JP2000252181A - 熱処理装置、処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

熱処理装置、処理装置及び熱処理方法

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JP2000252181A JP2000036577A JP2000036577A JP2000252181A JP 2000252181 A JP2000252181 A JP 2000252181A JP 2000036577 A JP2000036577 A JP 2000036577A JP 2000036577 A JP2000036577 A JP 2000036577A JP 2000252181 A JP2000252181 A JP 2000252181A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 正確に保持板表面の温度を推定し、基板の熱
履歴とは無関係に、保持板表面が短時間で所望の処理温
度に達し、基板を所望の処理温度で処理する時間を長く
できる半導体ウエハの熱処理装置及び方法の提供。 【解決手段】 保持板32の裏面側には加熱素子33が
配置され、保持板の表面に載置された基板が加熱処理さ
れるようになっている。この保持板には、その裏面から
表面に向けて有底の穴34が設けられている。穴内の異
なる高さの位置には、それぞれ第1の温度センサ39及
び第2の温度センサ40が配置されている。そして、制
御部が、第1の温度セン及び第2の温度センサによる検
出結果に基づいて、保持板表面の温度を推定し、この推
定した温度に基づいて、保持板32に供給される熱エネ
ルギを制御し、保持板上の基板の加熱処理温度を制御し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板例えばレジス
トが塗布された半導体ウェハを加熱処理する、或いは冷
却処理する熱処理装置、処理装置及び熱処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造プロセスでは、フ
ォトリソグラフィー技術が利用されている。フォトリソ
グラフィー技術においては、半導体ウェハ(以下、単に
「ウェハ」と呼ぶ。)の表面にレジストを塗布し、この
塗布レジストを所定パターンに露光処理し、さらに現像
処理する。これによりウェハ上に所定パターンのレジス
ト膜が形成され、さらに成膜及びエッチング処理するこ
とにより所定パターンの回路が形成される。
【0003】このようなレジスト膜を形成する工程で
は、ウェハ上にレジスト膜を均一な厚さに形成すること
が重要な課題の1つとなっている。ウェハ上にレジスト
膜を均一な厚さに形成するためには、レジストが塗布さ
れたウェハを加熱処理する際の温度を正確に制御するこ
とが重要である。
【0004】化学増幅型レジストの場合、レジストパタ
ーンは現像前の熱処理の間に増幅する。このパターンを
均一かつ一定にするためには、現像前のウェハの温度
(熱処理温度)正確に制御することが重要である。
【0005】一般に、ウェハを加熱処理する加熱処理装
置は、ウェハを保持する保持板の裏面に発熱素子を配置
したホットプレートを有する。このような加熱処理装置
では、保持板の温度を正確に制御するために、保持板表
面、即ち処理位置の温度の検出する必要がある。一般に
は、処理位置の温度を直接検出することがきでないた
め、保持板内に温度センサを埋め込み、温度センサによ
り検出された温度に応じて処理位置の温度を固定された
オフセット値として推定している。そして、この推定さ
れた温度に基づいて保持板の裏面に配置された発熱素子
の発熱量を制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
加熱処理装置では、処理位置と温度センサが埋め込まれ
た位置との間に、保持板を構成する材料あるいはプロキ
シミティーの空間が介在する物理的距離があり、しかも
加熱処理装置に搬入されるウェハの温度履歴が一様でな
いため、正確に温度制御ができない、という問題があ
る。
【0007】例えば、あるウェハは加熱処理装置内へす
ぐに搬入されるが、別のウェハは加熱処理装置の直前で
長時間待たされてから加熱処理装置内へ搬入される。こ
のような場合、それぞれのウェハの温度履歴が異なるこ
とになる。本発明者等の考察によると、ウェハの温度履
歴が異なると、保持板内に埋め込まれた温度センサが同
じ温度を検出した場合でも、保持板表面の実際の温度が
異なる。このため、ある温度履歴の場合には、所望の処
理温度に達するまでに長時間を要し、このことはウェハ
を所望の処理温度で処理する時間を短くすることにな
る。このようにウェハを所望の処理温度で処理する時間
が短いと、レジストの膜厚が安定せず、ウェハ上にレジ
スト膜を均一な厚さに形成することはできない。
【0008】本発明の目的は、基板を保持する保持板表
面の温度をより正確に推定することができる熱処理装
置、処理装置及び熱処理方法を提供することにある。
【0009】本発明の目的は、基板の温度履歴とは無関
