JP2000260138A - データ記録再生装置、ヘッド位置認識方法、及びヘッド位置算出方法 - Google Patents

データ記録再生装置、ヘッド位置認識方法、及びヘッド位置算出方法

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JP2000260138A
JP2000260138A JP6176099A JP6176099A JP2000260138A JP 2000260138 A JP2000260138 A JP 2000260138A JP 6176099 A JP6176099 A JP 6176099A JP 6176099 A JP6176099 A JP 6176099A JP 2000260138 A JP2000260138 A JP 2000260138A
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track
burst
recording
head
signal
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JP6176099A
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English (en)
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Tetsuro Takaoka
哲朗 高岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円盤状の記録媒体の情報を読み取るとき、記
録再生ヘッドの感度や検出回路の特性ばらつきの影響を
受けないで、位置情報を高精度に得ること。 【解決手段】 記録媒体1の各トラックに記録された情
報を磁気ヘッド2で読み取り、その信号をヘッドアンプ
3及びAGCアンプ4で増幅する。サーボセクタ検出部
6は、サーボセクタに記録されたトラック番号を2値化
回路5を介して抽出する。位置信号生成回路9はバース
ト部に記録されたAバースト〜Dバーストを抽出する。
位置計算認識部11はAバーストとBバーストとのレベ
ル比較、Cバーストと閾値との比較、及び各バースト信
号の演算を行い、1/3トラック毎に線形に変化する位
置情報を生成する。特にトラック境界では誤検出の可能
性があるので、所望の閾値を用いて境界外又は境界内の
ゾーンかを区別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報をセクタ単位
にまとめた情報ブロックを円盤状記録媒体に記録再生す
るデータ記録再生装置と、ヘッドの位置決め制御を行う
ためのヘッド位置認識方法と、ヘッド位置算出方法とに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】外部記憶装置として用いられる磁気ディ
スク装置において、その磁気ヘッド(データヘッドとも
いう)の位置決めのための手法として、磁気ディスク上
にサーボ情報を書き込む手法が採用されている。その一
つとしてセクタサーボ方式がある。この方式は、データ
を記録する各セクタの先頭に、位置決め用のサーボセク
タを予め設けておく。そして任意のデータトラックに位
置決めする際には、磁気ヘッドから読みとったサーボセ
クタの位置情報を認識して、データトラックに追従して
いく方式である。サーボセクタの基本的構成は、サーボ
セクタを検出するための同期/検出部、トラック番号を
書き込んだトラック番号部、1トラック幅以下の細かい
位置情報を得るためのバースト部を含んで構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バース
ト部から得られる細かい位置情報は磁気ヘッドの出力特
性に依存する。このため、磁気ディスク装置に複数枚の
磁気ディスクが設けられ、夫々の磁気ディスクの記録面
に磁気ヘッドがある場合、磁気ヘッドの出力ゲインの違
いによる影響で、磁気ヘッド毎に位置情報が異なってし
まう。また、トラック内の任意の位置に対して磁気ヘッ
ドの位置決めが要求される場合には、トラック内又はト
ラック間において、位置情報の値は物理的な位置に対し
て線形の関係にならなければならない。しかし、従来の
位置認識のアルゴリズムでは、バーストの切り替え部分
で位置情報が線形にならず、正確な位置決めができなく
なってしまうという問題点があった。
【0004】また、現在位置を認識するために、トラッ
ク単位の位置認識をするトラック部とバースト部とを組
み合わせて、出力信号の計算や認識を行うが、トラック
部の検出方式とバースト部の検出方式の違いのため、磁
気ヘッドの位置を誤認識してしまうという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、サーボパターンを読み取る磁
気ヘッドの感度にばらつきがあっても、また検出回路の
信号変換に伴う誤差があっても、サーボパターンから読
み取られた信号を用いて磁気ヘッドの位置情報を正確に
生成することのできるデータ記録再生装置、データ記録
の位置認識方法、及びデータ記録の位置算出方法を実現
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、複数のセクタに分割された各トラック内に、ヘッド
