JP2000263511A - 自走式枝葉木粉砕機 - Google Patents

自走式枝葉木粉砕機

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JP2000263511A
JP2000263511A JP11069217A JP6921799A JP2000263511A JP 2000263511 A JP2000263511 A JP 2000263511A JP 11069217 A JP11069217 A JP 11069217A JP 6921799 A JP6921799 A JP 6921799A JP 2000263511 A JP2000263511 A JP 2000263511A
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Hisashi Kimura
久司 木村
Akira Gamo
晃 蒲生
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Komatsu Zenoah Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音発生が少なくて市街地で稼働する場合に
周辺住民に不快感を与えることが少なく、また、粉砕物
を粉砕するときに発生する振動で、騒音抑制のためのカ
バーを破損させることのない自走式枝葉木粉砕機を提供
する。 【解決手段】 自走式台車のフレームの上に、自走式台
車を駆動するための原動機と、原動機により駆動され、
投入された枝葉を粉砕し粉砕された粉砕片を外部へ排出
する粉砕装置とを配設した自走式枝葉木粉砕機におい
て、原動機及び原動機に取着されたラジエータ冷却ファ
ン及びマフラ等の騒音源を、自走式台車のフレームに防
振手段を介して取着された固定カバーで覆うようにした
ことを特徴とする自走式枝葉木粉砕機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、街路樹や歩道脇の
植え込みの剪定で発生する枝葉木を粉砕して減容化し、
粉砕片を直接運搬車へ積み込む作業に適した、使い勝手
の良い自走式枝葉木破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】樹木の育成を助長する目的で剪定作業が
行われるが、剪定によって発生する枝葉木を処理するこ
とが必要である。この処理は、以前は焼却が主であった
が、近年は環境保護等の目的で、粉砕してそのまま樹木
の根本近辺に敷き均して肥料としたり、堆肥化したり、
路面整備用骨材の代替として用いる等の、再利用が行わ
れるようになってきている。この粉砕処理のために、例
えば、特開平9−66507号公報に開示されている粉
砕機が提案されている。
【0003】前記特開平9−66507号公報には、図
10に示すとおり、自走式台車1aの上に、枝葉を投入
するシュレッダホッパ3aと、投入された枝葉を粉砕す
るシュレッダと、枝木を投入するチッパホッパ5aと、
投入された枝木を切断して粉砕するチッパと、これらの
粉砕された粉砕片を排出するための送風機とを備えた粉
砕装置2aを搭載し、粉砕装置2aの送風機出口に、排
出された粉砕片を所定の位置へ放出するシュータ8aを
取着した移動式樹木等粉砕機が開示されている。また、
該移動式樹木等粉砕機の自走式台車1aは、原動機13
aを前部に配設し、原動機13aの下方に配設された変
速機及び車軸を介して駆動輪に原動機13aの動力を伝
達し走行する。原動機13aの後方に、粉砕装置2aを
搭載している。また、原動機13aは露出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】街路樹や歩道脇の植え
込みの剪定で発生する枝葉木の処理は、以前は、運搬車
で焼却場へ持ち込んだり、粉砕処理場へ持ち込んで、前
記のような粉砕機で粉砕する等が行われていたが、剪定
で発生する枝葉木は嵩が大きいため、運搬に手間がかか
ると云う問題があり、近年は、前記粉砕機を使用して減
容化した後に、運搬するようになってきている。すなわ
ち、前記粉砕機が市街地で使用される機会が増大してい
る。しかしながら、上記特開平9−66507号公報に
開示された粉砕機は、図10に示すとおり、原動機13
aが露出しているので、原動機が発生する騒音が周囲へ
拡散し、市街地で稼働する場合は、周辺住民に不快感を
与えると云う問題がある。また、粉砕機で枝葉木を粉砕
する際には、振動が発生して自走式台車1aに伝播し、
自走式台車1aに搭載されているラジエータ、油圧作動
油タンク、燃料タンク等の機器を破損させるばかりでな
く、前記原動機の騒音を抑えるべく不用意にカバー等で
覆うことは、該カバー自身が振動により音源となった
