JP2000252787A - 弾性表面波装置および弾性表面波装置用の外囲器 - Google Patents
弾性表面波装置および弾性表面波装置用の外囲器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性表面波の吸収材層を有する弾性表面波素
子を、支持基材にFDB方式で搭載・実装し、小型で良
好な周波数特性を有する弾性表面波装置を得る。 【解決手段】 本発明の弾性表面波装置では、支持基材
2のダイアタッチ面の弾性表面波素子1の吸音材層7と
対向する領域に、凹部9が設けられている。このような
支持基材2のダイアタッチ面に、弾性表面波素子1がフ
ェースダウンに配置されて搭載され、弾性表面波素子1
の吸音材層7が、支持基材2の凹部9に接触することな
く嵌め込まれている。そして、弾性表面波素子1のボン
ディングパッド5と支持基材2の信号端子8aとが、A
uバンプ10を介して接合されている。
子を、支持基材にFDB方式で搭載・実装し、小型で良
好な周波数特性を有する弾性表面波装置を得る。 【解決手段】 本発明の弾性表面波装置では、支持基材
2のダイアタッチ面の弾性表面波素子1の吸音材層7と
対向する領域に、凹部9が設けられている。このような
支持基材2のダイアタッチ面に、弾性表面波素子1がフ
ェースダウンに配置されて搭載され、弾性表面波素子1
の吸音材層7が、支持基材2の凹部9に接触することな
く嵌め込まれている。そして、弾性表面波素子1のボン
ディングパッド5と支持基材2の信号端子8aとが、A
uバンプ10を介して接合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波装置お
よび外囲器に係わり、特に小型で良好な周波数特性を有
する弾性表面波装置と、そのような弾性表面波装置用の
外囲器に関する。
よび外囲器に係わり、特に小型で良好な周波数特性を有
する弾性表面波装置と、そのような弾性表面波装置用の
外囲器に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波素子は、LiTaO3 、Li
NbO3 、水晶のような圧電材料から成る基板(圧電性
基板)上に設けられた薄膜金属から成る櫛歯状電極(I
DT:Inter Digital Transducer)により、電気的信号
と弾性表面波(SAW)との変換を行ない、信号を送受
信する素子であり、小型、軽量、高信頼性、優れた帯域
外減衰特性等の特徴を有するため、映像機器や移動通信
機器の分野で、周波数フィルタ、共振器等として広く用
いられている。
NbO3 、水晶のような圧電材料から成る基板(圧電性
基板)上に設けられた薄膜金属から成る櫛歯状電極(I
DT:Inter Digital Transducer)により、電気的信号
と弾性表面波(SAW)との変換を行ない、信号を送受
信する素子であり、小型、軽量、高信頼性、優れた帯域
外減衰特性等の特徴を有するため、映像機器や移動通信
機器の分野で、周波数フィルタ、共振器等として広く用
いられている。
【0003】近年、このような弾性表面波素子を用いた
弾性表面波装置では、より小型化を図るために、弾性表
面波素子をフェイスダウンボンディング方式(以下、F
DB方式と示す。)と呼ばれる接続方式により、支持基
材に搭載・実装することが行なわれている。
弾性表面波装置では、より小型化を図るために、弾性表
面波素子をフェイスダウンボンディング方式(以下、F
DB方式と示す。)と呼ばれる接続方式により、支持基
材に搭載・実装することが行なわれている。
【0004】FDB方式で接続された弾性表面波装置で
は、図7に示すように、圧電性基板21上に櫛歯状電極
22とボンディングパッド23がそれぞれ形成された弾
性表面波素子24が、例えばセラミック製の箱形の支持
基材25内に、電極形成面を下向きにして(フェースダ
ウンで)搭載されている。支持基材25の弾性表面波素
子24と対向する接続面(ダイアタッチ面)には、導体
パターン26が形成されており、この導体パターン26
の信号端子26aと弾性表面波素子24のボンディング
パッド23とが、Au、はんだ等の導電性のパンプ27
を介して接合(フリップチップ実装)されている。ま
た、支持基材25の上端部には、金属製やセラミック製
などの蓋体28が被せて配置され、この蓋体28と支持
基材25とが、溶接され、あるいは接着剤により接着さ
れ封止されている。なお、支持基材25のダイアタッチ
面の導体パターン26上には、信号端子26aの導電性
を確保するために、 1〜10μm の厚さのAu等のめっき
層(図示を省略。)が形成されている。また、支持基材
25の外周面には、外部接続端子(図示を省略。)が配
設されており、この外部接続端子と前記した信号端子2
6aとが、ヴィアホール等の導電路(図示を省略。)を
介して導通されている。
は、図7に示すように、圧電性基板21上に櫛歯状電極
22とボンディングパッド23がそれぞれ形成された弾
性表面波素子24が、例えばセラミック製の箱形の支持
基材25内に、電極形成面を下向きにして(フェースダ
ウンで)搭載されている。支持基材25の弾性表面波素
子24と対向する接続面(ダイアタッチ面)には、導体
パターン26が形成されており、この導体パターン26
の信号端子26aと弾性表面波素子24のボンディング
パッド23とが、Au、はんだ等の導電性のパンプ27
を介して接合(フリップチップ実装)されている。ま
た、支持基材25の上端部には、金属製やセラミック製
などの蓋体28が被せて配置され、この蓋体28と支持
基材25とが、溶接され、あるいは接着剤により接着さ
れ封止されている。なお、支持基材25のダイアタッチ
面の導体パターン26上には、信号端子26aの導電性
を確保するために、 1〜10μm の厚さのAu等のめっき
層(図示を省略。)が形成されている。また、支持基材
25の外周面には、外部接続端子(図示を省略。)が配
設されており、この外部接続端子と前記した信号端子2
