JP2004037085A - 貯留物残量計測装置、燃料計測装置及び平均燃費計測装置 - Google Patents

貯留物残量計測装置、燃料計測装置及び平均燃費計測装置 Download PDF

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Yutaka Mizuno
水野 裕
Shinya Iwasaki
岩崎 進也
Takeshi Kubota
久保田 剛
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Abstract

【課題】移動体本体の移動中にも直接燃料の残量を精度よく計測することができ、しかも簡単な構成の燃料計測装置を提供する。
【解決手段】移動体本体11と燃料タンク14との間に荷重センサ15を配置し、荷重センサ15で燃料タンク14の荷重を検出して燃料タンク14内の燃料の液量を計測する燃料計測装置10であって、移動体本体11又は燃料タンク14と荷重センサ15との間に、燃料タンク14の振動を吸収する振動吸収部材16を介在させた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、駆動本体に装着された貯留物タンク内の貯留物の残量を精度良く計測する装置に係り、特に駆動本体が駆動中に振動していても貯留物タンク内の貯留物の残量を精度良く計測することが可能な貯留物残量計測装置、燃料計測装置及びその燃料計測装置を用いた平均燃費計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、駆動本体に設けられた貯留物タンク内の貯留物の残量を計測するための計測装置が多数知られている。例えば、自動二輪車、自動車、船舶、スノーモービル等の移動体本体には、燃料タンクの残量を計測するための燃料計測装置が設けられている。
【0003】
この燃料計測装置としては、フロートを用いて液面を計測するフロート式の計測装置が多用されている。これは、タンク内の燃料に浮かべられたフロートが液面変化に応じて上下動することにより抵抗式センサの接点を移動させ、この時の抵抗値の変化を読みとるものであった。
【0004】
このようなフロート式の燃料計測装置としては、例えば特開平10ー61514号公報では、フロート式の燃料計測装置により燃料の残量を計測し、この計測値に基づいて燃料切れまでの時間を算出するようにした燃料切れ時間警告装置が提案されている。
【0005】
また、特開2001−234826号公報では、予想走行距離を予め入力して予想燃料使用量を算出し、フロート式の燃料計測装置により計測された燃料の残量が予想燃料使用量以下の場合に警告を発生するようにした燃料補給時期警告装置が提案されている。
【0006】
しかし、フロート式の燃料計測装置は、あくまで液面レベルを測定するものであり、計測される値は燃料の液量ではなくて液面の高さを示している。そのため、液面の高さが同じでも燃料タンクの形状によって燃料の液量が異なるなど、使用者は正確な燃料の液量を知ることができなかった。
【0007】
しかも、このような装置では、移動体本体が傾斜したり加減速する場合等、移動体本体が動くことにより液面が変化するため正確な検出が難しく、計測される燃料の液量と実際の液量とが異なりやすかった。
【0008】
燃料タンク内の燃料の液量を正確に知る方法として、燃料タンクの重量を荷重センサにより計測して燃料の液量を計測するようにすることも考えられる。そのための荷重センサとして、例えば特開平11−241955号に示されるような磁歪効果を利用した荷重検出装置を使用することも可能である。このようにして燃料を計測すると、移動体本体が静止状態の場合には、図24に示すようなほぼ一定値の荷重の検出出力が得られ、その信号から正確な燃料の液量を求めることができる。
【0009】
ところが、移動体本体が移動時に振動すると、図25に示すように振動ノイズが大量に混入した荷重の検出波しか計測することができず、正確な荷重を計測することが困難であった。
【0010】
そのため、特開平7ー134054号公報では、荷重センサにより移動体本体が0km/h又は低速時の振動のない状態で燃料タンクの荷重を計測して燃料の残量を算定し、走行中にはこの残量からフューエルインジェクタにより噴射した量を差し引くことにより、燃料の液量を精度よく求める燃料計量計が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような計測装置では、停止又は低速走行時と走行時とで、異なる2種類の計測装置や処理回路等が必要となり、燃料計測装置が複雑になるという問題点があった。
【0012】
そこで、この発明は、貯留物タンクを有する駆動本体が駆動中に振動していても、直接貯留物の残量を精度よく計測することができ、しかも簡単な構成の貯留物残量計測装置及び燃料計測装置、ならびに燃料の平均燃費を精度良く計測することができる平均燃費計測装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の貯留物残量計測装置は、駆動本体と貯留物タンクとの間に荷重センサを配置し、該荷重センサで前記貯留物タンクの荷重を検出して該貯留物タンク内の貯留物の残量を計測する貯留物残量計測装置であって、前記駆動本体又は貯留物タンクと前記荷重センサとの間に、前記貯留物タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたことを特徴とする。
