JP2000264395A - キャップ締結装置 - Google Patents

キャップ締結装置

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JP2000264395A
JP2000264395A JP11073381A JP7338199A JP2000264395A JP 2000264395 A JP2000264395 A JP 2000264395A JP 11073381 A JP11073381 A JP 11073381A JP 7338199 A JP7338199 A JP 7338199A JP 2000264395 A JP2000264395 A JP 2000264395A
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cap
container
mouth
holder
set position
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JP11073381A
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Takeo Nakai
健雄 中井
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SEKISUI PLANT SYSTEMS CO Ltd
Original Assignee
SEKISUI PLANT SYSTEMS CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器の口部にキャップを効率よく短時間で締結
する。 【解決手段】搬送装置3によって容器Vを設定位置に搬
送する間に、キャップ導入路4の終端部近傍に位置する
キャップCを押し上げ部材54によってその上方の設定
位置に押し上げ、このキャップCを設定位置で待機して
いるキャップホルダー68によって吸着し、キャップC
を吸着しているキャップホルダー68を容器Vの口部v
の上方に移送させる。そして、過負荷保護装置67およ
び回転軸65を介してキャップホルダー68を回転させ
ることにより、搬送装置3上の設定位置で保持されてい
る容器Vの口部vに、キャップCを適正に、締め過ぎる
ことなくねじ込んで締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水、薬液、粉粒体
などの容器の口部にキャップを締結するキャップ締結装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、容器に水、薬液、粉粒体などを充
填した後、容器の口部にキャップを自動的に締結させる
ことが提案されている。すなわち、キャップ位置検出手
段によって、トレー上にランダムに収容されている複数
個のキャップ群中から一つのキャップの位置を画像処理
して検出し、その位置データに基づき、ロボットハンド
を該当するキャップの真上に移動させ、ロボットハンド
に設けた吸着部を下降させて上記キャップの天面を吸着
させる。そして、吸着部を上昇させて上記キャップをキ
ャップ群から取り出し、ロボットハンドのクランプ部に
よってキャップの側面を把持して芯出しを行う。この
後、ロボットハンドを回動させ、搬送用パレットに載置
されて仮締結位置に搬送されてきた容器の口部の真上に
キャップを位置させる。次いで、クランプ部によるキャ
ップの側面の把持を解除して吸着ヘッドを回転させつつ
吸着部を下降させ、容器の口部にキャップを仮締結させ
る。仮締結が終了すれば、吸着部によるキャップの吸引
を解除し、仮締結された容器をキャップ本締結位置まで
移動させ、キャップ本締結装置によりキャップを所定ト
ルクに達するまでねじ込んで締結するものである(例え
ば、特公平6−76105号公報参照)。
【0003】なお、仮締結の際、ロボットハンドに設け
た吸着部はキャップの天面を吸着しているだけであるか
ら、一定のトルクが作用すると、吸着ヘッドが空回りす
る。したがって、キャップを締め過ぎることはない。
【0004】
【発明が解決しようする課題】容器の口部にキャップを
締結する場合、容器の搬送装置が停止している時間が長
くなると、効率が低下し、ひいては製造コストが上昇す
ることになるので、容器をできるだけ早く搬送すること
が好ましい。
【0005】ところが、前述したキャップ締結装置にお
いては、画像処理してキャップの位置を捜し当て、ロボ
ットハンドをその位置まで移動させてキャップの天面を
吸着させた後、容器の口部にキャップが位置するように
ロボットハンドを移動させる、といった作動にかなりの
時間が必要となり、キャップが吸着されて容器の口部に
仮締結されるまでの間、容器の搬送を停止させていなけ
ればならない。この結果、キャップ仮締結が完了するま
でに要する時間が長くなるという問題がある。
【0006】また、仮締結位置において、本締結まで行
うようにすると、さらに長時間にわたって容器の搬送を
停止させなければならない。そこで、容器を仮締結位置
から本締結位置まで移動させて本締結を行うこととし、
搬送装置の停止時間の短縮を図っているが、その結果と
して、仮締結装置の他に本締結装置が必要となり、設備
コストがかさむという欠点もある。
【0007】このように、キャップの締結に多くの時間
を必要とするばかりでなく、設備コストも高くつくの
で、全体的にキャップの締結に要するコストが割高にな
るという問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、容器の口部にキャップを効率的に短時間で
締結することのできるキャップ締結装置を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載のキャップ締結装置は、外周面に雄ねじを有する筒状
の口部が天井面に形成された容器を間欠的に搬送可能な
搬送装置と、容器の口部に螺合可能な雌ねじを内周面に
有し、天面を上に向けたキャップを導くキャップ導入路
と、キャップの天面を吸着可能な吸着部が水平方向に回
動自在とされたキャップホルダーを備え、キャップ導入
路の終端部近傍に導かれたキャップを吸着するととも
に、吸着したキャップを搬送装置によって設定位置に搬
送された容器の口部まで移送して容器の口部にねじ込む
キャップ締め付け装置と、からなり、前記キャップホル
ダーには、キャップを係止可能な係止部材が設けられ、
また、キャップ締め付け装置には、キャップを吸着した
キャップホルダーを回転軸を介して回転させて容器の口
部にねじ込む際、回転軸に一定以上のトルクが発生する
と、回転軸の回転を停止させる過負荷保護装置が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0010】この発明によれば、搬送装置によって容器
を設定位置に搬送する間に、キャップ導入路の終端部近
傍に位置するキャップをキャップホルダーによって吸着
して容器の口部の上方に移送させることができるので、
何処にあるのか一定しないキャップの位置を画像処理し
て捜し当て、その位置からその都度違うコースを通って
設定位置の容器の口部の上方にキャップを移送する作業
時間のロスがなく、円滑なキャップのねじ込み作業を行
うことができる。しかも、仮締結作業および本締結作業
の二工程に分ける必要がなく、仮締結作業を省いて本締
結作業のみを行えばよいので仮締結作業に必要な装置が
不要となり、設備コストを削減することができる。した
