JP2000255556A - 紙箱体 - Google Patents

紙箱体

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JP2000255556A
JP2000255556A JP11067064A JP6706499A JP2000255556A JP 2000255556 A JP2000255556 A JP 2000255556A JP 11067064 A JP11067064 A JP 11067064A JP 6706499 A JP6706499 A JP 6706499A JP 2000255556 A JP2000255556 A JP 2000255556A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】収納物品を安全かつ安定な状態で収納でき、し
かも、物品の収納作業を容易、迅速に行なうことができ
る紙箱体を、簡易かつ経済的に提供する。 【解決手段】紙箱体1は、前板3、後板4、左右の側板
5、6、底板片17、20及び蓋板7からなる箱本体2
を備え、蓋板7の先端に連継板8、押え板9及び貼着片
10が折り線を介して連設されると共に、前板3の上端
に切欠部13が設けられ、切欠部13の略中央に係止片
14が突設され、係止片14の連設部の両端に切欠き1
5が形成され、各切欠き15に端部が及ぶミシン目16
が前板3に設けられ、さらには、連継板8と押え板9と
を連設する折れ線の略中央に凹形状の切込孔11が設け
られてなる。押え板の起立に際して係止片を切込孔内に
押入し、この押入後に各切欠きを切込孔の端縁に係止さ
せた状態で、連継板を前板の内面に接面係止して箱本体
2の口部を閉じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納物を安定状態
で収納保持することができる紙箱体の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙箱体は、前板、後板、左右の側
板、底板及び前記後板の上端に連設された蓋板からなる
箱本体を備えるように構成されたものであるのが、一般
的である。この紙箱体では、上記した前板等により形成
される空間内に物品が収納されることになる。
【0003】しかし、このような紙箱体によれば、収納
物品は、その周囲が箱本体を形成する紙材のみにより保
護されているのに過ぎない。従って、紙箱体内に収納さ
れた状態だけでは、外部からの衝撃力に対する安全性は
不十分であり、またその紙箱体内での収納状態も不安定
であることが多い。このような安全性や安定性は、収納
物品が、ガラス製容器に収容されたアンプル剤やドリン
ク剤等の壊れ易いものである場合、さらにはその複数を
収納する場合には、特に、強く求められる。
【0004】このため、従来、収納物品を紙箱体内で安
定化させて、その保護に万全を期するため、紙箱体の内
面と物品との間に、中枠部材やクッション部材が設けら
れるのが、一般的である。
【0005】この中枠部材が設けられた場合の従来例を
図8に示した。この図示した従来例での紙箱体26は、
その箱本体27内に配設される中枠部材として座台部材
28と押え枠材30とを備えるものである。座台部材2
8及び押え枠材30は、紙材を加工したのである。座台
部材28は、箱本体27の底部に配される。即ち、座台
部材28の上面には所定位置に型孔29が形成されてお
り、この型孔29内に物品Aの底部Cを挿設することに
より、複数の物品Aが立設する状態で、箱本体27内に
物品Aは収納される。さらに、押え枠材30が箱本体2
7の口部付近に配設される。即ち、この押え枠材30の
板面には所定位置に挿入孔31が形成されている。この
挿入孔31内に物品Aの頭部Bをそれぞれ挿入して、物
品Aの上部を押圧することにより、各物品Aを安定化さ
せる構成である。
【0006】また、クッション部材が設けられた従来例
を図9に示した。この図示した従来例の紙箱体32おい
ては、クッション部材34は、その外形がその箱本体3
3の内面に密接するように形成され、またその片面に物
品Aの縦断面形に合致した凹孔35が形成されている。
予め、物品Aは凹孔35内に挿設され、このままの状態
で、クッション部材34ごと箱本体33内に物品Aを収
