JP4201425B2 - 格納式ホッパを有する樹木等粉砕機 - Google Patents

格納式ホッパを有する樹木等粉砕機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、格納時安全ガードを備えた格納可能式のシュレッダ用ホッパ及び/又はチッパ用ホッパを有する樹木等粉砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹木の育成を助長する目的の剪定によって発生する枝葉木を粉砕したり、廃材となった木材を粉砕して再利用するために、例えば、実用新案登録第2565965号公報、特開平9−66507号公報に開示されている粉砕機が提案されている。
【0003】
前記特開平9−66507号公報には、図15及び図16に示すとおり、自走式台車1aの上に、原動機2aと、投入された枝葉を粉砕するシュレッダ及び投入された枝木を切断し粉砕するチッパと、シュレッダ又はチッパで粉砕された粉砕片を外部へ排出するための送風機とを備えた粉砕装置3aと、原動機2aから粉砕装置3aへの動力伝達手段を配設し、粉砕装置3aのシュレッダに枝葉を投入するシュレッダ用ホッパ8aを取着し、粉砕装置3aのチッパに枝木を投入するチッパ用ホッパ9aを取着し、粉砕装置3aの粉砕片排出口に送風機により排出された粉砕片を所望の位置へ投入するためのシュータ11aを取着した移動式樹木等粉砕機が開示されている。
【0004】
また、実用新案登録第2565965号公報には、図17及び図18に示すとおり、枝葉木を投入するホッパ9bと、当該ホッパ内に装着され、かつ枝葉木を回転式鉋の原理で切断するチッパとを備え、チッパの後方に、ハンマ式粉砕機で切断片を粉砕する粉砕機構部と、かき上げ羽根により粉砕機構部の粉砕片を送出する送出機構部と、送出された粉砕片を蓄留し、かつその蓄留された粉砕片を排出する排出機構部を有した荷台とを、車両上に搭載した車両式枝葉木粉砕装置が開示されている。
そして、前記ホッパ9bは、固定ホッパ部91b(本発明の基端部に相当)と移動ホッパ部92b(本発明の格納可能部に相当)からなり、移動ホッパ部92bを格納状態にしたときの固定ホッパ部91bの開口部に回動自在に片持ち支持された開閉蓋93b(本発明の格納時安全ガードに相当)が備えられていることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−66507号公報に開示された粉砕機は、図15及び図16に示すとおり、シュレッダ用ホッパ8a及びチッパ用ホッパ9aが自走式台車1aから大きくはみ出しており、移動時等に邪魔で使い勝手が良くないと云う問題があった。
【0006】
実用新案登録第2565965号公報に開示された粉砕機は、前記の課題を解決したものである。
しかしながら、開閉蓋93bは手動式であり、意図して操作しないと固定ホッパ部92aの開口部を塞がない構成であり、移動ホッパ部92bを格納状態にしても開閉蓋93bを閉め忘れて固定ホッパ部91bの開口部が開口したままになっていることが懸念される。
【0007】
通常、ホッパの基部には、被粉砕物を粉砕装置へ送り込むための送りローラが配設されており、前記実用新案登録第2565965号公報に開示されているように、ホッパを移動時等の格納のため中間で分割式にした場合、格納時には送りローラが露出した状態となり、不用意に格納状態のままで被粉砕物を投入すると、ガイド部が少ないため被粉砕物が跳ねたり、作業者の衣服等が送りローラに噛み込まれる等が懸念される。
【0008】
本発明は、上記の問題点に着目してなされたものであり、適宜位置で分割して先端側を格納可能とし、格納状態ではホッパの開口部を確実に安全ガードで覆う構成とした、安全で使い勝手の良い、シュレッダ用ホッパ及び/又はチッパ用ホッパを有する樹木等粉砕機を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係る「格納式ホッパを有する樹木等粉砕機」は、フレームの上部に、投入された枝葉を粉砕するシュレッダおよび投入された枝木を切断し粉砕するチッパを備えた粉砕装置を配設し、前記シュレッダに枝葉を投入するシュレッダ用ホッパを取着するとともに前記チッパに枝木を投入するチッパ用ホッパを取着し、前記シュレッダ用ホッパおよび前記チッパ用ホッパが、前記シュレッダおよび前記チッパに各々取着された基端部と、前記基端部に開閉自在に取着された格納可能部とを有する樹木等粉砕機において、前記格納可能部を格納状態へ操作することに連動して前記基端部の開口部を覆うように展開され、前記格納可能部を稼働状態へ操作することに連動して前記シュレッダ用ホッパおよび前記チッパ用ホッパの外部に収納される格納時安全ガードを、各々具備して成ることを特徴としている。
