JP2000266370A - 加湿装置 - Google Patents

加湿装置

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JP2000266370A
JP2000266370A JP11068217A JP6821799A JP2000266370A JP 2000266370 A JP2000266370 A JP 2000266370A JP 11068217 A JP11068217 A JP 11068217A JP 6821799 A JP6821799 A JP 6821799A JP 2000266370 A JP2000266370 A JP 2000266370A
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water
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water supply
tray
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JP11068217A
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Yutaka Nagasaka
裕 長坂
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Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水手段から蒸発手段へ給水される水の水位
を検出し水位が規定以上の上限水位及び規定以下の下限
水位を検出する加湿装置を提供する。 【解決手段】 フロートセンサ44が給水トレイから蒸
発トレイへ給水される水の上限水位または下限水位がそ
れぞれ検出する。これにより、空焚きまたはオーバフロ
ーの両者が早期段階で検出できる。従って、フロートセ
ンサ44の検出結果に基づき、蒸発トレイの加熱用のヒ
ータに対する通電を強制的に停止できるので、空焚き,
漏電等が回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の空気を加
湿する加湿装置に関し、詳しくは給水手段から霧散手段
へ給水される水の水位を検出する検出手段を設けた加湿
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加湿装置としては、例えば給水タンク内
に貯えられた水を給水トレイから蒸発トレイへと給水
し、蒸発トレイ内の水をヒータで加熱して蒸発させ室内
の空気を加湿する構造となっている。なお、上記加湿装
置は、給水タンク内における空気層の静圧を利用し、給
水タンクに配置されるバルブからの給水量を制御するも
のである。
【0003】そして、給水タンク内に貯えられた水は、
蒸発トレイへ給水されヒータにより蒸発させられるの
で、消費され減少する。そして、蒸発トレイ内に水がな
い状態でヒータが蒸発トレイを加熱すると、いわゆる
「空焚き」状態となり好ましくない。
【0004】そこで、従来の加湿装置には、上記空焚き
を防止するため、蒸発トレイに対する水位を検出するセ
ンサが設けられている。このセンサは、給水トレイから
蒸発トレイへと給水される水の水位が規定以下の下限水
位であること(即ち、蒸発トレイの水位が規定位置より
も低いこと)を検出するものである。
【0005】そして、下限水位になると、センサの検出
結果に基づき加湿装置に設けられたブサー,ランプ等の
警告装置が作動する。これにより、ユーザは、給水タン
ク内の水が無くなる直前に、給水タンク内に給水する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際には、
給水トレイから蒸発トレイへと給水される水の水位が規
定以上の上限水位を越える場合があり、この上限水位を
越えると水が溢れ装置本体内に流入するおそれがある。
例えば、加湿装置を傾けた場合や,給水タンクの一部が
割れた場合や,給水タンクの給水キャップの締め忘れ等
により、給水トレイに給水される水がオーバフローす
る。
【0007】そして、水が装置本体内に流入すると、装
置本体の底部に水が溜まりその結果漏電等するおそれが
ある。従って、装置本体の底部に溜まる水により、配線
