JP2000249084A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2000249084A
JP2000249084A JP11052241A JP5224199A JP2000249084A JP 2000249084 A JP2000249084 A JP 2000249084A JP 11052241 A JP11052241 A JP 11052241A JP 5224199 A JP5224199 A JP 5224199A JP 2000249084 A JP2000249084 A JP 2000249084A
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fixed scroll
discharge port
wrap
groove
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JP11052241A
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English (en)
Inventor
Masao Shiibayashi
正夫 椎林
Yasunari Iizuka
泰成 飯塚
Naomi Hagita
直巳 萩田
Yoshitake Aoki
義武 青木
Kenji Tojo
健司 東條
Masahiro Takebayashi
昌寛 竹林
Isamu Tsubono
勇 坪野
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出過程の初期時の圧力損失を低減して過圧損
失を低減し、両スクロール間のかじり、異常摩擦等を防
止して信頼性高いものとする。 【解決手段】固定スクロール5とる旋回スクロール6の
ラップ5b、6bを噛み合せ、圧縮室8を中心に移動さ
せて圧縮ガスを吐出口10から吐出するスクロール圧縮
機において、圧縮室8を形成する旋回スクロール6のラ
ップ外側が吐出口10内に位置する前に、圧縮室8と吐
出口10とを連通する段差状溝部50を歯底底面5sに
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール圧縮機
に係わり、冷凍空調用等の冷媒圧縮機や作動ガスとして
ヘリウムガスを用いる圧縮機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機としては、特開
昭58−135393号公報に示されているように、鏡
板に渦巻状のラップを直立する固定スクロールと鏡板に
渦巻状のラップを直立する旋回スクロールとをそれぞれ
のラップを互いに内側にして噛み合せ、前記旋回スクロ
ールを自転することなく前記固定スクロールに対し旋回
運動するように前記旋回スクロールを回転軸に係合し、
前記両スクロールにて形成される圧縮室を中心に移動さ
せて容積を減少して圧縮ガスを吐出する吐出口を前記固
定スクロールの中心部に開口して設けたものが公知であ
る。このスクロール圧縮機は、圧縮室が吐出口に直接面
する状態になって初めて吐出過程に入るものであり、旋
回スクロールの先端部が外側曲線が吐出口内に入るまで
固定スクロールの歯底底面に旋回スクロールの先端部が
対向しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスクロ
ール圧縮機では、圧縮室が吐出口に直接面する状態にな
って初めて吐出過程に入るので、吐出過程の初期におい
ては、十分な吐出流路が確保されないため、圧力損失の
増加による過圧縮損失によって圧縮動力が増加するとい
う課題があった。
【0004】また、旋回スクロールの先端部の外側曲線
が吐出口内に入るまでは固定スクロールの歯底底面に対
向しているので、旋回、固定両スクロールの中央部が圧
力及び熱によって変形した場合に、旋回スクロールの先
端部の外側曲線が吐出口内に入るまでの範囲で軸方向で
接触する虞があった。特に、密閉容器内を高圧にし、そ
の中に圧縮機部を配置する場合に軸方向で接触する虞が
高いものである。両スクロールが軸方向に接触すると、
かじり、異常摩擦等の原因となり、信頼性が低下すると
いう課題があった。なお、旋回スクロールと固定スクロ
ールとが軸方向に中央部で接触すると、外周部では両ス
クロールラップ間の隙間が大きいものとなり、圧縮動力
が低下する。
【0005】本発明は、吐出過程の初期時の圧力損失を
低減して過圧損失を低減し、性能向上を図ることができ
ると共に、かじり、異常摩擦等を防止して信頼性高いス
クロール圧縮機を得ることを目的とする。
