信号selectSp
areRDが“0”のときは、バンク0の2個のマッピング
スペアロウデコーダの他方に対応する信号線bankselect
0Bが“1”となる。
【0113】図4は、図1のマッピングフューズセット
の第2例を示している。
【0114】本例のマッピングフューズセットは、図2
の第1例と比べると、フューズユニット(イネーブルフ
ューズ)20M’の出力信号enableFuseSetを、デコー
ダ27ではなく、アンド回路(フェイルアドレス一致/
不一致検出部)23Mに入力した点に特徴を有する。
【0115】即ち、信号enableFuseSetが“1”のと
き、アンド回路23Mが活性化され、この時、アドレス
信号(バンクアドレス信号及びロウアドレス信号)とフ
ューズユニット20MA,20MBの出力信号が一致す
ると、信号matchが“1”となる。
【0116】具体的な構成について説明すると、以下の
ようになる。本例では、半導体メモリが8個のバンクか
ら構成され、1個のバンク内には、128(2)個の
ロウデコーダと2個のマッピングスペアロウデコーダが
配置されるものとする。
【0117】1個のバンク内に128(2)個のロウ
デコーダが存在する場合、これら128個のロウデコー
ダのうちの1個を指定するためには、7ビットのアドレ
ス信号A0,A1,…A6が必要である。よって、フェ
イルアドレスを記憶するためには、少なくとも7個のフ
ューズユニット(フューズ素子)20MAが必要にな
る。
【0118】また、マッピングフューズセット15Mを
使用するか否かを決定するためのイネーブルフューズと
してのフューズユニット(フューズ素子)20M’を1
個設けている。
【0119】また、マッピングスペアロウデコーダとマ
ッピングフューズセットを対応付けるための情報、即
ち、マッピング情報を記憶するためのフューズユニット
(フューズ素子)20MB,20M''を合計4個設けて
いる。3個のフューズユニット20MBは、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるものであり、1個
のフューズユニット20M''は、バンク内の2個のマッ
ピングスペアロウデコーダのうちの1個を選択するため
のものである。
【0120】欠陥セルを含むロウデコーダを指定するフ
ェイルアドレスを記憶する7個のフューズユニット20
MAの出力信号は、フェイルアドレス一致/不一致検出
回路21M内のコンパレータ22MAに入力される。ま
た、その欠陥セルを含むロウデコーダが属するバンクの
アドレス(バンクアドレス)を記憶する3個のフューズ
ユニット20MBの出力信号は、フェイルアドレス一致
/不一致検出回路21M内のコンパレータ22MBに入
力される。
【0121】コンパレータ22MAでは、ロウアドレス
信号A0,A1,…A6とフューズユニット20MAの
出力信号(フェイルアドレス)との比較が行われ、コン
パレータ22MBでは、バンクアドレス信号B0,B
1,B2とフューズユニット20MBの出力信号との比
較が行われる。
【0122】コンパレータ22MA,22MBは、例え
ば、エクスクルーシブノア(Exclusive NOR)回路から
構成され、両者が一致する場合に“1”を出力する。
【0123】コンパレータ22MA,22MBの出力信
号の出力信号及びフューズユニット(イネーブルフュー
ズ)20M’の出力信号enableFuseSetは、それぞれア
ンド(AND)回路 (フェイルアドレス一致/不一致検出
部)23Mに入力される。アンド回路23Mは、信号en
ableFuseSetが“1”のときに活性化され、この時、ロ
ウアドレスA0,A1,…A6とフューズユニット20
MAの出力信号が互いに一致し、バンクアドレスB0,
B1,B2とフューズユニット20MBの出力信号が互
いに一致していると、出力信号matchを“1”にす
る。
【0124】なお、フューズユニット20M’の出力信
号enableFuseSetは、そのフューズユニット20M’を
含むマッピングフューズセット15Mを使用する場合に
は“1”、使用しない場合には“0”に設定される。
【0125】また、フューズユニット20M''の出力信
号は、バンク内の2つのマッピングスペアロウデコーダ
のうちの一方を使用する場合には“1”、他方を使用す
る場合には“0”に設定される。
【0126】デコーダ27は、アンド回路23Mの出力
信号match、フューズユニット20MBの出力信号
selectB0,selectB1,selectB2及びフューズユニット20
M''の出力信号selectSpareRDに基づいて、16本の出
力線bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…7)
のうちの1本を活性状態(“1”)にする。
【0127】信号matchは、欠陥を有するロウデコ
ーダが存在することを示す信号であり、欠陥を有するロ
ウデコーダが存在するときに活性状態(“1”)とな
る。そして、信号matchが活性状態(“1”)のと
き、16本の出力線bankselectiA,bankselectiB(i=
0,1,…7)がそれぞれ活性状態になり得る(デコー
ダ27が活性化される)。
【0128】16本の出力線bankselectiA,bankselecti
B(i=0,1,…7)のいずれを活性状態にするか
は、信号selectB0,selectB1,selectB2及び信号selectSp
areRDにより決定する。即ち、この4ビットの信号selec
tB0,selectB1,selectB2,selectSpareRDにより16本の
出力線bankselectiA,bankselectiB(i=0,1,…
7)のうちの1本が選択される。
【0129】図5は、図4のマッピングフューズセット
内のデコーダの構成例を示している。
【0130】本例は、図3の例にに比べると、信号enab
leFuseSetがデコーダ27に入力されていない点に特徴
を有する。これは、信号enableFuseSetが図4のアンド
回路23Mに入力され、信号matchに信号enableFu
seSetの情報が含まれていることによる。
【0131】本例のデコーダは、4ビットの信号select
B0,selectB1,selectB2,selectSpareRDの16通りの組み
合わせのうちの1つと信号matchとがそれぞれ入力
される16個のアンド回路29から構成される。16個
のアンド回路29は、16本の信号線bankselectiA,ban
kselectiB(i=0,1,…7)に接続されている。1
個のバンク内には、2個のマッピングスペアロウデコー
ダが配置されるため、各バンクに対応して、2個のアン
ド回路と2本の信号線が設けられている。
【0132】バンク0内に欠陥セルを含むロウデコーダ
が存在する場合を考えると、図4のマッピングフューズ
セット内のフューズセット(イネーブルフューズ)20
M’に“1”が記憶され、フューズセット20MAに
は、そのロウデコーダのロウアドレスが記憶され、フュ
ーズセット20MBには、バンク0のバンクアドレス
“111”が記憶され、フューズセット20M''には、
“1”又は“0”が記憶される。
【0133】ここで、バンク0内の欠陥セルを含むロウ
デコーダを指定するバンクアドレス信号B0,B1,B
2及びロウアドレス信号A0,A1,…A6が入力され
ると、信号matchが“1”となる。また、この時、
信号selectB0,selectB1,selectB2が“111”になる。
よって、信号selectSpareRDが“1”のときは、バンク
0の2個のマッピングスペアロウデコーダの一方に対応
する信号線bankselect0Aが“1”となり、信号selectSp
areRDが“0”のときは、バンク0の2個のマッピング
スペアロウデコーダの他方に対応する信号線bankselect
0Bが“1”となる。
【0134】図6は、1個のバンク内の固定フューズセ
ットの構成例を示している。
【0135】本例では、図1の2個の固定スペアロウデ
コーダ14に対応して2個の固定フューズセット15F
が配置されている。よって、図1の例のように、半導体
メモリが8個のバンクから構成される場合、半導体メモ
リ(メモリチップ)内には、固定スペアロウデコーダ及
び固定フューズセットが、それぞれ16(=2×8)個
存在することになる。
【0136】即ち、従来は、例えば、半導体メモリ内
に、32個の固定スペアロウデコーダと固定フューズセ
ットのみが設けられていた。これに対し、本発明では、
例えば、半導体メモリ内に、16個の固定スペアロウデ
コーダと固定フューズセットを設け、さらに、上述した
ように、16個のマッピングスペアロウデコーダを設け
ている。また、マッピングフューズセットは、1個以上
16個以下に設定されている。これによる効果は、後に
詳しく述べる。
【0137】さて、図1の例のように、1個のバンク内
に128(2)個のロウデコーダが存在する場合、こ
