JP2000260131A - 同期信号の検出保護方法およびその検出保護回路 - Google Patents

同期信号の検出保護方法およびその検出保護回路

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JP2000260131A
JP2000260131A JP11057315A JP5731599A JP2000260131A JP 2000260131 A JP2000260131 A JP 2000260131A JP 11057315 A JP11057315 A JP 11057315A JP 5731599 A JP5731599 A JP 5731599A JP 2000260131 A JP2000260131 A JP 2000260131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再同期の信頼性を確保しつつその再同期化ま
での時間を短縮できる上に、回路規模を小型化できる同
期信号の検出保護回路などの提供。 【解決手段】 フレーム毎に同期信号を含むディジタル
データから同期信号SYNCを検出したのち、この検出
された同期信号をその周期性に基づいて抽出し、他方、
同期信号が検出されずに欠落する場合には同期信号IP
SYNCを補間する。そして、時刻t1で同期信号SY
NCが検出されて抽出された後、時刻t2、t3で同期
信号SYNCを検出できなかった場合には、その後の時
刻t6で検出された同期信号SYNCを正規のものと推
定して抽出する。その後、所定期間の経過後の時刻t7
において同期信号SYNCが再び検出された場合には、
その同期信号SYNCを抽出するとともに、先の同期信
号SYNCを正規のものと確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(Digital Versatile Disc)などの
ディスクに記録されている情報を再生する情報再生装置
などに使用される同期信号の検出保護回路に係り、特に
再生されたディジタルデータ中に含まれる同期信号の検
出と、その同期信号が欠落した場合には同期信号を補間
(補充)することができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばCDの場合には、ディジタ
ルデータは、EFM(Eight to Fourteen Modulation)
変調された所定のフォーマットでフレーム内に配列され
て、ディスク上に記録されている。そして、1フレーム
は、先頭に配置されたフレーム同期信号、複数のオーデ
ィオ情報ワード、および誤り訂正用ワードなどを含み、
全体で588チャネルビットから構成されている。
【0003】このうち、フレーム同期信号は、24チャ
ネルビットから構成され、他の情報と区別できるように
特定のパターンを有している。そして、上記フレーム同
期信号は、オーディオ情報を再生する際に、フレーム分
割のために使用されるとともに、フレーム内のデータを
所定の単位で分割するためのデータ分離用信号を生成す
るためにも使用される。
【0004】このため、上記のCDを再生する再生装置
では、再生したディジタルデータ中からフレーム同期信
号を検出するための同期信号検出回路が設けられてい
る。また、上記再生装置では、例えばディスク上の傷に
よって生ずるドロップアウト等のためにフレーム同期信
号が欠落した場合に、欠落したフレーム同期信号を補間
する同期信号保護回路が設けられており、この回路は上
記の同期信号検出回路と組み合わせて使用されている。
【0005】図5は、従来からの同期信号の検出保護回
路の構成の一例を示す。
【0006】この同期信号の検出保護回路は、同期信号
検出回路1、アンド回路2、オア回路3、チャネルビッ
トカウンタ4、ウインドウ生成回路5、内挿数カウンタ
6、およびオア回路7から構成されている。そして、同
期信号検出回路1には、EFM信号が信号変換回路8で
変換されたNRZ信号が入力されるようになっている。
また、そのEFM信号からPLL回路9がクロック信号
PLCKを生成し、このクロック信号PLCKにより各
回路が動作するようになっている。
【0007】次に、このような構成からなる従来からの
同期信号の検出保護回路の動作について、図6のタイム
チャートを参照して説明する。
【0008】いま、図6に示す時刻t1において、同期
信号検出回路1が図6(B)に示すように同期信号SY
NCを検出すると、このときオア回路7からのウインド
ウ信号は図6(C)に示すように「H」レベルである。
このため、その同期信号SYNCは、アンド回路2によ
