JP2000263966A - 配送伝票 - Google Patents

配送伝票

Info

Publication number
JP2000263966A
JP2000263966A JP11065846A JP6584699A JP2000263966A JP 2000263966 A JP2000263966 A JP 2000263966A JP 11065846 A JP11065846 A JP 11065846A JP 6584699 A JP6584699 A JP 6584699A JP 2000263966 A JP2000263966 A JP 2000263966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
delivery
adhesive
layer
delivery slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11065846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4170504B2 (ja
Inventor
Sayuri Morimoto
小百合 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP06584699A priority Critical patent/JP4170504B2/ja
Publication of JP2000263966A publication Critical patent/JP2000263966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4170504B2 publication Critical patent/JP4170504B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝票基材の下面側に剥離可能に形成された接
着層を有する配送伝票において、前記接着層と剥離する
必要性のある伝票基材部分の裏面と前記接着層との接着
力の調整を容易にし、また伝票基材を接着層から剥離す
る際の、伝票基材裏面の紙ムケの発生を防止する配送伝
票を提供するものである。 【解決手段】 少なくとも表面側に配送情報記入欄を有
する伝票部が設けられた伝票基材と、前記伝票基材の下
面側に剥離可能に形成された接着層とを有する配送伝票
であって、前記伝票基材の伝票部の下面に剥離層が形成
され、前記剥離層と前記接着層との間の少なくとも一部
分に、前記接着層の接着力を抑制する接着力抑制層が形
成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、百貨店の商品や、
運送会社の宅配荷物に貼付して、荷物の発送から引き渡
しまでを、1枚のシートで管理することが可能な配送伝
票に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、表面側に配送情報記入欄など
が印刷されている例えば配達票部や貼付票部を備える伝
票基材が配送伝票に多く使用されている。伝票基材は、
裏面側に接着層が設けられ、伝票基材をスリットするこ
とにより配達票部や貼付票部などの複数の伝票部に区画
されている。配達票部は、受領印欄を備えており、剥が
して受領票部としても使用され、また貼付票部は、荷物
に貼付したまま受取人に引き渡される。そのため、通常
配達票部は、伝票基材の裏面側に設けた接着層と剥離す
ることができる状態で接着されていて、一方貼付票部
は、接着層と確実に接着されている必要がある。
【0003】また、荷物の受取人の都合により、荷物に
貼付された貼付票部を必要に応じて荷物から剥離するこ
とができるようにする場合もあり、配送伝票の使用目的
に応じて、一旦荷物に貼付した配達票部や貼付票部等の
種々の伝票部を荷物から剥離できるように調整したり、
剥離できないように調整する必要がある。
【0004】そこで、従来は、異なった接着力の接着剤
を使用して、必要に応じて配達票部や貼付票部に対する
接着力を調整していた。しかしながら、上記のような方
法では、特に荷物から剥離する例えば配達票部と、荷物
に接着したままの状態で剥離しない例えば貼付票部と
の、2種類の異なった接着力の接着剤を用意すること
は、煩雑であるという不都合があった。
【0005】そこで、伝票基材の配達票部の裏面に、印
刷インキをスクリーン印刷したり、網点面積がほぼ10
0%すなわちほぼ全面に印刷インキをつけるベタ印刷を
して、接着剤遮蔽層を形成するとともに、必要である場
合は、さらに、配達票部の周縁部に前記接着剤遮蔽層を
形成することにより、接着力を調整する配送伝票が提案
されている(特開平8−258458号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の配送伝
票は、伝票基材の裏面と接着層との間に、接着剤遮蔽層
を設けるために、印刷インキをベタ印刷あるいはスクリ
ーン印刷したりすることで形成したり、また部分的に非
印刷部を設けている。しかしながら、接着剤遮蔽層をス
クリーン印刷で設けたり、部分的に非印刷部を設けた際
には、用紙が直接接着剤と接触するため接着剤の接着力