れら128個のロウデコーダのうちの1個を指定するた
めには、7ビットのアドレス信号A0,A1,…A6が
必要である。よって、フェイルアドレスを記憶するため
には、少なくとも7個のフューズユニット(フューズ素
子)20Fが必要になる。
【0138】本例では、固定フューズセット15Fを使
用するか否かを決定するためのイネーブルフューズとし
てのフューズユニット(フューズ素子)20F’を1個
設けているため、1個の固定フューズセット15F内に
は、合計、8個のフューズユニット20F,20F’が
配置される。なお、フューズユニットとしては、例え
ば、図14に示すような構成のものを使用できる。
【0139】フェイルアドレスを記憶する7個のフュー
ズユニット20Fの出力信号は、フェイルアドレス一致
/不一致検出回路21F内のコンパレータ22Fに入力
される。コンパレータ22Fでは、ロウアドレスA0,
A1,…A6とフューズユニット20Fの出力信号(フ
ェイルアドレス)との比較が行われる。コンパレータ2
2Fは、例えば、エクスクルーシブノア(Exclusive NO
R)回路から構成され、両者が一致する場合に“1”を
出力する。
【0140】コンパレータ22Fの出力信号及びフュー
ズユニット20F’の出力信号は、アンド(AND)回路
(フェイルアドレス一致/不一致検出部)23に入力さ
れる。フューズユニット20F’の出力信号は、そのフ
ューズユニット20F’を含む固定フューズセット15
Fを使用する場合には“1”、使用しない場合には
“0”に設定されている。
【0141】よって、固定フューズセット15Fを使用
し、かつ、ロウアドレスA0,A1,…A6とフェイル
アドレスが一致している場合には、アンド回路23Fの
出力信号が“1”になり、固定スペアロウデコーダが活
性化される。この時、ノア(NOR)回路 24の出力信号
disable Fは“0”となり、ロウデコーダは、
非活性化される。また、2つの固定フューズセット15
Fの出力信号が共に“0”のとき、ノア回路 24の出
力信号disable Fは“1”となるため、ロウデ
コーダは、活性化される。
【0142】ところで、図1の例において、各バンク内
のサブアレイとその近傍の構成例は、従来と同様に、図
15に示すようになる。
【0143】即ち、同時バンクアクセスが可能なよう
に、各バンク内には、センスアンプ25及びカラムセレ
クトスイッチ26が配置される。センスアンプ25に
は、ビット線対BL,bBLが接続される。本例では、
センスアンプ25の片側のみにビット線対BL,bBL
が接続される場合を示したが、センスアンプ25の両側
にビット線対BL,bBLが接続されていても構わな
い。
【0144】ワード線WLには、メモリセルMCが接続
され、スペアワード線SWLには、スペアセルSCが接
続される。ビット線対BL,bBLは、センスアンプ2
5及びカラムセレクトスイッチ26を介してデータ線対
(DQ線対)DQ,bDQに接続される。
【0145】カラムセレクト線CSLは、カラムセレク
トスイッチ26に接続される。カラムセレクト線CSL
は、図1に示すように、複数のバンクに共通に設けられ
ている。カラムアドレス信号は、カラムデコーダにより
デコードされ、そのデコード結果がカラムセレクト線C
SLを経由してカラムセレクトスイッチ26に伝えられ
る。
【0146】図7は、本発明の半導体メモリの第2例の
主要部を示している。本例の半導体メモリは、上述の第
1例の半導体メモリと比べると、マッピングスペアロウ
デコーダ14Mとマッピングフューズセット15Mを結
ぶワイヤードオアの機能を有する信号線(バス)の本数
が減っている点に特徴を有する。
【0147】即ち、上述した半導体メモリの第1例で
は、マッピングスペアロウデコーダに対応させて信号線
(バス)を設けていたため、信号線の本数は、マッピン
グスペアロウデコーダの数に等しくなっていた(第1例
では、16本)。これに対し、本例では、バンク内の複
数(例えば、2個)のマッピングスペアロウデコーダの
選択を、マッピングフューズセット内ではなく、マッピ
ングフューズセット外で所定のロジックを組むことによ
り行うことで、信号線の数を第1例よりも少なくするこ
とができる。
【0148】具体的な構成について説明すると、以下の
ようになる。本例では、第1例と同様に、例えば、実質
的に同時(多少のずれは含む)にアクセス可能な複数の
バンクを備え、1個のバンクが救済ブロック単位とな
り、救済単位がロウデコーダであるような半導体メモリ
を対象とする。
【0149】メモリセルアレイは、例えば、8個のサブ
アレイ10から構成され、1個のバンクbanki(i
=0,1,…7)内に1個のサブアレイ10が配置され
る。よって、半導体メモリ(メモリチップ)内には、8
個のバンクbank0,bank1,…bank7が配
置され、これらバンクbank0,bank1,…ba
nk7は、例えば、カラム方向に隣接して配置される。
【0150】各バンクbanki(i=0,1,…7)
は、ノーマルセルアレイ11、スペアセルアレイ12、
ロウデコーダ13、固定スペアロウデコーダ14F、マ
ッピングスペアロウデコーダ14M及び固定フューズセ
ット15Fを含んでいる。
【0151】ノーマルセルアレイ11は、例えば、51
2キロビットのメモリ容量を有し、ノーマルセルアレイ
11上には、512本のワード線と1024のビット線
対が配置される。本例では、ロウデコーダ13は、12
8個に設定し、1個のロウデコーダに4本のワード線1
6が接続されるものとする。なお、1個のロウデコーダ
に接続されるワード線の本数は、本発明にとって特に重
要ではなく、1本でも、又は、複数本でもよい。
【0152】スペアセルアレイ12は、例えば、16キ
ロビットのメモリ容量を有し、スペアメモリセルアレイ
12上には、16本のワード線と1024のビット線対
が配置される。また、固定スペアロウデコーダ14F
は、2個に設定され、1個の固定スペアロウデコーダに
4本のスペアワード線17が接続される。また、マッピ
ングスペアロウデコーダ14Mも、2個に設定され、1
個のマッピングスペアロウデコーダに4本のスペアワー
ド線17が接続される。
【0153】なお、1個のスペアロウデコーダ(固定又
はマッピング)に接続されるワード線の本数は、1個の
ロウデコーダに接続されるワード線の本数と同じに設定
される。
【0154】カラムデコーダ19は、8個のバンクba
nk0,bank1,…bank7の一端に配置され、
カラムデコーダ19からは各バンクbanki(i=
0,1,…7)に共通のカラムセレクト線(CSL)1
8が8個のバンクbank0,bank1,…bank
7の他端に向って延びている。
【0155】本例では、1個のロウデコーダ(4本のワ
ード線)を救済単位とし、例えば、、1個のバンク(救
済ブロック単位)banki(i=0,1,…7)内に
4個のスペアロウデコーダを設けている。また、この4
個のスペアロウデコーダのうちの2個を固定スペアロウ
デコーダ14Fとし、残りの2個をマッピングスペアロ
ウデコーダ14Mとする。
【0156】固定スペアロウデコーダ14Fは、従来の
固定スペアロウデコーダと同様の機能を有する。即ち、
1個のバンクbanki(i=0,1,…7)内の2個
の固定スペアロウデコーダ14Fは、そのバンクban
ki内の2個のロウデコーダに置き換わることができ
る。
【0157】各バンクbanki(i=0,1,…7)
内には、2個の固定スペアロウデコーダ14Fに対応し
て2個の固定フューズセット15Fが設けられている。
各固定フューズセットは、1つのフェイルアドレスを記
憶できる。
【0158】各固定フューズセットには、ロウアドレス
が入力され、例えば、あるバンク内の全ての固定フュー
ズセットにおいてロウアドレスとフェイルアドレスが不
一致のときに、そのバンク内のロウデコーダ13が活性
状態(信号disableF=“1”)、固定スペアロ
ウデコーダ14Fが不活性状態となる。
【0159】また、あるバンク内の少なくとも1個の固
定フューズセットにおいてロウアドレスとフェイルアド
レスが一致するときに、そのバンク内のロウデコーダ1
3が不活性状態(信号disable F=“0”)、
少なくとも1個の固定フューズセットに対応する固定ス
ペアロウデコーダが活性状態となる。
【0160】マッピングスペアロウデコーダ14Mは、
従来の固定スペアロウデコーダとは異なる機能を有す
る。即ち、あるバンク内のマッピングスペアロウデコー
ダに対応するマッピングフューズセットが存在する場合
には、マッピングスペアロウデコーダは、そのバンク内
のロウデコーダに置き換わることができる。
【0161】また、例えば、同時バンクアクセスではな
く、1つのバンクのみをアクセスするような場合には、
マッピングフューズセットにより、あるバンク内のロウ
デコーダをそのバンクとは異なるバンク内のマッピング
スペアロウデコーダに置き換えることもできる。
【0162】本例では、マッピングスペアロウデコーダ
14Mは、1個のバンク内に2個設けている。よって、
