JP2000256776A - 車両用ブレーキディスク材 - Google Patents
車両用ブレーキディスク材Info
- Publication number
- JP2000256776A JP2000256776A JP11065842A JP6584299A JP2000256776A JP 2000256776 A JP2000256776 A JP 2000256776A JP 11065842 A JP11065842 A JP 11065842A JP 6584299 A JP6584299 A JP 6584299A JP 2000256776 A JP2000256776 A JP 2000256776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ferrite
- brake disk
- brake disc
- less
- heat treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
ーキディスク材において耐熱亀裂性を改善し、耐久性を
向上する。 【解決手段】 化学組成は、C:3.6〜4.2%、Si:
1.8〜2.4%、Mn:0.5〜0.7%、P:0.03%
以下、S:0.03%以下、Mg:0.004〜0.015
%、Ni:1.0〜3.0%およびMo:0.3〜0.7%
の範囲内で含有させ、CrおよびCuの含有率を0.0
3%以下にし、所定の熱処理(2段焼きなまし又はSR
焼鈍)を行うことにより、ブレーキディスク材1の基地
組織中のフェライト部分2が70%を超えるようにフェ
ライト化を促進するものである。
Description
ト・バーミキュラ)黒鉛鋳鉄製の車両用ブレーキディス
ク材に関するもので、詳しくは高速走行の鉄道車両に好
適なブレーキディスク材に関する。
ク材については、特公平6−17700号(特許第1892
375号)公報に記載のものがある。このブレーキディス
ク材(以下、先行技術1ともいう)は、Ni,Mo,C
u等を添加したフェライト率が60〜70%のブレーキ
ディスク材である。先行技術1は、機械強度を高めるた
めに、黒鉛形状を片状黒鉛に近いCV黒鉛(球状化率3
0〜35%)にし、またNi,Moを添加して耐熱亀裂
性の向上を図っている。なお、基地組織は、パーライト
化元素としてのCuを0.3〜0.7重量%の範囲で添
加することにより、パーライトとフェライトの割合を制
御し、また熱処理は焼入れ・焼戻しを行っている。先行
技術1のブレーキディスク材を含めてCV黒鉛鋳鉄製の
ブレーキディスク材は、機械強度が高く耐摩耗性には優
れていたが、耐熱亀裂性の面では必ずしも十分でなかっ
た。
状黒鉛鋳鉄の「ブレーキディスク材の製造方法」を発明
して、特許(第2676456号)を取得している。以下、同
特許に係るブレーキディスク材を、先行技術2ともい
う。
片状黒鉛鋳鉄のブレーキディスク材(先行技術2)につ
いても、次のような点で改良の余地がある。すなわち、
片状黒鉛鋳鉄は機械強度的にCV黒鉛鋳鉄に比べて劣っ
ており、このため、機械強度が高く、しかも耐熱亀裂性
に優れた車両用ブレーキディスク材の開発が求められ
た。
機械強度の高いCV黒鉛鋳鉄製の車両用ブレーキディス
ク材において耐熱亀裂性を改善し、耐久性を向上するこ
とを目的としている。
めに本発明に係る車両用ブレーキディスク材は、化学組
成が、C(炭素):3.6〜4.2%,Si(ケイ
素):1.8〜2.4%、Mn(マンガン):0.5〜
0.7%、P(燐):0.03%以下、S(硫黄):
0.03%以下、Mg(マグネシウム):0.004〜
0.015%を含有するCV黒鉛鋳鉄製の車両用ブレー
キディスク材であって、さらにNi(ニッケル):1.
0〜3.0%およびMo(モリブデン):0.3〜0.
