JP2000262894A - 繊維状合成吸着剤及びその製造方法 - Google Patents

繊維状合成吸着剤及びその製造方法

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friedel
graft
washing
fiber
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Takeshi Honda
剛 本多
Toru Tagawa
徹 田川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 吸着性、強度に優れ、脱落の恐れがなく、加
工性に優れた繊維状の合成吸着剤を提供する。 【解決手段】 ポリエチレン、ポリプロピレン等の繊維
に電離性放射線を照射した後、スチレン、クロロメチル
スチレン、ジビニルベンゼン等のビニル芳香族化合物を
グラフト重合し、必要であればさらにクロロメチル基を
導入し、さらにフリーデル・クラフツ反応により多孔質
化する。電離性放射線は、例えばα線、β線、γ線、電
子線、紫外線等であるが、γ線や電子線が特に適してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高い吸着能力を有す
る繊維状合成吸着剤に関するものであり、本発明で得ら
れる繊維状合成吸着剤は、高い吸着能力の他に、十分な
強度、低発塵性、低触媒活性を有する。短繊維、長繊
維、及びこれらを加工した種々の織布、不織布の形態で
使用でき、例えば各種プロセス排ガス中のVOCの除去
/回収、クリーンルーム内のガス状微量化学物質の除去
等に適用される。
【0002】
【従来の技術】従来、流体(気相、液相)からの有害物
の除去、有価物の回収には、活性炭(粉状、粒状)、活
性炭繊維が頻繁に使用されてきた。しかしこれらの活性
炭は、発塵性が大きい、触媒活性が大きい、吸着したも
のを脱着しにくく実質の吸着容量が小さい、気相に適用
された場合には湿度の影響を受けやすい等の問題があ
り、適用分野が制限されるか、適用されても性能が不十
分であった。これに対し、有機高分子系吸着剤は、高度
に多孔質構造が発達したものが知られており、発塵性、
触媒活性、脱着性等においても優れているが、粒径を大
きくすることが困難であり、特に気相に適用した場合に
は圧力損失が大きな問題となった。また、繊維状の形態
のものに比較すると、吸着速度、脱着速度が不十分であ
った。
【0003】一方繊維状の高分子多孔質体について様々
な検討が行われているが、大きな比表面積を有するもの
はあまり知られていない。特開平2−84545号公報
にはスチレンとポリプロピレンの複合繊維を紡糸した後
に、スチレン部分にクロロメチル基を導入し、さらにフ
リーデル・クラフツ処理によりスチレン部分を多孔質化
する方法が開示されている。しかしながらこの方法で
は、ポリスチレンが幹となるポリプロピレン繊維に化学
的に固定されていないために、得られたものが破砕す
る、強度が小さい等の問題がある。また、比表面積を大
きくするためにポリスチレンの分率を上げると強度が著
しく低下する等の問題があった。特開平6−63337
号公報には、短繊維の表面に多孔性共重合体を固定し、
さらに必要によっては架橋により多孔化度を上げ、これ
を抄紙あるいは不織布化することによりシート状吸着剤
として使用する方法が開示されている。しかしながらこ
の方法によると、短繊維に多孔質性共重合体を固定化し
た後に抄紙又は不織布化することになり、脱落が生じや
すい、固定化した共重合体が破砕しやすい、工程が煩雑
である等の問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されている活
性炭、活性炭繊維は吸着力に優れるものの、湿度の影響
を受けやすい、触媒活性がある、発塵性が大きい等の問
題がある。また、合成系吸着剤の場合には、これらの問
題は無いものの粒径が小さく工業規模での使用には圧損
の問題から大きな制限があった。加工性に優れる繊維状
の合成吸着剤に関しては、比表面積が大きくかつ強度の
大きいものは得られていない。本発明は、比表面積が大
きくかつ強度が大きく脱落等のない繊維状合成吸着剤を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリオレフィ
ン繊維表面に主としてビニル芳香族化合物の重合体を化
学結合により導入し、後から多孔質化した、吸着能力に
優れ、強度の大きな繊維状吸着剤及びその製造方法を要
旨とするものである。より具体的には、ポリエチレン、
ポリプロピレン等の繊維に電離性放射線を照射した後、
スチレン、クロロメチルスチレン、ジビニルベンゼン等
のビニル芳香族化合物をグラフト重合し、必要であれば
さらにクロロメチル基を導入し、さらにフリーデル・ク
ラフツ反応により多孔質化してなる、吸着能力に優れ、
