JPH03192906A - 検波回路およびそれを用いた装置 - Google Patents

検波回路およびそれを用いた装置

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JPH03192906A
JPH03192906A JP33130989A JP33130989A JPH03192906A JP H03192906 A JPH03192906 A JP H03192906A JP 33130989 A JP33130989 A JP 33130989A JP 33130989 A JP33130989 A JP 33130989A JP H03192906 A JPH03192906 A JP H03192906A
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current
transistor
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circuit
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JP33130989A
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Inventor
Junichi Nakagawa
中川 准一
Yasuo Kominami
小南 靖雄
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、任意波形を有する信号やAM信号を検波する
検波回路に係り、特に低い電源電圧で動作する機器、特
に電池式の無線機やラジオ受信機に好適な検波回路に関
する。
〔従来の技術〕
ラジオ受信機や無線機などで電池で動作する携帯機にお
いて、低電圧で動作し、信号振幅が小さくても歪が小さ
く、動作が安定な検波回路が求められている。
検波回路として各種の公知例が知られている。
その代表例として、日本特許、特公昭663−1836
2rA検波回路」を引用する。本引用特許にも述べられ
ているように、基本的なAM検波回路としてダイオード
を直接用いる方法やダイオードを演算増幅器の帰還回路
に用いる方法が従来より知られている。これらの従来技
術は、検波すべき信号の振幅が小さい場合、検波ができ
なかったり、歪が大きくなる問題があった。
上記問題点を解決する一手段が本引用特許である。以下
に本引用特許の第3図を用いて本引用特許実施例の問題
点を述べる。同図において、トランジスタQs 、Qz
から成る差動回路のコレクタに信号検出用トランジスタ
Qa 、Qaおよび帰還回路の一部を成すトランジスタ
Qe 、 (Qa )が接続されている。これらのトラ
ンジスタはトランジスタQi 、Qxのコレクタに接続
された抵抗R8またはR4の端子間電圧により8級バイ
アスされている。
トランジスタのエミッタとベース間の電圧Vbeは、コ
レクタに流れる電流が一定の場合、温度により約2 m
 V / ”Cで変化することが知られている。
従って、上記引用例ではトランジスタQa * Qe 
Qaの8級バイアス条件が温度変化によって崩れる。こ
のため、温度が変化すると正確な検波ができなくなると
いう問題があった。
また、上記引用例をモノリシック集積回路で実現した場
合、プロセス条件のばらつきによりトランジスタ特性と
抵抗値が設計値よりずれるため。
トランジスタQs 、Qa 、Qaの8級バイアス条件
が崩れ、正確な検波ができなくなるという問題があった
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のように、従来の検波回路では、温度変化やプロセ
ス条件のばらつきによりトランジスタの直流バイアス条
件が変動するため、安定な検波動作ができないという問
題があった。また、従来の基本検波回路では、入力信号
振幅が小さいと、検波ができなかったり、検波歪が大き
くなるという問題があった。
本発明は、これらの点に鑑み、温度が大きく変化しても
安定な検波ができる検波回路を提供しようとするもので
