JP2000256579A - 親水性塗料組成物及びその組成物からなる親水性皮膜 - Google Patents

親水性塗料組成物及びその組成物からなる親水性皮膜

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JP2000256579A
JP2000256579A JP11060753A JP6075399A JP2000256579A JP 2000256579 A JP2000256579 A JP 2000256579A JP 11060753 A JP11060753 A JP 11060753A JP 6075399 A JP6075399 A JP 6075399A JP 2000256579 A JP2000256579 A JP 2000256579A
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hydrophilic
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water
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Reiko Takazawa
令子 高澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた親水性を付与でき、しかも汚染物質の
吸着による皮膜の著しい親水性低下を防止することがで
きる、即ち耐汚染性を付与することができる親水性塗料
組成物及び親水性皮膜等を提供する。 【解決手段】 親水性塗料組成物は、カルボキシル基を
有する水溶性有機高分子又はその塩とアルカリ珪酸塩又
はSiO2と光触媒用酸化チタンとを必須成分として含有し
ているものである。親水性皮膜は、このような光触媒用
酸化チタンを含有させた親水性塗料組成物を被塗布材に
塗布した後に乾燥させた塗膜あるいはその乾燥後の塗膜
を水洗して乾燥させた塗膜からなるものである。この親
水性塗料組成物及び親水性皮膜は、熱交換器用フィン材
等の各種被塗布材に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中を除いた場所
で使用され、親水性等の付与が求められる種々の被塗布
材に適用される親水性塗料組成物及びその組成物からな
る親水性皮膜等に係り、特に制限されるものではない
が、アルミニウム又はその合金等からなる熱交換器用フ
ィン材に親水性及び耐汚染性を付与する際に好適な親水
性塗料組成物及び親水性皮膜に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷房、暖房、除湿等の機能を備えた空調
機(エアコン)は、その熱交換器部に熱交換器用フィン
材を備えており、この熱交換器用フィン材は、一般に、
軽量で加工性に優れしかも熱伝導性に優れていることか
ら、アルミニウム又はその合金(以下、単に「アルミニ
ウム材」と略称する)で形成されている。
【0003】そして、このようなエアコンを冷房運転す
ると、室内側の熱交換器部が空気中の水分の露点以下に
なるため、この熱交換器部で用いられているフィン材に
は空気中の水分が結露して付着する。この場合、その結
露水がフィン材表面でとる形状は、フィン材表面の水に
対する濡れ性できまるが、濡れ性の悪いフィン材表面で
は、結露水は略半球状の水滴となったり、更にはフィン
材間に水のブリッジを形成し、熱交換器部における通風
抵抗となって通風性を損う原因になり、また、騒音の原
因になるほか、場合によっては結露水が飛散して周辺を
汚染する原因にもなる。このような問題は、フィンピッ
チ(フィン材とフィン材との間の間隔)の狭い小型の熱
交換器においては特に顕著である。
【0004】そこで、このような問題を解決するため、
従来においてもフィン材表面に親水性を施すことが行わ
れており、例えば、水ガラス等を主成分とする無機系
親水性塗料組成物を用いる方法(特公平2−42389
号公報、特公平3−77440号公報等)や、親水基
を導入した樹脂を主成分とする有機系親水性塗料組成物
を用いる方法(特開平1−299877号公報、特公平
3−47570号公報等)や、界面活性剤を添加して
揮発性プレス油に対する耐性を付与した有機系親水性塗
料組成物を用いる方法(特開平3−254864号公
報)等が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無機系
親水性塗料組成物を用いる方法については、フィン表
面に非常に優れた親水性皮膜が付与され、その皮膜の親
水性がシリカ(SiO2)のシラノール基によって発現して
いるものの、その一方で皮膜が乾燥状態の時には、その
シラノール基が非水溶性の有機化合物の極性基を非常に
吸着しやすくなるという欠点がある。具体的には、その
皮膜表面は、新築家屋等における新建材から発生するさ
まざまなVOCガス(揮発性有機化合物)、室内で使用
