JP2001094367A - 飽和出力可変アンプ - Google Patents
飽和出力可変アンプInfo
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Abstract
る。 【解決手段】 アンプ1の出力電力の一部を分岐手段で
分岐し、分岐手段の出力をダイオード3のアノードに接
続し、ダイオード3のアノードをアンプ1のバイアス入
力端子5に接続している。そして前記分岐手段の分岐の
割合を変えて飽和出力を可変する。
Description
周波信号の増幅に用いられ、飽和出力を可変することが
できる飽和出力可変アンプに関するものである。
回路図である。図14を用いて従来の飽和出力可変アン
プについて説明する。図14において、1はアンプ、6
は入力端子、7は出力端子、8は高周波信号号源、11
は電源である。
いる。入力端子6に入力された高周波信号源8の信号が
アンプ1で増幅されて出力端子7より出力される。ここ
で、飽和出力の可変は電源1が供給する電圧を変えるこ
とにより行われる。電源11の電圧を下げることにより
飽和出力を小さくすることができる。
従来例に示す飽和出力可変アンプでは、電源11の電圧
を変える必要があるが、電源電圧を変える回路は複雑で
かつ規模も大きくなるという課題があり、また、アンプ
に供給する電圧が変化すると、アンプの利得特性やひず
み特性が変化したり、自己発振等のいわゆる不安定性が
発生したりするという課題があった。
電力の一部を分岐するための分岐手段と、分岐手段に接
続されたダイオードを備え、分岐手段よりダイオードに
所望の振幅より大きな信号が入力されるとダイオード電
位が低下してアンプのバイアス電圧が下がりアンプが飽
和する。そして、前記分岐手段の分岐の割合を可変する
事により飽和出力の可変を実現するものである。
アンプと、前記アンプの出力電力の一部を分岐するため
の分岐手段と、ダイオードと、電流源を備え、前記電流
源を前記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイオー
ドのカソードを接地し、前記分岐手段の出力を前記ダイ
オードのアノードに接続し、前記ダイオードのアノード
を前記アンプのバイアス入力端子に接続し、前記分岐手
段の分岐の割合を変えて飽和出力の可変を行うものであ
る。
ンプと、前記アンプの出力電力の一部を分岐するための
分岐手段と、ダイオードと、電流源と、インダクタを備
え、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続し、
前記ダイオードのカソードを前記インダクタを介して接
地し、前記分岐手段の出力を前記ダイオードのカソード
に接続し、前記ダイオードのアノードを前記アンプのバ
イアス入力端子に接続し、前記分岐手段の分岐の割合を
変えて飽和出力の可変を行うものである。そして、小さ
な回路規模で安定に飽和出力の可変を行うことができ
る。そして、規模の小さい回路で飽和出力の可変を行う
ことができ、可変時に利得特性などの特性劣化がなく、
安定に飽和出力の可変を行うことができる。
ダクタンスを変えることにより行うものである。そし
て、更に簡単な回路で飽和出力可変を行うことができ
る。
に接続されたコンデンサの容量を変えることにより行う
ものである。そして、安定した特性の飽和出力可変アン
プを安価に実現することができる。
に接続された抵抗の抵抗値を変えることにより行うもの
である。そして、更に安価に回路を実現することができ
る。
を備えたものである。そして、予め決めた周波数の高周
波信号が入力されたときのみ飽和出力を低下または増加
する事ができる。
は通過損失が可変できる物である。そして、必要に応じ
て飽和出力を低下または増加させる周波数を変更するこ
とができる。
1のインダクタと、第2のインダクタと、コンデンサ
と、電流源と、入力端子と、出力端子を備え、前記第1
のトランジスタのエミッタを第1のインダクタを介して
グランドに接続し、前記トランジスタのコレクタを前記
第2のインダクタを介して電源に接続し、前記トランジ
スタのコレクタと前記出力端子を接続し、前記トランジ
スタのベースと前記入力端子を接続し、前記電流源を前
記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイオードのア
ノードと前記トランジスタのベースを接続し、前記ダイ
オードのカソードをグランドに接続し、前記トランジス
タのエミッタと前記ダイオードのアノードを前記コンデ
