JP2000264138A - 自動車用内装パネルおよび内装パネルモジュール - Google Patents

自動車用内装パネルおよび内装パネルモジュール

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JP2000264138A
JP2000264138A JP11072309A JP7230999A JP2000264138A JP 2000264138 A JP2000264138 A JP 2000264138A JP 11072309 A JP11072309 A JP 11072309A JP 7230999 A JP7230999 A JP 7230999A JP 2000264138 A JP2000264138 A JP 2000264138A
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Japan
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wire harness
wire
panel
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interior panel
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JP11072309A
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Motohiro Yokoi
基宏 横井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内装パネルとワイヤハーネスとをモジュール
化することにより、自動車の組立工数の削減を図る。 【解決手段】 自動車の内装材として室内表面に取り付
けられる内装パネル11であって、車体パネルPに沿っ
て配索されるワイヤハーネスW/Hを覆うように配置さ
れるものにおいて、上記内装パネル11の裏面には、上
記ワイヤハーネスW/Hを構成する電線束Wa、Wbを
受け入れて保持可能な保持部材13を一体成形すると共
に、該保持部材13はワイヤハーネスW/Hの配索経路
A、Bに沿って電線束Wa、Wbを布線可能な位置に配
置し、上記内装パネル11の裏面をワイヤハーネスW/
hの組立板として兼用できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用内装パネ
ルおよび内装パネルモジュールに関し、詳しくは、ルー
フパネル、ドアパネル等の内装パネルとワイヤハーネス
とをモジュール化することにより、自動車の組立工数の
削減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】一例として、図7に示すように、自動車
用のルーフパネル1と車体パネル2との間に配索され、
ルームランプ等の機器をコントロールするためのワイヤ
ハーネスW/Hは、図8(A)に示すように、ワイヤハ
ーネスW/H製造工程において組立作業台3上で組み立
てられる。組立作業台3には、電線保持具3a、コネク
タ保持具3b、クリップ保持具3c等が所要位置に立設
されている。そして、前工程で組み立てられた電線Wと
コネクタCとからなる小単位のサブアッセンブリー(仮
結束)を電線保持具3aに沿って布線すると共に、コネ
クタCをコネクタ保持具3bに嵌合して位置決めし、順
次他の仮結束が組み合わせられる。更に、電線Wの外周
にテープ巻きが施され、所要位置にはワイヤハーネスW
/Hを車体パネル2に取り付けるためのクリップCLが
装着されて所要形態のワイヤハーネスW/H(図8
(B))が完成する。そして、自動車へのワイヤハーネ
スW/Hの組み付けに際しては、クリップCLを車体パ
ネル2の取付穴に嵌入することでワイヤハーネスW/H
を車体パネル2に固定し、その後、内装パネルとしての
ルーフパネル1を取り付けてワイヤハーネスW/Hを被
覆するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常は上記のように、
ワイヤハーネスW/Hとルーフパネル1が別個に製造さ
れ別個に自動車メーカーに納入されるため、特に車体パ
ネル2に沿って配索するワイヤハーネスW/Hの組み付
けに際しては、狭い領域で多くのクリップ止め作業が伴
なうため作業性が著しく悪かった。また、ワイヤハーネ
スW/Hは実際には、三次元的に配索される場合が多い
が、ワイヤハーネスW/Hの組立工程では、これを二次
元的に展開して組み立てるようにしている。このため、
実際の配索形態に正確に合致させるために、ワイヤハー
ネスW/Hの組立工程での寸法精度管理に大変な手間を
要していた。
【0004】本発明は上記した問題を解消せんとするも