【0014】
そして、請求項2に記載の燃料計測装置は、移動体本体と燃料タンクとの間に荷重センサを配置し、該荷重センサで前記燃料タンクの荷重を検出して該燃料タンク内の燃料の液量を計測する燃料計測装置であって、前記移動体本体又は燃料タンクと前記荷重センサとの間に、前記燃料タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたことを特徴とする。
【0015】
また、請求項3に記載の燃料計測装置は、請求項2に記載の構成に加え、前記荷重センサが、磁性体ロッドと、該磁性体ロッドを磁化し、さらに該磁性体ロッドに荷重が作用することにより生じるインダクタンス変化を検出するコイルとを備えたものであることを特徴とする。
【0016】
さらに、請求項4に記載の燃料計測装置は、請求項2又は3に記載の構成に加え、前記燃料タンクに当接することにより、該燃料タンクの振動で生ずる所定値以上の荷重が前記荷重センサに入力されるのを防止するストッパを設けたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項5に記載の燃料計測装置は、請求項2乃至4の何れか1つに記載の構成に加え、前記振動吸収部材には予圧が与えられていることを特徴とする。
【0018】
さらに、請求項6に記載の燃料計測装置は、請求項2乃至5の何れか1つに記載の構成に加え、前記移動体本体側のスライド斜面に前記燃料タンクがスライド自在に設けられ、前記燃料タンクがスライド斜面を滑り落ちようとする力を前記荷重センサで検出するように構成したことを特徴とする。
【0019】
また、請求項7に記載の燃料計測装置は、請求項3乃至6の何れか1つに記載の構成に加え、前記磁性体ロッドを備えた前記荷重センサを複数設け、該複数の荷重センサで検出出力の差から前記燃料の液量を計測することを特徴とする。
【0020】
さらに、請求項8に記載の燃料計測装置は、請求項2乃至7の何れか1つに記載の構成に加え、前記荷重センサの信号を平滑化する平滑回路と、この平滑化された信号に基づいて前記燃料タンク内の液量を算出する演算部とを備えたことを特徴とする。
【0021】
そして、請求項9に記載の平均燃費計測装置は、前記請求項2乃至8の何れか1つに記載の構成を有する燃料計測装置を備え、該燃料計測装置により計測された前記燃料タンクの液量の変化量と、前記移動体本体の移動距離を積算する積算計の変化量とから平均燃費を算出する演算部を備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0023】
[発明の実施の形態1]
図1乃至図6は実施の形態1の燃料計測装置を示している。ここでは、駆動本体の貯留物タンクとして、移動体本体である自動二輪車の燃料タンクの例を示している。
【0024】
この燃料計測装置10は、図1に示すように、車体11のフレーム12に支柱13が設けられていて、この支柱13に燃料タンク14が枢支され、この燃料タンク14と車体11との間に、燃料タンク14の荷重を計測するために2つの荷重センサ15、15’が配置されている。一方の荷重センサ15は、燃料タンク14の荷重が負荷されるように配置され、燃料タンク14の振動を吸収する振動吸収部材16を介在させてフレーム12に固定されていて、荷重センサ15が燃料タンク14から受ける荷重を振動吸収部材16に逃がすように構成されている。他方の荷重センサ15’は、燃料タンク14の荷重が全く負荷されない状態でフレーム12に固定されている。
【0025】
さらに、フレーム12の荷重センサ15、15’の近傍位置には、各荷重センサ15、15’により検出された荷重の検出出力を処理するための処理部18が設けられている。処理部18には、アンプ20及び演算部21が設けられていて、各荷重センサ15、15’からの荷重の検出出力が入力され、燃料タンク14内の燃料の液量をメータ19に出力するようになっている。
【0026】
燃料タンク14の荷重が負荷される荷重センサ15は、図2に示すように、燃料タンク14に離間不能に接続された磁性体ロッド22と、磁性体ロッド22を磁化し、さらに磁性体ロッド22の透磁率が変化することにより生じるインダクタンス変化を検出するコイル23とを備えている。ここでは、磁化された磁性体ロッド22に荷重が負荷されて微少な歪みが生じると、磁歪効果によりインダクタンスが変化し、このインダクタンス変化をコイル23で検出する。
【0027】
燃料タンク14の荷重が全く負荷されない荷重センサ15’は、荷重センサ15と同形状に形成され、燃料タンク14に接続されていない他は略同一の構成を備えている。この荷重センサ15’からは常に無荷重での出力が得られるようになっている。
【0028】
この荷重センサ15’は、荷重センサ15から得られる検出出力が温度や湿度等の環境条件の影響を受けやすいため、2つの検出電圧の差動出力を検出することによって環境条件の影響をなくすために設けられている。これは、環境条件が変化しても2つの荷重センサ15、15’が同一の環境条件下で計測するため、その差動出力には誤差が生じにくいからである。
【0029】
なお、荷重センサ15、15’としては、このように磁歪効果を利用したものの他、圧電素子、抵抗線を用いた歪みゲージ式ロードセルなど、荷重を計測して検出出力を出力可能なものであれば適宜使用することも可能である。
【0030】
一方、この荷重センサ15と車体11の間に介在された振動吸収部材16としては、ゴムからなる弾性体が用いられている。この振動吸収部材16として、バネ等の他の弾性体や、空気等の圧縮性流体を変形可能な容器に収容した空気バネ等の部材などを用いることも可能である。