等を修理する必要が生じる。即ち、上記センサは下限水
位を検出するもの故、上記センサでは上限水位(オーバ
フローの状態)を検出することができなかった。
【0008】そこで、本発明は上記課題を解消するため
になされたもので、給水手段から霧散手段へ給水される
水の水位を検出し水位が規定以上の上限水位及び規定以
下の下限水位を検出する加湿装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
加湿装置は、水を給水する給水手段と、前記給水手段か
ら給水される水を霧散させる霧散手段と、前記給水手段
から前記霧散手段へ給水される水の水位を検出する検出
手段とを有し、前記検出手段が、前記水の水位を検出す
ることにより前記水位が規定の上限水位以上及び前記水
位が規定の下限水位以下を検出することを特徴としてい
る。
【0010】本発明の請求項1に係る加湿装置において
は、検出手段が給水手段から霧散手段へ給水される水の
水位を検出する。この際、上限水位以上または下限水位
以下がそれぞれ検出される。
【0011】従って、本発明の請求項1に係る加湿装置
によれば、検出手段が給水手段から霧散手段へ給水され
る水の上限水位以上または下限水位以下を検出するの
で、早期段階で空焚きまたはオーバフローの両者がそれ
ぞれ検出できる。
【0012】本発明の請求項2に係る加湿装置は、請求
項1に係る発明において、前記検出手段が、少なくとも
前記上限水位及び前記下限水位の2つの水位を検出する
ことを特徴としている。
【0013】本発明の請求項3に係る加湿装置は、請求
項1または2に係る発明において、前記検出手段を、フ
ロートセンサとすることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項4に係る加湿装置は、請求
項1乃至3のいずれか1項に係る発明において、前記上
限水位または前記下限水位を検出した前記検出手段の検
出結果に基づき、前記霧散手段に配置される加熱手段の
加熱処理を強制的に停止させることを特徴としている。
【0015】本発明の請求項5に係る加湿装置は、請求
項1乃至4のいずれか1項に係る発明において、前記上
限水位または前記下限水位を検出した前記検出手段の検
出結果に基づき、音または表示若しくはその両方で警告
させることを特徴としている。
【0016】本発明の請求項6に係る加湿装置は、請求
項1乃至5のいずれか1項に係る発明において、前記霧
散手段が、蒸発式または超音波式若しくはその両方であ
ることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図5には、本発明の一実施
形態に係る加湿装置が示されている。図1は加湿装置の
概略した断面図,図2は図1に示すフロートセンサの要
部を示す斜視図である。本実施形態の加湿装置は携帯用
のものであると共に装置本体に対し着脱可能に配置され
る給水タンクを備えるものであり、検出手段としてはフ
ロートセンサを用いるものである。なお、図中矢印UP
は上側を、矢印Rは右側を示す。
【0018】図1に示すように、加湿装置10は、上方
に開口部12Aが形成される箱状の装置本体12と,装
置本体12の開口部12Aを開閉する蓋体14とを備え
る。蓋体14は、図示しないヒンジを介して装置本体1
2に連結されており、ヒンジを中心にして回転し開口部
12Aを開放または閉止させる。
【0019】装置本体12は、仕切り板16で給水部1
2Bと蒸発部12Cとに仕切られている。そして、給水
部12Bには給水手段の一部を構成する給水タンク18
が着脱可能に支持され、蒸発部12Cには水蒸気を装置
本体12外に排出するスチーム室26が配置されてい
る。
【0020】即ち、給水部12Bの底部には支持板28
が配置されており、この支持板28上に給水タンク18
が載置され支持される。給水タンク18は、薄肉状のポ
リ塩化ビニル等で成形されており、かつ給水部12Bに
収納できる大きさに形成されている。また、給水タンク
18の上面及び下面の略中央には、キャップ口18A及
び18Bがそれぞれ形成されている。そして、給水タン
ク18には、キャップ口18A及び18Bを開閉するキ
ャップ20及び22が取付けられている。
【0021】キャップ22の略中央には、給水タンク1
