JP2000258474A - 過電力検知回路 - Google Patents

過電力検知回路

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JP2000258474A
JP2000258474A JP6047099A JP6047099A JP2000258474A JP 2000258474 A JP2000258474 A JP 2000258474A JP 6047099 A JP6047099 A JP 6047099A JP 6047099 A JP6047099 A JP 6047099A JP 2000258474 A JP2000258474 A JP 2000258474A
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Japan
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power
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JP6047099A
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Takeshi Nishio
剛 西尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信電力が過剰であることを検知する過電力
検知回路に関し、感熱式パワーセンサを用いることで変
調された入力信号の電力に対しても誤差の少ない過電力
検知が行える過電力検知回路を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 入力信号の電力に応じた入力電力検知電
圧VRFと素子温度検知電圧VTPとを出力する感熱式パワ
ーセンサ2と、素子温度検知電圧を入力電力検知電圧で
除算し出力電圧比Rtを出力する割算回路3と、出力電
圧比が所定の閾値Rbより大きいときに過電力検知信号
を出力する比較回路4とを備える過電力検知回路であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線送信装
置の送信電力が過剰であることを検知する過電力検知回
路に関し、特に感熱式パワーセンサを用いて構成した過
電力検知回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線送信装置などにおいては、送信電力
が過剰になるのを防ぐために、送信電力が所定値を超え
た場合は、送信信号を出力する電力増幅回路に過電力検
知信号を供給する過電力検知回路が必要となっている。
【0003】図6は集積化されたある対数増幅器の入力
電力に対する出力電圧の関係を示す特性図で、入力信号
が10MHz、100MHz、500MHzのサイン波
の場合を例に示しており、いずれも入力電力に比例して
出力電圧が増加する特性を有している。このような対数
増幅器を用いることによって、出力電圧がある閾値を超
えた場合は入力信号(送信信号)が過電力であることを
検出し、電力増幅回路に過電力検知信号を供給すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した対
数増幅器は、入力信号の振幅値から入力電力を求めてい
るため、入力信号がサイン波の場合は正しく検知できる
が、変調された信号の場合は入力電力を正しく検知でき
ず、出力電圧に誤差が生じるため、精度の高い過電力検
知ができないという不都合がある。
【0005】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、入力信号の電力と抵抗器で消
費される熱量とが比例することに着目して構成された感
熱式パワーセンサを用いて、変調された入力信号の電力
に対しても誤差の少ない過電力検知信号が得られる過電
力検知回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の過電力検知回路
においては、入力信号の電力に応じた検知する入力電力
検知電圧と素子温度検知電圧とを出力する感熱式パワー
センサと、素子温度検知電圧を入力電力検知電圧で除算
し出力電圧比を出力する割算回路と、出力電圧比が所定
の閾値より大きいときに過電力検知信号を出力する比較
回路とを備えるものである。
【0007】本発明によれば、入力信号の電力と抵抗器
で消費される熱量とが比例することに着目して構成され
た感熱式パワーセンサを用いて、変調された入力信号の
電力に対しても誤差の少ない過電力検知が行える過電力
検知回路が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力信号の電力に応じた入力電力検知電圧と素子温
度検知電圧とを出力する感熱式パワーセンサと、素子温
度検知電圧を入力電力検知電圧で除算し出力電圧比を出
力する割算回路と、出力電圧比が所定の閾値より大きい
ときに過電力検知信号を出力する比較回路とを備えるも
ので、入力信号の電力と抵抗器で消費される熱量とが比
例することに着目して構成された感熱式パワーセンサか
ら出力される入力電力検知電圧と素子温度検知電圧との
電圧比を求め、この出力電圧比を基準となる閾値と比較
することで精度の高い過電力検知ができるという作用を
有する。
【0009】請求項2に記載の発明は、入力信号の電力
に応じた入力電力検知電圧と素子温度検知電圧とを出力
する感熱式パワーセンサと、入力電力検知電圧を所定の
増幅度で増幅する増幅回路と、素子温度検知電圧が増幅
回路出力より大きいときに過電力検知信号を出力する比
較回路とを備えるものであり、入力信号の電力と抵抗器
で消費される熱量とが比例することに着目して構成され
た感熱式パワーセンサから出力される入力電力検知電圧
を増幅回路で所定倍し、比較回路で素子温度検知電圧と
比較することで精度の高い過電力検知ができるという作
用を有する。
【0010】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。
【0011】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による過電力検知回路の構成を示すブロック図であ
る。同図において、入力端子1に入力した高周波の送信
