JPH11214716A - 半導体光学装置のシールドケース - Google Patents
半導体光学装置のシールドケースInfo
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- JPH11214716A JPH11214716A JP10054096A JP5409698A JPH11214716A JP H11214716 A JPH11214716 A JP H11214716A JP 10054096 A JP10054096 A JP 10054096A JP 5409698 A JP5409698 A JP 5409698A JP H11214716 A JPH11214716 A JP H11214716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡略な構成で安価であり、しかも半導体光学
装置に対するシールド効果を高めたシールドケースを提
供すること。 【解決手段】 略T字状の磁性金属板を折り曲げて、半
導体光学装置の受発光面を開口部5bで露出させ、十字
状シールド部5aが形成された中央部の頂板5と、端部
に回路基板実装用の取付け脚部2d、3dを設け、頂板
に対して対称の位置にそれぞれ表面から内側に傾斜して
突出する突出部2c、3cを形成した両側の側面板2、
3と、両側の側面板の側縁部と直交する背面板4よりな
る二面を開放した箱状体を形成する。背面板4を打ち抜
き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で突出部に沿って内側
に折り曲げ、前記箱状体に装着される半導体光学装置の
背面と底面とを背面板により覆いシールドケース10を
形成する。
装置に対するシールド効果を高めたシールドケースを提
供すること。 【解決手段】 略T字状の磁性金属板を折り曲げて、半
導体光学装置の受発光面を開口部5bで露出させ、十字
状シールド部5aが形成された中央部の頂板5と、端部
に回路基板実装用の取付け脚部2d、3dを設け、頂板
に対して対称の位置にそれぞれ表面から内側に傾斜して
突出する突出部2c、3cを形成した両側の側面板2、
3と、両側の側面板の側縁部と直交する背面板4よりな
る二面を開放した箱状体を形成する。背面板4を打ち抜
き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で突出部に沿って内側
に折り曲げ、前記箱状体に装着される半導体光学装置の
背面と底面とを背面板により覆いシールドケース10を
形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体発光装置ま
たは半導体受光装置のシールドケースに関する。
たは半導体受光装置のシールドケースに関する。
【0002】
【従来の技術】一対のリード端子に半導体発光素子また
は半導体受光素子を金属線でワイヤンデングし、この受
発光素子を半球形状の透明または半透明の合成樹脂製の
モールド部で覆う構成の半導体発光装置または半導体受
光装置(以下、半導体発光装置と半導体受光装置を総称
して半導体光学装置という)が知られている。この半導
体光学装置は、封止体の一面に前記モールド部が配置さ
れ全体の形状を略直方体の形状としており、また、封止
体の適宜の一面にリード端子が貫通している。
は半導体受光素子を金属線でワイヤンデングし、この受
発光素子を半球形状の透明または半透明の合成樹脂製の
モールド部で覆う構成の半導体発光装置または半導体受
光装置(以下、半導体発光装置と半導体受光装置を総称
して半導体光学装置という)が知られている。この半導
体光学装置は、封止体の一面に前記モールド部が配置さ
れ全体の形状を略直方体の形状としており、また、封止
体の適宜の一面にリード端子が貫通している。
【0003】このような半導体光学装置は、封止体を貫
通して配置されるリード端子を用いて回路基板に実装さ
れる場合がある。半導体光学装置をリード端子により回
路基板に実装すると、リード端子の機械的強度が不足す
るために実装の安定性が悪く、また、電磁気に対するシ
ールド機構がないのでノイズの影響を受けるという問題
が生じる。
通して配置されるリード端子を用いて回路基板に実装さ
れる場合がある。半導体光学装置をリード端子により回
路基板に実装すると、リード端子の機械的強度が不足す
るために実装の安定性が悪く、また、電磁気に対するシ
ールド機構がないのでノイズの影響を受けるという問題
が生じる。
【0004】このため、従来は透磁率の大きな磁性金属
板、例えば鉄板等を略長方形状に打ち抜き、その両側の
端部にそれぞれ回路基板実装用の取付け脚部を形成し、
この磁性金属板を門形に折り曲げて半導体光学装置を保
持し回路基板に実装することや、回路基板実装用の取付
け脚部を形成した鉄製のシールド箱内に半導体光学装置
を収納して、回路基板に実装することが行われていた。
なお、これらの門形に折り曲げた磁性金属板やシールド
箱からなるシールド機構に半導体光学装置を取り付ける
際には、その受発光面はシールド機構から露出させて光
路が得られるように構成している。
板、例えば鉄板等を略長方形状に打ち抜き、その両側の
端部にそれぞれ回路基板実装用の取付け脚部を形成し、
この磁性金属板を門形に折り曲げて半導体光学装置を保
持し回路基板に実装することや、回路基板実装用の取付
け脚部を形成した鉄製のシールド箱内に半導体光学装置
を収納して、回路基板に実装することが行われていた。
なお、これらの門形に折り曲げた磁性金属板やシールド
箱からなるシールド機構に半導体光学装置を取り付ける
際には、その受発光面はシールド機構から露出させて光
路が得られるように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような門形に折
り曲げた磁性金属板やシールド箱からなるシールド機構
を用いて半導体光学装置を回路基板に実装することによ
り、半導体光学装置を電磁気からシールドし、実装の安
定性を高めることができる。しかしながら、門形に折り
曲げた磁性金属板を用いた場合には、半導体光学装置は
電磁気に対して開放面が多くなるので十分なシールド効
果が得られないという問題があった。また、シールド箱
は構成が複雑でコストが高くなるという問題があった。