ンサを介して接続し、前記コンデンサの容量または前記
コンデンサに直列に接続された抵抗の抵抗値を変えて飽
和出力の可変を行うものである。そして、簡単な回路で
飽和出力の可変を実現することができる。
のインダクタンスを変えることにより行うものである。
そして、更に簡単な回路で飽和出力の可変を実現でき
る。
変タップ端子を備えた第1のインダクタと、第2のイン
ダクタと、コンデンサと、電流源と、入力端子と、出力
端子を備え、前記第1のトランジスタのエミッタを前記
第1のインダクタを介してグランドに接続し、前記トラ
ンジスタのコレクタを前記第2のインダクタを介して電
源に接続し、前記トランジスタのコレクタと前記出力端
子を接続し、前記トランジスタのベースと前記入力端子
を接続し、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接
続し、前記ダイオードのアノードと前記トランジスタの
ベースを接続し、前記ダイオードのカソードをグランド
に接続し、前記第1のインダクタの可変タップ端子と前
記ダイオードのアノードを前記コンデンサを介して接続
し、前記第1のインダクタの可変タップを調節して飽和
出力の可変を行うものである。そして、飽和出力の微調
整が可能となる。
1のインダクタと、第2のインダクタと、第3のインダ
クタと、コンデンサと、可変抵抗器と、電流源と、入力
端子と、出力端子を備え、前記第1のトランジスタのエ
ミッタを前記第1のインダクタを介してグランドに接続
し、前記トランジスタのコレクタを前記第2のインダク
タを介して電源に接続し、前記トランジスタのコレクタ
と前記出力端子を接続し、前記トランジスタのベースと
前記入力端子を接続し、前記電流源を前記ダイオードの
アノードに接続し、前記ダイオードのアノードと前記ト
ランジスタのベースを接続し、前記ダイオードのカソー
ドをグランドに接続し、前記ダイオードのアノードを前
記コンデンサと前記第3のインダクタを直列に介してグ
ランドに接続し、前記コンデンサと前記第3のインダク
タの接続点と前記トランジスタのエミッタを前記可変抵
抗器を介して接続し、前記可変抵抗器の抵抗値を変えて
飽和出力の可変を行うものである。そして、安価な部品
で飽和出力の可変を実現できる。
1のインダクタと、第2のインダクタと、電流源と、入
力端子と、出力端子を備え、前記第1のトランジスタの
エミッタを前記第1のインダクタを介してグランドに接
続し、前記トランジスタのコレクタを前記第2のインダ
クタを介して電源に接続し、前記トランジスタのコレク
タと前記出力端子を接続し、前記トランジスタのベース
と前記入力端子を接続し、前記電流源を前記ダイオード
のアノードに接続し、前記ダイオードのアノードと前記
トランジスタのベースを接続し、前記ダイオードのカソ
ードを前記トランジスタのエミッタに接続し、前記第1
のインダクタのインダクタンスを変えて飽和出力の可変
を行うものである。そして、簡単な回路で飽和出力の可
変を実現することができる。
変タップ端子を備えた第1のインダクタと、第2のイン
ダクタと、電流源と、入力端子と、出力端子を備え、前
記第1のトランジスタのエミッタを前記第1のインダク
タを介してグランドに接続し、前記トランジスタのコレ
クタを前記第2のインダクタを介して電源に接続し、前
記トランジスタのコレクタと前記出力端子を接続し、前
記トランジスタのベースと前記入力端子を接続し、前記
電流源を前記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイ
オードのアノードと前記トランジスタのベースを接続
し、前記ダイオードのカソードを前記第1のインダクタ
の可変タップ端子に接続し、前記第1のインダクタの可
変タップを調節して飽和出力の可変を行うものである。
そして、飽和出力の微調整が可能となる。
1のインダクタと、第2のインダクタと、第3のインダ
クタと、可変抵抗器と、電流源と、入力端子と、出力端
子を備え、前記第1のトランジスタのエミッタを前記第
1のインダクタを介してグランドに接続し、前記トラン
ジスタのコレクタを前記第2のインダクタを介して電源
に接続し、前記トランジスタのコレクタと前記出力端子
を接続し、前記トランジスタのベースと前記入力端子を
接続し、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続
し、前記ダイオードのアノードと前記トランジスタのベ
ースを接続し、前記ダイオードのカソードを前記第3の
インダクタを介してグランドに接続し、前記コンデンサ
