JP2008070137A - 荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器 - Google Patents

荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で液体タンク内の液量を正確に検出できる荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器を提供する。
【解決手段】給水タンク30と、給水タンク30を回動自在に支持する接続部31(支点部)と、給水タンク30による回動荷重を検出する重量センサ36とを備える。給水タンク用収納部37のアーム103により給水タンク30の後端側を吊下げて、アーム103を介して重量センサ36により回動荷重を検出する。
【選択図】図6

Description

この発明は、荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器に関する。
従来、荷重検出装置の一種としては、タンク収納室とそのタンク収納室に収納されるカセットタンクとを備え、タンク収納室の底面に設けた重量センサにより収納されたカセットタンク内の水の有無を検出するものがある(例えば、特開平5−293046号公報(特許文献1)参照)。
ところで、上記液体タンクを有する機器では、重量センサにより収納されたカセットタンク内の水の有無を検出するだけであるため、カセットタンク内の水量を正確に検出できないという問題がある。
また、上記液体タンクを有する機器では、タンク収納室の底面に重量センサを設けているため、カセットタンク内の水が漏れたときに、重量センサやその周辺の検出回路が濡れて故障の原因となるという問題がある。
特開平5−293046号公報
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で液体タンク内の液量を正確に検出できる荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の荷重検出装置は、
液体タンクと、
上記液体タンクを回動自在に支持する支持部と、
上記液体タンクによる回動荷重を検出する検出部と
を備えたことを特徴とする。
ここで、回動荷重とは、液体タンクを支持部により回動自在に支持した状態で、液体タンクが自重により回動しようとする位置に配置されているとき、その液体タンクが回動しようとするときに生じる力のことをいう。
上記構成の荷重検出装置によれば、例えば、液体タンクの前端側を支持部で回動自在に支持し、液体タンクを水平よりも持ち上げるように、液体タンクの後端部を吊り下げることによって、液体タンクが回動しようとするときに、後端部に生じる荷重を回動荷重として、検出部(重量センサ等)が検知する。したがって、簡単な構成で液体タンク内の液量を正確に検出できる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記検出部は、上記液体タンクを吊り下げることにより上記回動荷重を検出する。
上記実施形態によれば、上記検出部が回動荷重を検出するときに液体タンクを吊り下げるので、検出部に用いる重量センサ等を液体タンクの底面よりも上部に配設しやすくなり、液体タンクから液漏れがあっても、検出部の重量センサ等に液体が達しにくい。
また、一実施形態の荷重検出装置では、
上記支持部は、上記液体タンクの一端側を回動自在に支持し、
上記検出部は、上記一端側とは異なる他端側に生じる回動荷重を検出する。
上記実施形態によれば、上記液体タンクの一端側を検出部が回動自在に支持し、液体タンクの他端側で回動荷重を検出することで、液体タンクの回動荷重を検出する検出ポイントと支持部との間の距離を長くとることができるので、荷重検出の分解能が高くなり、正確な液量を検知できる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記液体タンクは、水平方向から挿入される。
上記実施形態によれば、上記液体タンクを水平方向から挿入することによって、液体タンクを入れやすくできる。ここで、水平方向とは、厳密に水平のみを意味するものではなく、多少の誤差や水平寄りの斜め方向も含むものとする。
また、一実施形態の荷重検出装置では、
上記液体タンクの上記一端側は、上記液体タンクの挿入方向の前端側あり、
上記液体タンクの上記他端側は、上記液体タンクの挿入方向の後端側である。
上記実施形態によれば、液体タンクを水平方向から挿入する場合、回動自在に支持される液体タンクの上記一端側を挿入方向の前端側とすることによって、液体タンクを回動自在に支持しやすくできる。特に、上記液体タンクの一端側の支持部がジョイント部と兼用している場合に有効である。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記液体タンクを挿入したときに、上記検出部により上記他端側が吊り下げられる。
上記実施形態によれば、上記液体タンクを挿入するだけで、上記検出部により液体タンクの他端側が吊り下げられるので、使用勝手が向上する。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記液体タンクが上記検出部により吊り下げられて上記支持部により回動自在に支持されるように、上記液体タンクを案内する案内部を備える。
上記実施形態によれば、上記案内部により液体タンクを案内して、液体タンクを検出部により吊り下げて支持部により回動自在に支持するので、液体タンクを装着しやすくできる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、
上記案内部は、
上記液体タンクの上記他端側を上記検出部に案内する第1案内部と、
上記液体タンクの上記他端側が上記検出部により吊下げられるように、上記液体タンクを案内する第2案内部と
を有する。
上記実施形態によれば、上記案内部の第1案内部により液体タンクの他端側を上記検出部に案内すると共に、上記案内部の第2案内部により液体タンクを案内して。液体タンクの他端側が検出部により吊り下げられるようにするので、液体タンクを装着しやすくできる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記第1案内部は、上記第2案内部よりも高い位置で上記液体タンクを案内する。