【0031】
このような構成の燃料計測装置10により、自動二輪車の燃料タンク14内の燃料の液量を計測するには、図3に示すように、まず、発信回路26及びコイル23により各荷重センサ15、15’の磁性体ロッド22が磁化された状態にする。この状態で荷重センサ15の磁性体ロッド22には燃料が収容された燃料タンク14の荷重が負荷されている。そして、車体11が停止している間は、荷重センサ15に負荷される荷重が一定であるため、磁性体ロッド22には一定の歪みが生じていて、各荷重センサ15、15’からは一定の検出出力が出力される。そのため、各荷重センサ15、15’の検出出力から精度良く燃料が貯留された燃料タンク14の荷重が計測される。
【0032】
一方、車体11が移動している間は、走路の起伏や、加減速、車体の傾斜等に起因して車体11が振動しているため、燃料タンク14の荷重が変化する。そのため、荷重センサ15では、磁性体ロッド22の歪みも変化していて、検出出力にも振動ノイズが混入している。ここでは、荷重センサ15が振動吸収部材16を介してフレーム12に固定されているため、振動エネルギーの一部が振動吸収部材16に吸収されて、検出波の振幅が低減されている。
【0033】
この検出波を図4のグラフに示す。グラフ中、検出波Aは振動吸収部材16を介在させることなく、荷重センサ15を直接フレーム12に固定した場合に得られる検出波を示していて、検出波B1は振動吸収部材16を介在させた状態のものを示している。この検出波B1は検出波Aに比べて、振幅が低減されている。
【0034】
そして、荷重センサ15から出力されたこのような検出波B1と荷重センサ15’から出力された無荷重状態の出力とが処理部18へ入力され、処理部18のアンプ20の整流回路27及び比較増幅回路28において整流及び比較増幅され、荷重センサ15’からの出力を用いて荷重センサ15の検出誤差を補正し、図5に示すような波形の荷重信号が生成される。そして、この荷重信号を積分回路からなる平滑回路29で平滑化することにより、図6に示すような平滑荷重信号が得られる。さらに、この平滑荷重信号が演算部21に入力され、平滑荷重信号に基づいて燃料タンク14内の燃料の液量が演算され、演算結果をメータ19に出力している。
【0035】
このような燃料計量装置10によれば、荷重センサ15で燃料タンク14の荷重を計測して燃料の液量を得るため、燃料タンク14の形状や移動状況等に拘わらず、実際の燃料の液量を計測することができる。しかも、車体11と荷重センサ15との間に燃料タンク14の振動を吸収する振動吸収部材16を介在させているので、車体11の移動時に燃料タンク14が振動しても、振動吸収部材16により振動エネルギーの一部を吸収することができ、荷重センサ15の荷重の検出出力の振動ノイズを軽減して正確な荷重に近づけることができる。そのため、荷重の検出波を平滑化し易く、燃料タンク14内の燃料の液量を精度よく計測することができる。
【0036】
さらに、車体11の静止中と移動中のいずれでも、燃料の液量を荷重センサ15により計測することができるため、従来のような燃料の消費量を計測する装置などの他の装置を設ける必要がなく、燃料計測装置10を簡単な構成にすることができ、燃料計測装置10の小型軽量化を図ることが可能である。
【0037】
また、荷重センサ15が、磁性体ロッド22の微少な歪みによる磁歪効果を利用するものであるため、抵抗線を用いた歪みゲージ式ロードセル等のように抵抗線を大きく変形させて抵抗値を変化させるもののように荷重の計測時に大きな変形を伴わず、荷重センサ15の力学的な変形が少ない。そのため荷重センサ15の耐久性が高く、振動により繰り返し衝撃荷重が負荷されても、荷重センサ15が破損しにくい。
【0038】
しかも、インダクタンスの変化を検出しているから荷重センサ15の検出出力の変化を大きく取ることができ、歪みゲージ式ロードセル等のように微弱な検出出力を大幅に増幅する必要がない。そのため、各種のノイズを小さく抑えることができて、荷重信号の精度を向上することができる。また、検出出力の増幅率が低いため、処理部18の回路等を簡単な構成にすることができ、処理部18を小型化して燃料計測装置10の小型軽量化を図ることができる。
【0039】
また、複数の荷重センサ15、15’を設け、この複数の荷重センサ15、15’の検出出力の差から燃料の収容量を計測するので、例えば車体11の移動開始時と移動後とで温度や湿度が変化する等、環境条件が変化して各荷重センサ15、15’の検出出力が変化しても、各荷重センサ15、15’が同じ環境条件下で検出出力を出力するため、誤差が生じにくく、荷重をより精度よく計測することができる。
【0040】
さらに、平滑回路29で荷重センサ15の信号を平滑化し、この平滑化された信号に基づいて液量を算出する演算部21を備えたので、移動時に車体11が振動していても、振動吸収部材16により振動エネルギーの一部を機械的に吸収した後、平滑回路29で電気的に振動を平滑化するため、2重に振動を除去することができ、精度良く燃料タンク14内の燃料を計測することができる。
【0041】
また、この燃料計測装置10は、燃料タンク14の外側から燃料タンク14のの荷重を計測して燃料の液量を計測するものであるため、燃料タンク14の形状が異なっていても実際の燃料の液量を計測し易く、燃料タンク14の設計の自由度が高い。
【0042】