納させる構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の紙箱体の構成では、中枠部材やクッション部材自体の
加工のため、及び物品を紙箱体内に収納するための作業
に、多くの時間と労力が特別に必要とされる欠点があ
る。また、その材料費や加工費に別段の経済的負担が必
要とされる欠点もある。
【0008】そこで、本発明では、収納物品が壊れ易
く、またそのような収納物品が複数であっても、中枠部
材等の特別の部材を必要とすることなく、それらを安全
かつ安定な状態で収納でき、しかも、物品の収納作業を
容易、迅速に行なうことができる紙箱体を、簡易かつ経
済的に得ることを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の紙箱体は、前板、後板、左右の側板、底
板及び前記後板の上端に連設された蓋板からなる箱本体
を備える紙箱体において、蓋板の先端に連継板、押え板
及び貼着片がそれぞれ折り線を介して連設されると共
に、前板の上端に切欠部が設けられ、この切欠部の略中
央に係止片が突設され、この係止片の連設部両端に切欠
きがそれぞれ形成され、これらの切欠きに端部が及ぶ切
込線が破断可能に前板に設けられ、さらには、前記した
連継板と押え板とを連設する折り線の略中央に押え板側
に突出するU字状の切込孔が設けられてなり、前記貼着
片が後板の内面所定位置に貼着固定され、前記蓋板を起
立させることにより押え板を起立させ、この押え板の起
立に際して前記係止片を前記切込孔内に押入し、この押
入後に前記各切欠きを切込孔の端縁に係止させた状態
で、前記連継板を前記前板の内面に接面係止して箱本体
の口部を閉じ、かつ、前記したミシン目を破断すると同
時に、蓋板を倒すことにより押え板も倒して箱本体の口
部を全開できることを特徴とする。
【0010】上記した本発明の紙箱体は、前板、後板、
左右の側板、底板及び前記後板の上端に連設された蓋板
からなる箱本体、並びに連継板、押え板及び貼着片の部
分については、物品を収容するのに適した厚さと強度を
有する、ボール紙等の一般的な紙材によって形成するこ
とができる。また、上記した箱本体並びに連継板、押え
板及び貼着片の部分を、単一の紙材により全体として一
連のものとして加工することもできる。
【0011】また、U字状の切込孔部の突出構成は、そ
の対応する折り線を渡るU字状の中央部が、押え板面部
にまで及ぶように形成されることにより得ることができ
る。この切込線のU字状は、凹形状をも含む。切込線が
凹形状に形成されている場合、後記する係止片との係合
状態を安定化させることができる。また、上記の突出部
は、前記した貼着片が後板の内面所定位置に貼着固定さ
れ、前記した蓋板を起立させることにより押え板を起立
させた場合、箱本体の前板側であって、その底部方向に
向いた状態で配位されることになる。従って、切込孔
は、この突出部に沿って押え板側に位置することになる
から、前記した係止片をこの切込孔への挿入作業は、押
え板の起立に際して、極めて容易に実行できる。
【0012】また、この挿入作業に伴う、切込孔内への
係止片の押入が可能な構成は、切込孔の切込み長さを、
係止片の最大横幅より少し小さくしておくことによって
実現できる。即ち、係止片を切込孔内に押入する際に、
係止片がその最大横幅を縮めるように変形する。この結
果、押入後に係止片の両側の切欠きが切込孔の端縁に係
止される。これにより、係止片は切込孔内で強く係止さ
れることになる。また、この場合、係止片のこの係止状
態を安定化させるため、その両切欠きについては、V字
状であることが好ましい。
【0013】また、前板に設けられる切込線は、例え
ば、ミシン目状に形成される。従って、上記したよう
に、切込孔内に係止片が係止された状態で、係止片を含
む前板部分をこの切込線に沿って破断することによっ
て、それを前板から分離することができる。
【0014】このような係止片と切込孔との係止構成に
より、箱本体の口部が閉じられると共に、、連継板が前
板の内面に接面係止されることと相まって、特に、押え
板が紙箱体内の所定位置に固定状態で配位されることに
なる。この結果、紙箱体内に収納された物品は、この押
え板と箱本体の底部との間に強く挟持された状態で安定
