JP2001253430A - 梱包用箱 - Google Patents

梱包用箱

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JP2001253430A
JP2001253430A JP2000064345A JP2000064345A JP2001253430A JP 2001253430 A JP2001253430 A JP 2001253430A JP 2000064345 A JP2000064345 A JP 2000064345A JP 2000064345 A JP2000064345 A JP 2000064345A JP 2001253430 A JP2001253430 A JP 2001253430A
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JP
Japan
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printed circuit
circuit board
pressing
lid
box
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JP2000064345A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Kobayashi
隆一 小林
Hiroaki Saito
宏明 斉藤
Mutsuo Hasegawa
睦男 長谷川
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Hitachi Telecom Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Telecom Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板の自重による反りを抑制し、ま
た、製造工程で発生した基板の反りを矯正することがで
きる梱包用箱を提供する。 【解決手段】 プリント基板Bを、その部品実装面B−
1を表にして箱本体1に収容した場合、プリント基板B
の左、右の部品が実装されていない部位B−3が受け部
11、15の上に載り、蓋体2の左右の押圧板部23、
26の縁部23a、26aがプリント基板Bの左、右の
部位B−3を上から押え、この押え状態を押圧保持手段
が保持してプリント基板Bを箱本体1に対して固定状態
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板の梱
包時、このプリント基板の反りを矯正または防止するこ
とが可能な梱包用箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント基板の梱包用箱は、図9
に示すように箱本体61と、この箱本体61に連設した
蓋体62とを備えている。箱本体61は長方形状の底面
部63と、この底面部63の左方に立ち上がる左側壁面
部67と、底面部63の右方に立ち上がる右側壁面部6
8と、底面部63の前方に立ち上がる前壁面部69と、
底面部63の後方に立ち上がる後壁面部70とから構成
してある。そして、左側壁面部67と右側壁面部68と
は締結板部67A、68Bとを、それぞれが有する締結
用切り溝部67a、68aを互いに噛み合わせて連結し
てある。
【0003】そして、プリント基板Bを、その部品実装
面B−1を表にして箱本体61に収容し蓋体62で蓋を
する。この場合、プリント基板Bの裏面が直接に箱本体
1の底面部3に接するし、プリント基板Bを押えるもの
がないために、プリント基板Bは梱包用箱内で動くこと
ができる状態である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
梱包用箱にあっては、プリント基板Bは梱包用箱内で動
くことができる状態であるために、プリント基板Bを収
容した梱包用箱を縦にして倉庫などに収納した場合、プ
リント基板Bには、その自重による反りが発生するし、
また、製造工程で発生した基板の反りを矯正することが
できないという問題点があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、プリント基
板の自重による反りを抑制し、また、製造工程で発生し
た基板の反りを矯正することができる梱包用箱を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る梱包用箱は、プリント基板を収容す
る箱本体と、箱本体のプリント基板の収容部分を覆う蓋
体とを有する梱包用箱であって、箱本体にプリント基板
