JP2000257426A - エンジン駆動冷却用ファン装置 - Google Patents

エンジン駆動冷却用ファン装置

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JP2000257426A
JP2000257426A JP11056429A JP5642999A JP2000257426A JP 2000257426 A JP2000257426 A JP 2000257426A JP 11056429 A JP11056429 A JP 11056429A JP 5642999 A JP5642999 A JP 5642999A JP 2000257426 A JP2000257426 A JP 2000257426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
pulley
engine
cylinder block
crankshaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP11056429A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Suzuki
木 誠 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP11056429A priority Critical patent/JP2000257426A/ja
Publication of JP2000257426A publication Critical patent/JP2000257426A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン駆動の冷却用ファンであって、クラ
ンクセンタの近傍にファンセンタを設け、クランクシャ
フトと所望の回転比が設定可能なファン装置を提供する
こと。 【解決手段】 支持ブロック(6)にファン(4)が回
転自在に支持され、クランクシャフト(2)と2段プー
リ(9)を介して結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンを冷却す
るラジエータに送風するエンジン駆動冷却用ファン装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、キャブオーバトラックにおいて
は、車両レイアウト上から冷却ファンがエンジンのクラ
ンクシャフトに直結されている技術は知られている。
【0003】しかし、例えば図4において、冷却ファン
4がエンジンEのクランクシャフト2に直結されるとフ
ァン回転数がエンジン回転数と同じになる。また、最低
地上高HとキャブCのフロアFとの制約から、ラジエー
タRの高さには制約が生じる。そのため、例えばファン
回転数をエンジン回転数より上昇させて冷却効率を向上
させたり、または、ファン回転数を下げて騒音を低下さ
せる等の設計上の要求を満たすことが出来ないと言う問
題が生じる。なお、図4において、符号Sはファンシュ
ラウド、Tはタイヤをそれぞれ示している。
【0004】また、実公昭9−3043924号公報や
特開平10−82433号公報においても冷却ファンに
関する技術が開示されているが、いずれも上述した様な
課題を解決するものでない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、エンジン
クランクセンタの同一直線上またはその近傍に冷却ファ
ンのセンタを有し、エンジン回転数と異なる回転数を適
宜設定することができる様なエンジン駆動冷却用ファン
装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン駆動冷
却用ファン装置は、エンジンを冷却するラジエータに送
風するエンジン駆動冷却用ファン装置において、ファン
中心がエンジンのクランクシャフト中心の延長上に設け
られ、ファンシャフトがシリンダブロックに支持された
支持ブロックに回転自在に支持されており、ファンプー
リがシリンダブロックに設けられた2段アイドラプーリ
を介して2本のベルトでクランクプーリに結合されてい
る。
【0007】かかる構成を有する本発明によれば、ファ
ンプーリ、クランクプーリ及び2段プーリの径を選択す
ることにより、クランクシャフトとファンシャフトとの
回転比を所望の回転比にすることが出来る。その結果、
例えばファン回転数をエンジン回転数より上昇させて冷
却効率を向上させることが可能であり、或いは、ファン
回転数を下げて騒音を低下させることも可能である。そ
して、クランクシャフトとファンシャフトとの回転比を
所望の回転比にすることにより、従来技術においては達
成することが出来なかった設計上の各種要求を、充足す
ることが出来るのである。
【0008】また、本発明のエンジン駆動冷却用ファン
装置は、エンジンを冷却するラジエータに送風するエン
ジン駆動冷却用ファン装置において、ファン中心がエン
ジンのクランクシャフト中心の延長線上近傍の位置に設
けられ、ファンシャフトがシリンダブロックに支持され
た支持ブロックに回転自在に支持されており、ファンプ
ーリがシリンダブロックに設けられた2段アイドラプー
リを介して2本のベルトでクランクプーリに結合されて
いる。
【0009】かかる構成を具備する本発明によれば、フ
ァン中心がエンジンのクランクシャフト中心の延長線上
近傍の位置に設けられる、すなわちファン中心とクラン
クシャフト中心とをオフセットして配置することが可能
である。そして、クランクシャフトとファンシャフトと
の回転比を所望の回転比にすることが出来る。
【0010】さらに、本発明のエンジン駆動冷却用ファ
ン装置は、エンジンを冷却するラジエータに送風するエ
ンジン駆動冷却用ファン装置において、ファンシャフト
とエンジンのクランクシャフトとの間に遊星ギヤ装置が
設けられ、その遊星ギヤ装置のプラネットキャリアがク
ランクシャフトに接続され、サンギヤがファンに接続さ
れ、リングギヤがシリンダブロックに固定されている。
【0011】この様な構成を具備する本発明において
も、クランクシャフトとファンシャフトとの回転比を所
望の回転比にして、冷却効率の向上、騒音の低下等、設
計上の各種要求を充足出来るのである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明のファン装置の一実
施形態を示し、シリンダブロック1に回転自在に設けら
れているクランクシャフト2にはクランクプーリ3が固