8内に貯えられる水を排出する孔22Aが形成されてい
ると共に、この孔22Aを開閉するバルブ24が図示し
ないヒンジを介して取付けられている。なお、キャップ
20及び22と,キャップ口18A及び18Bとはねじ
込み構造となっており、キャップ20及び22はキャッ
プ口18A及び18Bにねじ込むことにより固定され
る。
【0022】なお、給水部12Bには給水タンク18を
昇降させる図示しない昇降機構が配置されており、この
昇降機構は蓋体14の開閉に連動する。即ち、昇降機構
は、蓋体14の開放動作に連動して給水タンク18を上
昇させ、蓋体14の閉止動作に連動して給水タンク18
を下降させる構成となっている。また、バルブ24の開
閉機構は、図1に示すものに限定されるものではなく、
従来周知のもの等を適宜使用しても良い。
【0023】支持板28には凹状の給水トレイ28Aが
給水タンク18のキャップ22に対応して形成され、こ
の給水トレイ28A内にキャップ22が挿入される。即
ち、給水タンク18は、キャップ22を給水トレイ28
A側へ向けた状態で給水部12Bに収納される。
【0024】給水トレイ28Aには、その略中央に上方
に向かう突部28Bが突設されている。そして、給水タ
ンク18が給水部12Bに収納されると、バルブ24が
突部28Bに当接し押し上げられ開放される。即ち、バ
ルブ24は、給水タンク18が昇降することにより開閉
する。
【0025】給水トレイ28Aの基準水位は、キャップ
22の下面と同一位置とされる。そして、給水トレイ2
8A内の水位が基準水位にある場合には、給水タンク1
8が気密状態とされていることから、給水タンク18内
の水が給水タンク18内の水面上の空気層の静圧により
バルブ24から流出しない。
【0026】一方、給水トレイ28A内の水位が基準水
位よりも下がると、空気がバルブ24を通して給水タン
ク18内へ侵入するので、侵入した空気量に対応する水
量の水が給水タンク18から給水トレイ28Aへと流出
する。これにより、給水タンク18内の水が給水トレイ
28Aへ給水され、給水トレイ28Aの水が一定量以下
にならないようになっている。
【0027】蒸発部12Cには、そのスチーム室26の
下部にカップ状の蒸発トレイ30が配置されている。蒸
発トレイ30の開口部30Aはスチーム室26内に連通
していると共に、蒸発トレイ30と給水トレイ28Aと
の底部はパイプ32で連結されている。そして、給水ト
レイ28A内の水は、パイプ32を介して蒸発トレイ3
0に供給されるようになっている。
【0028】蒸発トレイ30の下側には加熱手段の一部
を構成するヒータ40が配置されており、このヒータ4
0により蒸発トレイ30内の水が加熱され蒸発する。ヒ
ータ40は判断手段としてのマイクロコンピュータ(以
下、単に「マイコン」という)41に接続されており、
マイコン41の制御信号に基づきヒータ40に供給され
る電源がオンまたはオフされる。
【0029】スチーム室26の上部中央には、上下方向
に伸びる円筒状のスチームダクト42が設けられてい
る。なお、スチームダクト42の上端開口42Aは、閉
止状態の蓋体14から突出するように構成されている。
また、蒸発部12Cには図示しない送気部が隣接して配
置されており、送気部は送気ファンと,この送気ファン
からの空気をスチーム室26に供給する送気管とを備え
る。
【0030】即ち、送気管はスチーム室26に連通され
ており、送気ファンからの空気が送気管を通してスチー
ム室26に供給される。そして、スチーム室26内で霧
散トレイ30から蒸発する水蒸気と,送気ファンから供
給される空気とが攪拌混合され、水蒸気を含む空気がス
チームダクト42の上端開口42Aから装置本体12の
外部へ放出される。
【0031】パイプ32の略中間には上下方向に沿う筒
状のフロート部34が連続して一体形成されており、こ
のフロート部34の上方は開放されている。本実施形態
では、バルブ24を介して給水トレイ28A,蒸発トレ
イ30,及びフロート部34が連通しているので、給水
タンク18から給水される給水トレイ28A,蒸発トレ
イ30,及びフロート部34の水の水位は同じになる。
なお、フロート部34の上端は、蒸発トレイ30の開口
部30Aよりも上方に位置している。
【0032】図2に示すように、フロート部34の側壁
36には、その内面36AにL字状に折曲げ形成された