り曲げた磁性金属板やシールド箱からなるシールド機構
を用いて半導体光学装置を回路基板に実装することによ
り、半導体光学装置を電磁気からシールドし、実装の安
定性を高めることができる。しかしながら、門形に折り
曲げた磁性金属板を用いた場合には、半導体光学装置は
電磁気に対して開放面が多くなるので十分なシールド効
果が得られないという問題があった。また、シールド箱
は構成が複雑でコストが高くなるという問題があった。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、簡略な構成としてコストを低減すると共に
半導体光学装置に対するシールド効果を高めた半導体光
学装置のシールドケースの提供を目的とする。
ものであり、簡略な構成としてコストを低減すると共に
半導体光学装置に対するシールド効果を高めた半導体光
学装置のシールドケースの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1に係る発明において、半導体光学装置のシールド
ケースを、略T字状の磁性金属板を折り曲げて、半導体
光学装置の受発光面を露出させる開口部が形成された中
央部の頂板と、端部に回路基板実装用の取付け脚部を形
成すると共に頂板に対して対称の位置にそれぞれ表面か
ら内側に傾斜して突出する突出部を形成した両側の側面
板と、両側の側面板の側縁部と直交する背面板よりなる
二面を開放した箱状体を形成してなり、背面板を前記箱
状体の内側に折り曲げてその先端を前記突出部に係止し
て箱状体の開放された一面を閉塞し、箱状体に装着され
た略直方体形状の半導体光学装置の背面と底面とを背面
板により覆い、半導体光学装置の両側面を両側の側面板
で覆う構成とすることにより達成される。
求項1に係る発明において、半導体光学装置のシールド
ケースを、略T字状の磁性金属板を折り曲げて、半導体
光学装置の受発光面を露出させる開口部が形成された中
央部の頂板と、端部に回路基板実装用の取付け脚部を形
成すると共に頂板に対して対称の位置にそれぞれ表面か
ら内側に傾斜して突出する突出部を形成した両側の側面
板と、両側の側面板の側縁部と直交する背面板よりなる
二面を開放した箱状体を形成してなり、背面板を前記箱
状体の内側に折り曲げてその先端を前記突出部に係止し
て箱状体の開放された一面を閉塞し、箱状体に装着され
た略直方体形状の半導体光学装置の背面と底面とを背面
板により覆い、半導体光学装置の両側面を両側の側面板
で覆う構成とすることにより達成される。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
半導体光学装置のシールドケースにおいて、前記背面板
に打ち抜き部を設けて、背面板を該打ち抜き部で前記箱
状体の内側に折り曲げる構成としている。
半導体光学装置のシールドケースにおいて、前記背面板
に打ち抜き部を設けて、背面板を該打ち抜き部で前記箱
状体の内側に折り曲げる構成としている。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載の半導体光学装置のシールドケースにおい
て、前記両側の側面板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片
を設け、該挟持片により半導体光学装置を弾性保持する
構成としている。
項2に記載の半導体光学装置のシールドケースにおい
て、前記両側の側面板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片
を設け、該挟持片により半導体光学装置を弾性保持する
構成としている。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシールド
ケースにおいて、前記両側の側面板の背面板と直交する
側縁に、頂板に対して対称の長さで金属板の厚みの段部
を形成し、頂板を中心として両側の側面板と背面板とを
折り曲げて背面板を両側の側面板の段部に重ねた構成と
している。
項3のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシールド
ケースにおいて、前記両側の側面板の背面板と直交する
側縁に、頂板に対して対称の長さで金属板の厚みの段部
を形成し、頂板を中心として両側の側面板と背面板とを
折り曲げて背面板を両側の側面板の段部に重ねた構成と
している。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシールド
ケースにおいて、前記両側の側面板を逆L字状に形成
し、半導体光学装置の受発光面を回路基板と平行な方向
に選定した構成としている。
項4のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシールド
ケースにおいて、前記両側の側面板を逆L字状に形成
し、半導体光学装置の受発光面を回路基板と平行な方向
に選定した構成としている。
【0012】請求項1に係る発明の上記特徴によれば、
略T字状の1枚の磁性金属板を折り曲げていくことによ
り略直方体状の半導体光学装置の四面すべてと、露出さ
せた受発光面の部分を除いて部分的に覆われている一面
との五面を磁性金属板で覆うので、半導体光学装置に対
するシールド効果を高めると共に安価なシールドケース
が得られる。また、両側の側面板に表面から内側に傾斜
して突出する突出部を形成しているので、背面板を箱状
体の内側に折り曲げる作業が円滑に行え、シールドケー
スを簡単に形成することができる。
略T字状の1枚の磁性金属板を折り曲げていくことによ
り略直方体状の半導体光学装置の四面すべてと、露出さ
せた受発光面の部分を除いて部分的に覆われている一面
との五面を磁性金属板で覆うので、半導体光学装置に対
するシールド効果を高めると共に安価なシールドケース
が得られる。また、両側の側面板に表面から内側に傾斜
して突出する突出部を形成しているので、背面板を箱状
体の内側に折り曲げる作業が円滑に行え、シールドケー
スを簡単に形成することができる。
【0013】請求項2に係る発明の上記特徴によれば、
背面板に打ち抜き部を設けて機械的強度を減少させてい
るので、背面板の折り曲げが簡単に行える。
背面板に打ち抜き部を設けて機械的強度を減少させてい
るので、背面板の折り曲げが簡単に行える。