するスプレーや化粧品、電気蚊取器等から発生する有機
化合物、タバコの煙等に代表される汚染物質を吸着し、
これらVOCガス等の疎水基で覆われるようになり、こ
の結果、親水性から一転して撥水性皮膜になり、冷房運
転時にエアコンから結露水が吹き出す(水飛び問題)と
いう深刻な問題が発生している。
【0006】また、上記有機系親水性塗料組成物を用い
る方法においては、前記した無機系親水性皮膜のよう
なVOCガス等の吸着による著しい親水性の低下現象
(撥水化)はないが、その有機系親水皮膜を形成したプ
レコートフィン材では、プレス加工時に用いられる揮発
性プレス油によりフィン表面に形成された親水性皮膜が
侵され、その親水性が低下するという別の問題がある。
【0007】さらに、この有機系親水性塗料組成物の欠
点を界面活性剤を添加して補おうとするものが上記方法
であるが、この場合には、親水性処理の作業時に界面
活性剤の存在により発泡して、この親水性処理の作業性
を著しく低下させるほか、エアコン運転時に結露水がフ
ィン表面に付着すると、フィン表面に形成された親水性
皮膜からこの結露水中に界面活性剤が溶けだし、この溶
けだした界面活性剤がドレインパンを劣化させるという
深刻な問題も発生する。
【0008】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたものであり、その目的とするところは、被塗布材の
表面に優れた親水性を付与することができ、しかもVO
Cガス等の汚染物質の吸着による皮膜の著しい親水性低
下を防止することができる、即ち耐汚染性をも付与する
ことができる親水性塗料組成物及び親水性皮膜等を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
従来の無機系親水性塗料組成物の優れた親水性を活かし
つつ上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特
定の水溶性有機高分子又はその塩とアルカリ珪酸塩又は
SiO2と光触媒用酸化チタンとを必須成分として含有する
親水性塗料組成物及びその組成物からなる親水性皮膜が
その目的を達成できることと、その塗料組成物や親水性
皮膜が熱交換器用フィンだけではなく親水性等の付与が
要求される他の被塗布材にも適用可能であることを見出
し、本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、カルボキシル基を有
する水溶性有機高分子又はその塩とアルカリ珪酸塩又は
SiO2と光触媒用酸化チタンとを必須成分として含有して
いる親水性塗料組成物である。
【0011】ここで、上記カルボキシル基を有する水溶
性有機高分子及びその塩としては、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、イタコン酸等から選ばれた1種又
は2種以上のカルボキシル基を有する単量体を単独重合
又は共重合して得られる単独重合体又は共重合体及びそ
の塩や、これら1種又は2種以上のカルボキシル基を有
する単量体とこの単量体と共重合可能な他の単量体とを
共重合して得られる共重合体及びその塩や、アルギン酸
及びその誘導体類やカルボキシメチルセルロース等のセ
ルロース誘導体が用いられる。これらの水溶性有機高分
子又はその塩の1種、あるいは必要に応じて2種以上の
ものが適宜使用される。この水溶性有機高分子又はその
塩は、その平均分子量が約1,000〜100万からな
るものである。
【0012】具体的には、ポリアクリル酸,ポリメタク
リル酸,ポリマレイン酸,ポリイタコン酸,ポリアクリ
ル酸−ポリメタクリル酸の共重合体及びその塩、ポリア
クリル酸を有する共重合体及びその塩、ポリメタクリル
酸等を有する共重合体及びその塩、ポリマレイン酸を有
する共重合体及びその塩、ポリイタコン酸を有する共重
合体及びその塩等である。また、ポリアクリル酸,ポリ
メタクリル酸,ポリマレイン酸又はポリイタコン酸等を
有する共重合体及びその塩とは、分子内の一部に上記各
酸の重合体のいずれかを含む共重合体及びその塩であ
り、例えば、ポリアクリル酸―ポリビニルアルコール共
重合体及びその塩、ポリアクリル酸―ポリイタコン酸共
重合体及びその塩、ポリメタクリル酸―ポリイタコン酸
共重合体及びその塩、ポリアクリル酸―ポリマレイン酸
共重合体及びその塩、ポリメタクリル酸―ポリマレイン
酸共重合体及びその塩、ポリアクリル酸―ポリメタクリ
ル酸―ポリアクリル酸エステル共重合体及びその塩、ポ
リスチレン−ポリマレイン酸共重合体及びその塩、ポリ
ブチレン−ポリマレイン酸共重合体及びその塩、ポリス
チレン−ポリアクリル酸−ポリメタクリル酸共重合体及
びその塩等である。
【0013】また、上記アルカリ珪酸塩は、一般式M2O
・n SiO2で示されるものであり、その式中のMがリチウ
ム(Li) 、ナトリウム(Na)、カリウム( K)又は四級アン
モニウムのいずれかであり、しかも、nが0.5以上、
より好ましくは1〜4であることが好ましい。nが0.