6aとが、ヴィアホール等の導電路(図示を省略。)を
介して導通されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな弾性表面波装置においては、弾性表面波の吸収材層
を有する弾性表面波素子をFDB方式で接続しフリップ
チップ実装するには、吸収材層の厚さ以上の高さを有す
るバンプを形成しなければならないという問題があっ
た。
うな弾性表面波装置においては、弾性表面波の吸収材層
を有する弾性表面波素子をFDB方式で接続しフリップ
チップ実装するには、吸収材層の厚さ以上の高さを有す
るバンプを形成しなければならないという問題があっ
た。
【0006】すなわち、支持基材25のダイアタッチ面
に形成された信号端子26aと、圧電性基板21上に形
成されたボンディングパッド23は、ともに数μm 程度
の厚さを有し、弾性表面波素子24の圧電性基板21と
支持基材25のダイアタッチ面との間隙部の大きさ(t
0 )は、それらを接続するバンプ27の高さで決まり、
通常20〜40μm の高さの空間部が確保されている。
に形成された信号端子26aと、圧電性基板21上に形
成されたボンディングパッド23は、ともに数μm 程度
の厚さを有し、弾性表面波素子24の圧電性基板21と
支持基材25のダイアタッチ面との間隙部の大きさ(t
0 )は、それらを接続するバンプ27の高さで決まり、
通常20〜40μm の高さの空間部が確保されている。
【0007】しかし、IDT等からの漏洩波の影響を防
止するために、圧電性基板の電極形成面に、弾性表面波
の吸収材であるシリコーン系やエポキシ系の樹脂材料の
層を設けた弾性表面波素子では、吸収材層の厚さによっ
ては、吸収材層が支持基材25のダイアタッチ面に接触
するため、バンプ27の接合が困難であった。
止するために、圧電性基板の電極形成面に、弾性表面波
の吸収材であるシリコーン系やエポキシ系の樹脂材料の
層を設けた弾性表面波素子では、吸収材層の厚さによっ
ては、吸収材層が支持基材25のダイアタッチ面に接触
するため、バンプ27の接合が困難であった。
【0008】また、弾性表面波素子の面積を小さくする
には、吸収材層の配設面積を小さくする必要があり、必
然的に吸収材層を厚くする必要があるが、吸収材層の厚
さが厚い弾性表面波素子では、この厚さ以上の高さを有
するバンプ27を形成しなければ、支持基材25への搭
載・実装が不可能であった。
には、吸収材層の配設面積を小さくする必要があり、必
然的に吸収材層を厚くする必要があるが、吸収材層の厚
さが厚い弾性表面波素子では、この厚さ以上の高さを有
するバンプ27を形成しなければ、支持基材25への搭
載・実装が不可能であった。
【0009】そして、このようにバンプ27のサイズを
大きくすることは、バンプ27と接合されるボンディン
グパッド23の面積を増大させることになる結果、素子
面積の増大を引き起こし、FDB方式を採用する主な目
的である、弾性表面波装置の小型化に逆行するという問
題があった。
大きくすることは、バンプ27と接合されるボンディン
グパッド23の面積を増大させることになる結果、素子
面積の増大を引き起こし、FDB方式を採用する主な目
的である、弾性表面波装置の小型化に逆行するという問
題があった。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、圧電性基板の電極形成面に弾性表面
波の吸収材層が形成された弾性表面波素子を、FDB方
式で搭載・実装することが可能であり、小型で良好な周
波数特性を有する弾性表面波装置と、そのような弾性表
面波装置用の外囲器を提供することを目的とする。
になされたもので、圧電性基板の電極形成面に弾性表面
波の吸収材層が形成された弾性表面波素子を、FDB方
式で搭載・実装することが可能であり、小型で良好な周
波数特性を有する弾性表面波装置と、そのような弾性表
面波装置用の外囲器を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の弾
性表面波装置は、圧電性基板とその上に形成された櫛歯
状電極および弾性表面波の吸収材層をそれぞれ有する弾
性表面波素子と、この弾性表面波素子と対向する面に導
体層が形成された支持基材とを備え、前記弾性表面波素
子が前記支持基材の導体層形成面にフェイスダウンに搭
載され、バンプを介して接続された弾性表面波装置にお
いて、前記支持基材の導体層形成面で、前記弾性表面波
素子の弾性表面波の吸収材層と対向する領域に、凹部を
設けたことを特徴とする。
性表面波装置は、圧電性基板とその上に形成された櫛歯
状電極および弾性表面波の吸収材層をそれぞれ有する弾
性表面波素子と、この弾性表面波素子と対向する面に導
体層が形成された支持基材とを備え、前記弾性表面波素
子が前記支持基材の導体層形成面にフェイスダウンに搭
載され、バンプを介して接続された弾性表面波装置にお
いて、前記支持基材の導体層形成面で、前記弾性表面波
素子の弾性表面波の吸収材層と対向する領域に、凹部を
設けたことを特徴とする。
【0012】第2の発明の弾性表面波装置は、圧電性基
板とその上に形成された櫛歯状電極および弾性表面波の
吸収材層をそれぞれ有する弾性表面波素子と、この弾性
表面波素子と対向する面に導体層が形成された支持基材
とを備え、前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層
形成面にフェイスダウンに搭載され、バンプを介して接
続された弾性表面波装置において、前記支持基材の導体
層形成面の前記バンプの接続領域が、前記弾性表面波素
子の吸収材層と対向する領域に比べて、前記支持基材の
厚さ方向に突出して形成されていることを特徴とする。
板とその上に形成された櫛歯状電極および弾性表面波の
吸収材層をそれぞれ有する弾性表面波素子と、この弾性
表面波素子と対向する面に導体層が形成された支持基材
とを備え、前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層