位置決め用の位置信号及びトラック番号を記録するサー
ボセクタ、及びデータを記録再生するデータセクタを設
け、前記サーボセクタ単位に1つのトラックをその半径
方向に複数のゾーンに分割したとき、夫々のゾーンの幅
方向に対してレベルが線形に変化する複数種類のバース
ト信号を前記位置信号として予め記録した円盤状の記録
媒体と、前記記録媒体が回転駆動されるとき、前記トラ
ックに情報を記録し、前記トラックから情報を再生する
記録再生ヘッドと、前記記録再生ヘッドを所望のトラッ
クに移動させると共に、移動先のトラックで前記記録再
生ヘッドをトラック幅方向に微動位置決めを行うヘッド
支持機構と、前記記録再生ヘッドの読み取り信号を増幅
するヘッドアンプと、前記ヘッドアンプの出力信号を2
値化する2値化回路と、前記2値化回路の出力から前記
サーボセクタに記録されたトラック番号を含むデータを
抽出するサーボセクタ検出部と、前記ヘッドアンプの出
力から夫々のバースト信号を抽出する位置信号生成回路
と、前記サーボセクタ検出部の出力するトラック番号を
用い、前記位置信号生成回路から出力される複数のバー
スト信号の内、特定の組合せのバースト信号のレベル比
較と演算とを行い、トラック内における前記記録再生ヘ
ッドの幅方向位置を示す位置情報を、前記トラックのゾ
ーン幅より小さい位置分解能で生成する位置計算認識部
と、前記位置計算認識部の出力する位置情報に基づい
て、前記記録再生ヘッドの位置制御信号を生成し、前記
ヘッド支持機構の駆動部に与える制御量計算部と、を具
備することを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項2の発明は、請求項1のデー
タ記録再生装置において、前記記録媒体に形成されたM
+1本の各トラックに対してトラック番号K(K=0〜
M)を付与し、Kを4で除算した剰余iで各トラックを
分別し、分別結果としてトラックTi(i=0,1,
2,3)と命名し、前記各トラックTiを半径方向に第
1ゾーン〜第6ゾーンに分割したとき、前記サーボセク
タの位置信号は、4トラックで3周期を有し、位相差が
互いに2ゾーン相当分異なるバースト信号を夫々Aバー
スト、Cバースト、Bバースト、Dバーストとして、前
記トラックT0〜T3のサーボセクタに前記A〜Dバー
スト信号を組にして記録したことを特徴とするものであ
る。
【0008】本願の請求項3の発明は、複数のセクタに
分割された各トラック内に、ヘッド位置決め用の位置信
号及びトラック番号を記録するサーボセクタ、及びデー
タを記録再生するデータセクタを設け、前記サーボセク
タ単位に1つのトラックをその半径方向に複数のゾーン
に分割したとき、夫々のゾーンの幅方向に対してレベル
が線形に変化する複数種類のバースト信号を前記位置信
号として予め記録した円盤状の記録媒体に対して、記録
再生ヘッドを前記記録媒体の所望のトラックに移動さ
せ、前記記録再生ヘッドの位置をゾーン単位で認識する
ヘッド位置認識方法であって、前記記録媒体に形成され
たM+1本の各トラックに対してトラック番号K(K=
0〜M)を付与し、Kを4で除算した剰余iで各トラッ
クを分別し、分別結果としてトラックTi(i=0,
1,2,3)と命名し、前記各トラックTiを半径方向
に第1ゾーン〜第6ゾーンに分割し、前記サーボセクタ
の位置信号は、4トラックで3周期を有し、位相差が互
いに2ゾーン相当分異なるバースト信号を夫々Aバース
ト、Cバースト、Bバースト、Dバーストとして、前記
トラックT0〜T3のサーボセクタに前記A〜Dのバー
スト信号を組にして記録したものであり、記録再生ヘッ
ドの走査によって前記トラック番号と前記A〜Dバース
トの振幅を検出し、トラック番号と前記A〜Dバースト
の振幅の組み合わせにより、前記記録再生ヘッドの現在
位置を決定するに際し、現在位置のトラック番号を読み
取り、トラック番号の下位2ビットを用いて前記トラッ
クT0,T1,T2,T3のいずれに属するかを判定す
るステップS1と、前記ステップS1で判定されたトラ
ックTi(i=0〜3)において、AバーストとBバー
ストの振幅の大小を比較して、1/3トラック単位のど
の位置にいるのかを判別するステップS2と、前記ステ
ップS2で判定された位置がトラックの境界であり、且
つAバーストとBバーストが等しくなる位置に接してい
るか否か判定するステップS3と、前記ステップS3で
接していないと判定された場合、CバーストとDバース
トの振幅の大小比較を行い、1/3トラック単位の位置
を判別するステップS4と、前記ステップS3で接して
いると判定された場合、位置の判別を誤検出する場合が
あると判断し、AバーストとCバーストの振幅の等しく
なる2つの閾値のうち、判別された位置によっていずれ
かの閾値を選択し、その閾値とCバーストの振幅と比較
して、1/3単位のトラックモードに判別するステップ
S5と、前記ステップS4又はS5で判別された1/3
トラック単位の位置に対して、その位置に書き込まれて
いる2つのバーストの振幅の大小比較を行い、1/6ト
ラック単位の位置を判別するステップS6と、を有する
ことを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項4の発明は、複数のセクタに
分割された各トラック内に、ヘッド位置決め用の位置信
号及びトラック番号を記録するサーボセクタ、及びデー