り正規の同期信号DTSYNCとして抽出されたのち、
オア回路3により同期信号DTIPSYNCとして取り
出されてチャネルビットカウンタ4に供給される。
【0009】チャネルビットカウンタ4は、オア回路3
からの同期信号DTIPSYNCに基づいて計数動作を
行い、その計数値(カウント値)をウインドウ生成回路
5に出力するとともに、その計数値が所定値に達した時
点で図6(E)に示すような内挿用の同期信号IPSY
NCをオア回路3に出力する。ウインドウ生成回路5
は、チャネルビットカウンタ4からの計数値に基づいて
図6(G)に示すようなウインドウ信号WIN0を生成
し、これを内挿数カウンタ6およびオア回路7にそれぞ
れ出力する。
【0010】時刻t2において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出しなかった場合には、アンド回
路2からは正規の同期信号DTSYNCは出力されな
い。しかし、チャネルビットカウンタ4からは、図6
(E)に示すように内挿用の同期信号IPSYNCが出
力され、これがオア回路3に入力されるので、オア回路
3からはその同期信号IPSYNCが内挿されて補間さ
れた同期信号DTIPSYNCが出力される(図6
(F)参照)。また、このときには、アンド回路2から
正規の同期信号DTSYNCが得られなかったので、そ
の旨が内挿数カウンタ6で計数され、その計数値が図6
(H)に示すように「1」となる。
【0011】時刻t3において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを再び検出できなかった場合には、オ
ア回路3からはチャネルビットカウンタ4からの同期信
号IPSYNCが内挿されて補間された同期信号DTI
PSYNCが出力される。また、このときには、内挿数
カウンタ6の計数値が図6(H)に示すように「2」と
なり、この計数値が「2」の期間は、内挿カウンタ6か
ら出力されるウインドウ信号WIN1が図6(I)で示
すように「H」レベルになるとともに、オア回路7から
出力されるウインドウ信号も図6(C)に示すように
「H」レベルとなる。連続未検出回数は、この例では2
回としたが、任意の回数が可能である。
【0012】さらに、時刻t4において、同期信号検出
回路1が図6(B)に示すように同期信号SYNCを検
出すると、このときオア回路7から出力されるウインド
ウ信号は「H」レベルであるので、その同期信号SYN
Cは、アンド回路2により正規の同期信号DTSYNC
として抽出される。また、このときには、その同期信号
DTSYNCにより内挿数カウンタ6が初期化されると
ともに、内挿数カウンタ6からオア回路7に出力される
ウインドウ信号WIN1は図6(I)で示すように
「H」レベルから「L」レベルに変化すると同時に、オ
ア回路7から出力されるウインドウ信号も図6(C)に
示すように「H」レベルから「L」レベルに変化する。
【0013】このように、図5の従来回路では、時刻t
2とt3で同期信号検出回路1が同期信号SYNCを検
出できなかったのち、時刻t4において同期信号検出回
路1が同期信号SYNCを最初に検出できたときには、
その最初に検出された同期信号SYNCを正規のものと
して取り扱うようにしている。このため、最初に検出さ
れた同期信号SYNCが誤りであった場合には、信頼性
に欠けて実用性に不向きであるという不都合がある。
【0014】そこで、このような不都合を解消する同期
信号の検出保護回路として、図7に示すものが知られて
いる。
【0015】この図7に示す従来回路が図5に示す従来
回路と異なる点は、図5に示す回路のチャネルビットカ
ウンタ4とウインドウ生成回路5を、メインチャネルビ
ットカウンタ4Aとメインウインドウ生成回路5Aと
し、かつ、サブチャネルビットカウンタ10、サブウイ
ンドウ生成回路11、および論理回路12を追加したも
のである。そして、論理回路12は、2つのアンド回路
121、122と、オア回路123とから構成したもの
である。
【0016】このような構成からなる同期信号の検出保
護回路の動作について、図8のタイムチャートを参照し
て説明する。
【0017】いま、図8に示す時刻t1において、同期
信号検出回路1が同期信号SYNCを検出すると、この
ときオア回路7からのメインウインドウ信号が図8
(C)に示すように「H」レベルであり、これが論理回
路12を通ってアンド回路2に入力される。このため、
その同期信号SYNCは、アンド回路2により正規の同
期信号DTSYNCとして抽出されたのち、オア回路3
により同期信号DTIPSYNCとして取り出されてメ
