JP2007119058A - 突出ラベル付き容器収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】突出ラベル付き容器の突出ラベルを店頭に陳列する状態で安全に輸送が出来、その収納作業は通常の突出ラベルの無い容器の収納作業と比べても大差ない突出ラベル付き容器収納箱を提供する。
【解決手段】商品収納部と商品収納部よりも上方に突出する突出ラベルを有する容器を収納する突出ラベル付き容器収納箱であって、上面開口状の箱本体と、この箱本体の開口部を開閉自在に蓋する蓋体とからなり、蓋体は上記箱本体の上面開口部の一辺から連設され、その先端には箱本体を閉鎖する閉鎖片が連設され、閉鎖片の先端には上記突出ラベルを回避するラベル回避部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた容器抑え片を有する事を特徴とする突出ラベル付き容器収納箱。
【選択図】図5

Description

本願発明は、化粧品や食品を個装する容器の内、商品の広告や吊下げ等を目的として、商品収納部からはみ出した形で容器の一部を突出させている容器や、商品収納部より突出させた形でラベルシールが貼り付けられている容器、を収納して輸送に用いる収納箱に関する。
従来から化粧品や日用品,食品の個装容器では、店頭での陳列の際、商品の宣伝広告効果を高める事を目的として、商品名や価格・キャッチフレーズ等を、その容器の商品収納部からはみ出した形で箱を形成したり、ラベルシールを商品収納部からはみ出して貼付けたりする事が行われている。また個装容器を吊下げるための孔の設置するために上記と同様、商品収納部からはみ出した形で箱を形成する事もある(以降、当該形態の表示・広告部分や吊下げ孔設置部位を『突出ラベル』と呼ぶ)。
これらの突出ラベルは、その容器の商品収納部内に収まる形で貼り付けられるラベルや装飾とは異なり、容器から立体的に飛び出す効果があり、消費者の視覚に訴えるキャッチアイ効果が期待出来るという意味で非常に優れたものである(例えば特許文献1図2参照)。更に吊下げ陳列する場合には商品収納部から突出した部分に孔を設けるのが通常である(例えば特許文献2図9参照)。
これらの商品をメーカーから店頭へ輸送する際に、容器複数個を箱に収納した形態にするが、突出ラベルが存在するため箱の上部に空間が発生じてしまい輸送の振動により突出ラベルが損傷するという事態が発生する。またこの事態を抑制するために、突出ラベルを予め曲げておき店頭に並べる際に起こして陳列したり、突出部分を容器内に没入させ、店頭にて引き出して陳列したり(特許文献2参照)、または振動を抑えるための部材を別途用意して商品の振動を抑えたりした。
また図23及び図24に示す様に、突出ラベル付き容器の商品収納部Bに接続する突出ラベルCを横に並べる(収納箱の正面板や背面板等に沿わせて並べる)事で突出ラベルCの影響を少なくして、容器上部を収納箱の抑え片104で抑えるという公知の方法もある。
特開2003−070606号公報(図2) 特開2001−301747号公報(右段16〜17段落,図6,図9)
しかし、突出ラベルの損傷を防止するために予めラベルを曲げると、店頭で突出ラベルを起こす作業が煩わしく、またその折り目で表示が見苦しくなったり、表示が傾き本来の広告効果が引き出されなかったりする場合がある。また容器デザイン上の制約を受ける場合もある。また振動抑制材料を別途用意する場合には、梱包・開梱の作業が手間となったり、包装部材の在庫管理も煩わしくなったりする。当然廃棄物も増加する。
更に図23の如く突出ラベル付き容器の突出ラベルCを横に並べる(収納箱の正面板面に沿わせて並べる)と、通常は商品収納部Bの長辺側に突出ラベルCがある場合が多く、この場合であると収納箱が長くなりすぎてしまい収納個数が多く出来ないといった不都合も生じる。また収納箱を製作するための1枚の大きな板紙(以後「板紙」と称する)から収納箱を切り出す場合、収納箱の上部に蓋103以外にも抑え部分104を設ける必要が
あることから、板紙からの収納箱取れ率も減少することになりコストアップとなる。