的に保持される。この保持状態は、収納物品が複数であ
っても同様である。
【0015】また、本発明においては、前板及び後板の
下端にそれぞれ折り線を介して底板片が連設され、これ
らの底板片の端部部分に切欠部が設けられ、この切欠部
の一側縁を係止縁とすると共に、この係止縁と対向する
切欠部の他側縁側に折り線を介して貼着舌片が連設され
てなり、前板及び後板と底板片とを連設する折り線をそ
れぞれ内折させて、前記した切欠部以外の底板片部分か
らなる一方の突片部を前記した係止縁が相互に係止され
る状態で、他方の底板片の切欠部内に係合せられ、さら
に貼着舌片を他方の底板片の外面の所定位置に貼着固定
することによって、箱本体の底部として形成されること
を特徴とする構成とすることができる。上記したよう
に、底板片が係合された際には、これらの底板片が対応
する折り線でそれぞれ内折れされていることから、これ
らの底板片の係合部は箱本体内に突出する状態となる。
この係合部の突出状態は、各底板部の係合部が密接状態
で形成されている場合には、より強固な状態で得られ
る。即ち、箱本体の紙材に基づく弾性力がこの係合部に
作用するからである。この結果、この各底板片の係合部
の突出状態は、収納物品を箱本体内に押し上げるように
作用する。この結果、箱本体内に収納された物品は、前
記した押え板による上方からの押え作用と下方からの押
し上げ作用とにより、箱本体内に安定的に保持されるこ
とになる。このような収納物品に対する保持状態は、収
納物品が複数の場合であっても同様である。
【0016】また、底板片は、その付随する一方の貼着
舌片が他方の底板片の外面の所定位置に貼着固定される
から、上記した係合部の突出状態が安定されると共に、
収納物品を十分に支持できる強度を備える箱本体の底部
として構成される。この場合、貼着舌片はその対応する
折り線で外折れ状態とされることにより、前記した各底
板片の係合部での突出状態は確保される。また、このよ
うな箱本体の底部構成は、上記した一方の貼着舌片が他
方の底板片の外面の所定位置に貼着固定される構成に代
えて、箱本体の左右側板の下端にそれぞれ舌片を設け、
この舌片の外面所定位置に前記した貼着舌片を貼着する
構成によっても、同様に得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。実施の形態に係る紙箱体1は、図1に示すよう
に、前板3、後板4、左右の側板5、6、底板片17、
20及び後板4の上端に連設された蓋板7からなる箱本
体2を備える紙箱体において、蓋板7の先端に連継板
8、押え板9及び貼着片10がそれぞれ折り線m、n、
oを介して連設されると共に、前板3の上端に切欠部1
3が設けられ、この切欠部13の略中央に係止片14が
突設され、この係止片14の連設部の両端にV字状の切
欠き15がそれぞれ形成され、これらの切欠き15に端
部が及ぶミシン目16が前板3に設けられ、さらには、
連継板8と押え板9とを連設する折れ線nの略中央に押
え板9側に突部12を有する凹形状の切込孔11が設け
られてなる。
【0018】この紙箱体1の各構成部は、図2に示すよ
うに、単一の紙材により一連に形成されている。従っ
て、箱本体2は、前板3、側板5、後板4及び側板6
が、対応する折り線a、b、f、iでそれぞれ内折さ
れ、さらに前板3の側端に連設されている貼着片3aの
外面に側板6の内面を貼着することにより構成されてい
る。また、突部12の構成は、折り線nに渡って凹形状
の中央部が、押え板9面部にまで及ぶように切込線11
を形成し、この折り線nで押え板9が内折りされること
により得られる。
【0019】また、押え板9の内折りに加え、連継板8
を折り線mで内折りし、さらに貼着片10を折り線oで
外折りした状態で、貼着片10と後板4の内面に貼着固
定されている。また、この貼着固定の位置は、連継板8
の長さに対応している。従って、この一連の部分につい
て、蓋板7及び押え板9を折り線k、oの回りに揺動さ
せる状態で、後板4に対して起立あるいは倒すように操
作することが可能である。
【0020】また、図2に示すように、前板3及び後板
4の下端にそれぞれ折り線c、gを介して底板片17、
20が連設されている。これらの底板片17、20の端
部部分に切欠部18、21が設けられている。また、こ
の切欠部18、20の一側縁を係止縁18a、21aと