係に、短時間で保持板表面が所望の処理温度に達し、基
板を所望の処理温度で処理する時間を長くすることがで
きる熱処理装置、処理装置及び熱処理方法を提供するこ
とにある。
【0010】本発明の別の目的は、保持板内に配置され
た温度センサが基板の熱処理に対して悪影響を与えるこ
とが少ない熱処理装置、処理装置及び熱処理方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の第1の観点は、基板を熱処理する装置にお
いて、第1の面及び第2の面を有し、第1の面又はその
近くで前記基板を保持する保持板と、前記第2の面側か
ら熱エネルギを供給する供給部と、前記保持板内の、前
記第1の面から第1の深さの第1の位置に配置され、前
記第1の位置の第1の温度を検出する第1の温度センサ
と、前記保持板内の、前記第1の面から第1の深さとは
異なる第2の深さの第2の位置に配置され、前記第2の
位置の第2の温度を検出する第2の温度センサと、前記
検出された第1の温度及び前記検出された第2の温度に
基づいて、前記供給される熱エネルギを制御する制御部
とを具備する。
【0012】本発明の第2の観点は、基板を冷却処理す
る装置において、第1の面及び第2の面を有し、第1の
面又はその近くで前記基板を保持する保持板と、前記第
2の面側から冷却エネルギを供給する供給部と、前記保
持板内の、前記第1の面から第1の深さの第1の位置に
配置され、前記第1の位置の第1の温度を検出する第1
の温度センサと、前記保持板内の、前記第1の面から第
1の深さとは異なる第2の深さの第2の位置に配置さ
れ、前記第2の位置の第2の温度を検出する第2の温度
センサと、前記検出された第1の温度及び前記検出され
た第2の温度に基づいて、前記供給される冷却エネルギ
を制御する制御部とを具備する。
【0013】本発明の第3の観点は、基板を熱処理する
装置において、第1の面及び第2の面を有し、第1の面
又はその近くで前記基板を保持し、前記第2の面から前
記第1の面に向けて所定の深さの穴が設けられた保持板
と、前記第2の面側から熱エネルギを供給する供給部
と、前記穴内の第1の位置に配置され、前記第1の位置
の第1の温度を検出する第1の温度センサと、前記穴内
の前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置され、前
記第2の位置の第2の温度を検出する第2の温度センサ
と、前記検出された第1の温度及び前記検出された第2
の温度に基づいて、前記供給される熱エネルギを制御す
る制御部とを具備する。
【0014】本発明の第4の観点は、基板を処理する装
置において、第1の面及び第2の面を有し、第1の面又
はその近くで前記基板を保持する保持板と、前記第2の
面側からエネルギを供給する手段と、前記保持板内の、
前記第1の面からそれぞれ異なる深さの位置の温度を検
出する手段と、前記検出された温度に基づいて、前記供
給されるエネルギを制御する制御手段とを具備する。
【0015】本発明の第5の観点は、保持板の裏面側か
ら熱エネルギを供給し、前記保持板の表面に保持された
基板を熱処理する方法において、前記保持板の表面から
第1の深さの第1の位置の第1の温度を検出する工程
と、前記保持板の表面から前記第1の深さとは異なる第
2の深さの第2の位置の第2の温度を検出する工程と、
前記検出された第1の温度及び前記検出された第2の温
度に基づいて、前記供給される熱エネルギを制御する工
程とを具備する。
【0016】本発明では、保持板内の異なる深さの位置
における温度を検出し、これらの検出された温度に基づ
いて保持板表面の温度を推定しているので、より正確に
保持板表面の温度を推定することができる。さらに、こ
のようなに正確に推定された温度に基づいて保持板に供
給される熱または冷却エネルギを制御しているので、基
板の熱履歴とは無関係に、保持板表面が短時間で所望の
処理温度に達し、基板を所望の処理温度で処理する時間
を長くすることができる。これにより、例えばウェハ上
にレジスト膜を均一な厚さに形成することができる。
【0017】また、本発明では、保持板内に第2の面か
ら第1の面に向けて設けられた穴内に2つの温度センサ
を配置するようにしたので、保持板内に配置されたこれ
らの温度センサが基板の熱処理に対して悪影響を与える
ことが少なくなる。
【0018】本発明のこれらの目的とそれ以外の目的と
利益とは、以下の説明と添付図面とによって容易に確認
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1に示すように、このレジスト塗
布現像システム1は、半導体ウェハに化学増幅型レジス
トを塗布し、現像するシステムシステムにおいて、カセ
ットステーション10、処理ステーション11及びイン
ターフェイス部12を一体に接続した構成を有してい
る。カセットステーション10では、ウエハWが(カセ
ットC単位で複数枚、たとえば25枚単位で)外部から
レジスト塗布現像システム1に搬入され、またレジスト
塗布現像システム1から外部に搬出される。また、カセ
ットCに対してウエハWが搬出・搬入される。処理ステ