がって、全体的に、キャップの締結に要するコストを大
幅に削減することができる。
【0011】また、請求項2記載のキャップ締結装置
は、外周面に雄ねじを有する筒状の口部が天井面に形成
された容器を間欠的に搬送可能な搬送装置と、容器の口
部に螺合可能な雌ねじを内周面に有し、天面を上に向け
たキャップを導くキャップ導入路と、キャップ導入路の
終端部近傍に設けられ、キャップを設定位置に押し上げ
るキャップ押し上げ装置と、キャップの天面を吸着可能
な吸着部が水平方向に回動自在とされたキャップホルダ
ーを備え、キャップ押し上げ装置によって設定位置に押
し上げられたキャップを吸着するとともに、吸着したキ
ャップを搬送装置によって設定位置に搬送された容器の
口部まで移送して容器の口部にねじ込むキャップ締め付
け装置と、からなり、前記キャップホルダーには、キャ
ップに設けられた係止突条に係合可能な係止部材が設け
られ、また、キャップ締め付け装置には、キャップを吸
着したキャップホルダーを回転軸を介して回転させて容
器の口部にねじ込む際、回転軸に一定以上のトルクが発
生すると、回転軸の回転を停止させる過負荷保護装置が
設けられていることを特徴とするものである。
【0012】請求項1もしくは請求項2記載の発明にお
いて、搬送装置によって設定位置に搬送された容器の口
部の立ち上がり基部もしくは容器の胴部を保持する保持
装置が設けられていると、容器を設定位置に保持して確
実に位置決めすることができる。
【0013】また、請求項1もしくは請求項2記載の発
明において、搬送装置によって設定位置に搬送された容
器の口部に臨んでキャップのベレー掛け状態を検出する
キャップベレー掛け検出装置が設けられていると、キャ
ップの天面が設定位置にあるかそれとも傾いているかに
よって、キャップが容器の口部に適正にねじ込まれたか
否かを検出することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1乃至図3には、本発明のキャップ締結
装置1の一実施形態が示されている。
【0016】このキャップ締結装置1は、基台2と、基
台2に設置され、容器Vを載置して間欠的に搬送する搬
送装置3と、天面を上に向けたキャップCを導くキャッ
プ導入路4と、キャップ導入路4の取出部42に設けら
れ、キャップCを設定位置に押し上げるキャップ押し上
げ装置5と、基台2に設けられ、キャップ押し上げ装置
5によって設定位置に押し上げられたキャップCを吸着
して設定位置に搬送された容器Vの口部vまで移送する
とともに、容器Vの口部vにキャップCをねじ込むキャ
ップ締め付け装置6と、から構成されている。
【0017】ここに、容器Vは、L270×W270×
H374mmの20Kg用プラスチック製あるいは金属
製角形容器で例示されており、その天井面には外周面に
雄ねじを有する筒状の口部vが形成されている。一方、
キャップCの内周面には口部vの雄ねじに螺合可能な雌
ねじが設けられており、外周面には設定角度間隔をおい
て複数本の係止突条cが上下方向に形成されている。こ
のため、キャップCを容器Vの口部vにねじ込む際、係
止突条cが滑り止めとして機能することになる。なお、
キャップCの外周面に、係止突条cに代えて、凸状、凹
状、あるいはローレット(knurling)状の凹凸
模様などの係止部を設けておいてもよい。
【0018】基台2は、形鋼を適宜連結して形成されて
おり、基台2には、容器Vを載置して間欠的に搬送する
搬送装置3、および追って詳述するキャップ締め付け装
置6を支持する支柱21が立設されている。そして、支
柱21には、上下方向に延びるガイド211が固設され
ている。
【0019】また、基台2には、後述する搬送装置3に
よって容器Vが設定位置に搬送されたことを検出するリ
ミットスイッチ(マイクロスイッチ)などの検出装置S
1が設置されている。そこで、検出装置S1により設定
位置に搬送された容器Vを検出し、その検出結果に基づ
いて搬送装置3を停止させるように制御することができ
る。したがって、搬送装置3によって搬送される容器V
を設定位置に停止させることができる。
【0020】また、基台2には、搬送装置3上の容器V
が設定位置まで搬送されてきて停止した際、容器Vをそ
の設定位置に保持する保持装置22が付設されている。
この保持装置22は、容器Vの一方の側面に臨んで基台
2に設置された口部保持シリンダ221と、口部保持シ
リンダ221のピストンロッドに連結された口部保持部
材222と、容器Vの対向する他方の側面に臨んで基台
2に設置された押圧シリンダ223と、押圧シリンダ2
23のピストンロッドに連結された押圧部材224と、
からなり、口部保持部材222の先端部には、容器Vの
口部vの直径に対応するV字状もしくは半円状の切欠部
(図示せず)が形成されている。
【0021】保持装置22を構成する口部保持シリンダ
221および押圧シリンダ223は、通常、縮小位置に
あり、口部保持部材222および押圧部材224は、搬
送装置3による容器Vの搬送に支障がないように退避さ
れている。一方、搬送装置3上の容器Vが搬送されてき
て設定位置に停止すると、口部保持シリンダ221およ
び押圧シリンダ223が伸長作動し、口部保持部材22
2および押圧部材224は容器Vに向けて前進する。そ
して、口部保持部材222が容器Vの口部vの立ち上が
り基部を押圧保持するとともに、押圧部材224が容器
Vの対向する他方の側面を押圧する。この結果、容器V
を設定位置に移動しないように保持することができ、口
部vを位置決めすることができる。
【0022】搬送装置3は、基台2に回転自在に軸支さ
れた左右それぞれ一対で複数組のスプロケット31,3
1と、これらの左右のスプロケット31・・・31,3
1・・・31にそれぞれ巻回された左右一対のチェーン
32,32と、各チェーン32,32にそれぞれ設定間
隔をおいて固定された複数枚の載置板33と、から構成
される載置板付きチェーンコンベアで例示されている。
そして、左右のスプロケット31,31のうちの一組に
は、基台2に設置された電動モータ34が連結されてい
る。このため、電動モータ34を駆動させることによ
り、載置板33に載置された容器Vを垂直状態に支持し
て後方から前方へ(図3の左側から右側へ)間欠的に搬
送することができる。
【0023】この場合、電動モータ34をインバータ制
御によって緩やかに停止させ、あるいは、緩やかに始動
させることが好ましい。このように搬送装置3を緩やか
に停止あるいは始動させることにより、前述した検出装
置S1の検出結果に基づいて搬送装置3を停止させる場
合や、後述するキャップ締め付け装置6によるキャップ
Cのねじ込み作業終了後に搬送装置3を始動させる場合
に、容器Vが慣性によって移動したり転倒したりするこ
とを防止できる。
【0024】なお、搬送装置3は、載置板付きチェーン
コンベアで例示したが、ローラーコンベアやベルトコン
ベアなど、任意の搬送手段を採用することができる。
【0025】キャップ導入路4は、樋状に形成されてお
り、搬送装置3の近傍に向かって下り勾配の傾斜部4
1、および傾斜部41の先端に直交して接続された水平
な取出部42を有している。そこで、キャップ導入路4
に導かれたキャップCは、傾斜部41を通って、取出部
42の基端部へ供給される。もっとも、キャップ導入路
4は、必ずしも搬送装置3の近傍に向かう下り勾配とさ
れている必要はなく、搬送装置3と平行に設けられてい
てもよく、さらに、勾配のない水平状態とされていても
よい。
【0026】ここに、キャップCは、天面を上に向けた