上記構成によれば、粉砕機の非稼働時にはホッパを格納して粉砕機の場積を小さくでき、周辺での作業の邪魔になることが少なく、かつ運搬が容易である。また、ホッパの格納可能部を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガートを展開または収納することができ、格納状態でのホッパの基端部開口部は安全ガードで確実に覆われるので、ホッパを格納状態のままで誤って被粉砕物を投入することが無く安全であり、かつ操作が容易で使い勝手が良い。また、稼働時には、格納時安全ガードはホッパの外部に収納されるので、被粉砕物を円滑にホッパへ投入することができる。
【0010】
また、請求項2の発明に係る「格納式ホッパを有する樹木等粉砕機」は、フレームの上部に、投入された枝葉を粉砕するシュレッダを備えた粉砕装置を配設し、前記シュレッダに枝葉を投入するシュレッダ用ホッパを取着し、前記シュレッダ用ホッパが前記シュレッダに取着された基端部と、前記基端部に開閉自在に取着された格納可能部とを有する樹木等粉砕機において、前記格納可能部を格納状態へ操作することに連動して前記基端部の開口部を覆うように展開され、前記格納可能部を稼働状態へ操作することに連動してシュレッダ用ホッパの外部に収納される格納時安全ガードを具備して成ることを特徴としている。
上記構成によれば、粉砕機の非稼働時にはホッパを格納して粉砕機の場積を小さくでき、周辺での作業の邪魔になることが少なく、かつ運搬が容易である。また、ホッパの格納可能部を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガートを展開または収納することができ、格納状態でのホッパの基端部開口部は安全ガードで確実に覆われるので、ホッパを格納状態のままで誤って被粉砕物を投入することが無く安全であり、かつ操作が容易で使い勝手が良い。また、稼働時には、格納時安全ガードはホッパの外部に収納されるので、被粉砕物を円滑にホッパへ投入することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る樹木等粉砕機の実施形態について、図1乃至図14を参照して詳述する。
【0014】
図1は本発明に係る樹木等粉砕機の一例の正面図、図2は平面図である。図3は主要機器の平面的配置図である。
【0015】
図1乃至図3において、自走式台車のフレーム1の上前部に、原動機2が、前進方向に対しクランク軸の向きを直角にし、幅方向中心に対し前進方向の右側に寄せて、クランク軸の後端側を右側に向けて配設され、原動機2の後方に、粉砕装置3が、主軸50の向きを前進方向に対し直角に配設されている。原動機2と粉砕装置3とは動力伝達手段4で連結されており、動力伝達手段4は原動機2のクランク軸後端に設けられたプーリ52と、粉砕装置3の主軸50の前進方向右端に設けられたプーリ52と、駆動ベルト53とを備えている。
粉砕装置3は、主軸50の前進方向右部にシュレッダ5が配設され、前進方向左部にチッパ6が配設され、シュレッダ5とチッパ6の間に送風機7が配設され、全体をケース51に収納されている。
粉砕装置3のシュレッダ5の後部には、送りローラ64を備えたシュレッダ用ホッパ8が取着されている。
粉砕装置3のチッパ6の前進方向左外部には、送りローラ65を備えたチッパ用ホッパ9が取着されている。
粉砕装置3の送風機7の粉砕片排出口10には、シュータ11が取着されている。
自走式台車の左後部(シュレッダ用ホッパ8の左側)には、走行及び操向を操作するための、操作盤12が配設されており、シュレッダ用ホッパ8及びチッパ用ホッパ9の近傍に送りローラ操作手段21が配設されている。
【0016】
上記構成において、粉砕装置3は、駆動ベルト53を介して、原動機2の動力により駆動される。
シュレッダ用ホッパ8は、投入された枝葉を送りローラ64によりシュレッダ5に送り込む。シュレッダ5は、送り込まれた枝葉を粉砕し、粉砕された粉砕片は送風機7により粉砕片排出口10から粉砕装置3の外部へ排出される。
チッパ用ホッパ9は、投入された枝木を送りローラ65によりチッパ6に送り込む。チッパ6は、送り込まれた枝木を粉砕し、粉砕片をチッパ6の裏側に配設された送風機7に排出する。粉砕片は、送風機7によって粉砕片排出口10から粉砕装置3の外部へ排出される。
粉砕装置3の粉砕片排出口10から排出された粉砕片は、シュータ11により放出される。
操作盤12に配設された図示しないスロットルレバーによって原動機2の出力を加減し、図示しない前後進レバーによって前進・後進・停止を、図示しない操向レバーによって左右への操向を操作し、樹木等粉砕機を走行させる。
なお、粉砕装置3は、図示しない粉砕レバーにより駆動ベルト53の張りを操作して作動・停止が行われる。また、シュレッダ用ホッパ8の送りローラ64及びチッパ用ホッパ9の送りローラ65は、原動機2で駆動される図示しない油圧伝導装置で駆動され、送りローラレバー21により駆動・停止が行われる。
【0017】
比較的小径で嵩の大きい枝葉は、シュレッダ用ホッパ8へ投入してシュレッダ5で粉砕することができる。