ある。
本発明は、検波回路をモノリシック集積回路で実現する
場合、プロセスがばらついても回路バイアス条件が崩れ
ず、安定な検波ができる検波回路を提供しようとするも
のである。
本発明は、電源電圧が低くても、安定に動作する検波回
路を提供しようとするものである。
本発明は、信号電圧/電流振幅が小さくても、十分に歪
の少ない検波ができる検波回路を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の検波回路は、信号電流と第一の定電流源からの
直流電流を加算した電流により第一の電流ミラー回路の
入力側を駆動し、その電流ミラー回路の負荷側に上記直
流電流と等しい電流を有する第二の定電流源と第二の電
流ミラー回路の入力側を接続し、第二の電流ミラー回路
の出力側から検波された信号電流を取り出すことを特徴
とする。
〔作用〕
電流ミラー回路においては、駆動側のトランジスタ動作
に被駆動側のトランジスタ動作がトラッキングすること
が特長であるから、被駆動側のトランジスタのバイアス
は安定である。上記の第1および第2電流源の回路形式
を同じにすることにより、両方に流れる電流を等しく設
定することは容易である。従って、本発明の検波回路の
直流バイアス条件は広い温度範囲にわたって安定である
抵抗を用いずに上記被駆動側トランジスタをバイアスし
ているので1本発明の回路をモノリシック集積回路で実
現した場合のプロセス条件のばらつきによる影響は非常
に小さく、安定したバイアス条件を実現することができ
る。
また、上記の第1および第2電流源の電流が相等しいの
で、無信号時には上記第2電流ミラー回路の入出力に流
れる電流は零である。信号振幅が正負に増大し、上記第
1電流ミラー回路に流れる電流が増減すると、上記第1
電流ミラー回路と上記第2電流源の電流との差電流すな
わち信号振幅に比例した電流が上記第21!流ミラー回
路に流れようとする。上記差電流が上記第2電流ミラー
回路を導通させる場合、同回路の出力側に差電流が流れ
る。即ち、信号振幅の小さいところから歪無く検波信号
を得ることができる。
信号電流を供給する信号電流源および上記第1電流源を
構成するトランジスタのコレクタとべ一入間電圧は飽和
電圧近くまで低く設定できることは、周知のことである
。これら両方の電圧に上記第1電流ミラー回路を構成す
るトランジスタのエミッタとベース間電圧を加えた電圧
は約1vとなる。即ち、約1■の電源電圧で本発明の検
波回路を動作させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。
第1図の実施例は本発明の基本例を示したものである。
同図において、第1の電流ミラー回路1はpnpl”ラ
ンジスタQ1とダイオードDI  (トランジスタQ1
と同一形状のpnpトランジスタのコレクタとベースを
短絡してカソードとし、エミッタをアノードとしたダイ
オード)より構成されており、ダイオードD1のアノー
ドとトランジスタQ1のエミッタは電源Vccに接続さ
れ、ダイオードD1のカソードはトランジスタQ1のベ
ースと信号電流源2の一端に接続され、信号電流源2の
他端は直流電流源3の一端に接続され、直流電流源3の
他端はグランドGNDに接地されている。トランジスタ
Qlのコレクタは直流電流[4の一端に接続され、直流
電流源4の他端は接地されている。トランジスタQlの
コレクタと直流電流源4との接続点に、pnp)’ラン
ジスタQzとダイオードD2 (トランジスタQzと同
一形状のpnpトランジスタのコレクタとベースを短絡
してカソードとし、エミッタを7ノードとしたダイオー
ド)より構成された第2の電流ミラー回路5の入力が接
続されている。ダイオードDzのカソードは上記接続点
とトランジスタQzのベースに接続され、ダイオードD
2のアノードとトランジスタQzのエミッタは電源Vc
cに接続されている。
トランジスタQ2のコレクタは負荷抵抗6を介して接地
されると共に出力端子7に接続されている。
以下に第1図の実施例の動作を同図と第2図の波形図を
用いて説明する。第1図において、電源Vccからグラ