インチャネルビットカウンタ4Aに出力される。
【0018】時刻t2において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出しなかった場合には、アンド回
路2からは正規の同期信号DTSYNCは出力されな
い。しかし、メインチャネルビットカウンタ4Aから
は、内挿用の同期信号IPSYNCが出力され、これが
オア回路3に入力されるので、オア回路3からはその同
期信号IPSYNCが内挿されて補間された同期信号D
TIPSYNCが出力される。また、このときには、ア
ンド回路2から正規の同期信号DTSYNCが得られな
かったので、その旨が内挿数カウンタ6で計数され、そ
の計数値が図8(H)に示すように「1」となる。
【0019】時刻t3において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを再び検出できなかった場合には、オ
ア回路3の出力からはメインチャネルビットカウンタ4
Aからの同期信号IPSYNCが内挿されて補間された
同期信号DTIPSYNCが出力される。また、このと
きには、内挿数カウンタ6の計数値が「2」となり、こ
の計数値が「2」の期間は、内挿カウンタ6から出力さ
れるウインドウ信号WIN1が図8(I)で示すように
「H」レベルになるとともに、オア回路7のメインウイ
ンドウ信号も図8(C)に示すように「H」レベルとな
る。これも前記従来回路と同様に連続未検出回数を2回
と仮定した場合の例である。
【0020】時刻t4において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出すると、このときに内挿数カウ
ンタ6からのウインドウ信号WIN1が図8(I)に示
すように「H」レベルであるので、サブチャネルビット
カウンタ4Aは計数を開始し、その計数値をサブウイン
ドウ生成回路11に出力する。サブウインドウ生成回路
11は、その計数値が所定値になる前後の期間に図8
(J)で示すようなサブウインドウ信号を出力し、この
サブウインドウ信号をアンド回路122に出力する。ま
た、時刻t4では、アンド回路2のゲート信号は「L」
レベルの状態にあるので、同期信号検出回路1で検出さ
れた同期信号SYNCは、正規の同期信号DTSYNC
としてアンド回路2から抽出されない。
【0021】時刻t5において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを再び検出すると、上記の時刻t4の
場合と同様に、サブチャネルビットカウンタ4Aは計数
を開始するとともに、同期信号検出回路1で検出された
同期信号SYNCは、正規の同期信号DTSYNCとし
てアンド回路2から抽出されない。
【0022】時刻t6において、同期信号検出回路1が
図8(B)に示すように同期信号SYNCをさらに検出
すると、このときには、サブウインドウ生成回路11か
ら出力されるサブウインドウ信号が「H」レベルであ
り、これによりアンド回路2のゲート信号は「H」レベ
ルとなる。このため、同期信号検出回路1で検出された
同期信号SYNCは、アンド回路2により正規の同期信
号DTSYNCとして抽出される。
【0023】さらに、時刻t6では、その同期信号DT
SYNCにより内挿数カウンタ6は初期化されるととも
に、内挿数カウンタ6からオア回路7に出力されるウイ
ンドウ信号WIN1は図8(I)で示すように「H」レ
ベルから「L」レベルに変化すると同時に、オア回路7
から出力されるメインウインドウ信号も図8(C)に示
すように「H」レベルから「L」レベルに変化する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】このように、図7の従
来回路では、同期信号検出回路1が所定の回数連続(前
記の例では2回連続)して同期信号SYNCを検出でき
なかったのち、時刻t4と時刻t5で同期信号検出回路
1が同期信号SYNCを2回検出できてもその同期信号
を正規のものとは扱わずに、時刻t5から所定期間の経
過後の時刻t6に同期信号が検出できた場合に初めて、
その同期信号を正規のものとして扱うようにした。この
ため、同期信号SYNCを検出の際に、信頼性を確保で
きるという利点があるが、再同期化までに無駄な時間が
かかるという不都合がある。
【0025】さらに、図7の従来回路では、図5の従来
回路にサブチャネルビットカウンタ10、サブウインド
ウ生成回路11、および論理回路12が追加されている
ので、その回路規模が大きくなる上にその構成が複雑に
なるという不都合がある。