状態でキャップ導入路4に導入される。また、キャップ
Cは、キャップ製造メーカーからの購入品や、図示しな
い洗浄工程によって洗浄されたリサイクル品が採用され
る。
【0027】なお、キャップ導入路4は、樋状(溝状)
のみに限定するものではなく、筒状であってもよい。ま
た、キャップ導入路4に送り出し装置を付設し、送り出
し装置によってキャップCをキャップ導入路4の取出部
42に向けて強制的に供給するようにしてもよい。
【0028】キャップ押し上げ装置5は、キャップ導入
路4の取出部42の基端部側に設けられた送りシリンダ
51と、送りシリンダ51のピストンロッドに連結され
た送り部材52と、キャップ導入路4の取出部42の先
部に臨んで基台2に設けられた押し上げシリンダ53
と、押し上げシリンダ53のピストンロッドに連結され
た押し上げ部材54と、からなり、押し上げ部材54の
上端面は、キャップCの内径よりも若干小さく形成され
ている。
【0029】キャップ押し上げ装置5を構成する送りシ
リンダ51および押し上げシリンダ53は、通常、縮小
位置にあって、送り部材52はキャップ導入路4の取出
部42の基端部へのキャップCの導入を許容しており、
押し上げ部材54の上端面は取出部42の先部へのキャ
ップCの導入に支障がないように取出部42の底部と同
一平面内かもしくはそれ以下の位置にある。
【0030】キャップ導入路4に導かれたキャップCが
傾斜部41を通って取出部42の基端部に到達すると、
送りシリンダ51が伸長作動し、送り部材52は取出部
42の基端部に位置するキャップCをその先部に送り出
す。また、キャップCが取出部42の先部に送り出され
ると、押し上げシリンダ53が伸長作動し、押し上げ部
材54は取出部42の先部に位置するキャップCの天面
裏側を支持して取出部42の先部の上方に押し上げる。
この結果、キャップ導入路4に連続的に、もしくは、間
欠的に供給されるキャップCを1個ずつ取出部42の先
部の上方の設定位置に押し上げることができる。
【0031】なお、キャップ押し上げ装置5を送りシリ
ンダ51、送り部材52、押し上げシリンダ53および
押し上げ部材54で構成した場合を例示したが、キャッ
プ導入路4の終端部に直接押し上げシリンダ53および
押し上げ部材54を設けるようにしてもよい。この場合
は、キャップ導入路4の取出部42、送りシリンダ51
および送り部材52は不要となる。
【0032】また、押し上げ部材54を押し上げシリン
ダ53によって昇降させる場合を例示したが、押し上げ
シリンダ53に代えて電動モータを使用することもでき
る。例えば、電動モータの出力軸にカムを設け、カムに
よって押し上げ部材54を昇降させてもよく、電動モー
タの出力軸にピニオンを設け、ピニオンと噛み合うラッ
ク(押し上げ部材54)によって直接キャップCを昇降
させるようにしてもよい。いずれにしても、キャップC
を設定位置に押し上げればよく、押し上げ手段を限定す
るものではない。
【0033】また、キャップ押し上げ装置5は必ずしも
必要ではなく、キャップ押し上げ装置5の全てを省いて
もよい。すなわち、キャップ導入路4の終端部の設定位
置に供給されたキャップCを、キャップ押し上げ装置5
によって押し上げることなく、後述するキャップ締め付
け装置6のキャップホルダー68によって直接吸着する
ようにしてもよい。なお、この場合、キャップホルダー
68がキャップ導入路4の終端部の設定位置に供給され
たキャップCの上方から降りてきてキャップCを吸着す
るようにしておけばよい。
【0034】キャップ締め付け装置6は、基台2の支柱
21に取り付けられて上下方向に昇降自在な昇降部材6
1と、昇降部材61と支柱21との間に配設された昇降
シリンダ62と、昇降部材61に取り付けられて垂直軸
線回りに回動自在な回動部材63と、回動部材63と昇
降部材61との間に配設された回動シリンダ64と、回
動部材63に垂直軸線回りに回転自在に軸支された回転
軸65と、回動部材63に設けられ、回転軸65に一定
以上のトルクが作用した際に回転軸の回転を停止させる
過負荷保護装置67を介して回転軸65を回転させる回
転装置66と、回転軸65の下端に一体に固定されたキ
ャップホルダー68と、から構成されている。
【0035】昇降部材61には、摺動部材611が固設
されており、この摺動部材611は、支柱21に付設さ
れたガイド211に摺動自在に嵌挿されている。このた
め、支柱21と昇降部材61間に配設された昇降シリン
ダ62を伸縮作動させることにより、昇降部材61を支
柱21に設けたガイド211に沿って昇降させることが
できる。また、昇降部材61の搬送装置3寄りの側面部
の上部および下部には、後述する回動部材63の回動軸
631を回動自在に軸支する軸受612,612が設け
られている。
【0036】回動部材63は、上下方向に延びる回動軸
631と、この回動軸631に連結材632を介して一
体に固定された載置台633と、からなり、回動軸63
1は、昇降部材61に設けられた上下一対の軸受61
2,612に軸支されている。このため、昇降部材61
と回動部材63の載置台633間に配設された回動シリ
ンダ64を伸縮作動させると、回動部材63の回動軸6
31が昇降部材61に設けられた軸受612,612に
軸支されて回動し、回動部材63の載置台633は回動
軸631の垂直軸線回りに円弧を描いて回動する。ま
た、載置台633には、後述する回転軸65を回転自在
に軸支する軸受634を内装したハウジング635が固
定されている(図4参照)。
【0037】回転軸65は、図4に示すように、回動部
材63の載置台633を貫通して上下方向に延設されて
おり、載置台633に固定されたハウジング635の軸
受634によって軸支されて垂直軸線回りに回転自在と
されている。また、回転軸65には、その軸芯方向にエ
ア通路65aが形成されており、回転軸65の上端は、
図示しないエアコンプレッサなどの真空源に接続されて
いる。
【0038】回転装置66は、回動部材63の載置台6
33に取付台636を介して固定されたモータ661
と、モータ661の出力軸に固定されたプーリ662
と、後述する過負荷保護装置67のケース671に固定
されたプーリ663と、これらのプーリ662,663
間に巻回されたベルト664と、からなり、モータ66
1には、電動モータと減速歯車装置とを組み合わせて一
体化したギヤードモータが採用されている。したがっ
て、モータ661を駆動させると、プーリ662,66
3およびベルト664を介して過負荷保護装置67のケ
ース671を回転駆動させることができる。そして、過
負荷保護装置67のケース671が回転すると、後述す
るように、回転軸65が回転する。
【0039】過負荷保護装置67は、回転軸65に一定
以上のトルクが発生した際、回転軸65の回転を停止さ
せるものである。この過負荷保護装置67としては、ケ
ース671と、ケース671内に軸受672を介して回
転自在に軸支され、ポケット673aが形成されたカム
軸673と、カム軸673のポケット673aに嵌入可
能なカムフォロア674を回転自在に軸支するととも
に、ケース671に設けた支点671a回りに回動自在
に軸支されたレバー675と、レバー675とケース6
71間に配設され、カムフォロア674によるカム軸6
73のポケット673aに対するラジアル方向の押圧力
を調整ネジ671aによって調整可能とされた圧縮バネ
676と、から構成されており、前述した回転軸65は
過負荷保護装置67のカム軸673とキーを介して連結
されている(図5参照)。このような過負荷保護装置6