を強く設定した場合には、配送票を剥がす際に、伝票基
材裏面の紙ムケが生じる危険性がある。またベタ印刷で
は、接着力が弱く途中剥離の危険性もある。本発明の課
題は、伝票基材において、伝票基材の裏面側に形成され
た接着層から剥離する必要性のある部分の伝票基材を、
接着層から剥離する際の接着力の調整を容易にし、また
伝票基材を接着層から剥離する際における伝票基材裏面
の紙ムケの発生を防止する配送伝票を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。前記課題を解決
するために、請求項1の発明は、少なくとも表面側に配
送情報記入欄を有する伝票部が設けられた伝票基材と、
前記伝票基材の下面側に剥離可能に形成された接着層と
を有する配送伝票であって、前記伝票基材の伝票部の下
面に剥離層が形成され、前記剥離層と前記接着層との間
の少なくとも一部分に、前記接着層の接着力を抑制する
接着力抑制層が形成されていることを特徴とする配送伝
票である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の配送伝
票において、前記伝票基材は、前記伝票部の裏面側の角
部に、その伝票部を剥離するきっかけとなる剥離きっか
け部をさらに備えることを特徴とする配送伝票である。
【0009】請求項3の発明は、請求項2記載の配送伝
票において、前記伝票基材は、前記伝票部の裏面側の前
記剥離きっかけ部を含む1辺又は2辺に沿った部分に、
前記伝票部の剥離を容易にする接着力抑止部をさらに備
えることを特徴とする配送伝票である。
【0010】請求項4の発明は、請求項1から請求項3
までのいずれか1項に記載の配送伝票において、前記接
着力抑制層の少なくとも一部分には、接着力の抑制を制
限して、前記伝票部の剥落を防止する伝票部剥落防止部
をさらに備えることを特徴とする配送伝票である。
【0011】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
までのいずれか1項に記載の配送伝票において、前記伝
票部剥落防止部は、少なくとも印字するときの搬送方向
側の辺に沿って形成され、前記剥離きっかけ部又は前記
接着力抑止部は、印字するときの搬送方向側の辺以外の
辺に沿って形成されていることを特徴とする配送伝票で
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について、さらに詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明の配送伝票の第1実施
形態を示す正面図、図2は、配達票部を剥がした状態を
示す図、図3は、図1のA−A線断面図、図4は、図1
のB−B線断面図である。なお、図示していないが、配
送伝票10は、天地方向に折り兼切り取り用ミシン目を
境として多数連接された連続帳票として作成してあり、
後述の通り、使用時には、図1中、天方向に搬送されて
印字される。
【0013】第1実施形態の配送伝票10は、伝票基材
11と、第1接着層12と、中間基材13と、第2接着
層14と、剥離基材15とを有する。
【0014】伝票基材11には、スリットS1、S2に
よって、配達票部11aと貼付票部11bに区画されて
いる。伝票基材11は、上質紙、感熱紙、クラフト紙、
グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、
合成紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙が好適
に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の樹脂フ
ィルムであってもよい。伝票基材11の厚さは、通常
は、20〜200μm程度が好ましい。
【0015】配達票部11aは、宛名を表示する票部で
ある。配達票部11aは、荷物と引き換えに、受領印が
捺印され、受領証として使用される。また、配達票部1
1aは、後述のきっかけ部13bの位置を示すメッセー
ジ(「ここからはがして下さい」)を表示しており、配
達票部11aが剥がされるときの便宜をはかっている。
【0016】貼付票部11bは、宛名を表示する票部で
ある。この貼付票部11bは、荷物に貼り付けられたま
ま、受取人に渡される。受取人は、この貼付票部11b
により、差出人がわかる。
【0017】伝票基材11の配達票部11aの裏面に
は、剥離層16が設けられている。剥離層16は、シリ
コーン系剥離剤などを伝票基材11の配達票部11aの
裏面に塗布することにより形成され、剥離処理がなされ
ている。
【0018】第1接着層12は、伝票基材11の裏面側
の剥離層16の下側に形成されている層であり、伝票基
材11を中間基材13に接着している。第1接着層12
は、例えば、特開平8−48956公報で開示されてい
る感熱接着剤を用いて形成することができる。すなわ
ち、天然ゴムラテックス等の接着主材に、マイクロシリ
カ等の無機充填剤、コーンスターチ等の添加剤、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシランカップ
リング剤を一定割合で添加し、さらに必要に応じて、ポ
リビニルアルコール等のように、接着主材と相溶性を有