さらに、燃料タンクの中に設けられたフロートで計測するものと異なり、燃料タンク14の外側に設けられた荷重センサ15のインダクタンス変化で液量を計測するため、フロートのアングル設定やシール性等の複雑な設計が要求されず、製造が容易である。
【0043】
しかも、荷重センサ15が燃料タンク14の外側に設けられていて、燃料と直接接触することがないので、耐食性が要求されず、荷重センサ15の材料を選択しやすく、低コスト化が可能である。
【0044】
また、荷重センサ15のインダクタンス変化で液量を計測するようにしているため、燃料の減少に対する応答性が良く、微少時間の燃料消費量を計測することが可能である。
【0045】
なお、実施の形態1において、荷重センサ15、15’等の構成は適宜変更可能である。例えば上記では、同じ形状の2つの荷重センサ15、15’を用いて、一方に燃料タンク14の荷重を負荷し、他方に負荷しないように構成したが、一方に燃料タンク14の荷重を負荷し、他方に常に一定の荷重を負荷するようにしてもよく、或いは、異なる特性の磁性体ロッド22を備えた荷重センサ15を複数用いて両者に燃料タンク14の荷重を負荷するようにしてもよい。
【0046】
さらに、燃料タンク14の荷重が負荷される荷重センサ15と負荷されない荷重センサ15’とを用い、一方又は双方を複数個配置することも可能であり、例えば、荷重センサ15を複数配置して燃料タンク14の荷重を分散して計測するようにしてもよい。このようにすれば、各荷重センサ15で燃料タンク14の荷重よりも小さい荷重を計測することができ、小さい安価な荷重センサ15を使用することが可能となる。その場合、複数の荷重センサ15を車両の側面視において重なる位置に配置すれば、燃料タンク14が枢支されている支点から各荷重センサ15までの距離が同等で並列な位置となり、各荷重センサ15に負荷される荷重を略均等にすることができる。
【0047】
また、上記では、燃料タンク14の進行方向後方側の支柱13から離れた位置に荷重センサ15が配置されているが、この荷重センサ15の位置は適宜変更可能であり、例えば、図7に示すように支柱13の近傍に荷重センサ15を配置することもでき、また、図8に示すように、燃料タンク14よりも後方に配置することも可能である。
【0048】
その場合、図8に示すように、支点から燃料タンク14の重心までの距離L1と、支点から荷重センサ15までの距離L1+L2との比に従って、荷重センサ15に負荷される荷重を調整することができ、燃料タンク14の実際の荷重より小さい荷重或いは大きい荷重を荷重センサ15で計測することが可能である。例えば、図8では、燃料タンク14の実際の荷重をWとすると、2つの荷重センサ15で計測される荷重FはL1/(L1+L2)×Wとなる。
【0049】
このように荷重センサ15の配置位置を調整すると、荷重センサ15の感度の高い荷重範囲、即ち、磁性体ロッド22の降伏点に近い荷重範囲で計測することが可能となり、また、異なる荷重の燃料タンク14を計測する場合にも同じ荷重センサ15を使用することも可能となる。
【0050】
また、上記の実施の形態1においては、燃料タンク14と荷重センサ15とを離間不能に直接接続した例について説明したが、図7又は図8のように、燃料タンク14と荷重センサ15とを直接接続することなく、燃料タンク14のベース部分14d等を用いたり、他のステ−等を用いて燃料タンク14と荷重センサとが間接に連結されていてもよい。また、磁性体ロッド22に燃料タンク14を接続せずに載置してもよい。
【0051】
さらに、上記の実施の形態1並びに図7及び図8では、何れも荷重センサ15により圧縮荷重だけを検出したが、例えば荷重センサ15を燃料タンク14の上側に設けて、この荷重センサ15に燃料タンク14を吊り下げて配置するなどの構成として、引張り荷重を計測するようにしてもよい。さらに、圧縮荷重と引張り荷重の両方を計測して、燃料の液量を計測することも可能である。
【0052】
また、ここでは移動体本体が自動二輪車の場合について説明したが、燃料タンクを装着した他の移動体本体であっても同様であり、さらに、貯留物タンクが駆動本体に設けられていて、その駆動本体が振動する環境下で貯留物タンク内の貯留物の残量を計測するような駆動本体に用いる貯留物残量計測装置であれば、同様に適用することが可能である。
【0053】
[発明の実施の形態2]
図9及び図10は実施の形態2の燃料計測装置10の一部を示している。
【0054】
ここでは、荷重センサ15の磁性体ロッド22と燃料タンク14との間に振動吸収部材16が介在され、燃料タンク14からの荷重が振動吸収部材16を介して荷重センサ15に負荷されるようになっている。この荷重センサ15及び振動吸収部材16はハウジング31に収容されている。その他は実施の形態1の燃料計測装置10と同一の構成である。
【0055】
このような燃料計測装置10では、実施の形態1と同様の効果が得られる上、燃料タンク14からの荷重が振動吸収部材16を通して荷重センサ15に伝達されるため、車体11が移動時に燃料タンク14からの荷重が振動すると、図10の検出波B2に示すような検出波を得ることができる。この検出波B2は、図4の検出波B1と比較して、振動初期の段階の振幅が小さくなっている。即ち、このような構成にすることにより、振動開始初期の段階から振動エネルギーの一部を振動吸収部材16により吸収することができ、振動エネルギーの吸収効果のタイムラグを無くすことができる。
【0056】
[発明の実施の形態3]
図11乃至図13は実施の形態3の燃料計測装置10の一部を示している。