7%を含有させ、Cr(クロム)およびCu(銅)の含
有率を0.03%以下にしたうえ、所定の熱処理を行う
ことによってフェライト率が70%を超えるように基地
組織をフェライト化している。
よれば、上記した先行技術1に係るCV黒鉛鋳鉄製ブレ
ーキディスク材に比べて、次のような特徴がある。
ままとし、C(炭素)量を増やしたことにより遊離炭素
量が増えて熱伝導性が高まった。
処理を施し、フェライト率を70%を超えるようにした
ので、パーライト割合の高い先行技術1の基地組織に比
べて延伸性に富み、耐熱亀裂性が向上した。
により、耐熱亀裂性が向上した。
中に微細な熱亀裂が発生することはあってもその微細な
亀裂は大きな亀裂には進展せず、また摺動部では摩耗す
ることによって発生した微細な亀裂が消滅する。したが
って、ブレーキディスク材としての機械強度が高く、耐
熱亀裂性に優れている。
て、800℃〜920℃の範囲内、例えば900℃で所
定時間加熱したのち680℃〜750℃の範囲内の適切
温度例えば700℃まで冷却したのち700℃に保って
所定時間加熱し、徐々に冷却するところの2段焼きなま
しを行うことが望ましい。
地組織中にパーライトが多く含まれている場合であって
も、2段焼きなましを行うことによって基地組織中のフ
ェライト化が促進され、フェライト率が70%を超える
(通常は90%前後)ようにできるから、延性が高めら
れて耐熱亀裂性が向上し、また熱歪みも低減される。
て、550℃〜750℃の範囲内の例えば640℃で所
定時間加熱したのち徐々に冷却するところの歪取り焼鈍
(SR焼鈍ともいう)を行うこともできる。
地組織中のフェライト率がもともと高い場合には、SR
焼鈍を行ってもフェライト率が70%を超えるようにで
き、熱歪みの低減が図られる。
おいて、C:3.8%,Si:2.0%、Mn:0.6
%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、Mg:
0.006%を含有し、さらにNi:2.5%およびM
o:0.6%を含有させ、CrおよびCuの含有率を
0.03%以下にし、フェライト率を90%前後もしく
はそれ以上にすることが望ましい。
学組成が最良で熱伝導性が高く、フェライト率が90%
前後もしくはそれ以上と極めて高くて耐熱亀裂性に優
れ、耐久性が大幅に向上して長期間安定して使用でき
る。
ィスク材について実施の形態を説明する。
溶湯にMgを添加して処理したのち、ブレーキディスク
鋳型に注入して鋳造により形成したものである。
へのMgの添加によるCV化処理において、Mgを一般
的なCV黒鉛鋳鉄のほぼ半分の0.007重量%(以
下、単に%とも表示する)に抑えたことにより、基本的
な黒鉛形状はCV黒鉛のままで、黒鉛の球状化率が30
%前後になっている。そして、C(炭素)の含有量を増
やしたので、遊離炭素が増えて熱伝導率が高まった。ま
たCuの添加率を0.03%以下(必ずしも添加しなく
てもよい、Crは些少ではあるが本来含有されている)
に抑えてパーライト率を下げたので、基地組織のフェラ
イト化が促進された。さらに型ばらし後に図3に示すよ
うに加熱炉内に入れて900℃まで徐々に(6時間かけ
て)温度を上げ、加熱温度を900℃に保って一定時間
(3時間)加熱したのち、炉内で1時間かけて700℃
まで冷却したのち、同温度(700℃)に保って4時間
加熱し、さらに5時間かけて180℃まで炉内で冷却し
た。つまり、2段熱処理(2段焼きなまし)を行った
が、これも基地組織のフェライト化を促進するためであ
る。
フェライト率は90%前後まで促進された。図1に示す
組織の拡大図はブレーキディスク材1のリブ芯部を10
0倍に拡大して撮影した顕微鏡写真を図面化したもの
で、パーライト(網状部分)3が僅かに残っているが、
残りの白色部分2はフェライトで、図1からもフェライ
ト化が促進されていることが認められる。なお、図1中
の黒色部分4はCV黒鉛である。
ころは、熱処理だけである。すなわち、表1に示した化
学組成からなるブレーキディスク材を、型ばらし後に図
4に示すように加熱炉に入れて徐々に(4時間かけて)
640℃まで温度を上げ、同温度に保って一定時間(2
時間30分)加熱したのち、5時間かけて180℃まで
炉内で冷却し、歪取り焼鈍した。つまり、熱処理による
フェライト化の促進は積極的に行わなかった。このた
め、本例のブレーキディスク材ではフェライト率が80
%を割ったが、70%は超えていた。
の溶湯にMgを添加してCV化処理したのち、ブレーキ
ディスク鋳型に注入して鋳造により形成したものであ
る。
のMgの添加によるCV化処理において、Mgを一般的
なCV黒鉛鋳鉄の半分よりはやや多めの0.008重量
%に抑えており、基本的黒鉛形状は実施例1と同様にC
V黒鉛からなり、黒鉛の球状化率が30%前後になった
が、実施例1よりもさらにC(炭素)量を増やして熱伝
導率を高めている。またCuの添加率は、実施例1と同
様に0.03%以下に抑えてパーライト率を下げ、フェ
ライト化を促進している。さらに型ばらし後に図3に示
すように加熱炉内に入れて900℃まで徐々に(6時間
かけて)温度を上げ、同温度に保って一定時間(3時
間)加熱したのち、炉内で1時間かけて700℃まで冷