ブラケット38が図示しない締結手段(ネジ等)で固定
されている。ブラケット38上には、検出手段としての
フロートセンサ44が複数本(本実施形態では2本)の
ネジ39で固定されている。このフロートセンサ44
は、磁気センサとして構成されている。以下、フロート
センサ44の構成を詳細する。
【0033】フロートセンサ44は、円柱状のガイド杆
46と,このガイド杆46に挿通されるドーナッツ状の
浮きとしてのフロート48とを備える。即ち、フロート
48は、ガイド杆46に沿ってスライドするように配置
されており、そのため水位の変化に応じて移動する。
【0034】図3に示すように、フロート48には、そ
の内周面側にリング状のマグネット54が嵌め込まれて
いる。また、ガイド杆46の上部及び下部にはリードス
イッチ56及び58がそれぞれ配置されており、リード
スイッチ56は給水タンク18から給水トレイ28Aへ
流出する水の水位が規定の上限水位以上であること(即
ち、オーバフロー)を検出するもので、リードスイッチ
58は上記水の水位が規定の下限水位以下であること
(即ち、空焚き)を検出するものである。
【0035】リードスイッチ56及び58には図示しな
いリード線がそれぞれ接続されており、これらのリード
線は図1に示すマイコン41に接続されている。そし
て、リードスイッチ56または58の検出信号(オンま
たはオフの信号)は、マイコン41に供給され、水位が
検出される。
【0036】即ち、図3の2点鎖線に示すように、フロ
ート48がガイド杆46の上部に位置する場合には、マ
グネット54がリードスイッチ56に対向し、そのため
リードスイッチ56がオフからオンとなる。従って、マ
イコン41は、フロート48がガイド杆46の上部に位
置し、給水トレイ28A(蒸発トレイ30及びフロート
部34を含む)の水位が上限水位以上であることを検出
する。
【0037】一方、図3の1点鎖線に示すように、フロ
ート48がガイド杆46の下部に位置する場合には、マ
グネット54がリードスイッチ58に対向し、そのため
リードスイッチ58がオフからオンとなる。従って、マ
イコン41は、フロート48がガイド杆46の下部に位
置し、給水トレイ28Aの水位が下限水位以下であるこ
とを検出する。なお、ガイド杆46には、その上下端に
フロート48の抜け止め用のストッパ50,52がそれ
ぞれ配置されている。
【0038】加湿装置10には空焚きまたはオーバフロ
ーの際に作動する図示しないブサー,ランプ等の警告装
置が配置されており、この警告装置はマイコン41が上
記下限水位または上限水位であると判断すると作動する
ようになっている。また、マイコン41は、上記下限水
位または上限水位であると判断した場合に、ヒータ40
に対する通電を強制的に停止(オフ)させるように設定
されている。即ち、マイコン41は、リードスイッチ5
6または58の検出信号に基づき、ヒータ40に対する
回路を開放させる制御信号をヒータ40の図示しない制
御装置に供給する。
【0039】本発明の請求項3に記載のフロートセンサ
は、上記フロートセンサ44に限定されるものではな
く、例えばフロート部34に円盤状のフロートを浮かべ
ると共に上記上限水位の位置(上限位置)及び下限水位
の位置(下限位置)に光センサをそれぞれ設けるように
してもよい。そして、フロートが上限位置または下限位
置に位置した場合に、それぞれ対応する光センサの検出
信号(オンまたはオフの信号)が切換わり、これにより
水位が検出される。
【0040】また、他の例としては、例えばフロート部
34内に立設されるガイド杆を、円柱状の棒体と,この
棒体を包む縦長に2分割された一対の炭素系極板とで構
成する。炭素系極板間に電源及び計測器としての電流計
等を接続する。ドーナッツ状のフロートには、その内周
面に接触片を設ける。この接触片が炭素系極板に接触す
るようにフロートをガイド杆に挿通し、接触片が炭素系
極板を導通させるようになっている。
【0041】そして、水面に浮くフロートの位置によ
り、炭素系極板による抵抗値が異なるため、抵抗の変化
による電流変化値によって水面が検出できる。即ち、こ
の場合には、給水タンク18内から給水トレイ28Aへ
流出する水の水位が随時検出でき、上記上限水位または
下限水位も検出できる。
【0042】さらに、本実施形態では、フロート48が