7としては、例えば、株式会社椿本チェーンの販売に係
るトルクガードTGM6を好適に採用することができ
る。
【0040】したがって、モータ661を駆動させる
と、前述したように、プーリ662,663およびベル
ト664を介して過負荷保護装置67のケース671を
回転駆動させることができる。ケース671を回転させ
ると、カムフォロア674がカム軸673のポケット6
73aに嵌入されているので、カム軸673が回転し、
さらに、カム軸673に連結された回転軸65も回転す
る(図5(a)参照)。なお、モータ661による回転
軸65の回転方向は、後述するように、キャップホルダ
ー68によってキャップCを容器Vの口部vにねじ込む
方向に設定されている。
【0041】ところが、モータ661によって回転軸6
5が回転している時、回転軸65に一定以上のトルクが
発生すると、カムフォロア674はカム軸673のポケ
ット673aから離脱し、カム軸673の外周面に乗り
上げて転動する。この結果、モータ661が回転を継続
しても、カム軸673に設けられた軸受672に軸支さ
れてケース671が回転するのみとなり、カム軸67
3、すなわち、回転軸65の回転は停止する(図5
(b)参照)。
【0042】この際、モータ661の駆動が継続する
と、ケース671は回転し続けることになる。しかし、
一定以上のトルクが発生して回転軸65の回転が停止し
た場合、モータ661も合わせて停止させることが好ま
しい。例えば、カム軸673とケース671との相対的
な位置変位を検出する検出板(図示せず)を設け、この
検出板を介してリミットスイッチを切り換えることによ
り、モータ661を停止させることができる。
【0043】また、回転軸65に一定以上のトルクが発
生してカムフォロア674がカム軸673のポケット6
73aから離脱し、回転軸65の回転が停止した場合、
この状態から元の状態に復帰させるためには、モータ6
61をインチング(電源を微小時間ずつ切れ切れに入力
すること)するだけでよく、カムフォロア674は容易
にカム軸673のポケット673aに入り込む。したが
って、カムフォロア674を速やかに元の位置に復帰さ
せて、再び回転軸65を回転させることができる。
【0044】なお、モータ661を駆動させ、プーリ6
62,663およびベルト664を介して回転軸65を
回転させる場合を例示したが、プーリ662,663お
よびベルト664に代えて、スプロケットおよびチェー
ンを採用することもできる。
【0045】キャップホルダー68は、図6に詳細に示
すように、回転軸65の下端に一体に固定されており、
回転軸65のエア通路65aに連通して上下方向に貫通
するエア通路681aを備えたホルダー本体681と、
ホルダー本体681の下面にエア通路681aを包囲し
て付設された吸着部、例えば、ジャバラ683と、ホル
ダー本体681の外周面に設定角度間隔をおいて設けら
れた複数個の水平ピン682a回りにそれぞれ回動自在
に軸支されるとともに、ホルダー本体681の下端を越
えて垂設された複数本の係止部材682と、ホルダー本
体681と係止部材682の上端部間に配設されたスプ
リング684と、からなり、係止部材682は、スプリ
ング684により、その下端がホルダー本体681の中
心方向に回動するように常時付勢されている。
【0046】ここに、押し上げシリンダ53を伸長作動
させ、キャップCの天面裏側を押し上げ部材54で支持
して上方に押し上げると、キャップCは押し上げ部材5
4上方の設定位置で待機しているキャップホルダー68
に接近してゆく。こうして、最終的には、ホルダー本体
681の下面に付設されているジャバラ683がキャッ
プCの天面に密着し、係止部材682がスプリング68
4の付勢力によりキャップCを挟持する。この場合、キ
ャップホルダー68の一の係止部材682がキャップC
の一の係止突条cに乗り上げる場合も想定される(図6
における左側の係止部材682とキャップCの係止突条
cの関係参照)。しかし、モータ661を駆動させて回
転軸65を回転させると、係止突条cヘ乗り上げている
係止部材682は、滑って回転し、キャップCの係止突
条cと係合することになる。そして、図示しない真空源
を作動させ、回転軸65のエア通路65aおよびホルダ
ー本体681のエア通路681aを経てエアを吸引する
と、ジャバラ683によって包囲されたキャップCの天
面に負圧が作用し、キャップCは吸着される。
【0047】なお、キャップホルダー68は、前述した
回動シリンダ64を伸縮作動させることにより、回動部
材63の載置台633とともに回動して、前述したキャ
ップ押し上げ装置5の押し上げ部材54上方の設定位置
と、搬送装置3上の設定位置に保持された容器Vの口部
vの上方位置との間を移動する。
【0048】また、キャップホルダー68を搬送装置3
上の設定位置に保持された容器Vの口部vの上方位置に
移動させた後、下降させて、キャップCを容器Vの口部
vにねじ込んでいくと、ねじ込み完了と同時に回転軸6
5に一定以上のトルクが発生して、回転軸65の回転は
停止する。このとき同時に、図示しない真空源の稼働が
停止してキャップCの天面の負圧が解除される。この
後、キャップホルダー68は、上方に引き上げられて、
再びキャップ押し上げ装置5の押し上げ部材54上方の
設定位置へと移動する。
【0049】また、基台2には、キャップ締め付け装置
6によって容器Vの口部vにねじ込まれたキャップCが
適正にねじ込まれているか否かを検出するためのキャッ
プベレー掛け検出装置S2が設置される。キャップベレ
ー掛け検出装置S2として、例えば、投光器および受光
器からなる光電スイッチを採用する場合、投光器および
受光器が設定位置に搬送された容器Vの口部vを挟むよ
うに対向して配設され、上記のような光電スイッチ2対
が近接して設けられる。正常の場合、投光器から照射さ
れたビームは受光器で受光される。しかし、キャップC
がベレー掛け状態となっていると、光電スイッチ2対の
うちの少なくともどちらかの照射光が、傾斜したキャッ
プCの天面によって遮られて、キャップCのベレー掛け
状態の有無が検出される。このキャップベレー掛け検出
装置S2としては、例えば、オムロン株式会社の製造販
売に係る透過形光電センサE32−TC200が好適に
採用される。もっとも、キャップCのベレー掛けが検出
できるものであれば、どのようなものでも採用すること
ができる。
【0050】次に、前述したキャップ締結装置1の作動
について説明する。初期状態においては、昇降シリンダ
62が伸長作動して昇降部材61は支柱21の上方に位
置しており、また、回動シリンダ64が縮小作動して回
動部材63の載置台633に設けられたキャップホルダ
ー68は、キャップ導入路4の取出部42の先部上方の
設定位置にある。また、キャップ押し上げ装置5の送り
シリンダ51が縮小作動して送り部材52はキャップ導
入路4の取出部42の基端部ヘのキャップCの進入を許
容するように後退しており、また、押し上げシリンダ5
3が縮小作動して押し上げ部材54は取出部42の先部
ヘのキャップCの送りを許容するように下降している。
【0051】このような初期状態から、搬送装置3を駆
動すると、載置板33に載置された容器Vは、口部vを
上方に向けた状態で搬送される。なお、載置板33上の
容器Vの口部vが、昇降部材61の軸受612に回動自
在に軸支された回動軸631に対して一定位置に来るよ
うにすることが望ましく、例えば、図1乃至図3に示さ
れている実施形態の場合、容器Vは口部vが右手前に来