【0014】請求項3に係る発明の上記特徴によれば、
両側の側面板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片を形成し
ているので、半導体光学装置の装着が簡単に行える。
両側の側面板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片を形成し
ているので、半導体光学装置の装着が簡単に行える。
【0015】請求項4に係る発明の上記特徴によれば、
両側の側面板の一方の側縁に金属板の厚みの段部を形成
し、背面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシー
ルドケースを形成するので、側面板と背面板間に間隙が
存在せずシールド効果をより高めることができる。
両側の側面板の一方の側縁に金属板の厚みの段部を形成
し、背面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシー
ルドケースを形成するので、側面板と背面板間に間隙が
存在せずシールド効果をより高めることができる。
【0016】請求項5に係る発明の上記特徴によれば、
両側の側面板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受
発光面を回路基板と平行な方向に選定しているので、回
路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を増大す
ることができる。
両側の側面板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受
発光面を回路基板と平行な方向に選定しているので、回
路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を増大す
ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1はシールドケースを示す
斜視図、図2はシールドケース形成用磁性金属板の展開
図である。図1、図2において、1は透磁率の大きな磁
性金属板で略T字状に打ち抜かれている。磁性金属板1
は、中央部の頂板5と、頂板に対して対称の位置に配置
される両側の側面板2、3と、両側の側面板2、3と直
交する方向に頂板5から延在する背面板4に区分され
る。磁性金属板1の頂板5を中心として、両側の側面板
2、3と背面板4とをそれぞれ折り曲げ部A、B、Cで
折り曲げることにより二面を開放した箱状体が得られ、
更に後述するように箱状体に半導体光学装置を装着して
背面板4を破線のように箱状体の内側に折り曲げること
によりシールドケース10を形成する。
て図を参照して説明する。図1はシールドケースを示す
斜視図、図2はシールドケース形成用磁性金属板の展開
図である。図1、図2において、1は透磁率の大きな磁
性金属板で略T字状に打ち抜かれている。磁性金属板1
は、中央部の頂板5と、頂板に対して対称の位置に配置
される両側の側面板2、3と、両側の側面板2、3と直
交する方向に頂板5から延在する背面板4に区分され
る。磁性金属板1の頂板5を中心として、両側の側面板
2、3と背面板4とをそれぞれ折り曲げ部A、B、Cで
折り曲げることにより二面を開放した箱状体が得られ、
更に後述するように箱状体に半導体光学装置を装着して
背面板4を破線のように箱状体の内側に折り曲げること
によりシールドケース10を形成する。
【0018】側面板2には馬蹄形状の空間部2bが打ち
抜かれており、この空間部2bに沿って挟持片2aが形
成される。挟持片2aは、曲げ加工によりシールドケー
ス10の内側に向けて屈曲させている。2cは、表面に
矩形状の凹部が形成されるエンボス加工部である。この
エンボス加工部2cは、矩形状凹部の一辺は表面から僅
かに内側に傾斜する傾斜面として形成されている。側面
板2の先端には、基板実装用の取付け脚部2dが形成さ
れる。この取付け脚部2dは、曲げ加工によりシールド
ケース10の外側に向けて屈曲させている。
抜かれており、この空間部2bに沿って挟持片2aが形
成される。挟持片2aは、曲げ加工によりシールドケー
ス10の内側に向けて屈曲させている。2cは、表面に
矩形状の凹部が形成されるエンボス加工部である。この
エンボス加工部2cは、矩形状凹部の一辺は表面から僅
かに内側に傾斜する傾斜面として形成されている。側面
板2の先端には、基板実装用の取付け脚部2dが形成さ
れる。この取付け脚部2dは、曲げ加工によりシールド
ケース10の外側に向けて屈曲させている。
【0019】側面板3にも側面板2と同様に、挟持片3
a、馬蹄形状の空間部3b、エンボス加工部3c、基板
実装用の取付け脚部3dが設けられている。ここで、側
面板3の挟持片3a、馬蹄形状の空間部3b、エンボス
加工部3cは、頂板5に対して側面板2と対称の位置に
形成される。側面板2の取付け脚部2dが形成された位
置と、側面板3の取付け脚部3dが形成された位置と
は、側面板2、3の幅方向の中心に対して異なる位置に
配置している。このように取付け脚部2d、3dの位置
を、側面板2、3の幅方向の中心に対して異なる位置に
配置することにより、半導体光学装置を装着したシール
ドケース10を回路基板に実装する際に、荷重を分散し
た支持構成とすることができるので安定性が増大する。
a、馬蹄形状の空間部3b、エンボス加工部3c、基板
実装用の取付け脚部3dが設けられている。ここで、側
面板3の挟持片3a、馬蹄形状の空間部3b、エンボス
加工部3cは、頂板5に対して側面板2と対称の位置に
形成される。側面板2の取付け脚部2dが形成された位
置と、側面板3の取付け脚部3dが形成された位置と
は、側面板2、3の幅方向の中心に対して異なる位置に
配置している。このように取付け脚部2d、3dの位置
を、側面板2、3の幅方向の中心に対して異なる位置に
配置することにより、半導体光学装置を装着したシール
ドケース10を回路基板に実装する際に、荷重を分散し
た支持構成とすることができるので安定性が増大する。
【0020】背面板4には打ち抜き孔4a、打ち抜き溝
4bが形成されている。背面板4は、打ち抜き孔4a、
打ち抜き溝4bが形成されている位置で前記箱状体の内
側に折り曲げて、両側の側面板2、3に形成されている
挟持片2a、3aで箱状体に装着される半導体光学装置