ーション11では、塗布現像処理工程の中で1枚ずつウ
エハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処理ユニットが
所定位置に多段に配置されている。インターフェイス部
12では、このレジスト塗布現像システム1に隣接して
設けられる露光装置13との間でウエハWが受け渡され
る。
【0020】カセットステーション10では、図1に示
すように、載置部となるカセット載置台20上の位置決
め突起20aの位置に複数個(たとえば4個)のカセッ
トCが、それぞれのウエハW出入口を処理ステーション
11側に向けてX方向(図1中の上下方向)一列に載置
される。このカセットC配列方向(X方向)およびカセ
ットC内に収容されたウエハWのウエハW配列方向(Z
方向;垂直方向)に移動可能なウエハ搬送装置21が、
搬送路21aに沿って移動自在であり、各カセットCに
選択的にアクセスする。
【0021】ウエハ搬送装置21は、θ方向に回転自在
に構成されており、後述するように処理ステーション1
1側の第3の処理装置群G3の多段ユニット部に属する
アライメントユニット(ALIM)およびエクステンシ
ョンユニット(EXT)にもアクセスできるようになっ
ている。
【0022】処理ステーション11では、図1に示すよ
うに、その中心部には垂直搬送型の搬送装置22が設け
られ、その周りに処理室としての各種処理装置が1組ま
たは複数の組に亙って多段集積配置されて処理装置群を
構成している。このレジスト塗布現像システム1におい
ては、5つの処理装置群G1、G2、G3、G4、G5
が配置可能な構成であり、第1および第2の処理装置群
G1、G2はシステム正面側に配置され、第3の処理装
置群G3はカセットステーション10に隣接して配置さ
れ、第4の処理装置群G4はインターフェイス部12に
隣接して配置され、さらに破線で示した第5の処理装置
群G5を背面側に配置することが可能となっている。搬
送装置22は、θ方向に回転自在でZ方向に移動可能に
構成されており、各処理装置との間でウエハWの受け渡
しが可能とされている。
【0023】第1の処理装置群G1では、図2に示すよ
うに、カップCP内でウエハWをスピンチャックに載せ
て所定の処理を行う2台のスピンナ型処理装置、たとえ
ばレジスト液塗布装置(COT)および現像処理装置
(DEV)が下から順に2段に重ねられている。そして
第1の処理装置群G1と同様に、第2の処理装置群G2
においても、2台のスピンナ型処理装置、たとえばレジ
スト液塗布装置(COT)および現像処理装置(DE
V)が下から順に2段に重ねられている。
【0024】第3の処理装置群G3では、図3に示すよ
うに、ウエハWを載置台(図示せず)に載せて所定の処
理を行うオーブン型の処理装置、たとえば冷却処理を行
う冷却処理装置(COL)、レジストの定着性を高める
ためのいわゆる疎水化処理を行うアドヒージョン装置
(AD)、位置合わせを行うアライメント装置(ALI
M)、エクステンション装置(EXT)、露光処理前の
加熱処理を行うプリベークを行う加熱処理装置(PRE
BAKE)およびポストベークを行う加熱処理装置(P
OBAKE)が下から順に、たとえば8段に重ねられて
いる。
【0025】同様に、第4の処理装置群G4では、ウエ
ハWを載置台に載せて所定の処理を行うオーブン型の処
理装置、たとえば冷却処理を行う冷却処理装置(CO
L)、冷却処理も兼ねたエクステンション・冷却処理装
置(EXTCOL)、エクステンション装置(EX
T)、アドヒージョン装置(AD)、プリベークを行う
加熱処理装置(PREBAKE)およびポストベークを
行う加熱処理装置(POBAKE)が下から順に、たと
えば8段に重ねられている。
【0026】インターフェイス部12では、図1に示す
ように、奥行き方向(X方向)については、上記処理ス
テーション11と同じ寸法を有するが、幅方向について
はより小さなサイズに設定されている。図1および図2
に示すように、このインターフェイス部12の正面側に
は、可搬性のピックアップカセットCRと、定置型のバ
ッファカセットBRが2段に配置され、他方背面部には
周辺露光装置24が配設されている。
【0027】インターフェイス部12の中央部には、ウ
エハ搬送装置25が設けられている。ウエハ搬送装置2
5は、X方向、Z方向(垂直方向)に移動して両カセッ
トCR、BRおよび周辺露光装置24にアクセスできる
ようになっている。ウエハ搬送装置25は、θ方向にも
回転自在となるように構成されており、処理ステーショ
ン11側の第4の処理装置群G4に属するエクステンシ
ョン装置(EXT)や、さらには隣接する露光装置側の
ウエハ受け渡し台(図示せず)にもアクセスできるよう
になっている。
【0028】図4に示すように、カセットステーション
10の上部にはフィルタ26が、処理ステーション11
の上部にはフイルタ27が、インタフェース部12の上
部にはフィルタ28がそれぞれ取り付けられている。こ
れらのフィルタは上部空間29を共有している。この上
部空間29はダクト(図示を省略)を介して下方の空調
装置(図示を省略)に連通し、アンモニアを除去し、湿