と前記ダイオードのカソードと前記トランジスタのエミ
ッタを前記可変抵抗器を介して接続し、前記可変抵抗器
の抵抗値を変えて飽和出力の可変を行うものである。そ
して、安価な部品で飽和出力の可変を実現できる。
て説明する。
力可変アンプの実施例1の構成を示す回路図である。図
1を用いて本実施例の飽和出力可変アンプについて説明
する。図1において、1はアンプ、2は可変コンデン
サ、3はダイオード、4は電流源、5はバイアス入力端
子、6は入力端子、7は出力端子、8は高周波信号源、
9はインダクタ、10はコンデンサ、11は電源であ
る。
して入力端子6が接続されており、出力側には出力端子
7が接続されている。また、アンプ1の出力電力の一部
を分岐するために可変コンデンサ2が接続されている。
この可変コンデンサ2は分岐手段としての役割をしてい
る。可変コンデンサ2の他方の端子はダイオード3のア
ノードに接続されている。また、前記ダイオード3のカ
ソードはグランドに接続されている。また、電流源4が
前記ダイオード3のアノードに接続されている。更にア
ンプ1の入力側からインダクタ9を介してバイアス入力
端子5が設けられている。インダクタ9はアンプ1に入
力された高周波信号がダイオード3側に漏れることを防
ぐために設けられている。バイアス入力端子5の電位を
変えることにより飽和出力を変化させることができる。
すなわちバイアス入力端子5はアンプ1内のトランジス
タのベースに接続されており、バイアス入力端子5の電
位を下げると動作電流が制限されて飽和出力が低下す
る。アンプ1の入力信号として高周波信号源8が入力端
子6に接続される。
周波信号源8から入力端子6へ入力された信号はアンプ
1で増幅され、出力端子7より出力される。出力の一部
は可変コンデンサ2を経由してダイオード3のアノード
に入力される。このときダイオード3の両端子間に高周
波の交流電圧が生じるため整流動作が発生し、ダイオー
ド3に間欠的な順方向電流が流れる。ここで、アンプ1
の出力電力が小さいときはダイオード3での整流動作の
影響は小さく、バイアス入力端子5の電位は無信号時に
設定した電圧とほぼ同じである。次にアンプ1の出力電
力が大きくなると、可変コンデンサ2を経由してダイオ
ード3のアノードに入力される信号が大きくなる。そし
てダイオード3の両端子間に生じる高周波の交流電圧が
大きくなり、整流動作により間欠的に大きな順方向電流
が流れる。ここでダイオードのアノードは電流源4に接
続されているためダイオード3およびバイアス入力端子
5へ流れる電流の合計はほぼ一定に保たれている。上記
の間欠的な順方向電流の増加分のため、ダイオード3の
直流的な電圧が低下することになる。これによりバイア
ス入力端子5の電位が低下し、アンプ1の出力が抑えら
れる。
ることによってアンプ1出力からダイオード3へ分岐さ
れる電力の割合を変えることができる。例えば容量を大
きくすると分岐の割合が増加するため、アンプ1が小さ
な出力で飽和する様にバイアス入力端子5の電圧が変化
する。
ることにより、アンプ1の飽和出力を可変する事ができ
る。そして、本実施例の構成では、飽和出力可変のため
の回路規模が非常に小さいことが特徴である。
いが、電源に接続された抵抗で電流源を構成することも
できる。また、分岐手段として可変コンデンサを用いた
が、可変抵抗、可変インダクタを用いても同様な効果を
得ることができる。
こともできる。また、トランジスタのコレクタとベース
を接続した構成の素子をダイオードとして用いることが
できる。また、インダクタ9の替わりに抵抗を用いても
良い。
力可変アンプの実施例2の構成を示す回路図である。図
2において、図1と同じ構成要素に同一の番号を付けて
示した。
プ1の出力から分岐手段の可変コンデンサ2で分岐した
高周波信号をダイオード3のカソードに入力した点であ
る。すなわち、可変コンデンサ2の一方の端子はアンプ
1の出力に接続されているが、他方はダイオード3のカ
ソードに接続されている。また、ダイオード3のカソー
ドはインダクタ9を介してグランドに接続されている。
また、ダイオード3のアノードは電流源4およびバイア
ス入力端子5に接続されており、コンデンサ10を介し
てグランドに接続されている。ダイオード3のカソード
をグランドに接続しているインダクタ9は高周波振幅を
発生させるためのインピーダンスとして用いられてい
る。一方、ダイオード3のアノードがコンデンサ10に
より交流的に接地されているため、ダイオード3の両端
に高周波の交流電圧が生じ、整流動作が行われる。
