JPH06211299A - 箱収納高粘度飲料バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置 - Google Patents

箱収納高粘度飲料バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置

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JPH06211299A
JPH06211299A JP3146573A JP14657391A JPH06211299A JP H06211299 A JPH06211299 A JP H06211299A JP 3146573 A JP3146573 A JP 3146573A JP 14657391 A JP14657391 A JP 14657391A JP H06211299 A JPH06211299 A JP H06211299A
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viscosity beverage
beverage
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housing
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猛男 宮島
Bunro Taniguchi
文朗 谷口
Takashi Iwasaki
隆 岩▲崎▼
Hiroshi Hayakawa
浩 早川
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Tokyo Coca Cola Bottling Co Ltd
Coca Cola Japan Co Ltd
Hayakawa Sanki Inc
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Coca Cola Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、冷却飲料提供機に関するものであっ
て、特に高粘度のBIBを自動的に希釈し提供する装置
を目的とする。 【構成】ハウジング1内にその中の濃縮シロップBIB
3の下方から伸びる吐出チューブ3a内の濃縮シロップ
を押し出すチューブポンプ2がある。そして、飲料水回
路5を通じて飲料水を冷却する複数の冷却手段4a,4
bもこのハウジング1内に設けられ、飲料と、飲料水回
路5を通じて飲料水を冷却する。さらに、ミキシング手
段7が、上記の飲料水回路5と上記の濃縮シロップBI
B3の吐出チューブ3aの先端に設けられ濃縮シロップ
を飲料水で希釈する。そして制御手段があり、その駆動
を制御する。必要により、ウエイトチェッカーがあり、
上記のBIBの濃縮シロップの残量を知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度飲料希釈供給機
に関するものであり、特に樹脂皮膜等の可撓性の袋に入
れた腐敗に弱い高粘度の飲料を自動的に薄めて衛生的に
自動供給する装置に関するものである。
【0002】就中、これらを冷却し、その残量を表示す
る一方で、希釈飲料供給時に供給量のみを噴水流や回転
翼等で機械的に攪拌混合し供給する衛生的な箱収納バッ
グ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置に関するも
のである。
【0003】
【従来の技術】従来、飲料供給装置は、自動販売機はも
とよりレストランや喫茶店等で盛んに使用されている。
これらでは、経済的なBIB(箱収納バッグ)飲料が多
く採用されているが、それらのものでもチューブポンプ
で直接コップに注入させるものは殆ど実績がない。チュ
ーブポンプを使用したものとしては、本出願人の一人が
なした特許願昭63−255898(出願 昭63−1
0−13)特許出願公開平2−109895がある。本
願は、これを腐敗に弱い高粘度飲料に応用しさらに発展
させたものである。
【0004】そして、この高粘度飲料を冷却し、供給時