本発明者は上記事情に鑑み、鋭意研究した結果、突出ラベル付き容器の突出ラベルを店頭に陳列する状態で安全に輸送が出来、その収納作業は通常の突出ラベルの無い容器の収納作業と比べても大差ない事を見出し、本発明を完成したものである。
即ち本発明は、商品収納部と商品収納部よりも上方に突出する突出ラベルを有する容器を収納する突出ラベル付き容器収納箱であって、上面開口状の箱本体と、この箱本体の開口部を開閉自在に蓋する蓋体とからなり、蓋体は上記箱本体の上面開口部の一辺から連設され、その先端には箱本体を閉鎖する閉鎖片が連設され、閉鎖片の先端には上記突出ラベルを回避するラベル回避部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた容器抑え片を有する事を特徴としている。
さらに本発明の突出ラベル付き容器収納箱の蓋体は、突出ラベル付容器の振動を抑える容器抑え片を有しており、常に開蓋方向の力を受ける事になるため、蓋体の閉鎖状態を保持する閉鎖保持手段を有している事が望ましい。該閉鎖保持手段は蓋体と箱本体の胴部とに設けられているのが、梱包作業の容易化や材料の使用効率の面から望ましいが、箱本体の上面開口部の蓋体とは異なる辺にフラップを設置し、該フラップと蓋体とに設けられた閉鎖保持手段であっても良い。
また本発明は、商品収納部と商品収納部よりも上方に突出する突出ラベルを有する容器を収納する突出ラベル付き容器収納箱であって、上面開口状の箱本体と、この箱本体の開口部を開閉自在に蓋する蓋体とからなり、蓋体は上記箱本体の上面開口部の一辺から連設され、その先端には箱本体を閉鎖する閉鎖片が連設され、閉鎖片の先端には上記突出ラベルを回避するラベル回避部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた容器抑え片を有するとともに容器抑え片の滑り防止片も有する事を特徴としている。
この場合にも、蓋体の閉鎖状態を保持する閉鎖保持手段を有している事が望ましく、該閉鎖保持手段は蓋体と箱本体の胴部とに設けられていてもよいし、箱本体の上面開口部の蓋体とは異なる辺にフラップを設置し、該フラップと蓋体とに設けられた閉鎖保持手段であっても良い。
本発明によれば、突出ラベルの逃がし部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた抑え片により、突出ラベル付き容器は店頭に陳列する状態で梱包され、安全に輸送することが可能である。その際、製造メーカーにおける梱包作業は煩雑とならずに済み、店頭においては開梱してから陳列するための作業が大変容易となる。
また本発明に閉鎖保持手段を併用すれば、蓋体の閉鎖性が向上し、梱包作業時の粘着テープ貼りも省略することができる。当然店頭における開梱作業も容易になる。
更に箱本体の上面開口部には蓋体のみが連接するため、板紙からの取れ率も向上する。
また閉鎖保持手段において、蓋体とは別の辺に閉鎖保持手段を持たせたフラップを設ける事により、梱包作業をさほど煩わす事なく蓋体の閉鎖性をより強固とする事が出来る。
本発明では容器抑え片により容器の振動を抑えることを可能としているが、より大きな振動が発生した場合には、容器抑え片に滑りが生じ、抑え片の効果が無くなってしまうことも予想される。そこで容器抑え片の滑り防止片を設けることにより、容器抑え片の滑りを防ぐことができ、抑え片の効果を失うことがない。
以下、図面に基づき本発明の突出ラベル付き容器収納箱を用いた実施の形態について例を挙げて説明するが、本発明は当実施例に限定されるものではない。
図1〜3は本発明のラベル付き容器収納箱に収納されるラベル付き容器の例を示している。
図1の例では、ラベル付き容器A1は商品収納部B1と突出ラベルC1からなり、突出ラベルC1は商品収納部B1から上方にはみ出す様に形成されている。突出ラベルC1には商品名やキャッチコピー等が表示される。
図2の例では、ラベル付き容器A2は商品収納部B2と突出ラベルC2からなり、突出ラベルC2は商品収納部B2から上方にはみ出す様に形成されている。突出ラベルC2には店頭における吊下げ陳列にて使用する孔が形成されている。
