JP2000263750A - スクリーン保持枠 - Google Patents

スクリーン保持枠

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JP2000263750A
JP2000263750A JP11068115A JP6811599A JP2000263750A JP 2000263750 A JP2000263750 A JP 2000263750A JP 11068115 A JP11068115 A JP 11068115A JP 6811599 A JP6811599 A JP 6811599A JP 2000263750 A JP2000263750 A JP 2000263750A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
screen
corners
holding frame
gauze
Prior art date
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Pending
Application number
JP11068115A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Shirakawa
浩一 白川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP11068115A priority Critical patent/JP2000263750A/ja
Publication of JP2000263750A publication Critical patent/JP2000263750A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリーン印刷に使用する印刷スクリーンの
スクリーン保持枠であって、スクリーン保持枠に貼着し
た紗の伸張が少なく、同一印刷スクリーンを長期間使用
できるとともに、印刷に使用した印刷ペーストの除去が
容易となるスクリーン保持枠を提供する。 【解決手段】 スクリーン印刷に使用する印刷スクリー
ンにおいて、紗を保持しているスクリーン保持枠の内側
開口の四隅を略円弧状形状とする。または、同スクリー
ン保持枠の内側開口形状を略楕円形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷に
用いられる印刷スクリーンの張り付けられたスクリーン
保持枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品の製造において、導体パ
ターンやレジストパターンなどのパターンの印刷を行う
際には、スクリーン印刷によって行われている。
【0003】同スクリーン印刷においては、微細なパタ
ーンの印刷性を向上させるため、通常、ステンレス線な
どを用いて形成されている紗20を、図4に示すよう
に、金属製のスクリーン保持枠10に接着剤などによっ
て貼着し、次いで、紗20に印刷パターンを形成し、印
刷スクリーンとして使用している。
【0004】また、必要に応じて、図4に示すように、
スクリーン保持枠10の紗20の貼着面に嵌合溝30を
凹設しておき、紗20を貼着するとともに、嵌合溝30
に棒状の嵌入体40を紗20ごと嵌め込むことによっ
て、紗20に所定のテンションを与えながら貼着し、印
刷スクリーンとすることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5において
簡単に示すように、従来のスクリーン保持枠10は単に
矩形状の枠体となっており、同スクリーン保持枠10の
内側開口50の四隅には、それぞれ内側壁同士が略直角
に交わった隅部60が形成されている。
【0006】そして、スクリーン印刷時にスキージで印
刷スクリーンを押圧した際には、押圧力により紗20に
生起された応力が、スクリーン保持枠10の各隅部60
に集中することになる。
【0007】同応力が隅部60に集中して繰り返し作用
することにより、スクリーン保持枠10に貼着されてい
る紗20が伸延しやすく、印刷スクリーンに弛みが生起
されることによって、パターンの印刷精度が低下するの
で、頻繁に紗20を貼り替えて、新しく印刷スクリーン
を作成する必要があった。
【0008】また、隅部60には印刷ペーストが溜まり
やすく、洗浄しても除去しにくいため、洗浄残りのペー
ストの固まりが、印刷作業中に印刷ペーストに混入し、
印刷不良を生起することがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明では、スクリーン印刷に使用する印刷
スクリーンのスクリーン保持枠であって、同スクリーン
保持枠の内側開口の四隅を略円弧形状としたスクリーン
保持枠を提供せんとするものである。
【0010】スクリーン保持枠の内側開口の四隅を略円
弧形状とすることによって、印刷時のスキージによる押
圧により生起される応力の集中を防止することができ、
印刷スクリーンの長寿命化を図ることができる。
【0011】またさらに、スクリーン保持枠の内側開口
形状を略楕円形状とすることによって、さらに応力の分
散を図ることができ、印刷スクリーンを長寿命化させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、スクリーン印刷に使用
する印刷スクリーンのスクリーン保持枠に関するもので
あり、通常、印刷スクリーンは、取り扱い性を考えて、
金属製又は木製などの剛性のあるスクリーン保持枠に貼
着されて使用されている。
【0013】本発明では、スクリーン保持枠の内側開口
の四隅を略円弧形状とし、隅部をそれぞれ略円弧状とし
た矩形の開口形状を有するスクリーン保持枠としたもの
である。
【0014】隅部を略円弧状としたことによって、印刷
時に、スキージによって印刷スクリーンを押圧した際、
紗に生起される応力が局部的に集中して作用することが
防止できるので、紗の局部的な伸延を防止し、印刷スク
リーンの印刷精度の劣化を防止することができる。
【0015】また、従来のスクリーン保持枠とは異な
り、直角状の隅部を有していないことから、同隅部に印
刷ペースト溜まりができることがなく、さらに、洗浄の
際に洗浄が容易であるために洗浄残りがなく、隅々まで
確実に洗浄することができるので、洗浄不良によるペー
ストの固まりがなく、印刷不良の発生を防止することが
できる。
【0016】隅部に形成する円弧形状は、完全な円弧状
に限定するものではなく、楕円弧状であってもよい。
【0017】さらに、スクリーン保持枠に形成される内
