JPH10221385A - 温度補償回路 - Google Patents

温度補償回路

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JPH10221385A
JPH10221385A JP9022270A JP2227097A JPH10221385A JP H10221385 A JPH10221385 A JP H10221385A JP 9022270 A JP9022270 A JP 9022270A JP 2227097 A JP2227097 A JP 2227097A JP H10221385 A JPH10221385 A JP H10221385A
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JP
Japan
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temperature
diode
circuit
output
changes
Prior art date
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JP9022270A
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English (en)
Inventor
Hideki Naganuma
英樹 永沼
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号にも使用可能であり、補償可能な
温度範囲が広い温度補償回路を実現することにある。 【解決手段】 シグナルコンディショナに用いられる温
度補償回路において、シグナルコンディショナの出力が
入力されるバッファ回路と、このバッファ回路の出力を
分圧する分圧回路と、半導体感温素子の抵抗値により電
流値が制御されるバイアス電流を分圧回路を構成するダ
イオードに印加する電流源とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シグナルコンディ
ショナに用いられる温度補償回路に関し、特に温度補償
範囲が広く、高周波領域まで使用が可能な温度補償回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシグナルコンディショナは一般に
入力信号をデジタイズするデジタイザの前段に設けら
れ、増幅器、減衰器及びフィルタ等により構成されてい
る。
【0003】図3はこのような従来のシグナルコンディ
ショナが用いられるレベル測定器の一例を示す構成ブロ
ック図である。図3において1はシグナルコンディショ
ナ、2は検波器、3はデジタイザ、100は入力信号、
101は出力信号である。
【0004】入力信号100はシグナルコンディショナ
1に入力され、シグナルコンディショナ1の出力は検波
器2に接続され、検波器2の出力はデジタイザ3に接続
され、デジタイザ3の出力は出力信号101として出力
される。
【0005】ここで、図3に示すレベル測定器の動作を
簡単に説明する。入力信号100はシグナルコンディシ
ョナ1により規格化され検波器2で検波された後、デジ
タイザ3に入力される。
【0006】デジタイザ3は入力された検波信号をデジ
タイズして出力信号101として出力し、この出力信号
101は記憶回路(図示せず。)に格納されたり、表示
手段(図示せず。)に適宜表示されたりする。
【0007】また、一般に、シグナルコンディショナ1
は温度特性を有しているので温度補償をする必要があ
る。
【0008】温度補償の方法としては、例えば、温度変
化によりシグナルコンディショナ1の利得等が変化した
時点で基準となるレベルと比較して前記利得等を補正す
る方法がある。
【0009】また、サーミスタ等の半導体感温素子を回
路に組み込んで、この半導体感温素子の抵抗変化等によ
り前記利得等を補償する温度補償回路を用いる方法があ
る。
【0010】図4及び図5はこのような温度補償回路の
一例を示す回路図である。図4において4はサーミスタ
等の半導体感温素子、5は抵抗、100a及び100b
は入力信号、101a及び101bは出力信号である。
【0011】図4(A)において入力信号100aは半
導体感温素子4の一端に入力され、半導体感温素子4の
他端は出力信号101aを出力すると共に抵抗5の一端
に接続される。また、抵抗5の他端は接地される。
【0012】一方、図4(B)において入力信号100
bは抵抗5の一端に入力され、抵抗5の他端は出力信号
101bを出力すると共に半導体感温素子4の一端に接
続される。また、半導体感温素子4の他端は接地され
る。
【0013】図4に示すような温度補償回路では温度が