るように載置板33上に載置されている。そして、容器
Vが設定位置に到達すると、検出装置S1が容器Vを検
出し、搬送装置3は停止する。次いで、口部保持シリン
ダ221および押圧シリンダ223を伸長作動させ、口
部保持部材222によって容器Vの口部vの立ち上がり
基部を押圧保持すると同時に、押圧部材224によって
口部保持部材222と対向する容器Vの一側面を押圧
し、容器Vを移動しないように保持する。
【0052】一方、キャップCがその天面を上に向けた
状態でキャップ導入路4の取出部42の基端部に供給さ
れている。その取出部42の基端部にキャップCが位置
していることを図示しないセンサによって検出すると、
送りシリンダ51が伸長作動し、送り部材52は取出部
42の基端部に位置するキャップCをその先部に送り出
すと同時に、次のキャップCの取出部42ヘの進入を阻
止する。取出部42の先部にキャップCが移動すると、
押し上げシリンダ53が伸長作動し、押し上げ部材54
はキャップCを押し上げる。
【0053】押し上げ部材54によって取出部42の先
部上方の設定位置に押し上げられるキャップCは、その
設定位置に予め待機しているキャップホルダー68の係
止部材682をスプリング684の付勢力に抗して押し
広げ、最終的には、ホルダー本体681の下面にエア通
路681aを包囲して付設されたジャバラ683の下端
に接するまで挿入される。したがって、係止部材682
がキャップCを挾持するとともに、キャップCの天面が
キャップホルダー68のジャバラ683に密着する。こ
の状態で、図示しない真空源を駆動させ、回転軸65の
エア通路65aおよびホルダー本体681のエア通路6
81aを経てエアを吸引すると、ジャバラ683によっ
て包囲されたキャップCの天面に負圧が発生し、キャッ
プCを吸着する。
【0054】この後、押し上げシリンダ53が縮小作動
して押し上げ部材54が下降すると、回動シリンダ64
が伸長作動し、回動部材63の載置台633は、図2に
おいて回動軸631を中心として時計回りに回動する。
こうして、キャップCを吸着したキャップホルダー68
は搬送装置3上に保持された容器Vの口部vの上方に移
動する。
【0055】このようなキャップ締め付け装置6による
キャップCの移送は、搬送装置3上の容器Vが設定位置
へ到達するまでの間に行われる。また、キャップCの移
送の間に送りシリンダ51が縮小作動して送り部材52
は後退し、先述同様、次のキャップCがキャップ導入路
4の取出部42の基端部に導かれる。そして、取出部4
2の基端部に供給されたキャップCは、送りシリンダ5
1および送り部材52によって取出部42の先部に送り
出され、キャップホルダー68が取出部42の先部上方
の設定位置に戻るまで待機する。
【0056】容器Vの口部vの上方にキャップホルダー
68が移動すると、昇降シリンダ62が縮小作動して昇
降部材61および回動部材63は下降し、キャップホル
ダー68が吸着しているキャップCは容器Vの口部vに
当接される。次いで、モータ661を駆動させると、過
負荷保護装置67を介して回転軸65、つまり、キャッ
プホルダー68は、容器Vの口部vに形成された雄ねじ
にキャップCの雌ねじが螺合する方向に回転する。この
時、キャップホルダー68の少なくとも1本の係止部材
682がキャップCの係止突条cと係合する。したがっ
て、キャップCを容器Vの口部vにねじ込むことができ
る。すなわち、容器Vの口部vの雄ねじがキャップCの
雌ねじにねじ込まれる。
【0057】なお、キャップホルダー68の係止部材6
82がキャップCの係止突条cに乗り上げた状態でキャ
ップCを挾持していたとしても、キャップホルダー68
が回転すると、係止部材682は係止突条cから離脱
し、その係止突条c以外のキャップCの外周面を挾持し
つつ回転し、次の係止突条cと係合するので、確実にキ
ャップCを口部vにねじ込むことができる。
【0058】キャップCが容器Vの口部vにねじ込ま
れ、それらの雄ねじと雌ねじとの螺合が終了すると、も
はやキャップCのねじ込みは不可能となる。しかしなが
ら、係止部材682と係止突条cとが係合しているの
で、キャップホルダー68はなおもキャップCを回転さ
せようとする。そこで、キャップホルダー68を介して
回転軸65に一定以上のトルクが発生する。一定以上の
トルクが回転軸65に発生すると、過負荷保護装置67
が作動し、回転軸65は回転を停止する。そして同時
に、モータ661および図示しない真空源も稼働を停止
する。この後、昇降シリンダ62を伸長作動させると、
キャップホルダー68は上昇して容器Vの口部vにねじ
込まれたキャップCの上方位置に退避する。次いで、回
動シリンダ64を縮小作動させると、キャップホルダー
68はキャップ押し上げ装置5の押し上げ部材54の上
方の設定位置に移動する。この間、モータ661をイン
チング制御し、過負荷保護装置67のカム軸673のポ
ケット673aにカムフォロア674を嵌入させ、再び
回転軸65を回転させることのできる元の状態に復帰さ
せておく。
【0059】一方、容器Vの口部vにキャップCをねじ
込んだ後、昇降シリンダ62が伸長作動してキャップホ
ルダー68が容器Vの口部vの上方に退避すると、キャ
ップベレー掛け検出装置S2によって、容器Vの口部v
にキャップCが適正にねじ込まれているかどうかが検出
される。なお、キャップベレー掛け検出装置S2によっ
てキャップCがベレー掛け状態にねじ込まれていること
を検出した場合は、詳細には図示しないが、警報を作動
させて作業者に報知し、人為的にキャップCをねじ込む
ようにすればよい。あるいは、キャップCがベレー掛け
状態となっている容器Vを搬送装置3から自動的に排除
するようにしてもよい。
【0060】キャップCが容器Vの口部vに適正にねじ
込まれているかどうかを検出した後、口部保持シリンダ
221および押圧シリンダ223を縮小作動させ、口部
保持部材222および押圧部材224を容器Vから離脱
させて、容器Vの保持を解除させる。その後、搬送装置
3を駆動させて容器Vを次の工程に搬送する。
【0061】以下、同様に、次の容器Vを搬入し、再び
キャップCをキャップホルダー68によって吸着して容
器Vの口部vにねじ込む。
【0062】この結果、搬送装置3によって容器Vを設
定位置まで搬送する間に、キャップ導入路4の取出部4
2の先部に位置するキャップCをその上方の設定位置に
押し上げ、キャップホルダー68によってキャップCを
吸着し、キャップCを吸着したキャップホルダー68を
容器Vの口部vの上方に移動させることができるので、
作業時間のロスがなく、円滑なキャップCのねじ込み作
業を行うことができる。しかも、仮締結作業および本締
結作業の二工程に分ける必要がなく、本締結作業のみに
よるキャップCのねじ込み作業となるので、仮締結作業
に必要な装置が不要となり、設備コストを削減すること
ができる。したがって、全体として製造コストを大幅に
削減することができる。図7には、本発明のキャップ締
結装置1の他の実施形態が示されている。
【0063】この実施形態のキャップ締結装置1も、基
台2と、容器Vを載置して間欠的に搬送する搬送装置3
と、天面を上に向けたキャップCを導くキャップ導入路
4と、キャップ導入路4の終端部43に設けられ、キャ
ップCを設定位置に押し上げるキャップ押し上げ装置5
と、基台2に設けられ、キャップ押し上げ装置5によっ
て設定位置に押し上げられたキャップCを吸着して設定
位置に搬送された容器Vの口部vまで移送するととも
に、容器Vの口部vにキャップCをねじ込むキャップ締