却したのち、同温度(700℃)に保って4時間加熱
し、さらに5時間かけて180℃まで炉内で冷却した。
つまり、2段熱処理(2段焼きなまし)を行ったが、こ
れも基地組織をフェライト化するためである。この結
果、本例のブレーキディスク材1’のフェライト率も9
0%前後まで促進された。図2に示す組織の拡大図はブ
レーキディスク材1’のリブ芯部を100倍に拡大して
撮影した顕微鏡写真を図面化したもので、網状のパーラ
イト3が僅かに残っているが、残りの白色部分2はフェ
ライト、黒色部分4がCV黒鉛である。図1に比べて白
色部分(フェライト部分)2が多いように見えるが、こ
れは切断箇所が異なるもので、切断箇所によってばらつ
きがあるためである。
ころは、熱処理だけである。すなわち、表2に示した化
学組成からなるブレーキディスク材を、型ばらし後に図
4に示すように加熱炉に入れて徐々に(4時間かけて)
640℃まで温度を上げ、同温度に保って一定時間(2
時間30分)加熱し、さらに5時間かけて180℃まで
炉内で冷却し、歪取り焼鈍した。つまり、熱処理による
フェライト化の促進は行わなかった。このため、本例の
ブレーキディスク材もフェライト率が80%を割った
が、70%は超えていた(75%前後であった)。
3に記載の内容からなり、表3の成分からなる溶湯にM
gを0.007重量%添加してCV化処理し、黒鉛の球
状化率を30%前後にしている。それから、型ばらし後
に歪取り焼鈍を施し、基地組織を制御してフェライト率
を60%にしている。
4に記載の内容からなり、表4の成分からなる溶湯を鋳
型に入れて鋳造し、型ばらししたのち、640℃で歪取
り焼鈍している。
実施例2のブレーキディスク材、上記した実施例3およ
び実施例4のブレーキディスク材ならびに比較例1およ
び比較例2のブレーキディスク材について引張試験およ
び硬度試験等に関する機械的性質(ならびに熱伝導率)
の比較データを表5に示す。
ェライト率が90%前後に達した実施例1および実施例
3のブレーキディスク材は、伸びが5.2%、4.6%
と、比較例1および2に比べてかなり高いことが認めら
れる。伸びが4.5%を超えると耐熱亀裂性は改善され
る。また、熱伝導率は300℃の場合の測定値である
が、これも非常に高い数値であり、熱伝導性が極めて優
れている。さらに、フェライト率が75〜78%前後の
実施例2および実施例4のブレーキディスク材について
も、伸びが4.3%、3.4%と、比較例1および2に比
べてかなり高く、耐熱亀裂性は向上している。一方、
0.2%耐力、引張強さ、ブルネル硬さなどの機械的強
度は比較例1の方が勝っているが、比較例1および比較
例2ともに伸びが非常に低いことから、耐熱亀裂性が劣
ることがわかる。また、比較例2は片状黒鉛鋳鉄のブレ
ーキディスク材であり、ブルネル硬さは229HBと実
施例に比べて硬いが、0.2%耐力、引張強さおよび弾
性係数の各値が非常に低くなっており、総合的に機械強
度が劣ていることがわかる。
熱衝撃試験を行ったので、その結果を図5〜図7のグラ
フに基づいて説明する。
比較例2の各試作ディスクから直径20mm(×厚さ2
0mm)の試験片を加工し、これらの試験片を600℃
で10分間加熱したのち水冷するというサイクルを、1
00回ほど繰り返した。そして、この状態で、亀裂発生
状況を測定した。図5は本発明の実施例1のブレーキデ
ィスク材についての亀裂発生状況を、図6は比較例1の
ブレーキディスク材についての亀裂発生状況を、図7は
比較例2のブレーキディスク材についての亀裂発生状況
を、それぞれ表している。これらの図面から判断して、
比較例1および比較例2のブレーキディスク材について
は、亀裂長さが10mm以上に達したものが存在するこ
とから、大きな亀裂へ進展するおそれがあることが認め
られる。一方、本発明の実施例1のブレーキディスク材
については、亀裂長さは最大でも5mm程度であり、微
細な亀裂は発生するが、大きな亀裂への進展が抑制され
ていることが確認される。
明したが、上記の実施例に限定されるものではないこと
は言うまでもない。すなわち、化学組成は、C:3.6〜
4.2%、Si:1.8〜2.4%、Mn:0.5〜0.7
%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、Mg:0.0
04〜0.015%、Ni:1.0〜3.0%およびMo:
0.3〜0.7%の範囲内で含有させ、CrおよびCuの
含有率を0.03%以下にし、所定の熱処理(2段焼き
なまし又はSR焼鈍)を行うことによりフェライト率が
70%を超えるように基地組織をフェライト化したこと
を特徴とするものである。なお、繰り返しになるが、本
発明の特徴部分について説明する。すなわち、 パーライトおよびフェライトを有する基地組織のフ
ェライト化率を70%を超えるようにした。基地組織の
フェライト率を上げると柔らかくなるので、延びが良く
なる。このために、MoやCuの添加量を変えている。
つまり、Cuの添加量を減らすかゼロにすることによ
り、パーライト化が抑制されフェライト量が増加すると
ともに、Moの含有量を増やすことにより耐熱亀裂性が
改善されるからである。
ト化を促進した。つまり、従来はSR焼鈍が一般的であ