ンドGND方向に流れる電流の向きを正とする。直流電
流源3,4の電流の大きさをそれぞれIx、Iz、信号
電流源2の電流の大きさをisとし、電流ミラー回路1
の入力側駆動電流と出力側負荷電流の大きさをそれぞれ
ix 、 i2とし、電流ミラー回路2の入力側駆動電
流と出力側負荷電流の大きさをそれぞれis 、i4と
し、図中矢印の方向に流れるとする。電流ミラー回路の
入出力電流はトランジスタのベース電流の影響により若
干不平衡になることは周知の事実であるが、以下の説明
では、ベース電流の影響を無視する。これにより本発明
の趣旨は損なわれない。上述の理由から、電流ミラー回
路が導通状態であれば、ii =iz 、is =ia
 となる。また、第1図からil =Ii +is 、
ia =Iz−izが成立することは明らかである。従
って、下式(1)となる。
1a=Iz  (It+is)      −(1)電
流18が負の場合はトランジスタQ2.が非導通となっ
てi番=Qとなるので、電流i3が正の場合のみ下式(
2)が成立する。
I4 =Iz  −(It  +is)      −
(2)(ia≧Oの場合のみ) 電流■1とI2が等しければ、下式(3)が成立する。
I4 =−is               ・・・
(3)(It=Izの場合でi3≧0なる半周期のみ)
(3)式の負符号は、負荷電流すなわち検波電流i4が
信号電流isの反転であることを示している。この検波
電流i4が抵抗6に供給され、抵抗6の両端電圧が検波
電圧として端子7から出力される。
第2図は、信号電流が正弦波である場合の動作電流波形
を示した図である。縦軸は電流値を、横軸は時間を表し
、同図(a)は信号電流正弦波の一周期を示している。
同図(b)、(C)、(d)はそれぞれ電流11とI2
との関係がI t > 12 、I t=12+ It
 <Izである場合の電流ミラー回路2の出力側負荷電
流iaの波形を示している。同図の電流I4波形は、実
線部分が実際に負荷電流が流れている部分であり、破線
部分に対応する電流は零である。同図(b)では、信号
の負サイクルの一部分が負荷電流i4として取り出され
ている。
同1iig(c)では、信号の負サイクルの全部が負荷
電流i4として取り出されている。同図(d)では、信
号の正サイクルの一部分を除いた部分が負荷電流i4と
して取り出されている。
(3)式は、検波電流i4が信号電流isに正確に等し
いことを示し、信号振幅が小さくても太き(でも歪が発
生しないことを表している。(2)式は、電流11とI
tの大きさを故意に変えることにより、検波電流iaに
直流オフセットを与えることができることを示し、その
場合も検波部分は信号電流isに正確に等しいことを示
している。
第1図において、トランジスタQl 、Qzはそれぞれ
同一形状のトランジスタによりバイアスされているので
、広い温度範囲にわたって電流ミラー回路として正確に
動作する。モノリシック集積回路で本発明を実現する場
合、電流ミラー回路1゜5を構成するそれぞれのトラン
ジスタ対を基板上の極近傍に構成することにより、各ト
ランジスタ対のトランジスタ特性をほぼ等しくすること
ができるので、安定なバイアス条件を実現することがで
きる。即ち、プロセス条件が変動しても動作の安定した
検波回路が実現できる。
第1図において、電流源2.3.4をトランジスタを用
いて構成した場合、エミッタとコレクタ間の電圧Vce
は最小0.1〜0.2V程度で実現できることは周知で
あり、またダイオードの順方向電圧Vbeは0.6〜0
.7V程度である。従って、電源電圧Vccを1.0v
程度で本発明の検波回路を動作させることができる。
以上の説明では、前述のように電流ミラー回路を構成す
るトランジスタのベース電流を無視してきた。このベー
ス電流の影響を無視できないほどより正確な検波回路が
必要な場合は、電流ミラー回路をベース電流の影響の少
ない回路形式−例えば、グレイ、メイア著、「アナリシ
ス アンドデザイン オブアナログ インチグレイティ
ラドサーキット」第2版、237頁の図4.4,245
頁の図4.8.ジエン ライレイ アンドサンズ出版、