ので、車体パネルと内装パネルとの間に配索されるワイ
ヤハーネスの組み付け作業性を大幅に向上させることを
課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、請求項1で、自動車の内装材として室内
表面に取り付けられる内装パネルであって、車体パネル
に沿って配索されるワイヤハーネスを覆うように配置さ
れるものにおいて、上記内装パネルの裏面には、上記ワ
イヤハーネスを構成する電線束を受け入れて保持可能な
保持部材を一体成形すると共に、該保持部材はワイヤハ
ーネスの配索経路に沿って電線束を布線可能な位置に配
置し、上記内装パネルの裏面をワイヤハーネスの組立板
として兼用できるようにしたことを特徴とする自動車用
内装パネルを提供している。
【0006】上記した構成とすると、内装パネルをワイ
ヤハーネスの組立板として利用することができる。これ
により、ワイヤハーネスを構成する仮結束を内装パネル
の裏面に直接布線することで所要形態のワイヤハーネス
を内装パネルの裏面に一体化することができる。
【0007】請求項2では、上記内装パネルの裏面に、
保持部材により位置決めされた所要の配索経路に沿って
電線束を布線保持させることで、内装パネルの裏面にワ
イヤハーネスを一体的に組み付けたことを特徴とする内
装パネルモジュールを提供している。
【0008】上記内装パネルモジュールによれば、車体
パネルへの内装パネルの取り付け作業のみでワイヤハー
ネスを配索することができる。このため、従来のよう
に、車体パネルへのワイヤハーネスの取り付けに際し、
取付穴にクリップを合致させて嵌入する作業が不要とな
り、作業工数を大幅に低減することができる。更に、ワ
イヤハーネスは、内装パネルの三次元形態に沿って予め
組み立てられるので、車体パネルの配索経路への適合性
も良好である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は、自動車の内装材として室内
表面に取り付けられる内装パネル11の一例としてのル
ーフパネルの裏面側を示し、該内装パネル11は、ワイ
ヤハーネスW/Hの組立板としての機能を備え、このた
め、図2に示す仮結束12a、12bを保持するための
保持部材13を一体的形成している。
【0010】上記内装パネル11は、樹脂製の成型品よ
りなり、これに一体成形された上記保持部材13は、図
3(A)乃至(C)に示すように、仮結束12a、12
bの電線束Wa、Wbを受け入れて保持可能な一対の保
持片13a、13bからなっている。保持片13a、1
3bは互いに対向するアーチ状で、一方の保持片13a
の外面に他方の保持片13bをオーバーラップさせて、
一方の保持片13aの先端に突設した係止突起13c
を、他方の保持片13bの対応する内面に形成した係止
凹部13dに嵌入することで互いの開きを規制するロッ
ク部13eを構成している。また、上記他方の保持片1
3bの先端には、外方へ傾斜突出する案内部13fを形
成し、該案内部13fに沿わせて電線束Wa、Wbを押
し込むことで、保持片13a、13bの弾性に抗して電
線束Wa、Wbを内部の保持領域14a内へ挿入可能と
している。
【0011】また、上記保持部材13の他の例として、
図3(D)に示すように、半筒状の保護材13gを使用
することもできる。該保護材13gは片持ち状で断面半
円状に突出され、保護材13gの弾性に抗して隙間部1
3hから電線束Wa、Wbを無理入れすることで、内部
の保持領域14b内に挿入可能としている。上記保護材
13gは、一般のワイヤハーネスに用いられるプロテク
タ、コルゲートチューブ等のように電線束Wa、Wbを
一定の領域に渉って保護する必要がある部位に適用され
る。
【0012】上記保持部材13は、内装パネル11と車
体パネルPとの間に配索されるワイヤハーネスW/Hの
配索経路に沿って、ワイヤハーネスW/Hを内装パネル
11の裏面に保持させるため、布線経路の方向付けがさ
れる分岐位置等の要所に配置している。また、内装パネ
ル11には、ルーフパネルに装着されるルームランプの
位置に対応して、保持されるワイヤハーネスW/Hのコ
ネクタCを接続するための開口部15a、15bが形成
されている。
【0013】次に上記構成からなる内装パネルを利用し
て、ワイヤハーネスW/Hを一体的に備えた内装パネル
モジュール16の組立工程について説明する。先ず、図
4(A)に示すように、内装パネル11の裏面をワイヤ
ハーネスW/Hの組立板として利用し、一方の仮結束1
2aを経路Aに沿って布線し、電線束Waを保持片13
a、13b間の保持領域14a内に挿入する。電線束W
aの挿入に際しては、図3(A)乃至(C)に示すよう
に、保持片13a、13bの弾性に抗して両者のオーバ
ーラップしている部分に無理入れすることで、内部の保