に希釈冷却水や冷却炭酸水と機械的にミックス飲料さ
せ、さらには飲料の残量表示メカニズムを取り付けたも
のは他に実績がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】缶ジュース等の自動販
売機は、急速な腐敗という問題はない。しかし、直接コ
ップにジュース等の飲料をディスペンサーの場合は、常
に腐敗という問題が存在し衛生上の配慮が必要となる。
特に、レストラン等で業務用等に使用する場合は経済上
の点からBIBの使用が望ましい。この場合、上述した
ごとくに、そのディスペンサーの吐出口に残った残存飲
料の腐敗防止と言うことが問題になる。そこで、上述の
特開平2−109895ごとき腐敗防止のための各種の
配慮が必要となる。
【0006】腐敗防止には高粘度の濃縮飲料を用いれば
よいが、通常の濃度の飲料と異なりそのBIBの取り出
し用の細いチューブ内でその高粘度飲料の自重による自
然流下のみでの完全な一定量の吐出は期待できないゆえ
に、従来の手段をそのまま使用することはできなかっ
た。
【0007】また、その飲料のディスペンサー内での残
存量が分からないので、あらかじめ取り替えの用意が出
来ずそのBIB内の飲料ががなくなってから慌ててBI
Bを取り替えるという次第であった。特に、多忙な食事
時間等でのレストラン等においては、これは大きな問題
であった。すなわち、冷蔵庫等で冷やされているBIB
を、ディスペンサー内のBIB飲料が沢山残っている内
に取り出して交換することは無駄になるからである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる箱収納バ
ッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置は、以上
の問題点に鑑みて、高粘度飲料のBIBを使用し、その
飲料をその吐出チューブ内からローラーポンプで押し出
すようにし、その吐出口で冷却水と機械的に混合するよ
うにした。また、この冷却水は、必要により炭酸水にす
ることもでき、あるいはその両者の供給が可能なものと
し、BIBと共にそのディスペンサー内で冷却されるよ
うになっている。
【0009】以下に、本発明にかかる箱収納バッグ用ポ
ストミックス飲料ディスペンサー装置の具体的な構成を
詳細に記載する。最初に、本発明の請求項1の発明の箱
収納バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置の
構成を説明する。まず、ハウジングがある。つぎに、箱
収納高粘度飲料バッグ収納室がある。これは、上記のハ
ウジング内に設けられたものである。そしてチューブポ
ンプがある。これは、上記の箱収納高粘度飲料バッグ収
納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方から伸
びる吐出チューブ内の濃縮ジュース等の高粘度飲料を押
し出すものである。
【0010】さらに、1ないし複数の冷却手段がある。
この冷却手段は、上記のハウジング内に設けられたもの
である。そして、飲料水や炭酸水等の希釈水回路があ
る。これらは、上記の冷却手段で冷却されるものであ
る。さらに、高粘度飲料希釈手段がある。これは、上記
の飲料水や炭酸水等の希釈水回路の先端に設けられたも
のであって、且つ上記の箱収納高粘度飲料バッグの吐出
チューブの先端に設けられたものである。最後に、制御
手段がある。これは、上記の高粘度飲料と飲料水や炭酸
水等の希釈水の冷却と吐出、および高粘度飲料希釈手段
の駆動を制御するものである。
【0011】つぎに、本発明にかかる請求項2の発明の
構成を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求項
1の発明の構成と同一ゆえ、上記の請求項1の発明の構
成の説明の全文をここに援用し、以下の構成の説明をこ
れに追加する。しかして、ウエイトチェッカーがある。
これは、上記の箱収納高粘度飲料バッグ内の高粘度飲料
の重量を計るものである。
【0012】そして、本発明の請求項3の発明の箱収納
バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置の構成