しない樹脂やその他の添加剤を添加して作製された接着
剤を感熱接着剤として塗布して、第1接着層12を形成
することができる。
【0019】中間基材13は、第1接着層12の下に配
置されている基材であり、伝票基材11を接着してい
る。中間基材13は、伝票基材11とほぼ同じ大きさで
あって、上質紙、感熱紙、複写用紙、クラフト紙、グラ
シン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成
紙、樹脂フィルムによりラミネートされた紙などの紙が
好適に用いられるが、セロファン、延伸ポリプロピレ
ン、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムであってもよい。
【0020】中間基材13と剥離層16の間には、接着
力抑制層13aと、剥離きっかけ部13bと、接着力抑
止部13cと、配達票剥落防止部13dとを備えてい
る。
【0021】接着力抑制層13aは、配達票部11aの
裏面の剥離層16と第1接着層12の間に形成され、そ
の配達票部11aの接着を抑えて、配達票部11aを剥
離可能にする層である。接着力抑制層13aは、スクリ
ーン印刷によって形成されている。すなわち、スクリー
ン印刷されていると、その領域の接着力が弱められるの
で、配達票部11aを剥がすことが可能になる。
【0022】剥離きっかけ部13bは、配達票部11a
を剥がすときのきっかけとなる部分である。剥離きっか
け部13bは、配達票部11aと相対する部分の角部で
あって、印字するときの搬送方向側の辺13eの端部以
外の部分に、ベタ印刷されて設けられている。剥離きっ
かけ部13bは、ベタ印刷されて設けられているため、
配達票部11aを接着しない。そのため、配達票部11
aの角部につめをひっかけることができて、それをきっ
かけとして、配達票部11aを簡単に剥がすことができ
る。また、剥離きっかけ部13bは、上述のように、印
字する際は搬送方向側の辺13eの端部以外の部分に、
設けられているので、搬送時に、剥がれてしまうことを
防止できる。
【0023】接着力抑止部13cは、配達票部11aの
剥離を容易にする部分である。接着力抑止部13cは、
配達票部11aの裏面の剥離層16と第1接着層12の
間に形成され、剥離きっかけ部13bを含み、印字時の
搬送方向に沿って、ベタ印刷されて設けられている。接
着力抑止部13cは、ベタ印刷されて設けられているの
で、配達票部11aを接着せず、配達票部11aを簡単
に剥がすことができる。また、接着力抑止部13cは、
上述のように、印字時の搬送方向と一致した形状である
ので、配達票部11aが、接着力抑止部13cから万一
浮いても、搬送に影響を与えず、プリンタにひっかかっ
て、剥がれてしまうことがない。
【0024】配達票剥落防止部13dは、配達票部11
aの剥落を防止する部分である。配達票剥落防止部13
dは、接着力抑止部13aの一部分を制限して、配達票
部11aに相対する部分であって、剥離きっかけ部13
bに対向する角部13fを含んだ2辺に沿った部分に設
けられている。配達票剥落防止部13dは、第1接着層
の接着剤により、配達票部11aの裏面の一部分と中間
基材13の表面の一部分とがしっかりと接着されてお
り、配送途中での配達票部11aの剥落を防止できる。
【0025】ここで、角部13fは、剥離きっかけ部1
3bに対向する角部であるので、配達票剥落防止部13
dは、少なくとも印字する時の搬送方向側の辺13eに
沿って設けられている。したがって、配達票剥落防止部
13dは、印字する時の搬送方向側の辺13eに沿っ
て、配達票部11aをしっかりと接着しているので、配
達票部11aのめくれあがりを防止できるため、印字搬
送時に、配達票部11aを不用意にひっかけてしまっ
て、剥がしてしまうことを防止できる。
【0026】第2接着層14は、中間基材13の下に形
成されている層であり、中間基材13を荷物に貼付可能
にする。第2接着層14は、アクリル系接着剤、天然ゴ
ム系接着剤、シリコーンゴム系接着剤などが好適に用い
られる。第2接着層14の接着剤の塗布量・塗布厚は、
特に限定されないが、好ましくは、塗布量は0.1〜5
0g/m2 であり、塗布厚は、0.1〜50μmであ
る。
【0027】剥離基材15は、第2接着層14の下に配
置されている基材であり、第2接着層14を保護する。
剥離基材15は、紙、織物、プラスチックフィルムなど
から形成されており、この面、すなわち、第2接着層1
4の側の面には、シリコーン系剥離剤などにより剥離処
理がなされている。剥離基材15の厚さは、特に限定は
されてないが、通常20〜200μm、好ましくは40
〜100μm程度である。
【0028】(作製方法)図5は、本発明の第1実施形
態にかかる配送伝票の作製方法を示している図である。
配送伝票10は、以下のように作製する。
【0029】(1)伝票基材11の配達票部11aの裏
面に、剥離剤を塗布して、剥離層16を形成する。そし
て、伝票基材11表面の配達票部11aと貼付票部11
bに配送情報記入欄などを印刷する(図5(A))。 (2)一方、中間基材13に、接着剤を塗布して第1接
着層12を形成する。そして、第1接着層12上に接着
力抑制層13aを印刷し、さらに、剥離きっかけ部13
b、接着力抑止部13c、問合せ先13gなどを印刷す