(1984年) (P、R,Gray and R,G
meyer、 rAnalysis and  Des
ign of AnalogIntegrated C
1rcuits’、2nd edi−tion、 Fi
g、4.4at p、237 and Fig、4.8
 at p、245.  John Wiley &5
ons、 New York、 1984)によって実
現すれば、本発明の目的を達成することができる。また
、電流Ix、11の大きさを変えてオフセットを持たせ
てもベース電流の影響を補正することができる。
本節で述べたことは以下に述べる本発明の他の実施例に
ついてもあてはまる。
第3図は本発明の他の基本実施例を示す、第3図および
第1図において、同じ構成要素は同じ番号、または同じ
記号を付している。第3図において、トランジスタQl
のコレクタと直流電流源4との接続点に、npnトラン
ジスタQ3とダイオードD3 (トランジスタQ3と同
一形状のnpnトランジスタのコレクタとベースを短絡
してアノードとし、エミッタをカソードとしたダイオー
ド)より構成された第2の電流ミラー回路8のへカが接
続されている。ダイオードD8のアノードは上記接続点
とトランジスタQ3のベースに接続され、ダイオードD
aのカソードとトランジスタQaのエミッタはグランド
GNDに接地されている。トランジスタQ3のコレクタ
は負荷抵抗9を介して電源Vccに接続されると共に出
力端子1oに接続されている。
以下に第3図の実施例の動作を同図と第4図の波形図を
用いて説明する。第3図において、電流の向きは第1図
と同じとし、電流ミラー回路3の入力側駆動電流と出力
側負荷電流の大きさをi5゜isとする。第3図の実施
例の動作原理は第1図の実施例の動作原理と同じである
ので、第1図について成立した式(1)、 (2)、 
(3)は、第3図に対してそれぞれ下式(4)、 (5
)、 (6)に変更される。
is =(Ii + is) −Iz     −(4
)io :(It +is) −Iz     ・・・
(5)(iδ≧0の場合のみ) is =+is           ・・・(6)(
It=Izの場合でiIS≧0なる半周期のみ)(6)
式の正符号は、負荷電流すなわち検波電流i6が信号電
流isと同相であることを示している。この検波電流i
sが抵抗9に供給され、抵抗9の両端電圧が検波電圧と
して端子10から出力される。第4図の意味するところ
は第2図と同じであり、式(6) と式(3)の符号の
差が同図の実線部分の差として現われている。以上の説
明から、本実施例により本発明の目的を達成できること
は明らかである。
第5図は本発明の具体的な実施例を示す検波回路11の
回路図である。同一形状のnpnトランジスタQδ+ 
Qeのエミッタは共通にトランジスタQ4のコレクタに
接続されている。トランジスタQ5のコレクタには同一
形状のpnpt’ランジスタQ7− Q9 、 Qtδ
のベースとトランジスタQ7のコレクタが接続されてい
る。また、これらトランジスタQ7+ Qe + Qi
aのエミッタは電源Vccに接続されいる。トランジス
タQ6のコレクタには同一形状のpnp トランジスタ
Qa + QIO?Q1.のベースとトランジスタQδ
のコレクタが接続されている。また、これらトランジス
タQ8、Q 1o * Q 14のエミッタは電源Vc
cに接続されいる。
トランジスタQ9のコレクタにはエミッタが接地された
npnトランジスタQlll Ql&のベース。
およびトランジスタQrtのコレクタが接続されている
。節点Aには、トランジスタQ6のベース、トランジス
タQ1oとQlsのコレクタが接続されている。節点A
は抵抗R4を介して信号入力端子12に接続されている
。信号入力端子12と基準電圧端子13の間に信号電圧
源Esが接続され、端子13は基準電圧源Vrを介して
グランドGNDに接地されている。トランジスタQ8の
ベースは抵抗R3を介して基準電圧端子13に接続され
ている。トランジスタQ1sのコレクタはnpnトラン
ジスタQl11のコレクタに接続され、トランジスタQ
16のエミッタはnpn トランジスタQ17のコレク