の底面を覆う。打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bを設け
ているので、この部分で背面板4の機械的強度が減少し
背面板4の折り曲げが簡単に行える。
4bが形成されている。背面板4は、打ち抜き孔4a、
打ち抜き溝4bが形成されている位置で前記箱状体の内
側に折り曲げて、両側の側面板2、3に形成されている
挟持片2a、3aで箱状体に装着される半導体光学装置
の底面を覆う。打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bを設け
ているので、この部分で背面板4の機械的強度が減少し
背面板4の折り曲げが簡単に行える。
【0021】5aは、頂板5に半球形状に外側に向けて
突出加工された十字状シールド部、5bは開口部であ
る。半導体光学装置には、半球形状に透明または半透明
の合成樹脂製のレンズ部が設けられている。箱状体に半
導体光学装置を装着する際には、開口部5bで露出させ
たレンズ部を十字状シールド部5aで部分的に覆う。
突出加工された十字状シールド部、5bは開口部であ
る。半導体光学装置には、半球形状に透明または半透明
の合成樹脂製のレンズ部が設けられている。箱状体に半
導体光学装置を装着する際には、開口部5bで露出させ
たレンズ部を十字状シールド部5aで部分的に覆う。
【0022】次に、シールドケース10を形成する手順
について図1の斜視図と図3の背面図により説明する。
図3は、シールドケース10の背面図であり半導体光学
装置を斜線で示している。半導体光学装置は、半球形状
の透明または半透明の合成樹脂製のレンズ部21と、こ
れと一体的に形成される合成樹脂製の本体22によりモ
ールド部を形成している。23は接地用のリード端子、
24は信号出力用のリード端子、25は電源Vccに接
続されるリード端子である。
について図1の斜視図と図3の背面図により説明する。
図3は、シールドケース10の背面図であり半導体光学
装置を斜線で示している。半導体光学装置は、半球形状
の透明または半透明の合成樹脂製のレンズ部21と、こ
れと一体的に形成される合成樹脂製の本体22によりモ
ールド部を形成している。23は接地用のリード端子、
24は信号出力用のリード端子、25は電源Vccに接
続されるリード端子である。
【0023】図1の斜視図に示すように略T字状の磁性
金属板1を頂板5を中心として、両側の側面板2、3を
門形に折り曲げる。次に両側の側面板2、3の側縁部と
直交するように背面板4を折り曲げて二面を開放した箱
状体を形成する。半導体光学装置をこの箱状体の中に挿
入し、レンズ部21を頂板5の開口部で露出させ十字状
シールド部5aで覆う。この際に、側面板2、3の内側
に向けて屈曲している挟持片2a、3aにより本体22
の両側面に弾性力が付与されて、半導体光学装置が箱状
体に装着される。このように、側面板2、3に挟持片2
a、3aを設けることにより、半導体光学装置は前記箱
状体にワンタッチで装着することができる。
金属板1を頂板5を中心として、両側の側面板2、3を
門形に折り曲げる。次に両側の側面板2、3の側縁部と
直交するように背面板4を折り曲げて二面を開放した箱
状体を形成する。半導体光学装置をこの箱状体の中に挿
入し、レンズ部21を頂板5の開口部で露出させ十字状
シールド部5aで覆う。この際に、側面板2、3の内側
に向けて屈曲している挟持片2a、3aにより本体22
の両側面に弾性力が付与されて、半導体光学装置が箱状
体に装着される。このように、側面板2、3に挟持片2
a、3aを設けることにより、半導体光学装置は前記箱
状体にワンタッチで装着することができる。
【0024】半導体光学装置を挟持片2a、3aで弾性
力を付与して箱状体に装着した状態で、背面板4を打ち
抜き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で箱状体の内側に折
り曲げ、箱状体の開放された一面を閉塞し、半導体光学
装置の底面を覆う。側面板2、3のエンボス加工部2
c、3cは、表面に矩形状凹部を形成しているのでこの
部分はシールドケース10の内側に突出しており、内側
に突出した角部分に背面板4の先端を係止して固定す
る。矩形状凹部の一辺は表面から僅かに内側に傾斜する
傾斜面として形成されているので、背面板4の先端はこ
の傾斜面に沿って円滑に回動して角部分に係止される。
力を付与して箱状体に装着した状態で、背面板4を打ち
抜き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で箱状体の内側に折
り曲げ、箱状体の開放された一面を閉塞し、半導体光学
装置の底面を覆う。側面板2、3のエンボス加工部2
c、3cは、表面に矩形状凹部を形成しているのでこの
部分はシールドケース10の内側に突出しており、内側
に突出した角部分に背面板4の先端を係止して固定す
る。矩形状凹部の一辺は表面から僅かに内側に傾斜する
傾斜面として形成されているので、背面板4の先端はこ
の傾斜面に沿って円滑に回動して角部分に係止される。
【0025】打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で
折り曲げた背面板4の先端は、両側の側面板2、3に形
成された矩形状に突出した角部分で係止されるので折り
曲げた背面板4の固定を確実に行える。このように背面
板4を内側に折り曲げることにより、背面板4で半導体
光学装置の背面と共に底面を覆う構成としている。ま
た、背面板4を内側に折り曲げて半導体光学装置の底面
を覆いその先端を両側の側面板に固定するので、背面板
4は半導体光学装置が移動しないようにシールドケース
10内で安定に保持する機能も有している。
折り曲げた背面板4の先端は、両側の側面板2、3に形
成された矩形状に突出した角部分で係止されるので折り
曲げた背面板4の固定を確実に行える。このように背面
板4を内側に折り曲げることにより、背面板4で半導体
光学装置の背面と共に底面を覆う構成としている。ま
た、背面板4を内側に折り曲げて半導体光学装置の底面
を覆いその先端を両側の側面板に固定するので、背面板
4は半導体光学装置が移動しないようにシールドケース
10内で安定に保持する機能も有している。
【0026】半導体光学装置の前記各リード端子23、
