JP2000257674A - 中空パイプを貫通させたギヤドモータ - Google Patents

中空パイプを貫通させたギヤドモータ

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JP2000257674A
JP2000257674A JP11060149A JP6014999A JP2000257674A JP 2000257674 A JP2000257674 A JP 2000257674A JP 11060149 A JP11060149 A JP 11060149A JP 6014999 A JP6014999 A JP 6014999A JP 2000257674 A JP2000257674 A JP 2000257674A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸芯部に配管や配線等を貫通させることので
きる径方向にコンパクトな構造のギヤドモータを提供す
る。 【解決手段】 モータ2の先端部に減速機3が連結さ
れ、モータ出力軸25と減速機出力軸32とが同一軸線
上に配されたギヤドモータ1において、モータ出力軸2
5と減速機出力軸32とが共に中空軸で構成され、モー
タ出力軸25と減速機出力軸32の内部に、モータ2の
後端部より減速機3の先端部まで貫通する中空パイプ7
0が配設されている。中空パイプ70は、モータ出力軸
25の後端部25bと減速機出力軸31の先端部32a
にそれぞれ配された軸受71、72によって支持される
ことで、両出力軸25、32に対して非接触な状態で保
持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一軸線上にモー
タと減速機を配して一体化した径方向にコンパクトなタ
イプのギヤドモータに係り、特に軸芯部に中空パイプを
貫通させたギヤドモータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ギヤドモータで攪拌翼を回すよ
うな設備において、ギヤドモータの先方にある攪拌対象
領域にギヤドモータの後方から水等の液体を送り込む必
要がある場合、従来では、ギヤドモータをよけて、配管
やホースを引き延ばすことにより、ギヤドモータの先方
に水等を送り込んでいる。
【0003】また、ある機械の駆動源としてギヤドモー
タを使用し、該ギヤドモータの先方にある別の機械や装
置にギヤドモータの後方から配線や配管等を延ばす必要
があるような場合、従来では、ギヤドモータをよけて、
それらの配管や配線を引き延ばしている。
【0004】これがもし、ギヤドモータの内部を通して
配管や配線等を引き延ばすことができれば、ギヤドモー
タの周囲に配管や配線等を巡らす必要がなくなるので、
ギヤドモータの周囲をコンパクトにすることができる。
【0005】このような発想から、従来、減速機の中心
部に貫通孔を形成して、中に配管等を通せるようにした
技術が開発されている(特開平9−57678号公報、
特開平8−226498号公報、特開平8−28501
7号公報等参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらは減速
機の中心に貫通孔をあける前提として、モータを予め減
速機の中心をよけた位置に配設するようにしている。従
って、配管や配線等を減速機の中心部の貫通孔を通して
引き延ばすことはできるが、モータの配置自体が減速機
の中心から外れているので、特に径方向のコンパクト性
に欠けると言わざるを得ない。
【0007】一方、特開平9ー177905号公報に
は、モータと減速機を同軸に連結し、減速機側まで貫通
したモータ軸の内部に、減速機の出力回転をモータ側の
エンコーダまで伝える回転軸を貫通させた構造が開示さ
れている。
【0008】しかし、この構造は、単に回転軸を中空の
モータ軸の内部に貫通させただけであるので、ここで目
的とする用途には使用できない。つまり、ギヤドモータ
の軸芯部に配管や配線等を貫通させて周囲のコンパクト
化を図るという利用目的には使用することができない。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、軸芯部に配
管や配線等を貫通させることのできる径方向にコンパク
トな構造のギヤドモータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モー