【0057】
ここでは、図11に示すように、ハウジング31内に荷重センサ15及び振動吸収部材16が収容されていて、ハウジング31の上端部に、燃料タンク14が大きく振動したときに燃料タンク14と当接するストッパ部32が設けられている。その他は実施の形態1と同様の構成である。
【0058】
この燃料計測装置10では、燃料タンク14が激しく振動し、燃料タンク14が所定量以上に下降すると、図12に示すように、ストッパ部32に燃料タンク14の下面が当接し、これにより所定値以上の荷重が荷重センサ15に入力されるのが防止される。
【0059】
このときの荷重センサ15で検出される検出波B3を図13に示した。なお、図中、検出波Aは図4と同一であり、荷重C1はストッパ部32により設定された制限荷重である。ここでは、荷重センサ15の検出出力は、振幅の頂部が制限されていて、ストッパ部32に設定された制限荷重C1を超えることがない。この場合、処理部18では、振幅の頂部を各種の方法で補正することにより、平滑化して燃料の液量を算出することができる。
【0060】
このような燃料計測装置10によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる上、荷重センサ15に過荷重が負荷されることを確実に防止できるので、過荷重による燃料計測装置10の破損を防止することができる。
【0061】
[発明の実施の形態4]
図14及び図15は実施の形態4の燃料計測装置10の一部を示している。
【0062】
ここでは、図14に示すように、ハウジング31内に荷重センサ15及び振動吸収部材16が収容されていて、振動吸収部材16が予め圧縮させた状態でハウジング31内に組込まれることにより予圧が与えられている。その他は、実施の形態3と同様の構成であり、ハウジング31にはストッパ部32も設けられている。
【0063】
このような燃料計測装置10では、燃料タンク14からの荷重が振動すると、予圧以下の荷重では振動吸収部材16は剛体として作用し、振動エネルギーを吸収せず、予圧より大きい荷重により振動吸収部材16が振動エネルギーの一部を吸収する。
【0064】
このときの荷重センサ15で検出される検出波B4を、図15に示した。図中、検出波Aは図4と同一であり、荷重C1はストッパ部32により設定された制限荷重、荷重C2は予圧荷重であり、予圧荷重C2がストッパ部32の制限荷重C1より小さい荷重となっている。
【0065】
ここでは、予圧荷重C2以下の荷重の振動はそのまま荷重センサ15により検出されていて、検出波は荷重の振動にほぼ一致したものとなっている。そして、荷重の振動により予圧荷重C2以上の荷重が負荷されると、振動エネルギーの一部が吸収されて、検出波B4の振幅が緩和され、時間に対する荷重の変化が穏やかになっている。なお、制限荷重C1が設定されているため、実施の形態3と同様に、荷重センサ15の検出波B4は制限荷重C1を超えることはない。
【0066】
このような燃料計測装置10によれば、振動吸収部材16に予圧荷重C2が負荷されているので、予圧荷重C2を越えた分の振動エネルギーの一部が吸収されて精度よく荷重を計測することができる。また、燃料タンク14が激しく振動した場合、過荷重の衝撃荷重が負荷されても振動吸収部材16により衝撃荷重を緩和することができる。
【0067】
[発明の実施の形態5]
図16及び図17は実施の形態5の燃料計測装置10の一部を示している。
【0068】
ここでは、図16に示すように、ハウジング31内に荷重センサ15及び2つの振動吸収部材16a、16bが収容されていて、荷重センサ15とフレーム12との間に振動吸収部材16aが配置され、荷重センサ15の磁性体ロッド22と燃料タンク14との間に振動吸収部材16bが配置されている。その他は、実施の形態3と同様の構成であり、ハウジング31にはストッパ部32も設けられている。
【0069】
この燃料計測装置10の荷重センサ15で検出される検出波B5を図17に示した。なお、検出波Aは図4と同一である。
【0070】
このような燃料計測装置10では、実施の形態3と同様の効果が得られる上、磁性体ロッド22と燃料タンク14との間にも振動吸収部材16bが配置されているので、実施の形態2と同様に、振動初期の段階から振動エネルギーの一部を吸収することができる。
【0071】
[発明の実施の形態6]
図18及び図19は実施の形態6の燃料計測装置10の一部を示している。
【0072】
ここでは、図18に示すように、振動吸収部材16aが予め圧縮された状態で組込まれて予圧されている他は、実施の形態5と同様の構成を有している。
【0073】
この燃料計測装置10の荷重センサ15で検出される検出波B6を図19に示した。なお、検出波Aは図4と同一である。
【0074】
このような燃料計測装置10では、実施の形態5と同様の効果が得られる上、振動吸収部材16aが予圧されているので、実施の形態4と同様に、予圧荷重C2以上の衝撃荷重を緩和することができる。
【0075】
[発明の実施の形態7]
図20は実施の形態7の燃料計測装置10の一部を示している。
【0076】
ここでは、燃料タンク14がフレーム12に設けられたスライド斜面33に配置されていて、このスライド斜面33に沿ってスライド自在に構成されている。そして、検出部の磁性体ロッド22を横方向、より好ましくは水平方向に配向させて荷重センサ15が燃料タンク14に連結されている。ここでは、燃料タンク14がスライド斜面33を滑り落ちようとする力を荷重センサ15により検出できるようになっている。なお、荷重センサ15及び振動吸収部材16等のその他の構成については、前記のような各実施の形態1〜6までの何れの構成のものも使用可能である。