図3の例では、ラベル付き容器A3は商品収納部B3に突出ラベルC3が貼り付けられおり、突出ラベルC3は商品収納部B3から上方にはみ出す様に貼り付けられている。突出ラベルC3には商品名やキャッチコピー等が表示される。
突出ラベル付き容器は図1〜3に示した例のみならず、図1の様な突出ラベル付き容器A1に図3の様な突出ラベルC3の様なものを突出ラベルC1の反対側に貼り付けた両面広告の様な表示であっても良いし、商品収納部の短辺側に突出ラベルがあっても本発明を利用できる方向で収納するものであれば、突出ラベルの場所には拘らない。また突出ラベルの目的として広告表示や吊下げ用の孔設置の例を挙げたが、突出ラベル自体が任意の形状をポップアップ的に表現したものやその他の機能を持たせたものであっても良い。
図4は本願発明の形態を示した閉蓋状態の斜視図、図5は開蓋状態の斜視図である。箱本体2と蓋体3とからなる突出ラベル付き容器収納箱1の中に、突出ラベル付き容器Aが3個収納されている。また箱本体2の胴部4の内、側面板4b,4cの上方には蓋体の閉鎖性を強固にする閉鎖保持手段としての閉鎖保持孔12b,12dが形成され、その位置に対応する蓋体の辺には閉鎖保持凸片11b,11dがそれぞれ設けられている。
図6は突出ラベル付き容器収納箱1の展開図となる。突出ラベル付き容器収納箱1はダンボールシートからなる板紙から切り出した後に組み起こしてなるものであり、図6に示す箱本体2は、背面板4a、側面板4b、正面板4c、側面板4dが連設してなり、背面板4aの側片に位置する糊代片4eを側面板4dに貼り付けることで胴部4が形成される。さらに箱本体2の背面板4aの下辺に連設した底面板5a、側面板4bの下辺に連設したフラップ5b、正面板4cの下辺に連接した底面板5c、側面板4dの下辺に連接したフラップ5dから底部閉鎖部5が形成されていて、扁平状態とした箱本体2を角筒状に起こす事で低部閉鎖部5が自動的に組み起こされるようにした公知のオートロック機構を構成している。
また本発明の突出ラベル付き容器収納箱1は、上記箱本体2の上面開口部を蓋体3にて開閉できるようにしている。前記蓋体3は背面板4aの上辺に連接された蓋板6を備えており、蓋板6の先端には、箱本体2の開口部を閉鎖するための閉鎖片7が連接され、閉鎖片7の先端には突出ラベル付き容器Aの商品収容部Bを抑える抑え部9と該突出ラベルCを回避するためのラベル回避部10とを有する容器抑え片8が連接されている。
蓋体3は、組み起こされた箱本体2の上面開口部を閉鎖する方向へ、背面板4aと蓋板6の境界線を折り、次に蓋板6と閉鎖片7との境界線を折り曲げ、最後は閉鎖片7と容器抑え片8との境界線を折り曲げる。図5に示すようにこの実施例では3つの突出ラベル付き容器Aが収納され、蓋体3を閉じることにより容器抑え片8のラベル回避部10が突出ラベルCを回避し、抑え部9が商品収容部Bを抑えることが出来る。
突出ラベル付き容器Aの商品収容部Bの高さ、突出ラベルCの高さが変更となる場合に
は、それらの寸法に合わせて閉鎖片7の長さや箱本体の高さを変更すれば対応可能である。
また突出ラベルの幅が図1に示すように容器の長片幅相当の長さである場合には、ラベル回避部10を容器抑え片8の長さ分まで伸ばすか、あるいは図7に示す他の実施例1のようにラベル回避部10を閉鎖片7部まで延長すれば良い。
図4〜7に示す実施例では閉鎖保持手段として、蓋板6の両脇部分に閉鎖保持凸片11b,11dが、また側面板4b,4dには閉鎖保持凸片と相対する位置に閉鎖保持孔12b,12dがそれぞれ設けられている。
本発明による突出ラベル付き容器収納箱では容器抑え片8により商品収容部Bを抑える構造であるため、蓋体には常に商品収容部Bからの応力により蓋が開く方向の力が働いている。輸送時の振動により蓋体が開く畏れがあるため、蓋体3と箱本体2とを粘着テープやガムテープ等で保持する方法もあるが、本実施例の如く閉鎖保持手段を設けることにより粘着テープを貼り付ける工数の削減や粘着テープコストの削減にも繋がる。