すると共に、この係止縁18a、21aと対向する切欠
部の他側縁側に折り線d、hを介して貼着舌片19、2
2が連設されている。そして、底板片17、20を折り
線c、gでそれぞれ内折りさせて、切欠部18、20以
外の底板片部分からなる一方の突片部17a又は20a
を、係止縁18a、21aが相互に係止される状態で、
他方の底板片17又は20の切欠部18又は21内に係
合部25として係合されている。またさらに、貼着舌片
19、22が、外折れ状態で、側板5、6の下端に連設
されている舌片23、24の外面に貼着固定されること
によって、箱本体2の底部として形成される(図1参
照。)。
【0021】この箱本体2の底部は、この場合、図3及
び図4に示すように、底板片17、20の係合部25
が、箱本体2の内方に突出する状態となっている。即
ち、底板片17と底板片20とが内折りされていると共
に、これらの密接な係合状態となっており、箱本体2を
形成する紙材に基づく弾性力がその部分に及んでいるか
らである。従って、物品A…を箱本体2内に収納させた
とき、物品A…は、底板片17、20によって少し押し
上げられた状態となっている。
【0022】次いで、紙箱体1について、前記したよう
に、蓋板7及び押え板9を起立させると、その起立途中
の過程では、図3及び図4に示すように、係止片14を
突部12の下側に配位させることにより、係止片14の
先端部分を容易に切込孔11内に挿入した状態とするこ
とができる。この場合、切込孔11内へ挿入できるの
は、係止片14の先端部分だけである。これは、係止片
14の最大横幅が切込孔11の長さより大きく形成され
ているためである。このため、さらに係止片14が切込
孔11内に押入されるように操作されると、係止片14
は、その横幅が縮まるように弾性変形する。従って、係
止片14は、図5に示すように、各切欠き15に切込孔
11の端部11aがそれぞれ嵌まり込んで係止される。
この結果、係止片14は切込孔11内で強く係止された
状態となる。
【0023】このように係止片14が切込孔11で係止
されるとき、連継板8面部分が前板3の内面と接触状態
となって、この蓋板7及び押え板9を起立状態が維持さ
れると共に、箱本体2の上部部分に関し、前後方向につ
いての保形性が確保される。また、この箱本体2の側面
方向についての保形性は、突起8aが箱本体2内の前板
3の隅部に当接状態となって確保される。
【0024】また、この際、押え板9が、各収納物品A
の頭部Bを同時に押し下げるように作用する。このた
め、図6に示すように、各収納物品Aは下方に変位され
る。これと同時に突出状態の底板片17、20の係合部
25は、下方に押圧される。そして、その押圧に伴う反
発による弾性力が各収納物品Aの底部Cにそれぞれ作用
することになる。この結果、各収納物品Aは、その頭部
Bと底部Cとの間で挟持された状態で、箱本体2内に安
定的に収納保持される。このように、各物品Aは、その
上下部が安定状態で収納保持されるから、収納物品がガ
ラス瓶等の壊れ易いものであって、しかもその複数が並
立状態で隣接して収納される場合でも、箱本体2内で安
全に保護される。
【0025】また、このように物品Aが箱本体2内に収
納された紙箱体1は、係止片14が切込孔11内に係止
された状態のままで、図7に示すように、ミシン目16
を破断する操作によって、容易に箱本体2を口部を開放
できる。16a、16bは、ミシン目16の破断端を示
す。即ち、連継板8を箱本体2の上端方向に押出すよう
に操作することにより、蓋板7及び押え板9を倒すこと
ができる。これによって、箱本体2上部の口部が開放さ
れ、収納物品Aの頭部Bが露出されることになる。
【0026】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されるか
ら、次のような効果が発揮される。即ち、本発明の紙箱
体は、箱本体の蓋部の先端に連継板、押え板及び貼着片
がそれぞれ折り線を介して連設され、貼着片が箱本体の
後板の内面所定位置に貼着固定される構成から、前板の
切欠部を介して、これらの蓋部を含む部分を一体とし
て、起立あるいは倒すように操作することにより、箱本
体上部の口部に対する開閉操作できる。従って、その開
閉操作が極めて容易である。また、この閉時において、