【0006】また、本発明は、溝部を歯底底面の仕上げ
加工時に加工することができ、生産性の高いスクロール
圧縮機を得ることを目的とする。
【0007】また、本発明は、回転数制御運転における
年間運転動力を低減できるスクロール圧縮機を得ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の特徴は、鏡板に渦巻状のラップを直立
する固定スクロールと鏡板に渦巻状のラップを直立する
旋回スクロールとをそれぞれのラップを互いに内側にし
て噛み合せ、前記旋回スクロールを自転することなく前
記固定スクロールに対し旋回運動するように前記旋回ス
クロールを回転軸に係合し、前記両スクロールにて形成
される圧縮室を中心に移動させて容積を減少して圧縮ガ
スを吐出する吐出口を前記固定スクロールの中心部に開
口して設けたスクロール圧縮機において、前記圧縮室を
形成する前記旋回スクロールのラップ外側が前記吐出口
内に位置する前に、前記圧縮室と前記吐出口とを連通
し、且つ前記旋回スクロールの先端部の外側が溝部内に
入るように段差状溝部を前記固定スクロールの歯底底面
に設けた構成にしたことにある。
【0009】本発明の第2の特徴は、鏡板に渦巻状のラ
ップを直立する固定スクロールと鏡板に渦巻状のラップ
を直立する旋回スクロールとをそれぞれのラップを互い
に内側にして噛み合せ、前記旋回スクロールを自転する
ことなく前記固定スクロールに対し旋回運動するように
前記旋回スクロールを回転軸に係合し、前記両スクロー
ルにて形成される圧縮室を中心に移動させて容積を減少
して圧縮ガスを吐出する吐出口を前記固定スクロールの
中心部に開口して設けたスクロール圧縮機において、前
記両スクロールのラップの半径方向の最終接点状態で、
前記圧縮室と前記吐出口とを連通し、且つ前記旋回スク
ロールの先端部の外側が溝部内に入るように段差状溝部
を前記固定スクロールの歯底底面に設けた構成にしたこ
とにある。
【0010】本発明の第3の特徴は、鏡板に渦巻状のラ
ップを直立する固定スクロールと鏡板に渦巻状のラップ
を直立する旋回スクロールとをそれぞれのラップを互い
に内側にして噛み合せ、前記旋回スクロールを自転する
ことなく前記固定スクロールに対し旋回運動するように
前記旋回スクロールを回転軸に係合し、前記両スクロー
ルにて形成される圧縮室を中心に移動させて容積を減少
して圧縮ガスを吐出する吐出口を前記固定スクロールの
中心部に開口して設けたスクロール圧縮機において、前
記両スクロールのラップの半径方向の隙間が最小となる
見かけ上の最終圧縮状態で、前記圧縮室と前記吐出口と
を連通し、且つ前記旋回スクロールの先端部の外側が溝
部内に入るように段差状溝部を前記固定スクロールの歯
底底面に設けた構成にある。
【0011】本発明の第4の特徴は、前記段差状溝部
は、歯底底面のラップが延びる方向に突出する円弧状外
縁部を有する構成にしたことにある。
【0012】本発明の第5の特徴は、前記段差状溝部の
円弧状外縁部は、前記固定スクロールのラップ溝幅より
極わずか小さい径の円弧面で形成し、前記段差状溝部を
前記固定スクロールのラップより極わずか歯底底部の内
側に位置させた構成にある。
【0013】本発明の第6の特徴は、前記段差状溝部の
外縁部は、半円形状の外縁部から前記固定スクロールの
ラップの内側曲線に沿って同一形状で延びる部分を有す
るように形成した構成にある。
【0014】本発明の第7の特徴は、前記固定スクロー
ルのラップは、巻き始め部の円弧曲線と、この円弧曲線
から延びる内側円弧曲線と、この内側円弧曲線からさら
に延びる内側インボリュート曲線と、前記巻き始めの円
弧曲線から延びる外側インボリュート曲線とを有し、前
記吐出口は、円形ポート状に形成されると共に、前記内
側円弧曲線に近接して設けられ、前記段差状溝部は、前
記吐出口より若干大径で且つ前記内側円弧曲線より極わ
ずか小径の円形状に形成されると共に、その中心位置が
前記吐出口の中心位置と若干ずれ且つ前記内側円弧曲線
の中心位置と一致し、その段差の深さが数十ミクロン程
度とし、前記旋回スクロールの歯底底面の前記固定スク
ロールの段差状溝部と対称に対応する位置にほぼ同じ形
状の段差状溝部を形成した構成にある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスクロール圧縮機
の各実施例を図を用いて説明する。各実施例の図におい
て、同一符号は、同一物または相当物を示し、重複する
説明を省略する。
【0016】まず、本発明のスクロール圧縮機の全体構
成を説明する。図1は本発明の密閉形スクロール圧縮機
の一実施例を示す縦断面図である。