本閉鎖保持手段についてさらに説明すると、蓋板6,閉鎖片7,容器抑え片8を順じ折り曲げて蓋体3により箱本体2の開口部を閉じた後、蓋板6にある2ケ所の閉鎖保持凸片11b,11dを側面板4b,4dにある閉鎖保持孔12b,12dに差し込む。これらの作業は、蓋体3を閉めるという従来の一連作業動作の中で実施でき、作業が煩雑になることなく容易に閉鎖状態を強固にすることができる。尚店頭における開梱作業においても、粘着テープを剥がしたり、粘着テープを鋭利なもので切ったり、といった作業や道具を不要とできるため、大変便利である。
本閉鎖保持手段は、箱本体2の胴部4に設けた閉鎖保持孔12b,12dと蓋体3に設けた閉鎖保持凸片11b,11dにより構成されており、箱本体2の上面開口部には蓋体2以外のフラップを設けていなことから、梱包作業時に容器抑え片8とフラップとの干渉等を気にする必要がなく、容易に梱包作業を実施することができる。
図8は閉鎖保持手段を別の位置に設置した他の実施例2である。図8の展開図を図9に示す。本例では閉鎖保持凸片13として蓋板6と閉鎖片7との境界線の中央部分に凸状となる様に切れ目を入れて形成し、閉鎖保持孔12cを正面板4cの上方、閉鎖保持凸片13に相対する位置に形成する。蓋体3を折り曲げて箱本体2の上部開口部を閉鎖すると閉鎖保持凸片13が凸状に形成されるため、閉鎖保持凸片13を閉鎖保持孔12cに差し込むことで閉鎖状態を強固にできる。
図10には本発明の別の実施例3を示す。ここでは突出ラベル付き容器Aの商品収容部Bの形状が略八角柱であり、該容器を2個収納する突出ラベル付き容器収納箱の例である。略八角柱状商品収容部Bの八辺の内三辺に跨る突出ラベルCが存在し、蓋体3の容器抑え片8はラベル回避部10及び抑え部9を有する。抑え部9は突出ラベルCの無い五辺分を抑えるように製作しても構わないが、図10に示すが如く略八角柱状商品収容部Bの中央部分のみを抑える様に細く形成すると、容器の突出ラベルCの向きが図とは反対側を向いた状態で収納されていても対応可能となり便利である。この場合においても閉鎖保持片11b,11d及び閉鎖保持孔12b,12dにより蓋体の閉鎖状態を強固にできる。
図11には本発明のさらに別の実施例4を示し、図12は側面方向からの断面図、図13は展開図を示す。本例では突出ラベル付き容器Aの商品収容部Bの形状が略円柱状であり、該容器を2個収納する突出ラベル付き容器収納箱の例である。商品収容部Bの形状が略円柱状であるため、振動等により回転する畏れがある。商品収容部Bが回転すると突出ラベルCも回転することになるため、突出ラベルCと容器抑え片8(図面ではハッチング処理部分)との干渉を避けるために、容器抑え片8は立体的に構成されている。抑え部9は図12に示すが如く容器抑え片8をV字状に形成した頂点部分となり、ラベル回避部10は商品収容部Bが回転しても突出ラベルCと抑え片8とが接触しない様な構造としてい
る。
この例に示すように抑え片8が複雑な形状であっても、箱本体2上面に側面板4b,4dに連接したフラップがないため梱包作業は容易であり、しかも閉鎖保持手段として閉鎖保持片11b,11dと閉鎖保持孔12b,12dとを有するため、閉鎖状態を強固に出来る。
図14は図6にて示した展開図を板紙より切り出す上でのレイアウト図である。箱本体2の上面開口部には蓋体3以外にフラップがないため、図14に示す様に反対向きにしたもうひとつの突出ラベル付き容器収納箱と蓋体3部分を互い違いにした状態のレイアウトが可能であり、板紙からの取れ率向上に繋がる。尚、図10,図11に示した実施例も同様のレイアウトが可能である。
図15は、箱本体の上面開口部の蓋体3とは異なる辺に閉鎖保持フラップ14b,14dを設け、その閉鎖保持フラップ14b,14dと蓋体3とで閉鎖保持手段とする他の実施例5を示す。図16はその展開図を示す。
具体的には側面板4bの上辺に連接した閉鎖保持フラップ14b、側面板4dの上辺に連接した閉鎖保持フラップ14dを形成し、それぞれの閉鎖保持フラップには各々2つずつの差込片15b,15bと15d,15dを形成している。また蓋板6には差込孔16b,16dを、閉鎖保持フラップ14b、14dを閉鎖状態の蓋体3に向けて折り曲げた際に差込片15b,15dが位置する個所に各々2ケ所計4箇所に設ける。