着されており、シリンダブロック1の前面に取り付けら
れた支持ブラケット7には支持ブロック6が固定され、
その支持ブロック6にはファン4が一端に固着されたフ
ァンシャフト5が回転自在に取り付けられており、支持
ブロック6には図示しないベアリングが内臓されてい
る。そして支持ブロック6に支持されたファンシャフト
5の他端にはファンプーリ8が固定されている。
【0013】さらに、シリンダブロック1の前面にはプ
ーリ9a、9bを備えた2段プーリがシャフト9cを介
してシリンダブロック1に回転自在に支持されており、
それらのファンプーリ8とプーリ9bおよびクランクプ
ーリ3とプーリ9aとはそれぞれVベルト12および1
1で結合されている。
【0014】以下、作用について説明する。冷却用ファ
ン4が固定されたファンシャフト5は支持ブロック6に
内臓されているベアリングに取り付けられており、ファ
ンッシャフト5に固着されているファンプーリ8は2段
プーリ9の一方のプーリ9bとVベルト12により結合
され、2段プーリの他方のプーリ9aはクランクプーリ
3とVベルト11で結合されているため、ファンプーリ
8、クランクプーリ3及び2段プーリの径を選択するこ
とによりクランクシャフト2とファンシャフト5との回
転比を所望の回転比にすることが出来る。
【0015】また、ファンプーリ8は鎖線で示すよう
に、クランクプーリ3にベアリング13を設ければ、フ
ァンシャフト5を延長してファンプーリ8を両側支持と
してもよい。さらに、上記の実施形態はファンシャフト
センタとクランクッシャフトとが同一線上の場合を示し
ているが、両センタが近傍である場合も同様に用いるこ
とが出来る。図2及び図2のA矢視を示す図3は、本発
明の別の実施形態を示し、クランクシャフト22とファ
ンシャフト25との間に従来公知の遊星ギヤ装置を設け
たものであり、クランクシャフト22はプラネット27
を回転自在に支持するプラネットキャリア26、26a
に接続され、サンギヤ29はファンシャフト25を介し
てファン4に接続され、リングギヤ28は図示を省略し
ている部材によりシリンダブロック1に拘束されてい
る。なお、図3におけるプラネットキャリア26は図が
繁雑になるのを避けるため省略している。
【0016】この場合、クランクシャフト回転数をN0、
ファン回転数をN、サンギヤ歯数をZs、リングギヤ歯
数をZrとすると、 N=N0(Zs+ Zr)/ Zs となり、ファン回転数は増速される。なお、リングギヤ
28の拘束手段を解除する装置を設けておけば、ファン
4はフリーとなりエンジン暖気時間を短縮できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されており、車
両の冷却ファンに関連する各種構成におけるレイアウト
の自由度を増大して、レイアウトそのものをを容易にす
ることが出来る。さらに、増速により冷却性能を向上
し、或いは、減速により騒音低減や出力ロスを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すファン装置の構成を
示す側面図。
【図2】本発明の別の実施形態を示す図。
【図3】図3のA矢視を示す図。
【図4】従来技術の例を示す図。
【符号の説明】
1…エンジン 2、22…クランクシャフト 3…クランクプーリ 4…ファン 5、25…ファンシャフト 6…支持ブロック 9…2段プーリ 28…リングギヤ 29…サンギヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを冷却するラジエータに送風す
    るエンジン駆動冷却用ファン装置において、ファン中心
    がエンジンのクランクシャフト中心の延長上に設けら
    れ、ファンシャフトがシリンダブロックに支持された支
    持ブロックに回転自在に支持されており、ファンプーリ
    がシリンダブロックに設けられた2段アイドラプーリを
    介して2本のベルトでクランクプーリに結合されている
    ことを特徴とするエンジン駆動冷却用ファン装置。
  2. 【請求項2】 エンジンを冷却するラジエータに送風す
    るエンジン駆動冷却用ファン装置において、ファン中心
    がエンジンのクランクシャフト中心の延長線上近傍の位
    置に設けられ、ファンシャフトがシリンダブロックに支
    持された支持ブロックに回転自在に支持されており、フ
    ァンプーリがシリンダブロックに設けられた2段アイド
    ラプーリを介して2本のベルトでクランクプーリに結合
    されていることを特徴とするエンジン駆動冷却用ファン
    装置。
  3. 【請求項3】 エンジンを冷却するラジエータに送風す
    るエンジン駆動冷却用ファン装置において、ファンシャ
    フトとエンジンのクランクシャフトとの間に遊星ギヤ装
    置が設けられ、その遊星ギヤ装置のプラネットキャリア
    がクランクシャフトに接続され、サンギヤがファンに接
    続され、リングギヤがシリンダブロックに固定されてい
    ることを特徴とするエンジン駆動冷却用ファン装置。
JP11056429A 1999-03-04 1999-03-04 エンジン駆動冷却用ファン装置 Pending JP2000257426A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100471867B1 (ko) * 2002-10-16 2005-03-08 현대자동차주식회사 냉각장치에 사용되는 아이들러풀리와 팬풀리의 설치구조
JP2010275956A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Isuzu Motors Ltd 排気浄化装置
JP2016037858A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 ヤンマー株式会社 エンジン発電機

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JP2010275956A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Isuzu Motors Ltd 排気浄化装置
JP2016037858A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 ヤンマー株式会社 エンジン発電機

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