め付け装置6と、から構成されており、以下、前述した
実施形態と相違する点について説明する。
【0064】搬送装置3によって容器Vが設定位置に搬
送されたことを検出し、搬送装置3を一時停止させるた
めの検出装置S1としては、一対の光電スイッチが採用
されている。
【0065】容器Vの口部vにキャップCが適正にねじ
込まれたか否かを検出するキャップベレー掛け検出装置
S2としては、画像センサカメラ、例えば、株式会社シ
ャープの製造販売に係る小型画像センサカメラIV−S
10が採用されている。
【0066】また、搬送装置3によって搬送されてきて
設定位置で停止した容器Vをその設定位置に保持する保
持装置22は、角形の容器Vの胴部に形成されている対
向する一対の垂直な稜線部を保持するようになされてい
る。具体的には、平面視角形の容器Vの胴部に形成され
た対向する一対の稜線部を結ぶ延長線上にそれぞれ設置
された一対の稜線部保持シリンダ225と、各稜線部保
持シリンダ225のピストンロッドにそれぞれ連結され
た一対の稜線部保持部材226と、からなり、稜線部保
持部材226の先端部は容器Vの胴部の稜線部を保持で
きるように略L字状に形成されている。
【0067】この保持装置22の稜線部保持シリンダ2
25は、通常、縮小位置にあって、稜線部保持部材22
6は、搬送装置3による容器Vの搬送に支障がないよう
に退避している。一方、搬送装置3が容器Vを設定位置
まで搬送して停止すると、稜線部保持シリンダ225は
伸長作動し、稜線部保持部材226が容器Vの胴部の稜
線部に向けて前進し、略L字状の先端部が容器Vの胴部
の対向する一対の垂直な稜線部を押圧保持する。この結
果、容器Vを設定位置に保持して移動しないようにする
ことができる。
【0068】キャップ導入路4は、搬送装置3とほぼ平
行に設置され、キャップ締め付け装置6の近傍に向かう
水平な樋状とされている。この場合、キャップCは、図
示しない送り出し装置によって、天面を上に向けた状態
でキャップ導入路4に次々と供給され、キャップ導入路
4の終端部43まで導かれる。
【0069】キャップ押し上げ装置5は、キャップ導入
路4の終端部43に臨んで設けられた押し上げシリンダ
53と、押し上げシリンダ53のピストンロッドに連結
された押し上げ部材54と、からなる。通常、押し上げ
シリンダ53は縮小位置にあり、押し上げ部材54の上
端面はキャップ導入路4の終端部43へのキャップCの
導入に支障がないように終端部43の底面と同一平面内
かもしくはそれ以下の位置にある。そして、キャップ導
入路4の終端部43にキャップCが位置していることを
確認すると、押し上げシリンダ53は伸長作動し、押し
上げ部材54がキャップCの天面裏側を支持して終端部
43の上方に押し上げる。この結果、キャップ導入路4
に供給されたキャップCは、1個ずつ終端部43上方の
設定位置に押し上げられる。
【0070】キャップ締め付け装置6は、基台2に設け
た産業用ロボットで例示されており、回動部材63とし
てのアーム63Aと、アーム63Aの先端部に垂直軸線
回りに回転自在に軸支された回転軸65と、アーム63
Aの先端部に固定された回転装置66と、回転装置66
の回転を回転軸65に伝動するとともに、回転軸65に
一定以上のトルクが発生した際に回転軸65の回転を停
止させる過負荷保護装置69と、回転軸65の下端に一
体に固定されたキャップホルダー68と、からなる。
【0071】アーム63Aは、伸縮自在であって、基台
2に対して旋回自在および起伏自在に構成されており、
詳細には説明しないが、アーム63Aの伸縮作動、旋回
作動および起伏作動を組み合わせることにより、キャッ
プホルダー68に吸着されたキャップCを、前述した押
し上げ部材54上方の設定位置から、搬送装置3上の設
定位置に搬送されて保持装置22により保持された容器
Vの口部vへ移送することができる。また、アーム63
Aの先端には軸受634を内装したハウジング635が
固定されており(図8参照)、ハウジング635の上方
には回転装置66を構成するモータ661が固定されて
いる。
【0072】回転軸65の軸芯は、図8に示すように、
モータ661の出力軸の軸芯の延長線上に位置するよう
に設定されており、回転軸65の上端部はアーム63A
に固定されたハウジング635の軸受634によって回
転自在に軸支されている。そして、回転軸65の軸芯に
はその下端から中程に延びるエア通路65aが形成され
ており、エア通路65aはハウジング635に形成され
た空気室635aに開口されている。ハウジング635
の下端部と回転軸65の外表面とは外気が浸入しないよ
うにシールされており、空気室635aは図示しないエ
アコンプレッサなどの真空源に接続されている。
【0073】過負荷保護装置69は、モータ661の出
力軸の下端に固定された駆動側スプロケット691と、
回転軸65の上端に固定されたハブ692と、ハブ69
2の筒状突出部の外周に挿着された摩擦板693,69
3と、摩擦板693,693によって挾持された被駆動
側スプロケット694と、駆動側スプロケット691お
よび被駆動側スプロケット694の外周に沿ってグルリ
と巻回された一体物の2列のローラチェーン695と、
被駆動側スプロケット694を挟持する摩擦板693,
693の摩擦力を調整する皿バネ696と、から主に構
成されている。このような過負荷保護装置69として、
例えば、株式会社椿本チェーンの製造販売に係るトルク
リミターカップリングを採用することができる。
【0074】したがって、モータ661を駆動させる
と、駆動側スプロケット691が回転し、同時に、ロー
ラチェーン695を介して被駆動側スプロケット694
も回転する。そして、被駆動側スプロケット694が回
転すると、摩擦板693,693を介してハブ692、
すなわち、回転軸65が回転する。ここに、回転軸65
の回転方向は、キャップホルダー68がキャップCを容
器Vの口部vにねじ込む方向に設定されている。
【0075】ところが、キャップCが容器Vの口部vに
十分ねじ込まれて、回転軸65に一定以上のトルクが発
生すると、ハブ692に設けた摩擦板693,693
と、摩擦板693,693が挟持している被駆動側スプ
ロケット694との間に滑りが生じ、被駆動側スプロケ
ット694が空回りして回転軸65の回転が停止する。
なお、詳細には図示しないが、被駆動側スプロケット6
94に特殊カムが設けられるとともに、特殊カムに対向
して、ハブ692に近接スイッチが設けられており、回
転軸65に一定以上のトルクが発生して回転軸65が回
転を停止すると、被駆動側スプロケット694とハブ6
92との相対変位(スリップ)が検出されて、自動的に
モータ661の駆動が停止するようになされている。
【0076】回転軸65が回転を停止する際のトルク
は、被駆動側スプロケット694を挟持している摩擦板
693,693を押圧している皿バネ696の押圧力を
ビスなどにより調整することによって、自由に設定でき
る。また、回転軸65が回転を停止したことによって、
モータ661の駆動が停止すると、過負荷保護装置69
は自ずから元に復帰する。したがって、次のキャップC
を容器Vの口部vに移送した後、再びモータ661を駆
動させれば、元通りに回転軸65が回転する。
【0077】また、前述の過負荷保護装置69において
は、モータ661の出力軸と回転軸65が同一軸芯上に
位置している場合を例示したが、それらの軸が平行に位
置する場合は、駆動側軸もしくは被駆動側軸に過負荷保
護装置69を設け、駆動側軸および被駆動側軸に設けた
スプロケット間にチェーンなどを掛け回すなどして動力