形成面にフェイスダウンに搭載され、バンプを介して接
続された弾性表面波装置において、前記支持基材の導体
層形成面の前記バンプの接続領域が、前記弾性表面波素
子の吸収材層と対向する領域に比べて、前記支持基材の
厚さ方向に突出して形成されていることを特徴とする。
【0013】第3の発明の弾性表面波装置は、圧電性基
板とその上に形成された櫛歯状電極および弾性表面波の
吸収材層をそれぞれ有する弾性表面波素子と、この弾性
表面波素子と対向する面に導体層が形成された支持基材
とを備え、前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層
形成面にフェイスダウンに搭載され、バンプを介して接
続された弾性表面波装置において、前記吸収材層の厚さ
tが、前記圧電性基板の電極形成面と前記支持基材の導
体層面との間隙部の大きさt0 より小さい(t<t0 )
ことを特徴とする。
板とその上に形成された櫛歯状電極および弾性表面波の
吸収材層をそれぞれ有する弾性表面波素子と、この弾性
表面波素子と対向する面に導体層が形成された支持基材
とを備え、前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層
形成面にフェイスダウンに搭載され、バンプを介して接
続された弾性表面波装置において、前記吸収材層の厚さ
tが、前記圧電性基板の電極形成面と前記支持基材の導
体層面との間隙部の大きさt0 より小さい(t<t0 )
ことを特徴とする。
【0014】本発明の第4の発明の弾性表面波装置用の
外囲器は、弾性表面波素子が搭載されるべき面に導体層
が形成された支持基材を有する外囲器において、前記支
持基材の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接続領域
以外の領域に、凹部を設けたことを特徴とする。
外囲器は、弾性表面波素子が搭載されるべき面に導体層
が形成された支持基材を有する外囲器において、前記支
持基材の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接続領域
以外の領域に、凹部を設けたことを特徴とする。
【0015】第5の発明の弾性表面波装置用の外囲器
は、弾性表面波素子が搭載されるべき面に導体層が形成
された支持基材を有する外囲器において、前記支持基材
の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接続領域に、該
支持基材の厚さ方向への突出部を設けたことを特徴とす
る。
は、弾性表面波素子が搭載されるべき面に導体層が形成
された支持基材を有する外囲器において、前記支持基材
の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接続領域に、該
支持基材の厚さ方向への突出部を設けたことを特徴とす
る。
【0016】本発明の第1の発明の弾性表面波装置、お
よびこの弾性表面波装置に使用される第4の発明の外囲
器においては、支持基材の導体層形成面の、弾性表面波
素子の弾性表面波の吸収材層(以下、吸音材層と示
す。)と対向する領域に、凹部が設けられているので、
この吸音材層が支持基材の導体層形成面に接触しない状
態で、弾性表面波素子を搭載・実装することができる。
したがって、吸音材層を有する弾性表面波素子を、バン
プサイズを増大させることなく、支持基材にFDB方式
で搭載・実装することができ、小型で良好な周波数特性
を有する弾性表面波装置を得ることができる。
よびこの弾性表面波装置に使用される第4の発明の外囲
器においては、支持基材の導体層形成面の、弾性表面波
素子の弾性表面波の吸収材層(以下、吸音材層と示
す。)と対向する領域に、凹部が設けられているので、
この吸音材層が支持基材の導体層形成面に接触しない状
態で、弾性表面波素子を搭載・実装することができる。
したがって、吸音材層を有する弾性表面波素子を、バン
プサイズを増大させることなく、支持基材にFDB方式
で搭載・実装することができ、小型で良好な周波数特性
を有する弾性表面波装置を得ることができる。
【0017】また、弾性表面波素子の吸音材層を、支持
基材の凹部に非接触的に嵌め込んだ構造とすることも可
能である。さらに、このような構造では、弾性表面波素
子の吸音材層が嵌め込まれた凹部に、絶縁性樹脂を充填
し、この樹脂充填層と吸音材層とを接合することがで
き、こうして、弾性表面波素子と支持基材との機械的接
合をより強固にすることができる。
基材の凹部に非接触的に嵌め込んだ構造とすることも可
能である。さらに、このような構造では、弾性表面波素
子の吸音材層が嵌め込まれた凹部に、絶縁性樹脂を充填
し、この樹脂充填層と吸音材層とを接合することがで
き、こうして、弾性表面波素子と支持基材との機械的接
合をより強固にすることができる。
【0018】第2の発明の弾性表面波装置、およびこの
弾性表面波装置に使用される第5の発明の外囲器におい
ては、支持基材の導体層形成面のバンプ接続領域が、弾
性表面波素子の吸音層と対向する領域に比べて、支持基
材の厚さ方向に突出して形成されているので、吸音材層
が、支持基材の導体層形成面に接触しない状態で、弾性
表面波素子を搭載・実装することができる。したがっ
て、吸音材層を有する弾性表面波素子を、バンプサイズ
を増大させることなく、FDB方式で搭載・実装するこ
とができ、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置を得ることができる。
弾性表面波装置に使用される第5の発明の外囲器におい
ては、支持基材の導体層形成面のバンプ接続領域が、弾
性表面波素子の吸音層と対向する領域に比べて、支持基
材の厚さ方向に突出して形成されているので、吸音材層
が、支持基材の導体層形成面に接触しない状態で、弾性
表面波素子を搭載・実装することができる。したがっ
て、吸音材層を有する弾性表面波素子を、バンプサイズ
を増大させることなく、FDB方式で搭載・実装するこ