シュレッダ5では粉砕できない大きな枝木は、チッパ用ホッパ9へ投入してチッパ6で粉砕することができる。
【0018】
図4は粉砕装置3の内部構成を示す。
シュレッダ5は、原動機2によって前進方向右端部から回転駆動される主軸50と、主軸50に軸方向に沿って異なる位置に設けられ、かつ半径方向に延在する複数の連結部材54と、各連結部材54を介して主軸50に平行に連結され、かつ主軸50を中心にして回転バランスの取れる位置に配置された複数のハンマ保持材55と、各ハンマ保持材55に回転自在に取着されたシュレッダハンマ56等によって構成され、ケース51に収納されている。
ケース51の前進方向後部は、シュレッダ5の両端の連結部材54の外側幅と対応して開口されており、前記開口部にシュレッダ用ホッパ8が取着されている。
シュレッダ5は、比較的小さな枝葉を大量に粉砕するのに適しており、シュレッダ用ホッパ8から投入された枝葉は回転するシュレッダハンマ56によって打撃され粉砕される。
【0019】
図4乃至図6において、主軸50の前進方向左端部近傍に円板体57が固着され、円板体57の外側(前進方向左側)には軸心を含む半径線と所定の間隔Lの平行線上に刃先59が位置するように鉋刃58がボルト60によって固定されている。
円板体57には、刃先59に沿って長孔61が設けられている。
ケース51の前進方向左側面には、円板体57が回転したとき鉋刃58が通過する位置に対応して開口部が設けられており、この開口部にチッパ用ホッパ9が取着されている。
チッパ6は、比較的大径の枝木を粉砕するのに適しており、主に、シュレッダ5では粉砕できない大きな枝木を粉砕するために使用される。
チッパ用ホッパ9から投入された枝木は、鉋刃58によって切削されて粉砕され長孔61を通過して円板体57の裏側(鉋刃58が取着されている面の反対側)へ排出される。
【0020】
図4及び図5において、送風機7は、主軸50及び円板体57に複数のファンブレード63を固着して構成されている。ファンブレード63は、主軸50を中心にして周方向に等分した位置に配置されており、主軸50から半径方向に延在し、かつ円板体57に対して垂直に設けられている。
ケース51の、ファンブレード63の外周に対応する部分は円筒形状に形成されており、その上部に粉砕片排出口10が取着されている。この粉砕片排出口10には、シュータ11が取着されている。
送風機7は、シュレッダ用ホッパ8の開口部から空気を吸入し、粉砕片排出口10から吐き出す。これによって発生する風と共に、シュレッダ5またはチッパ6で粉砕された粉砕片を粉砕装置3の外部へ排出しシュータ11により所望の方向へ放出する。
【0021】
本実施例では、粉砕装置3はシュレッダ5とチッパ6の両方を備えているが、粉砕の対象とする枝葉木が小径の場合には、チッパ6(及び、これに付随したチッパ用ホッパ9及び送りローラ65)を備えなくても可である。この場合は、図4乃至図6において、鉋刃58、ボルト60及び長孔61は必要でなく、円板体57は均一厚さの円盤で良い。
また、本実施形態では、動力伝達手段はベルト駆動式であるが、油圧伝導装置等の他の伝達手段でも良い。
また、本実施形態は無限軌道を備えた自走式台車に搭載した移動式樹木等粉砕機であるが、タイヤによる走行としても良いし、運転席を設けた自走車両としても良い。また、定置式のフレームに搭載した据置式でも良い。
【0022】
図7に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第1実施形態の稼働状態を説明する。なお、同図ではチッパ用ホッパについて示すが、シュレッダ用ホッパの場合も同様である。
シュレッダ5の後面部、またはチッパ6の左側面の各開口部に送りローラ64又は送りローラ65がそれぞれの出口開口部66を前記各開口部に向き合わせて取着されており、送りローラ64または送りローラの出口開口部66と反対側の面にそれぞれ設けられた入口開口部67に向き合わせて、シュレッダ用ホッパ8またはチッパ用ホッパ9の基端部20が取着されている。
各基端部20には蝶番23を介して格納可能部21が開閉自在に取着されており、稼働状態では固定手段24により固定されている。
格納時安全ガード22がその一端近傍を基端部20に、他端近傍を格納可能部21に取着され、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9の蝶番23と反対側の外部に収納されている。格納時安全ガード22は展開、収納が容易な柔軟性のあるゴム板で製作されている。
【0023】
図8に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第1実施形態の格納状態を説明する。
格納可能部21が蝶番23の軸を中心として回動しキャッチャ26で固定されて格納されている。このとき、格納時安全ガード22は展開され、基端部20の開口部25を覆っている。
格納時安全ガード22は展開時には基端部20の開口部25に対して外側へ湾曲するようにその長さを設定してある。