を伝動させればよい。この場合の過負荷保護装置69と
しては、例えば、株式会社椿本チェーンの製造販売に係
るトルクリミターを好適に使用することができる。
【0078】キャップホルダー68は、図9に詳細に示
すように、回転軸65の下端に一体に固定されており、
回転軸65のエア通路65aに連通して上下方向に貫通
するエア通路681aを備えたホルダー本体681と、
ホルダー本体681下面のエア通路681aの開口部に
気密に付設された吸着部、例えば、ゴム、プラスチック
などからなる吸盤685と、ホルダー本体681の設定
半径の円周上に設定角度間隔をおいて設けられ、ホルダ
ー本体681の下端を越えて垂設された複数本の係止部
材682と、ホルダー本体681に固定されて係止部材
682の脱落を防止する保持材686と、からなり、こ
の実施形態においては、キャップCの外径に合わせて係
止部材682を交換することができる。
【0079】このような構成とされたキャップホルダー
68にキャップCを下方から接近させると、吸盤685
がキャップCの天面に密着し、係止部材682がキャッ
プCの外周面の係止突条cと係合する。そして、図示し
ない真空源を作動させ、ハウジング635の空気室63
5a、回転軸65のエア通路65aおよびホルダー本体
681のエア通路681aを経てエアを吸引すると、吸
盤685によって包囲されたキャップCの天面に負圧が
作用し、キャップCは吸着される。
【0080】なお、キャップホルダー68の一の係止部
材682がキャップCの一の係止突条cと干渉する場合
も想定される。しかし、キャップホルダー68の係止部
材682の下端には面取り部mが設けられており、ま
た、キャップCは押し上げ部材54上に緩く支持されて
いるだけだから、キャップCが係止部材682の面取り
部mによって若干回動させられて、キャップCの係止突
条cがキャップホルダー68の係止部材682と係合す
る。
【0081】次に、図7乃至図9に示したキャップ締結
装置1の実施形態の作動について説明する。
【0082】初期状態においては、アーム63Aが旋回
作動、起伏作動および伸縮作動して、キャップホルダー
68はキャップ導入路4の終端部43上方の設定位置に
移動している。また、キャップ押し上げ装置5の押し上
げシリンダ53が縮小作動して押し上げ部材54はキャ
ップ導入路4の終端部43へのキャップCの導入を許容
するように下降している。
【0083】このような初期状態から、搬送装置3を駆
動すると、容器Vは口部vを上方に向けた状態で搬送さ
れる。なお、図7の場合、容器Vの口部vが平面視右手
前に配設されて搬送される。そして、容器Vが設定位置
に到達すると、検出装置S1が容器Vを検出し、搬送装
置3は停止する。ここに、稜線部保持シリンダ225,
225を伸長作動させ、容器Vの胴部の対向する一対の
垂直な稜線部を稜線部保持部材226,226によって
押圧し、容器Vが移動しないように保持する。
【0084】一方、キャップ導入路4には、キャップC
がその天面を上に向けた状態で順次供給される。キャッ
プ導入路4の終端部43にキャップCが位置しているこ
とを図示しないセンサによって検出すると、押し上げシ
リンダ53が伸長作動し、押し上げ部材54はキャップ
Cを押し上げると同時に、次のキャップCが終端部43
ヘ進入するのを阻止する。
【0085】押し上げ部材54によってキャップ導入路
4の終端部43上方の設定位置に押し上げられるキャッ
プCは、その設定位置に予め待機しているキャップホル
ダー68の係止部材682で形成される空間内へ挿入さ
れ、その天面がキャップホルダー68の吸盤685と接
するまで押し入れられる。この状態で、図示しない真空
源を駆動させ、ハウジング635の空気室635a、回
転軸65のエア通路65aおよびホルダー本体681の
エア通路681aを経てエアを吸引すると、吸盤685
によって包囲されたキャップCの天面に負圧が発生し、
キャップCを吸着する。
【0086】この後、押し上げシリンダ53を縮小作動
させて押し上げ部材54をキャップホルダー68の下方
に離脱させ、アーム63Aを伸縮、起伏および旋回させ
ることにより、キャップホルダー68によって吸着され
たキャップCを搬送装置3上に保持された容器Vの口部
vの上方に移送させる。
【0087】押し上げシリンダ53が縮小作動すれば、
キャップ導入路4の終端部43の上面が平坦になるの
で、次のキャップCはキャップ導入路4の終端部43に
導かれ、キャップホルダー68が再び終端部43上方の
設定位置に戻るまで待機する。
【0088】容器Vの口部vの上方にキャップホルダー
68を移動させた後、アーム63Aの伸縮および起伏に
よってキャップホルダー68を下降させ、キャップホル
ダー68に吸着しているキャップCを容器Vの口部vに
当接させる。次いで、モータ661を駆動させると、過
負荷保護装置69を介して、回転軸65、すなわち、キ
ャップホルダー68は容器Vの口部vに形成された雄ね
じにキャップCの雌ねじが螺合する方向に回転する。こ
の時、キャップホルダー68の係止部材682がキャッ
プCの係止突条cと係合しているのでキャップCを容器
Vの口部vにねじ込むことができる。
【0089】キャップCが容器Vの口部vにねじ込ま
れ、それらの雄ねじと雌ねじとの螺合が終了すると、も
はやキャップCのねじ込みは不可能となる。しかしなが
ら、キャップホルダー68の係止部材682とキャップ
Cの係止突条cとが係合しているので、キャップホルダ
ー68はなおもキャップCを回転させるように作用す
る。そこで、キャップホルダー68を介して回転軸65
に一定以上のトルクが発生する。一定以上のトルクが回
転軸65に発生すると、過負荷保護装置69が作動し、
回転軸65は回転を停止する。そして、同時に、モータ
661および図示しない空気源も稼働を停止する。この
後、アーム63Aを伸縮および起伏させて、キャップホ
ルダー68を容器Vの口部vにねじ込まれたキャップC
の上方に退避させる。次いで、アーム63Aを伸縮、起
伏、旋回させ、キャップホルダー68をキャップ導入路
4の終端部43上方の設定位置に移動させる。
【0090】なお、図8のような構成とされた過負荷保
護装置69を採用した場合は、モータ661をインチン
グ制御する必要はなく、モータ661の駆動が停止する
と、過負荷保護装置69は自ずから元に復帰する。した
がって、次のキャップCを容器Vの口部vに移送し、再
びモータ661を駆動させれば、回転軸65が回転す
る。
【0091】一方、容器Vの口部vにキャップCをねじ
込んだ後、キャップホルダー68が容器Vの口部vの上
方に退避すると、キャップベレー掛け検出装置S2によ
って、容器Vの口部vにキャップCが適正にねじ込まれ
ているかどうかが検出される。なお、キャップベレー掛
け検出装置S2によってキャップCがベレー掛け状態に
ねじ込まれていることを検出した場合は、詳細には図示
しないが、警報を作動させて作業者に報知し、人為的に
キャップCをねじ込むようにすればよい。あるいは、キ
ャップCがベレー掛け状態となっている容器Vを搬送装
置3から自動的に排除するようにしてもよい。
【0092】キャップCが容器Vの口部vに適正にねじ
込まれているかどうかを検出した後、稜線部保持シリン
ダ225を縮小作動させることにより、対向する容器V
の稜線部からそれぞれ稜線部保持部材226を離脱さ
せ、容器Vの保持を解除させる。その後、搬送装置3を
駆動させて容器Vを次の工程に搬送する。
【0093】以下、同様に、次の容器Vを搬入し、再び