【0026】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑
み、再同期の信頼性を確保しつつその再同期化までの時
間を短縮できる上に、回路規模を小型化ができるように
した同期信号の検出保護方法およびその検出保護回路を
提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1および請求項2に
記載の各発明は、以下のように構成した。
【0028】すなわち、請求項1に記載の発明は、フレ
ーム毎に同期信号を含むディジタルデータから前記同期
信号を検出したのち、この検出された同期信号をその周
期性に基づいて抽出し、他方、前記同期信号が検出され
ずに欠落する場合には同期信号を補間するようにした同
期信号の検出保護方法において、前記同期信号が所定の
回数連続して検出されなかった場合には、その後に検出
された同期信号を正規の同期信号と推定して抽出するよ
うにし、その後、前記同期信号が所定期間の経過後に再
び検出された場合には、その同期信号を抽出するととも
に、先に検出された同期信号を正規の同期信号と確定す
るようにしたものである。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、フレーム
毎に同期信号を含むディジタルデータから前記同期信号
を検出する同期信号検出手段と、この検出された同期信
号をその周期性に基づいて抽出する同期信号抽出手段
と、前記同期信号検出手段で前記同期信号が検出されず
に欠落する場合に、同期信号を補間する同期信号補間手
段と、前記同期信号検出手段が前記同期信号を検出でき
ない場合には、その検出できない回数を求める計数手段
とを備えた同期信号の検出保護回路において、前記計数
手段の計数値が第1所定値になったときに、前記同期信
号抽出手段が前記同期信号を抽出可能状態とし、この状
態で同期信号が検出された場合には、その同期信号を正
規の同期信号と推定して前記同期信号抽出手段が抽出し
たのち前記計数手段の計数値を第2所定値にセットし、
前記計数手段の計数値が第1所定値に達することなく同
期信号が検出された場合には、その同期信号を抽出する
とともに、先に検出された同期信号を正規の同期信号と
確定し、前記計数手段の計数値を初期化するように制御
する制御手段を備えたものである。
【0030】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の同期信号の検出保護回路において、前記計数
手段がセットされる前記第2所定値は、セットの直前の
計数値から1を減算した値である。
【0031】このように本発明では、同期信号が所定の
回数連続して検出されなかった場合には、その後に検出
された同期信号を正規の同期信号と推定して抽出するよ
うにし、その後、同期信号が所定期間の経過後に再び検
出された場合には、その同期信号を抽出するとともに、
先に検出された同期信号を正規の同期信号と確定するよ
うにした。このため、再同期の信頼性を確保しつつその
再同期化までの時間を短縮できる上に、回路規模を小型
化できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
【0033】図1は、本発明である同期回路の検出保護
回路の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0034】この実施形態にかかる同期回路の検出保護
回路は、図1に示すように、同期信号検出回路1、アン
ド回路2、オア回路3、チャネルビットカウンタ4、ウ
インドウ生成回路5、内挿数カウント処理回路21、お
よびオア回路7を少なくとも備えている。
【0035】同期信号検出回路1は、例えばCDから再
生されてフレーム毎に同期信号を含むディジタルデータ
中から、その同期信号を検出してアンド回路2に出力す
るように構成されている。アンド回路2は、オア回路7
からのウインドウ信号が「H」レベルにあるときに、同
期信号検出回路1で検出された同期信号SYNCから正
規の同期信号DTSYNCを抽出するように構成されて
いる。
【0036】オア回路3は、アンド回路2からの同期信
号DTSYNCと、チャネルビットカウンタ4からの内
挿用の同期信号IPSYNCとにより論理和演算を行
い、同期信号DTIPSYNCを出力するように構成さ
れている。
【0037】チャネルビットカウンタ4は、オア回路3
からの同期信号DTIPSYNCに基づいて計数動作を
行い、その計数値(カウント値)をウインドウ生成回路
5に出力するとともに、その計数値が所定値に達した時
点で上記の内挿用の同期信号IPSYNCをオア回路3