【0017】図1に示すように、密閉容器1内の上方に
はスクロール圧縮機部2が、下方には電動機部3が収納
されている。そして、密閉容器1内は、スクロール圧縮
機部2により上部室1aと電動機室1bとに区画されて
いる。スクロール圧縮機部2は、固定スクロール5と旋
回スクロール6を互いに噛合わせて圧縮室(密閉空間)8
を形成している。固定スクロール5は、円板状の鏡板5
aと、これに直立しインボリウト曲線あるいはこれに近
似な曲線と円弧曲線で形成されたラップ5bとからな
り、その中心部に吐出口10、外周部に吸入口16が設
けられ、吐出口10に連通した段差状の溝部50が設け
られている。旋回スクロール6は、円板状の鏡板6a
と、これに直立し固定スクロール5のラップ5bと同一
形状に形成されたラップ6bと、鏡板6aの反ラップ面
に形成されたボス部6cとからなっている。フレーム7
は、中央部に軸受部を形成し、この軸受部に回転軸14
が支承されている。回転軸14は、その先端の偏心軸1
4aが上記ボス部6cに挿入されている。また、固定ス
クロール5は、フレーム7にが複数本のボルト88によ
って固定されている。旋回スクロール6は、オルダムリ
ング38およびオルダムキーよりなるオルダム機構を介
してフレーム7に支承されている。旋回スクロール6
は、固定スクロール5に対して、自転しないで旋回運動
をするように構成されている。
【0018】回転軸14は下部に電動機ロ−タ3bを一
体に結合している。固定スクロール5の吸入口16には
密閉容器1を貫通して垂直方向の吸入管17が接続され
ている。吐出口10が開口している上部室1aは通路1
8a,18bを介して電動機室1bと連通されている。
この電動機室1bは密閉容器1を貫通する吐出管20に
連通している。また、電動機室1bは、電動機ステータ
3aと密閉容器1の側壁との間の隙間25および電動機
ステータ3aと電動機ロータ3bとの隙間を介して下部
空間1cに連通している。なお、吸入管17と固定スク
ロール5との間には高圧部と低圧部とをシールするOリ
ング53が設けられている。また、吸入管17内には、
逆止弁手段13が設けられている。該逆止弁13は、圧
縮機停止時の回転軸14の逆転を防止することと、密閉
容器内の潤滑油が低圧側に流出するのを防止する等のた
めに用いられている。
【0019】また、旋回スクロール6の鏡板6aの背面
には、フレーム7で囲まれた空間36(以下、背圧室と
呼ぶ)が形成されている。この背圧室36には、旋回ス
クロール6の鏡板6aに穿設した細孔6dを介し、吸入
圧力と吐出圧力の中間の圧力が導入され、旋回スクロー
ル6を固定スクロール5に押付ける軸方向の付与力が与
えられている。
【0020】潤滑油22は、密閉容器1の底部に溜めら
れており、密閉容器内の高圧圧力と上記背圧室36の中
間圧力との差圧により、油吸上管27へ吸い上げられた
後、回転軸14内の中心孔13内を上昇し、旋回軸受3
2,補助軸受39を経て、主軸受40へ給油される。各
軸受32,39,40へ給油された油は、前記背圧室3
6を経てスクロールラップの圧縮室8へ注入されて圧縮
ガスと混合され、次いで吐出ガスと共に上部室1aへ吐
出される。
【0021】上記構成により、電動機ロータ3bに直結
した回転軸14が回転して偏心軸14aが偏心回転する
と、旋回軸受32を介して旋回スクロール6は旋回運動
を行う。この旋回運動により、作動ガスは吸入管17か
ら吸入口16を経て吸入室5fへ吸入されると共に、軸
受を潤滑した油は旋回スクロール6の外周部隙間等から
吸入室5fへ流入されて作動ガスに混入する。圧縮室8
は、旋回運動により次第に中心に移動して容積が減少さ
れ、作動ガスを圧縮する。軸受を経由した油を含んだ作
動ガスは、前記圧縮室8で圧縮されて、最内室側へ至
り、まず、円形状の固定側溝部50及び旋回側溝部96
を介して流出を開始し、さらに吐出口10から上部室1
aへ吐出される。この作動ガスは、さらに通路18a,
18bを通って電動機室1bへ流入し、その空間でガス
中に混合した油を分離して、油分の少ない作動ガスが吐
出管20を通って外部に導かれる。なお、図13におい
て、実線の矢印は作動ガスの流れを、破線の矢印は油の
流れをそれぞれ示している。
【0022】次に、本発明に用いる固定スクロールの第
1実施例を説明する。図2は図1に用いる固定スクロー
ルの第1実施例の中央部分の平面図、図3は図1のA−
A断面図である。
【0023】図2及び図3に示すように、固定スクロー
ル5の鏡板5a中央部の固定歯底面5sには、開口する
吐出口10が形成されている。この吐出口10は、円形
ポート状に形成され、その中心位置をOd1で示す。ま