基準水位に位置することを検出できるようにしても良
い。具体的には、ガイド杆46の基準水位に対応する位
置にリードスイッチを設ける。この場合は、基準水位に
位置するフロート48を検出できるので、正常な状態で
作動していることを確認できる。
【0043】なお、上述した検出手段はフロートセンサ
のものであるが、本発明の検出手段は上記上限水位また
は下限水位が検出できればフロートセンサの他に例えば
超音波センサ,圧力センサ等を用いて水位を検出できる
ようにしても良い。また、本実施形態ではフロートセン
サ44をフロート部34に設けた例であるが、フロート
センサは給水トレイ28A内に配置させても良い。
【0044】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0045】図1に示すように、水が貯えられた給水タ
ンク18が装置本体12の給水部12Bに収納され、か
つバルブ24が開放された状態では、給水トレイ28A
内の水位は基準水位に保たれる。また、給水タンク18
から給水された水は、パイプ32を介して蒸発トレイ3
0内及びフロート部34内に給水される。
【0046】加湿装置10が運転されると、蒸発トレイ
30内の水はヒータ40で加熱され水蒸気となると共
に、この水蒸気はスチーム室26内で図示しない送気フ
ァンから供給される空気と攪拌混合される。そして、水
蒸気を含む空気は、スチームダクト42の上端開口42
Aから装置本体12の外部へ放出される。これにより、
室内の湿度は、上昇する。
【0047】なお、図1に示す状態ではバルブ24等の
作用により給水トレイ28A内の水位が略基準水位に保
たれるので、図2及び図3の実線に示すように、フロー
ト48がガイド杆46の略中間に(即ち、リードスイッ
チ56及び58に対向しない位置に)位置している。従
って、図1に示すマイコン41は、蒸発トレイ30内の
水位が上記下限水位以下または上限水位以上でないこと
を判断する。
【0048】図4に示すように、給水タンク18内の水
が無くなり、給水トレイ28A内の水位が下限水位以下
になると、図3の1点鎖線に示すように、フロート48
が下降しリードスイッチ58に対向する。そのため、リ
ードスイッチ58がオフからオンとなるので、マイコン
41は給水トレイ28Aの水位が下限水位であることを
検出する。
【0049】そして、マイコン41は、リードスイッチ
58の検出信号に基づき、制御信号をヒータ40の図示
しない制御装置に供給しヒータ40に対する回路を開放
させる。従って、ヒータ40に対する通電が強制的に停
止されると共に、図示しないブサー,ランプ等の警告装
置が作動する。そのため、ユーザは、給水時期を把握で
き、給水タンク18内に水を入れる。
【0050】なお、蒸発トレイ30内の水位が上記下限
水位以下になる例としては、例えばパイプ32内にゴミ
等が詰まる場合等が考えられる。そして、この場合に
は、フロート部34が蒸発トレイ30の下流側に位置す
れば確実に上記下限水位以下になったことが検出でき
る。
【0051】一方、図5に示すように、キャップ口18
Aに対するキャップ20のねじ込む不良の場合には、給
水タンク18が気密状態でなくなるので、給水タンク1
8内における空気層の静圧が利用できなくなる。そのた
め、給水トレイ28Aの水位が上限水位以上となり、水
が給水トレイ28Aから溢れオーバフローとなる。即
ち、図3の2点鎖線に示すように、フロート48が上降
しリードスイッチ56に対向する。そのため、リードス
イッチ56がオフからオンとなるので、マイコン41は
給水トレイ28Aの水位が上限水位以上であることを検
出する。
【0052】そして、マイコン41は、リードスイッチ
56の検出信号に基づき、制御信号をヒータ40の図示
しない制御装置に供給しヒータ40に対する回路を開放
させる。即ち、本実施形態によれば、ヒータ40に対す
る通電が強制的に停止されるので、漏電等が回避され
る。なお、本実施形態においては、リードスイッチ56
の検出信号に基づき、図示しないブサー,ランプ等の警
告装置が作動する。
【0053】また、本実施形態においては、ユーザは給
水タンク18を装置本体12から取出し、給水トレイ2
8A等から溢れ出た水を早期段階で拭き取ることができ
る。そのため、本実施形態によれば、配線等が完全に濡
れない早期段階で水を拭き取ることができるので、配線