強度の大きな繊維状吸着剤及びその製造方法に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】基材に用いる繊維は、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリ四フ
ッ化エチレン、ポリ塩化ビニル等のハロゲン化ポリオレ
フィン繊維、ポリオレフィン−ハロゲン化ポリオレフィ
ン共重合体繊維が好ましいが必ずしもこれらに限定され
ない。形態は、長繊維、短繊維、及びこれらを加工した
織布、不織布等いずれでも良い。
【0007】電離性放射線は、例えばα線、β線、γ
線、電子線、紫外線等であるが、γ線や電子線が特に適
している。ビニル芳香族化合物としては、スチレン、メ
チルスチレン、エチルビニルベンゼン、クロロメチルス
チレン等のモノビニル芳香族化合物、ジビニルベンゼ
ン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のポリ
ビニル芳香族化合物が使用される。これらのビニル芳香
族化合物に加えて、アクリロニトリル、アクリル酸エチ
ル、メタクリル酸、メタクリル酸メチル、エチレングリ
コールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリ
メタクリレート等の脂肪族ビニル化合物を使用すること
も可能である。
【0008】基材繊維に電離性放射線を照射する方法と
しては、基材と重合性モノマーの共存下に電離性放射線
を照射する同時照射法と、予め基材に電離性放射線照射
した後重合性モノマーと接触させる前照射法があるが、
単独重合物の生成が少ない前照射法が好ましい。前照射
法では真空中又は窒素雰囲気中で電離性放射線を照射す
る。照射線量は10〜1000kGy、好ましくは50
〜200kGyである。
【0009】グラフト率(%)を グラフト率=100×(グラフト後重量・グラフト前重
量)/グラフト前重量 で定義すると、グラフト率は、50〜500%が好まし
い。グラフト率が小さすぎると吸着性能が不十分であ
る。グラフト率が大きすぎると得られた多孔質繊維は強
度が低下する。基材繊維と重合性モノマーを接触させて
グラフト重合する方法には、重合性モノマーが液体であ
る液相グラフト重合と、気体である気相グラフト重合が
ある。本発明ではいずれの方法でもグラフト重合するこ
とができる。
【0010】グラフト重合した繊維は、メタノール等で
反応生成物を除去後乾燥し、次工程の反応に用いる。グ
ラフト重合を施した繊維に対するハロアルキル化法とし
ては、既知のハロアルキル化反応を利用することがで
き、ルイス酸触媒の存在下、クロロメチルメチルエーテ
ル、ブロモメチルメチルエーテル、p−キシレンジクロ
ライド、4,4′−ビスクロロメチルジフェニル等のハ
ロアルキル化剤が用いられる。中でもクロロメチルメチ
ルエーテルが好ましい。ルイス酸触媒としては、塩化ア
ルミニウム、塩化第二鉄、塩化第二錫、塩化亜鉛等が挙
げられる。クロロメチル化反応においては、クロロメチ
ル化反応を阻害しない有機溶媒を使用しても良い。かか
る有機溶媒としては、二塩化エチレン、二塩化プロピレ
ン等がある。クロロメチル化反応の温度は30〜80℃
が好ましい。クロロメチル化反応の時間は通常1〜12
時間である。
【0011】ハロアルキル化終了後、反応混合物からハ
ロアルキル化繊維を分離する。分離後ハロアルキル化繊
維は水洗、溶媒洗浄等により精製される。精製後乾燥に
より水分等を除去するか又は次工程で用いられる不活性
溶媒で置換する。ビニル芳香族化合物をグラフト重合し
た繊維、又は引き続いてハロアルキル化した繊維は、精
製後不活性溶媒中でフリーデル・クラフツ触媒を加えて
後架橋結合し多孔質繊維を得る。不活性有機溶媒として
は二塩化エチレン、二塩化プロピレン等が挙げられる。
フリーデル・クラフツ触媒としては、塩化アルミニウ
ム、塩化第二錫、塩化亜鉛、塩化第二鉄等が挙げられ
る。フリーデル・クラフツ触媒は、乾燥したグラフト繊
維1gに対して、0.01〜10gが使用される。後架
橋反応の温度は、30℃から不活性溶媒の沸点までの温
度から選ばれる。本発明により得られる繊維状合成吸着
剤は、吸着性能に優れ、強度にも優れたものである。
【0012】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0013】
【実施例】実施例1 スパンボンド法で得られた繊維径約20μmのポリプロ
ピレン不織布約2.4gに、200kGyの電子線を照
射し、続いてスチレン100g/アセトン100gの溶
液中で40℃、6時間重合した。下記式を基に計算した
グラフト率は136%であった。 グラフト率(%)=100×(グラフト重合後重量−グ
ラフト重合前重量)/グラフト重合前重量 得られたスチレングラフトポリプロピレン不織布約5.