た、固定歯底面5sには、吐出口10に連通する固定側
の溝部50が形成されている。この溝部50は、固定歯
底面5sに対して段差δ0を有する円形状に形成されて
いる。溝部50は、吐出口10をほぼ囲むように形成さ
れているが、その中心位置Od2が吐出口10の中心位
置Od1より反円弧曲線89側にずれている。溝部50
の半径r2,直径D2は、吐出口10の半径r1,直径
D1より大きく設定されている。
【0024】固定スクロール5のラップ5bは、ラップ
巻き始め部としての小さい凸部の円弧曲線90と、この
円弧曲線90の内側から延びる内側円弧曲線89と、こ
の内側円弧曲線89からさらに延びる内側インボリュー
ト曲線88と、前記凸部の円弧曲線90の外側から延び
る外側インボリュート曲線91を有している。円弧曲線
90の円弧半径をr3,円弧曲線89の円弧半径をr4
で示す。巻き始め部の円弧曲線90と内側円弧曲線89
とは点72にてつながり、この内側円弧曲線89と内側
インボリュート曲線88とは点70でつながり、巻き始
め部の円弧曲線90と外側円弧曲線91とは点71でつ
ながっている。円弧曲線89は、その中心位置が溝部5
0の中心位置Od2に一致し、その円弧半径r4がラッ
プ溝幅Wd寸法の半分の値に設定されている。溝部50
の半径r2は、この円弧曲線89の半径r4より極わず
か小さく設定されている。換言すれば、溝部50の直径
D2は、ラップ溝幅Wdより極わずか小さく設定されて
いる。固定スクロール5の鏡板5aの中心位置Ofは、
インボリュート曲線88,91の基礎円の中心位置に一
致している。
【0025】上述のように、円形状溝部50の中心位置
Od2を固定スクロールラップ5a中央部の始端部5n
の内側曲線を形成する円弧曲線89の中心位置Od2と
一致させ、円形状溝部50の直径D2をラップ溝幅Wd
より極わずか小さく設定したのは、歯底底面5sの仕上
げ加工時に円形状溝部50の形成を容易に行えるように
するためである。即ち、スクロールラップ5a側面の仕
上げ加工後に歯底底面5sの仕上げ加工を行うものにお
いては、歯底底面5sの仕上げ加工に用いるエンドミル
カッターの径Dvを円形状溝50の直径D2と同一とす
ることにより、歯底底面5sの仕上げ加工時に前記段差
状円形溝部50を加工しても、スクロールラップ5a側
面である内側円弧曲線89にエンドミルカッターが接触
することがなく加工性がよくなる。なお、具体的には、
Wd=Dv+0.1mm の関係になるように寸法設定して
いる。
【0026】次に、本発明に用いる旋回スクロールの第
1実施例を説明する。
【0027】図4は図1に用いる旋回スクロールの第1
実施例の平面図、図5は第4のB−B縦断面図である。
【0028】図4及び図5に示すように、旋回スクロー
ル6の鏡板6a中央部付近の旋回歯底面6sには、固定
スクロール5に設けられた円形状溝部50とほぼ同一位
置でほぼ同一の大きさの円形状の旋回側溝部96が設け
られている。旋回スクロールラップ6bは、固定スクロ
ールラップ5bと180度位相をずらして噛み合わさ
れ、固定スクロールラップ5bと同一形状に形成されて
いる。
【0029】次に、本発明に用いる第1実施例の固定ス
クロール及び旋回スクロールを組み合わせた状態を説明
する。図6は第1実施例の固定スクロールと旋回スクロ
ールを組み合わせた最終圧縮状態の直前の平面断面図、
図7は図6から最終圧縮状態に進んだ状態の第1組み合
わせ例の中央部平面断面図、図8は図7の縦断面図であ
る。
【0030】この第1組み合わせ例は、最終圧縮状態に
おいて、両スクロールラップ5b,6bが最終接点状
態、即ち、両スクロールラップ5a,6aで形成される
中央部の最内室12が径方向で点70,71までシール
されているものである。この最終接点70,71から両
スクロールラップ5a,6aが離れ、径方向隙間が形成
される。
【0031】図7及び図8に示すように、最終圧縮状態
を意味するスクロールラップ5b,6bの半径方向の最
終接点状態(接点が70,71の状態を意味する)にお
いては、固定スクロール内側曲線88と旋回スクロール
外側曲線108で形成される圧縮室8dと固定スクロー
ル鏡板5aの中央部の吐出口10とが前記固定側溝部5
0を介して連通した位置関係にある。即ち、吐出口10
の上側の外縁部は旋回スクロール外側曲線108と旋回
スクロール内側曲線となる円弧曲線105との間に位置
し、かつ、円形状溝部50の上外縁部50aは旋回スク
ロールラップ外側曲線108より外側にδm寸法分突き
出た形となるものである。例えば、空調用スクロール圧
縮機の場合、δmは0.65mm 位の値が実用的な値であ
る。この出っ張り寸法δmは、クランク角度にして約1