に出力するように構成されている。
【0038】ウインドウ生成回路5は、チャネルビット
カウンタ4からの計数値に基づいてウインドウ信号WI
N0を生成し、これを内挿数カウント処理回路21およ
びオア回路7にそれぞれ出力するように構成されてい
る。
【0039】内挿数カウント処理回路21は、図2に示
すように、内挿数カウンタ211、信号生成回路21
2、およびカウンタ制御回路213から構成されてい
る。
【0040】内挿数カウンタ211は、図3(G)に示
すように、ウインドウ生成回路5からのウインドウ信号
WIN0が「H」レベルの期間に、同期信号検出回路1
で同期信号SYNCが検出されずに、アンド回路2から
同期信号DTSYNCが抽出されない場合に、その回数
を計数するように構成されている(図3(H)を参
照)。
【0041】信号生成回路212は、内挿数カウンタ2
11からの計数値が所定値(この例では「2」)の期間
に、図3(I)に示すように「H」レベルとなるような
ウインドウ信号WIN1を生成出力するように構成され
ている。また、カウンタ制御回路213は、アンド回路
2からの同期信号DTSYNCと、信号生成回路212
からのウインドウ信号WIN1とに基づき、後述のよう
に所要のタイミングでカウンタ211の計数値を「1」
だけ減算させる減算信号と、カウンタ211を初期化さ
せる初期化信号とを生成するように構成されている。
【0042】ここで、同期信号検出手段は図1の同期信
号検出回路1が対応し、同期信号抽出手段は同図のアン
ド回路2やウインドウ生成回路5等が、同期信号補間手
段は同図のチャネルビットカウンタ4等が、計数手段は
図2の内挿数カウンタ211が、制御手段は図1の内挿
数カウント処理回路21等がそれぞれ対応する。
【0043】次に、このような構成からなる実施形態に
かかる同期回路の検出保護回路の動作について、図3お
よび図4のタイムチャートを参照して説明する。ここ
で、図4のA〜Cは、図3のA〜Cの各部分における動
作の詳細を示している。
【0044】いま、図3に示す時刻t1において、同期
信号検出回路1が図3(B)に示すように同期信号SY
NCを検出すると、このときオア回路7からのウインド
ウ信号は図3(C)に示すように「H」レベルである。
このため、その同期信号SYNCは、アンド回路2によ
り正規の同期信号DTSYNCとして抽出されたのち、
オア回路3により同期信号DTIPSYNCとして取り
出されてチャネルビットカウンタ4に供給される。
【0045】チャネルビットカウンタ4は、オア回路3
からの同期信号DTIPSYNCに基づいて計数動作を
行い、その計数値(カウント値)をウインドウ生成回路
5に出力するとともに、その計数値が所定値に達した時
点で図3(E)に示すような内挿用の同期信号IPSY
NCをオア回路3に出力する。ウインドウ生成回路5
は、チャネルビットカウンタ4からの計数値に基づいて
図3(G)に示すようなウインドウ信号WIN0を生成
し、これを内挿数カウント処理回路21の内挿数カウン
タ211、およびオア回路7にそれぞれ出力する。
【0046】時刻t2において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出しなかった場合には、アンド回
路2からは正規の同期信号DTSYNCは出力されな
い。しかし、チャネルビットカウンタ4からは、図3
(E)に示すように内挿用の同期信号IPSYNCが出
力され、これがオア回路3に入力されるので、オア回路
3からはその同期信号IPSYNCが内挿されて補間さ
れた同期信号DTIPSYNCが出力される(図3
(F)参照)。また、このときには、アンド回路2から
正規の同期信号DTSYNCが得られなかったので、そ
の旨が内挿数カウンタ211で計数され、その計数値が
図3(H)に示すように「1」となる。
【0047】時刻t3において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを再び検出できなかった場合には、オ
ア回路3からはチャネルビットカウンタ4からの同期信
号IPSYNCが内挿されて補間された同期信号DTI
PSYNCが出力される。また、このときには、内挿数
カウンタ21の計数値が図3(H)に示すように「2」
となる。この計数値が「2」の期間は、信号生成回路2
12で生成されるウインドウ信号WIN1が図3(I)
で示すように「H」レベルになるとともに、オア回路7
から出力されるウインドウ信号も図3(C)に示すよう
に「H」レベルとなる。連続未検出回数は、この例では
2回としたが、任意の回数が可能である。
【0048】ここで、時刻t3の前後における各部のよ