6gをクロロメチルメチルエーテル(CME)500m
L中で、ZnCl2 9.5gの存在下クロロメチル化反
応を行った。反応温度は50℃、反応時間は8時間であ
った。続いて水洗浄、アセトン洗浄、塩酸洗浄、水洗浄
を行った後真空乾燥した。収量は7.0gであった。ク
ロロメチル化スチレングラフト不織布約1.1gをジク
ロロエタン100mL中FeCl3 4.3gの存在下フ
リーデル・クラフツ処理を行った。反応温度は80℃、
反応時間は8時間であった。次いで、水洗浄、塩酸洗
浄、水洗浄、アセトン洗浄を行った後真空乾燥した。得
られた多孔質化不織布は、比表面積が555m2 /g、
細孔容積は0.26mL/gであった。得られた多孔質
化不織布約0.2gを、直径2cm×長さ10cmのカ
ラムに充填し、メチルエチルケトン(MEK)の蒸気を
通過させ、吸着させた結果を表−1及び図−1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】実施例2 実施例1で用いたのと同じ不織布約2.4gに、100
kGyの電子線を照射し、続いてスチレン100g/ア
セトン100gの溶液中で40℃、6時間重合した。グ
ラフト率は100%であった。得られたスチレングラフ
トポリプロピレン不織布約4.8gをクロロメチルメチ
ルエーテル(CME)500mL中で、ZnCl2 9.
5gの存在下クロロメチル化反応を行った。反応温度は
50℃、反応時間は8時間であった。続いて水洗浄、ア
セトン洗浄、塩酸洗浄、水洗浄を行った後真空乾燥し
た。収量は5.8gであった。クロロメチル化スチレン
グラフト不織布約1.1gをジクロロエタン100mL
中FeCl3 4.3gの存在下フリーデル・クラフツ処
理を行った。反応温度は80℃、反応時間は8時間であ
った。次いで、水洗浄、塩酸洗浄、水洗浄、アセトン洗
浄を行った後真空乾燥した。得られた多孔質化不織布
は、比表面積が396m2 /g、細孔容積は0.22m
L/gであった。得られた多孔質化不織布について、実
施例1と同様に吸着性能テストを行った。得られた結果
を表−2及び図−1に示す。
【0016】
【表2】
【0017】実施例3 実施例1で用いたのと同じ不織布約2.4gに、50k
Gyの電子線を照射し、続いてスチレン100g/アセ
トン100gの溶液中で40℃、6時間重合した。グラ
フト率は58%であった。得られたスチレングラフトポ
リプロピレン不織布約3.8gをクロロメチルメチルエ
ーテル(CME)500mL中で、ZnCl2 9.5g
の存在下クロロメチル化反応を行った。反応温度は50
℃、反応時間は8時間であった。続いて水洗浄、アセト
ン洗浄、塩酸洗浄、水洗浄を行った後真空乾燥した。収
量は4.4gであった。クロロメチル化スチレングラフ
ト不織布約1.1gをジクロロエタン100mL中Fe
Cl3 4.3gの存在下フリーデル・クラフツ処理を行
った。反応温度は80℃、反応時間は8時間であった。
次いで、水洗浄、塩酸洗浄、水洗浄、アセトン洗浄を行
った後真空乾燥した。得られた多孔質化不織布は、比表
面積が261m2 /g、細孔容積は0.14mL/gで
あった。得られた多孔質化不織布について、実施例1と
同様に吸着性能テストを行った。得られた結果を表−3
及び図−1に示す。
【0018】
【表3】
【0019】実施例4 実施例1で用いたのと同じ不織布約2.0gに、200
kGyの電子線を照射し、続いてクロロメチルスチレン
100g/アセトン100gの溶液中で40℃で6時間
重合した。グラフト率は55%であった。得られたクロ
ロメチル化スチレングラフト不織布約1.1gをジクロ
ロエタン100mL中FeCl3 4.3gの存在下フリ
ーデル・クラフツ処理を行った。反応温度は80℃、反
応時間は8時間とした。次いで、水洗浄、塩酸洗浄、水
洗浄、アセトン洗浄を行った後真空乾燥した。得られた
多孔質化不織布は、比表面積が44m2 /g、細孔容積
は0.07mL/gであった。得られた多孔質化不織布
について、実施例1と同様に吸着性能テストを行った。
得られた結果を表−4及び図−1に示す。
【0020】
【表4】
【0021】実施例5 実施例1で用いたのと同じ不織布約2.0gに、200
kGyの電子線を照射し、続いてジビニルベンゼン10
0g/アセトン100gの溶液中で40℃で6時間重合
した。グラフト率は33%であった。得られたジビニル
ベンゼングラフト不織布約1.0gをジクロロエタン1
00mL中FeCl3 4.3gの存在下フリーデル・ク
ラフツ処理を行った。反応温度は80℃、反応時間は8