【0024】
上記構成において、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9が稼働状態の時には、格納時安全ガード22はホッパの外部に収納されているので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならない。
格納可能部21を格納状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22が展開され、基端部20の開口部25を覆う。格納可能部21はキャッチャ26によって固定され格納状態を保持する。
格納可能部21を稼働状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22はホッパの外部へ収納される。
この結果、格納可能部21を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガード22が確実に展開または収納され、操作が簡単で、かつ格納状態では確実に基端部20の開口部25を覆うことができる。
また、格納時安全ガード22は、ホッパの外部に収納されるので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならず、作業能率を低下させない。
【0025】
本実施形態では、格納時安全ガード22はゴム板としたが、ゴム板に代えて複数のチェーンを並べた構成、またはネット、または布等としてもよい。
【0026】
図9に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第2実施形態の稼働状態を説明する。
重複を避けるため、図7と同一の構成要素には同一の符号を付け、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
格納時安全ガード22がその一端を基端部20に、他端を格納可能部21に揺動自在に取着され、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9の蝶番23と反対側の外部に収納されている。
格納時安全ガード22は、第1プレート27と、第2プレート28と、回動支点29とを備えている。
【0027】
図10に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第2実施形態の格納状態を説明する。
格納可能部21が蝶番23の軸を中心として回動しキャッチャ26で固定されて格納されている。このとき、格納時安全ガード22は展開され、基端部20の開口部25を覆っている。
格納時安全ガード22は、展開時には回動支点29の部分で基端部20の開口部25に対して外側へ折れ曲がるように、第1プレート27及び第2プレート28の長さを設定してある。
【0028】
上記構成において、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9が稼働状態の時には、格納時安全ガード22はホッパの外部に収納されているので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならない。
格納可能部21を格納状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22が展開され、基端部20の開口部25を確実に覆う。格納可能部21はキャッチャ26によって固定され格納状態を保持する。
格納可能部21を稼働状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22はホッパの外部へ収納される。
この結果、格納可能部21を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガード22が確実に展開または収納され、操作が簡単で、かつ格納状態では確実に基端部20の開口部25を覆うことができる。
また、格納時安全ガード22は、ホッパの外部に収納されるので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならず、作業能率を低下させない。
【0029】
本実施形態では、格納時安全ガード22はプレート27とプレート28とを備えるとしたが、プレート27、またはプレート28に代えて、格子、ネット、または複数の棒材を並べた構成等としてもよい。
【0030】
図11に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第3実施形態の稼働状態を説明する。
重複を避けるため、図7と同一の構成要素には同一の符号を付け、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