0度から15度くらいの範囲であり、吐出行程のタイミ
ングを見かけ上、径方向の最終接点位置に対して上記角
度分早めることができる。段差形状となる円形状溝部5
0,96の深さδ0は、変形による両スクロール5,6
の当たりを緩和するのに最適な値として、数十ミクロン
(たとえば、固定スクロール5の鏡板部5aの外径Ds
を基準にして、設定するとδ0/Ds=0.00025〜0.000
4 位、最適値としては、δ0/Ds=0.0003位になる)
に設定されている。この最終圧縮状態において、旋回ス
クロール外側曲線91と固定スクロール内側曲線99で
形成される圧縮室8eと固定スクロールの吐出口10と
が前記旋回側溝部96を介して連通した位置関係にあ
る。この旋回側溝部50は固定側溝部96と同じように
機能する。
【0032】このように、最終圧縮状態において、圧縮
室8d,8eを溝部50,96を介して吐出口10に連
通しておくことにより、圧縮工程の最終工程である吐出
過程の初期に十分な吐出流路を確保でき、圧損の増加を
防止し、従来機の過圧縮損失による圧縮動力の増加を防
止できる。両スクロール5,6は、圧縮運転中に圧力,
熱等により軸方向にたわみ、お互いに接近してラップ中
央部の巻き始め部5n,6nと鏡板5a,6aとの隙間
が小さくなるが、両スクロール5,6の巻き始め部5
n,6nは、最終圧縮状態において、溝部50,69及
び吐出口12に面することになるので、溝部50,96
により隙間δ0が介在することになり、両者の当たりを
緩和することができる。
【0033】このように、圧力と熱の変形によるスクロ
ールラップ5a,6aの中央先端部と歯底底面5s,6
s間の当たりを緩和できることにより、かじり,異常摩
耗の発生を防止できるので、信頼性の向上を図ることが
できると共に、旋回スクロール6と固定スクロール5と
が軸方向に中央部で接触することがなくなり、相対的に
外周部での隙間が減少し、圧縮機性能を改善することが
できる。この効果は、特に、変形の大きくなる圧力比1
0以上の高い運転圧力比において、圧縮機の性能向上と
成績係数の向上が大幅に図れるという効果がある。
【0034】次に、両スクロールの第2組み合わせ例を
説明する。図9は、図6から最終圧縮状態に進んだ状態
の第2組み合わせ例の中央部平面断面図である。
【0035】この第2組み合わせ例は、油シール可能な
範囲で、両スクロールラップ5a,6a間に径方向隙間
がある場合を示し、両スクロールラップ5a,6aの半
径方向隙間が最小となる最終圧縮状態において、固定ス
クロール内側曲線88と旋回スクロール外側曲線108
で形成される圧縮室8dと固定スクロール鏡板中央部の
吐出口10とが前記固定側溝部50を介して連通した位
置関係にある。図9の最終圧縮状態というのは、径方向
隙間δr1,δr2が最小隙間となる位置であり、それ
以降の回転位相では隙間が増える直前の位置であること
を意味する。段差状溝部50の深さδoは、スクロール
ラップ5b,6bの半径方向の最終圧縮状態における径
方向隙間δr1,δr2より大きく設定している。例え
ば、隙間δr1,δr2は40ミクロン位であり、一方
において、円形状溝部50の深さδ0は、60ミクロン
に設定している。これにより、圧縮行程の最終行程であ
る吐出過程の初期において、十分な吐出流路を確保で
き、圧損の増加を防止し、従来機の過圧縮損失による圧
縮動力の増加を防止できるものである。
【0036】次に、本発明に用いる固定スクロール及び
旋回スクロールの第1実施を説明する。図10は本発明
に用いる固定スクロールの第2実施例を示す中央部平面
断面図、図11は同旋回スクロールの第2実施例を示す
中央部平面断面図、図12は同固定スクロール及び旋回
スクロールを組み合わせた溝部連結直前の状態を示す中
央部平面断面図、図13は図12から旋回スクロールが
45度進んだ状態の中央平面断面図である。
【0037】図10において、固定スクロール5中央部
に開口する吐出口10と連通する段差状の半円形状の外
縁部50aを有する溝部50が固定歯底面5sに設けら
れている。一方、図11において、旋回スクロール6中
央部の歯底面6sには吐出口10と同一寸法の円形状凹
部96′に連通する段差状の溝部96を、固定スクロー
ル5側に設けた溝部50の形状とほぼ同一形状に設けら
れている。なお、凹部96′の深さと段差状溝部96の
深さは、同等であってもよい。また、溝部50,96の
外縁部50a,96aは、スクロールラップ5b,6b
の半径方向の最終接点位置となる点70,83よりも両
スクロールの内側曲線88,99の外方向側(例えば、
図10,図11の場合、インボリュート伸開角が約90
