JP2000248256A - 温度管理用シートセット - Google Patents
温度管理用シートセットInfo
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- JP2000248256A JP2000248256A JP5274999A JP5274999A JP2000248256A JP 2000248256 A JP2000248256 A JP 2000248256A JP 5274999 A JP5274999 A JP 5274999A JP 5274999 A JP5274999 A JP 5274999A JP 2000248256 A JP2000248256 A JP 2000248256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature control
- sheet
- pressure
- sensitive adhesive
- sheet set
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】冷蔵あるいは冷凍保管される物品に貼着され、
所定の温度を超えると発色する温度管理用シートセット
であって、物品への貼着作業後、一定時間は発色せず、
しかもその後は温度検知シートとして充分な発色性と保
存安定性を備えた温度管理用シートセットを提供する。 【解決手段】支持体上にサリチル酸誘導体の亜鉛塩を含
有する記録層を設けた記録シートと、支持体上に粘着剤
とロイコ染料およびエステル化合物を含有する粘着剤層
を設けた粘着シートとからなる温度管理用シートセット
であって、該記録層上に顔料と接着剤を主成分とする隔
膜層を設けたことを特徴とする温度管理用シートセッ
ト。
所定の温度を超えると発色する温度管理用シートセット
であって、物品への貼着作業後、一定時間は発色せず、
しかもその後は温度検知シートとして充分な発色性と保
存安定性を備えた温度管理用シートセットを提供する。 【解決手段】支持体上にサリチル酸誘導体の亜鉛塩を含
有する記録層を設けた記録シートと、支持体上に粘着剤
とロイコ染料およびエステル化合物を含有する粘着剤層
を設けた粘着シートとからなる温度管理用シートセット
であって、該記録層上に顔料と接着剤を主成分とする隔
膜層を設けたことを特徴とする温度管理用シートセッ
ト。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度管理が必要な
物品あるいは保管場所が、所定温度以下に保たれていた
かどうかを簡便に検知することができる温度管理用シー
トセットに関するものである。
物品あるいは保管場所が、所定温度以下に保たれていた
かどうかを簡便に検知することができる温度管理用シー
トセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から陳列、保存、輸送などを厳重な
温度管理の下に行う必要のある多種多様の物品がある。
特に近年、手軽さから冷凍または冷蔵食品が大量に出回
っているが、その取り扱いには厳重な温度管理が必要で
ある。製造後、冷凍または冷蔵された食品が一般家庭に
渡されるまでの輸送、保管の過程において、それぞれの
食品が規定された温度以下に管理されていなければ内容
物の変質や雑菌の繁殖による腐敗が起こるが、変質した
ものを再び低温で保存すると外見上、未変質のものと区
別できなくなり、大きな社会問題となる可能性がある。
温度管理の下に行う必要のある多種多様の物品がある。
特に近年、手軽さから冷凍または冷蔵食品が大量に出回
っているが、その取り扱いには厳重な温度管理が必要で
ある。製造後、冷凍または冷蔵された食品が一般家庭に
渡されるまでの輸送、保管の過程において、それぞれの
食品が規定された温度以下に管理されていなければ内容
物の変質や雑菌の繁殖による腐敗が起こるが、変質した
ものを再び低温で保存すると外見上、未変質のものと区
別できなくなり、大きな社会問題となる可能性がある。
【0003】このように厳密な温度管理が必要なものと
しては、冷凍または冷蔵食品に限らず、生花、医薬品、
血液、写真用薬品、化学薬品等がある。しかしながら、
現状では冷凍、冷蔵食品に代表される温度管理を厳重に
行う必要のある物品が製造後、温度管理が厳守されて消
費者に手渡されたかどうかを知ることは困難であり、関
連する業界では具体的な温度管理システムが求められて
いる。
しては、冷凍または冷蔵食品に限らず、生花、医薬品、
血液、写真用薬品、化学薬品等がある。しかしながら、
現状では冷凍、冷蔵食品に代表される温度管理を厳重に
行う必要のある物品が製造後、温度管理が厳守されて消
費者に手渡されたかどうかを知ることは困難であり、関
連する業界では具体的な温度管理システムが求められて
いる。
【0004】冷凍食品等の温度管理システムを得る方法
としては、例えば、特開昭48−61186号公報では
融解時の形状変化または色調変化を利用する方法、特開
昭59−58329号公報では常温で固体の融解剤およ
び色剤からなる系に透液性で白色または淡色の不透明シ
ートを接触させる方法等、様々な方法が提案されてい
る。しかしながら、これらの方法では温度検知能、発色
濃度等に問題があり、実用上満足のいくものは得られて
いない。
としては、例えば、特開昭48−61186号公報では
融解時の形状変化または色調変化を利用する方法、特開
昭59−58329号公報では常温で固体の融解剤およ
び色剤からなる系に透液性で白色または淡色の不透明シ
ートを接触させる方法等、様々な方法が提案されてい
る。しかしながら、これらの方法では温度検知能、発色
濃度等に問題があり、実用上満足のいくものは得られて
いない。
【0005】そこで我々は、特願平10−70008号
において、サリチル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層
を設けた記録シートと、粘着剤とロイコ染料および特定
のエステル化合物とを含有する粘着剤層を設けた粘着シ
ートとからなり、使用時に粘着剤層を介して記録シート
の記録層と粘着シートとを貼り合わせることにより、簡
便で正確に保存温度を検知できる温度管理用シートセッ
トを提案した。当該シートセットは、記録シートと粘着