側開口形状を略楕円形状としておくことにより、応力の
分散効果をより高め、印刷スクリーンを長寿命化するこ
とができる。
【0018】本発明のスクリーン保持枠は、電子部品の
製造に使用されるものに限定するものではなく、シルク
スクリーン技法により印刷を行う全てのものに対して利
用することができる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳説する。
図1は第1実施例のスクリーン保持枠A1に紗Sを貼着
した状態を示す斜視図である。
【0020】本実施例では、スクリーン保持枠A1をス
テンレススチールで形成したが、ステンレススチールに
限定するものではなく、さらに軽量・高剛性とするため
にジュラルミンを用いることもでき、必要に応じて様々
な素材のものを使用してよい。
【0021】図2(a)に平面図で示すように、スクリ
ーン保持枠A1の内側開口1は、隅部2が円弧状となっ
た矩形状としている。特に、半径30mm以上の円弧状
とした場合が、印刷ペーストの除去作業、及び、印刷ス
クリーンの洗浄作業が特に容易であるとともに、応力分
散の効果も高かった。
【0022】隅部2の円弧状は完全円弧である必要はな
く、図2(b)に示すように、楕円弧状であってもよ
い、特に内側開口1が一方向に長い長方形形状である場
合、円弧状であるよりは、同長方形形状に内接する楕円
形とほぼ相似な楕円弧状とすることによって、応力分散
の効果を高めることができる。
【0023】また、印刷スクリーンに形成される印刷パ
ターンPが、図2(c)に示すように、内側開口1の略
中央部より偏った位置に形成される場合、スキージの押
圧により生じる応力が、紗Sとスクリーン保持枠A1と
の貼着部分に不均一に作用するので、その不均一を緩和
すべく、内側開口1の四隅に形成される円弧状形状を、
それぞれ異なる形状としてもよい。
【0024】上述したように形成されたスクリーン保持
枠A1に、図1に示すように、接着剤によって紗Sを貼
着し、同紗Sに所用形状のパターンを形成し、印刷スク
リーンとしている。
【0025】また、従来技術でも説明したように、スク
リーン保持枠A1に貼られた紗Sに適度なテンションを
持たせるとともに、紗Sを強固に貼着するために、スク
リーン保持枠A1の紗Sの貼着面に嵌合溝3を凹設し、
紗Sを貼着後、嵌合溝3に棒状の嵌入体4を紗Sごと嵌
め込む。
【0026】このとき、スクリーン保持枠A1に形成さ
れる嵌合溝3を、内側開口1の形状と略相似な形状に凹
設し、嵌入体4によって同嵌合溝3に紗Sを挟み込みな
がら紗Sを固定することによって、紗Sに加わるテンシ
ョンをより均一に加えることができる。
【0027】また、第2実施例のスクリーン保持枠A2
として、図3に示すように、スクリーン保持枠A2の内
側開口1' の形状を略楕円形状としている。
【0028】略楕円形とすることによって、第1実施例
のスクリーン保持枠A1以上に、スキージによって紗S
に生起される応力を分散することができるので、紗Sの
伸張を防止することができ、印刷スクリーンの長寿命化
を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、スクリ
ーン保持枠の内側開口の四隅を略円弧状形状としたこと
によって、同四隅に印刷ペーストたまりの発生を防止す
ることができ、印刷作業終了後の印刷ペーストの除去を
容易に行うことができるとともに、印刷スクリーンの洗
浄を確実に行うことができる。
【0030】従って、再度、同じ印刷スクリーンを使用
した際に、印刷ペーストに、前回使用した際の洗浄残り
である固まった印刷ペーストが混入することはなく、そ
の固まった印刷ペーストにより生じる印刷ミスを防止す
ることができる。
【0031】また、スキージの押圧により生じる応力
が、四隅に集中することを防止することができるので、
紗の伸延を防止することができ、印刷スクリーンの寿命
を延ばすことができる。
【0032】従って、作成する印刷スクリーンの数を削
減することができるので、製造コストを低減させること
ができる。
【0033】請求項2記載の本発明によれば、スクリー
ン保持枠の内側開口形状を略楕円形状としたことによっ
て、スキージの押圧により生じる応力を紗全体で均一に
受け止めることができるので、紗の伸延をさらに防止す
ることができ、印刷スクリーンの寿命を延ばすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーン保持枠の使用状態を示
す斜視図である。
【図2】他の実施例を例示したスクリーン保持枠の平面
図である。
【図3】他の実施例のスクリーン保持枠の斜視図であ
る。
【図4】従来のスクリーン保持枠の使用状態を示す斜視
図である。
【図5】従来のスクリーン保持枠の斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2 スクリーン保持枠 S 紗 1 内側開口 2 隅部 3 嵌合溝 4 嵌入体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン印刷に使用する印刷スクリー
    ンのスクリーン保持枠であって、同スクリーン保持枠の
    内側開口の四隅を略円弧形状としたことを特徴とするス
    クリーン保持枠。
  2. 【請求項2】 スクリーン印刷に使用する印刷スクリー
    ンのスクリーン保持枠であって、同スクリーン保持枠の
    内側開口形状を略楕円形状としたことを特徴とするスク
    リーン保持枠。
JP11068115A 1999-03-15 1999-03-15 スクリーン保持枠 Pending JP2000263750A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11068115A JP2000263750A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 スクリーン保持枠

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JP11068115A Pending JP2000263750A (ja) 1999-03-15 1999-03-15 スクリーン保持枠

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111979A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 基板印刷装置

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