を説明する。まずハウジングがある。つぎに、箱収納高
粘度飲料バッグ収納室がある。これは上記のハウジング
内に設けられたものである。そして、チューブポンプが
ある。これは、上記の箱収納高粘度飲料バッグ収納室に
収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方から伸びる吐
出チューブ内の濃縮ジュース等の高粘度飲料を押し出す
ものである。
【0013】さらに、1ないし複数の冷却手段がある。
これは、上記のハウジング内に設けられたものである。
そして、飲料水回路がある。これは、上記の冷却手段で
冷却されるものである。さらに、カーボネータがある。
これは、上記の冷却手段で冷却されるものである。そし
て、高粘度飲料希釈手段がある。これは、上記のカーボ
ネータから伸びる炭酸水回路の先端に設けられたもので
あって、且つ上記の飲料水回路の先端に設けられたもの
であって、なお且つ上記の箱収納高粘度飲料バッグの吐
出チューブの先端に設けられたものである。最後に、制
御手段がある。これは、上記の高粘度飲料と飲料水の冷
却と吐出および高粘度飲料希釈手段の駆動を制御するも
のである。
【0014】つぎに、本発明にかかる請求項4の発明の
構成を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求項
3の発明の構成と同一ゆえに、上記の請求項3の発明の
構成の説明の全文をここに援用し、以下の構成の説明を
これに追加する。しかして、ウエイトチェッカーがあ
る。これは、上記の箱収納高粘度飲料バッグ内の高粘度
飲料の重量を計るものである。
【0015】最後に、本発明にかかる請求項5の発明の
構成を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求項
1の発明の構成と同一ゆえに、上記の請求項3の発明の
構成の説明の全文をここに援用する。しかして、上記の
希釈水回路は、飲料水や炭酸水の一方または両者からな
るものである。そして、上記のハウジングは、出し入れ
自在の上記の箱収納高粘度飲料バッグを収容する専用収
納箱を有する。
【0016】
【作用】本発明にかかる箱収納バッグ用ポストミックス
飲料ディスペンサー装置は、以上のごとくに構成したゆ
えに以下のごとき作用が生じた。最初に、本発明の請求
項1の発明の箱収納バッグ用ポストミックス飲料ディス
ペンサー装置の作用を説明する。まず、ハウジング内の
箱収納高粘度飲料バッグ収納室に収納された箱収納高粘
度飲料バッグの下方から伸びる吐出チューブ内の濃縮ジ
ュース等の高粘度飲料をチューブポンプが押し出す。
【0017】一方、1ないし複数の冷却手段が上記のハ
ウジング内に設けられ、飲料水や炭酸水等の希釈水回路
がこの冷却手段で冷却される。さらに、高粘度飲料希釈
手段が上記の飲料水や炭酸水等の希釈水回路の先端に設
けられ、且つ上記の箱収納高粘度飲料バッグの吐出チュ
ーブの先端に設けられここで高粘度飲料を希釈する。最
後に、制御手段が、上記の高粘度飲料と飲料水や炭酸水
等の希釈水の冷却と吐出、および高粘度飲料希釈手段の
駆動を制御する。
【0018】つぎに、本発明にかかるの請求項2の発明
の作用を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求
項1の発明の作用と同一ゆえ、上記の請求項1の発明の
作用の説明の全文をここに援用し、以下の作用の説明を
これに追加する。しかして、ウエイトチェッカーが、上
記の箱収納高粘度飲料バッグ内の高粘度飲料の重量を計
る。
【0019】そして、本発明の請求項3の発明の箱収納
バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置の作用
を説明する。まず、ハウジング内の箱収納高粘度飲料バ
ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
から伸びる吐出チューブ内の濃縮ジュース等の高粘度飲
料をチューブポンプが押し出す。
【0020】一方、1ないし複数の冷却手段が上記のハ
ウジング内に設けられ、飲料水回路がこの冷却手段で冷