度大きくなる位置)のラップ側面部の位置217,22
7に係合する歯底面5s,6sに、半円形状に設けられ
ている。外縁部50a,96aの直径は、前記実施例の
溝部50,96の直径D2寸法と同じにしている。その
中心位置をOd3,Od4で示す。
【0038】図12は、両スクロールラップ5b,6b
で形成される圧縮室8d,8eと固定スクロール鏡板中
央部の吐出口10とが、スクロールラップ部の軸方向シ
ールラインとなる前記半円形状溝部50,96を介して
連通する直前の位置、即ち、吐出開始直前の旋回角度の
位置を示すものである。前記半円形状溝部50の外縁部
50aを形成する半径r7の大きさは、旋回外側曲線1
08の接続点部217(シール点)の曲率半径r8より
小さく設定することが基本的な考えである。即ち、r7
<r8の関係となる。
【0039】図13は、図12の状態から接点が点21
7から点219へ、点227から点229へ旋回角度が
例えば45度進んだ位置を示すものである。図12から
図13側に旋回スクロール6が旋回すると、圧縮室8
e,8dが溝部50,96に面し、圧縮室8e,8d内
の作動ガスの吐出作用が溝部50,96で形成される軸
方向通路部を介して吐出口10に作用する。一般に、イ
ンバータ用スクロール圧縮機において、運転頻度の高い
圧力比の小さい運転条件では、圧縮機の回転数が低いた
め、半円形状溝部50,96の外縁部50a,96a周
辺の開口面積(通路面積)が小さくとも、スムースに吐
出作用ができる。一方、運転頻度の低い圧力比の大きく
なる運転条件では、圧縮機の回転数が高いため、半円形
状溝部50,96の外縁部50a,96a周辺が吐出口
10側と多少通じていても、ガス流量増大による通路抵
抗にて実際には性能低下は少ない。従って、年間を通し
てのスクロール圧縮機の運転において、大幅な運転動力
の低減を図ることができる。
【0040】上述の実施例では、スクロール形状として
インボリュート曲線と円弧曲線を組み合わせた例を示し
ているが、これらの曲線に限定しているわけではなく、
最内室を形成するスクロール部材間で最終圧縮状態より
も以前に、旋回ラップ先端面の軸方向のシールラインか
ら吐出作用を行えるように、溝部が設けられるものであ
る。
【0041】本発明においては、圧縮室を形成する旋回
スクロールのラップ外側が吐出口内に位置する前に、圧
縮室と吐出口とを連通するように段差状溝部を固定スク
ロールの歯底底面に設けたので、圧縮ガスが圧縮室から
吐出口に直接吐出される直前に、段差状溝部を介して吐
出しが開始され、それから直接の吐出過程に移行する。
これにより、圧縮行程の直接の吐出過程に移行する初期
の吐出し圧力損失を確実に低減することができ、これに
よる過圧縮損失を低減することができる。
【0042】また、圧縮室を形成する旋回スクロールの
ラップ外側が吐出口内に位置する前に、旋回スクロール
の先端部の外側が溝部内に入るように段差状溝部を固定
スクロールの歯底底面に設けたので、段差状溝部で旋回
スクロールの先端部と固定スクロールの歯底底面との当
たりを緩和することができ、かじり、異常摩擦等を防止
することができる。
【0043】また、歯底底面のラップが延びる方向に突
出する円弧状外縁部を有する段差状溝部としたので、圧
縮室に連通する溝部の外縁部とこれ交叉する旋回スクロ
ールのラップの先端部の外側とが円弧状同士となり、滑
らかに広い幅にわたって圧縮質と吐出口との連通が開始
され、圧縮ガスの吐出がより一層スムースに開始するこ
とができる。
【0044】さらに、前記段差状溝部の円弧状外縁部
は、前記固定スクロールのラップ溝幅より極わずか小さ
い径の円弧面で形成し、前記段差状溝部を前記固定スク
ロールのラップより極わずか歯底底部の内側に位置させ
たので、固定スクロールの歯底底壁の仕上げ加工時にそ
の加工用エンドミルカッターを利用して段差状溝部を加
工でき、生産性の高いものとすることができる。
【0045】しかも、半円形状の外縁部から前記固定ス
クロールのラップの内側曲線に沿って同一形状で延びる
部分を有するように形成したので、インバータ等で回転
数制御運転される場合、頻度が高い圧力比の小さい運転
条件では、段差状溝部の流通抵抗が小さく、回転数が低
いために早めに圧縮ガスをスムースに十分に吐出すこと
ができると共に、頻度が低い圧縮比の大きい運転条件で
は、段差状溝部の流通抵抗が大きく、回転数が高いため
に圧縮ガスの吐出を制限することができる。これによ
り、スクロール圧縮機の運転における年間運転動力を低
減できる。
【0046】また、段差状溝部を吐出口より若干大径の
円形状に形成しているので、この段差状溝部を吐出口の
加工後に加工することにより、段差状溝部の加工時にバ