とができ、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置を得ることができる。
【0019】なお、このような本発明の弾性表面波装
置、および弾性表面波装置用の外囲器において、支持基
材の導体層形成面に設けられた凹部の深さ、または突出
部の段差の高さは、弾性表面波素子の吸音材層の厚さと
バンプの高さとの差分以上であれば、十分に効果を上げ
ることができる。具体的には、支持基材の導体層形成面
の表面粗さや、バンプの高さのばらつき等の点を考慮し
て、 2μm 以上とすることが望ましい。また、凹部の深
さまたは突出部の段差の高さの上限値は、特に限定され
ないが、本発明が弾性表面波装置の小型化を目的として
いることを考慮して、 500μm 以下にすることが望まし
い。
置、および弾性表面波装置用の外囲器において、支持基
材の導体層形成面に設けられた凹部の深さ、または突出
部の段差の高さは、弾性表面波素子の吸音材層の厚さと
バンプの高さとの差分以上であれば、十分に効果を上げ
ることができる。具体的には、支持基材の導体層形成面
の表面粗さや、バンプの高さのばらつき等の点を考慮し
て、 2μm 以上とすることが望ましい。また、凹部の深
さまたは突出部の段差の高さの上限値は、特に限定され
ないが、本発明が弾性表面波装置の小型化を目的として
いることを考慮して、 500μm 以下にすることが望まし
い。
【0020】さらに、本発明では、同一または異なる材
料から成る複数枚の基材を厚さ方向に積層して、支持基
材を構成することができる。そして、このような積層構
造を有する支持基材では、下層の支持基材の上に所定形
状の上層基材を積層することで、凹部または突出部を容
易に形成することができる。
料から成る複数枚の基材を厚さ方向に積層して、支持基
材を構成することができる。そして、このような積層構
造を有する支持基材では、下層の支持基材の上に所定形
状の上層基材を積層することで、凹部または突出部を容
易に形成することができる。
【0021】本発明の第3の発明の弾性表面波装置にお
いては、弾性表面波素子の吸音材層の厚さtが、圧電性
基板の電極形成面と支持基材の導体層面との間の間隙部
の大きさt0 より小さく(t<t0 )なっているので、
吸音材層が支持基材の導体層面に接触しない状態で、弾
性表面波素子を搭載・実装することができる。したがっ
て、吸音材層を有する弾性表面波素子を、支持基材にF
DB方式で搭載・実装することができ、小型で良好な周
波数特性を有する弾性表面波装置を得ることができる。
いては、弾性表面波素子の吸音材層の厚さtが、圧電性
基板の電極形成面と支持基材の導体層面との間の間隙部
の大きさt0 より小さく(t<t0 )なっているので、
吸音材層が支持基材の導体層面に接触しない状態で、弾
性表面波素子を搭載・実装することができる。したがっ
て、吸音材層を有する弾性表面波素子を、支持基材にF
DB方式で搭載・実装することができ、小型で良好な周
波数特性を有する弾性表面波装置を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0023】図1は、本発明の弾性表面波装置の第1の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【0024】この図において、符号1は、弾性表面波素
子を示し、符号2は、外囲器の主要部をなす支持基材を
示す。
子を示し、符号2は、外囲器の主要部をなす支持基材を
示す。
【0025】図1は、本発明の弾性表面波装置の第1の
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【0026】この図において、符号1は、弾性表面波素
子を示し、符号2は、外囲器の主要部をなす支持基材を
示す。
子を示し、符号2は、外囲器の主要部をなす支持基材を
示す。
【0027】弾性表面波素子1においては、図2(a)
および(b)にそれぞれに示すように、圧電性基板3上
に、櫛歯状電極4とボンディングパッド5およびシール
ド電極6が、Al等の導体によりパターン形成されてい
る。また、圧電性基板3上で、櫛歯状電極4と基板端面
との間の領域には、シリコーン系やエポキシ系の樹脂材
料から成る吸音材層7が設けられている。
および(b)にそれぞれに示すように、圧電性基板3上
に、櫛歯状電極4とボンディングパッド5およびシール
ド電極6が、Al等の導体によりパターン形成されてい
る。また、圧電性基板3上で、櫛歯状電極4と基板端面
との間の領域には、シリコーン系やエポキシ系の樹脂材
料から成る吸音材層7が設けられている。
【0028】また、矩形箱形の支持基材2においては、
弾性表面波素子1と対向する接続面(ダイアタッチ面)
に、図3(a)および(b)にそれぞれ示すように、信
号端子8aのパターンを含む導体層(導体パターン)8
が形成され、信号端子8aの外側の周辺領域に、所定の
サイズおよび深さを有する凹部9が設けられている。
弾性表面波素子1と対向する接続面(ダイアタッチ面)
に、図3(a)および(b)にそれぞれ示すように、信
号端子8aのパターンを含む導体層(導体パターン)8
が形成され、信号端子8aの外側の周辺領域に、所定の
サイズおよび深さを有する凹部9が設けられている。
【0029】そして、このような支持基材2のダイアタ
ッチ面に、吸音材層7を有する弾性表面波素子1がフェ
ースダウンに配置されて搭載され、弾性表面波素子1の
ボンディングパッド5と支持基材2の信号端子8aと
が、Au等のバンプ10を介して接合されている。ま
た、弾性表面波素子1の吸音材層7が、支持基材2のダ
イアタッチ面に形成された凹部9に、接触することなく
嵌め込まれている。さらに、こうして弾性表面波素子1
がフリップチップ実装された支持基材2の上端縁部に
は、支持基材2と同じ矩形の平面形状を有する蓋体11
が被せられ、接着剤等により接合され封止されている。
ッチ面に、吸音材層7を有する弾性表面波素子1がフェ