を収容し蓋体で覆った状態で、プリント基板の両側を押
圧して当該プリント基板を箱本体に対して固定状態にす
る押圧固定手段を備えたものである。
【0007】かかる構成により、プリント基板を、その
部品実装面を表にして箱本体に収容した場合、押圧固定
手段が、プリント基板の両側を押圧し箱本体に対して固
定状態にするために、プリント基板を収容した梱包用箱
を縦にして倉庫などに収納しても、プリント基板の自重
による反りは抑制されるし、また、製造工程で発生した
基板の反りを矯正することができる。
【0008】また、上記した本発明に係る梱包用箱にお
いて、押圧固定手段を、箱本体の底面部においてプリン
ト基板を受ける基板受け手段と、蓋体が箱本体を覆った
状態でプリント基板を押圧する押圧手段と、押圧手段に
よるプリント基板の押圧を保持する押圧保持手段とで構
成することが好ましい。
【0009】また、基板受け手段が、箱本体の両側壁面
部を折り畳みにより形成した際の側壁面部構成部材の一
部の受け板部であり、押圧手段が蓋体に形成した押圧板
部であり、押圧保持手段が、箱本体に形成した差込み係
止部と、蓋体に形成した係止孔部とを有し、差込み係止
部を係止孔部に差込み係止した構成であってもよい。
【0010】また、基板受け手段が、箱本体とは別部材
であって箱本体の底面部に配置される受け部材であり、
押圧手段が蓋体に形成した押圧板部であり、押圧保持手
段が、箱本体に形成した差込み係止部と蓋体に形成した
係止孔部とを有し、差込み係止部を係止孔部に差込み係
止した構成であってもよい。
【0011】かかる構成により、プリント基板を、その
部品実装面を表にして箱本体に収容した場合、プリント
基板の両側部(部品が実装されていない部位)が基板受
け手段(受け部、受け部材)の上に載り、蓋体で蓋をす
ることにより押圧手段(蓋体の押圧板部)がプリント基
板を押圧するようになり、この押え状態を押圧保持手段
(差込み係止片部を係止孔部に差込み係止した構成)が
保持するために、プリント基板は動くことのないように
固定された状態になる。しかも、箱本体の底面部とプリ
ント基板の裏面との間には隙間が生じており、この隙間
に実装部品の端子部が位置することで、プリント基板に
は箱本体側から干渉を受けない状態になる。
【0012】このために、プリント基板を収容した梱包
用箱を縦にして倉庫などに収納しても、プリント基板の
自重による反りは抑制されるし、また、製造工程で発生
した基板の反りを矯正することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】(実施の形態1)本発明の実施の形態1を
図1乃至図5に示す。図1は本発明に係る梱包用箱の実
施の形態1の開蓋状態の斜視図、図2は同梱包用箱の展
開状態の平面図、図3は同梱包用箱にプリント基板を収
容した場合の開蓋状態の斜視図、図4は同梱包用箱の押
圧保持手段であるロック機構部の斜視図、図5は同梱包
用箱にプリント基板を収容し閉蓋した状態の断面図であ
る。
【0015】本発明に係る梱包用箱Aは、箱本体1と、
この箱本体1に連設した蓋体2とを備えている。箱本体
1は長方形状の底面部3と、この底面部3の左方に立ち
上がる左側壁面部7と、底面部3の右方に立ち上がる右
側壁面部8と、底面部3の前方に立ち上がる前壁面部9
と、底面部3の後方に立ち上がる後壁面部10とから構
成してある。
【0016】図2に示すように、左側壁面部7は、底面
部3の左縁部に線状折曲部イを介して連設された外面部
7Aと、この外面部7Aの左縁部に線状折曲部ロを介し
て連設された内面部7Bと、この内面部7Bの左縁部に
線状折曲部ハを介して連設された基板受け手段である受
け板部(側壁面部構成部材の一部)11と、外面部7A
の前縁部に線状折曲部ニを介して連設された短冊状の側
面保持板部12と、外面部7Aの後縁部に線状折曲部ホ
を介して連設された短冊状の締結板部13とを有してお
り、締結板部13には締結用切り溝部13aが形成して
ある。
【0017】そして、左側壁面部7には、この左側壁面
部7の中央であって外面部7Aから内面部7Bにかけて
設けた切り溝部14aにより差込み部14が形成してあ
り、この差込み部14には折曲部14b、14cが形成
してある。
【0018】また、右側壁面部8は、底面部3の右縁部
に線状折曲部イ´を介して連設された外面部8Aと、こ
の外面部8Aの右縁部に線状折曲部ロ´を介して連設さ
れた内面部8Bと、この内面部8Bの右縁部に線状折曲
部ハ´を介して連設された基板受け手段である受け板部
(側壁面部構成部材の一部)15と、外面部8Aの前縁
部に線状折曲部ニ´を介して連設された短冊状の側面保
持板部16と、外面部8Aの後縁部に線状折曲部ホ´を