リとうの発生を抑えることができる。
【0047】なお、本発明は、その精神または主要な特
徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施する
ことができる。そのため、本発明に記載した好ましい実
施例は例示的なものであり、限定的なものではない。本
発明の範囲は、特許請求の範囲によって示されており、
その特許請求の範囲の意味の中に入るすべての変形例は
本発明に含まれるものである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、吐出過程の初期時の圧
力損失を低減して過圧損失を低減し、性能向上を図るこ
とができると共に、かじり、異常摩擦等を防止して信頼
性高いスクロール圧縮機が得られるものである。また、
溝部を歯底底面の仕上げ加工時に加工することができ、
生産性の高いスクロール圧縮機を得ることができる。さ
らには、回転数制御運転における年間運転動力を低減で
きるスクロール圧縮機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の密閉形スクロール圧縮機の一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】図1に用いる固定スクロール単体の中央部分の
平面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図1に用いる旋回スクロール単体の中央部分の
平面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明に用いる両スクロールを組み合わせた状
態の横断面図である。
【図7】図6から進んだ状態の中央部の横断面図であ
る。
【図8】図7の縦断面図である。
【図9】図7に対応する異なる実施例の横断面図であ
る。
【図10】図1に用いる他の実施例の固定スクロール単
体の中央部分の平面図である。
【図11】図1に用いる他の実施例の旋回スクロール単
体の中央部分の平面図である。
【図12】図10及び図11の両スクロールを組み合わ
せた状態の横断面図である。
【図13】図12の旋回スクロールが進んだ状態の横断
面図である。
【符号の説明】
1…密閉容器、1a…上部室、1b…電動機室、2…圧
縮機部、3…電動機部、7…フレーム、5…固定スクロ
ール、5a…円板状の鏡板、5b…ラップ、5f…吸入
室、5s…シート面、6…旋回スクロール、6a…円板
状の鏡板、6b…ラップ、6c…ボス部、6d…細孔
(中間圧孔)、14…回転軸、14a…偏心軸、8…圧
縮室、10…吐出口、13…逆止弁、16…吸入口、17…
吸入管、20…吐出管、22…潤滑油、32…旋回軸
受、38…オルダムリング、36…背圧室、39…補助
軸受、40…主軸受、50、96…段差状溝部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩田 直巳 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内 (72)発明者 青木 義武 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 東條 健司 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 竹林 昌寛 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 坪野 勇 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3H039 AA03 AA04 AA06 AA12 BB04 BB07 BB17 CC02 CC03 CC04 CC06 CC07 CC08 CC29

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スク
    ロールと鏡板に渦巻状のラップを直立する旋回スクロー
    ルとをそれぞれのラップを互いに内側にして噛み合せ、
    前記旋回スクロールを自転することなく前記固定スクロ
    ールに対し旋回運動するように前記旋回スクロールを回
    転軸に係合し、前記両スクロールにて形成される圧縮室
    を中心に移動させて容積を減少して圧縮ガスを吐出する
    吐出口を前記固定スクロールの中心部に開口して設けた
    スクロール圧縮機において、前記圧縮室を形成する前記
    旋回スクロールのラップ外側が前記吐出口内に位置する
    前に、前記圧縮室と前記吐出口とを連通し、且つ前記旋