ースダウンに配置されて搭載され、弾性表面波素子1の
ボンディングパッド5と支持基材2の信号端子8aと
が、Au等のバンプ10を介して接合されている。ま
た、弾性表面波素子1の吸音材層7が、支持基材2のダ
イアタッチ面に形成された凹部9に、接触することなく
嵌め込まれている。さらに、こうして弾性表面波素子1
がフリップチップ実装された支持基材2の上端縁部に
は、支持基材2と同じ矩形の平面形状を有する蓋体11
が被せられ、接着剤等により接合され封止されている。
【0030】なお、支持基材2の外周面には、外部接続
パッドが配設され、外部接続パッドと支持基材2の信号
端子8aとは、ヴィアホール等を介して導通されている
が、この接続構造については、図示を省略する。
パッドが配設され、外部接続パッドと支持基材2の信号
端子8aとは、ヴィアホール等を介して導通されている
が、この接続構造については、図示を省略する。
【0031】このように構成される第1の実施例の弾性
表面波装置では、支持基材2のダイアタッチ面で、弾性
表面波素子1の吸音材層7に対向する周辺領域に、凹部
9が設けられており、吸音材層7が支持基材2のダイア
タッチ面に接触しない状態で、弾性表面波素子1が搭載
・実装されている。このように、吸音材層7を有する弾
性表面波素子1を、バンプ10のサイズを大きくするこ
となく、FDB方式により支持基材2に搭載・実装する
ことができるので、小型で良好な周波数特性を有する弾
性表面波装置が得られる。
表面波装置では、支持基材2のダイアタッチ面で、弾性
表面波素子1の吸音材層7に対向する周辺領域に、凹部
9が設けられており、吸音材層7が支持基材2のダイア
タッチ面に接触しない状態で、弾性表面波素子1が搭載
・実装されている。このように、吸音材層7を有する弾
性表面波素子1を、バンプ10のサイズを大きくするこ
となく、FDB方式により支持基材2に搭載・実装する
ことができるので、小型で良好な周波数特性を有する弾
性表面波装置が得られる。
【0032】なお、第1の実施例では、弾性表面波素子
1の吸音材層7が嵌め込まれた支持基材2の凹部9に、
さらに絶縁性樹脂を充填することができ、こうして、樹
脂充填層と吸収材層7とを接合することにより、弾性表
面波素子1と支持基材2との機械的接合をより強固にす
ることができる。
1の吸音材層7が嵌め込まれた支持基材2の凹部9に、
さらに絶縁性樹脂を充填することができ、こうして、樹
脂充填層と吸収材層7とを接合することにより、弾性表
面波素子1と支持基材2との機械的接合をより強固にす
ることができる。
【0033】さらに、支持基材2のダイアタッチ面に
は、信号端子8aとして、あるいは実装の目印等とする
ために、めっき処理等により導体層8が形成されている
が、第2の実施例として、図4(a)および(b)にそ
れぞれ示すように、支持基材2のダイアタッチ面の吸音
材層と対向する領域に、導体層の不形成部12を設け、
この不形成部12を凹部とすることができる。すなわ
ち、この導体層の不形成部12は、支持基材2のダイア
タッチ面において、導体層8の厚さに相当する段差を持
ち、凹部として機能するので、弾性表面波素子の吸音材
層の厚さによっては、吸音材層の支持基材2との接触を
防止するという、本発明の目的を十分に達成することが
できる。
は、信号端子8aとして、あるいは実装の目印等とする
ために、めっき処理等により導体層8が形成されている
が、第2の実施例として、図4(a)および(b)にそ
れぞれ示すように、支持基材2のダイアタッチ面の吸音
材層と対向する領域に、導体層の不形成部12を設け、
この不形成部12を凹部とすることができる。すなわ
ち、この導体層の不形成部12は、支持基材2のダイア
タッチ面において、導体層8の厚さに相当する段差を持
ち、凹部として機能するので、弾性表面波素子の吸音材
層の厚さによっては、吸音材層の支持基材2との接触を
防止するという、本発明の目的を十分に達成することが
できる。
【0034】次に、本発明の別の実施例について説明す
る。
る。
【0035】本発明の第3の実施例の弾性表面波装置に
おいては、外囲器として、図5(a)乃至(c)にそれ
ぞれ示す導体パターンおよび構造を有する支持基材2が
用いられている。すなわち、この実施例では、支持基材
2のダイアタッチ面のバンプ接続領域のみが、支持基材
2の厚さ方向に突出して形成されており、この突出部1
3の上に信号端子8aを含む導体層(導体パターン)8
が形成されている。
おいては、外囲器として、図5(a)乃至(c)にそれ
ぞれ示す導体パターンおよび構造を有する支持基材2が
用いられている。すなわち、この実施例では、支持基材
2のダイアタッチ面のバンプ接続領域のみが、支持基材
2の厚さ方向に突出して形成されており、この突出部1
3の上に信号端子8aを含む導体層(導体パターン)8
が形成されている。
【0036】ここで、突出部13は、支持基材2を複数
枚の基材が厚さ方向に積層された構造とし、下層の支持
基材上に所定形状の小片部を積層することにより、容易
に形成することができる。
枚の基材が厚さ方向に積層された構造とし、下層の支持
基材上に所定形状の小片部を積層することにより、容易
に形成することができる。
【0037】そして、このような突出部13を有する支
持基材2のダイアタッチ面に、吸音材層を有する弾性表
面波素子がフェースダウンに配置されて搭載され、弾性
表面波素子のボンディングパッドと、支持基材2の突出
部13に形成された信号端子8aとが、Au等のバンプ
を介して接合されている。なお、このような実装部分
は、第1の実施例と同様に構成されているので、図示を
省略する。
持基材2のダイアタッチ面に、吸音材層を有する弾性表
面波素子がフェースダウンに配置されて搭載され、弾性
表面波素子のボンディングパッドと、支持基材2の突出
部13に形成された信号端子8aとが、Au等のバンプ
を介して接合されている。なお、このような実装部分
は、第1の実施例と同様に構成されているので、図示を
省略する。
【0038】このように構成される第3の実施例の弾性