却される。さらに、カーボネータも、上記の冷却手段で
冷却される。そして、高粘度飲料希釈手段が上記の飲料
水回路の先端に設けられ、且つ上記の箱収納高粘度飲料
バッグの吐出チューブの先端に設けられ、さらに且つ上
記のカーボネータから伸びる炭酸水回路の先端に設けら
れ、ここで高粘度飲料を飲料水または炭酸水で希釈す
る。最後に、制御手段が、上記の高粘度飲料と飲料水や
炭酸水等の希釈水の冷却と吐出、および高粘度飲料希釈
手段の駆動を制御する。
【0021】つぎに、本発明にかかるの請求項4の発明
の作用を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求
項3の発明の作用と同一ゆえ、上記の請求項3の発明の
作用の説明の全文をここに援用し、以下の作用の説明を
これに追加する。しかして、ウエイトチェッカーが、上
記の箱収納高粘度飲料バッグ内の高粘度飲料の重量を計
る。
【0022】最後に、本発明にかかる請求項5の発明の
作用を説明する。これは、以下の点以外は上記の請求項
1の発明の作用と同一ゆえに、上記の請求項3の発明の
作用の説明の全文をここに援用する。しかして、上記の
希釈水回路は、飲料水や炭酸水の一方または両者からな
るものであるゆえに、炭酸ガス入りのものとそうでない
ものとの選択をなせる。そして、上記のハウジングは、
出し入れ自在の上記の箱収納高粘度飲料バッグを収容す
る専用収納箱を有するゆえに、そのバッグを入れる段ボ
ール無しでその専用収納箱がそのバックを収納する。
【0023】
【実施例】以下に、本発明にかかる箱収納バッグ用ポス
トミックス飲料ディスペンサー装置をその一実施例を用
いて添付の図面と共に詳細に述べる。図1は、本発明に
かかる箱収納バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサ
ー装置の一実施例の回路図を示したものである。図2
は、図1のものを装置化した側面一部破断断面図であ
る。図3は、図2の装置の全面扉を開けて一部を分解し
た分解斜視図を示している。図4は、図2のもののチュ
ーブポンプとミキシング手段の拡大正面断面図である。
図5は、別のミキシング手段の拡大正面断面図である。
図6は、図3のものを組み立てて濃縮シロップBIBを
収納し、扉を閉めた斜視図である。
【0024】この装置を簡単に説明すると、1リットル
から10リットル位までの濃縮飲料2〜4種類をハウジ
ング内の冷却手段で4±2℃位に予冷しつつ、水道水も
ハウジング内の冷水水槽の内部に設置した冷却手段で約
0℃まで冷却し、飲料と冷水とを一定の比率(1:2〜
1:10)で混合する機構である。
【0025】以下に、本発明にかかる箱収納バッグ用ポ
ストミックス飲料ディスペンサー装置の一実施例を具体
的に述べる。まず、ハウジング1がある。つぎに、BI
Bの濃縮シロップ収納室1aが、このハウジング1内に
設けられたものである。そして、チューブポンプ2があ
る。これは、上記のBIBの濃縮シロップ収納室1aに
収納された濃縮シロップBIB3の下方から伸びる吐出
チューブ3a内の濃縮シロップを押し出すものである。
このチューブポンプ2は、上記の特願昭63−2558
98(特開平2−109895)の一実施例のものを使
用した。すなわち、吐出チューブ3aを回転ローラー2
aでしごきその中の濃縮シロップを押し出すものであ
る。チューブポンプ2は、現在DC24Vで駆動し、抽
出量は電圧変動により可変出来るものを使用する。
【0026】さらに、複数の冷却手段4a,4bがあ
る。これは、上記のハウジング1内に設けられたもので
ある。そして、飲料水回路5がある。これは、上記の一
方の冷却手段4aで冷却されるものである。この飲料水
回路5に代えて、あるいはこの飲料水回路5と共に、図
1と図2に示すごとくにカーボネータ6を用いて炭酸水
回路を設けてもよい。すなわち飲料水回路5用の冷却手
段4aの冷水水槽中4cにカーボネータ6を水没させ、
このカーボネータ容器6を冷却させながら炭酸水をつく
りこれを供給するのである。このカーボネータ6を冷却
水に水没させる装置は既知の事実であるが、BIB用と
して組合せた使用実績はない。そして、本実施例では炭
酸飲料が不要のときは、このカーボネータ6を取り外せ