タを記録再生するデータセクタを設け、前記サーボセク
タ単位に1つのトラックをその半径方向に複数のゾーン
に分割したとき、夫々のゾーンの幅方向に対してレベル
が線形に変化する複数種類のバースト信号を前記位置信
号として予め記録した円盤状の記録媒体に対して、記録
再生ヘッドを前記記録媒体の所望のトラックに移動さ
せ、前記記録再生ヘッドのトラック内の位置を定量的に
算出するヘッド位置算出方法であって、前記記録媒体に
形成されたM+1本の各トラックに対してトラック番号
K(K=0〜M)を付与し、Kを4で除算した剰余iで
各トラックを分別し、分別結果としてトラックTi(i
=0,1,2,3)と命名し、前記トラックTiを半径
方向に第1ゾーン〜第6ゾーンに分割し、前記サーボセ
クタの位置信号は、4トラックで3周期を有し、位相差
が互いに2ゾーン相当分異なるバースト信号を夫々Aバ
ースト、Cバースト、Bバースト、Dバーストとして、
前記トラックT0〜T3のサーボセクタに前記A〜Dの
バースト信号を組にして記録したものであり、記録再生
ヘッドの走査によって前記トラック番号と前記A〜Dバ
ーストの振幅を検出し、トラック番号と前記A〜Dバー
ストの振幅の組み合わせにより、前記記録再生ヘッドの
現在位置を決定するに際し、前記記録再生ヘッドの位置
が1/6トラック単位で判定されたとき、振幅の1番大
きいバーストと2番目に大きいバーストを選択し、トラ
ックの内周方向のバーストの振幅から、もう一方のバー
ストの振幅を差し引いた値をトラック内位置情報として
算出するステップS7と、振幅の1番大きいバーストの
振幅から3番目に大きいバーストの振幅を差し引いた値
をセンサー補正値として算出するステップS8と、1/
6トラック単位の位置における位置オフセット値を算出
するステップS9と、前記ステップS7、S8、S9で
得られたデータを用いて、{(トラック内位置情報/セ
ンサー補正値)+オフセット値}を計算し、記録媒体内
位置情報として出力するステップS10と、を有するこ
とを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本願の請
求項1記載の発明による実施の形態1として、データ記
録再生装置について図1を参照しながら説明をする。図
1はヘッド位置決め装置を中心とするデータ記録再生装
置の基本構成を示すブロック図である。記録媒体1は磁
気ディスクのように、回転可能な円盤状の記録媒体であ
り、スピンドルモータ(SPM)15によって回転駆動
される。記録媒体1には同心円状のトラックが多数形成
され、各トラックには予め記録媒体の製造時に周方向に
離散的なサーボセクタが設けられる。サーボセクタには
位置決め情報(位置信号)がサーボパターンとして予め
記録されている。この記録に用いられる磁気ヘッドは実
装用の磁気ヘッドと特性が異なり、そのヘッド幅は狭
く、位置決め精度は高精度に保持されている。磁気ヘッ
ド2は、データ記録再生装置がコンピュータの外部記憶
装置として組み入れられたとき、記録媒体1の情報を実
際に記録又は再生する記録再生ヘッドである。
【0011】VCMポジショナ14は駆動コイルを含
み、選択されたトラックに磁気ヘッド2を移動するため
のヘッド支持機構である。ヘッドアンプ3は、磁気ヘッ
ド2からの再生信号を増幅するアンプである。AGCア
ンプ4は増幅された再生信号を一定の出力に保つアンプ
である。2値化回路5はAGCアンプ4から得られた再
生信号をデジタル信号に変換する回路である。サーボセ
クタ検出部6は再生信号の中から、離散的に存在するサ
ーボセクタを検出する検出部である。検出タイミング生
成部7はサーボセクタの中から、トラック番号や位置信
号を検出するための検出タイミングを生成する回路であ
る。
【0012】トラックデータ生成部8は、2値化回路5
でデジタル化された再生データから、トラックデータを
取り出す回路である。位置信号生成回路9はサーボセク
タ内での1トラック以内の位置信号を生成するため、バ
ースト部のバースト信号を電圧信号に変換する回路であ
る。A/D変換部10は、アナログの位置信号を、CP
Uで処理するためにデジタル信号に変換する回路であ
る。
【0013】位置計算認識部11は、A/D変換部10
から出力される位置信号と、トラックデータ生成部8か
ら出力されるトラックデータとから、磁気ヘッド2の現
在位置を認識するものである。制御量計算部12は、選
択されたトラックのセンタに磁気ヘッド2を移動又は追
従させるために、位置計算認識部11の出力データに基
づいてトラック移動の制御量を計算し、位置制御信号を
出力するものである。位置計算認識部11及び制御量計
算部12の機能は、CPUにおけるソフトウエアによっ
て実現される。ドライバ13はVCMポジショナ14内
の駆動コイルに駆動電流を与える回路である。ここでヘ
ッドアンプ3、AGCアンプ4、2値化回路5は、アナ
ログの信号をその入力レベルに応じて処理するので、こ
れらを検出回路と呼ぶ。
【0014】このように構成されたデータ記録再生装置
の動作について説明する。記録媒体1はスピンドルモー
タ15の駆動によって磁気ヘッド2の位置に関係なく、
一定の回転数で回転する。記録媒体1には、磁気ヘッド
2を位置決めするためのサーボセクタが各トラックに対
して同心円状に複数個設けられているので、磁気ヘッド
2はサーボセクタの信号を読み出し、ヘッドアンプ3が