等の修理が不要になる。なお、給水トレイ28A内の水
位が上記上限水位以下になる例としては、例えば加湿装
置10を傾けたことによりバルブ24から大量の空気が
給水タンク18内に入る場合や,給水タンクの一部が割
れた場合等がある。
【0054】従って、本実施形態においては、フロート
センサ44が給水トレイ28Aから蒸発トレイ30へ給
水される水の上限水位以上または下限水位以下を検出で
きるので、空焚きまたはオーバフローの両者が早期段階
で検出できる。
【0055】なお、本実施形態の加湿装置10では給水
タンク18が装置本体12に対し着脱可能に配置される
ものであるが、給水タンクは装置本体に取り外しできな
いように構成されているものであっても良い。また、本
実施形態の加湿装置10は持運び用の例であるが、本発
明の加湿装置はそなえ付タイプのものであっても良い。
さらに、本実施形態の霧散手段はヒータ40を設けた蒸
発式のものであるが、本発明の霧散手段は超音波式のも
のや,蒸発式と超音波式とを併用したものであっても、
同様に適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
出手段が給水手段から霧散手段へ給水される水の上限水
位以上または下限水位以下を検出するので、早期段階で
空焚きまたはオーバフローの両者がそれぞれ検出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る加湿装置の概略した
断面図である。
【図2】図1に示すフロートセンサの要部を示す斜視図
である。
【図3】図2に示すフロートセンサのフロートを断面に
した側面図である。
【図4】図1に示す加湿装置の水位が下限水位になった
状態を示す断面図である。
【図5】図1に示す加湿装置の水位が上限水位になった
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 加湿装置 12 装置本体 12B 給水部(給水手段) 12C 蒸発部(霧散手段) 18 給水タンク(給水手段) 26 スチーム室(霧散手段) 28A 給水トレイ(給水手段) 30 蒸発トレイ(霧散手段) 34 フロート部(検出手段) 40 ヒータ(加熱手段) 44 フロートセンサ(検出手段) 48 フロート(検出手段) 54 マグネット(検出手段) 56,58 リードスイッチ(検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を給水する給水手段と、 前記給水手段から給水される水を霧散させる霧散手段
    と、 前記給水手段から前記霧散手段へ給水される水の水位を
    検出する検出手段とを有し、 前記検出手段が、前記水の水位を検出することにより前
    記水位が規定の上限水位以上及び前記水位が規定の下限
    水位以下を検出することを特徴とする加湿装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段が、少なくとも前記上限水
    位及び前記下限水位の2つの水位を検出することを特徴
    とする請求項1記載の加湿装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段を、フロートセンサとする
    ことを特徴とする請求項1または2記載の加湿装置。
  4. 【請求項4】 前記上限水位または前記下限水位を検出
    した前記検出手段の検出結果に基づき、前記霧散手段に
    配置される加熱手段の加熱処理を強制的に停止させるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    加湿装置。
  5. 【請求項5】 前記上限水位または前記下限水位を検出
    した前記検出手段の検出結果に基づき、音または表示若
    しくはその両方で警告させることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の加湿装置。
  6. 【請求項6】 前記霧散手段が、蒸発式または超音波式
    若しくはその両方であることを特徴とする請求項1乃至
    5のいずれか1項に記載の加湿装置。
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