5未満である場合には、アルカリ分が多くなるため膜の
被塗布材との密着性が悪くなる等の不具合がある。
【0014】アルカリ珪酸塩又はSiO2は、SiO2/水溶性
有機高分子又はその塩の固形分比が1〜100、より好
ましくは1〜10となるように含有されていることが好
ましい。この固形分比が上記数値範囲を外れると(1未
満になるか又は100を超えると)親水性が大幅に低下
する等の不具合がある。また、この固形分比が1〜10
の範囲では特に親水性がより持続して得られるようにな
る。
【0015】さらに、上記光触媒用酸化チタンは、光触
媒用のものであり、具体的にはアナターゼ型の結晶から
なるものである。したがって、この酸化チタンは、顔料
用に使用されるようなルチル型の酸化チタンとは異な
る。また、この光触媒用酸化チタンは、前記水溶性有機
高分子又はその塩とアルカリ珪酸塩又はSiO2との組成物
に添加して分散させることが可能であれば、その形態に
ついては特に制約されるものではなく、例えば、酸化チ
タン単体又は酸化チタンを主成分とするゾル、スラリ
ー、コロイド又は粉体の形態からなるものや、酸化チタ
ンを主成分とする塗料形態からなるものが使用可能であ
る。
【0016】この光触媒用酸化チタンは、SiO2/光触媒
用酸化チタンの固形分比が0.01〜100、より好ま
しくは0.1〜10となるように含有されていることが
好ましい。この固形分比が上記数値範囲を外れると
(0.01未満になるか又は100を超えると)親水性
皮膜の著しい親水性低下の防止効果(耐汚染性)やその
持続性が低下する等の不具合がある。
【0017】また、上記親水性塗料組成物は、被塗布材
に対して塗布した場合のその塗膜の被塗布物との密着性
を向上できるという観点から、3つ以上の一級アルコー
ルを分子内に有する3価以上の非環式多価アルコールを
配合することが好ましい。この場合、非環式多価アルコ
ールは、(加熱)乾燥時に蒸発してしまうことがない等
の理由から、トリメチロールエタン、トリメチロールプ
ロパン又はペンタエリスリトールであることが好まし
い。また、非環式多価アルコールの配合量は、0.5〜
10g/l程度であることが好ましい。
【0018】さらに、上記親水性塗料組成物には、その
塗料組成物やその塗膜の性能及び塗布性能を高める等の
観点から、補助バインダー樹脂、顔料、硬化剤、各種添
加剤、その他の公知の帯電防止剤や抗菌剤や防黴剤を適
宜選択して配合することができる。
【0019】このような本発明の親水性塗料組成物は、
親水性や耐汚染性の付与が要求される各種被塗布材の表
面に塗布して使用される。被塗布材としては、水中を除
く場所(地上など)で使用され、親水性や耐汚染性の付
与が要求されるものであれば特に制約されるものではな
いが、その表面がアルミニウム材、鉄、ステンレス等の
金属材料や、各種プラスチック、ゴム、有機系繊維素材
等の有機材料や、ガラス、セラミックス等の無機材料等
からなる物品が適用可能である。このような各種の被塗
布材のなかでも特に、アルミニウム材からなる熱交換器
用フィン材が好適である。また、親水性塗料組成物を塗
布するに際しては、必要に応じてその塗布対象となる被
塗布材の表面に予め、耐蝕性を付与するための表面処理
や、その塗料組成物との密着性等を向上させるための下
地処理等の前処理を施してもよい。さらに、この親水性
塗料組成物は、親水性付与のために止まらず、被塗布材
表面の防曇処理、帯電防止処理、耐汚染性処理等を行う
目的で使用してもよい。
【0020】本発明では、このように親水性塗料組成物
を塗布して最終的に得られる親水性皮膜を次の2種のも
のに大別している。すなわち、その1つは、上記した親
水性塗料組成物を被塗布材に塗布した後に乾燥させた塗
膜からなる親水性皮膜である。また、残りの1つは、上
記した親水性塗料組成物を被塗布材に塗布して乾燥させ
た後にその塗膜を水洗して乾燥させた膜からなる親水性
皮膜である。特に、後者の親水性皮膜は、前者の親水性