る。配達票剥落防止部13dにあたる部分には、何も印
刷しない。なお、このとき、スリットS1、S2の予定
位置よりも一回り大きめに、印刷しておくとよい(図5
(B))。印刷ズレ又はスリット位置ズレが発生して
も、それらのズレを吸収することができるからである。 (3)(2)で接着力抑制層13aを印刷した中間基材
13と、(1)で剥離剤を塗布した伝票基材11を丁合
して、圧着する(図5(C))。
【0030】(4)(3)で圧着された中間基材13の
裏面に、第2接着層14が形成されている剥離基材15
を貼り合わせた後、スリット加工を行って、伝票基材1
1を配達票部11aと貼付票部11bに区画する(図5
(D))。 (5)(4)で区画された伝票基材11の配達票部11
aと貼付票部11b以外の部分を取り除くカス上げを行
って、配送伝票10が完成する(図5(E))。
【0031】なお、本発明の第1実施形態には、第1接
着層12と中間基材13とを設けているが、必ずしも第
1接着層12と中間基材13とを設ける必要はなく、第
2接着層14により伝票基材11、剥離層16、接着力
抑制層13aとを直接貼り合わせるようにしてもよい。
また、中間基材13を設けることにより、第1接着層1
2と第2接着層14に使用する接着剤を、異なる接着剤
により設けることが可能になる。
【0032】(使用方法)図6は、本発明の第1実施態
様にかかる配送伝票の使用方法を示している図である。
配送伝票10は、以下のように使用する。
【0033】(1)配送伝票10は、天地方向に折り兼
切り取りミシン目を境として多数連接された連続帳票と
して作製してある(図6(A))。 (2)荷物の配送者は、配送伝票10に、プリンタ等に
より、「お届け先」、「送り主」、「伝票番号」、「管
理バーコード」などを印字した後、1片ごとに切り離す
(図6(B))。 (3)(2)で1片ごとに切り離した発送者は、剥離基
材15を剥がして(図6(D))、荷物に貼付して(図
6(C))、届け先担当の営業所に送る。
【0034】(4)(3)で送られた荷物を受け取った
営業所は、配達員に配達させる。 (5)(4)で配達することになった配達員は、配達票
部11aを剥がして(図6(E)(F))、配達順に束
ねる。配達員は、配達票部11aを束ねた順番にしたが
って、荷物を受取人に配達する。
【0035】(6)(5)で荷物を受け取った受取人
は、荷物と引き替えに、配達票部11aに受領印を捺印
する。受取人は、荷物に貼りつけられている貼付票部1
1bにより、差出人がわかり、また、中間基材13に印
刷されている問い合わせ先13gも目視確認できる。 (7)(6)で受領印をもらった配達員は、配達票部1
1aを受領証として、発送者に返却する。
【0036】本実施形態によれば、以下の効果がある。 (1)剥離層16と第1接着層12の間に接着力抑制層
13aがスクリーン印刷で形成されているので、スクリ
ーン濃度の調整やスクリーン印刷の領域の調整により、
容易に接着力調整が可能である。 (2)伝票基材11の配達票部11aの裏面に剥離層1
6が設けられているので、配達票部11aを剥がした際
に、第1接着層12による影響で配達票部11a裏面に
紙ムケが生じる危険性がない。
【0037】(3)剥離きっかけ部13b及び接着力抑
止部13cを備えているので、配達票部11aに爪をひ
っかけることができて、簡単に剥がすことができる。 (4)配達票剥落防止部13dを備えるので、配達票部
11aをしっかりと接着できるので、配送途中での配達
票部11aの剥落を防止することができる。
【0038】(第2実施形態)図7は、本発明による配
送伝票の第2実施形態を示す図である。なお、以下に示
す各実施形態では、前述した第1実施形態と同様の機能
を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明
を省略する。配送伝票10Aは、プリンタ搬送用のマー
ジナルパンチ孔15aの開いた剥離基材15を有してい
る。このようにすれば、ピントラクタを備えるプリンタ
の使用に好適である。
【0039】(第3実施形態)図8は、本発明による配
送伝票の第3実施形態を示す正面図である。配送伝票1
0Bは、左右に配置されている配達票部11aと貼付票
部11bを有している。(図8(A))。このようにす
れば、配送伝票の形状が、横長にできるので、貼付する
荷物が横長の場合に、好適である。また、天地方向の長
さが短いので、印字時の搬送量が短くなり、印字時間を
短縮することができる。さらに、スリットS1、S2
は、同一方向に形成されているので、同一工程で加工す
ることができる。さらにまた、配送伝票10Bは、配送
伝票10と同様に使用することができる(図8
(B))。
【0040】以上説明した実施形態に限定されることな
く、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明
の均等の範囲である。例えば、伝票基材11には、配達
票部11aと貼付票部11b以外にも、さらに他の伝票
部を備えてもよい。また、接着力抑制層は、スクリーン
印刷で形成することに限られず、オフセット印刷などで
網状印刷を施しても同様の効果が得られる。また、中間
基材13を設けない場合でも、伝票基材11の裏面側に
形成した接着層により、伝票基材11の配達票部11a