上記実施形態によれば、上記第2案内部よりも高い位置の第1案内部により液体タンクを案内するので、第1案内部により液体タンクの他端側を検出部に案内した後、第1案内部よりも低い第2案内部によって液体タンクの他端側を下げることにより、液体タンクの他端側が検出部により吊り下げるようにすることが可能となる。したがって、簡単な構成で液体タンクの他端側を検出部に案内して吊り下げることができ、液体タンクを装着しやすくできる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、
上記案内部は、
少なくとも上記液体タンクが挿入されるときに、上記液体タンクの上下方向へのブレを低減する第3案内部を有する。
上記実施形態によれば、液体タンクの挿入時に、案内部の第3案内部により上下方向へのずれを生じにくくすることで、液体タンクをより装着しやすくできる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、
上記液体タンクに、上記液体タンク内の液体を外部に供給するためのジョイント部を設け、
上記ジョイント部は、上記支持部を兼ねている。
上記実施形態によれば、上記液体タンクのジョイント部が支持部を兼ねることによって、ジョイント部と支持部が分離している場合よりも、機器本体との連結箇所が減少するため、連結失敗が起こりにくくなる。また、上記支持部を兼用することで、ジョイント部の動く範囲を小さくすることができる。
また、一実施形態の荷重検出装置では、上記液体タンクの底部よりも上に上記検出部を設けた。
上記実施形態によれば、上記液体タンクの底部よりも上に上記検出部を設けることによって、検出部に用いられる重量センサ等が液体に濡れなくなり、検出部の故障を防止できる。
また、この発明の加熱調理器は、
上記のいずれか1つの荷重検出装置を備え、
上記液体タンクが蒸気発生装置に水を供給する水タンクであることを特徴とする。
上記構成によれば、正確な水量検知のできる加熱調理器を提供できる。
以上より明らかなように、この発明の荷重検出装置によれば、簡単な構成で液体タンク内の液量を正確に検出できる荷重検出装置を実現することができる。
また、この発明の加熱調理器によれば、簡単な構成で給水タンク内の水量を正確に検出できる加熱調理器を実現することができる。
以下、この発明の荷重検出装置およびそれを用いた加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の荷重検出装置を用いた加熱調理器の外観斜視図を示している。この加熱調理器1は、直方体形状の本体ケーシング10の正面に、下端側の辺を略中心に回動する扉12を設けている。扉12の右側に操作パネル11を設け、扉12の上部にハンドル13を設けると共に、扉12の略中央に耐熱ガラス製の窓14を設けている。
また、図2は加熱調理器1の扉12を開いた状態の外観斜視図を示しており、本体ケーシング10内に直方体形状の調理室20が設けられている。調理室20は、扉12に面する正面側に開口部20aを有し、調理室20の側面,底面および天面をステンレス鋼板で形成している。また、扉12は、調理室20に面する側をステンレス鋼板で形成している。調理室20の周囲および扉12の内側に断熱材(図示せず)を配置して、調理室20内と外部とを断熱している。
また、調理室20内に、調理室20の底面から所定の間隔をあけてステンレス製の受皿21が置かれ、受皿21上に被加熱物を載置するためのステンレス鋼線製のラック22が置かれている。なお、扉12を開いた状態で、扉12の上面側は略水平となって、被加熱物を取り出すときに一旦扉12の上面に置くことができる。
さらに、本体ケーシング10の調理室20の右側に、液体タンクの一例としての給水タンク30を収納するための液体タンク保持部の一例としての給水タンク用収納部37を設けている。給水タンク30は、前面側から後面側に向かって給水タンク用収納部37内に水平方向に挿入される。
図3は、加熱調理器1の基本構成を示す概略構成図である。図3に示すように、この加熱調理器1は、調理室20と、蒸気用の水を貯める給水タンク30と、給水タンク30から供給された水を蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生装置40と、蒸気発生装置40からの蒸気を加熱する蒸気昇温装置50と、蒸気発生装置40や蒸気昇温装置50等の動作を制御する制御装置80とを備えている。調理室20の左右の側壁に設けられた受け棚95により受皿21が支持されている。調理室20内の受皿21上には格子状のラック22が載置され、そのラック22の略中央に被加熱物90が置かれる。そうして、被加熱物90は、調理室20の底面から間隔をあけた状態で調理室20内に収容されている。
また、給水タンク30の下側に設けられたジョイント部30aは、接続部31の一端に設けられた受入口31aに接続可能になっている。そして、接続部31に第1給水パイプ32の一端が接続され、第1給水パイプ32の他端にポンプ33の吸込側が接続されている。また、そのポンプ33の吐出側に第2給水パイプ34の一端が接続され、第2給水パイプ34の他端が蒸気発生装置40に接続されている。
また、蒸気発生装置40は、第2給水パイプ34の他端が接続された蒸発容器41と、蒸発容器41内に配置された螺旋形状の蒸気発生ヒータ42と、蒸発容器41内に配置された水位センサ43とを有している。また、蒸発容器41の底部に排水パイプ71の一端が接続され、排水パイプ71の他端が給水タンク30の上側に接続されている。この排水パイプ71の蒸発容器41近傍に排水バルブ70を配設している。
また、調理室20の側面上部に設けられた吸込口25の外側には、ファンケーシング26を配置している。そして、ファンケーシング26に設置された送風ファン28によって、調理室20内の蒸気は、吸込口25から吸い込まれて、第2蒸気供給パイプ61を介して蒸気昇温装置50に供給される。また、蒸気発生装置40で発生した蒸気は、送風ファン28により第1蒸気供給パイプ35を介して吸い込まれて、調理室20内から吸い込まれた蒸気と合流し、第2蒸気供給パイプ61を介して蒸気昇温装置50に供給される。
上記ファンケーシング26,第2蒸気供給パイプ61および蒸気昇温装置50で外部循環経路を形成している。また、調理室20の側面の下側に設けられた放出口27には放出通路64の一端が接続され、放出通路64の他端には第1排気口65を設けている。さらに、循環経路を形成する第2蒸気供給パイプ61には、排気通路62の一端が接続され、排気通路62の他端には第2排気口63を設けている。また、第2蒸気供給パイプ61と排気通路62との接続点に、排気通路62を開閉するダンパ68を配置している。