変化すると半導体感温素子4の抵抗値がそれに伴って変
化し、半導体感温素子4及び抵抗5から構成される分圧
回路の分圧比が変化するので温度補償が可能になる。
【0014】また、図5において6は演算増幅器、7は
サーミスタ等の半導体感温素子、8は抵抗、100c及
び100dは入力信号、101c及び101dは出力信
号である。
【0015】図5(A)において入力信号100cは演
算増幅器6の非反転入力端子に入力され、半導体感温素
子7の一端は演算増幅器6の反転入力端子及び抵抗8の
一端に接続される。
【0016】また、演算増幅器6の出力端子は出力信号
101cを出力すると共に半導体感温素子7の他端に接
続され、抵抗8の他端は接地される。
【0017】一方、図5(B)において入力信号100
dは演算増幅器6の非反転入力端子に入力され、半導体
感温素子7の一端は演算増幅器6の反転入力端子及び抵
抗8の一端に接続される。
【0018】また、演算増幅器6の出力端子は出力信号
101dを出力すると共に抵抗8の他端に接続され、半
導体感温素子7の他端は接地される。
【0019】図5に示すような温度補償回路では温度が
変化すると半導体感温素子7の抵抗値がそれに伴って変
化するので、6〜8で構成される非反転増幅器の利得が
変化して温度補償が可能になる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の基準レ
ベルと比較して利得等を補正する方法ではシグナルコン
ディショナ1の温度変動範囲分の基準レベルを用意する
必要が生じる。
【0021】特にシグナルコンディショナ1の温度変化
に対する利得の変動が大きいと、この大きな変動分を吸
収するために測定可能な範囲が制限され、分解能が低下
したりダイナミックレンジが縮小してしまうと言った問
題点があった。
【0022】また、サーミスタ等の半導体感温素子を用
いた温度補償回路ではサーミスタの周波数特性が悪いの
で直流付近の信号しか温度補償ができないと言った問題
点があった。
【0023】さらに、図6はサーミスタの温度−抵抗特
性を示す特性曲線図であり、図6から分かるようにサー
ミスタの抵抗値は温度に対して指数関数的に変化する。
従って、リニアに変化するシグナルコンディショナ1の
温度特性を補償できる温度範囲が非常に狭くなってしま
うと言った問題点があった。従って本発明が解決しよう
とする課題は、高周波信号にも使用可能であり、補償可
能な温度範囲が広い温度補償回路を実現することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明の第1では、シグナルコンディショナ
に用いられる温度補償回路において、前記シグナルコン
ディショナの出力が入力されるバッファ回路と、このバ
ッファ回路の出力を分圧する分圧回路と、半導体感温素
子の抵抗値により電流値が制御されるバイアス電流を前
記分圧回路を構成するダイオードに印加する電流源とを
備えたことを特徴とするものである。
【0025】このような課題を達成するために、本発明
の第2では、本発明の第1において、前記ダイオードと
して高周波用ダイオードを用いることを特徴とするもの
である。
【0026】このような課題を達成するために、本発明
の第3では、本発明の第1において、前記半導体感温素
子としてサーミスタを用いることを特徴とするものであ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る温度補償回路の一実施例
を示す回路図である。
【0028】図1において9はバッファ回路、10は抵
抗、11は容量、12はダイオード、13はサーミスタ
等の半導体感温素子の抵抗値により出力電流値が制御さ
れる電流源、100eは入力信号、101eは出力信号
である。また、10〜12は分圧回路50を構成する。
【0029】入力信号100eはバッファ回路9に入力
され、バッファ回路9の出力は抵抗10の一端に接続さ
れ、抵抗10の他端は容量11の一端に接続される。
【0030】また、容量11の他端は出力信号101e
を出力すると共にダイオード12のカソード及び電流源
13の一端に接続される。さらに、ダイオード12のア
ノードは正電圧源に、電流源13の他端は負電圧源にそ
れぞれ接続される。
【0031】ここで、図1に示す実施例の動作を図2を
用いて説明する。図2はダイオード12、電流源13及
び温度補償回路の各特性を示す特性曲線図である。
【0032】入力信号100eはバッファ回路9により
バッファされ抵抗10に印加される。この時、電流源1
3はバッファ回路9の出力側から見れば開放と見做せる
ため、出力信号101eは分圧回路50で入力信号10
0eを分圧した信号となる。
【0033】また、ここで、容量11は電流源13から
ダイオード12に印加されるバイアス電流の流入を防止