連継板は、前板の内面に接面係止されるから、箱本体に
対する保形性の効果も発揮される。
【0027】また、前板の切欠部の略中央に係止片が突
設され、また、連継板と押え板とを連設する折り線の略
中央に押え板側に突出するU字形の切込孔が設けられ、
押え板の起立に際して係止片を切込孔に押入係止させる
ように構成したので、特に、押え板の起立状態を固定し
た状態にできる。また、この起立状態の押え板は、収納
物品を箱本体の底部との間で挟持する状態とすることが
できる。これにより、収納物品は、箱本体内で安定状態
で安全に収納保持される。
【0028】また、箱本体の前板及び後板の下端に底部
片をそれぞれ連設し、これらに切欠部を設け、その切欠
部の側端が相互に係止された状態で内折れされて、これ
らが係合するように構成される場合、この係合部が箱本
体内に突出状態となるから、収納物品を押し上げるよう
な弾性作用が生じるから、収納物品は、上下方向からの
弾性作用に基づく挟持作用を受ける。従って、箱本体内
での収納物品の収納状態は、より安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙箱体の斜視図である。
【図2】同上の転回平面図である。
【図3】同上の閉蓋時の操作状態を説明する正面図であ
る。
【図4】同上の閉蓋時の操作状態を説明する縦断面側面
図である。
【図5】同上の閉蓋後の状態を説明する部分正面図であ
る。
【図6】同上の閉蓋時の状態を説明する縦断面正面図で
ある。
【図7】同上の開蓋時の状態を説明する正面図である。
【図8】従来の紙箱体の内装構成を説明する斜視図であ
る。
【図9】同上の紙箱体の内装状態を説明する部分斜視図
である。
【符号の説明】
1 紙箱体 2 箱本体 3 前板 4 後板 5、6 側板 7 蓋板 8 連継板 9 押え板 10 貼着片 11 切込孔 12 突部 13 切欠部 14 係止片 15 切欠き 16 ミシン目 17、20 底板片 18、21 切欠部 18a、21a 係止縁 25 係合部 A 収納物品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月20日(2000.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明の紙箱体は、前板、後板、左右の側板、底
板及び前記後板の上端に連設された蓋板からなる箱本体
を備える紙箱体において、蓋板の先端に連継板、押え板
及び貼着片がそれぞれ折り線を介して連設され、前板の
上端に切欠部が設けられ、この切欠部の略中央に係止片
が突設され、この係止片の連設部両端に切欠きがそれぞ
れ形成され、これらの切欠きに端部が及ぶ切込線が破断
可能に前板に設けられ、さらには、前記した連継板と押
え板とを連設する折り線の略中央に押え板側に突出する
U字状の切込孔が設けられると共に、前記した前板及び
後板の下端にそれぞれ折り線を介して底板片が連設さ
れ、これらの底板片の端部部分に切欠部が設けられ、こ
の切欠部の一側縁を係止縁とし、この係止縁と対向する
切欠部の他側縁側に折り線を介して貼着舌片が連設され
てなり、前記貼着片が後板の内面所定位置に貼着固定さ
れ、前記蓋板を起立させることにより押え板を起立さ
せ、この押え板の起立に際して前記係止片を前記切込孔
内に押入し、この押入後に前記各切欠きを切込孔の端縁
に係止させた状態で、前記連継板を前記前板の内面に接
面係止して箱本体の口部を閉じ、かつ、前記切込線を破
断すると同時に、蓋板を倒すことにより押え板も倒して
箱本体の口部を全開できると共に、前板及び後板と底板
片とを連設する折り線をそれぞれ内折させて、前記した
切欠部以外の底板片部分からなる一方の突片部を前記し
た係止縁が相互に係止される状態で、他方の底板片の切
欠部内に係合せられ、さらに貼着舌片を他方の底板片の
外面の所定位置に貼着固定することによって、前記各底
板片の係合部が内方に突出するように箱本体の底部とし
て形成されることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明においては、前板及び後板の
下端にそれぞれ折り線を介して底板片が連設され、これ
らの底板片の端部部分に切欠部が設けられ、この切欠部
の一側縁を係止縁とすると共に、この係止縁と対向する