表面波装置では、支持基材2のダイアタッチ面のバンプ
接続領域のみが、支持基材2の厚さ方向に突出して形成
され、この突出部13に信号端子8aが形成されてい
る。そして、支持基材2のダイアタッチ面のその他の領
域と弾性表面波素子の圧電性基板との間に、十分な大き
さの間隙が確保されているので、吸音材層が支持基材2
のダイアタッチ面に接触しない状態で、弾性表面波素子
が搭載・実装される。このように、吸音材層を有する弾
性表面波素子を、バンプサイズを増大させることなく、
FDB方式により支持基材2に搭載・実装することがで
きるので、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置が得られる。
表面波装置では、支持基材2のダイアタッチ面のバンプ
接続領域のみが、支持基材2の厚さ方向に突出して形成
され、この突出部13に信号端子8aが形成されてい
る。そして、支持基材2のダイアタッチ面のその他の領
域と弾性表面波素子の圧電性基板との間に、十分な大き
さの間隙が確保されているので、吸音材層が支持基材2
のダイアタッチ面に接触しない状態で、弾性表面波素子
が搭載・実装される。このように、吸音材層を有する弾
性表面波素子を、バンプサイズを増大させることなく、
FDB方式により支持基材2に搭載・実装することがで
きるので、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置が得られる。
【0039】さらに、本発明の別の実施例について説明
する。
する。
【0040】本発明の第4の実施例の弾性表面波装置で
は、図6に示すように、弾性表面波素子1の吸音材層7
の厚さtが、後述する接続用のバンプの高さより小さく
(薄く)形成されている。このような吸音材層7を有す
る弾性表面波素子1が、フェースダウンに配置されて、
支持基材2の導体層8形成面に搭載され、弾性表面波素
子1のボンディングパッド5と支持基材2の信号端子8
aとが、Au等のバンプ10を介して接合されている。
そして、吸音材層7の厚さtが、バンプ10の高さより
小さく、したがって圧電性基板3の電極形成面と支持基
材2の導体層8面との間の間隙部の大きさt0 より小さ
く(t<t0 )形成されているので、実装状態で、吸音
材層7が支持基材2の導体層8に接触することなく保持
されている。さらに、こうして弾性表面波素子1がフリ
ップチップ実装された支持基材2の上端縁部には、支持
基材2と同じ矩形の平面形状を有する蓋体11が被せら
れ、接着剤等により接合され封止されている。
は、図6に示すように、弾性表面波素子1の吸音材層7
の厚さtが、後述する接続用のバンプの高さより小さく
(薄く)形成されている。このような吸音材層7を有す
る弾性表面波素子1が、フェースダウンに配置されて、
支持基材2の導体層8形成面に搭載され、弾性表面波素
子1のボンディングパッド5と支持基材2の信号端子8
aとが、Au等のバンプ10を介して接合されている。
そして、吸音材層7の厚さtが、バンプ10の高さより
小さく、したがって圧電性基板3の電極形成面と支持基
材2の導体層8面との間の間隙部の大きさt0 より小さ
く(t<t0 )形成されているので、実装状態で、吸音
材層7が支持基材2の導体層8に接触することなく保持
されている。さらに、こうして弾性表面波素子1がフリ
ップチップ実装された支持基材2の上端縁部には、支持
基材2と同じ矩形の平面形状を有する蓋体11が被せら
れ、接着剤等により接合され封止されている。
【0041】このように構成される第4の実施例の弾性
表面波装置では、吸音材層7の厚さtが、圧電性基板3
の電極形成面と支持基材2のダイアタッチ面との間隙部
の大きさt0 より小さくなっているので、吸音材層7が
支持基材2に接触することなく、吸音材層7と支持基材
2のダイアタッチ面との間に適当な隙間が保たれてい
る。したがって、支持基材2のダイアタッチ面に凹部や
突出部を設ける必要がなく、平坦なダイアタッチ面を有
する支持基材2に弾性表面波素子1を搭載・実装するこ
とができ、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置を得ることができる。
表面波装置では、吸音材層7の厚さtが、圧電性基板3
の電極形成面と支持基材2のダイアタッチ面との間隙部
の大きさt0 より小さくなっているので、吸音材層7が
支持基材2に接触することなく、吸音材層7と支持基材
2のダイアタッチ面との間に適当な隙間が保たれてい
る。したがって、支持基材2のダイアタッチ面に凹部や
突出部を設ける必要がなく、平坦なダイアタッチ面を有
する支持基材2に弾性表面波素子1を搭載・実装するこ
とができ、小型で良好な周波数特性を有する弾性表面波
装置を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電極形成面に吸音材層を有する弾性表面波素
子を、吸音材層が支持基材の導体層形成面に接触しない
状態で、FDB方式により搭載・実装することができ
る。したがって、小型で良好な周波数特性を有する弾性
表面波装置を実現することができる。
によれば、電極形成面に吸音材層を有する弾性表面波素
子を、吸音材層が支持基材の導体層形成面に接触しない
状態で、FDB方式により搭載・実装することができ
る。したがって、小型で良好な周波数特性を有する弾性
表面波装置を実現することができる。
【図1】本発明の弾性表面波装置の第1の実施例を概略
的に示す断面図。
的に示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施例に用いる弾性表面波素子
を示し、(a)は電極形成面の平面図、(b)は(a)
におけるA−A´断面図。
を示し、(a)は電極形成面の平面図、(b)は(a)
におけるA−A´断面図。
【図3】本発明の第1の実施例に用いる支持基材を示
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるB−B´断面図。