これらの信号を増幅する。AGCアンプ4は増幅された
再生信号が一定の出力レベルになるよう利得制御を行
う。2値化回路5はAGCアンプ4の出力信号2値化
し、サーボセクタ検出部6とトラックデータ生成部8と
に与える。
【0015】一方、位置信号生成回路9は、AGCアン
プ4の出力信号からバースト部の信号(バースト信号)
を抽出して位置信号を出力する。この位置信号の出力レ
ベルは一定のトラック数単位で繰り返し、線形に変化す
る信号である。A/D変換部10は、各バースト部のア
ナログの位置信号をデジタル信号に変換して位置計算認
識部11に与える。トラックデータ生成部8は検出タイ
ミング生成部7のタイミング信号に基づいてトラック番
号を含むトラックデータを位置計算認識部11に与え
る。
【0016】位置計算認識部11は、トラックデータ
と、各サーボセクタから得られる複数のバースト部の位
置信号とを組み合わせて演算することで、磁気ヘッド2
の現在位置を認識する。制御量計算部12は、演算され
た現在位置より磁気ヘッド2を目的の位置に移動させる
ための位置制御信号を生成し、ドライバ13に出力す
る。
【0017】このように位置制御を行うと、トラック番
号とバースト信号の大小を組み合わせて位置情報を生成
する際に、バースト信号の組み合わせにより発生する誤
検出を防ぐことができる。また、位置信号を読み取る磁
気ヘッド2の感度のばらつきによる悪影響を受けないよ
うにすることができる。またサーボパターンを読み取る
検出回路に感度のばらつきがあったり、検出回路の特性
に誤差があっても、サーボパターンから生成される位置
情報が、常に正確に磁気ヘッドの現在位置を表すことに
なる。
【0018】(実施の形態2)次に本願の請求項2記載
の発明による実施の形態2として、データ記録再生装置
について図2及び図3を用いて説明する。図2は本実施
の形態のデータ記録再生装置に用いられる記録媒体1の
サーボセクタのフォーマット図である。図2(a)に示
すように、記録媒体1のトラック配置として、外周に最
大容量のトラック0が配置され、外周から内周側に向か
ってトラックK(K=0〜M)が設けられている。夫々
のトラックは同心円の構造を有している。
【0019】記録媒体1に形成されたM+1本のトラッ
クに対し、第0〜第K〜第Mのトラックとしてトラック
番号を付与し、トラック番号であるKを4で除算した剰
余iで各トラックを分別し、その剰余によってトラック
Ti(i=0,1,2,3)と命名する。図2(b)に
示すように、あるトラックはP+1個のセクタから成
り、例えばj番のセクタは、サーボセクタSWjとデー
タセクタ(DATA)で構成される。サーボセクタSW
jは、同期検出部16、トラック番号部17、セクタ番
号部(ウエッジ番号部)18、4つのバースト部19,
20,21,22から構成される。バースト部19,2
0,21,22には、夫々Aバースト、Bバースト、C
バースト、Dバーストの信号がサーボ情報として予め記
録されている。
【0020】図3は、サーボセクタと互いに隣接するト
ラックの位置関係、及びそこから得られる信号を示した
説明図である。図示のようにAバースト、Bバースト、
Cバースト、Dバーストの記録位置は互いに異なり、夫
々のバーストはトラック幅TRの2/3の幅を有してい
る。各バーストには位相差があり、バースト部19のA
バーストを基準にすると、バースト部20のBバースト
はAバーストに対して+2/3トラック幅の位相差があ
り、バースト部21のCバーストはAバーストに対し+
1/3トラック幅の位相差があり、バースト部22のD
バーストはAバーストに対し−1/3トラック幅の位相
差がある。各バーストとトラックTとの相対的な位置関
係は、トラックT0の実質的な開始位置からAバースト
が始まるように配置されていて、4トラック毎にこのよ
うな位置関係が繰り返されるようになっている。
【0021】図1の磁気ヘッド2のヘッド幅(コア幅)
Hwとバースト部の重なる面積に比例した電圧による位
置信号23が位置信号生成回路9から出力されるように
なっている。図3に示す位置信号23は、記録媒体1を
規定回転数で回転させて、トラックTの横断方向に磁気
ヘッド2を定速で徐々に移動させるとき、同一位相角θ
に位置するサーボセクタの信号を繋ぎ合わせてみたもの
である。この位置信号は、トラックの幅方向に対して出
力レベルが変化し、繰り返し三角波形となる。このた
め、磁気ヘッド2の夫々の位置に対するバースト信号の
出力レベルは、トラックずれに対して線形に変化する。
【0022】図3の位置情報24は、磁気ヘッド2の各
位置における位置計算手順に従って計算された位置情報
である。位置モード26は、4トラック幅において、1
つのトラックTを1/3トラックに分割した12個の位
置モード42(1/3トラックモード)と、1つのトラ
ックTを1/6トラックに分割した24個の位置モード
43(1/6トラックモード)とを含むものであり、位
置情報24を計算する場合に用いられる。ここで1トラ
ックを幅方向に1/6に分割した帯状の領域をゾーンと
呼ぶ。HTH27とLTH28は、Cバーストの位置信
号とAバーストの位置信号とが等しくなる信号レベルで
あり、ゾーン単位で位置を判定する際に用いられる閾値
となる。
【0023】そしてトラック番号と精密な位置関係にあ
るサーボパターンとして、第1のパターンをAバース
ト、第2のパターンをBバースト、第3のパターンをC