24、25は、シールドケース10の背面板4の位置と
は反対側の開放側から取り出されて回路基板に形成され
ている導体パターンと接続される。半球形状にレンズ部
が突出して形成されている略直方体状の半導体光学装置
は、側面板2、3、背面板4により各リード端子の取り
出し面を除いた四面すべてを覆うと共に、露出された受
発光面を除いて一面を部分的に頂板5により覆われてシ
ールドケース10に取り付けられる。このように、略直
方体状の半導体光学装置の五面を磁性金属板で覆うの
で、半導体光学装置に対するシールド効果が向上する。
24、25は、シールドケース10の背面板4の位置と
は反対側の開放側から取り出されて回路基板に形成され
ている導体パターンと接続される。半球形状にレンズ部
が突出して形成されている略直方体状の半導体光学装置
は、側面板2、3、背面板4により各リード端子の取り
出し面を除いた四面すべてを覆うと共に、露出された受
発光面を除いて一面を部分的に頂板5により覆われてシ
ールドケース10に取り付けられる。このように、略直
方体状の半導体光学装置の五面を磁性金属板で覆うの
で、半導体光学装置に対するシールド効果が向上する。
【0027】図4は、本発明の他の実施の形態のシール
ドケースの側面図である。図1〜図3で説明した例で
は、半導体光学装置の受発光面は回路基板に対して垂直
方向に取り付けられているが、図4の例では、側面板を
逆L字状に形成して受発光面を回路基板に対して平行な
方向に取り付けている。このように、回路基板と半導体
光学装置の受発光面とを平行な方向に配置することによ
り、回路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を
増大することができる。
ドケースの側面図である。図1〜図3で説明した例で
は、半導体光学装置の受発光面は回路基板に対して垂直
方向に取り付けられているが、図4の例では、側面板を
逆L字状に形成して受発光面を回路基板に対して平行な
方向に取り付けている。このように、回路基板と半導体
光学装置の受発光面とを平行な方向に配置することによ
り、回路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を
増大することができる。
【0028】ところで、図1〜図3で説明した構成のシ
ールドケースでは、背面板4を両側の側面板2、3の側
縁部に直交し側縁部間で挟まれるように折り曲げるの
で、折り曲げ部A、Bの延長線と背面板4の両側の側縁
部との間には図2に示すように微小隙間tが形成されて
いる。このため、シールドケース10を形成した際に背
面板のシールド作用が不十分となり、半導体光学装置に
対するシールド効果が減少する場合がある。このような
背面板と側面板間の微小隙間が生じない構成としたシー
ルドケースについて図5、図6により説明する。
ールドケースでは、背面板4を両側の側面板2、3の側
縁部に直交し側縁部間で挟まれるように折り曲げるの
で、折り曲げ部A、Bの延長線と背面板4の両側の側縁
部との間には図2に示すように微小隙間tが形成されて
いる。このため、シールドケース10を形成した際に背
面板のシールド作用が不十分となり、半導体光学装置に
対するシールド効果が減少する場合がある。このような
背面板と側面板間の微小隙間が生じない構成としたシー
ルドケースについて図5、図6により説明する。
【0029】図5は磁性金属板1の展開図であり、図6
は箱状体の背面図である。図1〜図3と同一の部分また
は対応するところには同一の符号を付しており、詳細な
説明は省略する。図5、図6に示すように、側面板2、
3の背面板4と直交する一方の側縁部には段部2e、3
eを形成する。この段部2e、3eの深さは基板1の厚
みに相当する寸法とし、その長さは折り曲げ部Cから背
面板4の打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bが形成されて
いる位置までの長さに選定する。背面板4の側縁部は、
折り曲げ部A、Bから磁性金属板1の厚み分外側のX
1、X2の位置に形成し、X1、X2の部分には切り込
みを入れる。
は箱状体の背面図である。図1〜図3と同一の部分また
は対応するところには同一の符号を付しており、詳細な
説明は省略する。図5、図6に示すように、側面板2、
3の背面板4と直交する一方の側縁部には段部2e、3
eを形成する。この段部2e、3eの深さは基板1の厚
みに相当する寸法とし、その長さは折り曲げ部Cから背
面板4の打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bが形成されて
いる位置までの長さに選定する。背面板4の側縁部は、
折り曲げ部A、Bから磁性金属板1の厚み分外側のX
1、X2の位置に形成し、X1、X2の部分には切り込
みを入れる。
【0030】このように、一方の側縁部に段部2e、3
eを形成した側面板2、3を用いて、折り曲げ部A、
B、Cで磁性金属板を折り曲げてシールドケース10を
形成すると、図6に示すように背面板4は、頂板5から
打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bが形成された位置まで
の長さにわたり、側面板2、3の段部2e、3eに載置
されるので、背面板4と側面板2、3間には隙間が生じ
ない。このため、シールドケース10内に装着された半
導体光学装置に対するシールド効果を更に改善すること
ができる。
eを形成した側面板2、3を用いて、折り曲げ部A、
B、Cで磁性金属板を折り曲げてシールドケース10を
形成すると、図6に示すように背面板4は、頂板5から
打ち抜き孔4a、打ち抜き溝4bが形成された位置まで
の長さにわたり、側面板2、3の段部2e、3eに載置
されるので、背面板4と側面板2、3間には隙間が生じ
ない。このため、シールドケース10内に装着された半
導体光学装置に対するシールド効果を更に改善すること
ができる。
【0031】なお、図5、図6で説明したような一方の
側縁部に段部2e、3eを形成した側面板2、3を用い
たシールドケース10は、図4に示したような逆L字状
の側面板2、3を用いて回路基板と半導体光学装置の受
発光面とを平行な方向に配置する構成とした場合にも適
用できる。
側縁部に段部2e、3eを形成した側面板2、3を用い