皮膜に比べて、被塗布材に対する密着性がより良好とな
り、しかも、この良好な密着性に起因して親水性効果も
より持続して得られるようになるという利点がある。
【0021】このような2種の親水性皮膜を作製するに
あたっては、そのいずれの場合も、まず最初に、親水性
塗料組成物を所定の塗布手段により被塗布材の表面に塗
布した後、乾燥させる。このときの塗布手段としては、
ロール塗り、刷毛塗り、バーコート法、浸漬法、スピン
コート法、スプレーコート法等を採用することができ
る。また、乾燥は、常温〜330℃の温度下で10秒〜
数日という乾燥時間で行うことが好ましい。この塗料組
成物の塗膜は、特に制限されるものではないが、その乾
燥後の膜厚が少なくとも0.1〜500μm程度となる
ように形成すればよい。このようにして得られた塗膜が
前記した前者の親水性皮膜となる。
【0022】また、前記した後者の親水性皮膜を作製す
る場合には、上記親水性塗料組成物を被塗布材に塗布し
乾燥させて塗膜を形成した後、さらに、その塗膜を水洗
して乾燥させる必要がある。
【0023】このときの水洗は、工業用水、水道水、イ
オン交換水等の純水や海水等の塩水を用いて行う水洗の
ほか、無機酸又は有機酸を用いて行う酸洗、金属塩溶液
を用いて行う水洗等を含むものである。このような水洗
(酸洗)は、その水又は酸をスプレーする方法、その水
又は酸のなかに浸漬する浸漬法等によって行われる。ま
た、この水洗時間は10秒〜10分程度が好ましい。さ
らに、この水洗作業は、先の成膜組成物からなる膜を形
成してから遅くも数日間の時間が経過する前に行うこと
が望ましい。一方、この水洗を行った後の乾燥は、常温
〜330℃の温度下で10秒〜数日という乾燥時間で行
うことが好ましい。
【0024】この2種の親水性皮膜は、熱交換器用フィ
ン材の表面に形成した場合、親水性及び耐汚染性に優れ
た熱交換器ファン材とすることができる。また、この2
種の親水性皮膜は、紫外線又は紫外線を含む光が照射さ
れる状況下に置かれるようにして使用することが好まし
い。この場合には、親水性皮膜に汚染物質が吸着してそ
の親水性が低下し始めても、その紫外線の照射により汚
染物質が分解されてその親水性が確実に回復するように
なる。
【0025】ここで、この親水性塗料組成物を用いて被
塗布材表面に親水性皮膜を形成せしめる場合の具体的な
方法について、被塗布材として熱交換器用フィン材を例
に挙げて説明する。
【0026】まず、例えば厚さ100〜110μmのア
ルミニウム材の表面(表裏面)を脱脂処理して乾燥した
後、その表面に耐食皮膜を形成する。この際の耐食皮膜
としては、特に制限されるものではないが、例えば、化
成処理又は塗布型クロメート処理等による無機系耐食皮
膜や有機系耐食皮膜を形成する。
【0027】次に、この耐食皮膜の上に親水性塗料組成
物を適当な塗布手段、例えばプレコートフィン材の場合
は、ロールコート法、バーコート法、スプレー法、浸漬
法等の塗布手段で塗布し、好ましくは加熱温度150〜
300℃、加熱時間10〜60秒の条件で加熱乾燥する
か、あるいはその加熱乾燥後に更に水道水で10〜60
秒間水洗した後再びその加熱乾燥を行う。これにより、
親水性皮膜が形成される。このような親水性皮膜が形成
されたプレコートフィン材は、揮発性プレス油を用いて
所望の形状に成型して熱交換器に使用する。このフィン
材がコルゲートフィン材等ですでに熱交換器に組み込ま
れている場合は、親水性塗料組成物をスプレー法、浸漬
法等のポストコートで塗布し、好ましくは加熱温度15
0〜300℃、加熱時間1〜60分の条件で加熱乾燥す
るか、あるいは加熱乾燥後に水道水で10〜60秒間水
洗した後再びその加熱乾燥を行うことにより、親水性皮
膜を形成せしめる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例に基づい
て本発明をさらに詳細に説明する。
【0029】実施例1〜20及び比較例1〜7 [親水性塗料組成物の調製]表1に示す種類及び量(又