タに接続され、トランジスタQI7のエミッタは接地さ
れている。トランジスタQ14のコレクタはnpn)−
ランジスタQxeのコレクタに接続され、トランジスタ
Q1eのエミッタはnpnトランジスタQ1gのコレク
タに接続され、トランジスタQtaのエミッタは接地さ
れている。トランジスタQ1B。
01Bのベースは基準電圧端子13に接続されている。
トランジスタQa 、 Qlll、 QlBのベースは
バイアス電源vbに接続されている。トランジスタQ4
のエミッタ面積はトランジスタQII!t Qsaのエ
ミッタ面積の2倍とする。トランジスタQ1a。
Qlsの節点にはpnpトランジスタQxey QZO
のベースとトランジスタQ1eのコレクタが接続されて
いる。トランジスタQta* Q18の節点にはpnρ
トランジスタQ zx 、 Q zzのベースとトラン
ジスタQz1のコレクタが接続されている。トランジス
タQ19〜Qzzのエミッタは電源Vccに接続されて
いる。トランジスタQ 110 、 Q zzのコレク
タは検波信号出力端子14と抵抗R3に接続されている
。抵抗R8の他端は接地されている。
次に第5図の動作を説明する。ここでは簡単のために各
トランジスタのベース電流を無視して説明する。各トラ
ンジスタQ4〜Qzzのコレクタに流れる電流を文字工
にそれぞれのトランジスタと同じ添字を付けて表す、こ
こでコレクタ電流I4をIa=2Ioとすると、信号電
圧Esが零の場合、電流l5eIeはIs =Ie =
Ioとなる。
トランジスタ対Q7とQs 、QaとQ101 Qtt
とQlzは電流ミラー回路を構成しているので、これら
のコレクタ電流はlδ=I7=Ie 、Is =Ia 
=lH)、  Ie =工11.従ってI io: I
 lxとなる。即ち、信号電圧Esが零の場合、抵抗R
4にながれる電流は零となる。トランジスタQa+Q 
171 Q tδのエミッタ面積の関係から、これらの
コレクタ電流は117:118:I4 /2=Ioであ
る。トランジスタ対Q7とQxs+ QaとQ14は電
流ミラー回路を構成しているので、これらのコレクタ電
流はIs ::Ita:Io 、Is :Ita=Io
となる。以上の関係から、I 1s: I 15: I
 B:: I o。
1、14 = I 18: I xa= Ioとなる。
従って、キルヒホッフの法則から、コレクタ電流Ite
+Izxは零となる。トランジスタ対QtaとQ 10
 r Q zoとQzzは電流ミラー回路を構成してい
るので、コレクタ電流Izo、  Izzも零となる。
以上のように、信号電圧Esが零の場合、トランジスタ
Q zo 、 Q zzにより抵抗R8に供給される電
流は零となる。
信号電圧Esが正になってトランジスタQI5のベース
電位が上昇し、電流I6がΔiだけ増加したと仮定する
。即ち、Ia:Io+Δiである。
この時、l5=Io−Δiとなる。更に、I ta:I
g::Ixz=Io+Δi* 11m =L1o=Io
−Δiとなる0節点Aにおけるキルヒホッフの法則から
、抵抗R4に流れる信号電流Isはl5=2Δiとなる
。また、I 1g=I 17  I ts=−Δi〈0
゜I z*=I ta −I ta=+Δiとなる。電
流1111が負であるので、電流Izoは零となる。従
って、電流I zz=I zx=Δiが抵抗R8に供給
される。
次に信号電圧Esが負になってトランジスタQaのベー
ス電位が低下し、電流工♂がΔiだけ減少したと仮定す
る。前節と同様な議論により、l5=−2Δi 、  
I se= I 17+ I ta=+Δi、Izt=
Ixs  IiaニーΔi < Oとなる。@流I21
が負であるので、電流12Zは零となる。従って、電流
Izo=Δiが抵抗R3に供給される。
信号Esが角周波数ωの正弦波で、l5=2Δi si
nωtなる信号電流が抵抗R4に流れたとすると、抵抗
R3にはΔ1lsinωt1なる全波整流電流が流れる
第5図において、トランジスタQ4のコレクタ/エミッ
タ間電圧はトランジスタQa 、Qeのエミッタ電位に
より定まる。トランジスタQ 17 #Qiaのコレク
タ/エミッタ間電圧はそれぞれトランジスタQlB! 