また、蒸気昇温装置50は、調理室20の天井側であって且つ略中央に、開口を下側にして配置された皿型ケース51と、この皿型ケース51内に配置された蒸気加熱ヒータ52とを有している。皿形ケース51の底面は、調理室20の天井面に設けられた金属製の凸部100で形成されている。
また、調理室20の下側に、マイクロ波を発生するマグネトロン92と、そのマグネトロン92からのマイクロ波を調理室20に導く導波管93と、導波管93により導かれたマイクロ波を撹拌する回転アンテナ94を配置している。このマグネトロン92から発生するマイクロ波は、導波管93,回転アンテナ94を介して調理室20の被加熱物90に照射される。回転アンテナ94によりマイクロ波は撹拌されて被加熱物90に照射される。この回転アンテナ94は、回転駆動手段(図示せず)により駆動される。蒸気を用いない調理において、このマイクロ波を用いた調理が行われる。
次に、図4に示す加熱調理器1の制御ブロックについて説明する。
図4に示すように、制御装置80には、送風ファン28と、蒸気加熱ヒータ52と、ダンパ68と、蒸気発生ヒータ42と、操作パネル11と、重量センサ36と、水位センサ43と、調理室20(図3に示す)内の温度を検出する調理室用温度センサ81と、調理室20内の湿度を検出する調理室用湿度センサ82と、ポンプ33と、マグネトロン92と、回転アンテナ94を駆動する回転駆動手段(図示せず)が接続されている。
上記制御装置80は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、重量センサ36,温度センサ43,調理室用温度センサ81および調理室用湿度センサ82からの検出信号に基づいて、送風ファン28,蒸気加熱ヒータ52,ダンパ68,蒸気発生ヒータ42,蒸気発生ヒータ42,操作パネル11,ポンプ33,マグネトロン92および回転駆動手段(図示せず)を所定のプログラムに従って制御する。なお、制御装置80は、重量センサ36により検出された給水タンク30の荷重の一部に基づいて、給水タンク30の水量を算出する液量算出部の一例としての水量算出部80aを有する。
図5(A)は上記加熱調理器の給水タンク用収納部37の側面図を示しており、図5(B)は給水タンク用収納部37の後面図を示している。
図5(A),(B)に示すように、直方体形状の箱体である給水タンク用収納部37の前面側(図5(A)の左側)に、給水タンク30の挿入口となる開口部37aを設けている。また、給水タンク用収納部37の後端側(図5(A)の右側)かつ下側に接続部31を設け、その接続部31に第1給水パイプ32の一端を接続している。給水タンク用収納部37の後端側(図5(A)の右側)かつ接続部31の上側に、第1給水パイプ32の他端に一端が接続されたポンプ33を配置している。ポンプ33の他端に第2給水パイプ33の一端を接続している。また、給水タンク用収納部37の上面側に、重量センサ36を含む基部101を取り付けている。
また、図6は図5(B)のVI−VI線から見た縦断面図を示している。図6では、給水タンク30が給水タンク用収納部37に装着された状態を示す。
図6に示すように、装着された給水タンク30の装着方向の前端側(図6の右側)のジョイント部30aが、給水タンク用収納部37の接続部31に接続されている。この接続部31は、給水タンク用収納部37に弾性部材を介して取り付けられており、給水タンク30の前端側を回動自在に支持する支持部を兼ねている。
上記給水タンク用収納部37上に基部101を取り付け、その基部101上に設けられた支持部材102に、前面側(図6の左側)に向かって略水平に延びる作用部の一例としてのアーム103の一端が揺動自在に支持されている。このアーム103の他端側に、アーム103の他端から斜め前方下側に向かって延びる屈曲部104と、その屈曲部104の先端に前面側に向かって略水平に延びる係止爪105とを設けている。
また、給水タンク用収納部37内の底部の開口部37a側、かつ、受入口31aから開口部37aまでの区間の略1/3の区間にガイド部111を設け、残りの区間にガイド部111よりも低い第2案内部の一例としての凹部110を設けている。このガイド部111の凹部110近傍に第1案内部(および液体タンク持ち上げ部)の一例としての凸部112を設けている。
また、給水タンク30の底部に、互いに所定の間隔をあけて略平行な2本のリブ201を設けている。この給水タンク30のリブ201は、給水タンク30が装着された状態では、給水タンク用収納部37内の凹部110上に浮いた状態となっている。また、給水タンク30の上側かつ前面側に、穴202aを有する係止部202を設けている。
上記給水タンク30の係止部202の穴202aに、給水タンク用収納部37のアーム103の係止爪105が係合し、アーム103により給水タンク30の後端側(図6では左側)を吊り下げている。
上記給水タンク30と接続部31と重量センサ36および給水タンク用収納部37で荷重検出装置で構成している。また、上記重量センサ36とアーム103で検出部を構成している。
図7は図5(B)のVI−VI線から見た給水タンク用収納部37の縦断面図を示している。また、図8(A)は上記加熱調理器の給水タンク30の側面図を示しており、図8(B)は給水タンク30の後面図(給水タンク30の装着方向の前端側の面)を示している。
図9は図8(B)のIX−IX線から見た給水タンク用収納部37の縦断面図を示している。
図9に示すように、給水タンク30は、上側を覆うタンクカバー210を有し、そのタンクカバー210の前端側(図9の右側)に凹部210aを設けている。そのタンクカバー210の凹部210aの底にフィルタ部211を配置している。このフィルタ部211は、図5(A)に示す排水パイプ71,排水パイプ接続部100を介して流入する排水中の異物を除去し、フィルタ部211を通過した排水は、給水タンク30内に流入する。
図10は図5(B)のVI−VI線から見た装着途中の給水タンク30と給水タンク用収納部37の縦断面図を示している。