デンサ2を経由してダイオード3に入力される高周波信
号が大きく、ダイオード3に流れる間欠的な順方向電流
が増大し、ダイオード3両端の直流的な電圧が低下す
る。これによりアンプ1の出力が抑えられる。可変コン
デンサ2の容量値を可変するとアンプ1の飽和出力が可
変できるのは実施例1と同様である。
規模が小さいという特徴に加えて、飽和出力を可変した
ときのアンプの特性変化が小さく、安定した可変ができ
るという利点がある。つまり、ダイオード3のアノード
が交流的に完全に接地されているため、高周波信号源8
からアンプ1へ入力される信号がダイオード3側に漏れ
ること、あるいは可変コンデンサ2からダイオード3へ
入力される高周波信号がバイアス入力端子5を経由して
アンプ1の入力に帰還されることが発生しない。そのた
め、アンプ1の利得低下や帰還による発振が発生せず安
定な動作を実現できる。
力可変アンプの実施例3の構成を示す回路図である。図
3において、12は可変インダクタである。また、図3
において図1と同じ構成要素に同一の番号を付けて示し
た。
和出力の可変のために可変インダクタを用いた点であ
る。すなわち、実施例2の可変コンデンサ2を容量固定
のコンデンサ10とし、インダクタ9に代わって可変イ
ンダクタ12を設けている。
可変する事により、可変インダクタ12に発生する高周
波信号の振幅が変化するため、ダイオード3端子間の交
流電圧を変えることができる。可変インダクタ12のイ
ンダクタンス値を大きくするとアンプの飽和出力が低下
する。
特徴がある。また、飽和出力の小さな可変でも精度良く
調整できるという特徴がある。
力可変アンプの実施例4の構成を示す回路図である。図
4において、図1および図3と同じ構成要素に同一の番
号を付けて示した。
変インダクタ12の代わりにインダクタ9に並列に可変
コンデンサ2を設けた点である。
トに回路を実現することができる。
2の値の関係を適当に選択することにより可変の精度を
上げる様に設計することができる。
力可変アンプの実施例5の構成を示す回路図である。図
5において、13は可変抵抗器である。また、図1と同
じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
変抵抗器13を設けた点である。
回路を実現することができる。また、可変抵抗器は定数
の可変幅の大きいものや変化特性が異なる物が実現され
ているため、飽和出力可変の設計自由度を大きくするこ
とが可能となる。
力可変アンプの実施例6の構成を示す回路図である。図
6において、14はフィルタである。また、図1および
図3と同じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
ンデンサ10に加えて周波数選択性のフィルタ14を設
けた点である。フィルタ14で通過周波数を制限するこ
とにより特定の周波数の信号を増幅するときに飽和出力
を低下または増加することが可能となる。例えば受信ア
ンプに適用した場合に、受信周波数帯域を減衰するフィ
ルタを用いれば、受信周波数帯の信号が入力されたとき
には飽和出力を大きくし、受信周波数帯以外の信号が入
力されたときには飽和出力を低下させて受信妨害を避け
ることができる。また、特定の制御チャンネル周波数の
みを通過するフィルタを設けて、特定の制御チャンネル
周波数の信号が入力されたときに飽和出力を低下させる
といった制御を行うことができる。
数や通過損失を可変できる可変フィルタを用いることに
より新しい効果を得ることができる。すなわち、飽和出
力を低下させたい周波数を変えたいときには、前記可変
フィルタの通過周波数を変更することにより実現でき
る。また、時間や場合によって飽和出力を変えたいとき
には、前記可変フィルタの減衰量を変更することによっ
て実現することができる。そして、通過周波数と通過損
失を同時に変えて使用することもできる。
力可変アンプの実施例7の構成を示す回路図である。
プについて説明する。図7において、15は第1のトラ
ンジスタ、16は第2のトランジスタ、17は第1のイ
ンダクタ、18は第2のインダクタである。また、図1
と同じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
1のインダクタ17を介してグランドに接続されてい
る。また、前記第1のトランジスタ15のコレクタは第
2のインダクタ18を介して電源11に接続されてい
る。また、前記第1のトランジスタ15のコレクタは出
力端子7に接続されている。また、前記第1のトランジ