シュレッダ用ホッパ8またはチッパ用ホッパ9の基端部20には蝶番23を介して格納可能部21が開閉自在に取着されている。格納時安全ガード22がその一端を格納可能部21に蝶番30を介して揺動自在に取着され、固定手段24により基端部20に固定されている。
格納時安全ガード22は、覆い面32と両側に壁面33を有するU字型断面を形成しており、覆い面32の一端に前記蝶番30が取着され、両側の壁面33の外側に固定手段24の止め座34が取着されている。
【0031】
図12に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパの第3実施形態の格納状態を説明する。
格納可能部21が蝶番23の軸を中心として回動しキャッチャ26で固定されて格納されている。格納時安全ガード22は重力によって垂れ下がり、基端部20の開口部25を覆っている。
格納時安全ガード22は展開時には自由端31が基端部20の開口部25よりも下側まで延長するように(Lを確保するように)形状を設定されている。
【0032】
上記構成において、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9が稼働状態の時には、格納時安全ガード22はホッパの外部に収納されているので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならない。
格納可能部21を格納状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22が基端部20の開口部25を覆う。格納可能部21はキャッチャ26によって固定され格納状態を保持する。
格納時安全ガード22は展開時には自由端31が基端部20の開口部25よりも下側まで延長するように形状を設定されているので、格納可能部21を稼働状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22はホッパの外部へ収納される。
格納時安全ガード22を基端部20に固定手段24で固定することにより、ホッパの稼働状態の保持、及び格納時安全ガード22の収納状態の保持が行われる。
この結果、格納可能部21を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガード22が確実に展開または収納され、操作が簡単で、かつ格納状態では確実に基端部20の開口部25を覆うことができる。
また、格納時安全ガード22は、ホッパの外部に収納されるので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならず、作業能率を低下させない。
【0033】
図13に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパまたはチッパ用ホッパの第4実施形態の稼働状態を説明する。
重複を避けるため、図7と同一の構成要素には同一の符号を付け、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
格納時安全ガード22がその一端を基端部20の蝶番23と反対側の外部に蝶番30を介して揺動自在に取着され、図示しないバネにより、その一部を格納可能部21の外壁に押し当てられるように収納されている。
格納時安全ガード22は、前記蝶番30の取着部から基端部20の開口部25の他端部までの長さに設定された覆い面35と、この覆い面35に対し、格納可能部21の格納時に基端部20と格納可能部21が成す角と等しい角αを持つ保持面36とを備えている。
【0034】
図14に基づいて、本発明に係るシュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパの第4実施形態の格納状態を説明する。
格納可能部21が蝶番23の軸を中心として回動し、格納時安全ガード22が図示しないバネにより、その覆い面35が基端部20の開口部25を覆い、保持面36が格納可能部21を保持するように展開されている。
また、格納時安全ガード22の保持面36は格納状態では蝶番30の揺動中心を通る鉛直線よりも基端部20の開口部25側で格納可能部21を保持するように設定されている。
【0035】
上記構成において、シュレッダ用ホッパ8及び/又はチッパ用ホッパ9が稼働状態の時には、格納時安全ガード22はホッパの外部に収納されているので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならない。
格納可能部21を格納状態に操作することに連動して、格納時安全ガード22がバネの付勢力により展開され、基端部20の開口部25を覆い面35で確実に覆うと共に、格納可能部21を保持面36で格納状態に保持する。
格納時安全ガード22を手前に引き起こしながら格納可能部21を稼働状態に操作することにより、格納時安全ガード22が押し下げられ収納状態となる。