と貼付票部11bを配送品に貼付できればよく、その場
合には、配達票部11aの裏面と接着層14の間に、上
記で説明したように、剥離層16、接着力抑制層13
a、剥離きっかけ部13b、接着力抑止部13c、配達
票剥落防止部13dを設けた構成とすることで、種々の
変形や変更を行ってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1記
載の発明によれば、伝票基材と接着層との間に、剥離層
と接着力抑制層が形成されているので、接着層から剥離
したい伝票部の接着力を調整でき、しかも剥がす際に、
伝票基材の裏面の紙ムケを防止することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、剥離きっか
け部をさらに備えているので、配達票部等の接着層から
剥離したい伝票部を、爪をひっかけることができて、簡
単に剥がすことができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、接着力抑止
部をさらに備えているので、配達票部等の接着層から剥
離したい伝票部を簡単に剥がすことができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、配達票剥落
防止部をさらに備えるので、配達票部の剥落を防止する
ことができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、配達票剥落
防止部は、少なくとも印字するときの搬送方向側の辺に
沿って形成され、剥離きっかけ部及び前記接着力抑止部
は、印字するときの搬送方向側の辺以外の辺に沿って形
成されているので、印字時に、不用意に配送票部をひっ
かけてしまって、剥がしてしまうことを防止することが
できる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による配送伝票の第1実施形態を示す図
である。
【図2】本発明の第1実施形態図の配送伝票の配達票部
を剥がした状態を示す図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる配送伝票の作製
方法を示す図である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる配送伝票の使用
方法を示す図である。
【図7】本発明による配送伝票の第2実施形態を示す図
である。
【図8】本発明による配送伝票の第3実施形態を示す図
である。
【符号の説明】
10,10A,10B 配送伝票 11 伝票基材 11a 配達票部 11b 貼付票部 12 第1接着層 13 中間基材 13a 接着力抑制層 13b 剥離きっかけ部 13c 接着力抑止部 13d 配達票剥落防止部 13e 搬送方向側の辺 13f 剥離きっかけ部に対向する角部 13g 問合せ先 14 第2接着層 15 剥離基材 15a マージナルパンチ孔 16 剥離層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面側に配送情報記入欄を有
    する伝票部が設けられた伝票基材と、前記伝票基材の下
    面側に剥離可能に形成された接着層とを有する配送伝票
    であって、 前記伝票基材の伝票部の下面に剥離層が形成され、前記
    剥離層と前記接着層との間の少なくとも一部分に、前記
    接着層の接着力を抑制する接着力抑制層が形成されてい
    ることを特徴とする配送伝票。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の配送伝票において、前記
    伝票基材は、前記伝票部の裏面側の角部に、その伝票部
    を剥離するきっかけとなる剥離きっかけ部をさらに備え
    ることを特徴とする配送伝票。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の配送伝票において、前記
    伝票基材は、前記伝票部の裏面側の前記剥離きっかけ部
    を含む1辺又は2辺に沿った部分に、前記伝票部の剥離
    を容易にする接着力抑止部をさらに備えることを特徴と
    する配送伝票。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までのいずれか1
    項に記載の配送伝票において、前記接着力抑制層の少な
    くとも一部分には、接着力の抑制を制限して、前記伝票
    部の剥落を防止する伝票部剥落防止部をさらに備えるこ
    とを特徴とする配送伝票。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
    項に記載の配送伝票において、前記伝票部剥落防止部
    は、少なくとも印字するときの搬送方向側の辺に沿って
    形成され、前記剥離きっかけ部又は前記接着力抑止部
    は、印字するときの搬送方向側の辺以外の辺に沿って形
    成されていることを特徴とする配送伝票。
