JP2000252518A - 半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

半導体発光装置の製造方法

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JP2000252518A
JP2000252518A JP4739699A JP4739699A JP2000252518A JP 2000252518 A JP2000252518 A JP 2000252518A JP 4739699 A JP4739699 A JP 4739699A JP 4739699 A JP4739699 A JP 4739699A JP 2000252518 A JP2000252518 A JP 2000252518A
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light emitting
semiconductor layer
etching
emitting device
island
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JP4739699A
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Kiyonari Tanaka
聖也 田中
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光ドットサイズがサイドエッチにより不安
定となりまた微細パターンの形成が困難であった。 【解決手段】 基板上に半導体層を形成して複数の島状
にパターニングした後、電極を形成して個々の半導体発
光装置に切断する半導体発光装置の製造方法において、
前記半導体層をサイドエッチングの少ない異方性エッチ
ングで島状にパターニングした後、この島状部のうちの
発光領域となる部分およびその側壁部分にレジストを被
着して電極取出部をエッチングして順テーパー化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光装置の製
造方法に関し、特に基板上に半導体層を形成して所定形
状にパターニングする工程を有する発光ダイオードアレ
イなどの半導体発光装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
半導体発光装置を図4および図5に示す。図4は断面
図、図5は平面図である。図4および図5において、2
1は半導体基板、22は一導電型半導体層、23は逆導
電型半導体層、24は個別電極、25は共通電極であ
る。
【0003】半導体基板21上に、一導電型半導体層2
2と逆導電型半導体層23を設けると共に、この一導電
型半導体層22の露出部に共通電極25(25a、25
b)を接続して設け、逆導電型半導体層23に個別電極
24を接続して設けている。なお、図4において、26
は窒化シリコン膜などから成る保護膜である。また、図
5に示すように、共通電極25(25a、25b)は隣
接する島状半導体層22、23ごとに異なる群に属する
ように二群に分けて接続して設けられ、隣接する島状半
導体層22、23が同じ個別電極24に接続されてい
る。このような発光ダイオードアレイでは、個別電極2
4と共通電極25(25a、25b)の組み合わせを選
択して電流を流すことによって、各発光ダイオードを選
択的に発光させることができる。
【0004】この従来の半導体発光装置では、半導体層
は図6(a) および図7(a)に示す発光ドット部11
上にレジスト12を被着してパターニングすることによ
って、メサエッチングを行なっていた。このようなメサ
エッチングを行なうと、図6(a)のA−A' 方向で
は、図6(b)に示すように、メサ部13の断面形状は
順テーパー化し、電極(不図示)の取出し部となる。ま
た、図6(a)のB−B' 方向では、図7(b)に示す
ように,断面がほぼ切り立ってレジスト12の端から2
〜6μm程度サイドエッチングされることから、時間制
御でサイドエッチング量をコントロールして発光ドット
部11のB−B' 方向のサイズを制御していた。
【0005】ところが、この従来の半導体発光装置の形
成方法では図6(a)のA−A' の断面形状を順テーパ
化させるために、図6(a)のB−B' 方向のサイドエ
ッチングが発生し、レジスト端から2〜6μm程度サイ
ドエッチングされる。メサエッチングの時間を長くした
場合、サイドエッチング量が増加し、発光ドット11の
サイズ(B−B' 方向)が小さくなり、規格外となる問
題があった。
【0006】特に、発光ドット11のピッチは従来の6
00dpiの42. 3μmから1200dpiの21.
15μmに小さくなり、発光ドットのサイズを確保しよ
うとした場合、サイドエッチング量を考慮したレジスト
12の寸法は22μmを超え、レジストパターンが形成
できず、メサエッチングができないという問題点があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来方法の問題点に鑑
みてなされたものであり、サイドエッチング量の増加に
よる発光ドットサイズが規格外となる問題および微細パ
ターンの形成が困難であるという従来方法の問題点を解
消した半導体発光装置の製法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、基板上に一導電型半導体層と逆導
電型半導体層を積層形成して複数の島状にパターニング
した後、電極を接続して形成する半導体発光装置の製造
方法において、前記一導電型半導体層と逆導電型半導体
層を島状にパターニングした後、この島状部のうちの順
メサ構造となる両端部側が露出するようにレジストを被
着して前記逆導電型半導体層の一部をエッチングする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づき
詳細に説明する。図1は本発明に係る半導体発光装置の
製造方法によって形成される半導体発光装置を示す断面
図、図2は平面図である。
【0010】図1および図2において、1は基板、2は
一導電型半導体層、3は逆導電型半導体層、4は個別電
極、5(5a、5b)は共通電極、6は絶縁膜である。
【0011】基板1はシリコン(Si)やガリウム砒素
(GaAs)などの単結晶半導体基板やサファイア(A
2 3 )などの単結晶絶縁基板から成る。単結晶半導
体基板の場合、(100)面を<011>方向に2〜7
°オフさせた基板などが好適に用いられる。サファイア