介して連設された短冊状の締結板部17とを有してお
り、締結板部17には締結用切り溝部17aが形成して
ある。
【0019】そして、右側壁面部8には、この右側壁面
部8の中央であって外面部8Aから内面部8Bにかけて
設けた切り溝部18aにより差込み部18が形成してあ
り、この差込み部18には折曲部18b、18cが形成
してある。
【0020】前壁面部9は、底面部3の前縁部に線状折
曲部ヘを介して連設された外面部9Aと、この外面部9
Aの前縁部に線状折曲部トを介して連設された上面部9
Bと、上面部9Bの前縁部に線状折曲部チを介して連設
された内面部9Cとを有しており、内面部9Cの前縁部
には左右の係止片部19a、19bが形成してある。ま
た、底面部3の前縁部には折曲部ヘに接するようにして
左右の係止孔部20a、20bが形成してあり、上面部
9Bの中央には係止孔部21が形成してある。また、内
面部9Cの左右の角部には切欠き部9C−1、9C−2
が形成してある。
【0021】後壁面部10は、底面部3の後縁部に線状
折曲部リを介して連設されている。そして、この後壁面
部10の後縁部には線状折曲部ヌを介して蓋体2の蓋本
体22が連設してある。
【0022】蓋本体22の左縁部には線状折曲部ルを介
して押圧手段である押圧板部23が連設してあり、この
押圧板部23の中央には折曲部ルに沿うようにして係止
孔部24が形成してあって、この係止孔部24には指挿
入用切欠き部25が形成してある。
【0023】また、蓋本体22の右縁部には線状折曲部
レを介して押圧手段である押圧板部26が連設してあ
り、この押圧板部26の中央には折曲部レに沿うように
して係止孔部27が形成してあって、この係止孔部27
には指挿入用切欠き部28が形成してある。
【0024】また、蓋本体22の後縁部には線状折曲部
オを介して片状の係止部29が連設してある。
【0025】次に、上記のように展開した状態から梱包
用箱を形成する手順を説明する。
【0026】まず、左側壁面部7を形成する。この場合
は、側面保持板部12を折曲部ニで谷折りし、締結板部
13を折曲部ホで谷折りし、受け板部11を折曲部ハで
山折りし、外面部7Aを折曲部イで谷折りし、内面部7
Bを折曲部ロで谷折りしてこの内面部7Bに外面部7A
を重ねて、受け部11を底面部3に当接させる。この状
態では差込み部14が切り溝部14aで外面部7Aから
離れて内面部7Bの延長上に位置するようになる。そし
て、差込み部14を図4に示すように、その線状折曲部
14bで谷折りし、線状折曲部14cで山折りして差込
み係止部14Aを形成する。
【0027】次に、右側壁面部8を形成する。この場合
は、側面保持板部16を折曲部ニ´で谷折りし、締結板
部17を折曲部ホ´で谷折し、受け板部15を折曲部ハ
´で山折りし、外面部8Aを折曲部イ´で谷折りし、内
面部8Bを折曲部ロ´で谷折りしてこの内面部8Bに外
面部8Aを重ねて、受け部15を底面部3に当接させ
る。この状態では差込み部18が切り溝部18aで外面
部8Aから離れて内面部8Bの延長上に位置するように
なる。そして、差込み部18を図4に示すように、その
線状折曲部18bで谷折りし、線状折曲部18cで山折
りして差込み係止部18Aを形成する。
【0028】そして、左右の締結板部13、17を互い
の締結用切り溝部13a、17aを噛み合わせて左側壁
面部7と右側壁面部8と連結する。
【0029】次に、前壁面部9を形成する。この場合
は、外面部9Aを折曲部ヘで谷折りして、この外面部9
Aの内面側を側面保持板部12、16に沿わせる。次
に、上面部9Bを折曲部トで谷折りし、内面部9Cを折
曲部チで谷折りして、この内面部9Cに設けた左右の係
止片部19a、19bを係止用孔部20a、20bに挿
入係止する。側面保持板部12、16は内、外面部9
C、9A間に挿入された状態になる。そして、内面部9
Cの左右の角部に設けた切欠き部9C−1、9C−2が
受け部11、15の前端部に嵌まり、これらの受け部1
1、15を押えるようになる。
【0030】次に、後壁面部10を形成する。この場合
は、後壁面部10を折曲部リで谷折りして、互いに連結
された左右の締結板部13、17に外側に位置させる。
【0031】蓋体2にあっては、その蓋本体22を折曲
部ルで山折し、押圧板部23を折曲部ルで谷折すると共
に、押圧板部26を折曲部レで谷折する。
【0032】次に、上記のようにして構成された梱包用
箱Aにプリント基板Bを収容し、梱包する手順を説明す
る。
【0033】図3に示すように、プリント基板Bを、そ
の部品実装面B−1を表にして箱本体1に収容する。こ
の場合、図5に示すようにプリント基板Bの左、右の部
品が実装されていない部位B−3が受け部11、15の
上に載る。したがって、箱本体1の底面部3とプリント