タの先端部に該モータの出力回転を減速して出力する減
速機が連結され、モータの出力軸と減速機の出力軸とが
同一軸線上に配されたギヤドモータにおいて、前記モー
タの出力軸と減速機の出力軸とが共に中空軸で構成さ
れ、該モータの出力軸と減速機の出力軸の内部に、モー
タの後端部より減速機の先端部まで貫通する中空パイプ
が、該モータの出力軸と減速機の出力軸に対して非接触
な状態で配設されていることにより、上記課題を解決し
たものである。
【0011】このギヤドモータは、モータと減速機が同
軸に連結されたタイプであるから、ギヤドモータ自体の
径方向寸法が小さく収まる。その上で、モータの後端部
から減速機の先端部まで延びる中空パイプをギヤドモー
タの軸芯を貫通させて設けているので、中空パイプの中
に配管や配線を通すことができ、ギヤドモータをよける
ためにギヤドモータの周囲に配管や配線を巡らす必要が
なくなる。従って、配管や配線等の周辺装備を含めて、
ギヤドモータ廻りの径方向のコンパクト化が図れる。
【0012】しかも、中空パイプは、モータ出力軸と減
速機出力軸に対して非接触に配置しているので、中空パ
イプはそれらの出力軸と一緒に回転することはなく、配
管や配線が中空パイプに接触しても擦れる心配がない。
【0013】また、中空パイプは直接内部に液体を通す
配管として利用することもでき、その場合は、中空パイ
プ自体が回らないので、高圧液体を通しても流通抵抗を
少なくできる。
【0014】前記中空パイプは、ギヤドモータ外の軸受
や固定手段等を用いても支持することができるが、請求
項2の発明のように、中空パイプを、モータ出力軸の後
端部と減速機出力軸の先端部にそれぞれ配した軸受によ
って支持するのがよい。
【0015】こうすることで、中空パイプを、モータ出
力軸や減速機出力軸に非接触な状態で安定的に支持する
ことができるし、ギヤドモータ外に中空パイプの支持手
段を用意する必要もなくなる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2におい
て、減速機のケーシング内の後部側に、モータ出力軸の
回転を減速して減速機のケーシング内の前部側に配され
た減速機出力軸に伝達する遊星歯車減速機構部が設けら
れ、前記モータ出力軸の先端部が、前記遊星歯車減速機
構部を貫通して減速機出力軸の後端部に達するまで延ば
され、該モータ出力軸の先端部と減速機出力軸の後端部
との間に両者の隙間をシールするオイルシールが設けら
れていることにより、上記課題を解決したものである。
【0017】このギヤドモータの場合、減速機は、ケー
シング内の前部側に出力軸を配置すると共に後部側に遊
星歯車減速機構部を配置した構成となっている。この構
成であると、後部側の遊星歯車減速機構部の中心部にモ
ータ出力軸が挿入されることになるが、その場合、遊星
歯車減速機構部の潤滑油が、中空軸で構成した減速機出
力軸とモータ出力軸の内部を通して外へ漏れ出ないよう
にすることが必要となる。
【0018】そこで、請求項3の発明では、モータ出力
軸の先端部を、遊星歯車減速機構部を貫通して減速機出
力軸の後端部に達するまで敢えて延ばし、該モータ出力
軸の先端部と減速機出力軸の後端部との間に両者の隙間
をシールするオイルシールを設けている。これにより、
両出力軸の内部空間と外部空間を確実に仕切ることがで
きるようになり、外部空間側にある遊星歯車減速機構部
から出力軸の内部空間側への潤滑油の漏れを防止するこ
とができる。又パイプの交換の際にオイルシールを再組
込みする必要がないので、該変換が極めて容易になる。
【0019】又、請求項4の発明では、前記中空パイプ
の後端部を、モータの後端部に備わる固定側部材に固定
している。この場合の固定側部材としては、例えばモー
タの後端に設けられたファンカバーがある。
【0020】このように、中空パイプをモータのファン
カバー等に固定したことにより、確実に中空パイプの回
転を止めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1は実施形態に係るギヤドモータの全体
構成を示す断面図、図2はそのうちのモータ部分のみの
構成を拡大して示す断面図、図3は同減速機部分のみの
構成を拡大して示す断面図、図4は図3の一部を更に拡
大して示す断面図である。又、図5は図2のV部の拡大
図で、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【0023】図1に示すように、このギヤドモータ1