り、振動により破損することが懸念される。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、周辺へ拡散する騒音を低減し、市街地で
稼働する場合に周辺住民に不快感を与えることが少な
く、また、被粉砕物を粉砕するときに発生する振動で、
搭載されたラジエータ、油圧作動油タンク、燃料タンク
等の薄板の重要機器、及び騒音抑制のためのカバー等を
破損させることのない自走式枝葉木粉砕機を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、自走式台車のフレー
ムの上に、自走式台車を駆動するための原動機と、原動
機により駆動され、投入された枝葉を粉砕し粉砕された
粉砕片を外部へ排出する粉砕装置とを配設した自走式枝
葉木粉砕機において、原動機及び原動機に取着されたラ
ジエータ冷却ファン及びマフラ等の騒音源を、自走式台
車のフレームに防振手段を介して取着された固定カバー
で覆うようにしたものである。
【0007】上記構成によれば、原動機等を、固定カバ
ーで覆い、かつ固定カバーを防振手段を介して自走式台
車のフレームに取着してあるので、原動機等の発生する
騒音の周囲への拡散を低減できるばかりでなく、同じく
自走式台車のフレームに搭載されている粉砕装置や原動
機の振動に共振して固定カバー自身が振動し、騒音を発
生したり、振動により破損することを防止できる。この
結果、稼働時間の約70%を占める、粉砕作業をしてい
ない状態での騒音の、周囲への拡散を低減できるので、
市街地で稼働する場合でも周辺住民に与える不快感を抑
制できる。
【0008】第2発明は、第1発明の構成に基づき、日
常点検・日常整備が必要な油圧作動油タンク、燃料タン
ク等の機器を、フレームに防振手段を介して取着された
ブラケットに開閉自在に取着された開閉カバーの内部に
配設したものである。
【0009】上記構成によれば、日常点検・日常整備が
必要な、油圧作動油タンク、燃料タンク等を開閉カバー
の内部に配設したので、日常点検・日常整備は開閉カバ
ーを開くことで全て行うことができる。この結果、日常
点検・日常整備を能率良く行え、使用者にとって使い勝
手が良い。また、開閉カバーは、自走式台車のフレーム
に防振手段を介して取着されたブラケットに開閉自在に
取着されているので、同じく自走式台車のフレームに搭
載されている粉砕装置や原動機の振動に共振して振動
し、騒音を発生したり、振動により破損することを防止
できる。
【0010】第3発明は、第2発明の構成に基づき、油
圧作動油タンク及び燃料タンクを、防振手段を介してフ
レームへ取着したブラケットに取着したものである。
【0011】上記構成によれば、油圧作動油タンク及び
燃料タンクを、ブラケットに取着して、そのアセンブリ
を防振手段を介して、フレームに取着したので、同じ
く、フレームに搭載されている、粉砕装置や原動機の振
動を、油圧作動油タンク及び燃料タンクに伝播しない。
この結果、油圧作動油タンク及び燃料タンクの、振動に
起因する破損がなく、信頼性が高い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る自走式枝葉
木粉砕機の実施形態について、図1乃至図9を参照して
詳述する。
【0013】図1は本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の
左前方視の斜視図、図2は平面図、図3は主要機器の平
面的配置図である。
【0014】図1乃至図3において、自走式台車1の前
部に、原動機13が、前進方向に対しクランク軸の向き
を直角にし、幅方向中心に対し前進方向の右側に寄せ
て、クランク軸の後端側を右側に向けて配設されてい
る。原動機13の後方に、粉砕装置2が、主軸50の向
きを前進方向に対し直角に配設されている。原動機13
のクランク軸後端に設けられたプーリ52と、粉砕装置
2の主軸50の前進方向右端に設けられたプーリ52と
は、駆動ベルト53で連結されている。粉砕装置2は、
主軸50の前進方向右部にシュレッダ4が配設され、前
進方向左部にチッパ6が配設され、シュレッダ4とチッ
パ6の間に送風機7が配設され、全体をケース51に収
納されている。粉砕装置2のシュレッダ4の後方には、
送りローラ64を備えたシュレッダホッパ3が取着され
ている。粉砕装置2のチッパ6の前進方向左外部には、
送りローラ65を備えたチッパホッパ5が取着されてい
る。粉砕装置2の送風機7の上方に設けた粉砕片排出口
10には、シュータ8が取着されている。自走式台車1
の左後部(シュレッダホッパ3の左側)には、走行及び
操向を操作するための、操作盤9が配設されている。
【0015】上記構成において、粉砕装置2は、駆動ベ
ルト53を介して、原動機13の動力により駆動され