【0077】
このような構成の燃料計測装置10によれば、燃料タンク14がスライド斜面33を滑り落ちようとする力を荷重センサ15で検出するようにしたので、荷重をスライド斜面33により分散して一部の分力だけを計測することができる。そのため燃料タンク14の実際の荷重よりも小さい荷重を荷重センサ15で計測することができ、小さくて安価な荷重センサ15を使用することが可能となる。
【0078】
[発明の実施の形態8]
図21は実施の形態8の燃料計測装置10の一部を示している。
【0079】
この燃料計測装置10では、複数の荷重センサ15を設け、燃料タンク14を荷重センサ15だけで支持している。ここでは、複数の荷重センサ15の検出出力の和を利用して荷重信号を求めることにより、燃料タンク14の荷重を計測することが可能となっている。なお、荷重センサ15及び振動吸収部材16等のその他の構成については、実施の形態1〜6までの何れの構成のものも使用可能である。
【0080】
このように、複数の荷重センサ15を用いると、各荷重センサ15に負荷される荷重を軽減することができるため、燃料タンク14の実際の荷重よりも小さい荷重を荷重センサ15で計測することができ、小さくて安価な荷重センサ15を使用することが可能となる。
【0081】
[発明の実施の形態9]
図22は実施の形態9の燃料計測装置10の一部を示している。
【0082】
ここでは、燃料タンク14がメインタンク14aとサブタンク14bとから構成され、両タンク14a、14bが同程度の高さに設置されて、その間が可撓性パイプ14cにより連結されている。そして、サブタンク14b側には荷重センサ15が設けられており、荷重センサ15によりサブタンク14b及びその内部の燃料の荷重を計測するように構成されている。なお、ここでも荷重センサ15及び振動吸収部材16等のその他の構成については、実施の形態1〜6までの何れの構成のものも使用可能である。
【0083】
この燃料計測装置10では、メインタンク14aの液面がサブタンク14bの液面と等しくなるので、サブタンク14b内の燃料を荷重センサ15により計測することによってメインタンク14a内の燃料を算出することができる。
【0084】
そのため、荷重センサ15では、全燃料の荷重を計測する必要がなくて、小さくて安価な荷重センサ15を使用することが可能となる。
【0085】
[発明の実施の形態10]
図23には、この発明の実施の形態10を示す。
【0086】
この実施の形態10は、以上の各実施の形態で説明したような燃料計測装置10で計測された燃料の液量から平均燃費を計測する平均燃費計測装置36と、この平均燃費計測装置36により得られる平均燃費から移動可能範囲を表示する移動可能範囲表示装置35とを備えている。
【0087】
その燃料計測装置10では、上記各実施の形態と同様に、発信回路26により駆動された荷重センサ15に荷重が負荷されると、荷重センサ15から検出出力が出力され、整流回路27、比較増幅回路28、及び平滑回路29で処理され、平滑荷重信号が得られる。そして、この燃料計測装置10からの平滑荷重信号と車体11の移動距離を積算する積算計37の信号とが演算部21に入力され、平滑荷重信号の変化量と積算計37の変化量とから平均燃費が算出されるようになっている。
【0088】
さらに、この演算部21で平均燃費と燃料計量装置10により計測された燃料タンク14の液量とから走行可能距離が算出され、この走行可能距離を用いて車体11に設けたカーナビゲーション装置38のディスプレイに、移動可能範囲を例えば文字や図形等を用いて表示するようになっている。
【0089】
上記のような平均燃費計測装置36によれば、車体11の移動時にも精度良く燃料を計測できる燃料計測装置10により計測された燃料タンク14の液量の変化量と、車体11の移動距離を積算する積算計37の変化量とから平均燃費を算出する演算部21を備えているので、簡単な構成で車体11の移動時に精度良く平均燃費を算出することができる。
【0090】
また、上記のような移動可能範囲表示装置35によれば、平均燃費計測装置36により走行中にも精度よく平均燃費を算出し、この平均燃費を利用して燃料タンク14の液量から走行可能距離を算出し、移動可能範囲をカーナビゲーション装置38のディスプレイ上に表示するようにしたので、地図等が表示されるカーナビゲーション装置38のディスプレイ上に移動可能範囲が走行可能距離が精度よく文字、図形で表示されるから移動可能範囲が分かり易い。
【0091】
【発明の効果】
以上詳述の通り、請求項1に記載の発明によれば、駆動本体又は貯留物タンクと荷重センサとの間に、貯留物タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたので、駆動本体の駆動時に貯留物タンクが振動しても、振動吸収部材により振動エネルギーの一部を吸収することにより、荷重センサの検出出力の振動ノイズを軽減して、荷重の検出値を正確な荷重に近づけることができる。そのため、貯留物タンク内の貯留物の残量を精度よく計測することが可能である。
【0092】