基板Bの裏面B−2との間には隙間Hが生じており、こ
の隙間Hに実装部品Dの端子部Eが位置している。
【0034】そして、蓋体2の片状の係止部29を線状
折曲部オで谷折し、蓋本体22を箱本体1側に倒すこと
により、係止部29を係止孔部21に挿入係止する。そ
して、差込み部14の差込み係止部14Aを蓋本体22
の係止孔部24に挿入すると共に、差込み部18の差込
み係止部18Aを蓋本体22の係止孔部27に挿入し
て、蓋体2を箱本体2にロックする。したがって、差込
み部14、18の差込み係止部14A、18Aと係止孔
部24、27とで押圧保持手段を構成することになる。
【0035】この場合、押圧板部23、26の縁部23
a、26aが、図5に示すようにプリント基板Bの左、
右の部品が実装されていない部位B−3を上から押える
ようになり、プリント基板Bは動くことのないように固
定された状態になる。
【0036】なお、梱包用箱Aからプリント基板Bを取
り出す場合には、上記した収容の手順を逆に行うように
する。
【0037】上記したように、本発明の実施の形態1に
あっては、プリント基板Bを、その部品実装面B−1を
表にして箱本体1に収容した場合、プリント基板Bの
左、右の部品が実装されていない部位B−3が受け部1
1、15の上に載り、蓋体2の左右の押圧板部23、2
6の縁部23a、26aがプリント基板Bの左、右の部
品が実装されていない部位B−3を上から押えるように
なり、この押え状態を押圧保持手段が保持するために、
プリント基板Bは動くことのないように固定された状態
になる。しかも、箱本体1の底面部3とプリント基板B
の裏面B−2との間には隙間Hが生じており、この隙間
Hに実装部品Dの端子部Eが位置することで、プリント
基板Bには箱本体1側から干渉を受けない状態になる。
【0038】このために、プリント基板Bを収容した梱
包用箱Aを縦にして倉庫などに収納しても、プリント基
板Bの自重による反りは抑制されるし、また、製造工程
で発生した基板の反りを矯正することができる。
【0039】(実施の形態2)本発明の実施の形態2を
図6乃至図8に示す。図6は本発明に係る梱包用箱の実
施の形態2の開蓋状態の斜視図、図7は同梱包用箱の展
開状態の平面図、図8は同梱包用箱にプリント基板を収
容し閉蓋した状態の断面図である。
【0040】本発明に係る梱包用箱(実施の形態2)A
は、箱本体31と、この箱本体31に連設した蓋体32
と、別部材としての2つの基板受け手段である受け部材
30A、30Bとを備えている。
【0041】箱本体31は長方形状の底面部33と、こ
の底面部33の左方に立ち上がる左側壁面部37と、底
面部33の右方に立ち上がる右側壁面部38と、底面部
33の前方に立ち上がる前壁面部39と、底面部33の
後方に立ち上がる後壁面部40とから構成してある。
【0042】図7に示すように、左側壁面部37は、底
面部33の左縁部に線状折曲部aを介して連設されてお
り、左側壁面部37の前縁部には線状折曲部bを介して
短冊状の側面保持板部42が連設してあり、左側壁面部
37の後縁部には線状折曲部cを介して短冊状の締結板
部43が連設してある。
【0043】また、右側壁面部38は、底面部33の右
縁部に線状折曲部a´を介して連設されており、この右
側壁面部38の前縁部には線状折曲部b´を介して短冊
状の側面保持板部46が連設してあり、右側壁面部38
の後縁部には線状折曲部c´を介して短冊状の締結板部
47が連設してある。
【0044】前壁面部39は、底面部33の前縁部に線
状折曲部dを介して連設された外面部39Aと、この外
面部39Aの前縁部に線状折曲部eを介して連設された
上面部39Bと、上面部39Bの前縁部に線状折曲部f
を介して連設された内面部39Cとを有しており、内面
部39Cの前縁部の中央部には係止片部49が形成して
ある。また、底面部33の前縁部には折曲部dに接する
ようにして係止孔部50が形成してあり、上面部39B
の中央には係止孔部51が形成してある。
【0045】後壁面部40は、底面部33の後縁部に線
状折曲部gを介して連設されている。そして、この後壁
面部40の後縁部には線状折曲部hを介して蓋体32の
蓋本体52が連設してある。
【0046】蓋本体52の左縁部には線状折曲部iを介
して押圧手段である押圧板部53が連設してあり、ま
た、蓋本体52の右縁部には線状折曲部jを介して押圧
手段である押圧板部54が連設してある。また、蓋本体
52の後縁部には線状折曲部kを介して片状の係止部5
5が連設してある。
【0047】次に、上記のように展開した状態から梱包
用箱を形成する手順を説明する。
【0048】まず、左側壁面部37を折曲部aで谷折り
し、側面保持板部42、43を折曲部b、cで谷折りす