るが、基地組織中にもともとフェライト化の多いものは
SR焼鈍で、フェライト率を70%よりも多くできる
が、基地組織中のパーライトの割合が高いものについて
は、2段焼きなましによってフェライト化を促進する必
要がある。
カーボン量が多くなって、熱伝導率が高まる。
は多少低く(340−400N/mm2)ても、耐久性が向
上し、長期間安定してブレーキディスク材を使用できる
ようになる。
本発明に係るブレーキディスク材には、次のような優れ
た効果がある。
技術1のCV黒鉛鋳鉄製ブレーキディスク材に比べて、 黒鉛形状は機械強度の高いCV黒鉛のままとし、C
(炭素)量を増やしたことにより遊離炭素量が増えて熱
伝導性が高まった、 基地組織のフェライト化を促進する熱処理を施し、フ
ェライト率を70%を超えるようにしたので、パーライ
ト割合の高い先行技術1の基地組織に比べて延伸性が高
まって耐熱亀裂性が向上した、 Mo(モリブデン)量を増やしたことにより、耐熱亀
裂性が向上した−したがって、ブレーキディスク材の
使用中に微細な熱亀裂が発生することはあってもその微
細な亀裂は大きな亀裂には進展せず、また摺動部では摩
耗することによって発生した微細な亀裂が消滅するの
で、寿命が延びて長期使用が可能になる。
中にパーライトが多く含まれている場合であっても、2
段焼きなましを行うことによって基地組織中のフェライ
ト化が促進され、フェライト率が70%を超えるように
なるから、延性が高められて耐熱亀裂性が向上し、また
熱歪みが低減する。
フェライト率がもともと高い場合に適用されるもので、
SR焼鈍によってもフェライト率が70%を超えて耐熱
亀裂性が向上し、熱歪みの低減も図られる。
最良で熱伝導性が高く、フェライト率が極めて高くて耐
熱亀裂性に優れ、耐久性が大幅に向上するから、ブレー
キディスク材を長期間安定して使用できる。
リブ芯部を顕微鏡で100倍に拡大して撮影した顕微鏡
写真を図面化して現したものである。
リブ芯部を顕微鏡で100倍に拡大して撮影した顕微鏡
写真を図面化して現したものである。
する2段焼きなまし熱処理における温度と時間の関係を
示す線図である。
するSR焼鈍の熱処理における温度と時間の関係を示す
線図である。
熱衝撃試験結果を示すもので、亀裂開口幅と亀裂長さの
関係を表す線図である。
ク材の熱衝撃試験結果を示すもので、亀裂開口幅と亀裂
長さの関係を表す線図である。
ク材の熱衝撃試験結果を示すもので、亀裂開口幅と亀裂
長さの関係を表す線図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 化学組成が、C:3.6〜4.2%,S
i:1.8〜2.4%、Mn:0.5〜0.7%、P:
0.03%以下、S:0.03%以下、Mg:0.00
4〜0.015%を含有するCV黒鉛鋳鉄製の車両用ブ
レーキディスク材であって、 さらにNi:1.0〜3.0%およびMo:0.3〜
0.7%を含有させ、CrおよびCuの含有率を0.0
3%以下にしたうえ、所定の熱処理を行うことによって
フェライト率が70%を超えるように基地組織をフェラ
イト化したことを特徴とする車両用ブレーキディスク
材。 - 【請求項2】 前記熱処理として、800℃〜920℃
で所定時間加熱したのちに680℃〜750℃の範囲内
の適切温度(例えば700℃)まで冷却し、同温度で所
定時間加熱したのちに、徐々に冷却するところの2段焼
きなましを行う請求項1記載の車両用ブレーキディスク
材。 - 【請求項3】 前記熱処理として、550℃〜750℃
の範囲内の適切温度(例えば640℃)で所定時間加熱
したのち徐々に冷却するところの歪取り焼鈍を行う請求
項1記載の車両用ブレーキディスク材。 - 【請求項4】 前記化学組成において、C:3.8%,
Si:2.0%、Mn:0.6%、P:0.03%以
下、S:0.03%以下、Mg:0.006%を含有
し、さらにNi:2.5%およびMo:0.6%を含有
し、CrおよびCuの含有率を0.03%以下にし、フ
ェライト率を90%前後もしくはそれ以上にしている請
求項1〜3のいずれかに記載の車両用ブレーキディスク
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06584299A JP3730044B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 車両用ブレーキディスク材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06584299A JP3730044B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 車両用ブレーキディスク材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000256776A true JP2000256776A (ja) | 2000-09-19 |
JP3730044B2 JP3730044B2 (ja) | 2005-12-21 |
Family