るようになっている。なお、図2に示すIは、氷結をし
めしたものである。
【0027】さらに、ミキシング手段7がある。これ
は、上記の飲料水回路5の先端に設けられたものであっ
て、且つ上記の濃縮シロップBIB3の吐出チューブ3
aの先端に設けられたものである。このミキシング手段
7は、その方式として水噴射による方式と電動モーター
による方式の二通りがある。水噴射方式は、飲料水や炭
酸水の噴出力を利用して垂直回転翼7aを回転させ、そ
の回転力でスポーク状に伸びた水平攪拌翼7bを回転さ
せ濃縮シロップを噴射口7cからの希釈水と混合攪拌す
るものである。このミキシング手段7は、高粘度たとえ
ば4000センチポアーズの果汁などを冷水と混合させるも
ので、上記のチューブポンプ2の下部にワンタッチで取
り付け、衛生上常に容易に洗浄できる機構である。電動
モーター方式は、攪拌翼7aを電動モーターで回転させ
てミキシングするものである。
【0028】最後に制御手段がある。これは、ポンプP
とコンプレッサCとバルブVとアジテータAその他図示
のないセンサーやスイッチ等から成り、上記の濃縮ジュ
ース等の高粘度飲料と飲料水の冷却と吐出、およびミキ
シング手段7の駆動を制御するものである。
【0029】つぎに、本発明にかかる請求項2と4の発
明の構成の各実施例を説明する。これは、以下の点以外
はそれぞれ上記の請求項1と3の発明の構成の各実施例
と同一ゆえに、それぞれ上記の請求項1と3の発明の構
成の各実施例の説明の全文をそれぞれここに援用し、以
下の構成の実施例の説明をそれぞれこれに追加する。し
かして、ウエイトチェッカー8がある。これは、上記の
濃縮シロップBIB3内の高粘度飲料の重量を計るもの
である。それにより、その残存量がわかり、少なくなっ
たときには濃縮シロップBIB3の交換の支度をするこ
とが出来るようになった。すなわち、濃縮飲料は段ボー
ル箱内のプラスチック袋に入っているため、内容量すな
わち残量がどの位あるか外見では判断できない。それゆ
えに、そのハウジング1内にマイクロスイッチとバラン
スウエイトを組み合わせたウエイトチェッカー8を取り
付け、段ボールの重量を検知し、一定量以下になったと
きに信号を発し残量が少なくなったことを知らせる機構
で、重量の調整も可能である。
【0030】しかして、現在のBIB3の箱は、図7の
斜視図が示すごとく、段ボール3bでその中にチューブ
のついた飲料の入った袋3cが入っている。しかし、図
8が示す分解斜視図のごとくに、予め用意してあるケー
ス3dの中にシロップが入った袋3cを入れ、吐出チュ
ーブ用の切込み3eをつけた蓋3Dをはめた後に、図9
に示す組立斜視図のごとくに、これを上下逆さにしてB
IBの濃縮シロップ収納室1aに収納する方式も考えら
れる。これによって、使い捨ての段ボール3bは不要と
なり省資源になる。
【0031】以下に、この装置の仕様の主だったものを
述べる。まず、2種以上の飲料の同時注出はないものと
して、1回当りの注出は5秒間で約 200ccを標準とす
る。シロップの冷却は4±2℃を確保できると同時に、
結氷がなく注出はチューブにより行う。水はポンプP1
により加圧し、フローレギュレータで定量制御した後、
冷却パイプCPを通り、チューブポンプPと連動する電
磁弁Vから抽出される。一方、水の冷却は、コンプレッ
サーCから水槽4cの外周のエバポレータ(冷却手段)
4aに送られた冷気により行い、水温は1±1℃を確保
出来るように常に水漕4c内を攪拌し、氷量はIBCセ
ンサーにより制御する。飲料の温度は、カップ抽出され
た状態で 4.5℃以下が5秒間隔で連続的に確保すること
が要望されている。
【0032】飲料の注出はディスペンスレバーを押すこ
とにより、マイクロスイッチが作動して、ポンプ.電磁
弁.チューブポンプが作動する。シロップの残量が少な
くなった時、赤ランプが点灯し、水漕内の水量が少なく
なった時、黄ランプが点灯する。シロップの注出量の調
整と水の注出量の調整および水槽のドレーンの排出は前
面パネルを外して簡単に行えるようにする。水連続注出
ボタンと盗飲防止ボタンを扉の内部に設けて、扉が閉じ
ているときは、外部から操作できぬよう邪魔板をつけ