度及び温度が制御された清浄空気が空調装置から上部空
間29に供給されるようになっている。清浄空気は、上
部空間29から各フィルタを通って下方に向けて吹き出
され、これにより清浄空気のダウンフローが各部10、
11、12に形成されるようになっている。
【0029】図5及び図6に示すように、上記の加熱処
理装置(PREBAKE)のほぼ中央には、ウェハWを
加熱処理するためのホットプレート31が配置されてい
る。このホットプレート31では、例えばウェハWより
少し大きな直径で円形状の保持板32の裏面側に、例え
ばこの保持板32とほぼ同形状の発熱素子33が保持板
32と密着するように配置されている。発熱素子33
は、例えば電流が流されることで発熱する抵抗体により
構成され、後述する制御部によりこの電流値が制御され
ることで加熱処理のための温度が制御されるようになっ
ている。
【0030】ホットプレート31の表面と裏面との間
に、複数カ所、例えば3カ所に貫通穴34が設けられて
いる。これら貫通穴34には、それぞれ、ウェハWの受
け渡しのための複数本、例えば3本の支持ピン35が出
没可能に介挿されている。これら支持ピン35は、保持
板32の裏面側に配置された結合部材36により、保持
板32の裏面側で一体に結合されている。結合部材36
は、保持板32の裏面側に配置された昇降機構37に接
続されている。昇降機構37の昇降動作により、支持ピ
ン35は保持板32の表面から突き出たり、没したりす
る。支持ピン35は、保持板32の表面から突き出た状
態で、搬送装置22との間でウェハWの受け渡しを行
う。搬送装置22からウェハWを受け取った支持ピン3
5は、下降して保持板32内に没し、これによりウェハ
Wが保持板32の表面に密着し、ウェハWの加熱処理が
行われるようになっている。
【0031】図7にも示すように、保持板32及び発熱
素子33のほほ中央には、保持板32の裏面から表面に
向けて所定の深さの有底の穴38が設けられている。穴
38の底部と保持板32の表面との間の距離は、例えば
3mm〜5mm程度とされている。この穴38の底部
(穴38内で保持板32の表面に最も近い位置)には、
例えば熱伝対である第1の温度センサ39が配置されて
いる。この穴38内の第1の温度センサ39から3mm
〜5mm程度離れた位置には、例えば熱伝対である第2
の温度センサ40が配置されている。従って、第1の温
度センサ39及び第2の温度センサ40は、保持板32
の表面及び裏面ととほぼ垂直な一線上に位置するよう
に、保持板32内に配置されている。また、第1の温度
センサ39及び第2の温度センサ40は、例えば穴38
内の側壁に取り付けられている。これにより、より正確
に保持板32の温度を計測できるようになる。また、例
えば、穴38の底部に配置された第1の温度センサ39
と保持板32の表面との間の距離と、第1の温度センサ
39と第2の温度センサ40と距離とをほぼ等しくする
ことで、後述する保持板32の表面の温度の推定をより
簡単に行うことができる。
【0032】保持板32の上方には、保持板32により
保持されるウェハWを覆うように、蓋体41が配置され
ている。蓋体41は、図示を省略した昇降機構により昇
降可能とされている。該装置内では、蓋体41が上昇し
蓋体41が開いた状態で、搬送装置22との間でウェハ
Wの受け渡しを行い、蓋体41が下降し蓋体41が閉じ
た状態で、密閉空間を形成し、ウェハWの加熱処理が行
われるようになっている。
【0033】蓋体41は、そのほぼ中央に向かって上向
きに傾斜する構造を有し、そのほぼ中央、つまり保持板
32により保持されたウェハWのほほ中央に対応する位
置に排気口42が設けられている。排気口42には、真
空ポンプ等の排気装置43が接続され、密閉空間内の排
気が行われるようになっている。
【0034】また、ホットプレート31の周囲には、ホ
ットプレート31を取り囲むようにシャッター部材44
が出没可能に配置されている。シャッター部材44は、
ホットプレート31の裏面に配置された昇降機構45に
より昇降されるようになっている。さらに、シャッター
部材44の内壁には、例えば高温の不活性ガスを噴出す
るための噴出孔46が多数設けられている。噴出孔46
は噴出孔46へ高温ガスを供給する高温ガス供給装置4
7に接続されている。保持板32上にウェハWを保持
し、ウェハWを加熱処理するとき、シャッター部材44
がホットプレート31表面から突き出て、噴出孔46か
ら保持板32上に保持されたウェハWの表面に向けて高
温ガスが噴出されるようになっている。
【0035】図8に示すように、第1の温度センサ39
及び第2の温度センサ40は、制御部48に電気的に接
続され、第1の温度センサ39及び第2の温度センサ4
0による検出結果としての電気信号が制御部48へ送出
されるようになっている。発熱素子33と電源49との
間には、電流調整部50が介挿されており、電流調節部
50は制御部48に電気的に接続されている。制御部4
8は、第1の温度センサ39及び第2の温度センサ40
による検出結果に基づいて、保持板32表面の温度を推
定し、この推定した温度に基づいて、電流調節部50を