ID=13298682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06584299A Expired - Fee Related JP3730044B2 (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | 車両用ブレーキディスク材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3730044B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030068243A (ko) * | 2002-02-14 | 2003-08-21 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 브레이크 디스크의 열처리 방법 |
KR20030087484A (ko) * | 2002-05-10 | 2003-11-14 | 현대자동차주식회사 | 페라이트계 cgi조성물 |
KR100940819B1 (ko) * | 2009-07-22 | 2010-02-04 | 다산폴리텍 주식회사 | 브레이크 디스크 |
JP2010280959A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Hino Motors Ltd | フェライト系cv黒鉛鋳鉄 |
CN102676910A (zh) * | 2012-04-22 | 2012-09-19 | 洛阳古城机械有限公司 | 一种蠕铁材质及其制备工艺及使用该材质的飞轮 |
KR101283018B1 (ko) * | 2011-05-18 | 2013-07-08 | 현대자동차주식회사 | 이종재질의 브레이크 디스크 |
CN103195689A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-10 | 东莞市金瑞五金制品有限公司 | 一种压缩机 |
CN103993216A (zh) * | 2014-05-26 | 2014-08-20 | 广东美芝精密制造有限公司 | 压缩机泵体用活塞及其制备方法以及压缩机和制冷设备 |
WO2016050200A3 (zh) * | 2014-09-29 | 2016-05-26 | 常州朗锐铸造有限公司 | 合金蠕墨铸铁、轨道车辆制动盘和熔铸方法 |
WO2018109259A1 (en) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | Wärtsilä Finland Oy | Ductile iron and method of manufacturing an article |
CN109609737A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-12 | 苏州东海玻璃模具有限公司 | 一种消除蠕墨铸铁玻璃模具应力的方法 |
CN113046622A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 南通虹冈铸钢有限公司 | 一种提高d7003球墨铸铁淬火硬度的加工工艺 |
CN115074613A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-09-20 | 烟台大学 | 一种高导热高耐热疲劳蠕墨铸铁及其制备方法 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP06584299A patent/JP3730044B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030068243A (ko) * | 2002-02-14 | 2003-08-21 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 브레이크 디스크의 열처리 방법 |
KR20030087484A (ko) * | 2002-05-10 | 2003-11-14 | 현대자동차주식회사 | 페라이트계 cgi조성물 |
JP2010280959A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Hino Motors Ltd | フェライト系cv黒鉛鋳鉄 |
KR100940819B1 (ko) * | 2009-07-22 | 2010-02-04 | 다산폴리텍 주식회사 | 브레이크 디스크 |
KR101283018B1 (ko) * | 2011-05-18 | 2013-07-08 | 현대자동차주식회사 | 이종재질의 브레이크 디스크 |
CN102676910A (zh) * | 2012-04-22 | 2012-09-19 | 洛阳古城机械有限公司 | 一种蠕铁材质及其制备工艺及使用该材质的飞轮 |
CN103195689A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-10 | 东莞市金瑞五金制品有限公司 | 一种压缩机 |
CN103993216A (zh) * | 2014-05-26 | 2014-08-20 | 广东美芝精密制造有限公司 | 压缩机泵体用活塞及其制备方法以及压缩机和制冷设备 |