は固形分比)のSiO2含有原料{アルカリ珪酸塩(M2O ・
n SiO2)又はコロイダルシリカ}、カルボキシル基含有
水溶性有機高分子及び光触媒用酸化チタンと必要に応じ
て配合する表1に示す種類及び量の多価アルコールと
を、水性媒体としてのイオン交換水に添加して建浴し、
実施例1〜20及び比較例1〜4の親水性塗料組成物を
それぞれ調製した。
【0030】表1に示すコロイダルシリカJは日産化学
(株)製:スノーテックスST-C(固形分20%)であり、
また、カルボキシル基含有水溶性有機高分子A〜Fは以
下のものである。すなわち、Aは平均分子量60000のポ
リアクリル酸カリウム(ロームアンドハース社製:アキ
ュマー1510、固形分25%をKOHで当量中和したもの)、
Bは平均分子量60000のポリアクリル酸ナトリウム(ロ
ームアンドハース社製:アキュマー1510、固形分25%を
NaOHで当量中和したもの)、Cは平均分子量60000のポ
リアクリル酸−ポリメタクリル酸共重合体(日本純薬
(株)製:ジュリマーAC-20H、固形分20%)、Dは平均
分子量60000のポリアクリル酸(ロームアンドハース社
製:アキュマー1510、固形分25%)、Eは平均分子量40
000のポリアクリル酸アンモニウム−ポリアクリル酸エ
ステル共重合体(日本純薬(株)製:ジュリマーAT-51
0、固形分30%をアンモニウム中和したもの)、Fは平
均分子量40000のポリアクリル酸−ポリアクリル酸エス
テル共重合体(日本純薬(株)製:ジュリマーAT-510、
固形分30%)である。さらに、表1に示す光触媒用酸化
チタンG,H,Iは、GがPW-1010 (触媒化成工業製:
固形分 8.8%)、HがSTS-21(石原産業(株)製:固形
分40%)、IがCSB-M(堺化学工業製: 固形分40%)であ
り、多価アルコールKはペンタエリスリトール(三井東
圧化学(株)製:ペントール)である。
【0031】[親水性皮膜の形成(試験片の作製)]は
じめに、アルカリ脱脂剤(日本ペイント株式会社製:サ
ーフクリーナー53)を用いて調整した脱脂液(濃度2
0g/l、60℃)を用いてアルミニウム板(JIS A110
0、厚さ105μm)の表面を5分間脱脂洗浄した後、
水洗して乾燥させた。次に、この脱脂処理されたアルミ
ニウム板に、塗布型クロメート塗料(日本ペイント株式
会社製: サーファルコート427)をバーコーターによ
り膜厚が0.1μmとなるように塗布し、200℃で2
0秒間乾燥して耐食皮膜を形成した。
【0032】そして、このようにして得られた耐食皮膜
を有するアルミニウム板の表面に、実施例1〜12及び
比較例1〜3では、調製した各親水性塗料組成物を乾燥
後の膜厚が0.5μmとなるように塗布した後に250
℃で20秒間乾燥させて、各実施例及び比較例に係る親
水性皮膜をそれぞれ有する各試験片を得た。また、実施
例13〜20及び比較例4では、上記アルミニウム板の
表面に、調製した各親水性塗料組成物を乾燥後の膜厚が
0.5μmとなるように塗布した後に250℃で20秒
間乾燥させ、次いで、塗布後のアルミニウム板を水道水
に1分間浸漬して水洗した後に180℃で1分間乾燥さ
せて、各実施例及び比較例に係る親水性皮膜をそれぞれ
有する各試験片を得た。
【0033】
【表1】
【0034】[親水性皮膜の密着性試験]得られた実施
例1〜20及び比較例1〜4に係る試験片を用い、その
各試験片における親水性皮膜の湿潤時(wet)及び乾
燥時(dry)における密着性について次のような試験
を行った。すなわち、湿潤時における密着性試験は、各
試験片の親水性皮膜上に1mlの水滴をたらした後、そ
の膜面を指で10回こすった時の皮膜の密着状態を調べ
た。また、乾燥時における密着性試験は、各試験片の親
水性皮膜面をキムワイプで10回こすった時の皮膜の密
着状態を調べた。そして、各試験により調べた親水性皮
膜の密着状態について、そのいずれの場合も、以下の基