図10に示すように、給水タンク30の装着途中では、給水タンク用収納部37の底部の凸部112の先端と給水タンク30の底部のリブ201が接して、給水タンク30全体が傾いて後端側(図10の左側)が持ち上がった状態になる。また、給水タンク30の前端側の上部は、給水タンク用収納部37内の天井面に設けられた第3案内部の一例としての凸部113により、下側に押し下げられる。このように、給水タンク30の後端側が凸部112により持ち上がり、給水タンク30の前端側が凸部113により押し下げられることにより、給水タンク30の挿入時における上下方向のブレが少なくなり、アーム103の係止爪105を係止部202の穴202aに確実に挿入することができる。
このようにして、給水タンク30が持ち上げられた状態でアーム103の係止爪105が係止部202の穴202aに挿入され、さらに、所定区間を越えて給水タンク30が装着方向に移動すると、図6に示すように、給水タンク30が持ち上げられなくなってアーム103の係止爪105が係止部202の穴202aに係合して、アーム103により給水タンク30の後端側が吊り下げられる。そうして、接続部31(支持部)により前端側が回動自在に支持された給水タンク30の後端側をアーム103により吊り下げることによって、給水タンク30の荷重の一部をアーム103を介して重量センサ36の検出面に伝える。
ここで、所定区間とは、給水タンク30を給水タンク用収納部37内に装着するために側方から装着方向に移動させるときに、給水タンク用収納部37の凸部112の先端と給水タンク30の底部のリブ201が接する区間のことを示す。
図11A,図11B,図11Cは上記挿入動作を説明するための模式図を示しており、図11Aに示すように、給水タンク30の前端側が、給水タンク用収納部37の開口部37aから中間位置まで挿入された状態では、給水タンク30の前端側の上部は、給水タンク用収納部37内の天井面に設けられた凸部113(第3案内部の一例)に接していない。よって、給水タンク30の後端側は、上下方向にブレやすい状態にある。その一方で給水タンク30の底部が、給水タンク用収納部37の底部の凸部112により持ち上げられて、給水タンク30全体が前端側に向かって低い傾斜状態となる。
図11Aに示す状態からさらに給水タンク30を給水タンク用収納部37内に挿入すると、図11Bに示すように、給水タンク30の前端側の上部が、給水タンク用収納部37の凸部113に接して、給水タンク30の前端側が下側に押し上げられる。これにより、給水タンク30の後端側は、上下方向へブレにくい状態になる。そして、給水タンク30の下側のジョイント部30aが接続部31に近づくと同時に、アーム103の係止爪105が係止部202の穴202aに挿入される。この時点では、給水タンク30の前端側の上部が、給水タンク用収納部37の凸部113に接している。
次に、図11Bに示す状態からさらに給水タンク30を給水タンク用収納部37内に挿入すると、給水タンク30のジョイント部30aが接続部31に接続されると共に、給水タンク30の後端側が、給水タンク用収納部37の凸部112により持ち上げられなくなって、給水タンク30全体がほぼ水平になる。この状態では、給水タンク30の前端側の上部は、給水タンク用収納部37の凸部113に接しない。そうして、アーム103により給水タンク30の後端側が吊り下げられ、給水タンク30はジョイント部30aを支点にして回動自在に支持される。
また、図12A,図12B,図12Cに示すように、凸部112に代えて、段差を持たせるようにしても、図11A,図11B,図11Cと同じような要領で給水タンク収納部37に給水タンク30を装着することができる。図12A,図12B,図12Cに示すように、給水タンク用収納部37内の底部115(第2案内部の一例)の開口部37a近傍に底部115よりも高い段部114(第1案内部の一例)を設けている。
図12Aに示すように、給水タンク30の前端側が、給水タンク用収納部37の開口部37aから中間位置まで挿入された状態では、給水タンク30の前端側の上部は、給水タンク用収納部37内の天井面に設けられた凸部113(第3案内部の一例)に接していない。よって、給水タンク30の後端側は、上下方向にブレやすい状態にある。その一方で給水タンク30の底部が、給水タンク用収納部37の底部に設けられた段部114により持ち上げられて、給水タンク30全体が前端側に向かって低い傾斜状態となる。
図12Aに示す状態からさらに給水タンク30を給水タンク用収納部37内に挿入すると、図11Bに示すように、給水タンク30の前端側の上部が、給水タンク用収納部37の凸部113に接して、給水タンク30の前端側が下側に押し上げられる。これにより、給水タンク30の後端側は、上下方向へブレにくい状態になる。そして、給水タンク30の下側のジョイント部30aが接続部31に近づくと同時に、アーム103の係止爪105が係止部202の穴202aに挿入される。この時点では、給水タンク30の前端側の上部が、給水タンク用収納部37の凸部113に接している。
次に、図12Cに示す状態からさらに給水タンク30を給水タンク用収納部37内に挿入すると、給水タンク30のジョイント部30aが接続部31に接続されると共に、給水タンク30の後端側が、給水タンク用収納部37の段部114により持ち上げられなくなって、給水タンク30全体がほぼ水平になる。この状態では、給水タンク30の前端側の上部は、給水タンク用収納部37の凸部113に接しない。そうして、アーム103により給水タンク30の後端側が吊り下げられ、給水タンク30はジョイント部30aを支点にして回動自在に支持される。
上記構成の加熱調理器1において、図1に示す操作パネル11中の電源スイッチ(図示せず)が押されて電源がオンし、操作パネル11の操作により加熱調理の運転を開始する。そうすると、まず、図3に示す制御装置80は、蒸気発生ヒータ42を通電し、ダンパ68により排気通路62を閉じた状態でポンプ33の運転を開始する。ポンプ33により給水タンク30から第1,第2給水パイプ32,33を介して蒸気発生装置40の蒸発容器41内に給水される。ここで、水位センサ43により検出された蒸発容器41内の水位に基づいて、蒸発容器41内に所定量の水が給水される。
そして、蒸発容器41内に溜まった所定量の水を蒸気発生ヒータ42により加熱する。
次に、蒸気発生ヒータ42の通電と同時に、送風ファン28をオンすると共に、蒸気昇温装置50の蒸気加熱ヒータ52を通電する。そうすると、送風ファン28は、調理室20内の空気(蒸気を含む)を吸込口25から吸い込み、第2蒸気供給パイプ61に空気(蒸気を含む)を送り出す。この送風ファン28に遠心ファンを用いることによって、プロペラファンに比べて高圧を発生させることができる。さらに、送風ファン28に用いる遠心ファンを直流モータで高速回転させることによって、循環気流の流速を極めて速くすることができる。