持領域14a内に電線束Waを挿入して保持させるよう
にしている。
【0014】続いて、他方の仮結束12bを経路Bに沿
って布線すると共に、電線束Wbを保護材13gに無理
入れして保持させ、さらに端末の端子Tを他方の仮結束
12aのコネクタC1に挿入してワイヤハーネスW/H
を完成させる。この場合、ワイヤハーネスW/Hは内装
パネル11と一体化され、従来のようにワイヤハーネス
W/H単体での取り扱いがないため、テープ巻きにより
形態を整える必要がない。このようにして、内装パネル
11の裏面にワイヤハーネスW/Hを一体的に組み付け
内装パネルモジュール16が完成する。
【0015】そして、上記内装パネルモジュール16を
自動車に組み付けるには、図5に示すように、ワイヤハ
ーネスW/Hが一体化された裏面側を車体パネルPに向
けて合致させ、通常用いられるループパネルの固定用の
部材によって固定することで、内装パネル11と同時に
ワイヤハーネスW/Hの取り付け作業が完了する。な
お、上記実施形態においては、ルーフパネルの例を示し
たが、図6(A)(B)に示すように、ドアパネル、イ
ンパネ等への適用も同様に行うことができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、車体パネルと内装パネルとの間に配索すべき
ワイヤハーネスの取付作業を、内装パネルの取付と同時
に行うことができ、作業性を向上できる。その際、クリ
ップ止め等の面倒な作業もなくすことができる。また、
ワイヤハーネスは内装パネルを組立板として直接布線さ
れるため、三次元的な配索経路にも確実に適合させるこ
とができる。よって、自動車の組立におけるモジュール
化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動車用内装パネルの裏面図で
ある。
【図2】 仮結束を示す図である。
【図3】 (A)乃至(D)は保持部材の詳細を示す図
である。
【図4】 (A)、(B)は本発明に係る内装パネルモ
ジュールの組立工程を示す図である。
【図5】 内装パネルモジュールを車体パネルに取り付
けた状態を示す図である。
【図6】 (A)が内装パネルモジュールをドアパネル
に適用した例を示す図、(B)はインパネに適用した例
を示す図である。
【図7】 従来のルーフパネルの組立工程を示す図であ
る。
【図8】 (A)、(B)は従来のルーフパネル用のワ
イヤハーネスの組立工程を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス Wa、Wb 電線束 C コネクタ P 車体パネル 11 内装パネル 12a、12b 仮結束 13 保持部材 16 内装パネルモジュール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内装材として室内表面に取り付
    けられる内装パネルであって、車体パネルに沿って配索
    されるワイヤハーネスを覆うように配置されるものにお
    いて、 上記内装パネルの裏面には、上記ワイヤハーネスを構成
    する電線束を受け入れて保持可能な保持部材を一体成形
    すると共に、該保持部材はワイヤハーネスの配索経路に
    沿って電線束を布線可能な位置に配置し、 上記内装パネルの裏面をワイヤハーネスの組立板として
    兼用できるようにしたことを特徴とする自動車用内装パ
    ネル。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の内装パネルの裏面
    に、保持部材により位置決めされた所要の配索経路に沿
    って電線束を布線保持させることで、内装パネルの裏面
    にワイヤハーネスを一体的に組み付けたことを特徴とす
    る内装パネルモジュール。
JP11072309A 1999-03-17 1999-03-17 自動車用内装パネルおよび内装パネルモジュール Withdrawn JP2000264138A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204521A (ja) * 2000-11-02 2002-07-19 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤハーネスの組付け方法及び組付け部の構造
JP2003320903A (ja) * 2002-04-26 2003-11-11 Kasai Kogyo Co Ltd 内装部品
JP2019025921A (ja) * 2017-07-25 2019-02-21 トヨタ紡織株式会社 乗物用内装材に対する電気部品の組付構造

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