バースト、第4のパターンをDバーストとして、夫々の
バーストを2/3トラック幅TRで記録しておく。そし
て内周方向を正とすると、Aバーストに対するBバース
トの位相差を+2/3トラックに設定し、Bバーストに
対するCバーストの位相差を−1/3トラックに設定
し、Cバーストに対するDバーストの位相差を+2/3
トラックに設定する。こうするとA,C,B,Dバース
トは、位相差が互いに2ゾーン相当分異なることにな
る。こうしてトラック情報と4つのバーストの位置関係
が、4トラックごとに繰り返されるサーボパターンを設
ける。このことにより、サーボパターンを読み取る磁気
ヘッド2に感度のばらつきが存在したり、検出回路の特
性に誤差があっても、磁気ヘッド2の現在位置を1/6
トラック幅の精度で常に正確に読み取ることができる。
【0024】(実施の形態3)次に本願の請求項3、4
記載の発明による実施の形態3として、ヘッド位置認識
方法及びヘッド位置算出方法について図4〜図6を用い
て説明する。図4は位置情報を計算するためのアルゴリ
ズムを示すテーブルである。このテーブルは図1におけ
る位置計算認識部11の位置計算方法を詳細に示すもの
である。
【0025】先ず図4に従って、位置情報を計算するア
ルゴリズムを説明する。磁気ヘッド2が図3のトラック
番号部17からトラック番号K(K=0〜M)を読み取
ると、その値を4で割り、その剰余値i(i=0〜3)
を出力する。この剰余値iは図4の剰余結果30に示す
ように、4通りの位置モード0,1,2,3に分類され
る(1トラックモード)。これらの夫々の位置モードに
は、図4の位置モード分類31に示すように、3つの位
置モードと、この3つの位置モードと誤検出の可能性の
ある1つの位置モードとを含む計4つの位置モードが含
まれる。
【0026】次に比較条件32に示すように、Aバース
トとBバーストとの大きさを比較する。この結果、位置
モード分類31に示す位置モードは、位置モード分類3
3に示すように2つの位置モードに分類される。次に位
置モード分類33に示す位置モードでは、比較条件34
に示すように、CバーストとDバーストとの大きさを比
較すると共に、Cバーストが閾値HTH27又は閾値L
TH28を越えているか否かを調べる。CバーストとH
TH27又はLTH28とを比較分岐することで、位置
モード分類35に示すように、最終的には12通りの位
置モードに分類される(1/6トラックモード)。
【0027】位置モード分類35に示す12通りの位置
モードでは、比較条件36に示すように、現在位置で得
られる各バーストの大きさを比較する。こうすることで
位置モード分類37に示すように、24通りの位置モー
ドに細かく分類できる。この分類では、ゾーン(0.
0)〜ゾーン(11.1)に仕分けされる。これらの位
置モードでは、夫々の現在位置を次式によって計算す
る。 現在位置={(位置計算値)/(ヘッドゲイン補正値)
+(オフセット値)} ここで位置計算値は図4の演算項38で与えられ、ヘッ
ドゲイン補正値は図4の演算項39で与えられる。また
オフセット値は図4のオフセット項40で与えられる。
【0028】具体的な計算例を図5を用いて更に詳細に
説明する。図5は、図3のトラックT0のバースト部を
拡大したものである。まず、トラックT0において、A
バースト、Bバースト、Cバースト、Dバーストについ
て大小の比較を行い、1/6トラックの6つのゾーン2
5に分ける。これらのゾーン25において、位置信号2
3の大小比較の方法は図4に示した通りである。ゾーン
(0.0)においては、(A−D)/(D−B)で位置
信号の計算を行う。このゾーンの右端においてはA=B
であるため、ここでの位置信号24の値は−1となる。
【0029】次に、このゾーン(0.0)の左端におい
てはA=Dであるため、この部分の位置信号の値は0と
なる。同様にゾーン(0.1)では、(A−D)/(A
−C)の演算により位置信号の計算を行う。このゾーン
の右端ではA=Dなので、位置信号の値は0となり、左
端ではC=Dとなるために位置信号の値は1となる。そ
の結果、ゾーン(0.0)とゾーン(0.1)を繋ぐ
と、+1と−1とで正規化され、位置に対して線形な信
号が得られることになる。
【0030】同様の計算を行い、隣接するゾーンの位置
情報と繋ぎ合わせることで、絶対位置に対して線形な特
性を有する位置信号が得られる。位置を誤検出する可能
性は、トラック番号とバーストの大小比較をして、その
組み合わせを誤った場合に発生する。この問題は、トラ
ック部の検出は2値化回路5で行っているのに対し、バ
ースト部の検出は位置信号生成回路9及びA/D変換部
10で行っているために生じる。このように検出回路の
違いによる位相差が、トラック部とバースト部の間で生
じる。
【0031】このような誤検出を防止するために、バー
ストによる大小比較に誤検出防止方法を用いる。この誤
検出防止方法について例を挙げて説明する。図3及び図
4において、トラック番号をT1と認識した場合を考え
る。AバーストがBバーストより小さい場合には、位置
モード「3」が対応するが、実際の磁気ヘッド2が、ト
ラックT1とトラックT2の間にあって、上記検出回路
に誤差が発生している場合には、位置モード「6」が対
応する可能性も生じる。そこで位置モードが「3」か
「6」かを判別する方式として、次の補正方法を用い