    回スクロールの先端部の外側が溝部内に入るように段差
    状溝部を前記固定スクロールの歯底底面に設けたことを
    特徴とするスクロ−ル圧縮機。
  2. 【請求項2】鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スク
    ロールと鏡板に渦巻状のラップを直立する旋回スクロー
    ルとをそれぞれのラップを互いに内側にして噛み合せ、
    前記旋回スクロールを自転することなく前記固定スクロ
    ールに対し旋回運動するように前記旋回スクロールを回
    転軸に係合し、前記両スクロールにて形成される圧縮室
    を中心に移動させて容積を減少して圧縮ガスを吐出する
    吐出口を前記固定スクロールの中心部に開口して設けた
    スクロール圧縮機において、前記両スクロールのラップ
    の半径方向の最終接点状態で、前記圧縮室と前記吐出口
    とを連通し、且つ前記旋回スクロールの先端部の外側が
    溝部内に入るように段差状溝部を前記固定スクロールの
    歯底底面に設けたことを特徴とするスクロ−ル圧縮機。
  3. 【請求項3】鏡板に渦巻状のラップを直立する固定スク
    ロールと鏡板に渦巻状のラップを直立する旋回スクロー
    ルとをそれぞれのラップを互いに内側にして噛み合せ、
    前記旋回スクロールを自転することなく前記固定スクロ
    ールに対し旋回運動するように前記旋回スクロールを回
    転軸に係合し、前記両スクロールにて形成される圧縮室
    を中心に移動させて容積を減少して圧縮ガスを吐出する
    吐出口を前記固定スクロールの中心部に開口して設けた
    スクロール圧縮機において、前記両スクロールのラップ
    の半径方向の隙間が最小となる見かけ上の最終圧縮状態
    で、前記圧縮室と前記吐出口とを連通し、且つ前記旋回
    スクロールの先端部の外側が溝部内に入るように段差状
    溝部を前記固定スクロールの歯底底面に設けたことを特
    徴とするスクロ−ル圧縮機。
  4. 【請求項4】前記段差状溝部は、歯底底面のラップが延
    びる方向に突出する円弧状外縁部を有することを特徴と
    する請求項1から3の何れかに記載のスクロ−ル圧縮
    機。
  5. 【請求項5】前記段差状溝部の円弧状外縁部は、前記固
    定スクロールのラップ溝幅より極わずか小さい径の円弧
    面で形成し、前記段差状溝部を前記固定スクロールのラ
    ップより極わずか歯底底部の内側に位置させたことを特
    徴とする請求項4に記載のスクロ−ル圧縮機。
  6. 【請求項6】前記段差状溝部の外縁部は、半円形状の外
    縁部から前記固定スクロールのラップの内側曲線に沿っ
    て同一形状で延びる部分を有するように形成したことを
    特徴とする請求項4または5に記載のスクロ−ル圧縮
    機。
  7. 【請求項7】前記固定スクロールのラップは、巻き始め
    部の円弧曲線と、この円弧曲線から延びる内側円弧曲線
    と、この内側円弧曲線からさらに延びる内側インボリュ
    ート曲線と、前記巻き始めの円弧曲線から延びる外側イ
    ンボリュート曲線とを有し、前記吐出口は、円形ポート
    状に形成されると共に、前記内側円弧曲線に近接して設
    けられ、前記段差状溝部は、前記吐出口より若干大径で
    且つ前記内側円弧曲線より極わずか小径の円形状に形成
    されると共に、その中心位置が前記吐出口の中心位置と
    若干ずれ且つ前記内側円弧曲線の中心位置と一致し、そ
    の段差の深さが数十ミクロン程度とし、前記旋回スクロ
    ールの歯底底面の前記固定スクロールの段差状溝部と対
    称に対応する位置にほぼ同じ形状の段差状溝部を形成し
    たことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のス
    クロ−ル圧縮機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101886628A (zh) * 2009-05-12 2010-11-17 松下电器产业株式会社 涡旋压缩机
CN105473863A (zh) * 2013-08-19 2016-04-06 大金工业株式会社 涡旋压缩机
TWI680234B (zh) * 2018-10-03 2019-12-21 財團法人工業技術研究院 壓縮機的渦卷結構

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