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるB−B´断面図。
【図4】本発明の第2の実施例に用いる支持基材を示
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるC−C´断面図。
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるC−C´断面図。
【図5】本発明の第3の実施例に用いる支持基材を示
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるD−D´断面図、(c)は(a)におけるE−
E´断面図。
し、(a)はダイアタッチ面の平面図、(b)は(a)
におけるD−D´断面図、(c)は(a)におけるE−
E´断面図。
【図6】本発明の第4の実施例を概略的に示す断面図。
【図7】従来の弾性表面波装置の構造を概略的に示す断
面図。
面図。
1………弾性表面波素子 2………支持基材 3………圧電性基板 4………櫛歯状電極 5………ボンディングパッド 7………吸音材層 8a………信号端子 9………凹部 10………バンプ 12………導体層の不形成部 13………突出部
Claims (13)
- 【請求項1】 圧電性基板とその上に形成された櫛歯状
電極および弾性表面波の吸収材層をそれぞれ有する弾性
表面波素子と、この弾性表面波素子と対向する面に導体
層が形成された支持基材とを備え、 前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層形成面にフ
ェイスダウンに搭載され、バンプを介して接続された弾
性表面波装置において、 前記支持基材の導体層形成面で、前記弾性表面波素子の
弾性表面波の吸収材層と対向する領域に、凹部を設けた
ことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項2】 前記弾性表面波素子の吸収材層が、前記
支持基材の凹部に非接触的に嵌め込まれていることを特
徴とする請求項1記載の弾性表面波装置。 - 【請求項3】 前記弾性表面波素子の吸収材層が嵌め込
まれた前記支持基材の凹部に、さらに樹脂が充填され、
この樹脂充填層と前記吸収材層とが接合されていること
を特徴とする請求項2記載の弾性表面波装置。 - 【請求項4】 前記凹部を有する支持基材が、下層の支
持基材の上に所定形状の上層が積層された構造を有する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の
弾性表面波装置。 - 【請求項5】 圧電性基板とその上に形成された櫛歯状
電極および弾性表面波の吸収材層をそれぞれ有する弾性
表面波素子と、この弾性表面波素子と対向する面に導体
層が形成された支持基材とを備え、 前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層形成面にフ
ェイスダウンに搭載され、バンプを介して接続された弾
性表面波装置において、 前記支持基材の導体層形成面の前記バンプの接続領域
が、前記弾性表面波素子の吸収材層と対向する領域に比
べて、前記支持基材の厚さ方向に突出して形成されてい
ることを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項6】 前記支持基材の突出部が、下層の支持基
材の上に所定形状の小片板が積層された構造を有するこ
とを特徴とする請求項5記載の弾性表面波装置。 - 【請求項7】 前記支持基材の凹部の深さ、または前記
突出部の前記対向領域からの段差の高さが、 2〜 500μ
m であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1
項記載の弾性表面波装置。 - 【請求項8】 圧電性基板とその上に形成された櫛歯状
電極および弾性表面波の吸収材層をそれぞれ有する弾性
表面波素子と、この弾性表面波素子と対向する面に導体
層が形成された支持基材とを備え、 前記弾性表面波素子が前記支持基材の導体層形成面にフ
ェイスダウンに搭載され、バンプを介して接続された弾
性表面波装置において、 前記吸収材層の厚さtが、前記圧電性基板の電極形成面
と前記支持基材の導体層面との間隙部の大きさt0 より
小さい(t<t0 )ことを特徴とする弾性表面波装置。 - 【請求項9】 前記支持基材の上端部に、前記弾性表面
波素子の上方を覆うように蓋体が配置され、該蓋体と前
記支持基材とが気密に接着され封止されていることを特
徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の弾性表面
波装置。 - 【請求項10】 弾性表面波素子が搭載されるべき面に
導体層が形成された支持基材を有する外囲器において、 前記支持基材の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接
続領域以外の領域に、凹部を設けたことを特徴とする弾
性表面波装置用の外囲器。 - 【請求項11】 弾性表面波素子が搭載されるべき面に
導体層が形成された支持基材を有する外囲器において、 前記支持基材の導体層形成面の前記弾性表面波素子の接
続領域に、該支持基材の厚さ方向への突出部を設けたこ
とを特徴とする弾性表面波装置用の外囲器。 - 【請求項12】 前記支持基材の凹部または突出部が、
下層の支持基材の上に所定形状の上層が積層された構造
を有することを特徴とする請求項10または11記載の
弾性表面波装置用の外囲器。 - 【請求項13】 前記支持基材の凹部の深さ、または前
記突出部の段差の高さが、 2〜 500μm であることを特
徴とする請求項10乃至12のいずれか1項記載の弾性
表面波装置用の外囲器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11045465A JP2000252787A (ja) | 1998-12-28 | 1999-02-23 | 弾性表面波装置および弾性表面波装置用の外囲器 |