たシールドケース10は、図4に示したような逆L字状
の側面板2、3を用いて回路基板と半導体光学装置の受
発光面とを平行な方向に配置する構成とした場合にも適
用できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
は、略T字状の1枚の磁性金属板を折り曲げていくこと
により略直方体状の半導体光学装置の四面すべてと、露
出させた受発光面の部分を除いて部分的に覆われている
一面との五面を磁性金属板で覆うので、半導体光学装置
に対するシールド効果を高めると共に安価なシールドケ
ースが得られる。また、両側の側面板に表面から内側に
傾斜して突出する突出部を形成しているので、背面板を
箱状体の内側に折り曲げる作業が円滑に行え、シールド
ケースを簡単に形成することができる。
は、略T字状の1枚の磁性金属板を折り曲げていくこと
により略直方体状の半導体光学装置の四面すべてと、露
出させた受発光面の部分を除いて部分的に覆われている
一面との五面を磁性金属板で覆うので、半導体光学装置
に対するシールド効果を高めると共に安価なシールドケ
ースが得られる。また、両側の側面板に表面から内側に
傾斜して突出する突出部を形成しているので、背面板を
箱状体の内側に折り曲げる作業が円滑に行え、シールド
ケースを簡単に形成することができる。
【0033】また、請求項2に係る発明は、背面板に打
ち抜き部を設けて機械的強度を減少させているので、背
面板の折り曲げが簡単に行える。
ち抜き部を設けて機械的強度を減少させているので、背
面板の折り曲げが簡単に行える。
【0034】また、請求項3に係る発明は、両側の側面
板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片を形成しているの
で、半導体光学装置の装着が簡単に行える。
板にそれぞれ内側に屈曲した挟持片を形成しているの
で、半導体光学装置の装着が簡単に行える。
【0035】また、請求項4に係る発明は、両側の側面
板の一方の側縁に金属板の厚みの段部を形成し、背面板
を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシールドケース
を形成するので、側面板と背面板間に間隙が存在せずシ
ールド効果をより高めることができる。
板の一方の側縁に金属板の厚みの段部を形成し、背面板
を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシールドケース
を形成するので、側面板と背面板間に間隙が存在せずシ
ールド効果をより高めることができる。
【0036】また、請求項5に係る発明は、両側の側面
板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受発光面を回
路基板と平行な方向に選定しているので、回路基板に対
する半導体光学装置の配置の自由度を増大することがで
きる。
板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受発光面を回
路基板と平行な方向に選定しているので、回路基板に対
する半導体光学装置の配置の自由度を増大することがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態に係るシールドケースを示
す概略の斜視図である。
す概略の斜視図である。
【図2】図1のシールドケースの展開図である。
【図3】半導体光学装置を装着して背面板を折り曲げた
状態の背面図である。
状態の背面図である。
【図4】本発明の別の実施の形態に係るシールドケース
の側面図である。
の側面図である。
【図5】本発明の別の実施の形態に係るシールドケース
の展開図である。
の展開図である。
【図6】図5の箱状体の背面図である。
1 磁性金属板 2、3 側面板 2a、3a 挟持片 2c、3c エンボス加工部 2d、3d 取付け脚部 2e、3e 段部 4 背面板 4a 打ち抜き孔 4b 打ち抜き溝 5 頂板 5a 十字状シールド部 5b 開口部 10 シールドケース
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の上記目的は、請
求項1に係る発明において、略T字状の磁性金属板を折
り曲げて、半導体光学装置の受発光面を露出させる開口
部が形成された中央部の頂板と、端部に回路基板実装用
の取付け脚部を形成すると共に頂板に対して対称の位置
にそれぞれ表面から内側に傾斜して突出する突出部を形
成した両側の側面板と、両側の側面板の側縁部と直交す
る背面板よりなる二面を開放した箱状体を形成してな
り、背面板を前記箱状体の内側に折り曲げてその先端を
前記突出部に係止して箱状体の開放された一面を閉塞
し、両側側面板と前記先端を突出部に係止した背面板で
形成される空間部に略直方体形状の半導体光学装置を装
着し、当該半導体光学装置の背面と底面とを背面板によ
り覆い、半導体光学装置の両側面を両側の側面板で覆う
構成とすることによって達成される。
求項1に係る発明において、略T字状の磁性金属板を折
り曲げて、半導体光学装置の受発光面を露出させる開口
部が形成された中央部の頂板と、端部に回路基板実装用
の取付け脚部を形成すると共に頂板に対して対称の位置
にそれぞれ表面から内側に傾斜して突出する突出部を形
成した両側の側面板と、両側の側面板の側縁部と直交す
る背面板よりなる二面を開放した箱状体を形成してな
り、背面板を前記箱状体の内側に折り曲げてその先端を
前記突出部に係止して箱状体の開放された一面を閉塞
し、両側側面板と前記先端を突出部に係止した背面板で
形成される空間部に略直方体形状の半導体光学装置を装
着し、当該半導体光学装置の背面と底面とを背面板によ
り覆い、半導体光学装置の両側面を両側の側面板で覆う
構成とすることによって達成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシ−ルド
ケ−スにおいて、前記両側の側面板の背面板と直交する
側縁に、頂板に対して対称の長さで磁性金属板の厚みの
段部を形成し、頂板を中心として両側の側面板と背面板
とを折り曲げて背面板を両側の側面板の段部に重ねた構
成としている。
項3のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシ−ルド