る。即ち図3に示すように、AバーストとCバーストの
値が同じになる場合が存在するが、その高い方の閾値を
HTH27と設定し、低い方の閾値をLTH28と設定
する。そしてCバーストの値がHTH27よりも小さい
場合は、位置モードが「3」と判定し、HTH27以上
の場合は位置モードが「6」と判定する。以上のよう
に、バーストの値に閾値を持たせて判別することで、1
/6トラック、即ちゾーン単位の検出差による誤検出を
防ぐことができる。
【0032】上記の処理は、前述したようにコンピュー
タのプログラムによって処理される。この処理方法を図
6のフローチャートに示す。まずステップS1では、現
在の位置を読み取ったトラック番号Kの下位2ビットを
判定して4通りの場合に判別する。ここでは1トラック
単位(1トラックモード)での分別となる。次のステッ
プS2では、前記4通りの場合の夫々のトラックモード
において、AバーストとBバーストの振幅の大小を比較
して、1/3トラック単位のどの位置にいるのかを判別
する(1/3トラックモード)。次のステップS3で
は、誤検出の可能性を調べる。即ち、判別した位置がト
ラックの境界であり、かつAバーストとBバーストが等
しくなる位置に接しているか否かを判別する。
【0033】トラックの境界に接していない場合は、ス
テップS4に分岐し、CバーストとDバーストの振幅の
大小比較を行い、1/3トラック単位の位置を判別す
る。ステップS3でトラックの境界に接していると判定
された場合は、ステップS4に分岐する。このステッブ
S5では、位置の判別を誤る可能性があると判断し、A
バーストとCバーストの振幅の等しくなる2つの閾値の
うち、判別された位置によってどちらかの閾値を選択
し、その閾値とCバーストの振幅と比較して、1/3単
位のトラックモードを判別する。ステップS4又はステ
ップS5の処理が終了すると、ステップS6に移る。こ
のステップS6では、1/3トラック単位の位置に対し
て、その位置に書き込まれている2つのバーストの振幅
の大小比較を行い、1/6トラック単位の位置を判別す
る。
【0034】次のステップS7に進むと、サーボパター
ン上の4つのバーストから磁気ヘッド2の現在位置を定
量的に算出する方法として、判別された1/6トラック
単位の位置において、振幅の1番大きいバーストと2番
目に大きいバーストを選択し、トラックの内周方向のバ
ーストの振幅から、もう一方のバーストの振幅を差し引
いた値を計算値とする。ステップS8では、振幅の1番
大きいバーストの振幅から3番目に大きいバーストの振
幅を差し引いた値をセンサー補正値として算出する。そ
してステップS9では、判別された1/6トラック単位
の位置におけるオフセット値を算出する。ステップS1
0では、位置情報として{(位置計算値/センサー補正
値)+オフセット値}を計算する。
【0035】このようなヘッド位置認識方法、及びヘッ
ド位置算出方法によれば、磁気ヘッド2の位置によって
変化するトラック番号と、複数個のバーストの振幅を検
出し、トラックの番号と複数個のバーストの振幅の組み
合わせにより、磁気ヘッド2の現在位置を決定する。こ
のため、先ず現在の位置を読み取ったトラック番号を判
定して、いくつかの位置モードに分別する。多数のトラ
ックを0〜Nに分類するとき、次に夫々の位置モードに
おいて、AバーストとBバーストの振幅の大小を比較し
て、1/Nトラック単位のどの位置にいるのかを判別す
る。そして判別した位置がトラックの境界であり、かつ
AバーストとBバーストが等しくなる位置に接している
か否かを判別する。トラックの境界に接していない場合
は、CバーストとDバーストの振幅の大小比較を行い、
1/Nトラック単位の位置を判別する。トラックの境界
に接している場合は、位置の判別を誤検出する可能性が
あると判断する。この場合、AバーストとCバーストの
振幅の等しくなる2つの値のうち、判別された位置によ
ってどちらかを選択し、その値とCバーストの振幅と比
較して、1/N単位のトラックモードを判別する。そし
て1/Nトラック単位の位置に対して、その位置に書き
込まれている2つのバーストの振幅の大小比較を行い、
ゾーン単位の位置を判別する。
【0036】このような位置認識方法又は位置算出方法
によれば、サーボパターンを読み取る磁気ヘッドの感度
ばらつきや、検出回路の誤差があっても、サーボパター
ンから読み取られた信号によって生成される位置情報
が、常に正確なものとなる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本願の請求項1、2記載の
データ記録再生装置によれば、記録再生ヘッドから得ら
れるサーボ情報を解析することによって、記録再生ヘッ
ドの現在位置を記録再生ヘッドの特性のばらつきに影響
されることなく認識できる。
【0038】また本願の請求項3記載の発明によれば、
記録再生ヘッドから得られるサーボ情報によって、記録
再生ヘッドの現在位置をゾーン単位で正確に認識でき
る。その場合に、トラックの境界で位置の誤検出の発生
を防止し、記録再生ヘッドの感度ばらつきの影響を受け
ずに現在位置の認識を正確に行える。
【0039】また本願の請求項4記載の発明によれば、
ゾーン単位で記録再生ヘッドの現在位置が認識されてい
る場合、更に記録再生ヘッドの位置を定量的に割り出す
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるデータ記録再生