半導体メモリ(メモリチップ)内には、16個(2個×
8バンク)のマッピングスペアロウデコーダ14Mが存
在することになる。
【0163】そして、固定スペアロウデコーダに対応し
て固定フューズセットが設けられるように、マッピング
スペアロウデコーダ14Mに対しては、マッピングフュ
ーズセット15Mが設けられている。
【0164】但し、マッピングフューズセット15M
は、固定フューズセット15Fとは異なり、マッピング
スペアロウデコーダ14Mに対応して設けられない。つ
まり、マッピングフューズセット15Mとマッピングス
ペアロウデコーダ14Mの対応関係が限定されることは
ない。
【0165】よって、マッピングフューズセット15M
は、バンクの外部に配置され、その数は、最大で、16
個、最小で、1個となる。マッピングフューズセット1
5Mの最大数が16個である理由は、マッピングスペア
ロウデコーダ14Mが16個だからである。
【0166】本例では、マッピングフューズセット15
Mを8個設けている。但し、マッピングフューズセット
15Mが8個存在することと、バンクbank0,ba
nk1,…bank7が8個存在することとは、何の関
係もない。
【0167】8個のバンクbank0,bank1,…
bank7に対応して8本の信号線(バス)bankselect
0,bankselect1,bankselect2,bankselect3,bankselect4,
bankselect5,bankselect6,bankselect7が設けられてい
る。
【0168】そして、例えば、信号線bankselect0は、
バンクbank0内の2個のマッピングスペアロウデコ
ーダ14Mに対応し、信号線bankselect1は、バンクb
ank1内の2個のマッピングスペアロウデコーダ14
Mに対応する。このように、信号線bankselecti(i=
0,1,…7)は、バンクbanki内の2個のマッピ
ングスペアロウデコーダ14Mに対応している。
【0169】また、各バンクbanki(i=0,1,
…7)内の2個のマッピングスペアロウデコーダのうち
の1つを選択するための1本の信号線selectMappingSpa
reRDが設けられている。
【0170】即ち、本例では、マッピングスペアロウデ
コーダ14Mとマッピングフューズセット15Mを結ぶ
信号線(バス)の本数は、8本の信号線(バス)bankse
lectiと1本の信号線selectMappingSpareRDの合計9本
となっている。
【0171】各マッピングフューズセット15Mから
は、それぞれ9本の出力線が導き出され、この9本の出
力線は、これに対応する9本の信号線bankselecti(i
=0,1,…7),selectMappingSpareRDに接続され
る。
【0172】本例では、各マッピングフューズセット1
5Mの所定の1本の出力線は、所定の1本の信号線に共
通に接続され、いわゆるワイヤードオアを構成してい
る。即ち、互いに共通接続される8個のマッピングフュ
ーズセット15Mの8本の出力線の値のオア(論理和)
をとった値が共通の1本の信号線の値となる。
【0173】各マッピングフューズセット15Mには、
入力アドレス(バンクアドレス及びロウアドレス)が入
力される。この入力アドレスに一致するフェイルアドレ
スを持つ1個のマッピングフューズセットは、8本の信
号線bankselecti(i=0,1,…7)のうちの1本を
活性状態(“1”)にする。各信号線bankselecti(i
=0,1,…7)は、ワイヤードオアを構成しているた
め、1つの出力線が“1”になると、これに繋がる1本
の信号線が“1”になる。
【0174】また、入力アドレスに一致するフェイルア
ドレスを持つ1個のマッピングフューズセットは、1本
の信号線selectMappingSpareRDを活性状態(“1”)又
は非活性状態(“0”)にする。即ち、入力アドレスに
一致しないフェイルアドレスを持つマッピングフューズ
セットや未使用のマッピングフューズセットの出力は、
非活性状態(“0”)に固定されるため、ワイヤードオ
アを構成する信号線selectMappingSpareRDの値は、入力
アドレスに一致するフェイルアドレスを持つ1個のマッ
ピングフューズセットの出力値により決定される。
【0175】よって、活性状態の信号線に対応するバン
ク、即ち、入力アドレスにより指定されるバンクが選択
され、この選択されたバンク内において信号線selectMa
ppingSpareRDの値に対応したマッピングスペアロウデコ
ーダが活性化される。
【0176】この時、選択されたバンク内のロウデコー
ダが不活性状態(信号disable M=“0”)と
なる。また、非活性状態の信号線に対応するバンク、即
ち、非選択のバンクでは、ロウデコーダが活性状態(信
号disable M=“1”)となり、マッピングス
ペアロウデコーダが非活性状態となる。
【0177】一方、入力アドレスに一致するフェイルア
ドレスを持つマッピングフューズセットが存在しないと
きは、全てのバンクのロウデコーダが活性状態(信号d
isable M=“1”)となり、マッピングスペア
ロウデコーダが非活性状態となる。
【0178】本例では、1個のバンク内に2個のマッピ
ングスペアロウデコーダを配置しているため、そのバン
ク内のロウデコーダを最大2個までそのバンク内のマッ
ピングスペアロウデコーダに置き換えることができる。
しかし、マッピングフューズセットは、マッピングスペ
アロウデコーダに対応して設けられていない。
【0179】このため、各マッピングフューズセットに
は、これがどのバンクのどのマッピングスペアロウデコ
ーダに対応するのかを示すマッピング情報を含ませる必
要がある。
【0180】図8は、図7のマッピングフューズセット
の第1例を示している。
【0181】本例では、半導体メモリが8個のバンクか
ら構成され、1個のバンク内には、128(2)個の
ロウデコーダと2個のマッピングスペアロウデコーダが
配置される場合について考える。
【0182】さて、1個のバンク内に128(2)個
のロウデコーダが存在する場合、これら128個のロウ
デコーダのうちの1個を指定するためには、7ビットの
アドレス信号A0,A1,…A6が必要である。よっ
て、フェイルアドレスを記憶するためには、少なくとも
7個のフューズユニット(フューズ素子)20MAが必
要になる。
【0183】また、マッピングフューズセット15Mを
使用するか否かを決定するためのイネーブルフューズと
してのフューズユニット(フューズ素子)20M’を1
個設けている。
【0184】また、マッピングスペアロウデコーダとマ
ッピングフューズセットを対応付けるための情報、即
ち、マッピング情報を記憶するためのフューズユニット
(フューズ素子)20MB,20M''を合計4個設けて
いる。3個のフューズユニット20MBは、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるものであり、1個
のフューズユニット20M''は、バンク内の2個のマッ
ピングスペアロウデコーダのうちの1個を選択するため
のものである。
【0185】このように、本例では、1個のマッピング
フューズセット内に、合計、12個(7+1+4)のフ
ューズユニット(フューズ素子)が配置される。
【0186】本例では、8(2)個のバンクが実質的
に同時にアクセスされる同時バンクアクセスを前提とし
ているため、ロウデコーダは、それが属するバンク内の
マッピングスペアロウデコーダに置き換えられる。この
ため、マッピングフューズセットとバンクを対応付ける
フューズユニット20MBの数は、3個である。即ち、
3個のフューズユニット20MBには、欠陥セルを有す
るロウデコーダが属するバンクのアドレスを記憶させれ
ばよい。
【0187】但し、同時バンクアクセスを行わない半導
体メモリの場合には、あるバンク内のロウデコーダを他
のバンク内のマッピングスペアロウデコーダに置き換え
ることも可能である。このような場合には、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるフューズユニット
の数は、例えば、欠陥セルを含むロウデコーダが属する
バンクのアドレスを記憶するための3個と、このロウデ
コーダに代わるマッピングスペアロウデコーダが属する
バンクのアドレスを記憶するための3個の合計6個とな
る。
【0188】なお、フューズユニットとしては、例え
ば、図14に示すような構成のものを使用することがで
きる。
【0189】欠陥セルを含むロウデコーダを指定するフ
ェイルアドレスを記憶する7個のフューズユニット20
MAの出力信号は、フェイルアドレス一致/不一致検出
回路21M内のコンパレータ22MAに入力される。ま
た、その欠陥セルを含むロウデコーダが属するバンクの
アドレス(バンクアドレス)を記憶する3個のフューズ
ユニット20MBの出力信号は、フェイルアドレス一致