る。シュレッダホッパ3は、投入された枝葉を送りロー
ラ64によりシュレッダ4に送り込む。シュレッダ4
は、送り込まれた枝葉を粉砕し、粉砕された粉砕片は送
風機7により粉砕片排出口10からシュータ8を経由し
て粉砕装置2の外部へ排出される。また、チッパホッパ
5は、投入された枝木を送りローラ65によりチッパ6
に送り込む。チッパ6は、送り込まれた枝木を粉砕し、
粉砕片をチッパ6の裏側に配設された送風機7に排出す
る。粉砕片は、送風機7によって粉砕片排出口10から
シュータ8を経由して粉砕装置2の外部へ排出される。
操作盤9に配設された図示しないスロットルレバーによ
って原動機13の出力を加減し、図示しない前後進レバ
ーによって前進・後進・停止を、図示しない操向レバー
によって左右への操向を操作し、自走式枝葉木粉砕機を
走行させる。なお、粉砕装置2は、図示しない粉砕レバ
ーにより駆動ベルト53の張りを操作して作動・停止が
行われる。また、シュレッダホッパ3の送りローラ64
及びチッパホッパ5の送りローラ65は、図示しない送
りローラレバーにより駆動・停止が行われる。
【0016】この結果、街路樹や歩道脇の植え込みの剪
定で発生する枝葉木のうち、大部分を占める嵩の大きい
枝葉は、シュレッダホッパ3へ投入してシュレッダ4で
粉砕することができる。シュレッダ4では粉砕できない
大きな枝木は、チッパホッパ5へ投入してチッパ6で粉
砕することができる。粉砕され、送風機7によって排出
された粉砕片は、シュータ8によって放出される。
【0017】図4は粉砕装置2の内部構成を示す。シュ
レッタ4は、原動機13によって前進方向右端部から回
転駆動される主軸50と、主軸50に軸方向に沿って異
なる位置に設けられ、かつ半径方向に延在する複数の連
結部材54と、各連結部材54を介して主軸50に平行
に連結され、かつ主軸50を中心にして回転バランスの
取れる位置に配置された複数のハンマ保持材55と、各
ハンマ保持材55に回転自在に取着された複数のシュレ
ッダハンマ56等とによって構成され、ケース51に収
納されている。ケース51の前進方向後部は、シュレッ
ダ4の両端の連結部材54の外側幅と対応して開口され
ており、この開口部にシュレッダホッパ3が取着されて
いる。シュレッダ4は、比較的小さな枝葉を大量に粉砕
するのに適しており、シュレッダホッパ3から投入され
た枝葉は回転するシュレッダハンマ56によって打撃さ
れ粉砕される。
【0018】図4乃至図6において、主軸50の前進方
向左端部近傍に円板体57が固着され、円板体57の外
側(前進方向左側)には軸心を含む半径線と所定の間隔
Lの平行線上に刃先59が位置するように鉋刃58がボ
ルト60によって固定されている。円板体57には、刃
先59に沿って長孔61が設けられている。ケース49
の前進方向左側面には、円板体57が回転したとき鉋刃
58が通過する位置に対応して開口部が設けられてお
り、この開口部にチッパホッパ5が取着されている。チ
ッパ6は、比較的大径の枝木を粉砕するのに適してお
り、主に、シュレッダ4では粉砕できない大きな枝木を
粉砕するために使用される。チッパホッパ5から投入さ
れた枝木は、鉋刃58によって切削されて粉砕され長孔
61を通過して円板体57の裏側(鉋刃58が取着され
ている面の反対側)へ排出される。
【0019】図4及び図5において、送風機7は、主軸
50及び円板体57に複数のファンブレード63を固着
して構成されている。ファンブレード63は、主軸50
を中心にして周方向に等分した位置に配置されており、
主軸50から半径方向に延在し、かつ円板体57に対し
て垂直に設けられている。ケース51の、ファンブレー
ド63の外周に対応する部分は円筒形状に形成されてお
り、その上部に粉砕片排出口10が取着されている。こ
の粉砕片排出口10には、シュータ8が取着されてい
る。送風機7は、シュレッダホッパ3の開口部から空気
を吸入し、粉砕片排出口10から吐き出す。これによっ
て発生する風と共に、シュレッダ4またはチッパ6で粉
砕された粉砕片を粉砕装置2の外部へ排出しシュータ8
により所望の方向へ放出する。
【0020】本実施形態では、粉砕装置2はシュレッダ
4とチッパ6の両方を備えているが、粉砕の対象とする
枝葉木が小径の場合には、チッパ6(及び、これに付随
したチッパホッパ5及び送りローラ65)を備えなくて
も可である。
【0021】図7は本発明に係る固定カバー21及び開
閉カバー22の正面図である。固定カバー21は、周囲
4辺及び上面を遮蔽し、内側に吸音材を取着した防音カ
バーであり、自走式台車1のフレーム11に、所定箇所
の防振手段(本実施形態では防振ゴム)23を介して取
着されている。固定カバー21の内部には、原動機1
3、図示しないラジエータ冷却ファン、マフラー、油圧