また、請求項2に記載の燃料計測装置によれば、移動体本体又は燃料タンクと荷重センサとの間に、燃料タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたので、移動体本体の移動時に燃料タンクが振動しても、振動吸収部材により振動エネルギーの一部を吸収することにより、荷重センサの検出出力の振動ノイズを軽減して、荷重の検出値を正確な荷重に近づけることができる。そのため、燃料タンク内の燃料の液量を精度よく計測することが可能である。さらに、燃料が貯留された燃料タンクの荷重を、常に直接荷重センサで計測するため、燃料の液量を計測するために他の装置を設ける必要がなく、燃料計測装置を簡単な構成にすることができ、小型軽量化を図ることができる。
【0093】
また、請求項3に記載の燃料計測装置によれば、荷重センサが、磁性体ロッドと、この磁性体ロッドを磁化し、さらに磁性体ロッドに荷重が作用することにより生じるインダクタンス変化を検出するコイルとを備えたものであるので、磁性体ロッドの微少な歪みによる磁歪効果を利用するため、荷重の計測に際し、変形により抵抗値を変化させる荷重センサのような大きな変形が不要で、荷重センサの力学的な変形が少ない。そのため、荷重センサの耐久性を高くすることができ、振動により繰り返し衝撃荷重が負荷されても破損しにくい燃料計測装置が得られる。
【0094】
しかも、インダクタンス変化を検出しているため、荷重センサの検出出力の変化を大きく取ることができ、変形により抵抗値を変化させる荷重センサのように微弱な検出出力を大幅に増幅する必要がない。そのため、各種のノイズを抑えることができ、荷重信号の精度を向上することができる。また、検出出力を増幅するための回路等を簡単な構成にすることが可能で、燃料計測装置の小型軽量化が図れる。
【0095】
さらに、請求項4に記載の燃料計測装置によれば、燃料タンクに当接することにより、燃料タンクの振動により発生する所定値以上の荷重が荷重センサに入力されるのを防止するストッパを設けたので、移動体本体の移動時に燃料タンクが激しく振動しても、荷重センサに過荷重が負荷されることがなく、過荷重による燃料計測装置の破損を防止することができる。
【0096】
また、請求項5に記載の燃料計測装置によれば、振動吸収部材には予圧が与えられているので、予圧より大きい荷重を振動吸収部材が吸収することによって精度良く計測することができるとともに、衝撃荷重を緩和することができ、衝撃荷重による燃料計測装置の破損を防止することができる。
【0097】
さらに、請求項6に記載の燃料計測装置によれば、移動体本体側のスライド斜面に燃料タンクがスライド自在に設けられ、燃料タンクがスライド斜面を滑り落ちようとする力を荷重センサで検出するようにしたので、荷重をスライド斜面により分散して一部の分力を計測することにより、燃料タンクの実際の荷重よりも小さい荷重を計測することができ、小さくて安価な荷重センサを使用することが可能となる。
【0098】
また、請求項7に記載の燃料計測装置によれば、磁性体ロッドを備えた荷重センサを複数設け、この複数の荷重センサの検出出力の差から燃料の液量を計測するので、移動体本体の移動中に各種の環境条件が変化しても、環境条件の影響を減らして燃料タンクの荷重をより精度よく計測することができる。
【0099】
さらに、請求項8に記載の燃料計測装置によれば、荷重センサの信号を平滑化する平滑回路と、この平滑化された信号に基づいて液量を算出する演算部とを備えたので、移動体本体が振動しても、振動吸収部材により振動エネルギーの一部を機械的に吸収した後、さらに平滑回路により電気的に振動を平滑化するため、振動を2重に除去でき、精度良く燃料の液量を計測することができる。
【0100】
また、請求項9に記載の平均燃費計測装置によれば、移動体本体の移動中にも精度良く燃料の液量を計測できる燃料計測装置により計測された燃料タンクの液量の変化量と、移動体本体の移動距離を積算する積算計の変化量とから平均燃費を算出する演算部を備えているので、簡単な構成で、移動体本体の移動時に精度良く燃料の平均燃費を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の燃料計測装置を装着した自動二輪車を示す概略図である。
【図2】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図3】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の荷重センサのブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図5】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の荷重センサの整流及び比較増幅後の荷重信号の波形を示すグラフ図である。
【図6】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の荷重センサの平滑化後の平滑荷重信号の波形を示すグラフ図である。
【図7】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の変形例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1の燃料計測装置の他の変形例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態2の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の配置を示す概略図である。