/不一致検出回路21M内のコンパレータ22MBに入
力される。
【0190】コンパレータ22MAでは、ロウアドレス
信号A0,A1,…A6とフューズユニット20MAの
出力信号(フェイルアドレス)との比較が行われ、コン
パレータ22MBでは、バンクアドレス信号B0,B
1,B2とフューズユニット20MBの出力信号との比
較が行われる。
【0191】コンパレータ22MA,22MBは、例え
ば、エクスクルーシブノア(Exclusive NOR)回路から
構成され、両者が一致する場合に“1”を出力する。
【0192】コンパレータ22MA,22MBの出力信
号の出力信号は、アンド(AND)回路 (フェイルアドレ
ス一致/不一致検出部)23Mに入力される。よって、
ロウアドレスA0,A1,…A6とフューズユニット2
0MAの出力信号が互いに一致し、かつ、バンクアドレ
スB0,B1,B2とフューズユニット20MBの出力
信号が互いに一致している場合には、アンド回路(フェ
イルアドレス一致/不一致検出部)23Mの出力信号m
atchが“1”になる。
【0193】また、フューズユニット20M’の出力信
号enableFuseSetは、そのフューズユニット20M’を
含むマッピングフューズセット15Mを使用する場合に
は“1”、使用しない場合には“0”に設定される。
【0194】また、フューズユニット20M''の出力信
号は、バンク内の2つのマッピングスペアロウデコーダ
のうちの一方を使用する場合には“1”、他方を使用す
る場合には“0”に設定される。
【0195】デコーダ27は、アンド回路23Mの出力
信号match、フューズユニット20MBの出力信号
selectB0,selectB1,selectB2及びフューズユニット20
M’の出力信号enableFuseSetに基づいて、8本の出力
線bankselecti(i=0,1,…7)のうちの1本を活
性状態(“1”)にする。
【0196】信号matchは、欠陥を有するロウデコ
ーダが存在することを示す信号であり、欠陥を有するロ
ウデコーダが存在するときに活性状態(“1”)とな
る。そして、信号match及び信号enableFuseSetが
それぞれ活性状態(“1”)のとき、8本の出力線bank
selecti(i=0,1,…7)がそれぞれ活性状態にな
り得る(デコーダ27が活性化される)。
【0197】8本の出力線bankselecti(i=0,1,
…7)のいずれを活性状態にするかは、信号selectB0,s
electB1,selectB2により決定する。この3ビットの信号
selectB0,selectB1,selectB2により8本の出力線bankse
lecti(i=0,1,…7)のうちの1本を選択でき
る。
【0198】そして、図7に示すように、活性状態
(“1”)の1本の出力線に対応する2個のアンド回路
30が活性化される。なお、この2個のアンド回路30
は、8組存在し、8個のバンクbank0,bank
1,…bank7に対応している。
【0199】また、フューズユニット20M''の出力信
号selectSpareRDは、アンド回路31を経由すると、出
力信号selectMappingSpareRDとなる。アンド回路31に
は、信号matchが制御されており、信号match
が“1”のバンク、即ち、入力アドレスに一致するフェ
イルアドレスを持つバンクのみが、マッピング情報(フ
ューズユニット20M''の値に基づいた出力信号select
MappingSpareRD(“1”又は“0”)を出力することが
できる。
【0200】この出力信号selectMappingSpareRDは、図
7に示す各バンクに対応して設けられる2個のアンド回
路30に入力されるため、活性状態のアンド回路30に
対応するバンク内の2個のマッピングスペアロウデコー
ダのうちの1つが選択され、活性化される。
【0201】なお、信号matchが“0”である残り
の全てのバンクの出力信号selectMappingSpareRDは、
“0”に固定される。
【0202】このようにして、欠陥セルを有するロウデ
コーダが属するバンク内の2個のマッピングスペアロウ
デコーダのうちの1個が活性化される。この時、このバ
ンクでは、ノア回路28により、信号disable
Mが“0”となり、ロウデコーダは、非活性化される。
【0203】なお、残りの7本の出力線は、全て非活性
状態(“0”)であるため、これら出力線に対応する2
個のアンド回路30の出力信号は、共に、“0”とな
る。よって、残りの7本の出力線に対応する7個のバン
ク内では、マッピングスペアロウデコーダは非活性化さ
れ、かつ、ノア回路28により、信号disableM
が“1”となるため、ロウデコーダが活性化される。
【0204】図9は、図8のマッピングフューズセット
内のデコーダの構成例を示している。
【0205】本例のデコーダは、3ビットの信号select
B0,selectB1,selectB2の8通りの組み合わせのうちの1
つと、信号match,enableFuseSetがそれぞれ入力
される8個のアンド回路32から構成される。8個のア
ンド回路32は、8本の信号線bankselecti(i=0,
1,…7)に接続されている。各信号線bankselecti
(i=0,1,…7)は、上述したように、各バンクに
対応して設けられる2個のアンド回路30(図7)を活
性化するためのものである。
【0206】本例では、バンク0のバンクアドレスを
“111”、バンク1のバンクアドレスを“110”、
バンク2のバンクアドレスを“101”、バンク3のバ
ンクアドレスを“100”、バンク4のバンクアドレス
を“011”、バンク5のバンクアドレスを“01
0”、バンク6のバンクアドレスを“001”、バンク
7のバンクアドレスを“000”としている。
【0207】例えば、バンク0内に欠陥セルを含むロウ
デコーダが存在するとすると、図8のマッピングフュー
ズセット内のフューズセット(イネーブルフューズ)2
0M’に“1”が記憶され、フューズセット20MAに
は、そのロウデコーダのロウアドレスが記憶され、フュ
ーズセット20MBには、バンク0のバンクアドレス
“111”が記憶され、フューズセット20M''には、
“1”又は“0”が記憶される。
【0208】ここで、バンク0内の欠陥セルを含むロウ
デコーダを指定するバンクアドレス信号B0,B1,B
2及びロウアドレス信号A0,A1,…A6が入力され
ると、信号matchが“1”となる。また、この時、
信号selectB0,selectB1,selectB2が“111”になる。
このため、信号線bankselect0が“1”になり、バンク
0に対応する2個のアンド回路30(図7)が活性化さ
れる。
【0209】よって、信号線selectMappingSpareRDが
“1”のときは、バンク0内の2個のマッピングスペア
ロウデコーダの一方が活性化され、信号線selectMappin
gSpareRDが“0”のときは、バンク0内の2個のマッピ
ングスペアロウデコーダの他方が活性化される。
【0210】図10は、図7のマッピングフューズセッ
トの第2例を示している。
【0211】本例のマッピングフューズセットは、図8
の第1例と比べると、フューズユニット(イネーブルフ
ューズ)20M’の出力信号enableFuseSetを、デコー
ダ27ではなく、アンド回路(フェイルアドレス一致/
不一致検出部)23Mに入力した点に特徴を有する。
【0212】即ち、信号enableFuseSetが“1”のと
き、アンド回路23Mが活性化され、この時、アドレス
信号(バンクアドレス信号及びロウアドレス信号)とフ
ューズユニット20MA,20MBの出力信号が一致す
ると、信号matchが“1”となる。
【0213】具体的な構成について説明すると、以下の
ようになる。本例では、半導体メモリが8個のバンクか
ら構成され、1個のバンク内には、128(2)個の
ロウデコーダと2個のマッピングスペアロウデコーダが
配置されるものとする。
【0214】1個のバンク内に128(2)個のロウ
デコーダが存在する場合、これら128個のロウデコー
ダのうちの1個を指定するためには、7ビットのアドレ
ス信号A0,A1,…A6が必要である。よって、フェ
イルアドレスを記憶するためには、少なくとも7個のフ
ューズユニット(フューズ素子)20MAが必要にな
る。
【0215】また、マッピングフューズセット15Mを
使用するか否かを決定するためのイネーブルフューズと
してのフューズユニット(フューズ素子)20M’を1
個設けている。
【0216】また、マッピングスペアロウデコーダとマ
ッピングフューズセットを対応付けるための情報、即
ち、マッピング情報を記憶するためのフューズユニット
(フューズ素子)20MB,20M''を合計4個設けて
いる。3個のフューズユニット20MBは、マッピング
フューズセットとバンクを対応付けるものであり、1個
のフューズユニット20M''は、バンク内の2個のマッ
ピングスペアロウデコーダのうちの1個を選択するため
のものである。