時間とした。次いで、水洗浄、塩酸洗浄、水洗浄、アセ
トン洗浄を行った後真空乾燥した。得られた多孔質化不
織布は、比表面積が43m2 /g、細孔容積は0.21
mL/gであった。
【0022】
【発明の効果】本発明により得られる繊維状合成吸着剤
は、優れた吸着性能を持ち、活性炭のような触媒活性、
発塵性、湿度により吸着性能が影響される等の欠点を有
さない。また、優れた強度を持ち、脱落、発塵等を起こ
さない。更に、様々な形態に加工でき、化学プロセス排
ガス中のVOCの除去・回収、クリーンルーム中のガス
状微量不純物の除去等様々な分野への適用が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4で得られた吸着性能テス
ト結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 14/10 B01D 53/34 ZABB 15/233 // D06M 101:18 Fターム(参考) 4D002 AA40 AB03 AC10 BA04 CA07 DA70 EA06 GA01 GA02 GB02 GB08 GB12 GB20 HA03 4G066 AA14D AA32D AA34D AB03A AB21A AC13C AC35B BA16 BA22 BA36 BA38 CA04 CA56 DA03 FA07 FA31 FA40 4J011 QA03 QA05 QA09 QA11 QA12 QA24 UA01 UA04 VA02 WA02 WA10 4J026 AA12 AA13 BA05 BA06 BA07 BB01 CA09 EA08 EA09 FA01 FA09 GA02 GA08 4L033 AA05 AB01 AC11 AC15 BA14 CA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン繊維の表面に主としてビ
    ニル芳香族化合物からなる架橋重合体が化学結合により
    結合されてなる繊維状吸着剤。
  2. 【請求項2】 ビニル芳香族化合物がスチレン、ジビニ
    ルベンゼン、クロロメチルスチレンから選ばれる化合物
    の一種又は二種以上の混合物である請求項1に記載の繊
    維状吸着剤。
  3. 【請求項3】 架橋重合体が多孔質である請求項1に記
    載の繊維状吸着剤。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン繊維の表面に主としてビ
    ニル芳香族化合物をグラフト重合し、次いでグラフト鎖
    部分を多孔質化することを特徴とする繊維状吸着剤の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 ビニル芳香族化合物がスチレンであり、
    ハロアルキル化し、さらにフリーデル・クラフツ反応に
    より後架橋を導入することにより多孔質化する請求項4
    に記載の繊維状吸着剤の製造方法。
  6. 【請求項6】 ビニル芳香族化合物がクロロメチルスチ
    レンであり、フリーデル・クラフツ反応により後架橋を
    導入することにより多孔質化する請求項4に記載の繊維
    状吸着剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 ビニル化合物がジビニルベンゼンであ
    り、フリーデル・クラフツ反応により後架橋を導入する
    ことにより多孔質化する請求項4に記載の繊維状吸着剤
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 ビニル化合物がスチレン、ジビニルベン
    ゼン、クロロメチルスチレンから選ばれる混合物であ
    り、ハロアルキル化し、さらにフリーデル・クラフツ反
    応により後架橋を導入することにより多孔質化する請求
    項4に記載の繊維状吸着剤の製造方法。
  9. 【請求項9】 ハロアルキル化が主としてクロロメチル
    メチルエーテルを用いるクロロメチル化である請求項5
    又は8に記載の繊維状吸着剤の製造方法。
  10. 【請求項10】 グラフト重合が、電離性放射線を照射
    することにより行う請求項4〜9のいずれかに記載の繊
    維状吸着剤の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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