準で評価した。このときの結果を表2に示す。 (評価基準) ◎:膜剥がれまったくなし、○:膜剥がれほとんどな
し、△:膜剥がれ少々あり。
【0035】[親水性皮膜の親水性評価試験]得られた
実施例1〜20及び比較例1〜7に係る試験片を用い、
その各試験片における親水性皮膜の初期親水性、親水性
の持続性及び耐汚染性の試験を行った。すなわち、初期
親水性については、各試験片を揮発プレス油(出光興産
株式会社製:ダフニーパンチオイルAF2C)に1分間
浸漬した後に引き上げて油切りをし、その後180℃で
3分間乾燥させ、そのときの表面の接触角を接触角計
(協和界面化学株式会社製:CA−A型)を用いた液滴
法により測定した。また、親水性の持続性については、
初期接触角を測定した角試験片を純水中に120時間浸
漬した後室温で乾燥させ、そのときの表面の接触角を同
様に測定した。そして、この初期親水性及び親水性の持
続性の結果について、以下の基準で評価した。このとき
の結果を表2に示す。 (評価基準) ◎:接触角が10°以下の場合、○:接触角が11〜3
0°の場合 △:接触角が31〜40°の場合、×:接触角が41度
以上の場合
【0036】[親水性皮膜の耐汚染性評価試験]耐汚染
性の評価試験は、前記初期親水性を測定した各サンプル
を純水中に24時間浸漬した後、室温で乾燥させ、次い
で、その乾燥後の各サンプルをパルミチン酸が入った密
閉容器の雰囲気下中に載置して暴露させ、100°Cの
温度下で24時間保管してその表面を汚染させた。そし
て、その汚染後における各サンプルの接触角を「汚染
後」の接触角として測定した。次に、この汚染後の各サ
ンプルの表面に対し、出力15Wのブラックライトによ
り紫外線を6時間照射し、その照射後における各サンプ
ルの接触角を「紫外線照射後」の接触角として測定し
た。そして、これらの各接触角についていずれも以下の
基準で評価し、その結果を表2に示す。 (評価基準) ◎:接触角が10°以下の場合、○:接触角が11〜3
0°の場合、△:接触角が31〜40°の場合、×:接
触角が41〜70°の場合、××:接触角が70°以上
の場合。
【0037】
【表2】
【0038】表2の「親水性皮膜の密着性」の結果から
明らかなように、多価アルコールを配合した場合の親水
性皮膜の密着性(実施例9〜10、12、17〜18、
20)は、それを配合しない場合の密着性(実施例1〜
8、11、13〜15、19)に比べて良好であった。
なお、実施例1の密着性が低いのはポリアクリル酸カリ
ウム量が相対的に多すぎることが影響しているもの推測
される。また、水洗したもの(実施例13〜20) の密
着性は、水洗しないもの(実施例11、12)に比べて
特に湿潤時において良好であった。
【0039】また、表2の「親水性評価」の結果から明
らかなように、実施例1〜20では、初期親水性および
親水性の持続性が良好であった。なお、実施例1、1
1、13では、他の実施例とは異なり、親水性の持続性
においてやや劣る結果となったが、これはともに皮膜の
密着性がやや弱い等の理由によるもと推測されるもの
の、そのいずれの結果も実用上は何ら支障のないレベル
のものであった。これに対し、親水性皮膜を有している
比較例1〜4であっても、その皮膜に関する表1のSiO2
/カルボキシル基含有水溶性有機高分子又はその塩の固
形分比が1未満かあるいは100より大きい場合には、
親水性が不良となった。
【0040】さらに、表2の「耐汚染性評価」の結果か
ら明らかなように、実施例1〜20では、汚染試験によ
りいったん汚染物質が付着して親水性が不良となったも
のでも、紫外線の照射により接触角が40°以下になり
その親水性が回復した。これは、親水性皮膜に含まれる
光触媒用酸化チタンによる光触媒作用で吸着していた汚
染物質が分解して親水性皮膜が露出し、その結果、親水
性皮膜が本来の親水性を示すようになったためと推察さ
れる。そして、接触角が40°以下になれば、エアコン
(のフィン)から結露水が吹出すというような実用上の