JP06584699A 1999-03-12 1999-03-12 配送伝票 Expired - Fee Related JP4170504B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06584699A JP4170504B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 配送伝票

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06584699A JP4170504B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 配送伝票

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000263966A true JP2000263966A (ja) 2000-09-26
JP4170504B2 JP4170504B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=13298797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06584699A Expired - Fee Related JP4170504B2 (ja) 1999-03-12 1999-03-12 配送伝票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4170504B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144766A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2003063171A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamato Transport Co Ltd 帳票印刷用シート及び帳票
JP2009058816A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 積層ラベル
JP2013049215A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Yamato Transport Co Ltd 帳票印刷用シート及び配送用伝票
JP2014030937A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040006A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040005A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040007A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014153538A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2015030216A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2015039822A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 積層用紙及び、積層用紙の製造方法
JP2015131497A (ja) * 2015-04-22 2015-07-23 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2015155207A (ja) * 2015-04-22 2015-08-27 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2016187969A (ja) * 2016-08-05 2016-11-04 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2016199054A (ja) * 2016-09-09 2016-12-01 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2019082730A (ja) * 2019-02-21 2019-05-30 大日本印刷株式会社 配送伝票、連続配送伝票、連続配送伝票の製造方法
JP2019179255A (ja) * 2014-11-11 2019-10-17 大日本印刷株式会社 剥離ラベル、連続剥離ラベル
JP2021179640A (ja) * 2019-06-19 2021-11-18 大日本印刷株式会社 剥離ラベル、連続剥離ラベル、配送伝票

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144766A (ja) * 2000-11-10 2002-05-22 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP4497439B2 (ja) * 2000-11-10 2010-07-07 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2003063171A (ja) * 2001-08-29 2003-03-05 Yamato Transport Co Ltd 帳票印刷用シート及び帳票