介して発熱素子33へ流れる電流を制御することで、保
持板32に供給される熱エネルギを制御し、保持板32
上のウェハWの加熱処理温度を制御している。
【0036】ここで、従来の加熱処理装置では、図9に
示すように、裏面に発熱素子102が埋め込まれた保持
板101内に温度センサ100が埋め込まれている。ウ
ェハWが保持される保持板101表面の処理位置と温度
センサ100が埋め込まれた位置(コントロールポイン
ト)とでは、温度差を生じる。
【0037】静的なシステムでは、このような温度差は
容易に補償可能である。しかし、加熱処理装置に搬入さ
れるウェハの温度履歴が一様でない動的なシステムで
は、このような温度差の補償は困難である。図10に示
すように、例えばウェハWが加熱処理装置の直前で長時
間待たされてから加熱処理装置内へ搬入された場合には
保持板101内でカーブ”A”のような温度勾配とな
る。即ち、処理位置とコントロールポイントとの間の温
度差は僅かである。一方、ウェハWが冷えたまま加熱処
理装置内へすぐに搬入された場合には保持板101内で
カーブ”B”のような温度勾配となる。
【0038】つまり、実際にはユーザ側では何の認識も
ないまま、ウェハWの熱履歴に応じて温度のカーブがコ
ントロールポイントを中心として回転している。従っ
て、処理位置とコントロールポイントとの間の温度差を
補償するためのオフセットが一定でないにもかかわら
ず、実際に温度を検出しているコントロールポイントで
はこの点は認識されず、結局、カーブ”B”から”カー
ブ”A”の状態になるまで発熱素子102から特別のエ
ネルギが供給されず、カーブ”B”から”カーブ”A”
の状態になるまでに長時間を要することになる。
【0039】これに対して、本発明では、図7に示した
ように、保持板32内の異なる深さの位置にそれぞれ第
1の温度センサ39及び第2の温度センサ40を配置し
たので、処理位置の温度をほぼ正確に推定することが可
能となる。制御部48では、図11に示すように、第1
の温度センサ39により検出される第1のコントロール
ポイントの温度と第2の温度センサ40により検出され
る第2のコントロールポイントの温度とを使うことによ
り、処理位置の温度を推定している。このような処理位
置の推定は、様々な方法により算出可能であり、例えば
ソフトウェアを使って予め作成されている温度表を参照
する方法を用いることができる。このように推定される
温度のカーブ(例えばカーブ”A”から”カーブ”
B”)は、ウェハWの熱履歴に応じて処理位置を中心と
して回転している。従って、処理位置の温度をほぼ正確
に推定することが可能となり、所望の処理温度に迅速に
到達することが可能となる。
【0040】従って、図12に示すように、従来の加熱
処理装置では、ウェハが保持板に載置されてから所定時
間後に、保持板表面が推定される所望の処理温度(セッ
トポイント)に達し、発熱素子による加熱が非常に弱ま
る。しかし、実際には図12の実線で示すように、保持
板表面はセットポイントに達していないため、保持板が
実際のセットポイントに達するまでに相当の時間を要す
ることになる。よって、ウェハを所望の処理温度で加熱
処理する時間が短くなり、レジストの膜厚が安定しな
い。
【0041】これに対して、本発明の加熱処理装置で
は、ウェハが保持板に載置されてから所定時間後に、図
12の点線で示すように、保持板表面がほぼ正確に推定
される所望の処理温度(セットポイント)に達するの
で、ウェハを所望の処理温度で加熱処理する時間が長く
なり、レジストの膜厚が安定する。
【0042】また、本発明の加熱処理装置では、このよ
うにオフセットを可変する制御を行わない場合でも、オ
ペレータやプロセスエンジニアが保持板表面の温度をほ
ぼ正確に観測できる、という効果を得ることができる。
【0043】更に、上述した実施形態では、ホットプレ
ート31を取り囲むように配置されたシャッター部材4
4から保持板32により保持されたウェハWの表面に向
けて高圧ガスを噴出し、保持板32により保持されたウ
ェハWのほほ中央に対応する位置に排気口42を設け、
全ての高圧ガスがウェハWのほぼ中央を通って排気され
るように構成したので、ウェハWのほぼ中央付近が熱的
な平均点となる。そして、第1の温度センサ39及び第
2の温度センサ40を保持板32により保持されるウェ
ハWのほぼ中心に位置するように、保持板32内に配置
したので、第1の温度センサ39及び第2の温度センサ
40は系内の平均的な温度を検出することが可能とな
る。
【0044】本発明は加熱処理装置ばかりでなく、例え
ば図3に示した冷却処理を行う冷却処理装置(COL)
にも適用可能である。以下に、その適用例を示す。
【0045】図13に示すように、上記の冷却処理装置
(COL)のほぼ中央には、ウェハWを冷却処理するた
めのクーリングプレート51が配置されている。このク
ーリングプレート51では、例えばウェハWより少し大
きな直径で円形状の保持板52の裏面側に、例えばこの
保持板52とほぼ同形状の冷却素子53が保持板52と
密着するように配置されている。冷却素子53は、例え
ば素子内にベルチェ素子を縦横に配置して構成される。