この結果、格納可能部21を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガード22が確実に展開または収納され、操作が簡単で、かつ格納状態では確実に基端部20の開口部25を覆うことができる。
また、格納時安全ガード22は、ホッパの外部に収納されるので、ホッパの内側に障害物がなく、被粉砕物を投入する時に邪魔にならず、作業能率を低下させない。
また、格納状態では、格納時安全ガード22が格納可能部21を保持するので
格納可能部21の固定操作が不要であり、操作が楽である。
【0036】
【発明の効果】
この発明によれば、粉砕機の非稼働時にはホッパを格納して粉砕機の場積を小さくでき、周辺での作業の邪魔になることが少なく、かつ運搬が容易である。
また、ホッパの格納状態でのホッパの基端部の開口部は安全ガードで確実に覆われるので、ホッパを格納状態のままで誤って被粉砕物を投入することが無く、かつ、ホッパの格納可能部を格納状態または稼働状態へ操作するのみで、格納時安全ガードを展開または収納することができるので操作が容易で使い勝手が良い。また、第4実施形態においては、格納時安全ガードは展開時には格納可能部の格納状態の保持機能を兼ねるので操作が一層容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の正面図である。
【図2】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の平面図である。
【図3】本発明に係る自走式枝葉木粉砕機の主要機器の平面的配置図である。
【図4】本発明に係る粉砕装置の要部の断面図である。
【図5】本発明に係るチッパの正面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】ホッパの第1実施形態の稼働状態を示す正面図である。
【図8】ホッパの第1実施形態の格納状態を示す正面図である。
【図9】ホッパの第2実施形態の稼働状態を示す正面図である。
【図10】ホッパの第2実施形態の格納状態を示す正面図である。
【図11】ホッパの第3実施形態の稼働状態を示す正面図である。
【図12】ホッパの第3実施形態の格納状態を示す正面図である。
【図13】ホッパの第4実施形態の稼働状態を示す正面図である。
【図14】ホッパの第4実施形態の格納状態を示す正面図である。
【図15】第1従来例として示した移動式樹木等粉砕機の正面図である。
【図16】第1従来例として示した移動式樹木等粉砕機の平面図である。
【図17】第2従来例として示した移動式樹木等粉砕機の正面図である。
【図18】第2従来例として示した移動式樹木等粉砕機の平面図である。
【符号の説明】
1、1a:フレ−ム(自走式台車)
2、2a:原動機
3、3a:粉砕装置
4:動力伝達手段
5:シュレッダ
6:チッパ
7:送風機
8、8a:シュレッダ用ホッパ
9、9a、9b:チッパ用ホッパ
10;粉砕片排出口
11:シュータ
12:操作盤
20:基端部
21:格納可能部
22:格納時安全ガード
23:蝶番
24:固定手段
25:基端部の開口部
26:キャッチャ
35:覆い面
36:保持面

Claims (2)

  1. フレーム(1)の上部に、投入された枝葉を粉砕するシュレッダ(5)および投入された枝木を切断し粉砕するチッパ(6)を備えた粉砕装置(3)を配設し、前記シュレッダ(5)に枝葉を投入するシュレッダ用ホッパ(8)を取着するとともに、前記チッパ(6)に枝木を投入するチッパ用ホッパ(9)を取着し、前記シュレッダ用ホッパ(8)および前記チッパ用ホッパ(9)が、前記シュレッダ(5)および前記チッパ(6)に各々取着された基端部(20)と、前記基端部(20)に開閉自在に取着された格納可能部(21)とを有する樹木等粉砕機において、
    前記格納可能部(21)を格納状態へ操作することに連動して前記基端部(20)の開口部(25)を覆うように展開され、前記格納可能部(21)を稼働状態へ操作することに連動して前記シュレッダ用ホッパ(8)および前記チッパ用ホッパ(9)の外部に収納される格納時安全ガード(22)を、各々具備して成ることを特徴とする格納式ホッパを有する樹木等粉砕機。
  2. フレーム(1)の上部に、投入された枝葉を粉砕するシュレッダ(5)を備えた粉砕装置(3)を配設し、前記シュレッダ(5)に枝葉を投入するシュレッダ用ホッパ(8)を取着し、前記シュレッダ用ホッパ(8)が前記シュレッダ(5)に取着された基端部(20)と、前記基端部(20)に開閉自在に取着された格納可能部(21)とを有する樹木等粉砕機において、
    前記格納可能部(21)を格納状態へ操作することに連動して前記基端部(20)の開口部(25)を覆うように展開され、前記格納可能部(21)を稼働状態へ操作することに連動してシュレッダ用ホッパ(8)の外部に収納される格納時安全ガード(22)を具備して成ることを特徴とする格納式ホッパを有する樹木等粉砕機。
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