ポンプ等の、騒音の音源となる機器が収納されている。
図7乃至図9において、開閉カバー22は、フレーム1
1に防振手段(本実施形態では防振ゴム)25を介して
取着されたブラケット24に2箇所の蝶番26を介して
開閉自在に取着されている。開閉カバー22は、閉状態
では固定カバー21に配設された弾性体(本実施形態で
はゴム)で製作された受け座27に、当て座28を当接
してキャッチャ29で固定され、開状態では支持手段3
0により所定の位置で開状態を維持するように構成され
ている。支持手段30は例えばチェーンであり、一端を
固定カバー21に取着され、他端を開閉カバー22に取
着されている。また、開閉カバー22の固定カバー21
と当接する端部には縁ゴム31が取着されている。開閉
カバー22の内部には、油圧作動油タンク40、燃料タ
ンク41、図示しない油圧作動油フィルタ、バッテリ、
ラジエータ冷却水リザーブタンク等の、日常点検・日常
整備が必要な機器が収納されている。
【0022】上記構成において、騒音の音源である原動
機13、図示しないラジエータ冷却ファン、マフラ、油
圧ポンプ等の騒音を発生する機器は防音構造の固定カバ
ー21で覆われている。また、固定カバー21は防振手
段23を介してフレーム11に取着され、開閉カバー2
2はフレーム11に防振手段25を介して取着されたブ
ラケット24に取着されているので、同じくフレーム1
1に搭載されている粉砕装置2や原動機13の振動に共
振して、固定カバー21及び開閉カバー22自身が振動
し、騒音を発生したり、振動により破損すると云う問題
を防止できる。この結果、稼働時間の約70%を占め
る、粉砕作業をしていない状態での騒音の、周囲への拡
散を低減できるので、市街地で稼働する場合でも周辺住
民に与える不快感を抑制できる。また、開閉カバー22
は、閉状態では、当て座28を固定カバーに配設された
受け座27に当接させてキャッチャ29により固定カバ
ー21へ押しつけるように固定されており、固定カバー
21と当接する端部には縁ゴム31が固定カバー21と
開閉カバー22との製作誤差により生ずる隙間を隠すよ
うに取着されている。この結果、良好な外観品質を得る
ことができる。また、日常点検・日常整備が必要な、油
圧作動油タンク40、燃料タンク41、図示しない油圧
作動油フィルタ、バッテリ、ラジエータ冷却水リザーブ
タンク等が開閉カバー22の内部に配設されているの
で、日常点検・日常整備は開閉カバー22を開くことで
全て行うことができる。また、開閉カバー22は、重力
に従う方向へ開くように構成されているので日常点検・
日常整備時に不意に開閉カバーが閉まることがなく、ま
た、開状態では縁ゴム31により端部が覆われているの
で手等がぶつかっても怪我を防止できる。この結果、日
常点検・日常整備が能率良く、かつ安全に行え、使用者
にとって使い勝手が良い。
【0023】図9において、油圧作動油タンク40は、
防振ゴム25を介してフレーム11に取着されたブケッ
ト24に取着されている。燃料タンク41は、ブラケッ
ト24の上に、クッション材43を介して定置され、油
圧作動油タンク40との間にクッション材42を介装し
て取着帯44により油圧作動油タンク40へ取着されて
いる。
【0024】上記構成において、油圧作動油タンク40
及び燃料タンク41を共通のブラケット24に取着し
て、そのアセンブリを防振ゴム25を介してフレーム1
1に取着したので、同じくフレーム11に搭載されてい
る粉砕装置2や原動機13の振動を油圧作動油タンク4
0及び燃料タンク41に伝播しない。この結果、油圧作
動油タンク40及び燃料タンク41の振動に起因する破
損がなく信頼性が高い。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、街路樹や歩道脇の植
え込みの剪定で発生する枝葉木を粉砕して減容化し、粉
砕片を直接運搬車へ積み込む作業に適した、下記のとお
り、使い勝手が良く、かつ安心して使用することができ
る自走式枝葉木粉砕機を供給することができる。
【0026】原動機、ラジエータ冷却ファン、マフラ、
油圧ポンプ等の騒音を発生する機器を、周囲及び上部を
遮蔽した固定カバーで覆い、かつこの固定カバーを防振
手段を介して、自走式台車のフレームに取着してあるの
で、原動機、ラジエータ冷却ファン、マフラ、油圧ポン
プ等の発生する騒音の周囲への拡散を低減できるばかり
でなく、同じく自走式台車のフレームに搭載されている
粉砕装置や原動機の振動に共振して固定カバー自身が振
動し、騒音を発生したり、振動により破損することを防
止できる。この結果、稼働時間の約70%を占める、粉
砕作業をしていない状態での騒音の、周囲への拡散を低
減できるので、市街地で稼働する場合でも周辺住民に与
える不快感を抑制できる。
【0027】日常点検・日常整備が必要な油圧作動油タ