スタ15のベースはコンデンサ10を介して入力端子6
に接続されており、更に高周波信号源8に接続されてい
る。
は、電流源4に接続されている。前記第2のトランジス
タ16のコレクタとベースが接続されてダイオードの機
能を実現している。前記第2のトランジスタ16のベー
スは、インダクタ9を介して前記第1のトランジスタ1
5のベースに接続されている。また、前記第2のトラン
ジスタ16のエミッタが、グランドに接続されている。
また、前記第2のトランジスタ16のベースが可変コン
デンサ2を介して第1のトランジスタ15のエミッタに
接続されている。ここで前記可変コンデンサ2が分岐手
段としての働きをしている。
周波信号源8から入力端子6へ入力された信号は第1の
トランジスタで増幅され、出力端子7より出力される。
ここで第2のインダクタ18に出力信号の振幅が生じる
が、同様の信号が第1のインダクタ17にも生じる。た
だし、第1および第2のインダクタに生じる信号振幅は
それぞれのインダクタンス値に比例した値となる。
は可変コンデンサ2を経由して第2のトランジスタ16
のベースに伝達される。ここで、第2のトランジスタ1
6のエミッタは接地されているので、ベース−エミッタ
間に高周波の交流電圧が生じることになる。ここで大き
な交流電圧が生じるとダイオードとして動作している第
2のトランジスタ16で整流動作が行われ、ベース電圧
が低下する。そして第1のトランジスタ15のベース電
位が低下し、動作電流が抑えられることにより飽和出力
が下がる。
ることによって第1のトランジスタ15のエミッタから
第2のトランジスタ16のベースへ伝達される高周波信
号の振幅を変えることができ、これにより飽和出力を可
変できる。
ス電圧を設定する構成の一般的なアンプに対して、第1
のインダクタ15と可変コンデンサ2を追加するだけで
飽和出力可変アンプを実現出るため、回路規模が非常に
小さいことが特徴である。
れていないため、出力端子7に接続されるインピーダン
スなどの外乱に影響されにくいという特徴がある。
いが、電源に接続された抵抗で電流源を構成することも
できる。また、分岐手段として可変コンデンサを用いた
が、可変抵抗、可変インダクタを用いて分岐の割合を可
変しても同様な効果を得ることができる。また、分岐手
段として可変アンプを用いることもできる。また、第2
のトランジスタ16の代わりにPN接合からなるダイオ
ードを用いて構成することができる。また、インダクタ
9の替わりに抵抗を用いても良い。
力可変アンプの実施例8の構成を示す回路図である。図
8において、図1および図7と同じ構成要素に同一の番
号を付けて示した。
和出力可変の方法にある。すなわち、実施例7の可変コ
ンデンサ2に替えてコンデンサ10が用いられ、第1の
インダクタ17はインダクタンス値が可変できる可変イ
ンダクタに変更されている。
ダクタのインダクタンス値を可変して行う。インダクタ
ンス値を大きくすると飽和出力が小さくなる。
規模が小さいという特徴に加えて、IC化に向いている
という特等がある。すなわち、第1のトランジスタ15
のエミッタを接地するためのICのグランド端子に可変
インダクタを挿入することにより飽和出力の可変を実現
できる。そのため飽和出力可変のために新たにICの端
子を設ける必要がない。
力可変アンプの実施例9の構成を示す回路図である。図
9において、図1および図8と同じ構成要素に同一の番
号を付けて示した。
との違いも、飽和出力可変の方法にある。すなわち、実
施例8の可変インダクタンスを可変タップ付のインダク
タに変更している。
ができるという特徴がある。つまり可変タップの可変位
置を予め必要なインダクタンス値のみに限定することに
より飽和出力可変の微調整が可能となる。
和出力可変アンプの実施例10の構成を示す回路図であ
る。図10において、19は第3のインダクタである。
図5および図7と同じ構成要素に同一の番号を付けて示
した。
との違いも、飽和出力可変の方法にある。すなわち、第
2のトランジスタ16のベースをコンデンサ10および
第3のインダクタ19を直列に介してグランドに接続し
ている。また、前記コンデンサ10と第3のインダクタ
19の接続点と第1のトランジスタ17のエミッタを可
変抵抗器13により接続している。
が第2のインダクタ18と第1のインダクタ17に発生
する。そして、第1のインダクタ17に生じた振幅が可
変抵抗器13を経由して第3のインダクタ19に伝達さ
れる。第3のインダクタ19に生じた電圧振幅がコンデ
ンサ10を経由して第2のトランジスタ16のベースに