の場合、C面基板が好適に用いられる。
【0012】まず、単結晶基板1上に、一導電型半導体
層2、逆導電型半導体層3をMOCVD法などで順次積
層して形成する。
【0013】これらの半導体層2、3を形成する場合、
まず基板温度を400〜500℃に設定して200〜2
000Åの厚みにアモルファス状のガリウム砒素膜を形
成した後、基板温度を700〜900℃に上げて所望厚
みの半導体層2、3を形成する。
【0014】この場合、原料ガスとしてはTMG((C
3 3 Ga)、TEG((C2 5 3 Ga)、アル
シン(AsH3 )、TMA((CH3 3 Al)、TE
A((C2 5 3 Al)などが用いられ、導電型を制
御するためのガスとしては、シラン(SiH4 )、セレ
ン化水素(H2 Se)、TMZ((CH3 2 Zn)な
どが用いられ、キャリアガスとしては、H2 などが用い
られる。
【0015】一導電型半導体層2は、バッファ層2a、
オーミックコンタクト層2b、電子の注入層2cで構成
される。バッファ層2aは2〜4μm程度の厚みに形成
され、オーミックコンタクト層2bは0.1〜1.0μ
m程度の厚みに形成され、電子の注入層2cは0.2〜
0.4μm程度の厚みに形成される。バッファ層2aと
オーミックコンタクト層2bはガリウム砒素などで形成
され、電子の注入層2cはアルミニウムガリウム砒素な
どで形成される。オーミックコンタクト層2bはシリコ
ンなどの一導電型半導体不純物を1×1016〜1017
toms/cm3 程度含有し、電子の注入層2cはシリ
コンなどの一導電型半導体不純物を1×1016〜1019
atoms/cm3 程度含有する。また、このとき電子
注入層2cのAlの組成はx=0.24〜0.5程度形
成する。バッファ層2aは基板1と半導体層との格子定
数の不整合に基づくミスフィット転位を防止するために
設けるものであり、半導体不純物を含有させる必要はな
い。
【0016】逆導電型半導体層3は、発光層3a、第2
のクラッド層3b、および第2のオーミックコンタクト
層3cで構成される。発光層3aと第2のクラッド層3
bは0.2〜0.4μm程度の厚みに形成され、オーミ
ックコンタクト層3cは0.01〜0.1μm程度の厚
みに形成される。第2のオーミックコンタクト層3cは
ガリウム砒素などから成る。
【0017】発光層3aと第2のクラッド層3bは、電
子の閉じ込め効果と光の取り出し効果を考慮してアルミ
ニウム砒素(AlAs)とガリウム砒素(GaAs)と
の混晶比を異ならしめる。発光層3aと第2のクラッド
層3bは亜鉛(Zn)などの逆導電型半導体不純物を1
×1016〜1018atoms/cm3 程度含有し、第2
のオーミックコンタクト層3cは亜鉛などの逆導電型半
導体不純物を1×1019〜1020atoms/cm3
度含有する。
【0018】基板1上の全面もしくは一部に、一導電型
半導体層2と逆導電型半導体層3を積層して形成した後
に、一導電型半導体層2と逆導電型半導体層3を島状に
エッチングする。このエッチングは、CCl2 2 ガス
などを用いたドライエッチングなどの、サイドエッチン
グが少ない異方性エッチングで行われる。
【0019】次に、図3に示すように発光領域部分およ
びその側壁をレジスト7にて被着した後、露出している
電極取出し部をエッチングして一導電型半導体層2が露
出するようにする。このエッチングは、電極取出し部の
断面形状が順テーパー化する硫酸過酸化水素系のエッチ
ング液などを用いたウエットエッチングやドライエッチ
ングなどのエッチングが用いられる。このエッチングの
時、発光領域の側壁部分もレジストを被着しているため
サイドエッチングはなく、このためサイドエッチングに
よる発光領域の寸法減少はなく、島状にパターニングす
るときの寸法が保持できる。
【0020】次に、プラズマCVD法で、シランガス
(SiH4 )とアンモニアガス(NH3 )を用いて窒化
シリコンから成る絶縁膜6を厚み3000〜5000Å
程度に形成し、パターニングする。次に、クロムや金を
蒸着法やスパッタリング法で成膜、パターニングし個別
電極4と共通電極5を形成することにより完成する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体発光
装置の製造方法によれば、半導体層をサイドエッチング
の少ない異方性エッチングで島状にパターニングした
後、この島状部のうちの発光領域となる部分およびその
側壁部分にレジストを被着して電極取出部をエッチング
して順テーパー化することから、サイドエッチングによ
る発光領域部分の寸法バラツキを防止すると共に、サイ
ドエッチングの影響無しに微細な発光ドットを形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造される半導体発光装置を示す
断面図である。
【図2】本発明により製造される半導体発光装置を示す
平面図である。
【図3】本発明に係わる半導体発光装置の製造方法を説
明するためのレジストパターンを示す図であり、(a)
は平面図、(b)は(a)中のC−C' 線断面図、
(c)はエッチング後の断面図である。
【図4】従来の半導体発光装置を示す断面図である。
【図5】従来の半導体発光装置を示す平面図である。
【図6】従来の半導体発光装置の形成方法におけるレジ
ストパターンを示す図であり、(a)は平面図、(b)
は(a)中のA- A' 線断面図、(c)は(a)中のB
−B' 線断面図である。
【図7】従来の半導体発光装置の形成方法におけるレジ
ストパターン部分の拡大断面図であり、(a)はエッチ
ング前の拡大断面図、(b)はエッチング後の拡大断面
図である。
【符号の説明】
1………基板、2………一導電型半導体層、3………逆
導電型半導体層、4………個別電極、5………共通電
極、6………絶縁膜、7………レジストパターン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に一導電型半導体層と逆導電型半
    導体層を積層形成して複数の島状にパターニングした
    後、電極を接続して形成する半導体発光装置の製造方法
    において、前記一導電型半導体層と逆導電型半導体層を
    島状にパターニングした後、この島状部のうちの順メサ
    構造となる両端部側が露出するようにレジストを被着し
    て前記逆導電型半導体層の一部をエッチングすることを
    特徴とする半導体発光装置の製造方法。
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