Qseのエミッタ電位により定まる。
トランジスタQs+ Qet Qxa+ Qteのベー
ス電位はほぼ等しいので、トランジスタQ4 + Qa
7゜QIIBのコレクタ/エミッタ間電圧はほぼ等しく
なる。従って、Itt=Ita=In /2=Ioなる
電流関係は電源電圧や温度の変化に対して幅広い範囲で
成り立つ。
電流ミラー回路において、入力側トランジスタと出力側
トランジスタのエミツタ面積比を変えることにより、入
出力電流比を変えることができることは周知のことであ
る。従って、第5図における電流ミラー回路の入出力電
流比を変えることにより信号電流Isと出力検波電流の
比を任意に変えることができることは明らかである。但
し、トランジスタQ7とQlaおよびQaとQ14で構
成される電流ミラー回路の入出力電流比を変えた場合は
、トランジスタQa * Q171 Qtaで構成され
た電流源の電流比をそれに応じて変える必要がある。
第5図におけるトランジスタ対Q7 t Qtaおよび
Q 1 +1 t Q zoは、第1図におけるダイオ
ードD1とトランジスタQ1の対、およびダイオードD
2とトランジスタQ2の対にそれぞれ対応する。従って
、第5図において、第1図と第2図を参考にして、半波
検波回路に変更したり、検波極性を反転させることがで
きることは明らかである。
以上の実施例はバイポーラトランジスタを用いた場合に
ついて述べたが、相補型MO5(CMO5)トランジス
タを用いて構成しても本発明の目的を達成できることは
明らかである。
第6図は第5図の実施例を用いた応用実施例を示す無線
機のブロック図である。アンテナ15により受信された
信号は高周波増幅器16により増幅された後、ミクサ7
の第1入力端子に入力される。ミクサ17の第2入力端
子には局部発振器18からの信号が入力される。ミクサ
17からの出力信号は自動利得制御(AGC)回路19
に入力される。AGC回路19は可変利得回路20.演
算増幅器21.検波回路11.比較/制御回路22によ
り構成される。基準電圧端子13と演算増幅器21の反
転入力端子には基準電圧Vrが印加されている。ミクサ
から出力されるIF倍信号、可変利得回路20.演算増
幅器21を経て、検波回路11と例えばA/D変換器2
3に入力される。
検波回路11の出力信号は出力端子14に付加したコン
デンサC1と図5中の抵抗R8により積分される。比較
/制御回″Jf!r22は端子14における積分信号と
比較基準電圧Vcを比較し、その結果を負帰還用の利得
制御信号として可変利得回路20に供給する。A/D変
換器23の出力信号はディジタル信号処理回路24にお
いてフィルタリングされた後、復調される。復調信号は
端子25から出力される。
端子14における積分信号が比較基準電圧Vcより小さ
い場合に利得制御信号があるしきい値電圧以下であり、
積分信号が比較基準電圧Vcより大きい場合に利得制御
信号が上記しきい値電圧以上であると仮定する。可変利
得回路20において。
利得制御信号が上記しきい値電圧以上である場合、利得
制御信号により内部の電圧源または電流源を制御して信
号の増幅または減衰利得を変化でき。
かつ利得制御信号が上記しきい値電圧以下のときは信号
の増幅または減衰利得が一定(固定利得)である回路は
既知である。以上の構成において、端子14における積
分信号が比較基準電圧Vcより小さい場合は、アンテナ
で受信された信号レベルに比例したIF倍信号演算増幅
器21より出力される。端子14における積分信号が比
較基準電圧Vcより大きくなる信号が受信された場合は
、受信信号レベルに応じて可変利得回路20の利得が低
下し、演算増幅器21より出力されるIF倍信号レベル
はある一定値となる。この一定値がA/D変換器23の
入力許容範囲を越えないように比較基準電圧Vcを設定
する。これによりA/D変換器23が飽和しない、即ち
出力ディジタルデータがオーバフローしないので、ディ
ジタル信号処理回路24における処理が正確に行われる
0以上。
第5図の検波回路を自動利得制御回路19に適用するこ
とにより、受信信号レベルの広い範囲にわたって正確な
復調を行うことができる。
第6図に示した自動利得制御回路19は無線器以外の装
置にも適用できることは明らかである。
また、第5図の検波回路をAMラジオ受信機のAM検波