【0217】欠陥セルを含むロウデコーダを指定するフ
ェイルアドレスを記憶する7個のフューズユニット20
MAの出力信号は、フェイルアドレス一致/不一致検出
回路21M内のコンパレータ22MAに入力される。ま
た、その欠陥セルを含むロウデコーダが属するバンクの
アドレス(バンクアドレス)を記憶する3個のフューズ
ユニット20MBの出力信号は、フェイルアドレス一致
/不一致検出回路21M内のコンパレータ22MBに入
力される。
【0218】コンパレータ22MAでは、ロウアドレス
信号A0,A1,…A6とフューズユニット20MAの
出力信号(フェイルアドレス)との比較が行われ、コン
パレータ22MBでは、バンクアドレス信号B0,B
1,B2とフューズユニット20MBの出力信号との比
較が行われる。
【0219】コンパレータ22MA,22MBは、例え
ば、エクスクルーシブノア(Exclusive NOR)回路から
構成され、両者が一致する場合に“1”を出力する。
【0220】コンパレータ22MA,22MBの出力信
号の出力信号及びフューズユニット(イネーブルフュー
ズ)20M’の出力信号enableFuseSetは、それぞれア
ンド(AND)回路 (フェイルアドレス一致/不一致検出
部)23Mに入力される。アンド回路23Mは、信号en
ableFuseSetが“1”のときに活性化され、この時、ロ
ウアドレスA0,A1,…A6とフューズユニット20
MAの出力信号が互いに一致し、バンクアドレスB0,
B1,B2とフューズユニット20MBの出力信号が互
いに一致していると、出力信号matchを“1”にす
る。
【0221】なお、フューズユニット20M’の出力信
号enableFuseSetは、そのフューズユニット20M’を
含むマッピングフューズセット15Mを使用する場合に
は“1”、使用しない場合には“0”に設定される。
【0222】また、フューズユニット20M''の出力信
号selectSpareRDは、バンク内の2つのマッピングスペ
アロウデコーダのうちの一方を使用する場合には
“1”、他方を使用する場合には“0”に設定される。
【0223】デコーダ27は、アンド回路23Mの出力
信号match及びフューズユニット20MBの出力信
号selectB0,selectB1,selectB2に基づいて、8本の出力
線bankselecti(i=0,1,…7)のうちの1本を活
性状態(“1”)にする。
【0224】信号matchは、欠陥を有するロウデコ
ーダが存在することを示す信号であり、欠陥を有するロ
ウデコーダが存在するときに活性状態(“1”)とな
る。そして、信号matchがそれぞれ活性状態
(“1”)のとき、8本の出力線bankselecti(i=
0,1,…7)がそれぞれ活性状態になり得る(デコー
ダ27が活性化される)。
【0225】8本の出力線bankselecti(i=0,1,
…7)のいずれを活性状態にするかは、信号selectB0,s
electB1,selectB2により決定する。この3ビットの信号
selectB0,selectB1,selectB2により8本の出力線bankse
lecti(i=0,1,…7)のうちの1本を選択でき
る。
【0226】そして、図7に示すように、活性状態
(“1”)の1本の出力線に対応する2個のアンド回路
30が活性化される。なお、この2個のアンド回路30
は、8組存在し、8個のバンクbank0,bank
1,…bank7に対応している。
【0227】また、フューズユニット20M''の出力信
号selectSpareRDは、アンド回路32を経由すると、出
力信号selectMappingSpareRDとなる。アンド回路32に
は、信号matchが制御されており、信号match
が“1”のバンク、即ち、入力アドレスに一致するフェ
イルアドレスを持つバンクのみが、マッピング情報(フ
ューズユニット20M''の値に基づいた出力信号select
MappingSpareRD(“1”又は“0”)を出力することが
できる。
【0228】この出力信号selectMappingSpareRDは、図
7に示す各バンクに対応して設けられる2個のアンド回
路30に入力されるため、活性状態のアンド回路30に
対応するバンク内の2個のマッピングスペアロウデコー
ダのうちの1つが選択され、活性化される。
【0229】なお、信号matchが“0”である残り
の全てのバンクの出力信号selectMappingSpareRDは、
“0”に固定される。
【0230】このようにして、欠陥セルを有するロウデ
コーダが属するバンク内の2個のマッピングスペアロウ
デコーダのうちの1個が活性化される。この時、このバ
ンクでは、ノア回路28により、信号disable
Mが“0”となり、ロウデコーダは、非活性化される。
【0231】なお、残りの7本の出力線は、全て非活性
状態(“0”)であるため、これら出力線に対応する2
個のアンド回路30の出力信号は、共に、“0”とな
る。よって、残りの7本の出力線に対応する7個のバン
ク内では、マッピングスペアロウデコーダは非活性化さ
れ、かつ、ノア回路28により、信号disableM
が“1”となるため、ロウデコーダが活性化される。
【0232】図11は、図10のマッピングフューズセ
ット内のデコーダの構成例を示している。
【0233】本例は、図9の例にに比べると、信号enab
leFuseSetがデコーダ27に入力されていない点に特徴
を有する。これは、信号enableFuseSetが図10のアン
ド回路23Mに入力され、信号matchに信号enable
FuseSetの情報が含まれていることによる。
【0234】本例のデコーダは、3ビットの信号select
B0,selectB1,selectB2の8通りの組み合わせのうちの1
つと信号matchとがそれぞれ入力される8個のアン
ド回路33から構成される。8個のアンド回路33は、
8本の信号線bankselecti(i=0,1,…7)に接続
されている。各信号線bankselecti(i=0,1,…
7)は、上述したように、各バンクに対応して設けられ
る2個のアンド回路30(図7)を活性化するためのも
のである。
【0235】バンク0内に欠陥セルを含むロウデコーダ
が存在する場合を考えると、図10のマッピングフュー
ズセット内のフューズセット(イネーブルフューズ)2
0M’に“1”が記憶され、フューズセット20MAに
は、そのロウデコーダのロウアドレスが記憶され、フュ
ーズセット20MBには、バンク0のバンクアドレス
“111”が記憶され、フューズセット20M''には、
“1”又は“0”が記憶される。
【0236】ここで、バンク0内の欠陥セルを含むロウ
デコーダを指定するバンクアドレス信号B0,B1,B
2及びロウアドレス信号A0,A1,…A6が入力され
ると、信号matchが“1”となる。また、この時、
信号selectB0,selectB1,selectB2が“111”になる。
このため、信号線bankselect0が“1”になり、バンク
0に対応する2個のアンド回路30(図7)が活性化さ
れる。
【0237】よって、信号線selectMappingSpareRDが
“1”のときは、バンク0内の2個のマッピングスペア
ロウデコーダの一方が活性化され、信号線selectMappin
gSpareRDが“0”のときは、バンク0内の2個のマッピ
ングスペアロウデコーダの他方が活性化される。
【0238】ところで、本発明の半導体メモリの第2例
において、固定フューズセットは、例えば、図6に示す
ようになり、また、各バンク内のサブアレイとその近傍
の構成は、例えば、図15に示すようになる。
【0239】以上、本発明の半導体メモリの構成の具体
例について説明した。そこで、以下では、このような構
成を採用することによる効果、即ち、半導体メモリ(メ
モリチップ)内のフューズセット(フューズ素子)の数
とこのフューズセットにより救済可能な救済単位数につ
いて検討する。
【0240】まず、前提条件として、1個のバンクを救
済ブロック単位とし、半導体メモリ内に2個の救済ブ
ロック単位が存在するものとする。また、1個の救済ブ
ロック単位内には、Nビットのアドレスで指定される2
個の救済単位(ロウデコーダ)が存在し、かつ、S0
個の固定リダンダンシイ救済単位(固定スペアロウデコ
ーダ)とS1個のマッピングリダンダンシイ救済単位
(マッピングスペアロウデコーダ)が存在するものとす
る。
【0241】また、マッピング用フェイルアドレスメモ
リ(マッピングフューズセット)は、半導体メモリ(メ
モリチップ)内にL個存在するものとする。
【0242】半導体メモリ内のリダンダンシイ用フュー
ズの総本数について検討する。
【0243】まず、固定フューズセットについて考え
る。1個の固定フューズセット内のフューズの数は、以
下の通りである。 固定フューズセットの使用の有無を決定するための
イネーブルフューズ:1本 2個のロウデコーダのうちの1個、即ち、Nビッ
トのアドレス(フェイルアドレス)を記憶するためのフ