次に、蒸気発生装置40の蒸発容器41内の水が沸騰すると、飽和蒸気が発生し、発生した飽和蒸気は、第1蒸気供給パイプ35を介して送風ファン28により吸い込まれて、第2蒸気供給パイプ61を通る循環気流に合流する。循環気流に合流した蒸気は、第2蒸気供給パイプ61を介して高速で蒸気昇温装置50に流入する。
そして、蒸気発生装置40から蒸気昇温装置50に流入した蒸気は、蒸気加熱ヒータ52により加熱されて略300℃(調理内容により異なる)の過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、凸部100に設けられた複数の第1天井蒸気吹出穴101から調理室20内の下方に向かって噴出する。また、過熱蒸気の他の一部は、凸部100の傾斜面100bに設けられた第2天井蒸気吹出穴102から調理室20の左右の側面に設けられた熱媒体導引部91により案内されて、調理室20内の被加熱物90に下面側から過熱蒸気が供給される。
ここで、加熱室20内において、対流する蒸気は、順次吸込口25に吸い込まれて、循環経路を通って再び加熱室20内に戻るという循環を繰り返す。
このようにして加熱室20内で過熱蒸気の対流を形成することにより、加熱室20内の温度,湿度分布を均一に維持しつつ、蒸気昇温装置50からの過熱蒸気を天井蒸気吹出口55と側面蒸気吹出口24から噴出して、ラック22上に載置された被加熱物90に効率よく衝突させることが可能となる。そうして、過熱蒸気の衝突により被加熱物90を加熱する。このとき、被加熱物90の表面に接触した過熱蒸気は、被加熱物90の表面で結露するときに潜熱を放出することによっても被加熱物90を加熱する。これにより、過熱蒸気の大量の熱を確実にかつ速やかに被加熱物90全面に均等に与えることができる。したがって、むらがなく仕上がりよい加熱調理を実現することができる。また、過熱蒸気が充満した加熱室20内は、約1%程度の低酸素濃度状態になるので、被加熱物90の酸化を抑え、ビタミンC等が損なわれることがない。
また、上記加熱調理の運転において、時間が経過すると、調理室20内の蒸気量が増加し、量的に余剰となった分の蒸気は、放出口27から放出通路64を介して第1排気口65から外部に放出される。
調理終了後、制御装置80により操作パネル11に調理終了のメッセージを表示し、さらに操作パネル11に設けられたブザー(図示せず)により合図の音を鳴らす。それにより、調理終了を知った使用者が扉12を開けると、制御装置80は、扉12が開いたことをセンサ(図示せず)により検知して、排気通路62のダンパ68を瞬時に開く。それにより、循環経路の第2蒸気供給パイプ61が排気通路62を介して第2排気口63に連通し、調理室20内の蒸気は、送風ファン28により吸込口25,第2蒸気供給パイプ61および排気通路62を介して第2排気口63から排出される。このダンパ動作は、調理中に使用者が扉12を開いても同様である。これにより、使用者は、蒸気にさらされることなく、安全に被加熱物90を調理室20内から取り出すことができる。
上記構成の加熱調理器によれば、給水タンク30を給水タンク用収納部37に装着したとき、アーム103に設けられた係止爪105が給水タンク30の後端側に設けられた係止部202に係合することによって、アーム103により給水タンク30の後端側が吊り下げられる。このとき、給水タンク用収納部37に装着された給水タンク30は、接続部31(支持部)を支点として回動自在に支持される。これにより、給水タンク30の後端側が吊り下げるアーム103の係止爪105に、給水タンク30(内部の液体を含む)の荷重の一部が回転モーメントとして働き、その回転モーメントがアーム103を介して重量センサ36の検知面に伝わる。重量センサ36により検出される重量は、給水タンク30(内部の液体を含む)の荷重に略比例することになるので、重量センサ36により検出された重量に基づいて、水量算出部80aにより、給水タンク30内が空のときと比較することにより給水タンク30内の水量を算出することができる。
したがって、簡単な構成で給水タンク30内の水量を正確に検出することができる。また、重量センサ36が給水タンク30の底部よりも上側に配置されているので、給水タンク30の水漏れによる重量センサ等の故障を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、作用部としてのアーム103に係止爪105を設け、液体タンクとしての給水タンク30の後端側に係止部202を設けたが、液体タンクの後端側に係止爪を設け、作用部に係止部を設けてもよい。また、係止部は、穴だけでなく、溝や凹部などが形成されたものでもよい。
また、上記接続部31が支持部を兼ねているので、給水タンク30の装着方向の前端側に配置された接続部31と、アーム103により吊り下げられる給水タンク30の後端側との距離は、給水タンク30や給水タンク用収納部37が占める限られた空間内で最も長くなる。それによって、アーム103に働く力を小さくでき、アーム103およびその周辺部材の強度を必要以上に大きくすることがなく、構造を簡略化してコストを低減できる。
なお、上記実施の形態では、接続部31が支持部を兼ねたが、接続部の近傍に支持部が別に配置されていてもよい。例えば、軸部を給水タンク30の接続部近傍の両側面に設け、軸受けを給水タンク保持部に設けるなどである。
また、上記給水タンク30を給水タンク用収納部37に装着するとき、給水タンク30を側方から装着方向に移動させる所定区間において凸部112(液体タンク持ち上げ部)により給水タンク30が持ち上げられた状態で係止爪105が係止部202の穴202aに挿入される。さらに、上記所定区間を越えて給水タンク30を装着方向に移動させて、給水タンク30が凸部112により持ち上げられなくなり、係止爪105が係止部202に係合して、アーム103により給水タンク30の後端側が吊り下げられる。このように、給水タンク30を給水タンク用収納部37に側方から挿入することによって、給水タンク30が凸部112により一時的に持ち上げられて、係止爪105と係止部202との係合と給水タンク30の吊り下げとを同時にかつ簡単に行うことができる。また、給水タンク30の挿入時に第3案内部である凸部113により、給水タンク30の前端側を押し下げることによって、給水タンク30の上下方向のずれを生じにくくして、係止爪105が係止部202の穴202aに確実に挿入でき、給水タンク30をより装着しやすくできる。すなわち、水タンク30の後端側が上下方向にブレてしまうことで、アーム103の係止爪105が係止部202の穴202aに挿入しにくくなるという課題点も解決される。