図15に示す様に蓋体3を突出ラベル付容器の天面を抑えるように閉蓋した後、閉鎖保持フラップ14bを蓋体3側に折り曲げる際、2つの差込片15bを差込孔16bに差し込む。同様に差込片15dも差込孔16dに差し込む。このようにすることにより蓋体3の閉鎖状態が強固となる。
この様に設けた2つの閉鎖保持フラップ14b,14dは、蓋体3を閉鎖した後に利用する事になるため、蓋体3の閉鎖作業にあたっては横に広げて回避すれば閉鎖作業に支障がなく、容易に実施できる。
尚、これら閉鎖保持フラップの形状や差込片・差込孔の形状は任意に変更可能であり、例えば図17の他の実施例6に示すように蓋体3に対向する辺に閉鎖保持フラップ14cを設け、閉蓋作業後に当該閉鎖保持フラップ14cに設けた差込片15cと蓋板6に設けた差込孔16cにて閉鎖保持手段を設けても良い。
図18にはさらに別の実施例7を示し、図19は閉蓋状態の斜視図、図20は展開図を示す。本実施例は図4で最初に示した本願発明の実施例の閉鎖片7に連設した容器抑え片8の部分にコの字状に切込みを入れ、閉鎖片7に連設するように容器抑え片の滑り防止片17を設けている。この例では閉蓋時に閉鎖片7と容器抑え片8を順次折り曲げると容器抑え片の滑り防止片17が閉鎖片より突出するため、収納箱を背面板4a側に傾け突出ラベル付き容器を背面板4a側に寄せ、正面板4c側に隙間を作りそこに容器抑え片の滑り防止片17を差し込むように閉蓋する。
本発明では容器抑え片8が存在することにより突出ラベル付き容器の振動を抑え、突出ラベルの損傷を防ぐが、梱包作業時に閉鎖片7や容器抑え片8の折り曲げが強かったり、輸送時の振動が大きな場合に、図21に示すように容器抑え片8が横に滑ってしまい突出ラベル付き容器を抑えるという本来の機能を果たさなくなる畏れもある。
容器抑え片の滑り防止片17はそのような不具合を防ぐものであって、上記のような場合であっても図22が示すように容器抑え片の滑り防止片17により容器抑え片8が横に滑ってしまうことを防止するため、容器抑え片8がその機能を失うことがない。従って確実に容器を抑えて突出ラベルを保護するのである。
容器抑え片の滑り防止片17は、先に図4にて示した例のみならず、その他の実施例1(代表図:図7),2(代表図:図8),3(代表図:図10),4(代表図:図11),5(代表図:図15),6(代表図:図17)いずれの場合であっても用いる事が可能である。但し他の実施例4(代表図:図11)については、図12に示すが如く容器抑え片8の先端が収納箱の蓋体3もしくは背面板4aに当接するため元々滑りが発生し難い。このような場合にはあえて容器抑え片の滑り防止片17を設ける必要はない。
また、容器抑え片の滑り防止片17は実施例7ではコの字状に切り込んだ略長方形状の形状としているが、この形状に限定するものではなく、抑え片形状のように半円状にしても良いし、楕円状、三角形状等でもよく、突出ラベル付き容器と収納箱の間に入って抑え片の滑りを防止出来る機能を有す形状であればどんな形状でも良い。
本発明は突出ラベル付容器収納箱として活用できる他、突出する商品を包装する容器においても利用可能である。本収納箱に用いる材質として本実施例ではダンボールとしていたが、合成樹脂製のシート等にも応用できる。
突出ラベル付き容器を示す斜視図 別の突出ラベル付き容器を示す斜視図 別の突出ラベル付き容器を示す斜視図 本実施例を示す、突出ラベル付き容器収納箱の閉蓋状態を示す斜視図 本実施例を示す、突出ラベル付き容器収納箱の開蓋状態を示す斜視図 本実施例を示す、突出ラベル付き容器収納箱の展開図 別の実施例1(幅広突出ラベル対応)を示す、突出ラベル付き容器収 納箱の開蓋状態を示す斜視図及び部分拡大図 別の実施例2(異なる閉鎖保持手段)を示す、突出ラベル付き容器収 納箱の開蓋状態を示す斜視図 図8の展開図 別の実施例3(突出ラベル付き容器形状が八角柱形)を示す、突出ラベル 付き容器収納箱の開蓋状態を示す斜視図 別の実施例4(突出ラベル付き容器形状が円柱形)を示す、突出ラベル付 き容器収納箱の開蓋状態を示す斜視図 図11の閉蓋状態における側面断面図 図11の展開図 本実施例を示す、突出ラベル付き容器収納箱の板紙におけるレイアウト図 別の実施例5(異なる閉鎖保持手段)を示す、突出ラベル付き容器収納箱 の閉蓋過程状態を示す斜視図 