加えられる。第2のトランジスタ16で整流動作が起こ
るのは実施例7などと同様である。
ことにより分岐の割合を変えて、アンプの飽和出力可変
を行うことができる。
な部品を用いることができるという特徴がある。また、
分岐の割合を決定する要素として、第1および第3のイ
ンダクタ17、19、および可変抵抗13という3つの
要素を用いて飽和出力可変回路を構成するため、設計の
自由度が大きくなるという利点がある。
和出力可変アンプの実施例11の構成を示す回路図であ
る。本実施例では、分岐した高周波信号を第2のトラン
ジスタ16のエミッタに入力する点が実施例8などと異
なっている。
ンプについて説明する。図1および図8と同じ構成要素
に同一の番号を付けて示した。
1のインダクタ17を介してグランドに接続されてい
る。また、前記第1のトランジスタ15のコレクタは第
2のインダクタ18を介して電源11に接続されてい
る。また、前記第1のトランジスタ15のコレクタは出
力端子7に接続されている。また、前記第1のトランジ
スタ15のベースはコンデンサ10を介して入力端子6
に接続されて、更に高周波信号源8に接続されている。
また、第2のトランジスタ16のコレクタは、電流源4
に接続されている。前記第2のトランジスタ16のコレ
クタとベースが接続されてダイオードの機能を実現して
いる。前記第2のトランジスタ16のベースは、コンデ
ンサ10を介してグランドに接続されている。また、前
記第2のトランジスタ16のエミッタが、前記第1のト
ランジスタ15のエミッタに接続されている。
が用いられており、前記第1のインダクタ17のインダ
クタンス値を可変して、第2のトランジスタのエミッタ
へ伝達される出力信号の分岐の割合を可変している。
16のベースとエミッタ間に高周波信号を入力し、整流
動作によりベースの直流電圧が低下することを用いて飽
和出力の可変を行っているところは実施例8などを同様
である。しかし、本実施例では、電流源4が接続されて
いるベースに直接高周波信号を入力せず、エミッタに入
力しているため安定な動作が実現できる。すなわち第1
のトランジスタ15の信号を分岐して第2のトランジス
タ16に入力するが、この信号が再び第1のトランジス
タ15のベースに漏れて入力されると帰還による発振現
象が発生してアンプが不安定になる。また、電流源4に
漏れると電流源の特性を変えたり、同一の電流源に接続
された他の回路ブロックに影響を与えることが考えられ
る。本実施例の構成では、第2のトランジスタ16のベ
ースをコンデンサ10により交流的に接地しているた
め、上記のような不具合は生じない。
ことが特徴である。尚、電流源4は定電流源回路を用い
てもよいが、電源に接続された抵抗で電流源を構成する
こともできる。また、分岐手段として可変インダクタを
用いたが、可変インダクタに並列に可変抵抗、可変コン
デンサを設けて分岐の割合を可変しても同様な効果を得
ることができる。また、第2のトランジスタ16の代わ
りにPN接合からなるダイオードを用いて構成すること
ができる。また、第1のインダクタ17の替わりに抵抗
を用いても良い。
和出力可変アンプの実施例12の構成を示す回路図であ
る。図12において、図1および図9と同じ構成要素に
同一の番号を付けて示した。
飽和出力可変の方法にある。すなわち、実施例11は第
1のインダクタとして可変インダクタ用いていたが、本
実施例では可変タップ付のインダクタを用いている。
ができるという特徴がある。
和出力可変アンプの実施例13の構成を示す回路図であ
る。図13において、図5および図10と同じ構成要素
に同一の番号を付けて示した。
12との違いも、飽和出力可変の方法にある。すなわ
ち、第2のトランジスタ16のエミッタを第3のインダ
クタ19を介してグランドに接続している。また、前記
第1および第2のトランジスタ15、16のエミッタを
可変抵抗13により互いに接続している。
のインダクタ17に生じた信号振幅が可変抵抗13を経
由して第3のインダクタ19に伝達されることにより第
2のトランジスタ16で整流動作が生じるという動作は
実施例10と同様である。
とにより分岐の割合を変えて、アンプの飽和出力可変を
行うことができる。
部品を用いることができるという点、および設計の自由
度が大きくなるという点に特徴がある。
発振器によれば、次の効果が得られる。
と、前記アンプの出力電力の一部を分岐するための分岐
手段と、ダイオードと、電流源を備え、前記電流源を前
記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイオードのカ
ソードを接地し、前記分岐手段の出力を前記ダイオード
のアノードに接続し、前記ダイオードのアノードを前記
アンプのバイアス入力端子に接続し、前記分岐手段の分
岐の割合を変えて飽和出力の可変を行うため、非常に小
さな回路規模で飽和出力可変を実現できる。
ンプと、前記アンプの出力電力の一部を分岐するための
分岐手段と、ダイオードと、電流源と、インダクタを備
え、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続し、
前記ダイオードのカソードを前記インダクタを介して接
地し、前記分岐手段の出力を前記ダイオードのカソード
に接続し、前記ダイオードのアノードを前記アンプのバ
イアス入力端子に接続し、前記分岐手段の分岐の割合を
変えて飽和出力の可変を行うため、飽和出力を可変した
ときのアンプの特性変化が小さく、安定した可変ができ
る。
ダクタンスを変えることにより行うため、飽和出力の小
さな可変でも精度良く調整できる。
数または通過損失が可変できるため、特定の周波数の信
号を増幅するときに飽和出力を低下または増加すること
が可能となる。
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
の回路図
ンプの回路図
ンプの回路図
ンプの回路図
ンプの回路図
Claims (14)
- 【請求項1】入力された信号を増幅するアンプと、前記
アンプの出力電力の一部を分岐する分岐手段と、ダイオ
ードと、電流源を備え、前記電流源を前記ダイオードの
アノードに接続し、前記ダイオードのカソードを接地
し、前記分岐手段の出力を前記ダイオードのアノードに
接続し、前記ダイオードのアノードを前記アンプのバイ
アス入力端子に接続し、前記分岐手段の分岐の割合を変
えて飽和出力の可変を行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項2】入力された信号を増幅するためのアンプ
と、前記アンプの出力電力の一部を分岐するための分岐
手段と、ダイオードと、電流源と、インダクタを備え、
前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続し、前記
ダイオードのカソードを前記インダクタを介して接地
し、前記分岐手段の出力を前記ダイオードのカソードに
接続し、前記ダイオードのアノードを前記アンプのバイ
アス入力端子に接続し、前記分岐手段の分岐の割合を変
えて飽和出力の可変を行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項3】飽和出力の可変をインダクタのインダクタ
ンスを変えることにより行う請求項2記載の飽和出力可
変アンプ。 - 【請求項4】飽和出力の可変をインダクタに並列に接続
されたコンデンサの容量を変えることにより行う請求項
2記載の飽和出力可変アンプ。 - 【請求項5】飽和出力の可変をインダクタに並列に接続
された抵抗の抵抗値を変えることにより行う請求項2記
載の飽和出力可変アンプ。 - 【請求項6】分岐手段は周波数選択性のフィルタを備え
た請求項1〜5のいずれか1項記載の飽和出力可変アン
プ。 - 【請求項7】周波数選択性のフィルタは通過周波数また
は通過損失が可変できる請求項6記載の飽和出力可変ア
ンプ。 - 【請求項8】トランジスタと、ダイオードと、第1のイ
ンダクタと、第2のインダクタと、コンデンサと、電流
源と、入力端子と、出力端子を備え、前記第1のトラン
ジスタのエミッタを第1のインダクタを介してグランド
に接続し、前記トランジスタのコレクタを前記第2のイ
ンダクタを介して電源に接続し、前記トランジスタのコ
レクタと前記出力端子を接続し、前記トランジスタのベ
ースと前記入力端子を接続し、前記電流源を前記ダイオ
ードのアノードに接続し、前記ダイオードのアノードと
前記トランジスタのベースを接続し、前記ダイオードの
カソードをグランドに接続し、前記トランジスタのエミ
ッタと前記ダイオードのアノードを前記コンデンサを介
して接続し、前記コンデンサの容量または前記コンデン
サに直列に接続された抵抗の抵抗値を変えて飽和出力の
可変を行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項9】飽和出力の可変を第1のインダクタのイン
ダクタンスを変えることにより行う請求項8記載の飽和
出力可変アンプ。 - 【請求項10】トランジスタと、ダイオードと、可変タ
ップ端子を備えた第1のインダクタと、第2のインダク