また、開口部37aの大きさを、挿入される給水タンク30の外形に対してぎりぎりではなく、少なくとも上下方向に余裕を持たせた大きさとすることで、給水タンク30を開口部37aに挿入しやすくできるので、給水タンク30の装着をしやすくすることができる。
また、上記給水タンク30を案内する給水タンク用収納部37の底面に設けられた凸部112を液体タンク持ち上げ部として用いることによって、簡単な構成で給水タンク30を所定区間で持ち上げることができる。
また、上記重量センサ36により検出された重量は、給水タンク30と給水タンク30内の水の合計荷重に略比例するので、重量センサ36により検出された給水タンク30(内部の水を含む)の荷重の一部に基づいて、水量算出部80aにより給水タンク30内の水量を簡単に算出することができる。
また、上記実施の形態では、液体タンクを有する機器として加熱調理器1について説明したが、加熱調理器に限らず、他の液体タンクを有する機器にこの発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態では、給水タンク30を持ち上げる第1案内部(液体タンク持ち上げ部)として凸部112を用いたが、液体タンク持ち上げ部はこれに限らず、液体タンクを液体タンク保持部に装着するときに液体タンクを側方から装着方向に移動させる所定区間において液体タンクを持ち上げるものであれば、どのような機構を用いてもよい。
なお、上記実施の形態の他の形態として、図13(A),(B)に示すようなものであってもよい。
例えば、給水タンクの後端側上部に設けられた係止部にて、給水タンクを吊り下げるのではなく、給水タンクの底面から持ち上げるように吊り下げるようにしてもよい。図13(A),(B)では、給水タンク330の後端側の輪郭を囲うようにして吊り下げている。
図13(A)は給水タンク330が給水タンク用収納部337に装着された状態の側面図を示し、図13(B)は後面の模式図を示している。図13(A),(B)に示すように、給水タンクの模式用収納部337の前端側の上部に、後端側に延びるアーム335の一端を固定している。このアーム335の他端側に長方形状の枠体340の上部を固定している。この枠体340は、給水タンク用収納部337の開口部の内側に沿うように形成され、挿入された給水タンク330が枠体340内にも挿入される。さらに、給水タンク用収納部337の上側かつ後端側にアーム335を一点で支える重量センサ336を設けている。
そして、給水タンク用収納部337内に前端側から挿入された給水タンク330は、ジョイント部330aを支点にして枠体340により吊り下げられる。これにより、ジョイント部330aを支点とする給水タンク330の回動荷重は、作用部の一例としての枠体340とアーム335を介して重量センサ336に働く。
また、上記実施の形態の他の形態として、図14(A)〜(c)に示すように、給水タンク430が、横長のタイプのものであってもよい。
図14(A)は給水タンク430が給水タンク用収納部437に装着された状態の側面の模式図を示し、図14(B)は後面の模式図を示し、図14(C)はアーム435を上から見た模式図を示している。図14(A),(B)に示すように、給水タンク用収納部437の前端側の上部に、後端側に延びるアーム435の一端を固定している。このアーム435の他端側に、左右に延びる屈曲部435a,435bを設け、その屈曲部435a,435bの先端に作用部の一例としての係止部440を夫々設けている。さらに、給水タンク用収納部437の上側かつ後端側にアーム435を一点で支える重量センサ436を設けている。
そして、給水タンク用収納部437内に前端側から挿入された給水タンク430は、ジョイント部430aを支点にして係止部440に吊り下げられる。これにより、ジョイント部430aを支点とする給水タンク430の回動荷重は、作用部の一例としての係止部440とアーム435を介して重量センサ436に働く。
このように、給水タンク430が横長であるため、給水タンク430の両側面からやや中央よりで2箇所にて給水タンク430を吊り下げることが好ましい。このようにすれば、中心のみで吊り下げた場合、給水タンク30が吊り下げた部分を中心としたシーソーのような揺れが生じる可能性があるが、上述したような2箇所で吊り下げることにより、このような揺れが生じる可能性を低減することができる。
また、上記実施の形態では、給水タンク30を吊り下げる場合について説明してきたが、図15に示すように、重量センサを給水タンクの下に配設してもよい。ただし、この場合、給水タンクの下部に重量センサが配設されているため、給水タンクからこぼれたりした水により、重量センサが故障しないように、シールをするなどすることが好ましい。
図15(A)は給水タンク530が給水タンク用収納部537に装着された状態の側面図を示し、図15(B)は後面図を示している。図15(A),(B)に示すように、給水タンク用収納部537の開口部側の下部に、重量センサ536を配置している。この重量センサ536の上側に、重量センサ536により支えられる作用部の一例としての支持部540を設けている。さらに、上記支持部540は、給水タンク530の底部に接する平板部540aと、その平板部540aの左右の端から上方に延びる側板部540b,540cとを有する。
そして、給水タンク用収納部537内に前端側から挿入された給水タンク530は、ジョイント部530aを支点にして支持部540に支持される。これにより、ジョイント部530aを支点とする給水タンク530の回動荷重は、作用部の一例としての支持部540を介して重量センサ536に働く。
また、上記実施の形態では、給水タンク30,330,430,530を、水平方向に移動させて機器に装着する場合について説明を行ってきたが、例えば、機器の上部から垂直方向に移動させて、機器に装着する場合に用いてもよい。
また、液体タンクを有する機器としては、
液体タンクと、
上記液体タンクが側方から挿入され、上記液体タンクを着脱自在に保持する液体タンク保持部と、