図15の展開図 別の実施例6(異なる閉鎖保持手段)を示す、突出ラベル付き容器収納箱 の閉蓋状態を示す斜視図 別の実施例7(容器抑え片の滑り防止片付き)を示す、突出ラベル付き容 器収納箱の開蓋状態を示す斜視図 別の実施例7(容器抑え片の滑り防止片付き)を示す、突出ラベル付き容 器収納箱の閉蓋状態を示す斜視図 別の実施例7(容器抑え片の滑り防止片付き)を示す、突出ラベル付き容 器収納箱の展開図 本発明の容器抑え片に滑りが発生した状態を示す側面断面図 別の実施例7(容器抑え片の滑り防止片付き)を示す、突出ラベル付き容 器収納箱の側面断面図 公知例を示す斜視図及び部分破断図及び部分拡大図 公知例を示す側面断面図
符号の説明
1 突出ラベル付容器収納箱
2 箱本体
3 蓋体
4 胴部
4a 背面体
4b 側面体
4c 正面体
4d 側面体
4e 糊代片
5 底部閉鎖部
5a 底面板
5b フラップ
5c 底面板
5d フラップ
6 蓋板
7 閉鎖片
8 容器抑え片
9 抑え部
10 ラベル回避部
11b 閉鎖保持凸片
11d 閉鎖保持凸片
12b 閉鎖保持孔
12c 閉鎖保持孔
12d 閉鎖保持孔
13 閉鎖保持凸片
14b 閉鎖保持フラップ
14c 閉鎖保持フラップ
14d 閉鎖保持フラップ
15b 差込片
15c 差込片
15d 差込片
16b 差込孔
16c 差込孔
16d 差込孔
17 容器抑え片の滑り防止片
100 収納箱(公知例)
102 収納箱(公知例)本体
103 収納箱(公知例)蓋体
104 収納箱(公知例)抑え部
A 突出ラベル付き容器
B 商品収納部
C 突出ラベル

Claims (8)

  1. 商品収納部と商品収納部よりも上方に突出する突出ラベルを有する容器を収納する突出ラベル付き容器収納箱であって、上面開口状の箱本体と、この箱本体の開口部を開閉自在に蓋する蓋体とからなり、蓋体は上記箱本体の上面開口部の一辺から連設され、その先端には箱本体を閉鎖する閉鎖片が連設され、閉鎖片の先端には上記突出ラベルを回避するラベル回避部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた容器抑え片を有する事を特徴とする突出ラベル付き容器収納箱。
  2. 前記突出ラベル付き容器収納箱には、閉鎖保持手段を有する請求項1に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
  3. 前記閉鎖保持手段が、蓋体と箱本体の胴部とに設けられている請求項2に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
  4. 前記閉鎖保持手段が、蓋体と箱本体上面開口部の蓋体と異なる辺に設置したフラップとに設けられている請求項2に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
  5. 商品収納部と商品収納部よりも上方に突出する突出ラベルを有する容器を収納する突出ラベル付き容器収納箱であって、上面開口状の箱本体と、この箱本体の開口部を開閉自在に蓋する蓋体とからなり、蓋体は上記箱本体の上面開口部の一辺から連設され、その先端には箱本体を閉鎖する閉鎖片が連設され、閉鎖片の先端には上記突出ラベルを回避するラベル回避部と突出ラベル付き容器を抑える抑え部とを備えた容器抑え片を有するとともに容器抑え片の滑り防止片も有する事を特徴とする突出ラベル付き容器収納箱。
  6. 前記突出ラベル付き容器収納箱には、閉鎖保持手段を有する請求項5に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
  7. 前記閉鎖保持手段が、蓋体と箱本体の胴部とに設けられている請求項6に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
  8. 前記閉鎖保持手段が、蓋体と箱本体上面開口部の蓋体と異なる辺に設置したフラップとに設けられている請求項6に記載の突出ラベル付き容器収納箱。
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