タと、コンデンサと、電流源と、入力端子と、出力端子
を備え、前記第1のトランジスタのエミッタを前記第1
のインダクタを介してグランドに接続し、前記トランジ
スタのコレクタを前記第2のインダクタを介して電源に
接続し、前記トランジスタのコレクタと前記出力端子を
接続し、前記トランジスタのベースと前記入力端子を接
続し、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続
し、前記ダイオードのアノードと前記トランジスタのベ
ースを接続し、前記ダイオードのカソードをグランドに
接続し、前記第1のインダクタの可変タップ端子と前記
ダイオードのアノードを前記コンデンサを介して接続
し、前記第1のインダクタの可変タップを調節して飽和
出力の可変を行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項11】トランジスタと、ダイオードと、第1の
インダクタと、第2のインダクタと、第3のインダクタ
と、コンデンサと、可変抵抗器と、電流源と、入力端子
と、出力端子を備え、前記第1のトランジスタのエミッ
タを前記第1のインダクタを介してグランドに接続し、
前記トランジスタのコレクタを前記第2のインダクタを
介して電源に接続し、前記トランジスタのコレクタと前
記出力端子を接続し、前記トランジスタのベースと前記
入力端子を接続し、前記電流源を前記ダイオードのアノ
ードに接続し、前記ダイオードのアノードと前記トラン
ジスタのベースを接続し、前記ダイオードのカソードを
グランドに接続し、前記ダイオードのアノードを前記コ
ンデンサと前記第3のインダクタを直列に介してグラン
ドに接続し、前記コンデンサと前記第3のインダクタの
接続点と前記トランジスタのエミッタを前記可変抵抗器
を介して接続し、前記可変抵抗器の抵抗値を変えて飽和
出力の可変を行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項12】トランジスタと、ダイオードと、第1の
インダクタと、第2のインダクタと、電流源と、入力端
子と、出力端子を備え、前記第1のトランジスタのエミ
ッタを前記第1のインダクタを介してグランドに接続
し、前記トランジスタのコレクタを前記第2のインダク
タを介して電源に接続し、前記トランジスタのコレクタ
と前記出力端子を接続し、前記トランジスタのベースと
前記入力端子を接続し、前記電流源を前記ダイオードの
アノードに接続し、前記ダイオードのアノードと前記ト
ランジスタのベースを接続し、前記ダイオードのカソー
ドを前記トランジスタのエミッタに接続し、前記第1の
インダクタのインダクタンスを変えて飽和出力の可変を
行う飽和出力可変アンプ。 - 【請求項13】トランジスタと、ダイオードと、可変タ
ップ端子を備えた第1のインダクタと、第2のインダク
タと、電流源と、入力端子と、出力端子を備え、前記第
1のトランジスタのエミッタを前記第1のインダクタを
介してグランドに接続し、前記トランジスタのコレクタ
を前記第2のインダクタを介して電源に接続し、前記ト
ランジスタのコレクタと前記出力端子を接続し、前記ト
ランジスタのベースと前記入力端子を接続し、前記電流
源を前記ダイオードのアノードに接続し、前記ダイオー
ドのアノードと前記トランジスタのベースを接続し、前
記ダイオードのカソードを前記第1のインダクタの可変
タップ端子に接続し、前記第1のインダクタの可変タッ
プを調節して飽和出力の可変を行う飽和出力可変アン
プ。 - 【請求項14】トランジスタと、ダイオードと、第1の
インダクタと、第2のインダクタと、第3のインダクタ
と、可変抵抗器と、電流源と、入力端子と、出力端子を
備え、前記第1のトランジスタのエミッタを前記第1の
インダクタを介してグランドに接続し、前記トランジス
タのコレクタを前記第2のインダクタを介して電源に接
続し、前記トランジスタのコレクタと前記出力端子を接
続し、前記トランジスタのベースと前記入力端子を接続
し、前記電流源を前記ダイオードのアノードに接続し、
前記ダイオードのアノードと前記トランジスタのベース
を接続し、前記ダイオードのカソードを前記第3のイン
ダクタを介してグランドに接続し、前記コンデンサと前
記ダイオードのカソードと前記トランジスタのエミッタ
を前記可変抵抗器を介して接続し、前記可変抵抗器の抵
抗値を変えて飽和出力の可変を行う飽和出力可変アン
プ。
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