問題も発生しなくなる。一方、比較例1〜4では、その
皮膜に関する表1のSiO2/光触媒酸化チタンの固形分比
が、0.01未満あるいは100より大きい場合は、紫
外線照射後でも親水性は回復しなかった。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の親水性塗
料組成物及び親水性皮膜は、優れた親水性を示すととも
に、その親水性が汚染物質の吸着により低下し始めても
光触媒用酸化チタンの光触媒作用により汚染物質が分解
されて親水性が回復するという優れた耐汚染性をも示
す。
【0042】また、SiO2/カルボキシル基含有水溶性有
機高分子又はその塩の固形分比を特定の範囲に設定した
り、あるいは、特定の非環式多価アルコールを配合した
場合には、その親水性皮膜の密着性がより向上し、親水
性がより確実に持続して得られるようになる。
【0043】そして、このような親水性塗料組成物及び
親水性皮膜を熱交換器用フィン材に適用した場合には、
優れた親水性及び耐汚染性を有する熱交換器用フィン材
とすることができる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有する水溶性有機高分
    子又はその塩とアルカリ珪酸塩又はSiO2と光触媒用酸化
    チタンとを必須成分として含有していることを特徴とす
    る親水性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ珪酸塩又はSiO2を、SiO2/水溶
    性有機高分子又はその塩の固形分比が1〜100となる
    ように配合している請求項1記載の親水性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 光触媒用酸化チタンを、SiO2/光触媒用
    酸化チタンの固形分比が0.01〜100となるように
    配合している請求項1記載の親水性塗料組成物。
  4. 【請求項4】 アルカリ珪酸塩は一般式M2O ・n SiO2
    示されるものであり、その式中のMがリチウム、ナトリ
    ウム、カリウム又は四級アンモニウムであり、かつ、n
    が0.5以上である請求項1記載の親水性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 3つ以上の一級アルコールを分子内に有
    する3価以上の非環式多価アルコールを配合している請
    求項1記載の親水性塗料組成物。
  6. 【請求項6】 非環式多価アルコールが、トリメチロー
    ルエタン、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリ
    トールである請求項5記載の親水性塗料組成物。
  7. 【請求項7】 熱交換器用フィン材に塗布する請求項1
    〜6のいずれかに記載の親水性塗料組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれかに記載の親水性
    塗料組成物を被塗布材に塗布した後に乾燥させた塗膜か
    らなることを特徴とする親水性皮膜。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかに記載の親水性
    塗料組成物を被塗布材に塗布して乾燥させた後にその塗
    膜を水洗して乾燥させた膜からなることを特徴とする親
    水性皮膜。
  10. 【請求項10】 被塗布材が熱交換器用フィン材である
    請求項8又は9記載の親水性皮膜。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9記載の親水性皮膜が表
    面に形成されたことを特徴とする熱交換器用フィン材。
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