【図10】この発明の実施の形態2の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図11】この発明の実施の形態3の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の配置を示す概略図である。
【図12】この発明の実施の形態3の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の過荷重が負荷された状態を示す概略図である。
【図13】この発明の実施の形態3の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図14】この発明の実施の形態4の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の配置を示す概略図である。
【図15】この発明の実施の形態4の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図16】この発明の実施の形態5の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の配置を示す概略図である。
【図17】この発明の実施の形態5の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図18】この発明の実施の形態6の燃料計測装置の荷重センサ及び振動吸収部材の配置を示す概略図である。
【図19】この発明の実施の形態6の燃料計測装置の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図20】この発明の実施の形態7の燃料計測装置の燃料タンク及び荷重センサの配置を示す概略図である。
【図21】この発明の実施の形態8の燃料計測装置の燃料タンク及び荷重センサの配置を示す図である。
【図22】この発明の実施の形態9の燃料計測装置の燃料タンク及び荷重センサの配置を示す概略図である。
【図23】この発明の実施の形態10の移動可能距離表示装置の構成を示すブロック図である。
【図24】従来の燃料計測装置の静止状態の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【図25】従来の燃料計測装置の移動体本体の移動時の荷重センサで検出される検出波の波形を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 燃料計測装置
11 車体
14、14a、14b 燃料タンク
15 荷重センサ
16、16a、16b 振動吸収部材
18 処理部
22 磁性体ロッド
23 コイル
26 発信回路
27 整流回路
28 比較増幅回路
29 平滑回路
31 ハウジング
32 ストッパ部
35 移動可能範囲表示装置
36 平均燃費計測装置

Claims (9)

  1. 駆動本体と貯留物タンクとの間に荷重センサを配置し、該荷重センサで前記貯留物タンクの荷重を検出して該貯留物タンク内の貯留物の残量を計測する貯留物残量計測装置であって、
    前記駆動本体又は貯留物タンクと前記荷重センサとの間に、前記貯留物タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたことを特徴とする貯留物残量計測装置。
  2. 移動体本体と燃料タンクとの間に荷重センサを配置し、該荷重センサで前記燃料タンクの荷重を検出して該燃料タンク内の燃料の液量を計測する燃料計測装置であって、
    前記移動体本体又は燃料タンクと荷重センサとの間に、前記燃料タンクの振動を吸収する振動吸収部材を介在させたことを特徴とする燃料計測装置。
  3. 前記荷重センサが、磁性体ロッドと、該磁性体ロッドを磁化し、さらに該磁性体ロッドに荷重が作用することにより生じるインダクタンス変化を検出するコイルとを備えたものであることを特徴とする請求項2に記載の燃料計測装置。
  4. 前記燃料タンクに当接することにより、該燃料タンクの振動で生ずる所定値以上の荷重が前記荷重センサに入力されるのを防止するストッパを設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料計測装置。
  5. 前記振動吸収部材には予圧が与えられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1つに記載の燃料計測装置。
  6. 前記移動体本体側のスライド斜面に前記燃料タンクがスライド自在に設けられ、前記燃料タンクがスライド斜面を滑り落ちようとする力を前記荷重センサで検出するように構成したことを特徴とする請求項2乃至5の何れか1つに記載の燃料計測装置。
  7. 前記磁性体ロッドを備えた前記荷重センサを複数設け、該複数の荷重センサの検出出力の差から前記燃料の液量を計測することを特徴とする請求項3乃至6の何れか1つに記載の燃料計測装置。
  8. 前記荷重センサの信号を平滑化する平滑回路と、この平滑化された信号に基づいて前記燃料タンク内の液量を算出する演算部とを備えたことを特徴とする請求項2乃至7の何れか1つに記載の燃料計測装置。
  9. 前記請求項2乃至8の何れか1つに記載の燃料計測装置を備え、
    該燃料計測装置により計測された前記燃料タンクの液量の変化量と、前記移動体本体の移動距離を積算する積算計の変化量とから平均燃費を算出する演算部を備えたことを特徴とする平均燃費計測装置。
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