この冷却素子53では、例えばベルチェ素子に流れる電
流値を制御することで温度制御が可能である。
【0046】クーリングプレート51の表面と裏面との
間に、複数カ所、例えば3カ所に貫通穴54が設けられ
ている。これら貫通穴54には、それぞれ、ウェハWの
受け渡しのための複数本、例えば3本の支持ピン55が
出没可能に介挿されている。これら支持ピン55は、保
持板52の裏面側に配置された結合部材56により、保
持板52の裏面側で一体に結合されている。結合部材5
6は、保持板52の裏面側に配置された昇降機構57に
接続されている。
【0047】クーリングプレート51の一方側には、保
持板52表面に保持されたウェハWに向けて冷却ガスを
噴出する噴出孔が多数設けられた噴出部材59が配置さ
れている。一方、クーリングプレート51の他方側に
は、冷却ガスを排気する排気孔が多数設けられた排気部
材61が配置されている。従って、冷却ガスは保持板5
2表面に保持されたウェハW上を、クーリングプレート
51の一方側から他方側へ流れる。
【0048】図14にも示すように、保持板52の中央
から噴出部材59側にずれた位置には、保持板52の裏
面から表面に向けて所定の深さの有底の穴62が設けら
れている。この穴62の底部には、例えば熱伝対である
第1の温度センサ63が配置されている。この穴62内
の第1の温度センサ63から図中下方向へ離れた位置に
は、例えば熱伝対である第2の温度センサ64が配置さ
れている。
【0049】図15に示すように、第1の温度センサ6
3及び第2の温度センサ64は、制御部48に電気的に
接続され、第1の温度センサ63及び第2の温度センサ
64による検出結果としての電気信号が制御部48へ送
出されるようになっている。冷却素子53と電源49と
の間には、電流調整部65が介挿されており、電流調節
部65は制御部48に電気的に接続されている。制御部
48は、第1の温度センサ63及び第2の温度センサ6
4による検出結果に基づいて、保持板52表面の温度を
推定し、この推定した温度に基づいて、電流調節部65
を介して冷却素子53へ流れる電流を制御することで、
保持板52に供給される熱エネルギを制御し、保持板5
2上のウェハWの冷却処理温度を制御している。
【0050】このように構成された冷却処理装置では、
上述した本発明に係る加熱処理装置と同様に、制御部4
8が第1の温度センサ63及び第2の温度センサ64に
よる検出結果に基づいて、保持板52上のウェハWの冷
却処理温度を制御している。従って、図16に示すよう
に、従来の冷却処理装置では、ウェハが保持板に載置さ
れてから所定時間後に、保持板表面が推定される所望の
処理温度(セットポイント)まで下降し、冷却素子によ
る冷却が非常に弱まる。しかし、実際には図16の実線
で示すように、保持板表面はセットポイントに達してい
ないため、保持板が実際のセットポイントまで下降する
のに相当の時間を要することになる。よって、ウェハを
冷却処理する時間が長くなり、スループットが悪化す
る。
【0051】これに対して、本発明の冷却処理装置で
は、ウェハが保持板に載置されてから所定時間後に、図
16の点線で示すように、保持板表面がほぼ正確に推定
される所望の処理温度(セットポイント)まで下降する
ので、ウェハを冷却処理する時間が短くなり、スループ
ットの向上を図ることができる。
【0052】上述した実施形態では、温度センサーを2
つ設けた例を示したが、図17に示すように、第1の温
度センサ39及び第2の温度センサ40に加えてこれら
とは異なる高さの位置に第3の温度センサ66を設けて
もよい。これにより、更に正確に保持板32の表面の温
度を推定することが可能となる。温度センサは、4つ以
上設けても勿論よい。しかし、このように温度センサが
複数になると、制御部による制御の負担が増大する。そ
こで、図18に示すように、制御部48が、例えば保持
板32表面が所望の処理温度に達すと予想される期間を
少なくとも越える第1の期間の間(ステップ180
1)、複数の温度センサ39、40で検出された各温度
に基づいて保持板32へ供給される熱エネルギを制御し
(ステップ1802)、第1の期間の後は、1つの温度
センサ、好ましくは第1の温度センサ39により検出さ
れた温度に基づいて保持板へ供給される熱エネルギを制
御する(ステップ1803)ようにしてもよい。
【0053】また、図19に示すように、保持板32内
に第1の温度センサ39及び第2の温度センサ40を配
置するために設けられた穴38内に、好ましくは保持板
32と同一の材料の装填部材67を装填するようにして
もい。これにより、保持板32に設けられた穴38がウ
ェハWの熱処理に対して悪影響を与えることが少なくな
る。
【0054】更に、上記の実施の形態においては、基板
にウェハWを用いた例について説明したが、本発明はか
かる例には限定されず、例えばLCD基板を使用する例
についても適用が可能である。
【0055】以上説明した実施形態は、あくまでも本発
明の技術的内容を明らかにする意図のものにおいて、本
発明はそうした具体例にのみ限定して狭義に解釈される
ものではなく、本発明の精神と請求項に述べる範囲で、