するためのものである。
【0034】従って、抵抗10の抵抗値を”R”、ダイ
オード12の抵抗値を”Rdi”とした場合、減衰量”
ATT”は、 ATT=20×log(Rdi/(Rdi+R)) [dB] (1) となる。
【0035】即ち、温度変化により電流源13からのバ
イアス電流が変化し、これに伴いダイオードの抵抗値が
変化することにより前記減衰量が制御されるため温度補
償が行われることになる。
【0036】但し、ダイオード12は印加されるバイア
ス電流によりその抵抗値が図2(A)に示すように指数
関数的に変化するのでこのままでは従来例と同様に補償
できる温度範囲が非常に狭くなってしまう。
【0037】一方、電流源13は内部にサーミスタ等の
半導体感温素子(図示せず。)を有し、この半導体感温
素子の抵抗変化に基づき出力電流値が変化するものであ
る。従って、半導体感温素子の特性によって図2(B)
に示すように温度に対して出力電流値は指数関数的に変
化する。
【0038】即ち、ダイオード12には電流源13の出
力電流がバイアス電流として印加されるので温度補償回
路全体の温度特性としては図2(C)に示すよう温度に
対して伝達量がリニアに変化するようになる。
【0039】例えば、温度が”ΔT”だけ上昇すると、
図2(B)に示すように電流源13の出力電流値は低下
し、ダイオード12の抵抗値は図2(A)に示すように
上昇し、減衰量が減少し、言い換えれば伝達量が増加す
る。
【0040】この時、ダイオード12と電流源13との
指数関数的な特性は互いに相殺することになり、全体と
してはリニアな特性となり、補償できる温度範囲を広く
することが可能になる。
【0041】この結果、互いに逆の特性を有するダイオ
ードとサーミスタ等の半導体感温素子の抵抗値で出力電
流値が制御される電流源とを直列接続することにより、
補償可能な温度範囲が広くなる。
【0042】また、電流源13で用いられているサーミ
スタ等の半導体感温素子はバッファ回路9の出力側か
ら、言い換えれば、入力信号100eから見れば開放状
態であるので前記半導体感温素子の周波数特性の影響は
受けず、ダイオード13として高周波用のダイオードを
用いることにより高周波信号にも使用することが可能に
なる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。互いに逆の特性
を有するダイオードとサーミスタ等の半導体感温素子の
抵抗値で出力電流値が制御される電流源とを直列接続す
ることにより、補償可能な温度範囲が広い温度補償回路
が実現できる。また、高周波用のダイオードを用いるこ
とにより高周波信号にも使用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度補償回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】ダイオード、電流源及び温度補償回路の各特性
を示す特性曲線図である。
【図3】従来のシグナルコンディショナが用いられるレ
ベル測定器の一例を示す構成ブロック図である。
【図4】温度補償回路の一例を示す回路図である。
【図5】温度補償回路の一例を示す回路図である。
【図6】サーミスタの温度−抵抗特性を示す特性曲線図
である。
【符号の説明】
1 シグナルコンディショナ 2 検波器 3 デジタイザ 4,7 半導体感温素子 5,8,10 抵抗 6 演算増幅器 9 バッファ回路 11 容量 12 ダイオード 13 電流源 50 分圧回路 100,100a,100b,100c,100d,1
00e 入力信号 101,101a,101b,101c,101d,1
01e 出力信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シグナルコンディショナに用いられる温度
    補償回路において、 前記シグナルコンディショナの出力が入力されるバッフ
    ァ回路と、 このバッファ回路の出力を分圧する分圧回路と、 半導体感温素子の抵抗値により電流値が制御されるバイ
    アス電流を前記分圧回路を構成するダイオードに印加す
    る電流源とを備えたことを特徴とする温度補償回路。
  2. 【請求項2】前記ダイオードとして高周波用ダイオード
    を用いることを特徴とする特許請求の範囲請求項1記載
    の温度補償回路。
  3. 【請求項3】前記半導体感温素子としてサーミスタを用
    いることを特徴とする特許請求の範囲請求項1記載の温
    度補償回路。
JP9022270A 1997-02-05 1997-02-05 温度補償回路 Pending JPH10221385A (ja)

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