KR1019990063168A KR20000052591A (ko) | 1998-12-28 | 1999-12-28 | 탄성표면파장치 및 탄성표면파 소자용 패키지 |
EP99125996A EP1017168A3 (en) | 1998-12-28 | 1999-12-28 | Surface acoustic wave device and package for surface acoustic wave element |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37381998 | 1998-12-28 | ||
JP10-373819 | 1998-12-28 | ||
JP11045465A JP2000252787A (ja) | 1998-12-28 | 1999-02-23 | 弾性表面波装置および弾性表面波装置用の外囲器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252787A true JP2000252787A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=26385460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11045465A Withdrawn JP2000252787A (ja) | 1998-12-28 | 1999-02-23 | 弾性表面波装置および弾性表面波装置用の外囲器 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1017168A3 (ja) |
JP (1) | JP2000252787A (ja) |
KR (1) | KR20000052591A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6294839B1 (en) * | 1999-08-30 | 2001-09-25 | Micron Technology, Inc. | Apparatus and methods of packaging and testing die |
US6534901B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-03-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface acoustic wave device and method of manufacture thereof |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3301262B2 (ja) * | 1995-03-28 | 2002-07-15 | 松下電器産業株式会社 | 弾性表面波装置 |
WO1997002596A1 (fr) * | 1995-06-30 | 1997-01-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Composant electronique et son procede de fabrication |
-
1999
- 1999-02-23 JP JP11045465A patent/JP2000252787A/ja not_active Withdrawn
- 1999-12-28 EP EP99125996A patent/EP1017168A3/en not_active Withdrawn
- 1999-12-28 KR KR1019990063168A patent/KR20000052591A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6534901B1 (en) * | 1999-02-08 | 2003-03-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Surface acoustic wave device and method of manufacture thereof |
US6848153B2 (en) | 1999-02-08 | 2005-02-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Method of manufacturing a surface acoustic wave device |
US6294839B1 (en) * | 1999-08-30 | 2001-09-25 | Micron Technology, Inc. | Apparatus and methods of packaging and testing die |
US6380631B2 (en) | 1999-08-30 | 2002-04-30 | Micron Technology Inc. | Apparatus and methods of packaging and testing die |
US6558966B2 (en) | 1999-08-30 | 2003-05-06 | Micron Technology, Inc. | Apparatus and methods of packaging and testing die |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1017168A3 (en) | 2000-12-20 |
EP1017168A2 (en) | 2000-07-05 |
KR20000052591A (ko) | 2000-08-25 |
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