JP2000254009A - グリル - Google Patents

グリル

Info

Publication number
JP2000254009A
JP2000254009A JP11062952A JP6295299A JP2000254009A JP 2000254009 A JP2000254009 A JP 2000254009A JP 11062952 A JP11062952 A JP 11062952A JP 6295299 A JP6295299 A JP 6295299A JP 2000254009 A JP2000254009 A JP 2000254009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
pan
tray
main body
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11062952A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Aoki
豊 青木
Chikahiro Umehara
親洋 梅原
Tomohisa Ishiguro
友久 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
Priority to JP11062952A priority Critical patent/JP2000254009A/ja
Publication of JP2000254009A publication Critical patent/JP2000254009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Stoves And Ranges (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナの燃焼により加熱された受皿が高温に
ならないようにする。 【解決手段】 受皿26の材料にアルミニウムを用い
て、熱伝導を良好にして熱を受皿全体に拡散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚類等の被調理物
を加熱調理するグリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のグリルとしては、グリル庫内の
焼網に被調理物を載せて加熱し、加熱調理中に被調理物
から落下してきた焼き脂を受皿で受けるタイプが一般的
である。その受皿には耐食性の良いステンレス材が、ま
たグリル庫を形成するグリル本体には耐熱性の良いアル
ミニウムメッキ鋼板が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステン
レス材は熱伝導性が悪いため、加熱調理中に受皿がバー
ナにより加熱され、局部的に高温になり、その場所に溜
まっていた焼き脂も加熱されて発火する可能性があっ
た。受皿に水を張っていればこうした問題は無いが、水
の入れ忘れや蒸発といったケースでは回避できない。ま
た、最近では受皿に水を張らなくてもよいグリル構造を
した、所謂、水無しグリルが知られているが、このタイ
プであっても安全性を高めるために受皿の加熱は極力避
けたいという要求がある。
【0004】本発明のグリルは上記課題を解決し、バー
ナの燃焼により加熱された受皿が高温にならないように
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のグリルは、バーナの燃焼により被調
理物を加熱調理するためのグリル庫を形成するグリル本
体と、上記グリル本体の底面上に出し入れ可能に載置さ
れ、被調理物から落下してきた焼き脂を受ける受皿とを
備えたグリルにおいて、上記受皿の材料にアルミニウム
を用いて、上記バーナの燃焼により加熱された該受皿の
熱を拡散させたことを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載のグリルは、
上記請求項1記載のグリルにおいて、上記受皿の裏側に
該グリル本体底面の表面とは異なる材料を用いた仲介手
段を設けて、上記仲介手段によって上記グリル本体の底
面上で上記受皿を支えて、上記受皿を上記グリル本体か
ら出し入れする際の摺動抵抗を減少させたことを要旨と
する。
【0007】また、本発明の請求項3記載のグリルは、
上記請求項2記載のグリルにおいて、上記仲介手段とし
て仲介棒を用い、上記受皿の裏側に、上記仲介棒を奥行
方向に左右に平行に付設したことを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載のグリルは、
上記請求項1記載のグリルにおいて、上記グリル本体の
底面上にアルミニウム以外の材料を用いた仲介手段を設
けて、上記仲介手段によって上記受皿を支えて、上記受
皿を上記グリル本体から出し入れする際の摺動抵抗を減
少させたことを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項5記載のグリルは、
上記請求項4記載のグリルにおいて、上記仲介手段とし
て仲介棒を用い、上記グリル本体底面上に、上記仲介棒
を奥行方向に左右に平行に付設したことを要旨とする。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
グリルは、受皿の材料にアルミニウムを用いて熱伝導性
を良好にして、バーナの燃焼により受皿が加熱されて
も、その熱を受皿全体に拡散させて局部的に高温になる
ことを防止する。
【0011】上記構成を有する本発明の請求項2記載の
グリルは、受皿の裏側に仲介手段を設け、仲介手段によ
ってグリル本体の底面上で受皿を支えるため、受皿とグ
リル本体の底面とが接触しなくなり、また、この仲介手
段はグリル本体底面の表面とは異なる材料を用いるた
め、グリル本体の摺動面と仲介手段の摺動面とが摩耗し
にくくなってグリル本体から受皿を出し入れする際の摺
動抵抗を減少させる。つまり、受皿をアルミニウムで形
成した場合、グリル本体の底面がアルミニウムメッキ鋼
板で形成されていると、摺動面がお互いに摩耗し合っ
て、滑りが悪くなるが、両者の間に異種材料の仲介手段
を介在させることで摺動抵抗が減少し、受皿をスムーズ
に出し入れできる。
【0012】上記構成を有する本発明の請求項3記載の
グリルは、仲介手段として仲介棒を用い、受皿の裏側
に、仲介棒を奥行方向に左右に平行に付設するため、仲
介棒とグリル本体の底面との接触面積が小さくなる。従
って、グリル本体から受皿を出し入れする際の摺動抵抗
は減少する。
【0013】上記構成を有する本発明の請求項4記載の
グリルは、グリル本体の底面上に仲介手段を設け、仲介
手段によって受皿を支えるため、受皿とグリル本体の底
面とが接触しなくなり、また、この仲介手段はアルミニ
ウム以外の材料を用いるため、受皿の摺動面と仲介手段
の摺動面とが摩耗しにくくなってグリル本体から受皿を
出し入れする際の摺動抵抗を減少し、受皿をスムーズに
出し入れできる。
【0014】上記構成を有する本発明の請求項5記載の
グリルは、仲介手段として仲介棒を用い、グリル本体底
面上に、仲介棒を奥行方向に左右に平行に付設するた
め、仲介棒と受皿の底面との接触面積が小さくなる。従
って、グリル本体から受皿を出し入れする際の摺動抵抗
は減少する。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のグリルの好適
な実施形態について説明する。本発明の一実施形態とし
てのグリル及びそれを備えたテーブルこんろについて図
1ないし図5を用いて説明する。図1は、テーブルこん
ろ10の外観図を示している。このテーブルこんろ10
は、トッププレート12に2組のこんろバーナ14a、
14bが設けられ、それらの周囲に設けられたごとく1
6a、16b上に調理鍋(図示しない)を載せ、テーブ
ルこんろ10の正面に設けられる操作ボタン18a、1
8bを押すことにより、それぞれのこんろバーナ14
a、14bを点火させ、調理鍋を加熱するものである。
【0016】こんろバーナ14a、14b間の器体の中
心部には、グリル20が設けられ、操作ボタン58を押
して点火し加熱調理が行われる。このグリル20は、図
2に示すように、被調理物Fを加熱調理するグリル庫2
2を備え、グリル庫22の上段左右側面に設けられ燃料
ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱するバーナ59と、
グリル庫22の中段に設けられ被調理物Fを載せる焼網
24と、下段に設けられ焼網24を載せたまま手前にス
ライドさせて引き出すことができる受皿26とを備え
る。
【0017】このグリル庫22は、アルミニウムメッキ
鋼板によって左右の側面,底面を形成するグリル本体2
3と、その上部を覆う天井面を形成するグリル天板25
と、背部を形成する仕切壁51とで調理空間を形成して
いる。
【0018】グリル庫22の正面中央には、図3に示す
ように、受皿26と一体的に固定され受皿26を手前に
引き出す取手28と、受皿26を引き出す時に連動して
開閉する開閉扉32とが設けられ、その開閉扉32には
ガラス製の覗き窓30が設けられる。取手28を手前に
引き出すと、取手28に固定された受皿26がグリル庫
22の底面をスライドし、受皿26に載置された焼網2
4が同時にグリル庫22より引き出される。開閉扉32
の作動については後述する。
【0019】グリル庫22の左右側面に設けたバーナ5
9は、多孔質セラミックスの平面プレートに多数の小炎
口を貫通させた燃焼面を有し、燃焼に必要な空気のほと
んどを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナ
で、その燃焼面はグリル庫22の奥行方向に沿って形成
され、鉛直面に対してやや上方に傾けて設けられる。被
調理物Fは、主に、バーナ59からの輻射熱と、燃焼排
気とにより加熱される。尚、バーナ59に臨んで図示し
ない点火電極が設けられる。
【0020】グリル庫22の後方には、仕切壁51を介
して排気室50を設け、この仕切壁51には、長方形に
開口されグリル庫22および後述する給気路29と排気
室50とを連通する連通口53を形成する。この連通口
53は、バーナ59から発生した燃焼排気(図中破線矢
印で示す)を排気室50を介して、排気口52より排出
されるよう排気路を構成する。
【0021】また、グリル庫22の底部、詳しくは受皿
26とグリル本体23の底面との間には、給気路29を
形成し、図中実線矢印で示すように、グリル庫22外か
ら空気を取り入れる。その空気の一部は、燃焼排気が排
気室50で上方に排出される際に生じるドラフト力によ
り、受皿26の底面を通って奥行き方向に流れ、受皿2
6を冷却して、連通口53から排気室50へ流れ、燃焼
排気と共に排出される。また、残りの空気は、図中二点
鎖線矢印で示すように、燃焼用二次空気としてもグリル
庫22の側面からグリル庫22の中央部へ供給される。
グリル庫22の天井面となるグリル天板25は、グリル
庫22の幅方向の中央部がやや低くなった2つの山形状
に形成され、上昇してきた燃焼排気をグリル庫22の中
央部へ導いている。また、このグリル天板25には遠赤
外線塗料が塗布されている。
【0022】次に、開閉扉32の開閉に関する構成と作
動について図4を用いて説明する。開閉扉32の左右両
側縁には金属板製の耳片33が延設されると共に、この
耳片33には掛止溝34が切り欠き形成される。グリル
庫22を内壁面には掛止ピン35が突設され、この掛止
ピン35にそれぞれ掛止溝34を掛止めすることによ
り、開閉扉32は、グリル庫22の前面開口部に回動自
在に軸支され、かつ脱着自在に取り付けられる。また、
開閉扉32の左右の耳片33には、受皿26の出し入れ
と連動する連結レバー36を可動自在に連結するピン3
7が左右に設けられる。従って、開閉扉32は、受皿2
6をグリル庫22から出し入れする際に、呼応して動く
連結レバー36の動きによって回動されるようになって
いる。
【0023】グリル庫22の奥側の左右両壁面には、そ
の受皿26の進退方向に延びる長溝孔(図示しない)が
設けられる。また、左右の連結レバー36の端部には鍔
部をもったローラー38b、38aがこの長溝孔内の前
後に遊挿され、ローラー38a、38bは、この長溝孔
内を回転して進退動自在に移動できるように設けられ
る。左右のローラー38aを連結する連結軸39は、受
皿26の奥行壁外面に当接するようにグリル庫22内を
横切り、グリル庫22の両外側に設けた左右の連結レバ
ー36に連結されている。
【0024】また、連結レバー36の両外側には、バネ
力を受けて連結レバー36に伝えるバネ取付40が設け
られ、一端をグリル庫22の前側底部に設けたバネ掛部
41に止着した引っ張りバネ42の他端がバネ取付40
に係止される。従って、連結軸39は、常時、受皿26
を前進方向へ押出付勢している。
【0025】また、グリル庫22の奥底面には、図3に
示すように、板バネ43を設け、受皿26をグリル庫2
2内に収納した時に、受皿26の前進動を規制して、グ
リル庫22の前面開口部より飛び出さないようにする。
引っ張りバネ42は、常時、受皿26を前進方向へ押出
付勢しているが、受皿26がグリル庫22の前面開口部
より飛び出すことがないように、受皿26はグリル庫2
2と係止し、係止している限り引っ張りバネ42の付勢
力に打ち勝つように設けられる。
【0026】取手28を指先ではさんで受皿26をグリ
ル庫22より引き出す時には、受皿26に付設された後
述するガイド棒27のストッパー部27dがグリル庫2
2の板バネ43より外れて引き出される。この引き出し
の際には、受皿26の奥行壁外面に当接する連結軸39
が連結レバー36への引っ張りバネ42の付勢力によっ
て長溝孔内を前進し、受皿26を前進方向へ押し出すの
で、使用者の引き出す力はより小さくて済む。そして、
そのとき連結レバー36も同時に前進動することにより
開閉扉32は、その連結レバー36の先端に設けられる
ピン37の動きに呼応して固定される掛止ピン35を支
点として手前上方向へ回動し、グリル庫22の前面開口
部が開けられる。受皿26が引き出される時には、連結
軸39が長溝孔の手前端部で当接するため、開閉扉32
はそのまま全開状態を保つ。
【0027】次に、グリル庫22と受皿26との摺動部
について説明する。グリル本体23は、アルミニウムメ
ッキ鋼板によりグリル庫22の側面と底面とが形成され
る。受皿26には、アルミニウム材が用いられ、被調理
物Fから落下した焼き脂Gを受ける表側の表面にはフッ
素樹脂がコーティングされている。
【0028】グリル本体23底面の表面と受皿26の裏
面とは同種材料であるため、受皿26をグリル本体23
の底面上で直接スライドさせると、摩耗して摺動抵抗を
生じ、受皿26の出し入れに余計な力が必要となると共
に、摩擦音が生じ、使用者に不快感を与えてしまう。そ
こで、受皿26の裏側に、これらの摺動部とは異なる材
料、つまりステンレス又は鉄を用いた後述するガイド棒
27を付設して、受皿26がグリル本体23の底面上を
スライドしても、お互いに摩耗しないし、また線接触で
あるため接触面積が小さいので上述したような不具合を
生じることはなく、受皿26をグリル本体23から円滑
かつ軽快に出し入れできる。
【0029】このガイド棒27は、図5に実線で示され
るように、一本の棒材を曲折加工して形成されたもの
で、破線で示される受皿26の裏面で奥行方向に左右に
平行に延びた摺動部27aと、受皿26の外縁(上部)
の前後裏面でそれぞれ左右両側に幅方向に延びた前支え
部27b,後支え部27cと、受皿26の裏面(下部)
の後部中央で幅方向に延びたストッパー部27dと、前
支え部27bの中央側先端から垂直に前方に延びた取付
部27eと、それらを繋ぐ部分とで一体に構成される。
このストッパー部27dは、受皿26をグリル庫22内
に収納した時に、グリル庫22の奥底面に設けられた板
バネ43と当接するように設けられ、受皿26の前進動
を規制する。後支え部27cは、受皿26の後部外縁に
2箇所設けられたコの字型の曲げ部26aに掛止され、
一方、前支え部27bは、図3に示すように、受皿26
にリベット45で固着された金具44に溶着される。こ
の金具44には、ガイド棒27と同種の材料を用い、取
手28と脱着可能に形成される。
【0030】ガイド棒27は、摺動部27aがグリル本
体23の底面と接し、前支え部27b、後支え部27c
により受皿26を持ち上げているため、受皿26の裏面
とグリル本体23の底面とを接触させない。また、ガイ
ド棒27のストッパー部27dは、受皿26をグリル庫
22内に収納した時に、引っ張りバネ42による受皿2
6の前進動を規制するため、受皿26をグリル庫22の
前面開口部から飛び出させない。
【0031】また、ガイド棒27は断面円形であるた
め、グリル本体23から受皿26を出し入れする際の接
触面積は小さく、グリル本体23の底面を絞り加工する
必要はない。しかも、ガイド棒27とグリル本体23底
面の表面とは異種材料であるため、お互いに摺動面が摩
耗しにくくなり、摺動抵抗を減少することができる。こ
の結果、受皿26の出し入れは円滑かつ軽快になると共
に、耳障りな摩擦音も生じないので、使用者に不快感を
与えることはない。
【0032】以上説明したグリル20によれば、バーナ
59から発生した高温の燃焼排気は、図2の破線矢印に
示すように、上昇してグリル天板25に当たると中央部
へ流れる。こうして左右の燃焼排気は合流して、被調理
物Fに向けて下向きに対流し、被調理物Fの上面を加熱
し、連通口53と排気室50とを介して排気口52から
排出される。また、バーナ59から発生する輻射熱によ
っても焼網24に載置された被調理物Fを加熱する。グ
リル天板25の中央部がやや低くなって形成されている
ため、上昇した燃焼排気を中央部へ集めて、バーナ59
から遠いために受熱が少ない中央部分に載置された被調
理物Fの上面にも加熱が補われ、被調理物F全体が均一
に焼ける。しかも、グリル天板25に遠赤外線塗料を塗
布しているため、燃焼排気によって加熱されたグリル天
板25が遠赤外線を発し、被調理物Fを炭火焼きのよう
に内部までふっくらと焼き上げることができ、しかも、
熱効率を向上させている。
【0033】グリル庫22の左右側面に設けたバーナ5
9は、燃焼面を鉛直面に対してやや上方に傾いているた
め、輻射熱による受皿26の加熱を軽減している。ま
た、ガイド棒27により受皿26を持ち上げて形成した
給気路29から取り入れた空気により受皿26を冷却す
ることができる。また、受皿26には熱伝導性の良いア
ルミニウムを用いるため、受皿26の熱が全体に拡散
し、局部的に高温になることはない。こうして、受皿2
6に溜まった焼き脂Gを発火しにくくして、グリル20
の安全性を高めることができる。この結果、受皿26に
水を張らない水無しグリルとして適正に使用できる。つ
まり、調理に先立ち、焼き脂Gを受ける受皿26に水を
入れたり、調理終了後に排水したりする手間が省けるの
で、使い勝手が良い。しかも、水の入れ忘れによる発火
を防止でき、安心して使うことができる。更に、加熱調
理に水を使わないので、被調理物Fをこんがりと焼くこ
とができる。また、受皿26にフッ素コーティングして
も過熱により剥がれてしまうといった心配はなく、焼き
脂Gを容易に拭き取ることができ掃除がし易くなる。
【0034】また、ガイド棒27とグリル本体23底面
の表面とは異種材料であるため、お互いに摺動面が摩耗
しにくくなって、受皿26の出し入れは円滑かつ軽快に
なると共に、耳障りな摩擦音も生じないので、使用者に
不快感を与えることはない。また、開閉扉32は、受皿
26の取り出しに連動する回動式であり、受皿26の引
き出し途中で開閉扉32が全開となって自動的に邪魔に
ならない位置へ回動するため、開閉扉32で不注意な火
傷をすることがなく安全である。しかも、被調理物Fの
出し入れおよび被調理物Fを裏返す(片面焼きグリルの
場合)際に、開閉扉32が邪魔にならないので使用勝手
が良い。
【0035】以上本発明の一実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、ガイ
ド棒27にストッパー部27dを設けずに、受皿26に
絞り加工をしてストッパーを形成してもよい。また、受
皿26を前支え部27b、後支え部27cで持ち上げな
くてもよく、受皿26の裏面にガイド棒27の摺動部2
7aのみ設け、この摺動部27aがグリル本体23の底
面と接して、受皿26と一体にスライドされるように受
皿26に固着されていればよい。また、ガイド棒27を
受皿26に設けるのではなく、グリル本体23底面の上
側にガイド棒27の摺動部27aのみ設けて、受皿26
がこの摺動部27a上をスライドして摺動抵抗を減少さ
せてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のグリルによれば、受皿の材料にアルミニウムを用
いて熱伝導性を良好にしているため、バーナの燃焼によ
り受皿が加熱されても、その熱を受皿全体に拡散させ
て、受皿が局部的に高温になることを防止し、グリルの
安全性を高めることができる。
【0037】更に、本発明の請求項2記載のグリルによ
れば、受皿の材料にアルミニウムを用いた場合でも、グ
リル本体から受皿を出し入れする際の摺動抵抗を低減し
て、受皿を円滑かつ軽快に出し入れできる。また、摩擦
音が生じないので、使用者に不快感を与えない。
【0038】更に、本発明の請求項3記載のグリルによ
れば、仲介手段として仲介棒を用いるため、グリル本体
から受皿を出し入れする際の摺動抵抗を更に低減して、
受皿をより円滑かつ軽快に出し入れできる。また、摩擦
音が生じないので、使用者に不快感を与えない。
【0039】更に、本発明の請求項4記載のグリルによ
れば、受皿の材料にアルミニウムを用いた場合でも、グ
リル本体から受皿を出し入れする際の摺動抵抗を低減し
て、受皿を円滑かつ軽快に出し入れできる。また、摩擦
音が生じないので、使用者に不快感を与えない。
【0040】更に、本発明の請求項5記載のグリルによ
れば、仲介手段として仲介棒を用いるため、グリル本体
から受皿を出し入れする際の摺動抵抗を更に低減して、
受皿をより円滑かつ軽快に出し入れできる。また、摩擦
音が生じないので、使用者に不快感を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】グリルを備えたテーブルこんろの外観図であ
る。
【図2】グリルを正面からみた断面図である。
【図3】グリルを側面からみた断面図である。
【図4】開閉扉の付勢手段を側面からみた断面図であ
る。
【図5】受皿の斜視図である。
【符号の説明】
22…グリル庫、 23…グリル本体、 26…受皿、
27…ガイド棒、43…板バネ、59…バーナ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3L087 AA06 AB09 AC24 AC26 DA03 DA08 4B040 AA03 AB03 AC02 AE13 CA02 CA15 JA02 JA12 NA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナの燃焼により被調理物を加熱調理
    するためのグリル庫を形成するグリル本体と、 上記グリル本体の底面上に出し入れ可能に載置され、被
    調理物から落下してきた焼き脂を受ける受皿とを備えた
    グリルにおいて、 上記受皿の材料にアルミニウムを用いて、上記バーナの
    燃焼により加熱された該受皿の熱を拡散させたことを特
    徴とするグリル。
  2. 【請求項2】上記受皿の裏側に該グリル本体底面の表面
    とは異なる材料を用いた仲介手段を設けて、 上記仲介手段によって上記グリル本体の底面上で上記受
    皿を支えて、 上記受皿を上記グリル本体から出し入れする際の摺動抵
    抗を減少させたことを特徴とする請求項1記載のグリ
    ル。
  3. 【請求項3】上記仲介手段として仲介棒を用い、 上記受皿の裏側に、上記仲介棒を奥行方向に左右に平行
    に付設したことを特徴とする請求項2記載のグリル。
  4. 【請求項4】上記グリル本体の底面上にアルミニウム以
    外の材料を用いた仲介手段を設けて、 上記仲介手段によって上記受皿を支えて、 上記受皿を上記グリル本体から出し入れする際の摺動抵
    抗を減少させたことを特徴とする請求項1記載のグリ
    ル。
  5. 【請求項5】上記仲介手段として仲介棒を用い、 上記グリル本体底面上に、上記仲介棒を奥行方向に左右
    に平行に付設したことを特徴とする請求項4記載のグリ
    ル。
JP11062952A 1999-03-10 1999-03-10 グリル Pending JP2000254009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062952A JP2000254009A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 グリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11062952A JP2000254009A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 グリル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000254009A true JP2000254009A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13215176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11062952A Pending JP2000254009A (ja) 1999-03-10 1999-03-10 グリル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000254009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415289B1 (ko) * 2000-05-11 2004-01-16 린나이코리아 주식회사 그릴
US7174885B2 (en) * 2003-02-06 2007-02-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415289B1 (ko) * 2000-05-11 2004-01-16 린나이코리아 주식회사 그릴
US7174885B2 (en) * 2003-02-06 2007-02-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5313306B2 (ja) ガスコンロ用グリル装置
EP3735879B1 (en) Compound stove of smoke-free grill and pizza oven
JP2000254009A (ja) グリル
CN215272018U (zh) 多功能炉
JP3931685B2 (ja) グリル
JP2001324153A (ja) トッププレート温度上昇防止構造
CN113143003A (zh) 多功能炉
JP3558380B2 (ja) ガス調理器
JP2000291962A (ja) グリル
JP2003070656A (ja) ビルトインこんろ
JP2000232945A (ja) 両面焼グリル
JP4008399B2 (ja) グリル装置
JP3913158B2 (ja) グリル
JP2000291963A (ja) グリル
JP2003265328A (ja) 加熱調理器
JP4375774B2 (ja) グリル付きこんろ
JP2000350663A (ja) グリル
JP3780400B2 (ja) ガスグリル
JPH11318720A (ja) ガスグリル
KR0136163Y1 (ko) 간접열 방식 고기구이 장치
JPH1078227A (ja) ガスグリル
JP4132447B2 (ja) 両面焼グリル
KR100368464B1 (ko) 오븐 기능을 갖는 가스조리기의 백가드
JP2000171044A (ja) ガス調理器
JP2002159403A (ja) グリル