ンク、燃料タンク、油圧作動油フィルタ、バッテリ等
を、開閉カバーの内部に配設したので、日常点検・日常
整備は、開閉カバーを開くことで全て行うことができ
る。また、開閉カバーは重力に従う方向へ開くように構
成されているので日常点検・日常整備時に不意に開閉カ
バーが閉まることがなく、開状態では縁ゴムにより端部
が覆われているので手等がぶつかっても怪我を防止でき
る。この結果、日常点検・日常整備を能率良く、かつ安
全に行え、使用者にとって使い勝手が良い。また、開閉
カバーは、自走式台車のフレームに防振手段を介して取
着されたブラケットに開閉自在に取着されているので、
同じく自走式台車のフレームに搭載されている粉砕装置
や原動機の振動に共振して振動し、騒音を発生したり、
振動により破損することを防止できる。また、開閉カバ
ーは、閉状態では当て座を固定カバーに配設された受け
座に当接させてキャッチャにより固定カバーへ押しつけ
るように固定されており、固定カバーと当接する端部に
は縁ゴムが固定カバーと開閉カバーとの製作誤差により
生ずる隙間を隠すように取着されているので、良好な外
観品質を得ることができ、商品価値を向上することがで
きる。
【0028】油圧作動油タンク及び燃料タンクを、共通
のブラケットに取着して、そのアセンブリを、防振ゴム
を介してフレームに取着したので、同じくフレームに搭
載されている粉砕装置や原動機の振動を油圧作動油タン
ク及び燃料タンクに伝播しない。この結果、油圧作動油
タンク及び燃料タンクの、振動に起因する破損がなく、
信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の左前方視の
斜視図である。
【図2】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の平面図であ
る。
【図3】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の主要機器の
平面的配置図である。
【図4】本発明に係る粉砕装置の要部の断面図である。
【図5】本発明に係るチッパの正面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】本発明に係る固定カバー及び開閉カバーの正面
図である。
【図8】図7のP部詳細図である。
【図9】本発明の開閉カバーの開状態を表す正面図であ
る。
【図10】従来例として示した移動式樹木等粉砕機の正
面図である。
【符号の説明】
1、1a:自走式台車 2、2a:粉砕装置 3、3a:シュレッダホッパ 4:シュレッダ 5、5a:チッパホッパ 6:チッパ 7:送風機 8、8a:シュータ 9:操作盤 10:粉砕片排出口 11:フレ−ム 13、13a:原動機 21:固定カバー 22:開閉カバー 23:防振手段 24:ブケット 25:防振手段 26:蝶番 27:受け座 28:当て座 29:キャッチャ 30:支持手段 31:縁ゴム 40:油圧作動油タンク 41:燃料タンク 42:クッション材 43:クッション材 44:取着帯

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式台車(1)のフレーム(11)の上に、
    自走式台車(1)を駆動するための原動機(13)と、原動機
    (13)により駆動され、投入された枝葉を粉砕し粉砕され
    た粉砕片を外部へ排出する粉砕装置(2)とを配設した自
    走式枝葉木粉砕機において、原動機(13)及び原動機(13)
    に取着されたラジエータ冷却ファン及びマフラ等の騒音
    源を、自走式台車(1)のフレーム(11)に防振手段(23)を
    介して取着された固定カバー(21)で覆うようにしたこと
    を特徴とする自走式枝葉木粉砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自走式枝葉木粉砕機にお
    いて、日常点検・日常整備が必要な油圧作動油タンク(4
    0)、燃料タンク(41)等の機器を、フレーム(11)に防振手
    段(25)を介して取着されたブラケット(24)に開閉自在に
    取着された開閉カバー(22)の内部に配設したことを特徴
    とする自走式枝葉木粉砕機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自走式枝葉木粉砕機にお
    いて、油圧作動油タンク(40)及び燃料タンク(41)を、防
    振手段(25)を介してフレーム(11)へ取着したブラケット
    (24)に取着したことを特徴とする自走式枝葉木粉砕機。
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