キャップCをキャップホルダー68によって吸着して容
器Vの口部vにねじ込む。
【0094】この結果、この実施形態においても、搬送
装置3によって容器Vを設定位置まで搬送する間に、キ
ャップ導入路4の終端部43に位置するキャップCをそ
の上方の設定位置に押し上げ、キャップホルダー68に
よってキャップCを吸着し、その後、キャップホルダー
68によって吸着されたキャップCを容器Vの口部vの
上方に移送させることができるので、作業時間のロスが
なく、円滑なキャップCのねじ込み作業を行うことがで
きる。しかも、仮締結作業および本締結作業の二工程に
分ける必要がなく、本締結作業のみによるキャップCの
ねじ込み作業となるので、仮締結作業に必要な装置が不
要となり、設備コストを削減することができる。したが
って、全体として製造コストを大幅に削減することがで
きる。
【0095】図10には、キャップホルダー68の他の
実施形態が示されている。この実施形態のキャップホル
ダー68は、回転軸65の下端に螺合固定されたホルダ
ー本体681の外周縁から複数本の係止部材682が垂
設されており、この係止部材682は上部が幅広で下方
が次第に狭くなる略クサビ状に形成されている。したが
って、係止部材682とキャップCの係止突条cとが干
渉する位置にあっても、押し上げ部材54上に支持され
ているキャップCが若干回動し、係止部材682は係止
突条cと係合する。
【0096】また、この実施形態においては、ホルダー
本体681下面に開口する回転軸65のエア通路65a
の開口部を包囲して付設された吸着部、例えば、ゴムや
スポンジでリング状に形成されたクッション687が、
前述したジャバラ683や吸盤685に代えて配設され
ている。
【0097】つまり、この実施形態においても、キャッ
プホルダー68の係止部材682をキャップCの係止突
条cに係合させ、キャップCを吸着した後、容器Vの口
部vにねじ込むことができる。
【0098】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、搬送装置
によって容器を設定位置に搬送する間に、キャップ導入
路の終端部近傍に位置するキャップをキャップホルダー
によって吸着して容器の口部の上方に移送させることが
できるので、作業時間のロスがなく、円滑なキャップの
ねじ込み作業を行うことができる。しかも、仮締結作業
および本締結作業の二工程に分ける必要がなく、仮締結
作業を省いて本締結作業のみを行えばよいので、仮締結
作業に必要な装置が不要となり、設備コストを削減する
ことができる。したがって、全体的に、キャップの締結
に要するコストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップ締結装置の一実施形態を示す
正面図である。
【図2】図1のキャップ締結装置の平面図である。
【図3】図1のキャップ締結装置の左側面図である。
【図4】キャップ締め付け装置を一部省略して示す拡大
側面図である。
【図5】図4のキャップ締め付け装置に設けられた過負
荷保護装置の作動原理を模式的に示す説明図である。
【図6】図1のキャップ締結装置に設けられたキャップ
ホルダーの断面図である。
【図7】本発明のキャップ締結装置の他の実施形態を示
す斜視図である。
【図8】図7のキャップ締結装置のアーム(回動部材)
に設けられた過負荷保護装置を示す断面図である。
【図9】図7のキャップ締結装置に設けられたキャップ
ホルダーの断面図、底面図および係止部材の斜視図であ
る。
【図10】キャップホルダーのもう一つの実施形態を示
す斜視図、断面図およびキャップホルダーの係止部材と
キャップの係止突条との係合状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 キャップ締結装置 2 基台 3 搬送装置 4 キャップ導入路 5 キャップ押し上げ装置 54 押し上げ部材 6 キャップ締め付け装置 63 回動部材 63A アーム(回動部材) 65 回転軸 65a エア通路 66 回転装置 661 モータ 67,69 過負荷保護装置 68 キャップホルダー 682 係止部材 V 容器 v 口部 C キャップ c 係止突条 S1 検出装置 S2 キャップベレー掛け検出装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に雄ねじを有する筒状の口部が天
    井面に形成された容器を間欠的に搬送可能な搬送装置
    と、容器の口部に螺合可能な雌ねじを内周面に有し、天
    面を上に向けたキャップを導くキャップ導入路と、キャ
    ップの天面を吸着可能な吸着部が水平方向に回動自在と
    されたキャップホルダーを備え、キャップ導入路の終端
    部近傍に導かれたキャップを吸着するとともに、吸着し
    たキャップを搬送装置によって設定位置に搬送された容
    器の口部まで移送して容器の口部にねじ込むキャップ締
    め付け装置と、からなり、前記キャップホルダーには、
    キャップを係止可能な係止部材が設けられ、また、キャ
    ップ締め付け装置には、キャップを吸着したキャップホ
    ルダーを回転軸を介して回転させて容器の口部にねじ込
    む際、回転軸に一定以上のトルクが発生すると、回転軸
    の回転を停止させる過負荷保護装置が設けられているこ
    とを特徴とするキャップ締結装置。
  2. 【請求項2】 外周面に雄ねじを有する筒状の口部が天
    井面に形成された容器を間欠的に搬送可能な搬送装置
    と、容器の口部に螺合可能な雌ねじを内周面に有し、天
    面を上に向けたキャップを導くキャップ導入路と、キャ
    ップ導入路の終端部近傍に設けられ、キャップを設定位
    置に押し上げるキャップ押し上げ装置と、キャップの天
    面を吸着可能な吸着部が水平方向に回動自在とされたキ
    ャップホルダーを備え、キャップ押し上げ装置によって
    設定位置に押し上げられたキャップを吸着するととも
    に、吸着したキャップを搬送装置によって設定位置に搬
    送された容器の口部まで移送して容器の口部にねじ込む
    キャップ締め付け装置と、からなり、前記キャップホル
    ダーには、キャップに設けられた係止突条に係合可能な
    係止部材が設けられ、また、キャップ締め付け装置に
    は、キャップを吸着したキャップホルダーを回転軸を介
    して回転させて容器の口部にねじ込む際、回転軸に一定
    以上のトルクが発生すると、回転軸の回転を停止させる
    過負荷保護装置が設けられていることを特徴とするキャ
    ップ締結装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送装置によって設定位置に搬送さ
    れた容器の口部の立ち上がり基部もしくは容器の胴部を
    保持する保持装置が設けられていることを特徴とする請
    求項1もしくは請求項2記載のキャップ締結装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送装置によって設定位置に搬送さ
    れた容器の口部に臨んでキャップのベレー掛け状態を検
    出するキャップベレー掛け検出装置が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載のキャッ
    プ締結装置。
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