ケ−スにおいて、前記両側の側面板の背面板と直交する
側縁に、頂板に対して対称の長さで磁性金属板の厚みの
段部を形成し、頂板を中心として両側の側面板と背面板
とを折り曲げて背面板を両側の側面板の段部に重ねた構
成としている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシ−ルド
ケ−スにおいて、前記両側の側面板を逆L字状に形成
し、半導体光学装置の受発光面を回路基板と垂直な方向
に選定した構成としている。
項4のいずれか1項に記載の半導体光学装置のシ−ルド
ケ−スにおいて、前記両側の側面板を逆L字状に形成
し、半導体光学装置の受発光面を回路基板と垂直な方向
に選定した構成としている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】請求項4に係る発明の上記特徴によれば、
両側の側面板の一方の側縁に磁性金属板の厚みの段部を
形成し、背面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げ
シ−ルドケ−スを形成するので、側面板と背面板間に間
隙が存在せずシ−ルド効果をより高めることができる。
両側の側面板の一方の側縁に磁性金属板の厚みの段部を
形成し、背面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げ
シ−ルドケ−スを形成するので、側面板と背面板間に間
隙が存在せずシ−ルド効果をより高めることができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】請求項5に係る発明の上記特徴によれば、
両側の側面板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受
発光面を回路基板と垂直な方向に選定しているので、回
路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を増大す
ることができる。
両側の側面板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受
発光面を回路基板と垂直な方向に選定しているので、回
路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度を増大す
ることができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】半導体光学装置を挟持片2a、3aで弾性
力を付与して箱状体に装着した状態で、背面板4を打ち
抜き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で箱状体の内側に折
り曲げ、箱状体の開放された一面を閉塞し、半導体光学
装置の底面を覆う。側面板2、3のエンボス加工部2
c、3cは、表面に矩形状凹部を形成しているのでこの
部分はシ−ルドケ−ス10の内側に突出しており、内側
に突出した角部分に背面板4の先端を係止して固定す
る。矩形状凹部の一辺は表面から僅かに内側に傾斜する
傾斜面として形成されているので、背面板4の先端はこ
の傾斜面に沿って円滑に回動して角部分に係止される。
このようにして、半導体光学装置は、両側の側面板2、
3と、先端を前記内側に突出した角部分に係止された背
面板4で形成されるシ−ルドケ−ス10の空間部に装着
される。
力を付与して箱状体に装着した状態で、背面板4を打ち
抜き孔4a、打ち抜き溝4bの位置で箱状体の内側に折
り曲げ、箱状体の開放された一面を閉塞し、半導体光学
装置の底面を覆う。側面板2、3のエンボス加工部2
c、3cは、表面に矩形状凹部を形成しているのでこの
部分はシ−ルドケ−ス10の内側に突出しており、内側
に突出した角部分に背面板4の先端を係止して固定す
る。矩形状凹部の一辺は表面から僅かに内側に傾斜する
傾斜面として形成されているので、背面板4の先端はこ
の傾斜面に沿って円滑に回動して角部分に係止される。
このようにして、半導体光学装置は、両側の側面板2、
3と、先端を前記内側に突出した角部分に係止された背
面板4で形成されるシ−ルドケ−ス10の空間部に装着
される。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】図4は、本発明の他の実施の形態のシ−ル
ドケ−スの側面図である。図1〜図3で説明した例で
は、半導体光学装置の受発光面は回路基板に対して平行
な方向に取り付けられているが、図4の例では、側面板
を逆L字状に形成して受発光面を回路基板に対して垂直
な方向に取り付けている。このように、回路基板と半導
体光学装置の受発光面とを垂直な方向に配置することに
より、回路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度
を増大することができる。
ドケ−スの側面図である。図1〜図3で説明した例で
は、半導体光学装置の受発光面は回路基板に対して平行
な方向に取り付けられているが、図4の例では、側面板
を逆L字状に形成して受発光面を回路基板に対して垂直
な方向に取り付けている。このように、回路基板と半導
体光学装置の受発光面とを垂直な方向に配置することに
より、回路基板に対する半導体光学装置の配置の自由度
を増大することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】なお、図5、図6で説明したような一方の
側縁部に段部2e、3eを形成した側面板2、3を用い
たシ−ルドケ−ス10は、図4に示したような逆L字状
の側面板2、3を用いて回路基板と半導体光学装置の受
発光面とを垂直な方向に配置する構成とした場合にも適
用できる。
側縁部に段部2e、3eを形成した側面板2、3を用い
たシ−ルドケ−ス10は、図4に示したような逆L字状
の側面板2、3を用いて回路基板と半導体光学装置の受
発光面とを垂直な方向に配置する構成とした場合にも適
用できる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、請求項4に係る発明は、両側の側面
板の一方の側縁に磁性金属板の厚みの段部を形成し、背
面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシ−ルドケ
−スを形成するので、側面板と背面板間に間隙が存在せ
ずシ−ルド効果をより高めることができる。
板の一方の側縁に磁性金属板の厚みの段部を形成し、背
面板を両側の側面板の段部に重ねて折り曲げシ−ルドケ
−スを形成するので、側面板と背面板間に間隙が存在せ
ずシ−ルド効果をより高めることができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】また、請求項5に係る発明は、両側の側面
板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受発光面を回
路基板と垂直な方向に選定しているので、回路基板に対
する半導体光学装置の配置の自由度を増大することがで
きる。
板を逆L字状に形成し、半導体光学装置の受発光面を回
路基板と垂直な方向に選定しているので、回路基板に対
する半導体光学装置の配置の自由度を増大することがで
きる。
Claims (5)
- 【請求項1】 略T字状の磁性金属板を折り曲げて、半
導体光学装置の受発光面を露出させる開口部が形成され
た中央部の頂板と、端部に回路基板実装用の取付け脚部
を形成すると共に頂板に対して対称の位置にそれぞれ表
面から内側に傾斜して突出する突出部を形成した両側の
側面板と、両側の側面板の側縁部と直交する背面板より
なる二面を開放した箱状体を形成してなり、背面板を前
記箱状体の内側に折り曲げてその先端を前記突出部に係
止して箱状体の開放された一面を閉塞し、箱状体に装着
された略直方体形状の半導体光学装置の背面と底面とを
背面板により覆い、半導体光学装置の両側面を両側の側
面板で覆うことを特徴とする半導体光学装置のシールド
ケース。 - 【請求項2】 前記背面板に打ち抜き部を設けて、背面
板を該打ち抜き部で前記箱状体の内側に折り曲げること
を特徴とする請求項1に記載の半導体光学装置のシール
ドケース。 - 【請求項3】 前記両側の側面板にそれぞれ内側に屈曲
した挟持片を設け、該挟持片により半導体光学装置を弾
性保持したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の半導体光学装置のシールドケース。 - 【請求項4】 前記両側の側面板の背面板と直交する側
縁に、頂板に対して対称の長さで金属板の厚みの段部を
形成し、頂板を中心として両側の側面板と背面板とを折
り曲げて背面板を両側の側面板の段部に重ねたことを特
徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の
半導体光学装置のシールドケース。 - 【請求項5】 前記両側の側面板を逆L字状に形成し、
半導体光学装置の受発光面を回路基板と平行な方向に選
定したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれ
か1項に記載の半導体光学装置のシールドケース。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054096A JP2958694B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 半導体光学装置のシールドケース |
US09/238,329 US6054648A (en) | 1998-01-28 | 1999-01-27 | Shield case for a semiconductor optical device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054096A JP2958694B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 半導体光学装置のシールドケース |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11214716A true JPH11214716A (ja) | 1999-08-06 |
JP2958694B2 JP2958694B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=12961103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10054096A Expired - Fee Related JP2958694B2 (ja) | 1998-01-28 | 1998-01-28 | 半導体光学装置のシールドケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2958694B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2002185022A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-28 | Rohm Co Ltd | 赤外線データ通信モジュールおよびその製造方法 |
EP1248128A2 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Optical connector, optical element holding structure, and structure of a mount section of an optical connector |
JP2006229096A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Rohm Co Ltd | 光通信モジュール |
JP2008152123A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 光サブアセンブリ |
CN114222940A (zh) * | 2019-08-27 | 2022-03-22 | 脸谱科技有限责任公司 | 蚀刻的光学组件外壳 |
-
1998
- 1998-01-28 JP JP10054096A patent/JP2958694B2/ja not_active Expired - Fee Related
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