り具体的な波形は、図4のAに示すようになる。これか
らわかるように、チャネルビットカウンタ4は、クロッ
クPLCK(図5のPLL回路9から生成される信号)
の立ち上がりで計数動作を行い、その計数値が「58
7」になると、同期信号IPSYNCを出力し、オア回
路3からの同期信号DTIPSYNCの立ち下がりで初
期化される。また、ウインドウ生成回路5から出力され
るウインドウ信号WIN0は、チャネルビットカウンタ
4からの計数値の「587」の前後で「H」レベルとな
る。この例では、±4PLCKとしてある。
【0049】時刻t4において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出すると、このときオア回路7か
ら出力されるウインドウ信号は「H」レベルであるの
で、その同期信号SYNCは、アンド回路2により正規
の同期信号DTSYNCとして抽出される。また、この
ときには、カウンタ制御回路213が、アンド回路2か
らの同期信号DTSYNCの立ち下がりと、信号生成回
路212からのウインドウ信号WIN1の立ち下がりと
に基づき減算信号を生成し、この減算信号を内挿数カウ
ンタ211に送出する(図4のBの部分を参照)。これ
により、内挿数カウンタ211の計数値が図3(H)お
よび図4のBの部分に示すように「1」となる。
【0050】また、時刻t4では、信号生成回路212
から出力されるウインドウ信号WIN1は図3(I)で
示すように「H」レベルから「L」レベルに変化し、こ
れに伴い、オア回路7から出力されるウインドウ信号も
図3(C)に示すように「H」レベルから「L」レベル
に変化する。
【0051】時刻t5において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出できなかった場合には、各部の
動作は時刻t3の場合と同様な動作となる。
【0052】時刻t6において、同期信号検出回路1が
同期信号SYNCを検出した場合には、その同期信号S
YNCは、アンド回路2により正規の同期信号DTSY
NCとして抽出される。また、このときには、カウンタ
制御回路213が減算信号を生成し、この減算信号を内
挿数カウンタ211に送出するので、内挿数カウンタ2
11の計数値は「1」となる。また、時刻t6では、信
号生成回路212から出力されるウインドウ信号WIN
1は「H」レベルから「L」レベルに変化し、これに伴
いオア回路7から出力されるウインドウ信号も「H」レ
ベルから「L」レベルに変化する。
【0053】次に、時刻t7において、同期信号検出回
路1が同期信号SYNCを検出した場合には、その同期
信号SYNCは、アンド回路2により正規の同期信号D
TSYNCとして抽出される。また、このときには、図
3のCに示すように、カウンタ制御回路213がアンド
回路2からの同期信号DTSYNCと、信号生成回路2
12からのウインドウ信号WIN1とに基づき初期化信
号を生成し、この初期化信号を内挿数カウンタ211に
送出する。これにより、内挿数カウンタ211の計数値
が図3(H)および図4(H)に示すように「0」とな
って初期化される。
【0054】なお、図4(F)に示す信号波形SIG
は、アンド回路2からの同期信号DTSYNCとウイン
ドウ生成回路5からのウインドウ信号WIN0に基づい
て生成され、同期信号DTSYNCがウインドウ信号W
IN0の「H」レベルの期間に検出された旨を示す信号
である。
【0055】以上説明したように、この実施形態にかか
る同期信号の検出保護回路では、時刻t2、t3におい
て同期信号検出回路1が連続して同期信号SYNCを検
出できなかったのち、時刻t6において同期信号SYN
Cが検出された場合には、その同期信号を正規のものと
していったん推定し、その後、時刻t6から所定期間の
経過後の時刻t7において同期信号SYNCが再び検出
された場合には、時刻t6における同期信号を正規のも
のとして確定するようにした。
【0056】一方、時刻t4においても同期信号SYN
Cが検出されるが、時刻t4から所定期間の経過後の時
刻t5において同期信号SYNCが検出できなかったた
め、時刻t4における同期信号は正規のものと確定する
には至らない。
【0057】このため、この実施形態にかかる同期信号
の検出保護回路では、再同期の信頼性を確保しつつ、そ
の再同期がかかるまでの時間を図7の従来回路に比べて
1同期信号分だけ早め、もって再同期化の時間を短縮で
きる。
【0058】また、この実施形態にかかる同期信号の検
出保護回路では、図5の従来回路の内挿数カウンタ6の
みを内挿数カウント処理回路21に代え、他の部分の構