いろいろと変更して実施することができるものである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、基板の熱履歴とは
無関係に、保持板表面が短時間で所望の処理温度に達
し、基板を所望の処理温度で処理する時間を長くするこ
とができる。また、保持板内に配置された温度センサが
基板の熱処理に対して悪影響を与えることが少なくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るレジスト塗布現像
システムを示す平面図である。
【図2】 図1に示したレジスト塗布現像システムの正
面図である。
【図3】 図1に示したレジスト塗布現像システムの背
面図である。
【図4】 図1に示したレジスト塗布現像システムにお
ける空気の流れを示す正面図である。
【図5】 図3に示した加熱処理装置を示す正面図であ
る。
【図6】 図5に示した加熱処理装置の平面図である。
【図7】 図5に示した加熱処理装置の一部拡大正面図
である。
【図8】 図5に示した加熱処理装置の制御系を示すブ
ロック図である。
【図9】 従来の加熱処理装置の一部拡大正面図であ
る。
【図10】 従来の加熱処理装置における保持板内の温
度勾配を示す図である。
【図11】 加熱処理装置における保持板内の温度勾配
を示す図である。
【図12】 加熱処理装置における保持板表面の温度の
経時的変化を示す図である。
【図13】 図3に示した冷却処理装置を示す正面図で
ある。
【図14】 図13に示した冷却処理装置の一部拡大正
面図である。
【図15】 図13に示した冷却処理装置の制御系を示
すブロック図である。
【図16】 冷却処理装置における保持板内の温度勾配
を示す図である。
【図17】 他の実施形態に係る加熱処理装置の一部拡
大正面図である。
【図18】 別の実施形態に係る加熱処理装置における
制御系の動作を示すフローチャートである。
【図19】 更に別の実施形態に係る加熱処理装置の一
部拡大正面図である。
【符号の説明】
PREBAKE 加熱処理装置 31 ホットプレート 32 保持板 33 発熱素子 34 貫通穴 35 支持ピン 36 結合部材 37 昇降機構 38 穴 39 第1の温度センサ 40 第2の温度センサ 41 蓋体 42 排気口 43 排気装置 44 シャッター部材 45 昇降機構 46 噴出孔 47 高温ガス供給装置 48 制御部 49 電源 50 電流調整部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を熱処理する熱処理装置において、 第1の面及び第2の面を有し、第1の面又はその近くで
    前記基板を保持する保持板と、 前記第2の面側から熱エネルギを供給する供給部と、 前記保持板内の、前記第1の面から第1の深さの第1の
    位置に配置され、前記第1の位置の第1の温度を検出す
    る第1の温度センサと、 前記保持板内の、前記第1の面から第1の深さとは異な
    る第2の深さの第2の位置に配置され、前記第2の位置
    の第2の温度を検出する第2の温度センサと、 前記検出された第1の温度及び前記検出された第2の温
    度に基づいて、前記供給される熱エネルギを制御する制
    御部とを具備することを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱処理装置において、 前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサが、前
    記第1の面及び前記第2の面とほぼ垂直な一線上に位置
    するように、前記保持板内に配置されていることを特徴
    とする熱処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の熱処理装置において、 前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサが、前
    記保持板により保持される基板のほぼ中心に位置するよ
    うに、前記保持板内に配置されていることを特徴とする
    熱処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の熱処理装置において、 前記保持板により保持される基板を覆うように配置さ
    れ、前記基板のほぼ中央に対応する位置に排気口が設け
    られた蓋体を更に具備することを特徴とする熱処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の熱処理装置において、 前記前記保持板により保持される基板の外周側に配置さ
    れ、前記基板に向けて高温ガスを供給する手段を更に具
    備することを特徴とする熱処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の熱処理装置において、 前記保持板内の、前記第1の面から第1及び第1の深さ
    とは異なる第3の深さの第3の位置に配置され、前記第
    3の位置の第3の温度を検出する第3の温度センサを更