る。トレイは簡単に取り外せる構造とし、シロップ収納
室のドレーンと水漕のオーバーフローはトレイに合流さ
せる。電線.アース.水道接続チューブは本体の底部か
ら出し、背面、側面に広告などを張り付けたときでも、
任意の面から接続できる。
【0033】
【発明の効果】本発明にかかる箱収納バッグ用ポストミ
ックス飲料ディスペンサー装置は、以上のごとくになし
たゆえに以下のごとき多大な効果が生じた。まず、BI
B容器から飲料を直接コップに入れる方式は、雑菌に侵
されやすい飲料等の場合に衛生上非常に重要であるゆえ
に、これを採用した。
【0034】また、水だけを抽出できる機構もつけてい
る。つぎに、濃縮ジュース等の高粘度果汁の場合でも、
ミキシング機構をつけたゆえに、冷水と十分に混合させ
ることが出来るものとなった。飲料の混合比率は電圧を
変更するツマミを調整することにより容易に調整ができ
る。本機は無炭酸水と炭酸飲料のどちらも、無菌状態で
抽出できるものである。
【0035】さらには、請求項2と4の発明において
は、ウエイトチェッカーが付いているゆえに飲料の残量
がわかり対応し易いものとなった。
【0036】その上に、請求項5の発明においては、B
IBの段ボールを廃止できたゆえに省エネになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる箱収納バッグ用ポストミックス
飲料ディスペンサー装置の一実施例の回路図を示したも
のである。
【図2】図2は、図1のものを装置化した側面一部破断
断面図である。
【図3】図2の装置の前面扉を開けて、一部分を分解し
た分解斜視図を示したものである。
【図4】図2のもののチューブポンプとミキシング手段
の拡大正面断面図である。
【図5】図2のもののチューブポンプと別のミキシング
手段の拡大正面断面図である。
【図6】図3のものを組み立てて、濃縮シロップBIB
を収納し扉を閉めた斜視図である。
【図7】従来の飲料のBIBの斜視図である。
【図8】本発明の飲料のBIBの分解斜視図である。
【図9】図8の飲料のBIBの組立斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1a BIBの濃縮シロップ収納室 2 チューブポンプ 3 濃縮シロップBIB 3a 吐出チューブ 3c 袋 3d ケース 3e 蓋 4a,4b 冷却手段 5 飲料水回路 6 カーボネータ 7 ミキシング手段 8 ウエイトチェッカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 文朗 東京都港区芝浦2丁目15番6号 東京コ カ・コーラボトリング株式会社内 (72)発明者 岩▲崎▼ 隆 東京都港区芝浦2丁目15番6号 東京コ カ・コーラボトリング株式会社内 (72)発明者 早川 浩 東京都千代田区神田東松下町11 早川産機 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジング、該ハウジング内に設けられた
    箱収納高粘度飲料バッグ収納室、該箱収納高粘度飲料バ
    ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
    から伸びる吐出チューブ内の高粘度飲料を押し出すチュ
    ーブポンプ、上記のハウジング内に設けられた1ないし
    複数の冷却手段、該冷却手段で冷却される飲料水や炭酸
    水等の希釈水回路、該飲料水や炭酸水等の希釈水回路の
    先端に設けられたものであって且つ上記の箱収納高粘度
    飲料バッグの吐出チューブの先端に設けられた高粘度飲
    料希釈手段、および上記の高粘度飲料と飲料水や炭酸水
    等の希釈水の冷却と吐出および高粘度飲料希釈手段の駆
    動を制御する制御手段、より構成されたことを特徴とす
    る箱収納高粘度飲料バッグ用ポストミックス飲料ディス
    ペンサー装置。
  2. 【請求項2】ハウジング、該ハウジング内に設けられた
    箱収納高粘度飲料バッグ収納室、該箱収納高粘度飲料バ
    ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