ューズ: N本(=log[2]/log[2]) 即ち、1個の固定フューズセット内には、(N+1)本
のフューズが配置される。
【0244】また、固定フューズセットは、固定スペア
ロウデコーダに対応して設けられる。つまり、半導体メ
モリ内の固定フューズセットの数は、固定スペアロウデ
コーダの数に等しい。固定スペアロウデコーダの数は、
S0個であり、バンク(救済ブロック単位)の数は、2
個であるから、固定フューズセットは、半導体メモリ
(チップ)内にS0×2個設けられる。
【0245】よって、固定フューズセットに使用する半
導体メモリ内のフューズの本数は、 (N+1)×S0×2 …(1) となる。
【0246】次に、マッピングフューズセットについて
考える。1個のマッピングフューズセット内のフューズ
の数は、以下の通りである。 マッピングフューズセットの使用の有無を決定する
ためのイネーブルフューズ: 1本 2個のロウデコーダのうちの1個、即ち、Nビッ
トのアドレス(フェイルアドレス)を記憶するためのフ
ューズ: N本(=log[2]/log[2]) マッピングフューズセットを2個のバンクのうち
の1個にマッピング(対応づけ)するためのフューズ:
M本(=log[2]/log[2]) 1個のバンク内のS1個のマッピングスペアロウデ
コーダのうちの1個を選択するためのフューズ: lo
g[S1]/log[2]本 即ち、1個のマッピングフューズセット内には、(1+
N+M+log[S1]/log[2])本のフューズ
が配置される。
【0247】また、マッピングフューズセットは、半導
体メモリ内にL個設けられている。但し、Lは、1以上
S1×2以下である。
【0248】よって、マッピングフューズセットに使用
する半導体メモリ内のフューズの本数は、(1+N+M
+log[S1]/log[2])×L …(2)とな
る。
【0249】以上より、半導体メモリ内のリダンダンシ
イ用フューズの総本数は、上記(1)と(2)を足した
数となる。
【0250】次に、具体例について考える。半導体メモ
リ内には、同時にアクセスが可能な16個のバンクが存
在し、1個のバンクが救済ブロック単位になるものとす
る。また、1個のバンク内には、7ビットのアドレスで
指定される128個のロウデコーダが存在し、1個のロ
ウデコーダが救済単位となるものとする。また、1個の
バンク内には、4個のスペアロウデコーダを設けるもの
とする。この場合、従来(固定スペアロウデコーダのみ
のとき)は、M=4、N=7、S=4となる。
【0251】スペアロウデコーダの数を4個とした理由
は、以下の通りである。本来、スペアロウデコーダの数
は、開発の対象となる製品のチップ内の不良分布(欠陥
セルの分布)を求め、1個のバンク内にどの位のスペア
ロウデコーダを配置すれば十分な歩留りが得られるか、
に基づいて決定されるべきである。しかし、開発の対象
となる製品を実際に製造する前の設計段階においては、
その不良分布を正確に把握することが難しい。なぜな
ら、開発の対象となる製品が存在しないため、検査によ
りその製品の不良分布を求めることができないからであ
る。この場合は、過去の世代の製品や、類似又は同一の
プロセスで製造した他の製品などの検査結果(不良分
布)から、開発の対象となる製品の不良分布を類推する
しか手段がない。
【0252】そこで、本例では、過去の世代の製品や、
類似又は同一のプロセスで製造した他の製品などの検査
結果(不良分布)から、半導体メモリのチップ内の不良
分布を以下のように仮定する。即ち、各バンクでは、リ
ダンダンシイ置き換えの対象となる(欠陥セルを含む)
ロウデコーダは、2個以下となる場合がほとんどであ
り、たまに3個となり、極稀に4個となり、5個以上と
なることは、ほとんどないとする。
【0253】この場合、1個のバンク内に2個のスペア
ロウデコーダを設けたとすると、1個のバンク内に、リ
ダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコーダが3個
以上発生したときに、当然、これらを全て救済すること
ができない。また、1個のバンク内に3個のスペアロウ
デコーダを設けたとすると、1個のバンク内に、リダン
ダンシイ置き換えの対象となるロウデコーダが4個以上
発生したときに、当然、これらを全て救済することがで
きない。
【0254】つまり、本例では、リダンダンシイ置き換
えの対象となるロウデコーダが5個以上存在すること
は、ほとんどないとしているため、1個のバンク内のス
ペアロウデコーダの数を4個にしたときに十分な歩留り
が得られることになる。そこで、1個のバンク内のスペ
アロウデコーダの数を4個と仮定する。
【0255】1個のバンク内のスペアロウデコーダの数
を4個に設定すると、半導体メモリ(チップ)内には、
合計、64個(4個×16バンク)のスペアロウデコー
ダが設けられることになる。
【0256】ところが、3個又は4個のスペアロウデコ
ーダが必要なバンクは、16個のバンクの全てではな
く、数個のバンクのみである。即ち、半導体メモリ(チ
ップ)内の不良分布は、偏ったものとなることが多く、
ほとんどのバンクでは、スペアロウデコーダは2個で足
り、数個のバンクにおいてのみ、スペアロウデコーダが
3個又は4個必要となる。
【0257】しかし、その数個のバンクがどれなのか、
特定することは不可能であるため、従来では、全てのバ
ンク内に4個のスペアロウデコーダを配置する必要があ
る。つまり、従来では、十分な歩留りを得るためには、
半導体メモリ内に、合計、64個のスペアロウデコーダ
と64個のスペアフューズセットを設けなければならな
い。
【0258】このように、従来では、各バンクに4個ず
つ、合計、64個のスペアロウデコーダ(スペアフュー
ズセット)を設ける必要があるにもかかわらず、これら
64個のスペアロウデコーダ(スペアフューズセット)
の全てが使用されることは、ほとんどなく、使用されな
い多くの無駄なスペアロウデコーダ(スペアフューズセ
ット)が存在している。
【0259】ここで、半導体メモリ(チップ)全体とし
ては、リダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコー
ダは、40個以下であると仮定する。つまり、半導体メ
モリ内には、40個のスペアロウデコーダが存在すれ
ば、十分な歩留りが得られるものとする。
【0260】しかし、上述のように、チップ内の不良分
布は偏ったものになる反面、どのバンクに多くの欠陥セ
ルが発生するかは、見当を付けることができない。ま
た、同時バンクアクセスの場合には、リダンダンシイ置
き換えの対象となるロウデコーダを、そのロウデコーダ
が属するバンク内のスペアロウデコーダに置き換えなけ
ればならない。
【0261】結局、リダンダンシイ置き換えの対象とな
るロウデコーダが40個以下であったとしても、従来で
は、全てのバンク内に、4個のスペアロウデコーダと4
個のスペアフューズセットを配置しなければならない。
【0262】そこで、従来におけるチップ内のフューズ
の総数を計算する。1個の固定フューズセット内のフュ
ーズ数は、N+1である。本例では、N=7であるた
め、1個の固定フューズセット内のフューズ数は、8本
である。また、半導体メモリ内には、合計、S×2
の固定フーズセットが設けられるため、チップ内のフュ
ーズの総数は、(N+1)×S×2である。本例で
は、N=7、S=4、M=4であるため、チップ内のフ
ューズの総数は、512本(=8×4×16)となる。
【0263】本発明では、全てのバンク内に、それぞれ
S(=4)個のスペアロウデコーダを設ける点において
は、従来と同じである。しかし、本発明では、1個のバ
ンク内のS個のスペアロウデコーダを、S0個の固定ス
ペアロウデコーダとS1個のマッピングスペアロウデコ
ーダに分けている。この場合、固定フューズセットは、
S0個となり、また、マッピングフューズセットは、L
個とする。
【0264】例えば、S0=2、S1=2である場合を
考える。本発明におけるチップ内のフューズの総数を計
算する。1個の固定フューズセット内のフューズ数は、
N+1である。本例では、N=7であるため、1個の固
定フューズセット内のフューズ数は、8本である。ま
た、半導体メモリ内には、合計、S0×2個の固定フ
ーズセットが設けられるため、チップ内の固定フューズ
セット用のフューズの総数は、(N+1)×S0×2
である。本例では、N=7、S0=2、M=4であるた
め、固定フューズセットに使用されるチップ内のフュー
ズの総数は、256本(=8×2×16)となる。
【0265】また、1個のマッピングフューズセット内
のフューズ数は、(1+N+M+log[S1]/lo
g[2])である。本例では、N=7、M=4、S1=
2であるため、1個のマッピングフューズセット内のフ
ューズ数は、13(=1+7+4+1)本である。ま
た、半導体メモリ内には、L個のマッピングフーズセッ
トが設けられるため、チップ内のマッピングフューズセ
ット用のフューズの総数は、13×Lである。