切欠部の他側縁側に折り線を介して貼着舌片が連設され
てなり、前板及び後板と底板片とを連設する折り線をそ
れぞれ内折させて、前記した切欠部以外の底板片部分か
らなる一方の突片部を前記した係止縁が相互に係止され
る状態で、他方の底板片の切欠部内に係合せられ、さら
に貼着舌片を他方の底板片の外面の所定位置に貼着固定
することによって、箱本体の底部として形成される。こ
のように係合された底板片によって形成される底板は、
これらの底板片が対応する折り線でそれぞれ内折れされ
ていることから、これらの底板片の係合部は箱本体内に
突出する状態となる。この係合部の突出状態は、各底板
部の係合部が密接状態で形成されている場合には、より
強固な状態で得られる。即ち、箱本体の紙材に基づく弾
性力がこの係合部に作用するからである。この結果、こ
の各底板片の係合部の突出状態は、収納物品を箱本体内
に押し上げるように作用する。この結果、箱本体内に収
納された物品は、前記した押え板による上方からの押え
作用と下方からの押し上げ作用とにより、箱本体内に安
定的に保持されることになる。このような収納物品に対
する保持状態は、収納物品が複数の場合であっても同様
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、前板の切欠部の略中央に係止片が突
設され、また、連継板と押え板とを連設する折り線の略
中央に押え板側に突出するU字形の切込孔が設けられ、
押え板の起立に際して係止片を切込孔に押入係止させる
ように構成したので、特に、押え板の起立状態を固定し
た状態にできる。また、箱本体の前板及び後板の下端に
底部片をそれぞれ連設し、これらに切欠部を設け、その
切欠部の側端が相互に係止された状態で内折れされて、
これらが係合するように構成され、この係合部が箱本体
内に突出状態となるから、起立状態で固定された押え板
により、収納物品は上下方向からの弾性作用に基づく挟
持作用を受ける。これにより、収納物品は、箱本体内で
安定状態で安全に収納保持される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前板、後板、左右の側板、底板及び前記後
    板の上端に連設された蓋板からなる箱本体を備える紙箱
    体において、蓋板の先端に連継板、押え板及び貼着片が
    それぞれ折り線を介して連設されると共に、前板の上端
    に切欠部が設けられ、この切欠部の略中央に係止片が突
    設され、この係止片の連設部両端に切欠きがそれぞれ形
    成され、これらの切欠きに端部が及ぶ切込線が破断可能
    に前板に設けられ、さらには、前記した連継板と押え板
    とを連設する折り線の略中央に押え板側に突出するU字
    状の切込孔が設けられてなり、前記貼着片が後板の内面
    所定位置に貼着固定され、前記蓋板を起立させることに
    より押え板を起立させ、この押え板の起立に際して前記
    係止片を前記切込孔内に押入し、この押入後に前記各切
    欠きを切込孔の端縁に係止させた状態で、前記連継板を
    前記前板の内面に接面係止して箱本体の口部を閉じ、か
    つ、前記したミシン目を破断すると同時に、蓋板を倒す
    ことにより押え板も倒して箱本体の口部を全開できるこ
    とを特徴とする紙箱体。
  2. 【請求項2】前板及び後板の下端にそれぞれ折り線を介
    して底板片が連設され、これらの底板片の端部部分に切
    欠部が設けられ、この切欠部の一側縁を係止縁とすると
    共に、この係止縁と対向する切欠部の他側縁側に折り線
    を介して貼着舌片が連設されてなり、前板及び後板と底
    板片とを連設する折り線をそれぞれ内折させて、前記し
    た切欠部以外の底板片部分からなる一方の突片部を前記
    した係止縁が相互に係止される状態で、他方の底板片の
    切欠部内に係合せられ、さらに貼着舌片を他方の底板片
    の外面の所定位置に貼着固定することによって、箱本体
    の底部として形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の紙箱体。
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