    に具備し、 前記制御部が、前記検出された第1の温度、前記検出さ
    れた第2の温度及び検出された第3の温度に基づいて、
    前記供給される熱エネルギを制御することを特徴とする
    熱処理装置。
  7. 【請求項7】 基板を冷却処理する装置において、 第1の面及び第2の面を有し、第1の面又はその近くで
    前記基板を保持する保持板と、 前記第2の面側から冷却エネルギを供給する供給部と、 前記保持板内の、前記第1の面から第1の深さの第1の
    位置に配置され、前記第1の位置の第1の温度を検出す
    る第1の温度センサと、 前記保持板内の、前記第1の面から第1の深さとは異な
    る第2の深さの第2の位置に配置され、前記第2の位置
    の第2の温度を検出する第2の温度センサと、 前記検出された第1の温度及び前記検出された第2の温
    度に基づいて、前記供給される冷却エネルギを制御する
    制御部とを具備することを特徴とする熱処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の熱処理装置において、 前記前記保持板により保持される基板の一側に配置さ
    れ、前記基板に向けて冷却ガスを供給する手段を更に具
    備し、 前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサが、前
    記保持板により保持される基板の中心から前記冷却ガス
    供給手段側にずれた位置に位置するように、前記保持板
    内に配置されていることを特徴とする熱処理装置。
  9. 【請求項9】 基板を熱処理する装置において、 第1の面及び第2の面を有し、第1の面又はその近くで
    前記基板を保持し、前記第2の面から前記第1の面に向
    けて所定の深さの穴が設けられた保持板と、 前記第2の面側から熱エネルギを供給する供給部と、 前記穴内の第1の位置に配置され、前記第1の位置の第
    1の温度を検出する第1の温度センサと、 前記穴内の前記第1の位置とは異なる第2の位置に配置
    され、前記第2の位置の第2の温度を検出する第2の温
    度センサと、 前記検出された第1の温度及び前記検出された第2の温
    度に基づいて、前記供給される熱エネルギを制御する制
    御部とを具備することを特徴とする熱処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の熱処理装置におい
    て、 前記保持板と同じ材質で、前記穴に装填される装填部材
    を更に具備することを特徴とする熱処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の熱処理装置におい
    て、 前記第1の温度センサ及び前記第2の温度センサが、前
    記穴内の側壁に取り付けられていることを特徴とする熱
    処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の熱処理装置におい
    て、 前記第1の及第2の温度センサが、熱伝対であることを
    特徴とする熱処理装置。
  13. 【請求項13】 基板を処理する装置において、 第1の面及び第2の面を有し、第1の面又はその近くで
    前記基板を保持する保持板と、 前記第2の面側からエネルギを供給する手段と、 前記保持板内の、前記第1の面からそれぞれ異なる深さ
    の位置の温度を検出する手段と、 前記検出された温度に基づいて、前記供給されるエネル
    ギを制御する制御手段とを具備することを特徴とする処
    理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の処理装置におい
    て、 制御手段が、第1の期間の間、前記異なる深さの位置で
    検出された各温度に基づいて前記供給されるエネルギを
    制御し、前記第1の期間の後は、前記異なる深さの位置
    で検出された各温度のうち1つの位置で検出された温度
    に基づいて前記供給されるエネルギを制御することを特
    徴とする処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の処理装置におい
    て、 前記第1の期間が、基板を熱処理するための所望の温度
    に達すると推定される期間を越える期間であることを特
    徴とする処理装置。
  16. 【請求項16】 保持板の裏面側から熱エネルギを供給
    し、前記保持板の表面に保持された基板を熱処理する方
    法において、 前記保持板の表面から第1の深さの第1の位置の第1の
    温度を検出する工程と、 前記保持板の表面から前記第1の深さとは異なる第2の
    深さの第2の位置の第2の温度を検出する工程と、 前記検出された第1の温度及び前記検出された第2の温
    度に基づいて、前記供給される熱エネルギを制御する工
    程とを具備することを特徴とする熱処理方法。
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