成は図5の従来回路と同一としたので、図7の従来回路
に比べて回路規模を小さくすることができる。
【0059】なお、この実施形態では、同期信号が含ま
れるディジタルデータをCDから再生されたものとした
が、本発明は、そのディジタルデータが同期信号を所定
の周期毎に含むものであれば、DVDなどの各種の記録
媒体から再生されたディジタルデータについても適用可
能である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定の回数連続して同期信号が検出されなかった場合に
は、その後に検出された同期信号を正規の同期信号と推
定して抽出するようにし、その後、同期信号が所定期間
の経過後に再び検出された場合には、その同期信号を抽
出するとともに、先に検出された同期信号を正規の同期
信号と確定するようにしたので、再同期の信頼性を確保
しつつその再同期化までの時間を短縮できる上に、回路
規模を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示す内挿数カウント処理回路の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態の動作を説明するタイムチャ
ートである。
【図4】図3の要部を拡大したタイムチャートである。
【図5】従来回路の構成を示すブロック図である。
【図6】図5の回路の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【図7】従来回路の他の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の回路の動作を説明するタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 同期信号検出回路 2 アンド回路 3、7 オア回路 4 チャネルビットカウンタ 5 ウインドウ生成回路 21 内挿数カウント処理回路 211 内挿数カウンタ 212 信号生成回路 213 カウンタ制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム毎に同期信号を含むディジタル
    データから前記同期信号を検出したのち、この検出され
    た同期信号をその周期性に基づいて抽出し、他方、前記
    同期信号が検出されずに欠落する場合には同期信号を補
    間するようにした同期信号の検出保護方法において、 前記同期信号が所定の回数連続して検出されなかった場
    合には、その後に検出された同期信号を正規の同期信号
    と推定して抽出するようにし、 その後、前記同期信号が所定期間の経過後に再び検出さ
    れた場合には、その同期信号を抽出するとともに、先に
    検出された同期信号を正規の同期信号と確定するように
    したことを特徴とする同期信号の検出保護方法。
  2. 【請求項2】 フレーム毎に同期信号を含むディジタル
    データから前記同期信号を検出する同期信号検出手段
    と、この検出された同期信号をその周期性に基づいて抽
    出する同期信号抽出手段と、前記同期信号検出手段で前
    記同期信号が検出されずに欠落する場合に、同期信号を
    補間する同期信号補間手段と、前記同期信号検出手段が
    前記同期信号を検出できない場合には、その検出できな
    い回数を求める計数手段とを備えた同期信号の検出保護
    回路において、 前記計数手段の計数値が第1所定値になったときに、前
    記同期信号抽出手段が前記同期信号を抽出可能状態と
    し、この状態で同期信号が検出された場合には、その同
    期信号を正規の同期信号と推定して前記同期信号抽出手
    段が抽出したのち前記計数手段の計数値を第2所定値に
    セットし、 前記計数手段の計数値が第1所定値に達することなく同
    期信号が検出された場合には、その同期信号を抽出する
    とともに、先に検出された同期信号を正規の同期信号と
    確定し、前記計数手段の計数値を初期化するように制御
    する制御手段を備えたことを特徴とする同期信号の検出
    保護回路。
  3. 【請求項3】 前記計数手段がセットされる前記第2所
    定値は、セットの直前の計数値から1を減算した値であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の同期信号の検出保
    護回路。
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