装置の基本構成図である。
【図2】本実施の形態のデータ記録再生装置に用いられ
る記録媒体において、サーボセクタのレイアウトを示す
フォーマット図である。
【図3】本発明のヘッド位置認識方法及びヘッド位置算
出方法で用いられる記録媒体において、サーボセクタの
バースト部とトラックの位置関係を示した説明図であ
る。
【図4】本発明のヘッド位置認識方法で用いられ、位置
情報を計算するためのアルゴリズムを示す説明図であ
る。
【図5】サーボセクタのバースト部とトラックの位置関
係を示す拡大説明図である。
【図6】本発明のヘッド位置算出方法における位置情報
計算のフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録媒体 2 磁気ヘッド 3 ヘッドアンプ 4 AGCアンプ 5 2値化回路 6 サーボセクタ検出部 7 検出タイミング生成部 8 トラックデータ生成部 9 位置信号生成回路 10 A/D変換部 11 位置計算認識部 12 制御量計算部 13 ドライバ 14 VCMポジショナ 15 スピンドルモータ(SPM) 16 同期/検出部 17 トラック番号部 18 セクタ番号部 19〜22 バースト部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセクタに分割された各トラック内
    に、ヘッド位置決め用の位置信号及びトラック番号を記
    録するサーボセクタ、及びデータを記録再生するデータ
    セクタを設け、前記サーボセクタ単位に1つのトラック
    をその半径方向に複数のゾーンに分割したとき、夫々の
    ゾーンの幅方向に対してレベルが線形に変化する複数種
    類のバースト信号を前記位置信号として予め記録した円
    盤状の記録媒体と、 前記記録媒体が回転駆動されるとき、前記トラックに情
    報を記録し、前記トラックから情報を再生する記録再生
    ヘッドと、 前記記録再生ヘッドを所望のトラックに移動させると共
    に、移動先のトラックで前記記録再生ヘッドをトラック
    幅方向に微動位置決めを行うヘッド支持機構と、 前記記録再生ヘッドの読み取り信号を増幅するヘッドア
    ンプと、 前記ヘッドアンプの出力信号を2値化する2値化回路
    と、 前記2値化回路の出力から前記サーボセクタに記録され
    たトラック番号を含むデータを抽出するサーボセクタ検
    出部と、 前記ヘッドアンプの出力から夫々のバースト信号を抽出
    する位置信号生成回路と、 前記サーボセクタ検出部の出力するトラック番号を用
    い、前記位置信号生成回路から出力される複数のバース
    ト信号の内、特定の組合せのバースト信号のレベル比較
    と演算とを行い、トラック内における前記記録再生ヘッ
    ドの幅方向位置を示す位置情報を、前記トラックのゾー
    ン幅より小さい位置分解能で生成する位置計算認識部
    と、 前記位置計算認識部の出力する位置情報に基づいて、前
    記記録再生ヘッドの位置制御信号を生成し、前記ヘッド
    支持機構の駆動部に与える制御量計算部と、を具備する
    ことを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体に形成されたM+1本の各
    トラックに対してトラック番号K(K=0〜M)を付与
    し、Kを4で除算した剰余iで各トラックを分別し、分
    別結果としてトラックTi(i=0,1,2,3)と命
    名し、前記各トラックTiを半径方向に第1ゾーン〜第
    6ゾーンに分割したとき、 前記サーボセクタの位置信号は、 4トラックで3周期を有し、位相差が互いに2ゾーン相
    当分異なるバースト信号を夫々Aバースト、Cバース
    ト、Bバースト、Dバーストとして、前記トラックT0
    〜T3のサーボセクタに前記A〜Dバースト信号を組に
    して記録したものであることを特徴とする請求項1記載
    のデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 複数のセクタに分割された各トラック内
    に、ヘッド位置決め用の位置信号及びトラック番号を記
    録するサーボセクタ、及びデータを記録再生するデータ
    セクタを設け、前記サーボセクタ単位に1つのトラック
    をその半径方向に複数のゾーンに分割したとき、夫々の
    ゾーンの幅方向に対してレベルが線形に変化する複数種
    類のバースト信号を前記位置信号として予め記録した円
    盤状の記録媒体に対して、記録再生ヘッドを前記記録媒
    体の所望のトラックに移動させ、前記記録再生ヘッドの
    位置をゾーン単位で認識するヘッド位置認識方法であっ
    て、 前記記録媒体に形成されたM+1本の各トラックに対し
    てトラック番号K(K=0〜M)を付与し、Kを4で除
    算した剰余iで各トラックを分別し、分別結果としてト
    ラックTi(i=0,1,2,3)と命名し、前記各ト
    ラックTiを半径方向に第1ゾーン〜第6ゾーンに分割
    し、 前記サーボセクタの位置信号は、 4トラックで3周期を有し、位相差が互いに2ゾーン相
    当分異なるバースト信号を夫々Aバースト、Cバース