    から伸びる吐出チューブ内の高粘度飲料を押し出すチュ
    ーブポンプ、上記のハウジング内に設けられた1ないし
    複数の冷却手段、該冷却手段で冷却される飲料水や炭酸
    水等の希釈水回路、該飲料水や炭酸水等の希釈水回路の
    先端に設けられたものであって且つ上記の箱収納高粘度
    飲料バッグの吐出チューブの先端に設けられた高粘度飲
    料希釈手段、上記の箱収納高粘度飲料バッグ内の高粘度
    飲料の重量を計るウエイトチェッカー、および上記の高
    粘度飲料と飲料水や炭酸水等の希釈水の冷却と吐出およ
    び高粘度飲料希釈手段の駆動を制御する制御手段、より
    構成されたことを特徴とする箱収納高粘度飲料バッグ用
    ポストミックス飲料ディスペンサー装置。
  3. 【請求項3】ハウジング、該ハウジング内に設けられた
    箱収納高粘度飲料バッグ収納室、該箱収納高粘度飲料バ
    ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
    から伸びる吐出チューブ内の高粘度飲料を押し出すチュ
    ーブポンプ、上記のハウジング内に設けられた1以上の
    冷却手段、該冷却手段で冷却される飲料水回路、上記の
    冷却手段で冷却されるカーボネータ、該カーボネータか
    ら伸びる炭酸水回路の先端に設けられたものであって且
    つ上記の飲料水回路の先端に設けられたものであってな
    お且つ上記の箱収納高粘度飲料バッグの吐出チューブの
    先端に設けられた高粘度飲料希釈手段、および上記の高
    粘度飲料と飲料水の冷却と吐出および高粘度飲料希釈手
    段の駆動を制御する制御手段、より構成されたことを特
    徴とする箱収納高粘度飲料バッグ用ポストミックス飲料
    ディスペンサー装置。
  4. 【請求項4】ハウジング、該ハウジング内に設けられた
    箱収納高粘度飲料バッグ収納室、該箱収納高粘度飲料バ
    ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
    から伸びる吐出チューブ内の高粘度飲料を押し出すチュ
    ーブポンプ、上記のハウジング内に設けられた1以上の
    冷却手段、該冷却手段で冷却される飲料水回路、上記の
    冷却手段で冷却されるカーボネータ、該カーボネータか
    ら伸びる炭酸水回路の先端に設けられたものであって且
    つ上記の飲料水回路の先端に設けられたものであってな
    お且つ上記の箱収納高粘度飲料バッグの吐出チューブの
    先端に設けられた高粘度飲料希釈手段、上記の箱収納高
    粘度飲料バッグ内の高粘度飲料の重量を計るウエイトチ
    ェッカー、および上記の高粘度飲料と飲料水の冷却と吐
    出および高粘度飲料希釈手段の駆動を制御する制御手
    段、より構成されたことを特徴とする箱収納高粘度飲料
    バッグ用ポストミックス飲料ディスペンサー装置。
  5. 【請求項5】ハウジング、該ハウジング内に設けられた
    箱収納高粘度飲料バッグ収納室、該箱収納高粘度飲料バ
    ッグ収納室に収納された箱収納高粘度飲料バッグの下方
    から伸びる吐出チューブ内の高粘度飲料を押し出すチュ
    ーブポンプ、上記のハウジング内に設けられた1ないし
    複数の冷却手段、該冷却手段で冷却される飲料水や炭酸
    水の一方または両者からなる1以上の希釈水回路、該希
    釈水回路の先端に設けられたものであって且つ上記の箱
    収納高粘度飲料バッグの吐出チューブの先端に設けられ
    た高粘度飲料希釈手段、および上記の高粘度飲料と飲料
    水や炭酸水等の希釈水の冷却と吐出および高粘度飲料希
    釈手段の駆動を制御する制御手段、より構成されたこと
    を特徴とする箱収納高粘度飲料バッグ用ポストミックス
    飲料ディスペンサー装置。しかして、上記のハウジング
    は、出し入れ自在の上記の箱収納高粘度飲料バッグを収
    容する専用収納箱を有する。
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