は、モータ2の先端部に、該モータ2の出力回転を減速
して出力する減速機3を連結し、モータ出力軸25と減
速機出力軸32とを同一軸線上に配したタイプのもので
ある。
【0024】まず、図1、図2を用いてモータ2を説明
する。
【0025】モータ2のケーシング21は、固定子26
を内蔵した円筒状の本体ケーシング21Aと、該本体ケ
ーシング21Aの前面開口を塞ぐ前面カバー21Bと、
後面開口を塞ぐ後面カバー21Cとからなる。
【0026】回転子27と一体化されたモータ出力軸2
5は中空軸で構成されており、前面カバー21B及び後
面カバー21Cに嵌合した軸受23、24により回転自
在に支持されている。モータ出力軸25の先端部25a
は、前面カバー21Bを突き抜けて減速機3の内部まで
延ばされている。また、モータ出力軸25の後端部25
bは、後面カバー21Cより突出しており、その突出し
た部分にファン28が固定されている。このファン28
は、後面カバー21Cに固定されたファンカバー29で
覆われている。
【0027】前面カバー21Bには、減速機3のケーシ
ング31と結合するためのフランジ22が設けられてい
る。又、前面カバー21Bの軸受23よりも外側には、
ケーシング21外に突出するモータ出力軸25の外周
と、前面カバー21Bの貫通孔の隙間をシールするため
のオイルシール19が設けられている。このオイルシー
ル19は、減速機3側からモータ2側への潤滑油の漏れ
を防止するためのものである。
【0028】次に、図1、図3を用いて減速機3を説明
する。
【0029】減速機3は、ケーシング31内の前部側に
出力軸32を配置し、後部側に、モータ出力軸25の回
転を減速して減速機出力軸32に伝達する遊星歯車減速
機構部40を配置したものである。この減速機3は、ケ
ーシング31の後端部に設けたフランジ部材38を、モ
ータ2の前面カバー21Bのフランジ22とインロウ部
22Bを介してボルト76で結合することにより、モー
タ2と一体化されており、それにより、モータ出力軸2
5と減速機出力軸32とが同一軸線上に配されている。
【0030】減速機出力軸32は中空軸で構成されてお
り、ケーシング31の内部に嵌合した2つの軸受33、
34によって回転自在に支持され、先端部32aがケー
シング31より外部に突出している。ケーシング31の
前端部にある軸受33よりも外側には、ケーシング31
外に突出する減速機出力軸32の外周と、ケーシング3
1の貫通孔の隙間をシールするためのオイルシール35
が設けられている。このオイルシール35は、減速機3
の内部から外部への潤滑油の漏れを防止するためのもの
である。
【0031】ケーシング31内の後部側に配された遊星
歯車減速機構部40は、入力側の第1段減速機構41
と、出力側の第2段減速機構42とから構成されてい
る。第1段減速機構41はモータ2に近い側に配され、
第2段減速機構42はモータ2から離れた側つまり減速
機出力軸32に近い側に配されている。
【0032】第1段減速機構41は、ケーシング31の
内周に設けられた第1内歯歯車45と、減速機3内に挿
入されたモータ出力軸25の外周に一体回転するように
装着された第1太陽歯車43と、これら第1太陽歯車4
3と第1内歯歯車45の間に配された複数の第1遊星歯
車44と、これら複数の第1遊星歯車44をベアリング
47及び遊星ピン46を介して自転可能に保持する第1
キャリア48とからなる。
【0033】又、第2段減速機構42は、ケーシング3
1の内周に設けられた第2内歯歯車53と、第1段減速
機構41の第1キャリア48と一体に回転するよう設け
られた第2太陽歯車50と、第2太陽歯車50と第2内
歯歯車53の間に配された複数の第2遊星歯車51と、
これら複数の第2遊星歯車51をベアリング52及び遊
星ピン54を介して自転可能に保持する第2キャリア5
5とからなる。
【0034】そして、この第2キャリア55が減速機出
力軸32にスプライン結合されていることで、この遊星
歯車減速機構部40では、次の経路で動力が伝達される
ようになっている。
【0035】即ち、モータ出力軸25が回転すると、第
1段減速機構41の第1太陽歯車43を介して第1遊星
歯車44が回転する。このとき第1内歯歯車45は静止
しているため、第1遊星歯車44が第1内歯歯車45の
内側に沿って公転し、これと一体に第1キャリア48が
回転して、第2段減速機構42の第2太陽歯車50が回