信号(RF信号)は感熱式パワーセンサ2に入力され
る。
【0012】感熱式パワーセンサ2は入力信号の電力に
応じた入力電力検知電圧VRFと素子温度検知電圧VTPの
2種類の電圧を出力する。割算回路3は素子温度検知電
圧VTPを入力電力検知電圧VRFで除算し、得られた出力
電圧比Rt(=VTP/VRF)を比較回路4に出力する。
【0013】比較回路4は基準値発生回路5から出力さ
れる基準値Rbと出力電圧比Rtとを比較し、出力電圧
比Rtが基準値Rbを超えた場合は2値レベルでハイレ
ベルの信号を出力端子6から過電力検知信号として出力
する構成となっている。
【0014】この構成において、感熱式パワーセンサ2
は、図2に示すように、入力端子1に入力した入力信号
の電力に反比例して低下する入力電力検知電圧VRFと素
子温度検知電圧VTPとを出力する特性を有する。両電圧
の低下率は入力電力検知電圧VRFの方が大きくなってい
る。
【0015】また、ここの示す感熱式パワーセンサ2の
特性は周囲温度を0℃から70℃まで10℃毎に変化さ
せて測定したものであるが、両電圧とも温度偏差が大き
く、これらの検知電圧を用いて過電力を検知することは
できない。
【0016】そこで、割算回路3によって素子温度検知
電圧VTPを入力電力検知電圧VRFで除算し、出力電圧比
Rtを求めると、図3に示すように、出力電圧比Rtは
入力電力が0[W]のときに1となり、入力電力の増加
に伴って増加する良好な直線性を有する特性を有し、し
かも温度偏差の抑制された特性を有する。
【0017】これは周囲温度が検知電圧VRF,VTPの双
方に影響するので、双方の比を取ることによって温度偏
差が低減できるためである。従って、この出力電圧比R
tを基準値発生回路5から出力される基準値Rbと比較
回路4で比較することによって、入力信号の過電力を検
知することができる。
【0018】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2による過電力検知回路の構成を示すブロック図であ
る。本実施の形態は、前述の実施の形態1の割算回路3
に代えて増幅回路7を設け、感熱式パワーアンプ2から
出力される入力電力検知電圧VRFを増幅回路7でA倍
し、その出力を比較回路8で素子温度検知電圧VTPと直
接比較する構成となっている。
【0019】この構成において、増幅回路7の出力電圧
A×VRFが素子温度検知電圧VTPより大きいときは、比
較回路8は2値レベルでローレベルの信号を出力端子6
から出力し、出力電圧A×VRFが素子温度検知電圧VTP
より小さいときは、2値レベルでハイレベルの信号を過
電力検知信号として出力端子6から出力する。
【0020】ところで、増幅回路7の増幅度Aの設定
は、図5(a)に示すように、検知したい入力電力(閾
値電力)Pxに対応する出力電圧比Rtを図3の特性図
から求め、この値を増幅度Aとすることで設定する。
【0021】この結果、図5(b)に示すように、入力
電力検知電圧VRFがA倍され、素子温度検知電圧VTPと
増幅回路7の出力電圧A×VRFとの交点が閾値電力Px
の位置となる。従って、比較回路8で検知電圧VTPと出
力電圧A×VRFとを比較することで、図5(c)に示す
ように、入力電力が閾値電力Pxを超えると2値レベル
でハイレベルの過電力検知信号が出力される。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力信号
の電力と抵抗器で消費される熱量とが比例することに着
目して構成された感熱式パワーセンサを用いて、この感
熱式パワーセンサから出力される入力電力検知電圧と素
子温度検知電圧との電圧比を求め、この電圧比が誤差の
少ない直線性を有することから、この電圧比と所定の基
準値とを比較することで、精度の高い過電力検知ができ
るという有利な効果が得られる。
【0023】また、本発明によれば、感熱式パワーセン
サから出力される入力電力検知電圧を増幅回路で所定倍
し、比較回路で素子温度検知電圧と比較するという簡易
な構成で、精度の高い過電力検知ができるという有利な
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による過電力検知回路を
示すブロック図
【図2】入力電力に対する入力電力検知電圧と素子温度
検知電圧との関係を示す感熱式パワーセンサの入出力特
性図
【図3】入力電力に対する入力電力検知電圧および素子
温度検知電圧の比との関係を示す割算回路の入出力特性
【図4】本発明の実施の形態2による過電力検知回路の
構成を示すブロック図
【図5】図4に示す過電力検知回路の動作説明図
【図6】入力電力に対する出力電圧の関係を示す対数増
幅器の入出力特性図
【符号の説明】
1 入力端子 2 感熱式パワーセンサ 3 割算回路 4 比較回路 5 基準値発生回路 6 出力端子 7 増幅回路 8 比較回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の電力に応じた入力電力検知電
    圧と素子温度検知電圧とを出力する感熱式パワーセンサ
    と、 前記素子温度検知電圧を前記入力電力検知電圧で除算し
    出力電圧比を出力する割算回路と、 前記出力電圧比が所定の閾値より大きいときに過電力検
    知信号を出力する比較回路と、を備えることを特徴とす
    る過電力検知回路。
  2. 【請求項2】 入力信号の電力に応じた入力電力検知電
    圧と素子温度検知電圧とを出力する感熱式パワーセンサ
    と、 前記入力電力検知電圧を所定の増幅度で増幅する増幅回
    路と、 前記素子温度検知電圧が前記増幅回路出力より大きいと
    きに過電力検知信号を出力する比較回路と、を備えるこ
    とを特徴とする過電力検知回路。
JP6047099A 1999-03-08 1999-03-08 過電力検知回路 Pending JP2000258474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100359974C (zh) * 2004-07-10 2008-01-02 乐金电子(中国)研究开发中心有限公司 移动通信终端的发送输出控制方法

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