【0266】ここで、本発明では、リダンダンシイ置き
換えの対象となるロウデコーダが半導体メモリ内で40
個以下である、という仮定を利用する。即ち、この40
個のロウデコーダのうちの32個(2個×16バンク)
は、上述の固定スペアロウデコーダにより救済すること
ができる。よって、マッピングスペアロウデコーダで
は、残りの8個のロウデコーダを救済すれば、十分な歩
留りを達成することができる。
【0267】よって、L=8とすれば十分であり、チッ
プ内のマッピングフューズセット用のフューズの総数
は、104本(=13×8)となる。
【0268】以上より、本発明におけるチップ内のフュ
ーズの総数は、固定フューズセット用のフューズの総数
(256本)とマッピングフューズセット用のフューズ
の総数(104本)を足した合計360本となる。
【0269】なお、従来の固定スペアロウデコーダのみ
設ける場合は、上述のように、半導体メモリ内のフュー
ズの総数は、512本であるから、本発明では、従来に
比べて、152本(512−360)のフューズの削減
が可能になる。
【0270】また、本発明では、フューズの数が削減さ
れても、製品の歩留りが低下することはない。即ち、ほ
とんどのバンクにおいては、リダンダンシイ置き換えの
対象となるロウデコーダは、2個以下で発生する確率が
高いため、この2個以下のロウデコーダを1バンクに2
個設けられる固定スペアロウデコーダで救済することが
できる。また、数個のバンクにおいて、リダンダンシイ
置き換えの対象となるロウデコーダが3個以上発生した
ときは、2個のロウデコーダを固定スペアロウデコーダ
で救済し、残りのロウデコーダをマッピングスペアロウ
デコーダで救済できる。
【0271】具体的には、上述の例では、半導体メモリ
(チップ)全体で、32個の固定フューズセットと8個
のマッピングフューズセットを設け、40個のロウデコ
ーダをスペアロウデコーダに置き換えられるようにして
いるため、リダンダンシイ置き換えの対象となるロウデ
コーダが各バンクに2個以下で発生する場合に対して
は、確実に、半導体メモリを救済できる。リダンダンシ
イ置き換えの対象となるロウデコーダを3個又は4個有
する複数のバンクが存在するときは、これらバンク内の
2個を超える分の置き換えの対象となるロウデコーダの
合計数が8個以下ならば、これをマッピングスペアロウ
デコーダで救済できる。
【0272】なお、本例では、仮に、1個のバンク内に
リダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコーダが5
個以上発生したときは、これら5個のロウデコーダを救
済することはできない。しかし、本例では、1個のバン
ク内にリダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコー
ダが5個以上発生することはほとんどなく、仮に、5個
以上発生したときに、これを救済しなくても、十分な歩
留りが得られることを前提としているため、問題はな
い。
【0273】即ち、本発明では、上述のように、バンク
(救済ブロック単位)数が2で、ロウデコーダ(救済
単位)数が2の半導体メモリに対し、予め、チップの
不良分布に基づいて、十分な歩留りが得られるような最
適なS0,S1,Lの値を決定するため、少ないフュー
ズ数で、高い歩留りを達成することが可能となる。
【0274】このように、本発明では、固定スペアロウ
デコーダとマッピングスペアロウデコーダを組み合わせ
て使用し、かつ、リダンダンシイ置き換えの対象となる
ほとんどのロウデコーダを固定スペアロウデコーダで置
き換え、残りの数個のロウデコーダをマッピングスペア
ロウデコーダで置き換えるようにしている。
【0275】つまり、半導体メモリ内におけるリダンダ
ンシイ置き換えの対象となるロウデコーダの総数が概ね
分かっている場合に、各バンクに所定数(S0個)の固
定スペアロウデコーダを配置し(但し、S0×2はリ
ダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコーダの総数
を超えない)、固定スペアロウデコーダで救えなかった
分について、マッピングスペアロウデコーダで救済する
ようにしている。
【0276】また、各バンク内のマッピングスペアロウ
デコーダの数(S1)は、1個のバンク内で発生するリ
ダンダンシイ置き換えの対象となるロウデコーダの最大
数(この数のロウデコーダを救えば十分な歩留りが得ら
れるという値)から各バンク内の固定スペアロウデコー
ダの数(S0)を引いた値に設定される。
【0277】また、マッピングフューズセットの数
(L)は、半導体メモリ内に発生するリダンダンシイ置
き換えの対象となるロウデコーダの総数から半導体メモ
リ内の固定スペアロウデコーダの総数(S0×2)を
引いた値に設定される。通常、マッピングフューズセッ
トの数(L)は、上述の例に示すように、マッピングス
ペアロウデコーダの数(S1)よりも十分に少なくて済
む。
【0278】よって、本発明によれば、十分な歩留りを
確保しつつ、半導体メモリ(チップ)内のフューズの本
数を減らすことができ、チップ面積の縮小、さらには、
半導体メモリの低コスト化に貢献できる。
【0279】ところで、本発明に近い技術として、半導
体メモリ(チップ)内の各バンクに、固定スペアロウデ
コーダを設けることなく、マッピングスペアロウデコー
ダのみを設けることも考えられる(この技術としては、
公知例ではないが、例えば、先願(特願平10−112
967号、平成10年4月23日出願)がある)。
【0280】しかし、半導体メモリの全てのバンク内に
マッピングロウデコーダのみを配置する技術では、十分
な歩留りを確保できることを条件とすると、場合によっ
ては、従来よりもフューズ削減の効果が劣る(本発明に
対しても当然にフューズ削減の効果が劣る)ことがあ
る。
【0281】即ち、本発明は、半導体メモリの各バンク
内に、固定スペアロウデコーダとマッピングスペアロウ
デコーダの双方を設ける点に意義がある。
【0282】具体的な数値について考える。例えば、上
述の例のように、16個のバンク(救済ブロック単位)
を有し、各バンク内に128個のロウデコーダ(救済単
位)を有する半導体メモリを対象とする。また、半導体
メモリ全体としては、リダンダンシイ置き換えの対象と
なるロウデコーダが40個発生するものとする。また、
その他の条件、例えば、十分な歩留りを得るためのバン
ク内のスペアロウデコーダの数などについても、上述の
例と同じにする。
【0283】この場合、各バンク内には、4個のマッピ
ングスペアロウデコーダが配置され、マッピングフュー
ズセットは、40個となる。即ち、M=4、N=7、S
0=0、S1=4、L=40となる。
【0284】そして、半導体メモリ内のマッピングフュ
ーズセット用のフューズの総数は、上述のように、(1
+N+M+log[S1]/log[2])×L で表
される。つまり、半導体メモリ内のマッピングフューズ
セット用のフューズの総数は、560本(=[1+7+
4+2]×40)となる。
【0285】本発明の半導体メモリ内のフューズの総数
が360本、従来の半導体メモリ内のフューズの総数が
512本であるから、マッピングスペアロウデコーダの
みを用いた半導体メモリのフューズの本数がいかに多く
なるかが分かる。
【0286】なお、この技術において、半導体メモリ内
のフューズの本数を本発明と同じ程度に設定すると、例
えば、14(1個のマッピングフューズセット内のフュ
ーズ数)×26(マッピングフューズセットの数)=3
64本となり、半導体メモリ全体としては、26個のロ
ウデコーダの置き換えのみしか行えず、十分な歩留りを
得ることができなくなる。
【0287】なお、上述した本発明の半導体メモリの第
1例及び第2例では、フェイルアドレスメモリとしてフ
ューズセット(フューズ素子)を使用したが、このフェ
イルアドレスメモリは、不揮発性であれば、どんな構成
のものでもよい。例えば、PROM、EPROM、EE
PROMなどのトランジスタから構成することも可能で
ある。
【0288】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の半導体
メモリによれば、半導体メモリ内の各バンク(又はサブ
アレイ)に対して、固定スペアロウデコーダとマッピン
グスペアロウデコーダをそれぞれ設けている。
【0289】例えば、図1や図7の例では、8個のバン
クのそれぞれに対して、2個の固定スペアロウデコーダ
と2個のマッピングスペアロウデコーダの合計4個のス
ペアロウデコーダが設けられ、半導体メモリ全体として
は、合計、32個のスペアロウデコーダが配置される。
【0290】一方、固定フューズセットは、固定スペア
ロウデコーダに対応して、各バンクに2個ずつ、合計1
6個設けられるが、マッピングフューズセットは、半導
体メモリ内に8個のみ設けられている。即ち、十分な歩
留りを得ることを条件とすると、従来は、固定フューズ