転する。第2太陽歯車50が回転すると、第2遊星歯車
51が第2内歯歯車53の内側に沿って公転し、第2キ
ャリア55が回転し、その回転が減速機出力軸32に伝
達される。
【0036】又、減速機3の内部に挿入されたモータ出
力軸25の先端部25aは、図4に拡大して示すよう
に、遊星歯車減速機構部40の中心部を貫通して、減速
機出力軸32の後端32bに達するまで延ばされ、減速
機出力軸32の後端部32b内周に挿入されている。そ
して、モータ出力軸25の先端部25aと減速機出力軸
32の後端部32bとの間に、両者の隙間をシールする
ためのオイルシール18が設けられている。
【0037】この場合、モータ出力軸25は、第2段減
速機構42に回転力を入力するわけではないので、第2
段減速機構42の第2太陽歯車50の中心孔を非接触で
貫通している。
【0038】図1に戻って、同軸に設けられた中空のモ
ータ出力軸25と減速機出力軸32の内部には、モータ
2の後端部より減速機3の先端部まで貫通する中空パイ
プ70が配設されている。この中空パイプ70は、モー
タ出力軸25の後端部25bと減速機出力軸32の先端
部32aにそれぞれ配した軸受72、71によって支持
され、モータ出力軸25と減速機出力軸32に対して非
接触な状態で保持されており、後端部がファンカバー2
9にクランプ80によって固定されることで回り止めさ
れている。
【0039】クランプ80は、図5に示すように、上下
に半割りされ且つ対向部に中空パイプ70の後端を挟持
するための半円状押さえ溝81a、82aを有する押さ
え板81、82と、両押さえ板81、82を締結するこ
とで中空パイプ70の後端を挟持する2本のボルト83
と、上側の押さえ板81をファンカバー29に固定する
止めボルト85とからなる。
【0040】次に、このギヤドモータ1の作用を説明す
る。
【0041】モータ2を駆動すると、モータ出力軸25
の回転が遊星歯車減速機構部40により減速され、減速
機出力軸32からその減速出力回転が外部に取り出され
る。その際、中空パイプ70は、モータ出力軸25及び
減速機出力軸32の内部をそれらと非接触な状態で貫通
しているので、一緒に回転しない。
【0042】そこで、その中空パイプ70の内部に配線
や配管等を通せば、ギヤドモータ1の周囲にそれらを巡
らすことなく、コンパクトに、ギヤドモータ1の後方か
ら前方に向けて配線や配管を引き延ばすことができる。
その際、中空パイプ70が回らないから、中空パイプ7
0と接触した配管や配線が擦れる心配もない。もちろ
ん、逆方向に配管や配線を引き延ばしてもよい。
【0043】又、中空パイプ70の内部に直接水等を液
体を流してもよい。その場合、高圧高速で液体を流して
も、中空パイプ70が回転しない構造になっているか
ら、流通損失が少ない。
【0044】又、モータ出力軸25の先端部25aが減
速機出力軸32の後端部32bまで延びており、両者間
にオイルシール18が配されているから、両出力軸2
5、32の内部空間へ減速機3内の潤滑油が漏れ入るお
それもない。
【0045】ここで、このオイルシール18(あるいは
19)は、両出力軸25、33の内部空間へ減速機3内
の潤滑油が漏れるのを防止するものであるため、単純に
は例えば、出力軸32(あるいは25)と中空パイプ7
0との間に配置されれば良い。しかしながら、これで
は、中空パイプ70を交換する際に、当該オイルシール
を適切に再組込みするのが非常に困難になる。その点、
この実施形態の構成によれば、中空パイプ70の交換は
極めて容易である。
【0046】以上のように、このギヤドモータ1は、ギ
ヤドモータ1の後方から前方に延ばす必要のある配管や
配線を、ギヤドモータ1の軸芯に通した中空パイプ70
の中に貫通させることができるので、それらの周辺装備
を含めて、ギヤドモータ1廻りの径方向寸法の縮小を図
ることができる。
【0047】又、上述のように流通抵抗が少ないことか
ら、高圧高速の流体を直接中空パイプ70の内部に流す
ことができるので、例えばシールドカッターの駆動源と
してこのギヤードモータ1を使用した場合に、被削する
土砂を中空パイプ70を通して供給した水で柔らかくし
て、被削性を良くすることもできる。
【0048】又、撹拌機の駆動源としてこのギヤードモ
ータ1を使用した場合には、撹拌槽内に向けて中空パイ
プ70を通して水を供給することにより、沈澱した汚濁
ケーキをやわらかくすることができ、撹拌槽のオーバホ