上記液体タンク保持部に設けられ、上記液体タンク保持部に上記液体タンクが装着された状態で上記液体タンクの装着方向の前端側を回動自在に支持する支持部と、
上記液体タンクの底部よりも上側に配置され、上記液体タンクの荷重の一部を検出する重量センサと、
上記液体タンク保持部に設けられ、上記支持部により前端側が回動自在に支持された上記液体タンクの後端側を吊り下げることにより上記液体タンクの荷重の一部を上記重量センサの検出面に伝える作用部と
を備え、
上記液体タンク保持部への上記液体タンクの装着が完了したとき、上記作用部または上記液体タンクの後端側の一方に設けられた係止爪が、上記作用部または上記液体タンクの後端側の他方に設けられた係止部に係合することにより、上記作用部により上記液体タンクの後端側が吊り下げられることを特徴とするものでもよい。
上記構成の液体タンクを有する機器によれば、上記液体タンク保持部への液体タンクの装着が完了したとき、作用部または液体タンクの後端側の一方に設けられた係止爪が、作用部または液体タンクの後端側の他方に設けられた係止部に係合することにより、作用部により液体タンクの後端側が吊り下げられる。このとき、上記液体タンク保持部に装着された液体タンクは、支持部を支点として回動自在に支持される。これにより、上記液体タンクの後端側を吊り下げる作用部に、液体タンク(内部の液体を含む)の荷重の一部が回転モーメントとして働き、その回転モーメントが作用部を介して重量センサの検知面に伝わる。上記重量センサにより検出される重量は、液体タンク(内部の液体を含む)の荷重に略比例することになるので、重量センサにより検出された重量に基づいて、液体タンク内が空のときと比較することにより液体タンク内の液量に相当する重量を換算することが可能となる。したがって、簡単な構成で液体タンク内の液量を正確に検出できる。また、重量センサが液体タンクの底部よりも上側に配置されているので、液体タンクの液漏れによる重量センサ等の故障を防止できる。
また、上記液体タンクを有する機器において、
上記液体タンクの装着方向の前端側に設けられたジョイント部と、
上記液体タンクを上記液体タンク保持部に装着したときに、上記液体タンクの前端側の上記ジョイント部が接続される接続部と
を備え、
上記接続部の近傍に上記支持部が配置されているか、または、上記接続部が支持部を兼ねているものでもよい。
上記液体タンクを有する機器によれば、上記接続部の近傍に支持部が配置されているか、または、接続部が支持部を兼ねているので、液体タンクの装着方向の前端側に配置された支持部と、作用部により吊り下げられる液体タンクの後端側との距離は、液体タンクや液体タンク保持部が占める限られた空間内で最も長くなる。それによって、作用部に働く力を小さくでき、作用部の強度を必要以上に大きくすることがなく、構造を簡略化してコストを低減できる。
また、上記液体タンクを有する機器において、
上記液体タンクを上記液体タンク保持部に装着するとき、上記液体タンクを側方から装着方向に移動させる所定区間において上記液体タンクを持ち上げる液体タンク持ち上げ部を備え、
上記液体タンク持ち上げ部により上記液体タンクが持ち上げられた状態で上記係止爪が上記係止部に挿入され、さらに、上記所定区間を越えて上記液体タンクが装着方向に移動すると、上記液体タンクが上記液体タンク持ち上げ部により持ち上げられなくなって上記係止爪が上記係止部に係合して、上記作用部により上記液体タンクの後端側が吊り下げられるものでもよい。
上記液体タンクを有する機器によれば、上記液体タンクを液体タンク保持部に装着するとき、液体タンクを側方から装着方向に移動させる所定区間において液体タンク持ち上げ部により液体タンクを持ち上げる。このとき、上記液体タンクが持ち上げられた状態で係止爪が係止部に挿入される。そして、さらに、上記所定区間を越えて液体タンクを装着方向に移動させると、液体タンクが液体タンク持ち上げ部によって持ち上げられなくなる。そうして、上記係止爪が係止部に係合して、作用部により液体タンクの後端側が吊り下げられる。したがって、液体タンクを液体タンク保持部に側方から挿入することで、液体タンクが液体タンク持ち上げ部により一時的に持ち上げられて、係止爪と係止部との係合と液体タンクの吊り下げとを同時にかつ簡単に行うことができる。
また、上記液体タンクを有する機器において、上記液体タンク持ち上げ部は、上記液体タンクを案内する上記液体タンク保持部の底面に設けられた凸部であるものでもよい。
上記液体タンクを有する機器によれば、上記液体タンクを案内する液体タンク保持部の底面に設けられた凸部を液体タンク持ち上げ部として用いることによって、簡単な構成で液体タンクを所定区間で持ち上げることができる。
また、上記液体タンクを有する機器において、上記重量センサにより検出された上記液体タンクの荷重の一部に基づいて、上記液体タンク内の液量を算出する液量算出部を備えたものでもよい。
上記液体タンクを有する機器によれば、上記重量センサにより検出された重量は、液体タンクと液体タンク内の液体の合計荷重に略比例するので、重量センサにより検出された液体タンク(内部の液体を含む)の荷重の一部に基づいて、液量算出部は液体タンク内の液量に相当する重量を簡単に算出することができる。
また、加熱調理器としては、
上記のいずれか1つの液体タンクを有する機器であって、
上記液体タンクが蒸気発生装置に水を供給する給水タンクであることを特徴とするものでもよい。
上記構成の加熱調理器によれば、簡単な構成で給水タンク内の水量を正確に検出できると共に、給水タンクの水漏れによる重量センサ等の故障を防止できる。