セットを固定スペアロウデコーダに対応させて32個設
ける必要があるが、本発明では、フューズセット(固
定、マッピング)を24個(16+8)設ければよい。
【0291】本発明では、1個のマッピングフューズセ
ット内のフューズの本数は、このフューズセットをどの
バンク内のどのマッピングスペアロウデコーダに対応さ
せるのかを示すマッピング情報を記憶するため、1個の
固定フューズセット内のフューズの本数よりも多くなる
が、半導体チップ全体としては、従来よりもフューズの
本数を削減することができる。
【0292】また、本発明では、半導体メモリ内の不良
分布が均等な場合には、固定スペアロウデコーダ及び固
定フューズセットにより不良の救済を行い、半導体メモ
リ内の不良分布が偏った場合に、マッピング情報により
マッピングフューズセットを所定のバンク内のマッピン
グスペアロウデコーダにマッピング(対応づけ)し、全
ての不良を救済することができるため、自由度の高いリ
ダンダンシイ置き換えを可能にしている。
【0293】このように、本発明によれば、少ないメモ
リ容量のフェイルアドレスメモリ(例えば、フューズ)
により、高い救済効率を得ることができるため、チップ
面積の縮小や製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体メモリの第1例を示す図。
【図2】図1のマッピングフューズセットの第1例を示
す図。
【図3】図2のデコーダの構成例を示す図。
【図4】図1のマッピングフューズセットの第2例を示
す図。
【図5】図4のデコーダの構成例を示す図。
【図6】図1の固定フューズセットの例を示す図。
【図7】本発明の半導体メモリの第2例を示す図。
【図8】図7のマッピングフューズセットの第1例を示
す図。
【図9】図8のデコーダの構成例を示す図。
【図10】図7のマッピングフューズセットの第2例を
示す図。
【図11】図10のデコーダの構成例を示す図。
【図12】従来の半導体メモリを示す図。
【図13】図12の固定フューズセットの例を示す図。
【図14】図13のフューズユニットの構成例を示す
図。
【図15】図12のサブアレイ及びその近傍を示す図。
【符号の説明】
10 :サブアレイ、 11 :ノーマルセルアレ
イ、 12 :スペアセルアレイ、 13 :ロウデコーダ、 14,14F :固定スペアロウデコ
ーダ、 14M :マッピングスペアロ
ウデコーダ、 15,15F :固定フューズセッ
ト、 15M :マッピングフューズ
セット、 16 :ワード線、 17 :スペアワード線、 18 :カラムセレクト線、 19 :カラムデコーダ、 20,20’,20'',20F,20MA,20MB
:フューズユニット、 21,21F,21M :フェイルアドレス一
致/不一致検出回路、 22,22F,22M :コンパレータ、 23,23F,23M :アンド回路(フェイ
ルアドレス一致/不一致検出部)、 24,28 :ノア回路、 25 :センスアンプ、 26 :カラムセレクトスイ
ッチ、 27 :デコーダ、 29,30,32,33 :アンド回路、 31 :MOSトランジスタ
(スイッチ)、 Qp :pチャネルMOSト
ランジスタ、 Qn :nチャネルMOSト
ランジスタ、 Fuse :フューズ素子、 MC :メモリセル、 SC :スペアセル、 WL :ワード線、 BL,bBL :ビット線対、 CSL :カラムセレクト線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノーマルデコーダに付随して設け
    られる複数の第1及び第2スペアデコーダと、前記複数
    の第1スペアデコーダに一対一に対応して設けられ、フ
    ェイルアドレスを不揮発に記憶することができる複数の
    第1記憶回路と、前記フェイルアドレスとマッピング情
    報を不揮発に記憶することができる1個以上前記第2ス
    ペアデコーダの数以下の第2記憶回路とを具備し、前記
    マッピング情報は、前記第2スペアデコーダと前記第2
    記憶回路を対応付けるものであることを特徴とする半導
    体メモリのリダンダンシイ回路。
  2. 【請求項2】 複数のバンクを備える半導体メモリのリ
    ダンダンシイ回路において、各バンク内には、複数のノ
    ーマルデコーダに付随して設けられる複数のスペアデコ
    ーダが配置され、前記バンク外には、フェイルアドレス
    とマッピング情報を不揮発に記憶することができる1個
    以上前記スペアデコーダの数以下の記憶回路が配置さ
    れ、前記マッピング情報は、前記スペアデコーダと前記
    記憶回路を対応付けるものであることを特徴とする半導
    体メモリのリダンダンシイ回路。
  3. 【請求項3】 複数のバンクを備える半導体メモリのリ
    ダンダンシイ回路において、各バンク内には、複数のノ
    ーマルデコーダに付随して設けられる複数の第1及び第
    2スペアデコーダと、前記複数の第1スペアデコーダに
    一対一に対応して設けられ、フェイルアドレスを不揮発
    に記憶することができる複数の第1記憶回路とが配置さ
    れ、前記バンク外には、前記フェイルアドレスとマッピ
    ング情報を不揮発に記憶することができる1個以上前記
    第2スペアデコーダの数以下の第2記憶回路が配置さ
    れ、前記マッピング情報は、前記第2スペアデコーダと
    前記第2記憶回路を対応付けるものであることを特徴と
    する半導体メモリのリダンダンシイ回路。
  4. 【請求項4】 前記複数のバンクは、実質的に同時にア
    クセスされることを特徴とする請求項3記載の半導体メ
    モリのリダンダンシイ回路。
  5. 【請求項5】 前記マッピング情報は、前記複数のバン
    クのうちの1つを選択するバンク情報と、選択された1
    つのバンク内の前記第2スペアデコーダのうちの1つを
    選択するバンク内スペアデコーダ情報とから構成される
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体メモリのリダン
    ダンシイ回路。
  6. 【請求項6】 前記第2記憶回路は、前記マッピング情
    報に基づいて、前記複数のバンクのうちの1つを選択
    し、かつ、選択された1つのバンク内の前記第2スペア
    デコーダのうちの1つを選択するマッピング用デコーダ
    と、前記第2記憶回路に入力される入力アドレスと前記
    フェイルアドレスを比較し、両者が一致するときに前記
    マッピング用デコーダを活性化するフェイルアドレス一
    致/不一致検出回路とから構成されることを特徴とする
    請求項3記載の半導体メモリのリダンダンシイ回路。
  7. 【請求項7】 前記複数の第2スペアデコーダに対応す
    る複数本の信号線からなるバスを備え、前記マッピング
    用デコーダは、前記複数本の信号線のうちの1本を活性
    化させる機能を有することを特徴とする請求項6記載の
    半導体メモリのリダンダンシイ回路。
  8. 【請求項8】 前記複数本の信号線のうちの1本が活性
    化されたときに、活性化された1本の信号線に対応する
    第2スペアロウデコーダが属するバンク内の前記ノーマ
    ルデコーダを非活性化するロジック回路を備えることを
    特徴とする請求項7記載の半導体メモリのリダンダンシ
    イ回路。
  9. 【請求項9】 前記第2記憶回路は、前記マッピング情
    報に基づいて、前記複数のバンクのうちの1つを選択す
    るマッピング用デコーダと、前記第2記憶回路に入力さ
    れる入力アドレスと前記フェイルアドレスを比較し、両
    者が一致するときに前記マッピング用デコーダを活性化
    するフェイルアドレス一致/不一致検出回路とから構成
    されることを特徴とする請求項3記載の半導体メモリの
    リダンダンシイ回路。
  10. 【請求項10】 前記複数のバンクに対応する複数本の
    信号線からなるバスと、前記複数のバンクに対応する複
    数のロジック回路とを備え、前記マッピング用デコーダ
    は、前記複数本の信号線のうちの1本を活性化させ、活
    性化された1本の信号線に対応するロジック回路は、前
    記マッピング情報に基づいて、選択された1つのバンク
    内の前記第2スペアデコーダのうちの1つを選択するこ
    とを特徴とする請求項9記載の半導体メモリのリダンダ
    ンシイ回路。
  11. 【請求項11】 前記複数本の信号線のうちの1本が活
    性化されたときに、活性化された1本の信号線に対応す
    るバンク内の前記ノーマルデコーダを非活性化するロジ
    ック回路を備えることを特徴とする請求項10記載の半
    導体メモリのリダンダンシイ回路。
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