る。
【0049】次に、右側壁面部38を折曲部a´で谷折
りし、側面保持板部46、47を折曲部b´、c´で谷
折りする。
【0050】次に、前壁面部39を形成する。この場合
は、外面部39Aを折曲部dで谷折りして、この外面部
39Aの内面側を側面保持板部42、46に沿わせる。
次に、上面部39Bを折曲部eで谷折りし、内面部39
Cを折曲部fで谷折りして、この内面部39Cに設けた
係止片部49を係止用孔部50に挿入係止する。この場
合、側面保持板部42、46は内、外面部39C、39
A間に挿入された状態になる。
【0051】次に、後壁面部40を形成する。この場合
は、後壁面部40を折曲部gで谷折して、側面保持板部
43、47の外側に位置させる。
【0052】蓋体32においては、その蓋本体52を折
曲部hで山折し、押圧板部53を折曲部iで谷折すると
共に、押圧板部54を折曲部jで谷折する。また、蓋体
32の片状の差込み係止部55を折曲部kで谷折する。
【0053】次に、上記のようにして構成された梱包用
箱Aにプリント基板Bを収容し、梱包する手順を説明す
る。
【0054】図8に示すように、箱本体31の内部の左
右の隅側に受け部材30A、30Bを配置して、これら
の受け部材30A、30Bを底面部33に当接させる。
【0055】プリント基板Bを、その部品実装面B−1
を表にして箱本体31に収容する。この場合、本発明の
実施の形態1で説明したと同様にプリント基板Bの左、
右の部品が実装されていない部位B−3が受け部材30
A、30Bの上に載る。したがって、箱本体31の底面
部33とプリント基板Bの裏面B−2との間には隙間H
が生じており、この隙間Hに実装部品Dの端子部Eが位
置している。
【0056】蓋本体52を箱本体31側に倒すことによ
り、左右の押圧板部53、54を蓋本体52の左、右側
壁面部37、38の内側に挿入すると共に、差込み係止
部55を係止孔部51に挿入係止して蓋体32を箱本体
31にロックする。したがって、差込み係止部55と係
止孔部51とで押圧保持手段を構成するようになる。
【0057】この場合、蓋体32の左右の押圧板部5
3、54の縁部553a、54aが、プリント基板Bの
左、右の部品が実装されていない部位B−3を上から押
えるようになり、プリント基板Bは動くことのないよう
に固定された状態になる。
【0058】なお、梱包用箱Aからプリント基板Bを取
り出す場合には、上記した収容の手順を逆に行うように
する。
【0059】上記したように、本発明の実施の形態2に
あっては、プリント基板Bを、その部品実装面B−1を
表にして箱本体31に収容した場合、プリント基板Bの
左、右の部品が実装されていない部位B−3が受け部材
30A、30Bの上に載り、蓋体2の左右の押圧板部5
3、54の縁部53a、54aがプリント基板Bの左、
右の部品が実装されていない部位B−3を上から押える
ようになり、この押え状態を押圧保持手段が保持するた
めに、プリント基板Bは動くことのないように固定され
た状態になる。しかも、箱本体31の底面部33とプリ
ント基板Bの裏面B−2との間には隙間Hが生じてお
り、この隙間Hに実装部品Dの端子部Eが位置すること
で、プリント基板Bには箱本体31側から干渉を受けな
い状態になる。
【0060】このために、プリント基板Bを収容した梱
包用箱Aを縦にして倉庫などに収納しても、プリント基
板Bの自重による反りは抑制されるし、また、製造工程
で発生した基板の反りを矯正することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る梱包
用箱によれば、プリント基板を、その部品実装面を表に
して箱本体に収容し、蓋体で蓋をすることにより押圧固
定手段が、プリント基板の両側を押圧し箱本体に対して
固定状態にするために、プリント基板を収容した梱包用
箱を縦にして倉庫などに収納しても、プリント基板の自
重による反りは抑制されるし、また、製造工程で発生し
た基板の反りを矯正することができる。
【0062】また、本発明に係る梱包用箱によれば、プ
リント基板を、その部品実装面を表にして箱本体に収容
した場合、プリント基板の両側が基板受け手段(受け
部、受け部材)の上に載り、蓋体で蓋をすることにより
押圧手段(蓋体の押圧板部)がプリント基板を押圧する
ようになり、この押え状態を押圧保持手段(差込み係止
片部を係止孔部に差込み係止した構成)が保持するため
に、プリント基板は動くことのないように固定された状
態になる。しかも、箱本体の底面部とプリント基板の裏
面との間には隙間が生じており、この隙間に実装部品の
端子部が位置することで、プリント基板には箱本体側か
ら干渉を受けない状態になる。