JP2009058816A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 積層ラベル
JP2013049215A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Yamato Transport Co Ltd 帳票印刷用シート及び配送用伝票
JP2014030937A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040006A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040005A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014040007A (ja) * 2012-08-21 2014-03-06 Dainippon Printing Co Ltd 配送伝票
JP2014153538A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Toppan Forms Co Ltd ラベル
JP2015030216A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2015039822A (ja) * 2013-08-21 2015-03-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 積層用紙及び、積層用紙の製造方法
JP2019179255A (ja) * 2014-11-11 2019-10-17 大日本印刷株式会社 剥離ラベル、連続剥離ラベル
JP2015131497A (ja) * 2015-04-22 2015-07-23 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2015155207A (ja) * 2015-04-22 2015-08-27 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2016187969A (ja) * 2016-08-05 2016-11-04 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2016199054A (ja) * 2016-09-09 2016-12-01 大日本印刷株式会社 配送伝票
JP2019082730A (ja) * 2019-02-21 2019-05-30 大日本印刷株式会社 配送伝票、連続配送伝票、連続配送伝票の製造方法
JP2021179640A (ja) * 2019-06-19 2021-11-18 大日本印刷株式会社 剥離ラベル、連続剥離ラベル、配送伝票
JP7279748B2 (ja) 2019-06-19 2023-05-23 大日本印刷株式会社 剥離ラベル、連続剥離ラベル、配送伝票

Also Published As

Publication number Publication date
JP4170504B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000263966A (ja) 配送伝票
JP2006281739A (ja) ラベル帳票
JP4094717B2 (ja) 配送伝票
JP2001353987A (ja) 配送伝票用帳票
JPH07134554A (ja) 物流管理用シートおよびこのシートを用いた物流管理方法
JP2013056422A (ja) 伝票
JP4443019B2 (ja) 配送用帳票
JP4464456B1 (ja) 伝票用シート
JP2010228282A (ja) 配送伝票
JP2000202974A (ja) 積層体
JPH11157254A (ja) 配送伝票
JP2000153846A (ja) 配送伝票
JP4562151B2 (ja) 配送用帳票
JP2004309591A (ja) ラベルシート
JP2002002153A (ja) 配送伝票とその製造方法、使用方法
JP2010179479A (ja) 貼付シート
JP2002144767A (ja) 配送伝票
JP2001088476A (ja) 帳 票
JP4312345B2 (ja) 配送伝票及びその使用方法
JP3178210U (ja) 配送伝票
JP6155658B2 (ja) 配送伝票
JP3142708U6 (ja) ハガキおよびピッキングリスト一体型配送伝票
JP2001322369A (ja) 配送伝票
JP3142708U (ja) ハガキおよびピッキングリスト一体型配送伝票
JP2003108000A (ja) ラベル用紙

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080805

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080807

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees