JP2000254430A - 上引き式ロースターの油脂回収装置 - Google Patents

上引き式ロースターの油脂回収装置

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JP2000254430A
JP2000254430A JP11060071A JP6007199A JP2000254430A JP 2000254430 A JP2000254430 A JP 2000254430A JP 11060071 A JP11060071 A JP 11060071A JP 6007199 A JP6007199 A JP 6007199A JP 2000254430 A JP2000254430 A JP 2000254430A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油脂吸着体の装着スペース及び保守作業面を
改善する。 【解決手段】 垂下ダクトパイプの下端に着脱自在と成
した集煙フード50に、油脂吸着体40を載置することによ
って、垂下ダクトパイプ内部に油脂吸着体を着脱自在に
装着する。又、油脂吸着体40はリング状のものと成すこ
とによって、垂下ダクト内に収容可能と成すと共に、上
下方向全長の円周面を通気させることによって、浄化能
力、排ガスの通過量を確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロースターでの加
熱調理時に発生する排ガス(焼煙、油粒子、ミスト等を
含む燃焼ガス等)を吸引し、浄化後、天井配設ダクトで
屋外排気する上引き式ロースターの油脂回収装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロースターの排ガス吸引方式とし
ては、調理部から発生した排ガスをテーブル内に吸引し
た後、浄化するか、室外排気したり、或いは調理部の上
方で排ガスを吸引し、天井配設ダクトで屋外排気するも
のが知られている。
【0003】そして、排ガスをロースター内に吸引し、
床下配設ダクトで屋外排気するものでは、ロースター内
或いは床下ダクトの連結前に油粒子等を回収して、一次
浄化を行い、ダクト火災を防止している。他方、吸引し
た排ガスを上方吸引し、天井配設ダクトで屋外排気する
ものでもダクト火災防止のために、天井ダクトへの連結
前に油粒子を回収することが望ましいが、天井内或いは
天井とロースター対向配置吸引部の間等では、スペース
的に或いは保守面において、制限があり、有効な油脂回
収が困難であった。
【0004】又、油脂回収方式として、通気集塵式のフ
ィルターが使用されているが、この方式の場合には、通
気集塵式のフィルター内に排ガスを通過させて、油粒子
等の回収、集塵を行い、浄化しているために、フィルタ
ーに油粒子等が累積して、フィルターの通気抵抗が増大
すると共に、フィルターの浄化能力が低下するために、
定期的なフィルター交換が必要であった。
【0005】又、排ガスの吸引通路に通気集塵式のフィ
ルター以外に活性炭も併用されており、活性炭は多孔性
で高い吸着能力を有するため、微粒子の臭気成分を吸着
脱臭する最終処理に使用されているが、活性炭は粉末状
又は細粒状等であるために、元々、通気による圧力損失
が高い傾向があった。そして、油煙を含む排ガスの一次
処理に活性炭を使用すると、油煙の油粒子を吸着するこ
とにより、活性炭の微孔が目詰りを発生したり、多数の
活性炭が密着して通気間隙が閉塞し、通気抵抗、圧力損
失が格段に上昇し、排ガスの吸引作用に悪影響を及ぼす
欠点を有していた。又、活性炭に熱を付与すると、賦活
して、吸着された物質を放出する傾向を有したり、賦活
活性で活性炭が損耗し減量する欠点を有し、又一次側に
設置すると、排ガス温度が高いために活性炭層に凝縮水
が溜まり易く、脱臭吸着作用を低下させる欠点を有して
いる。従って、活性炭による一次処理は行われていなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ロースター
の上方対向位置で、天井ダクトから垂下させた吸引部に
着脱自在な油脂回収装置を装着し、特に、中空筒状(リ
ング状)の油脂吸着体をダクト内に収容してスペース問
題を解決し、更に、油脂吸着体として、特定種類の吸着
材を採用して、メンテナンス作業を低減する様にした上
引き式ロースターの油脂回収装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、油脂吸着体の装着スペース及び保守作業面の
課題に鑑み、垂下ダクトパイプの下端に着脱自在と成し
た集煙フードに、油脂吸着体を載置することによって、
垂下ダクトパイプ内部に油脂吸着体を着脱自在に装着す
る。又、油脂吸着体はリング状のものと成すことによっ
て、垂下ダクト内に収容可能と成すと共に、上下方向全
長の円周面を通気させることによって、浄化能力、排ガ
スの通過量を確保する。又、通気浄化式のフィルターは
定期的な洗浄を必要とする課題、吸着材としての活性炭
は一次処理に不向きな課題に鑑み、排ガスの吸引通路の
一次処理側に排ガスが通過する油脂吸着体を設け、該油
脂吸着体は無機質材料から成る多孔質で粒径を揃えた多
数の吸着材で立体状に形成することによって、吸着材の
微孔、細孔で油脂油を吸着し、内部浸透させて、排ガス
を浄化すると共に、使用期間の長期化を図り、且つ、吸
着材の粒径を揃えることにより、隣接する吸着材間の間
隙を確保して、通気抵抗の増大を抑制する様にして、上
記課題を解決する。又、中空筒状に形成した収納体のリ
ング状の収納空間に多数の吸着材を収納する油脂吸着体
において、収納体を分離自在な外筒体及び内筒体で構成
し、外筒体を内筒体より高く形成し、内筒体の上端に対
して充填治具を着脱自在と成し、該充填治具は中央部が
高い板状と成すと共に、充填治具の外周縁は内筒体の上
端に密接自在と成すことによって、充填治具上に載置し
た吸着材を収納空間に落下させて、吸着材を収納体内に
均一的に収納し、吸着材の交換作業の容易化を図り、取
扱性を向上させている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示す様に、床上に設置された
ロースター1と天井から垂下設置された排ガスの排気装
置2は上下対向配置されている。そして、図2に示す様
に、ロースター1にあっては、キャビネット3で支持さ
れたテーブル4の略中央位置に調理部5を開口し、該調
理部5の周囲におけるテーブル4に、下部が空気供給部
6に連通された外箱7を嵌合支持し、該外箱7の内部
に、所定間隔の供給流路8を外箱7との間に有する様に
して、内箱9を取付けている。
【0009】上記外箱7と内箱9は共に円形状であり、
外箱7の外周上部をフランジを介してテーブル4に固定
している。又、外箱7と内箱9の一側に貫通させた対向
一対の連結筒を連結することにより、外箱7の外側と内
箱9の内側に連結開口した自然給気用、着火用等の連結
部11を形成している。又、内箱9の上方部を外側に傾斜
屈曲して形成した載置部12に七輪から成る加熱部13を配
置している。尚、加熱部13として、自然炭14を内装した
七輪を説明したが、ガス加熱、セラミック炭使用等のも
のでも、勿論良い。
【0010】15は環状のトップリングであり、該トップ
リング15は外箱7と内箱9間の供給流路8の上方開口部
を被冠閉塞する天板部と、内箱9の載置部12及び外箱7
の上方に位置させた内外壁を一体形成している。そし
て、トップリング15の天板部に、上方が拡開方向となる
様に、傾斜させた噴出孔を貫設している。尚、略上方向
きの噴出孔の方向は、排気装置2における内外集煙フー
ドの外端縁を基準として、各種作用に応じて、内側又は
外側に設定している。又、内箱9の内底部に、水が貯留
されるドレンパン18を載置し、テーブル4の右端下面に
コントロール装置19を設けている。
【0011】そして、キャビネット3内に設けた空気供
給部6に供給ファンを設けると共に、空気供給部6と外
箱7内の供給流路8を連通させ、適宜開口を有するキャ
ビネット3を通過した室内空気を、供給ファンの作用で
空気供給部6、供給流路8、トップリング15の噴出孔を
介して、調理部5の外周で斜め上方拡開方向に噴出する
様に成している。
【0012】次に、ロースター1の上方に対向配置した
排気装置2について設定する。図1に示す様に、天井板
30上方の天井裏内において、梁31、31a で支持された吸
引作用される排気ダクト32に連結ボックス33を介してダ
クト基体34を垂下配設している。そして、ダクト基体34
の下部に防火ダンパー35を有する連結パイプ36を取付け
ると共に、該連結パイプ36の下部に、上述の吸引流路で
吸引作用されるダクトパイプを有する排ガス回収体37を
着脱自在に取付けている。
【0013】上記、排ガス回収体37は、図3に示す様
に、上方から下方に向けて各種ダクトパイプ、即ち、基
端パイプ38、該基端パイプ38から拡径パイプ39を介して
油脂吸着体40収容の収納パイプ41、該収納パイプ41下端
の被取付パイプ42、及び、被取付パイプ42より若干上方
位置に基端が取付けられる外側集煙フード43を順次、連
通状態で一体化している。そして、収納パイプ41の内部
に、該収納パイプ41との間に通過流路44を有して、排ガ
スが通過自在となる様に、中空円筒状の油脂吸着体40を
取付けている。
【0014】次に、収納パイプ41に対する油脂吸着体40
の着脱自在な取付構造及び油脂吸着体40を説明する。図
3、4、5に示す様に、連通一体状態の収納パイプ41及
び被取付パイプ42の下端に取付ける閉塞板45の外周面上
方に、被取付パイプ42の外周側に重層状態で位置する取
付筒46を取付け、該取付筒46に略J字状開口の嵌合部47
を設けると共に、被取付パイプ42の外周側に突出した嵌
合ピン48を嵌合部47に嵌入させている。又、閉塞板45の
中央開口部49に内側集煙フード50の基端パイプ51を取付
けると共に、該基端パイプ51の上端を閉塞板45より若干
上方に突出させている。そして、リング状の油脂吸着体
40を閉塞板45上に載置自在と成し、油脂吸着体40の内縁
側に基端パイプ51の突出上端部が位置する様にしてい
る。
【0015】上記油脂吸着体40の詳細としては、図6、
7、8に示す様に、有底上面開口で中央部が上下開口
し、通気自在なリング状の収納体52に多数の吸着材53、
53a …を収納している。吸着材53、53a …はセラミック
製(無機質材料)から成る多孔質で、粒径を1mm以上
に揃えたものと成している。尚、吸着材53、53a …は1
mm以下のものを含むと、吸着材53、53a …間の間隙が
少なく、圧力損失が高くなって、実用性が低下する。
【0016】そして、図6、8に示す様に、収納体52は
多数の通気孔54、54a …を穿設した外筒体55と、該外筒
体55の内部に収納空間56を有する様に、多数の通気孔5
7、57a …を穿設した内筒体58で構成している。更に、
外筒体55の下部に内方側へ収納空間56と略同一幅の底板
59を突出形成すると共に、内筒体58の下部に外方側へ収
納空間56と略同一幅の底板59a を突出形成し、外筒体55
の底板59上に内筒体58の底板59a を着座自在と成してい
る。
【0017】又、図4、6、7に示す様に、中空円筒状
の油脂吸着体40に対して、収納体52の中央中空部の通過
流路60の上部を閉塞する様に、キャップ61を着脱自在に
装着している。尚、キャップ61の外周縁部62は吸着材5
3、53a …の積層部の上部に着座自在と成すと共に、キ
ャップ61の中央部63を上方に膨出形成している。
【0018】又、図9その他に示す様に、外筒体55の上
端を内筒体58の上端より高く形成すると共に、油脂吸着
体40とキャップ61の間に、油脂吸着体40における収納空
間56へ吸着材53、53a …を収納するために、内筒体58の
上端に対して充填治具64を着脱自在或いは固定状態で装
着している。かかる充填治具64は、中央部が高い円板状
と成すと共に、中間の傾斜面を介して、充填治具64の外
周縁を下方に折曲形成して、該下方折曲部65を内筒体58
の上端外周に嵌合させて密接自在と成している。
【0019】又、図4、7に示す様に、外筒体55の上端
外側に設けた取付部66、66a に線材から成る半円形状の
把手67を着脱自在に設けると共に、キャップ61の中央部
63上に台座68を設け、把手67を上方回動させた時に、台
座68の上端に陥没形成した着座部69に把手67が嵌合し、
キャップ61を収納体52に圧着する様に成している。
【0020】尚、ダクト基体34と排ガス回収体37の着脱
自在な取付け構成は、排気ダクト32と閉塞板45の取付筒
46の構成と同様であり、両者共に着脱自在であって適宜
気密性が保持出来れば良い。又、外側集煙フード43と内
側集煙フード50の高さ関係にあっては、小径の内側集煙
フード50を若干上方と成し、又外側集煙フード43の内周
側下端に油溜70を設けている。又、図中、71はスポット
ライトであり、該スポットライト71は、通常、外側集煙
フード43の外周側の取付座72に取付け、保守時には取付
座72a に取付ける様にしており、保守作業の容易化、ス
ポットライト71の損傷防止を図っている。
【0021】次に本発明に係る上引き式ロースターの油
脂回収装置の作用について説明する。ロースター1の調
理部5から立ち昇る排ガスに対して、その周囲で噴出孔
からの噴出空気Mによる空気流でエアカーテンを形成す
ることにより、室内空気に流れがあっても、両者を遮断
して、排ガスを真っ直ぐ上方に立ち昇らせる。そして、
若干拡散した排ガスを内外側集煙フード43、50で誘導し
て吸引し、排ガス回収体37、排気ダクト32等を経由して
排気する。
【0022】そして、排ガスが排ガス回収体37内の油脂
吸着体40を通過する過程において、油脂吸着体40内で吸
着材53、53a …の間隙を複雑に屈曲して流通し、外周方
向に横断し、油脂吸着体40から通過流路44への出口で略
上方へ屈曲する。大部分の油粒子は油脂吸着体40通過時
の乱流で吸着材53、53a …に付着し、排ガスは浄化さ
れ、浄化空気として排気ダクト32から大気へ放出され
る。尚、吸着材53、53a …に付着した油脂油は若干の流
動性があるため、多孔質の吸着材53、53a …の内部に浸
透する。
【0023】又、吸着材53、53a …の交換に際して、内
側集煙フード50を有する閉塞板45等を若干持ち上げると
共に、若干回転させた後、下方に降ろせば、被取付パイ
プ42の嵌合ピン48から閉塞板45における取付筒46の嵌合
部47を離脱し、油脂吸着体40を有する内側集煙フード5
0、閉塞板45等を床上に載置する。そして、把手67を持
ち上げて油脂吸着体40を閉塞板45から上方に取出し、把
手67を台座68から外し、キャップ61及び充填治具64を油
脂吸着体40から取り外し、外筒体55から内筒体58を引き
上げて吸着能力が低下した吸着材53、53a …を排出す
る。その後、外筒体55に内筒体58を装着し、更に、図9
の様に、油脂吸着体40に充填治具64をセットすることに
より、充填治具64の上部に吸着材53、53a …を載置し、
充填治具64の傾斜面に沿って外筒体55と内筒体58の間の
収納空間56へ落下させて、油脂吸着体40に新たな吸着材
53、53a …を充填する。
【0024】
【発明の効果】要するに本発明は、ロースター1の上方
部に対向配置されると共に、吸引作用される油脂回収装
置であって、吸引作用されるダクトパイプ(収納パイプ
41)の下部に(内側)集煙フード50を有する閉塞板45を
着脱自在に取付けたので、ロースター1で発生し上昇す
る排ガスを内側集煙フード50で案内吸引して効率的に排
気することが出来、又閉塞板45上に中空筒状の油脂吸着
体40を載置したので、閉塞板45の着脱だけで、吸引作用
される排気装置2の収納パイプ41から油脂吸着体40を着
脱することが出来、保守作業を容易に行うことが出来る
と共に、閉塞板45上の油脂吸着体40は収納パイプ41内に
位置することになるため、油脂吸着体40の収納スペース
を収納パイプ41内に確保することが出来る。又、油脂吸
着体40は上端を閉鎖すると共に、ダクトパイプ(収納パ
イプ41)との間に通過流路44を有する様に油脂吸着体40
をダクトパイプ(収納パイプ41)内に配置し、(内側)
集煙フード50、油脂吸着体40の中央中空部の通過流路6
0、油脂吸着体40の外周側の通過流路44、ダクトパイプ
(収納パイプ41)の順序で吸引流路を形成したので、下
方の内側集煙フード50から油脂吸着体40に流入する排ガ
ス流路は、油脂吸着体40の周壁を横断する流路となり、
且つ、収納パイプ41内の高さ方向に必要長を配置するこ
とにより、収納パイプ41内であっても排ガス浄化に必要
とする通気面積を十分に確保することが出来る。
【0025】又、閉塞板45の外周に取付筒46を立設形成
すると共に、吸引作用されるダクトパイプ(収納パイプ
41)下端の被取付パイプ42の外周に取付筒46を重層状態
と成したので、収納パイプ41を介して吸引作用される被
取付パイプ42に対して閉塞板45が着脱自在であっても、
かかる接合部での気密性を保持して、閉塞板45に設けた
内側集煙フード50で排ガスを吸引することが出来る。
【0026】又、被取付パイプ42に嵌合ピン48を突出形
成すると共に、取付筒46に略J字状の嵌合部47を開口形
成したので、被取付パイプ42に対する閉塞板45の着脱作
業を、閉塞板45における取付筒46の若干の上下回転動だ
けで容易に行うことが出来る。
【0027】又、(内側)集煙フード50の基端パイプ51
を閉塞板45より若干上方に突出させると共に、該上方突
出部を中空筒状の油脂吸着体40の内周側に位置させたの
で、閉塞板45上及びダクトパイプ(収納パイプ41)内に
おける油脂吸着体40の位置が中央所定位置に規制され
て、油脂吸着体40に対する排ガスの流入排出流路を均一
化して効率的な浄化を行うことが出来る。
【0028】又、油脂吸着体40に収納される吸着材53、
53a …は無機質材料から成る多孔質で粒径を揃えた多数
の吸着材53、53a …と成したので、立体化された吸着材
53、53a …積層部の通過時に発生する乱流で、吸着材5
3、53a …に油脂油を衝突、吸着させて排ガスを浄化す
ることが出来、又粒径を揃えた吸着材53、53a …間の間
隙は大きく通気抵抗が小さいので、排ガスの吸引を円滑
に行うことが出来、更に、吸着された油脂油は吸着材5
3、53a …の内部に浸透して通気間隙を閉塞せず、長期
の浄化作用を行うことが出来、更に、吸着材53、53a …
は無機質であることにより、排ガスの熱による損耗を防
止することが出来る。
【0029】又、有底上面開口状で中央部63が開口した
収納体52に多数の吸着材53、53a …を収納し、収納体52
は通気孔54、54a …を有した外筒体55と該外筒体55の内
部に収納空間56を有する様に通気孔57、57a …を有した
内筒体58を設けたので、吸着材53、53a …の交換に際し
て、収納体52の上部側から吸着材53、53a …を容易に交
換することが出来、又収納体52の収納空間56及び中央部
をキャップ61で閉塞したので、収納体52の中央中空部か
ら排ガスが短絡的に流出することを防止出来る。
【0030】又、収納体52からキャップ61を着脱自在と
成したので、吸着材53、53a …の交換に際してキャップ
61を取り外して交換作業を容易に行うことが出来、又キ
ャップ61の上部に台座68を突出形成すると共に、外筒体
55に把手67を設け、把手67を台座68の着座部69に位置さ
せた時にキャップ61は収納体52に圧着状態と成したの
で、油脂吸着体40の中央中空部の通過流路60に上向きの
流通力が発生、作用しても、キャップ61は把手67で固定
されているために外れることが無く、油脂吸着体40にお
ける吸着材53、53a …に対する横断流路を維持して浄化
作用を保持することが出来、又外筒体55に対して内筒体
58を着脱自在と成したので、交換時における使用済の吸
着材53、53a …の排出作業を内筒体58の取り出しだけで
行うことが出来る。
【0031】又、外筒体55を内筒体58より高く形成した
ので、吸着材53、53a …の充填時に、油脂吸着体40の外
方側への落ちこぼれを防止して、油脂吸着体40の内方側
から充填作業を容易に行うことが出来、又内筒体58の上
端に対して充填治具64を着脱自在と成し、該充填治具64
は中央部63が高い板状と成すと共に、充填治具64の外周
縁は内筒体58の上端に密接自在と成したので、充填治具
64の中央部63に吸着材53、53a …を載置し、収納空間56
側へ落下させる簡単な作業で吸着材53、53a …を充填す
ることが出来ると共に、外筒体55が高いことと相俟っ
て、充填少量個所に重点的に吸着材53、53a …を落下さ
せることも出来て、吸着材53、53a …の均一収納を容易
に行うことが出来、
【0032】又、充填治具64の外周縁を下方に折曲形成
すると共に、該下方折曲部65は内筒体58の上端外周に嵌
合自在と成したので、油脂吸着体40に対する充填治具64
を簡易固定状態と成して充填作業を容易に行うことが出
来る。
【0033】又、充填治具64は収納体52とキャップ61の
間に配置したので、充填治具64を別途保管する必要が無
いと共に、油脂吸着体40を取り外した状況で充填治具64
を利用して即座に吸着材53、53a …の交換を行うことが
出来る。
【0034】又、(内側)集煙フード50の外側に大径の
外側集煙フード43を設けると共に、外側集煙フード43に
比して(内側)集煙フード50を若干上方位置と成したの
で、ロースター1から上昇する排ガスが拡散して広面積
のものとなっても、吸引作用される(内側)集煙フード
50より大径の外側集煙フード43で、水平方向に吸引案内
されて排ガスを確実に吸引することが出来る。
【0035】又、ロースター1にあっては、テーブル4
に開口した調理部5に外箱7を取付け、該外箱7の内側
に、外箱7との間に供給流路8を有する様に内箱9を取
付け、供給流路8の上部を閉塞するトップリング15に略
上向きの噴出孔を貫設すると共に、供給流路8に空気供
給部6を連通したので、排ガスと室内空気をエアカーテ
ンで遮断することにより、排ガスを真っ直ぐ上方に立ち
昇らせ、排ガスだけを吸引することが出来、従って、室
内空気の吸引を低減して効率化を図ることが出来る等そ
の実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上引き式ロースターの油脂回収装
置の全体配置を示す図である。
【図2】ロースターの概略図である。
【図3】本発明に係る油脂回収装置の要部拡大断面図で
ある。
【図4】ダクトパイプから外した排ガス回収体の要部拡
大断面図である。
【図5】油脂吸着体の保持部(閉塞板及び取付筒等)を
示す拡大正面図である。
【図6】油脂吸着体の拡大断面図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】油脂吸着体の分解断面図である。
【図9】吸着材の交換充填時の油脂吸着体の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 ロースター 4 テーブル 5 調理部 6 空気供給部 7 外箱 8 供給流路 9 内箱 15 トップリング 40 油脂吸着体 50 内側集煙フード 51 基端パイプ 52 収納体 53、53a … 吸着材 54、54a … 通気孔 55 外筒体 56 収納空間 57、57a … 通気孔 58 内筒体 60 通過流路 61 キャップ 63 中央部 64 充填治具 65 下方折曲部 67 把手 68 台座 69 着座部
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Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロースターの上方部に対向配置されると
    共に、吸引作用される油脂回収装置であって、 吸引作用されるダクトパイプの下部に集煙フードを有す
    る閉塞板を着脱自在に取付けると共に、該閉塞板上に中
    空筒状の油脂吸着体を載置し、 該油脂吸着体は上端を閉鎖すると共に、ダクトパイプと
    の間に通過流路を有する様に油脂吸着体をダクトパイプ
    内に配置し、 集煙フード、油脂吸着体の中央中空部の通過流路、油脂
    吸着体の外周側の通過流路、ダクトパイプの順序で吸引
    流路を形成したことを特徴とする上引き式ロースターの
    油脂回収装置。
  2. 【請求項2】 閉塞板の外周に取付筒を立設形成すると
    共に、吸引作用されるダクトパイプ下端の被取付パイプ
    の外周に取付筒を重層状態と成したことを特徴とする請
    求項1記載の上引き式ロースターの油脂回収装置。
  3. 【請求項3】 被取付パイプに嵌合ピンを突出形成する
    と共に、取付筒に略J字状の嵌合部を開口形成したこと
    を特徴とする請求項2記載の上引き式ロースターの油脂
    回収装置。
  4. 【請求項4】 集煙フードの基端パイプを閉塞板より若
    干上方に突出させると共に、該上方突出部を中空筒状の
    油脂吸着体の内周側に位置させたことを特徴とする請求
    項1、2又は3記載の上引き式ロースターの油脂回収装
    置。
  5. 【請求項5】 油脂吸着体に収納される吸着材は無機質
    材料から成る多孔質で粒径を揃えた多数の吸着材と成し
    たことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の上引
    き式ロースターの油脂回収装置。
  6. 【請求項6】 有底上面開口状で中央部が開口した収納
    体に多数の吸着材を収納し、収納体は通気孔を有した外
    筒体と該外筒体の内部に収納空間を有する様に通気孔を
    有した内筒体を設け、又収納体の収納空間及び中央部を
    着脱自在なキャップで閉塞し、キャップの上部に台座を
    突出形成すると共に、外筒体に把手を設け、該把手を台
    座の着座部に位置させた時にキャップは収納体に圧着状
    態と成したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は
    5記載の上引き式ロースターの油脂回収装置。
  7. 【請求項7】 外筒体に対して内筒体を着脱自在と成し
    たことを特徴とする請求項6記載の上引き式ロースター
    の油脂回収装置。
  8. 【請求項8】 外筒体を内筒体より高く形成し、内筒体
    の上端に対して充填治具を着脱自在と成し、該充填治具
    は中央部が高い板状と成すと共に、充填治具の外周縁は
    内筒体の上端に密接自在と成したことを特徴とする請求
    項7記載の上引き式ロースターの油脂回収装置。
  9. 【請求項9】 充填治具の外周縁を下方に折曲形成する
    と共に、該下方折曲部は内筒体の上端外周に嵌合自在と
    成したことを特徴とする請求項8記載の上引き式ロース
    ターの油脂回収装置。
  10. 【請求項10】 充填治具は収納体とキャップの間に配
    置したことを特徴とする請求項9記載の上引き式ロース
    ターの油脂回収装置。
  11. 【請求項11】 前記集煙フードの外側に大径の外側集
    煙フードを設けると共に、外側集煙フードに比して集煙
    フードを若干上方位置と成したことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10記載の上
    引き式ロースターの油脂回収装置。
  12. 【請求項12】 ロースターにあっては、テーブルに開
    口した調理部に外箱を取付け、該外箱の内側に、外箱と
    の間に供給流路を有する様に内箱を取付け、供給流路の
    上部を閉塞するトップリングに略上向きの噴出孔を貫設
    すると共に、供給流路に空気供給部を連通したことを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、
    10又は11記載の上引き式ロースターの油脂回収装
    置。
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