【0063】このために、プリント基板を収容した梱包
用箱を縦にして倉庫などに収納しても、プリント基板の
自重による反りは抑制されるし、また、製造工程で発生
した基板の反りを矯正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包用箱の実施の形態1の開蓋状
態の斜視図である。
【図2】同梱包用箱の展開状態の平面図である。
【図3】同梱包用箱にプリント基板を収容した場合の開
蓋状態の斜視図である。
【図4】同梱包用箱の押圧保持手段であるロック機構部
の斜視図である。
【図5】同梱包用箱にプリント基板を収容し閉蓋した状
態の断面図である。
【図6】本発明に係る梱包用箱の実施の形態2の開蓋状
態の斜視図である。
【図7】同梱包用箱の展開状態の平面図である。
【図8】同梱包用箱にプリント基板を収容し閉蓋した状
態の断面図である。
【図9】従来の梱包用箱の開蓋状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 蓋体 3 底面部 7 左側壁面部 8 右側壁面部 9 前壁面部 10 後壁面部 11 受け板部(基板受け手段) 12 側面保持板部 13 締結板部 14 差込み部 14A 差込み係止部(押圧保持手段) 15 受け板部(基板受け手段) 16 側面保持板部 17 締結板部 18 差込み部 18A 差込み係止部(押圧保持手段) 19a 係止片部 19b 係止片部 20a 係止孔部 20b 係止孔部 21 係止孔部 22 蓋本体 23 押圧板部(押圧手段) 24 係止孔部(押圧保持手段) 25 指挿入用切欠き部 26 押圧板部(押圧手段) 27 係止孔部(押圧保持手段) 28 指挿入用切欠き部 29 係止部 30A 受け部材(基板受け手段) 30B 受け部材(基板受け手段) 31 箱本体 32 蓋体 33 底面部 37 左側壁面部 38 右側壁面部 39 前壁面部 40 後壁面部 42 側面保持板部 43 締結板部 46 側面保持板部 47 締結板部 51 係止孔部(押圧保持手段) 52 蓋本体 53 押圧板部(押圧手段) 54 押圧板部(押圧手段) 55 差込み係止部(押圧保持手段) A 梱包用箱 B プリント基板 B−3 部品が実装されていない部位 D 実装部品 E 端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 睦男 福島県郡山市字船場向94番地 株式会社日 立テレコムテクノロジー内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 AB07 BA08 BB01 CC03 CC06 CC18 DA23 EA09 EA17 3E096 AA01 BA17 BB05 CA03 CB03 FA09 FA10 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板を収容する箱本体と、前記
    箱本体の前記プリント基板の収容部分を覆う蓋体とを有
    する梱包用箱であって、 前記箱本体に前記プリント基板を収容し前記蓋体で覆っ
    た状態で、前記プリント基板の両側を押圧して当該プリ
    ント基板を前記箱本体に対して固定状態にする押圧固定
    手段を備えたことを特徴とする梱包用箱。
  2. 【請求項2】 前記押圧固定手段を、前記箱本体の底面
    部において前記プリント基板を受ける基板受け手段と、
    前記蓋体が前記箱本体を覆った状態で前記プリント基板
    を押圧する押圧手段と、前記押圧手段による前記プリン
    ト基板の押圧を保持する押圧保持手段とで構成した請求
    項1に記載の梱包用箱。
  3. 【請求項3】 前記基板受け手段が、前記箱本体の両側
    壁面部を折り畳みにより形成した際の側壁面部構成部材
    の一部の受け板部であり、 前記押圧手段が前記蓋体に形成した押圧板部であり、 前記押圧保持手段が、前記箱本体に形成した差込み係止
    部と、前記蓋体に形成した係止孔部とを有し、前記差込
    み係止部を前記係止孔部に差込み係止した構成である請
    求項2に記載の梱包用箱。
  4. 【請求項4】 前記基板受け手段が、前記箱本体とは別
    部材であって前記箱本体の底面部に配置される受け部材
    であり、 前記押圧手段が前記蓋体に形成した押圧板部であり、 前記押圧保持手段が、前記箱本体に形成した差込み係止
    部と、前記蓋体に形成した係止孔部とを有し、前記差込
    み係止部を前記係止孔部に差込み係止した構成である請
    求項2に記載の梱包用箱。
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