図1はこの発明の一実施の形態の液体タンクを有する機器の一例としての加熱調理器の外観斜視図である。 図2は図1に示す加熱調理器の扉を開いた状態の外観斜視図である。 図3は図1に示す加熱調理器の概略構成図である。 図4は図1に示す加熱調理器の制御ブロック図である。 図5は上記加熱調理器の給水タンク用収納部の側面図と後面図である。 図6は図5のVI−VI線から見た給水タンクが装着された給水タンク用収納部の縦断面図である。 図7は図5のVI−VI線から見た給水タンク用収納部の縦断面図である。 図8は上記加熱調理器の給水タンクの側面図と後面図である。 図9は図8のIX−IX線から見た給水タンク用収納部の縦断面図である。 図10は図5のVI−VI線から見た装着途中の給水タンクと給水タンク用収納部の縦断面図である。 図11Aは給水タンクの挿入動作を説明するための模式図である。 図11Bは給水タンクの装着途中の状態を示す模式図である。 図11Cは給水タンクが装着された状態を示す模式図である。 図12Aは給水タンクの挿入動作を説明するための模式図である。 図12Bは給水タンクの装着途中の状態を示す模式図である。 図12Cは給水タンクが装着された状態を示す模式図である。 図13(A)は給水タンクが給水タンク用収納部に装着された状態の側面の模式図であり、図13(B)は後面の模式図である。 図14は図14(A)は給水タンクが給水タンク用収納部に装着された状態の側面を示す模式図であり、図14(B)は後面を示す模式図であり、図14(C)はアームを上から見た模式図である。 図15(A)は給水タンクが給水タンク用収納部に装着された状態の側面の模式図であり、図15(B)は後面の模式図である。
符号の説明
1…加熱調理器
10…本体ケーシング
11…操作パネル
12…扉
13…ハンドル
14…窓
20…調理室
21…受皿
22…ラック
25…吸込口
26…ファンケーシング
27…放出口
28…送風ファン
30…給水タンク
30a…ジョイント部
31…接続部
32…第1給水パイプ
34…第2給水パイプ
33…ポンプ
35…第1蒸気供給パイプ
36…重量センサ
37…給水タンク用収納部
40…蒸気発生装置
41…蒸発容器
41a…開口部
42…蒸気発生ヒータ
43…水位センサ
50…蒸気昇温装置
51…皿形ケース
52…蒸気加熱ヒータ
61…第2蒸気供給パイプ
62…排気通路
63…第2排気口
64…放出通路
65…第1排気口
68…ダンパ
70…排水バルブ
71…排水パイプ
80…制御装置
80a…水量算出部
81…調理室用温度センサ
82…調理室用湿度センサ
90…被加熱物
91…熱媒体導引部
92…マグネトロン
93…導波路
94…回転アンテナ
100…排水パイプ接続部
101…基部
102…支持部材
103…アーム
104…屈曲部
105…係止爪
110…凹部
111…ガイド部
112…凸部
113…凸部
114…段部
115…底部
201…リブ
202…係止部
202a…穴
210…タンクカバー
210a…凹部
211…フィルタ部
330…給水タンク
330a…ジョイント部
335…アーム
336…重量センサ
337…給水タンク用収納部
340…枠体
430…給水タンク
430a…ジョイント部
435…アーム
436…重量センサ
437…給水タンク用収納部
440…係止部
530…給水タンク
530a…ジョイント部
536…重量センサ
537…給水タンク用収納部
540…支持部

Claims (13)

  1. 液体タンクと、
    上記液体タンクを回動自在に支持する支持部と、
    上記液体タンクによる回動荷重を検出する検出部と
    を備えたことを特徴とする荷重検出装置。
  2. 請求項1に記載の荷重検出装置において、
    上記検出部は、上記液体タンクを吊下げることにより上記回動荷重を検出することを特徴とする荷重検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の荷重検出装置において、
    上記支持部は、上記液体タンクの一端側を回動自在に支持し、
    上記検出部は、上記一端側とは異なる他端側に生じる回動荷重を検出することを特徴とする荷重検出装置。
  4. 請求項3に記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクは、水平方向から挿入されることを特徴とする荷重検出装置。
  5. 請求項4に記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクの上記一端側は、上記液体タンクの挿入方向の前端側あり、
    上記液体タンクの上記他端側は、上記液体タンクの挿入方向の後端側であることを特徴とする荷重検出装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクを挿入したときに、上記検出部により上記他端側が吊下げられることを特徴とする荷重検出装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1つに記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクが上記検出部により吊り下げられて上記支持部により回動自在に支持されるように、上記液体タンクを案内する案内部を備えることを特徴とする荷重検出装置。
  8. 請求項7に記載の荷重検出装置において、
    上記案内部は、
    上記液体タンクの上記他端側を上記検出部に案内する第1案内部と、
    上記液体タンクの上記他端側が上記検出部により吊下げられるように、上記液体タンクを案内する第2案内部と
    を有することを特徴とする荷重検出装置。
  9. 請求項8に記載の荷重検出装置において、
    上記第1案内部は、上記第2案内部よりも高い位置で上記液体タンクを案内することを特徴とする荷重検出装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載の荷重検出装置において、
    上記案内部は、
    少なくとも上記液体タンクが挿入されるときに、上記液体タンクの上下方向へのブレを低減する第3案内部を有することを特徴とする荷重検出装置。
  11. 請求項4乃至10のいずれか1つに記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクに、上記液体タンク内の液体を外部に供給するためのジョイント部を設け、
    上記ジョイント部は、上記支持部を兼ねていることを特徴とする荷重検出装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1つに記載の荷重検出装置において、
    上記液体タンクの底部よりも上に上記検出部を設けたことを特徴とする荷重検出装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに記載の荷重検出装置を備え、
    上記液体タンクが蒸気発生装置に水を供給する水タンクであることを特徴とする加熱調理器。
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