ールの容易化を図ることもできる。
【0049】なお、中空パイプ70の内部空間は何に利
用してもよく、電力線やセンサ等のケーブルを通すこと
もできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
径方向寸法をコンパクトに収められるタイプのギヤドモ
ータにおいて、モータの後端から減速機の先端まで延び
る中空パイプを、ギヤドモータの軸芯を貫通させて設け
ているので、その中空パイプの中に配管や配線等を通す
ことで、配管や配線等の周辺装備を含めてギヤドモータ
廻りの径方向寸法のコンパクト化が図れる。
【0051】しかも、中空パイプはモータ出力軸や減速
機出力軸と一緒に回らないようになっているので、配管
や配線が中空パイプに接触しても擦れる心配がなく、
又、中空パイプ内部に直接液体を通した場合でも流通抵
抗を少なくできる。従って、中空パイプ内に高圧高速の
液体を直接通すことにも向いている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のギヤドモータの全体構成を
示す断面図
【図2】同ギヤドモータのモータ部分の構成を拡大して
示す断面図
【図3】同ギヤドモータの減速機部分の構成を拡大して
示す断面図
【図4】図3の一部を更に拡大して示す断面図
【図5】図2のV部拡大図
【符号の説明】
1…ギヤドモータ 2…モータ 3…減速機 18…オイルシール 25…モータ出力軸 25a…先端部 25b…後端部 29…ファンカバー(固定側部材) 31…ケーシング 32…減速機出力軸 32a…先端部 32b…後端部 40…遊星歯車減速機構部 70…中空パイプ 71,72…軸受 80…クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小竹 重治 愛知県大府市朝日町六丁目1番地 住友重 機械工業株式会社名古屋製造所内 (72)発明者 小西 敏之 愛知県大府市朝日町六丁目1番地 住友重 機械工業株式会社名古屋製造所内 Fターム(参考) 3J027 FA36 FA38 GA01 GB03 GC14 GC24 GC26 GD04 GD08 GD12 GE22 GE25 5H607 BB01 BB09 BB14 CC05 CC09 DD02 DD04 EE33 GG08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの先端部に該モータの出力回転を減
    速して出力する減速機が連結され、モータの出力軸と減
    速機の出力軸とが同一軸線上に配されたギヤドモータに
    おいて、 前記モータの出力軸と減速機の出力軸とが共に中空軸で
    構成され、 該モータの出力軸と減速機の出力軸の内部に、モータの
    後端部より減速機の先端部まで貫通する中空パイプが、
    該モータの出力軸と減速機の出力軸に対して非接触な状
    態で配設されていることを特徴とする中空パイプを貫通
    させたギヤドモータ。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記中空パイプが、モータの出力軸の後端部と減速機の
    出力軸の先端部にそれぞれ配された軸受によって支持さ
    れていることを特徴とする中空パイプを貫通させたギヤ
    ドモータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記減速機のケーシング内の後部側に、モータ出力軸の
    回転を減速して減速機のケーシング内の前部側に配され
    た減速機出力軸に伝達する遊星歯車減速機構部が設けら
    れ、前記モータ出力軸の先端部が、前記遊星歯車減速歯
    車機構部の中心部を貫通して減速機出力軸の後端部に達
    するまで延ばされ、該モータ出力軸の先端部と減速機出
    力軸の後端部との間に両者の隙間をシールするオイルシ
    ールが設けられていることを特徴とする中空パイプを貫
    通させたギヤドモータ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記中空パイプの後端部が、モータの後端部に備わる固
    定側部材に固定されていることを特徴とする中空パイプ
    を貫通させたギヤドモータ。
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