器として適用できることも明らかである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、温度、電源電圧変動にたいしてバイア
ス条件のバランスが安定な検波回路を実現することがで
きるので、調整が不要になるという効果がある。
また、プロセス条件のばらつきに対してバイアス条件の
バランスが安定な検波回路をモノリシック集積回路上に
実現することができるので、集積回路の製造歩留まりが
向上するという効果がある。
また、信号振幅が小さくても歪なく検波できるので、信
号振幅を大きくできない電池式の受信機においても十分
AM検波ができるという効果がある。また、本発明の検
波回路を用いた自動利得制御回路では信号振幅の小さい
ところから正確な利得制御ができるという効果がある。
また、本発明の検波回路は1vの低電圧まで動作するの
で、電池の本数が少なくてよく、装置を小形化できると
いう効果がある。また、電池の寿命が長くなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は本発明の検波回路基本実施例を示
す回路図、第2図および第4図はそれぞれ第1図および
第3図の動作を説明するための波形図、第5図は本発明
の検波回路具体実施例を示す回路図、第6図は本発明の
検波回路を適用した無線器のブロック図である。 1.5.8・・・電流ミラー回路、2・・・信号電流源
、3.4・・・直流定電流源、11・・・検波回路、1
9・・・自動利得制御回路、Q1〜Qzz・・・トラン
ジスタ、D1〜D8・・・ダイオード。 第 6 図 !υ IIj支汀I]骨l記冷 22  m較/!!/Δイ仰1i井

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、直流電流I_1と信号電流とから成る電流i_1が
    供給される第1電流ミラー回路と、上記第1電流ミラー
    回路の負荷として付加された電流I_2なる定電流源と
    、上記第1電流ミラー回路および上記定電流源により駆
    動される第2電流ミラー回路とから構成され、上記電流
    i_1と上記電流I_2の差電流の正サイクルまたは負
    サイクルのどちらか一方のサイクル部分の電流を上記第
    2電流ミラー回路の出力側から負荷電流として取りだす
    ことを特徴とする検波回路。 2、第1項記載の検波回路において、上記電流I_1と
    上記電流I_2が等しいことを特徴とする検波回路。 3、第2項記載の検波回路において、信号電流が正弦波
    であることを特徴とする半波検波回路。 4、第1の導電型を有する第1および第2トランジスタ
    のエミッタが互いに接続され、それらのコレクタから一
    対の差動出力が出力される差動回路と、 上記第1および第2トランジスタの共通エミッタに接続
    された電流I_1なる第1定電流源と、第1の導電型と
    相補型をなす第2の導電型を有し、上記差動回路の一対
    のコレクタそれぞれに各々のコレクタとベースが接続さ
    れた第3および第4トランジスタと、 第2の導電型を有し、上記第3および第4トランジスタ
    のベースにそれぞれのベースが接続され、上記第3およ
    び第4トランジスタとそれぞれ第1および第2電流ミラ
    ー回路を構成する第5および第6トランジスタと、 第1の導電型を有し、上記第5トランジスタのコレクタ
    にコレクタとベースが接続された第7のトランジスタと
    、 第1の導電型を有し、上記第7トランジスタのベースに
    ベースが接続され、上記第7トランジスタと第3電流ミ
    ラー回路を構成する第8トランジスタとから構成され、
    上記第6および第8トランジスタのコレクタが上記第1
    トランジスタのベースに接続された負帰還差動回路と、
    第2導電型を有し、上記第3または第4トランジスタの
    ベースにベースが接続され、上記第3または第4トラン
    ジスタと第4電流ミラー回路を構成する第9トランジス
    タと、 上記第4電流ミラー回路の負荷として付加された電流I
    _2なる第2定電流源と、 上記第4電流ミラー回路および上記第2定電流源により
    駆動される第5電流ミラー回路とから構成され、 上記第2トランジスタのベースに基準電圧を印加し、上