WO2016050200A3 (zh) * | 2014-09-29 | 2016-05-26 | 常州朗锐铸造有限公司 | 合金蠕墨铸铁、轨道车辆制动盘和熔铸方法 |
CN107002188A (zh) * | 2014-09-29 | 2017-08-01 | 常州朗锐铸造有限公司 | 合金蠕墨铸铁、轨道车辆制动盘和熔铸方法 |
WO2018109259A1 (en) * | 2016-12-16 | 2018-06-21 | Wärtsilä Finland Oy | Ductile iron and method of manufacturing an article |
CN109609737A (zh) * | 2018-12-13 | 2019-04-12 | 苏州东海玻璃模具有限公司 | 一种消除蠕墨铸铁玻璃模具应力的方法 |
CN113046622A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 南通虹冈铸钢有限公司 | 一种提高d7003球墨铸铁淬火硬度的加工工艺 |
CN115074613A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-09-20 | 烟台大学 | 一种高导热高耐热疲劳蠕墨铸铁及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3730044B2 (ja) | 2005-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000256776A (ja) | 車両用ブレーキディスク材 | |
JPH0239563B2 (ja) | ||
KR20090048024A (ko) | 고온 강도 및 내산화성이 우수한 고 규소 페라이트계cgi 흑연주철 | |
JPH0138848B2 (ja) | ||
CN108950366A (zh) | 一种耐磨性好的球墨铸铁制件的加工方法 | |
CA1229508A (en) | Method of making high strength ferritic ductile iron parts | |
JP3723706B2 (ja) | 高強度球状黒鉛鋳鉄及びその製造方法 | |
JP2007197747A (ja) | 球状黒鉛鋳鉄 | |
US3013911A (en) | Malleable cast iron compositions | |
JP2003055731A (ja) | 強度、伸び及び被削性に優れた球状黒鉛鋳鉄及びその製造方法 | |
JPH03146637A (ja) | 鋳鉄及びその改質方法 | |
JPH10317093A (ja) | 高剛性球状黒鉛鋳鉄及びその製造方法 | |
JPH10195587A (ja) | 中温延性に優れた球状黒鉛鋳鉄、エキゾーストマニホールド、およびその製造方法 | |
JPH0813079A (ja) | 球状黒鉛鋳鉄とその製造方法 | |
JPH04175524A (ja) | ブレーキディスク材 | |
CN108950365A (zh) | 一种高韧性的球墨铸铁的制备方法 | |
JPS627260B2 (ja) | ||
FR2458597A1 (fr) | Alliage a base de fer et d'aluminium | |
JP3959764B2 (ja) | 高強度鋳鉄の製造方法及び高強度鋳鉄 | |
JP2730959B2 (ja) | 球状黒鉛鋳鉄及びその製造方法 | |
US2974035A (en) | Nodular graphite steel | |
WO2022210793A1 (ja) | 鉄鋳物 | |
WO2022210125A1 (ja) | 機械構造部品用鋼線およびその製造方法 | |
TWI279444B (en) | Cast iron and cast iron slab having excellent formability and a method for production thereof | |
JPS58107464A (ja) | 析出硬化型連続鋳造用鋳型材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050712 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050830 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050905 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051004 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051005 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081014 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |