JP2000350663A - グリル - Google Patents

グリル

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JP2000350663A
JP2000350663A JP11166465A JP16646599A JP2000350663A JP 2000350663 A JP2000350663 A JP 2000350663A JP 11166465 A JP11166465 A JP 11166465A JP 16646599 A JP16646599 A JP 16646599A JP 2000350663 A JP2000350663 A JP 2000350663A
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JP
Japan
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air
grill
exhaust
tray
duct
Prior art date
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JP11166465A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kobayashi
敏宏 小林
Tomohito Kusui
智仁 楠井
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナの燃焼により加熱された受皿が高温に
ならないようにすることを目的とする。 【解決手段】 グリル庫2の背部には、仕切壁51を介
して排気室50を併設し、排気室50内に仕切板53を
設け、この仕切板53により前方の排気ダクト56と後
方の空気ダクト54との二つの流路に分割する。受皿4
の下方には、空気ダクト54と連通する冷却通路12が
設けられ、冷却通路12には、給気口13が形成され、
グリル庫2外から冷却用空気を取り入れて受皿4に導い
て空気ダクト54から排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚等の被調理物を
焼網に載せて加熱調理するグリルに関する。
【従来の技術】
【0002】この種のグリルとしては、グリル庫内の焼
網に被調理物を載せて加熱し、加熱調理中に被調理物か
ら落下してきた焼き脂を受皿で受けるタイプが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱調
理中に受皿がバーナにより加熱され、局部的に高温にな
り、その場所に溜まっていた焼き脂も加熱されて発火す
る可能性があった。また、掃除し易くするために受皿表
面にフッ素コーティングがされている場合には、過熱に
より剥がれてしまうという問題があった。受皿に水を張
っていればこうした問題は無いが、水の入れ忘れや蒸発
といったケースでは回避できない。また、最近では受皿
に水を張らなくてもよいグリル構造をした、所謂、水無
しグリルが知られているが、このタイプであっても安全
性を高めるために受皿の加熱は極力避けたいという要求
がある。
【0004】そこで受皿を冷却するために、図10に示
すように、受皿4の下方に冷却通路112を設け、また
グリル庫2の底面と取手62との間に空気取り入れ口1
16を左右に形成して、グリル庫2外部の空気を空気取
り入れ口116から吸引する構造が知られているが、排
気室150の燃焼排気の流出速度が速いため、排気室1
50の下部Bに冷却通路112内を流れてきた空気がこ
もって流れが悪くなってしまい、受皿4の冷却効果はあ
まり大きくは無かった。本発明のグリルは上記課題を解
決し、バーナの燃焼により加熱された受皿が高温になら
ないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のグリルは、被調理物から発生する油
を受ける受皿を備えたグリル庫の背部に仕切壁を介して
バーナの燃焼排気を排出する排気室を併設し、上記仕切
壁に上記グリル庫と上記排気室とを連通する排気連通口
を開口したグリルにおいて、上記受皿の下方に上記グリ
ル庫外から冷却用空気を取り入れて該受皿の下面に沿っ
て流す冷却通路を設け、上記排気室を仕切板により、排
気排出口を上方に開口して上記グリル庫内の燃焼排気を
外部に導く排気ダクトと、空気排出口を上方に開口して
上記冷却通路内の冷却用空気を外部に導く空気ダクトと
の二つの流路に分割すると共に、上記排気連通口を該グ
リル庫の高さ方向中間位置より下方に形成して燃焼排気
により上記仕切板を加熱することを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項2記載のグリルは、
上記請求項1記載のグリルにおいて、上記空気ダクトの
通過断面積を上記排気ダクトの通過断面積よりも小さく
したことを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項3記載のグリルは、
上記請求項1または2記載のグリルにおいて、上記仕切
板を上部ほど後方位置となるように傾斜させて設けるこ
とを要旨とする。
【0008】また、本発明の請求項4記載のグリルは、
上記請求項1ないし3の何れかに記載のグリルにおい
て、上記冷却通路の給気口を上記受皿の底面に向い合っ
た所望位置に開口して、冷却用空気が該受皿の所望部位
に流れるようにしたことを要旨とする。
【0009】また、本発明の請求項5記載のグリルは、
上記請求項4記載のグリルにおいて、上記給気口を上記
受皿の局部的に高温となる位置よりやや前方に形成した
ことを要旨とする。
【0010】また、本発明の請求項6記載のグリルは、
上記請求項1ないし5の何れかに記載のグリルにおい
て、上記仕切板にフィンを設けて上記空気ダクト内の空
気を加熱することを要旨とする。
【0011】また、本発明の請求項7記載のグリルは、
上記請求項1ないし6の何れかに記載のグリルにおい
て、上記冷却通路の底面の下方を外気に開放することを
要旨とする。
【0012】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
グリルによれば、グリル庫内で発生した燃焼排気は、排
気連通口から排気ダクトに流入して仕切板を加熱し、熱
伝導により空気ダクト内の空気も加熱しながら上方の排
気排出口より外部へ排出される。排気連通口をグリル庫
の高さ方向中間位置より下方に形成したため排気ダクト
が長くなり、排気ダクト内の空気と空気ダクト内の空気
との間で熱交換を行う距離も長くなって、空気ダクト内
の空気が高温になる。この結果、冷却用空気の入口とな
る冷却通路と出口となる空気ダクトとの間で温度差が生
じ、冷却通路内で奥方向の強いドラフト力が発生し、グ
リル庫外から冷却用空気が受皿下面に大量に流れて受皿
を冷却する。
【0013】また、本発明の請求項2記載のグリルによ
れば、空気ダクトを排気ダクトより狭い構成にしたた
め、空気ダクト内の冷却用空気の殆どは仕切板に接触し
加熱される。この結果、空気ダクト内の空気が十分高温
になり、冷却通路内のドラフト力が増加して、冷却用空
気が受皿下面に大量に流れて受皿を更に冷却する。
【0014】また、本発明の請求項3記載のグリルによ
れば、仕切板を上部ほど後方位置となるように傾斜させ
たため、冷却用空気が確実に仕切板に接触して空気ダク
ト内の空気を一層加熱すると共に、冷却通路と空気ダク
トとのなす角度が大きくなって冷却用空気は円滑に流れ
る。この結果、冷却用空気はこもることなく流速が増加
し受皿を一層冷却する。
【0015】また、本発明の請求項4記載のグリルによ
れば、冷却通路の給気口から取り入れられた冷却用空気
は、受皿の冷却したい部位に直接流れるため、受皿の温
度分布に合わせて冷却することができる。もし冷却通路
の給気口を受皿よりも前方に形成するのであれば、受皿
の冷却したい部位に向かって冷却用空気が冷却通路内を
流れている間に受皿により暖められるため、効果的に受
皿の所望部位を冷却できなくなってしまう。しかし、こ
こでは給気口を受皿の所望部位に冷却用空気が流れるよ
うな位置に開口するため、受皿の温度分布に合わせて冷
却することができる。
【0016】また、本発明の請求項5記載のグリルによ
れば、給気口を受皿の局部的に高温となる位置よりやや
前方に形成することにより、冷却用空気は低温を保った
まま受皿の所望位置に確実に接触して冷却するため、受
皿全体の温度分布はより適切になる。
【0017】また、本発明の請求項6記載のグリルによ
れば、仕切板にフィンを設けたため、排気室内の燃焼排
気が仕切板とフィンとを加熱し、フィンにより熱伝導の
効率を向上させて空気ダクト内の空気を更に加熱する。
この結果、空気ダクト内の空気が更に高温になり、冷却
通路内のドラフト力が増加して、冷却用空気が受皿下面
に大量に流れて受皿を更に冷却する。
【0018】また、本発明の請求項7記載のグリルによ
れば、冷却通路の底面の下方を外気に開放することによ
り、冷却通路の高さを大きくして冷却用空気の通過抵抗
を減少させ冷却用空気を受皿下面に大量に流すことがで
きると共に、冷却通路の温度を一層低下させることがで
きるため、受皿を一層冷却する。
【0019】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のグリルの好適
な実施形態について説明する。
【0020】図3は、本発明の一実施形態としてのグリ
ル付きテーブルこんろの外観図を示している。テーブル
こんろは、トッププレート73に2組のこんろバーナ7
4a、74bが設けられ、それらの周囲に設けられた五
徳75a、75b上に図示しない調理鍋を載せ、テーブ
ルこんろの前面に設けられる操作ボタン71a、71b
を押すことによりそれぞれのこんろバーナ74a、74
bが点火され、調理鍋が加熱されるものである。こんろ
バーナ74a、74b間の器体の中心部には、魚等の被
調理物を焼くためのグリル1が設けられ、操作ボタン7
1cを押して点火し加熱調理が行われる。
【0021】このグリル1は、図1及び図2に示すよう
に両面焼タイプのグリルで、被調理物Fを収納して加熱
するグリル庫2を備える。グリル庫2には、上段左右側
面に設けられ燃料ガスを燃焼させて被調理物Fを加熱す
る上バーナ5と、中段に設けられ被調理物Fを載せる焼
網3と、下段左右側面に設けられ燃料ガスを燃焼させて
被調理物Fを加熱する下バーナ6と、左右側面奥に設け
られ両バーナに火炎を伝達する火移り保炎バーナ18
と、各下バーナ6の大部分を覆う箱形状をした下バーナ
カバー40と、底部に設けられ焼網3を載せたまま手前
にスライドさせて引き出すことができる受皿4とを備え
る。
【0022】グリル庫2の正面中央には、受皿4と一体
的に固定され受皿4を手前に引き出す取手62と、受皿
4を引き出す時に連動して開閉する開閉扉61とが設け
られ、その開閉扉61にはガラス製の覗き窓61aが設
けられる。取手62を手前に引き出すと、取手62に固
定された受皿4がグリル庫2の底面をスライドし、受皿
4に載置された焼網3が同時に引き出される。
【0023】グリル庫2の天井部となるグリル天板30
は、正面からみてV字形状に形成され、中央が下がって
いる。グリル天板30とトッププレート10との間に
は、グリル天板30から所定の間隙を開けて上遮熱板3
2を設け、上遮熱板32とグリル天板30との間の空間
を熱気ダクト31として形成する。熱気ダクト31の後
方上部には、熱気排出口38が開口され器体外部と連通
する。
【0024】グリル庫2の背部には仕切壁51を介して
排気室50を併設し、排気室50の上方にはトッププレ
ート73を開口して排気口76を形成する。この排気口
76は、後述する熱気排出口38、排気排出口57、空
気排出口58に3分割され、その上方には排気口カバー
77が載せられる。排気室50内には、仕切板53を上
部ほど後方位置となるように傾斜させて受皿4の奥側先
端に接する所からトッププレート73の上方まで延設
し、この仕切板53により前方の排気ダクト56と後方
の空気ダクト54との二つの流路に分割する。従って、
空気ダクト54の横幅と排気ダクト56の横幅とは同じ
である。空気ダクト54の奥行は、どの高さにおいても
排気ダクト56の奥行よりも狭いように形成される。空
気ダクト54の上方には空気排出口58が開口され、一
方、排気ダクト56の上方には排気排出口57が開口さ
れる。また、仕切壁51には、焼網3よりも下方にグリ
ル庫2と排気ダクト56とを連通する排気連通口24を
形成する。これにより排気ダクト56が長くなり、排気
ダクト56内の空気と空気ダクト54内の空気との間で
熱交換を行う距離も長くなる。
【0025】空気ダクト54内には、図6に示すよう
に、仕切板53に対して垂直で上下方向に延びる複数の
フィン55aを設ける。また、排気ダクト56内には、
複数の通気孔を形成する多孔板を用いて形成した遮炎装
置52を、排気ダクト56を流れる燃焼排気の全てが多
孔板を通過するように燃焼排気の流れ方向に沿って設置
する。
【0026】受皿4の下方には、空気ダクト54と連通
し、高さa(12mm)を有する冷却通路12が設けら
れ、冷却通路12には、取手62下部後端から距離b
(170mm)だけ後方に位置する奥幅15mm×左右
幅110mmの給気口13が形成される。冷却通路12
の底面で給気口13の下方には、コの字形状の下遮熱板
14を設け、器体を置く台の加熱を防止する。グリル庫
2の底面と取手62との間には、燃焼用空気をグリル庫
2内に取り入れるための空気取り入れ口16が左右に形
成される。下バーナ6の燃焼中には空気取り入れ口16
から新鮮な二次空気が吸入される。
【0027】グリル庫2の左右側面に設けた上バーナ5
は、多孔質セラミックスの平面プレートに多数の小炎口
を貫通させた燃焼面5aを有し、燃焼に必要な空気のほ
とんどを一次空気として吸入する全一次空気式のバーナ
で、その燃焼面5aはグリル庫2の奥行方向に沿って形
成され、鉛直面に対してやや上方に傾けて設けられる。
被調理物Fの上側は、主に、上バーナ5からの輻射熱
と、破線矢印で示される燃焼排気の対流により加熱され
る。
【0028】一方、下バーナ6は、燃焼に必要な空気を
一次空気と二次空気とでまかなうブンゼン式のバーナ
で、グリル庫2の外側の左右側面に設けられ、その内縁
部分にはグリル庫2の奥行方向に沿って配列されたノズ
ル体34(後述する)により炎口列を形成する。詳しく
は、この下バーナ6は、図4、図5に示すように、筒状
部33と、その筒状部33に直交状に連通するノズル体
34とがプレス成型され、カシメ結合された上板と下板
とからなり、各ノズル体34の上下には、空気孔35が
穿設されている。
【0029】また、筒状部33には、先端が閉塞され、
基端がガスパイプ7aに連結されるパイプ36が挿入さ
れ、スポット溶接により固定されている。更に、パイプ
36の側面には、筒状部33への収納状態で各ノズル体
34のガス通路11の中心に位置し、ガス通路11より
小径のノズル孔37がノズル部として穿設されている。
よって、パイプ36に供給されたガスは、ガスの供給圧
力によってノズル孔37から各ノズル体34へ供給され
ると共に、空気孔35から一次空気が吸引され、ノズル
体34から燃料ガスとして速い噴出速度で噴出されるた
め、火足の長い火炎を得ることができる。
【0030】上バーナ5と下バーナ6との間に設けた火
移り保炎バーナ18は、周知のブンゼンバーナを使用
し、図1、図5に示すように、一次空気と共にガスが供
給されるスロート部19の先端側を、上側が短い二股の
中空部20、21に分岐させ、上側の中空部20を上バ
ーナ5の燃焼面5a際に、下側の中空部21を下バーナ
6の各ノズル体34の先端近傍にそれぞれ位置するよう
にグリル庫2の外部で固定しているもので、中空部2
0、21の内縁には、火移り用炎口22を連続状に形成
している。但し、中空部21の内縁には、各ノズル体3
4の位置に対応する切り欠きを保炎用炎口23として形
成している。尚、火移り用炎口22に臨んで図示しない
点火電極が設けられる。
【0031】また、下バーナカバー40は、図2に示す
ように、グリル庫2の下段左右側面に設けられ、下バー
ナ6のパイプ36及び各ノズル体34の空気孔35を覆
っグリル庫2から隔離する直方体の箱である。その左右
外側の面は開口してグリル庫2外と連通する。一方、そ
の左右内側の壁面には、ノズル体34の先端(炎口)を
グリル庫2内に臨ませるための通し孔17が形成され
る。この通し孔17は、ノズル体34の全周に0.6m
mの隙間を空けた開口で、外部とグリル庫2内とを連通
し、二次空気がグリル庫2外から下バーナカバー40を
通って炎口へ供給されるようにしている。通し孔17か
ら突出するノズル体34は、その燃焼ガスの噴出方向が
水平方向となるように設けられる。
【0032】また、ノズル体34の先端の上方には、炎
口カバー41が設けられ、ノズル体34の火炎の形成を
妨害しない程度に炎口を覆う。
【0033】上述したガスこんろによれば、操作ボタン
71cを押すと、上バーナ5へのガス流路を開閉する開
閉弁と下バーナ6へのガス流路を開閉する開閉弁とが開
弁される。この時、下バーナ6では、パイプ36から各
ノズル体34へガスが供給される。また、各ノズル体3
4のガス通路11においては、パイプ36からガスの供
給圧力を利用して狭いノズル孔37からガスが速い噴出
速度で噴出する際のインジェクション効果により、空気
孔35から下バーナカバー40内の新鮮な空気を図中実
線矢印に示すように一次空気として吸引し、混合ガスと
して噴出される。 また、通し孔17から下バーナカバ
ー40内の新鮮な空気を図中実線矢印に示すように二次
空気として火炎に供給する。
【0034】一方、点火操作により火移り保炎バーナ1
8へも燃料ガスがスロート部19を介して中空部20、
21に供給されており、点火電極の連続放電により火移
り用炎口22に点火する。よって、上側の中空部20側
の火炎で上バーナ5に点火される一方、下側の中空部2
1を伝う火移り用炎口22の火炎が各ノズル体34から
噴出する燃焼ガスに順に引火させ、各ノズル体34の炎
口から火炎を生じさせる。
【0035】従来の下バーナは1mmHO程度の噴出
圧で火炎が形成されていたが、本実施形態の下バーナ
は、ガスの供給圧力を利用しているため、二次圧が10
0〜140mmHO程度になり速い噴出速度により火
炎は前方へ長く形成される。尚、中空部21の保炎用炎
口23からの火炎は、上方へ向けて各ノズル体34の炎
口際に生じるため、火炎はノズル体34の炎口から適正
に形成され、燃料ガスの噴出速度が速くても火炎のリフ
トが防止でき、下バーナ6による加熱が適正に行われ
る。
【0036】ところで、焼網3に被調理物Fを載せ加熱
調理を行うと、被調理物Fの油脂分すなわち焼き脂Gは
飛び散ったり焼網3の間を通過して下方の受皿4に落下
し、その際に、ノズル体34の炎口が下バーナカバー4
0から突出しているため焼き脂Gにより詰まる恐れがあ
るが、上方に設けられた炎口カバー41により油詰まり
は防止される。
【0037】また、下バーナ6の空気孔35やノズル孔
37を下バーナカバー40内に設置し、グリル庫2内と
連通する通し孔17を小さく形成したことにより、被調
理物Fから発生する油煙が下バーナカバー40内に流入
しにくいため、空気孔35やノズル孔37が油煙によっ
て詰まることはない。このように、ノズル体34の炎
口、空気孔35やノズル孔37の油詰まりを防止するた
め、各ノズル体34の燃焼が良好に行われる。
【0038】また、空気孔35をグリル庫2の外部に備
えているため、グリル庫2内に燃焼排気をこもらせて
も、グリル庫2の内部と比較して酸素濃度の高い一次空
気を吸引でき、燃焼性能を維持して安定した火炎を形成
することができる。
【0039】また、下バーナ6は、火炎が長くなってグ
リル庫2内の中央部まで効果的に加熱できるため、燃焼
排気による加熱効果と合わせて被調理物Fを万遍なく加
熱でき、焼きむらを生じさせない。この結果、グリル庫
2の中央部の加熱温度を上げるために必要なガス消費量
を大きくする必要がなく、経済的となる。
【0040】調理中に上バーナ5と下バーナ6とで発生
した高温の燃焼排気は、図中破線矢印に示すように、い
ったんグリル庫2の上部に溜まる。従って、上バーナ5
から遠いために輻射熱による受熱が少ない中央部分に載
置された被調理物Fにも、排気熱により加熱が補われ、
被調理物F全体がより均一に焼ける。しかも、グリル庫
2の天井面がV字状に形成されているため、燃焼排気を
図中破線矢印に示すように一層効果的に中央部分に集め
ることができ、均一に加熱できる。
【0041】グリル庫2の上部に溜まった燃焼排気は、
グリル庫2の高さ方向中間位置より下方に形成された排
気連通口24から排気ダクト56に流入して上方の排気
排出口57より外部へ排出される。燃焼排気は、熱交換
距離の長い排気ダクト56内を流れる際に仕切板53の
下部から上部まで全体にわたって加熱し、仕切板53か
ら熱伝導を受けたフィン55aと仕切板53とにより空
気ダクト54内の空気の温度を上昇させる。また、空気
ダクト54の奥行幅を狭い構成にし、しかも仕切板53
を上部ほど後方位置となるように傾斜させるため、空気
ダクト54内の冷却用空気の殆どは、仕切板53に確実
に接触し更に加熱される。この結果、空気ダクト54内
の空気が高温になり、空気ダクト54と連通する冷却通
路12内で奥方向の強いドラフト力が発生し、グリル庫
2外から大量の冷却用空気が受皿4下面に沿って流れて
受皿4を冷却する。
【0042】また、仕切板53が傾斜しているため、冷
却通路12と空気ダクト54とのなす角度が大きくなっ
て冷却用空気は円滑に流れる。しかも仕切板53がトッ
ププレート73の上方まで延設されているため、冷却通
路12の入口と空気排出口58との高低差によりドラフ
ト力が増加する。加えて、空気ダクト54の熱交換距離
が長くなるため、空気ダクト54の上方A部の温度が上
昇してドラフト力が更に増加する。この結果、冷却用空
気は空気ダクト54内でこもることなく流速が増加し受
皿4を一層冷却する。
【0043】器体を置く台と冷却通路12との間には何
も設けられていないため、冷却通路12は外気により冷
却され、しかも冷却用空気の通過抵抗にならないように
冷却通路12の高さを広くとることができる。この冷却
通路12を流れる冷却用空気は、低温に保ちながら円滑
に流れて受皿4を更に一層冷却する。また、排気ダクト
56を通過する約250℃の燃焼排気により仕切板53
が加熱され、フィン55aも加熱される。空気ダクト5
4内の冷却用空気は仕切板53とフィン55aとに接触
して温められる。この場合の空気ダクト54内のA部の
温度は、180℃であった。尚、フィン55aを設けな
い場合は160℃で、比較すると20℃も上昇した。従
って、フィン55aを設けることにより空気ダクト54
内の空気が高温になり、ドラフト力が増加して、受皿4
を更に冷却する。
【0044】ここで、冷却通路12による受皿4の表面
温度の低減の効果を表1の実験結果により示す。但し、
実験時にはフィン55aを設けていなかった。実験時の
トータル(上バーナ5、下バーナ6、火移り保炎バーナ
18)のガス消費量は、1650kcal/hで、点火
15分後のデータである。例は図9に示すように排気
室50に空気ダクトを設けていない例である。また、例
は本実施形態である。また、例〜は、冷却通路1
2の高さaが等しく、取手62下部後端から給気口13
までの水平距離bのみ異なる。例は、高さaのみが例
と異なる。尚、表1中のTL1〜TR6は、図8に示
した受皿4の測定点である。右側の測定点TRは、左側
の測定点TLと同じ温度とみなし測定をしなかった。T
Cは中央の測定点である。全平均温度は測定点1〜6の
(TL温度の和×2+TC温度の和)÷18により算出
し、奥平均温度は測定点1〜2の(TL温度の和×2+
TC温度の和)÷6により算出した。
【0045】
【表1】
【0046】例は、距離bが例とほぼ同じだが、冷
却通路12の高さaが例より広いため冷却用空気が円
滑に通過し、全平均温度は27℃も低下した。従って、
高さaを大きくすると受皿4を冷却することができるこ
とが分かる。しかし、例、の奥平均温度を比較して
分かるように、例のように高さaが狭くても、冷却用
空気の通過経路の距離が短い、つまり距離bが長い場合
には、通過抵抗の影響はあまりなく、温度はほぼ等し
い。従って、冷却通路12の高さaを広く取れない場合
においても、距離bが長ければ受皿4の温度低減に貢献
できることが分かる。
【0047】また、例〜の全てにおいて奥側測定点
1〜2が他の測定点より高温となっていて、給気口13
がその高温部に近い程、つまり距離bが長い程、奥平均
温度は下がる。本実施形態の奥平均温度は、例より
27℃も低くなった。これは、冷却用空気が低温を保っ
たまま受皿4の高温部に確実に接触するためである。従
って、局部的に高温になることを防ぐには、給気口13
を受皿4の高温部に近づけて形成するとよいことが分か
る。
【0048】一方、全平均温度で比較すると、例より
も例、の方が低い。これは、冷却用空気が受皿4の
前部から奥部へと接触し受皿4全体を冷却するからであ
る。但し、受皿4奥部は前部で温められた空気が流れる
ため例ほど低温にはならない。従って、受皿4全体の
過熱を防止するためには、給気口13をグリル庫2の底
面前方に形成するとよいことが分かる。このように給気
口13の形成位置を適宜決めて受皿の冷却したい部位を
適切に冷却することができる。
【0049】このようなグリル1は、受皿4に水を張ら
ない水無しグリルとして適正に使用できる。その要因を
以下に挙げる。 1.下バーナ6や火移り保炎バーナ18の火炎は、基本
的にブンゼン炎で輻射熱が少ないため、グリル庫2の下
段付近の温度上昇を抑えることができ、受皿4に溜まっ
た焼き脂Gを発火しにくくしている。 2.上バーナ5をグリル庫2の左右側面に設け上方に傾
けることによって、直接受皿4に輻射熱が当たらないよ
うにして、受皿4の温度上昇を抑えることができる。
【0050】3.上バーナ5に全一次式を用いているた
め、燃焼を良好に維持したままグリル庫2内に燃焼排気
をこもらせて小さいガス消費量で被調理物を加熱するこ
とができ、受皿4の過熱を防止する。 4.冷却通路12と連通する空気ダクト54を設けてい
るため、ドラフト力により大量の冷却用空気を受皿4の
下面に沿って流して受皿4の過熱を防止する。
【0051】このようにしてグリル1は、水無しグリル
として適正に使用できる。つまり、調理に先立ち、焼き
脂Gを受ける受皿4に水を入れたり、調理終了後に排水
したりする手間が省けるので、使い勝手がよい。しか
も、水の入れ忘れによる発火を防止でき、安心して使う
ことができる。更に、加熱調理に水を使わないので、被
調理物Fをこんがりと焼くことができる。また、受皿4
表面のフッ素コーティングが過熱により剥がれてしまう
ということが無いため、受皿4の掃除を簡単に行うこと
ができる。
【0052】また、排気ダクト56に、多孔板で形成さ
れた遮炎装置52を併設しているため、グリル庫2内で
被調理物Fから出た焼き脂Gが万が一発火した場合で
も、その火炎は遮炎装置52で遮られ、排気排出口57
から流出しないだけでなく、下流側の熱気ダクト31へ
流れ込むことはないので、火炎が器体の外部へあふれる
ことはなく、より安心して使用することができる。
【0053】以上本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、焼網
3の上方にのみバーナを備えた片面焼きグリルにおいて
本発明を採用しても差し支えない。また、水無しグリル
ではなく、受皿に水を張る構造のグリルに採用してもよ
い。また、表1の例、のように、冷却通路12の給
気口13をグリル庫2底面でグリル庫2の前後方向中間
位置より前方に形成して、受皿4全体の温度を低下させ
てもよい。
【0054】また、フィン55は空気ダクト54側に設
けるのではなく、図7に示すように排気ダクト56側に
フィン55bとして設けて、フィン55bにより排気ダ
クト56内の熱を仕切板53に効率よく伝導させ、加熱
された仕切板53に冷却用空気が接触することにより空
気ダクト54内の空気が高温となり、冷却用空気のドラ
フト力を強くして受皿4の過熱を低減してもよい。フィ
ン55bを空気ダクト54外に設けるので、冷却用空気
は通過抵抗を受けずに、円滑に排出される。また、フィ
ン55を設けずに、仕切板53を例えばアルタイトのよ
うな熱伝導性の良い材質で形成してもよい。また、給気
口13の形成位置によっては、下遮熱板14を設けなく
てもよい。また、中空部21の内縁に切り欠きを設け
ず、火移り用炎口22を保炎用炎口23と兼用してもよ
い。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のグリルによれば、空気ダクト内の空気が十分加熱
されて、冷却通路内に強いドラフト力が発生するため、
冷却通路内に冷却用空気を十分流すことができ受皿を冷
却することができる。また、受皿の過熱によるグリル庫
内での発火を防止でき安全性が向上する。
【0056】更に、本発明の請求項2記載のグリルによ
れば、空気ダクト内の冷却用空気が仕切板に接触し易く
なって効率良く加熱されるため、ドラフト力が増加して
受皿を更に冷却することができる。
【0057】更に、本発明の請求項3記載のグリルによ
れば、冷却通路内の冷却用空気を円滑に流すと共に、空
気ダクト内の空気を十分加熱するため、受皿を一層冷却
することができる。
【0058】更に、本発明の請求項4記載のグリルによ
れば、冷却用空気を受皿の冷却したい部位に直接流すた
め、受皿の温度分布に合わせて受皿を冷却することがで
きる。
【0059】更に、本発明の請求項5記載のグリルによ
れば、受皿全体の温度分布を適切にすることができる。
【0060】更に、本発明の請求項6記載のグリルによ
れば、フィンを設けることにより空気ダクト内の空気が
効率良く加熱され冷却用空気のドラフト力が増加して、
受皿をより一層冷却することができる。
【0061】更に、本発明の請求項7記載のグリルによ
れば、冷却通路の下部を外気に開放するため、冷却通路
の温度を十分低下させ受皿を更に一層冷却することがで
きる。また、冷却通路の高さを大きくすることができる
ため冷却通路内の冷却用空気を円滑に流して受皿をより
冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】両面焼きグリルを側面からみた断面図である。
【図2】両面焼きグリルを正面からみた断面図である。
【図3】テーブルこんろの外観図である。
【図4】ノズル体の断面図である。
【図5】下バーナの斜視図である。
【図6】フィンの正面図である。
【図7】フィンを側面からみた断面図である。
【図8】受皿の上面図である。
【図9】両面焼きグリルを側面からみた断面図である。
【図10】従来例の片面焼きグリルを側面からみた断面
図である。
【符号の説明】 1…グリル、 2…グリル庫、 4…受皿、 5…上バ
ーナ、 6…下バーナ、12…冷却通路、 13…給気
口、 24…排気連通口、 50…排気室、53…仕切
板、 54…空気ダクト、 55a、b…フィン、56
…排気ダクト、 57…排気排出口、 58…空気排出
口、F…被調理物、 G…焼き脂。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調理物から発生する油を受ける受皿を
    備えたグリル庫の背部に仕切壁を介してバーナの燃焼排
    気を排出する排気室を併設し、 上記仕切壁に上記グリル庫と上記排気室とを連通する排
    気連通口を開口したグリルにおいて、 上記受皿の下方に上記グリル庫外から冷却用空気を取り
    入れて該受皿の下面に沿って流す冷却通路を設け、 上記排気室を仕切板により、 排気排出口を上方に開口して上記グリル庫内の燃焼排気
    を外部に導く排気ダクトと、 空気排出口を上方に開口して上記冷却通路内の冷却用空
    気を外部に導く空気ダクトとの二つの流路に分割すると
    共に、 上記排気連通口を該グリル庫の高さ方向中間位置より下
    方に形成して燃焼排気により上記仕切板を加熱すること
    を特徴とするグリル。
  2. 【請求項2】 上記空気ダクトの通過断面積を上記排気
    ダクトの通過断面積よりも小さくしたことを特徴とする
    請求項1記載のグリル。
  3. 【請求項3】 上記仕切板を上部ほど後方位置となるよ
    うに傾斜させて設けることを特徴とする請求項1または
    2記載のグリル。
  4. 【請求項4】 上記冷却通路の給気口を上記受皿の底面
    に向い合った所望位置に開口して、冷却用空気が該受皿
    の所望部位に流れるようにしたことを特徴とする請求項
    1ないし3の何れかに記載のグリル。
  5. 【請求項5】 上記給気口を上記受皿の局部的に高温と
    なる位置よりやや前方に形成したことを特徴とする請求
    項4記載のグリル。
  6. 【請求項6】 上記仕切板にフィンを設けて上記空気ダ
    クト内の空気を加熱することを特徴とする請求項1ない
    し5の何れかに記載のグリル。
  7. 【請求項7】 上記冷却通路の底面の下方を外気に開放
    することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載
    のグリル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009268515A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Harman Pro:Kk グリル
US9353954B2 (en) 2011-06-07 2016-05-31 Koninklijke Philips N.V. Apparatus for preparing food
JP2016166686A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社ハーマン グリルおよびグリル付きコンロ

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