    ト、Bバースト、Dバーストとして、前記トラックT0
    〜T3のサーボセクタに前記A〜Dのバースト信号を組
    にして記録したものであり、 記録再生ヘッドの走査によって前記トラック番号と前記
    A〜Dバーストの振幅を検出し、トラック番号と前記A
    〜Dバーストの振幅の組み合わせにより、前記記録再生
    ヘッドの現在位置を決定するに際し、 現在位置のトラック番号を読み取り、トラック番号の下
    位2ビットを用いて前記トラックT0,T1,T2,T
    3のいずれに属するかを判定するステップS1と、 前記ステップS1で判定されたトラックTi(i=0〜
    3)において、AバーストとBバーストの振幅の大小を
    比較して、1/3トラック単位のどの位置にいるのかを
    判別するステップS2と、 前記ステップS2で判定された位置がトラックの境界で
    あり、且つAバーストとBバーストが等しくなる位置に
    接しているか否か判定するステップS3と、 前記ステップS3で接していないと判定された場合、C
    バーストとDバーストの振幅の大小比較を行い、1/3
    トラック単位の位置を判別するステップS4と、 前記ステップS3で接していると判定された場合、位置
    の判別を誤検出する場合があると判断し、Aバーストと
    Cバーストの振幅の等しくなる2つの閾値のうち、判別
    された位置によっていずれかの閾値を選択し、その閾値
    とCバーストの振幅と比較して、1/3単位のトラック
    モードに判別するステップS5と、 前記ステップS4又はS5で判別された1/3トラック
    単位の位置に対して、その位置に書き込まれている2つ
    のバーストの振幅の大小比較を行い、1/6トラック単
    位の位置を判別するステップS6と、を有することを特
    徴とするヘッド位置認識方法。
  4. 【請求項4】 複数のセクタに分割された各トラック内
    に、ヘッド位置決め用の位置信号及びトラック番号を記
    録するサーボセクタ、及びデータを記録再生するデータ
    セクタを設け、前記サーボセクタ単位に1つのトラック
    をその半径方向に複数のゾーンに分割したとき、夫々の
    ゾーンの幅方向に対してレベルが線形に変化する複数種
    類のバースト信号を前記位置信号として予め記録した円
    盤状の記録媒体に対して、記録再生ヘッドを前記記録媒
    体の所望のトラックに移動させ、前記記録再生ヘッドの
    トラック内の位置を定量的に算出するヘッド位置算出方
    法であって、 前記記録媒体に形成されたM+1本の各トラックに対し
    てトラック番号K(K=0〜M)を付与し、Kを4で除
    算した剰余iで各トラックを分別し、分別結果としてト
    ラックTi(i=0,1,2,3)と命名し、前記トラ
    ックTiを半径方向に第1ゾーン〜第6ゾーンに分割
    し、 前記サーボセクタの位置信号は、 4トラックで3周期を有し、位相差が互いに2ゾーン相
    当分異なるバースト信号を夫々Aバースト、Cバース
    ト、Bバースト、Dバーストとして、前記トラックT0
    〜T3のサーボセクタに前記A〜Dのバースト信号を組
    にして記録したものであり、 記録再生ヘッドの走査によって前記トラック番号と前記
    A〜Dバーストの振幅を検出し、トラック番号と前記A
    〜Dバーストの振幅の組み合わせにより、前記記録再生
    ヘッドの現在位置を決定するに際し、 前記記録再生ヘッドの位置が1/6トラック単位で判定
    されたとき、振幅の1番大きいバーストと2番目に大き
    いバーストを選択し、トラックの内周方向のバーストの
    振幅から、もう一方のバーストの振幅を差し引いた値を
    トラック内位置情報として算出するステップS7と、 振幅の1番大きいバーストの振幅から3番目に大きいバ
    ーストの振幅を差し引いた値をセンサー補正値として算
    出するステップS8と、 1/6トラック単位の位置における位置オフセット値を
    算出するステップS9と、 前記ステップS7、S8、S9で得られたデータを用い
    て、{(トラック内位置情報/センサー補正値)+オフ
    セット値}を計算し、記録媒体内位置情報として出力す
    るステップS10と、を有することを特徴とするヘッド
    位置算出方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6603616B2 (en) * 2000-10-03 2003-08-05 Matsushita Electric Industrial Co. Ltd. Control method and apparatus of magnetic disc device, recording medium, and inspection method and apparatus of magnetic disc device
KR100723499B1 (ko) 2005-08-26 2007-06-04 삼성전자주식회사 하드디스크 드라이브의 서보 라이트 클럭 발생 방법 및이에 적합한 기록 매체

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