    記第1トランジスタのベースと上記第6および第8トラ
    ンジスタのコレクタとの節点に信号電流を印加し、上記
    第4電流ミラー回路の負荷電流と上記第2定電流源の電
    流との差電流の正サイクルまたは負サイクルのどちらか
    一方のサイクル部分の電流を上記第5電流ミラー回路の
    負荷電流として取り出すことを特徴とする検波回路。 5、第4項記載の検波回路において、上記第2定電流源
    の電流I_2が上記第1定電流源の電流I_1の二分の
    一であることを特徴とする検波回路。 6、第1の導電型を有する第1および第2トランジスタ
    のエミッタが互いに接続され、それらのコレクタから一
    対の差動出力が出力される差動回路と、 上記第1および第2トランジスタの共通エミッタに接続
    された電流I_1なる第1定電流源と、第1の導電型と
    相補型をなす第2の導電型を有し、上記差動回路の一対
    のコレクタそれぞれに各々のコレクタとベースが接続さ
    れた第3および第4トランジスタと、 第2の導電型を有し、上記第3および第4トランジスタ
    のベースにそれぞれのベースが接続され、上記第3およ
    び第4トランジスタとそれぞれ第1および第2電流ミラ
    ー回路を構成する第5および第6トランジスタと、 第1の導電型を有し、上記第5トランジスタのコレクタ
    にコレクタとベースが接続された第7トランジスタと、 第1の導電型を有し、上記第7トランジスタのベースに
    ベースが接続され、上記第7トランジスタと第3電流ミ
    ラー回路を構成する第8トランジスタとから構成され、
    上記第6および第8トランジスタのコレクタが上記第1
    トランジスタのベースに接続された負帰還差動回路と、
    第2の導電型を有し、上記第3トランジスタのベースに
    ベースが接続され、上記第3トランジスタと第4の電流
    ミラー回路を構成する第9トランジスタと、 上記第4電流ミラー回路の負荷として付加された電流I
    _2なる第2定電流源と、 第2の導電型を有し、上記第4トランジスタのベースに
    ベースが接続され、上記第4トランジスタと第5電流ミ
    ラー回路を構成する第10トランジスタと、 上記第5電流ミラー回路の負荷として付加された電流I
    _3なる第3の定電流源と、 上記第4電流ミラー回路および上記第2定電流源により
    駆動される第6電流ミラー回路と、上記第5電流ミラー
    回路および上記第3定電流源により駆動される第7電流
    ミラー回路と、上記第6電流ミラー回路および上記第7
    電流ミラー回路の出力電流を加算する加算回路とから構
    成され、 上記第2トランジスタのベースに基準電圧を印加し、上
    記第1トランジスタのベースと上記第6および第8トラ
    ンジスタのコレクタとの節点に信号電流を印加し、上記
    信号電流の検波出力を上記加算回路から得るようにした
    ことを特徴とする検波回路。 7、第6項記載の検波回路において、上記第4電流ミラ
    ー回路と上記第2定電流源の間に第1の導電型を有する
    第11のトランジスタを設け、上記第5電流ミラー回路
    と上記第3定電流源の間に第1の導電型を有する第12
    のトランジスタを設け、上記第11,12トランジスタ
    のベースに上記基準電圧を印加することを特徴とする検
    波回路。 8、第6項記載の検波回路において、上記電流I_2,
    I_3がそれぞれ上記電流I_1の2分の1であること
    を特徴とする検波回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094367A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 飽和出力可変アンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001094367A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 飽和出力可変アンプ

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