シートを貼り合わせた後も所定の温度以下であれば全く
発色しないが、所定の温度を超えると発色するものであ
る。しかし、かかる温度管理用シートセットについてさ
らに詳細な検討を加えた結果、室温で記録シートと粘着
シートを貼り合せてしばらく放置すると徐々に発色して
しまい、その後、冷凍庫あるいは冷蔵庫等に入れたので
は、温度検知シートとしての使用が大きく制限されると
いう欠点があることがわかり、その改善が強く求められ
ている。
において、サリチル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層
を設けた記録シートと、粘着剤とロイコ染料および特定
のエステル化合物とを含有する粘着剤層を設けた粘着シ
ートとからなり、使用時に粘着剤層を介して記録シート
の記録層と粘着シートとを貼り合わせることにより、簡
便で正確に保存温度を検知できる温度管理用シートセッ
トを提案した。当該シートセットは、記録シートと粘着
シートを貼り合わせた後も所定の温度以下であれば全く
発色しないが、所定の温度を超えると発色するものであ
る。しかし、かかる温度管理用シートセットについてさ
らに詳細な検討を加えた結果、室温で記録シートと粘着
シートを貼り合せてしばらく放置すると徐々に発色して
しまい、その後、冷凍庫あるいは冷蔵庫等に入れたので
は、温度検知シートとしての使用が大きく制限されると
いう欠点があることがわかり、その改善が強く求められ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、サリ
チル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層を設けた記録シ
ートと、粘着剤とロイコ染料およびエステル化合物を含
有する粘着剤層を設けた粘着シートとからなる温度管理
用シートセットにおいて発生する上記欠点を改善し、優
れた温度管理用シートセットを提供することにある。
チル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層を設けた記録シ
ートと、粘着剤とロイコ染料およびエステル化合物を含
有する粘着剤層を設けた粘着シートとからなる温度管理
用シートセットにおいて発生する上記欠点を改善し、優
れた温度管理用シートセットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持体上にサ
リチル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層を設けた記録
シートと、支持体上に粘着剤とロイコ染料およびエステ
ル化合物を含有する粘着剤層を設けた粘着シートとから
なる温度管理用シートセットであって、該記録層上に顔
料と接着剤を主成分とする隔膜層を設けたことを特徴と
する温度管理用シートセットに係る。
リチル酸誘導体の亜鉛塩を含有する記録層を設けた記録
シートと、支持体上に粘着剤とロイコ染料およびエステ
ル化合物を含有する粘着剤層を設けた粘着シートとから
なる温度管理用シートセットであって、該記録層上に顔
料と接着剤を主成分とする隔膜層を設けたことを特徴と
する温度管理用シートセットに係る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、支持体上にサリチル
酸誘導体の亜鉛塩を含む記録層上に、顔料と接着剤を主
成分とする隔膜層を設けることにより、室温で記録シー
トと粘着シートを貼り合せても一定時間は発色せず、し
かもその後は温度検知シートとして充分な温度検知特性
を有する優れた温度管理用シートセットを得ているもの
である。
酸誘導体の亜鉛塩を含む記録層上に、顔料と接着剤を主
成分とする隔膜層を設けることにより、室温で記録シー
トと粘着シートを貼り合せても一定時間は発色せず、し
かもその後は温度検知シートとして充分な温度検知特性
を有する優れた温度管理用シートセットを得ているもの
である。
【0009】本発明において、隔膜層に使用する顔料の
具体例としては、例えばクレー、カオリン、タルク、シ
リカ、アルミナ、マイカ、セリサイト、水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、
二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸
カルシウム、サチンホワイト、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム等の無機顔料や、ポリスチレン、スチレン/
メタクリル酸共重合体、スチレン/ジビニルベンゼン共
重合体、ナイロン、ポリエチレン、尿素・ホルマリン樹
脂、生デンプン等の有機顔料が挙げられる。なお、有機
顔料は、中空粒子や貫通孔を有する粒子であってもよ
い。また、これらの顔料は、必要に応じて2種以上を併
用することもできる。
具体例としては、例えばクレー、カオリン、タルク、シ
リカ、アルミナ、マイカ、セリサイト、水酸化アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、
二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸
カルシウム、サチンホワイト、珪酸カルシウム、珪酸ア
ルミニウム等の無機顔料や、ポリスチレン、スチレン/
メタクリル酸共重合体、スチレン/ジビニルベンゼン共
重合体、ナイロン、ポリエチレン、尿素・ホルマリン樹
脂、生デンプン等の有機顔料が挙げられる。なお、有機
顔料は、中空粒子や貫通孔を有する粒子であってもよ
い。また、これらの顔料は、必要に応じて2種以上を併
用することもできる。
【0010】上記顔料のうちでもタルクは、温度制御剤
(エステル化合物)に対する初期のバリア性と、その後
の浸透性−即ち、発色性−とのバランスが特によく、ま
た、発色性を阻害したり地発色を生じたりせず、極めて
優れた品質の温度管理用シートセットが得られるため、
とりわけ好ましく用いられる。タルクが優れた効果を発
揮する理由は明らかではないが、粒子形状がリン片状で
あることと、分散液のpHが8〜10でほぼ中性のため
ではないかと推測される。
(エステル化合物)に対する初期のバリア性と、その後
の浸透性−即ち、発色性−とのバランスが特によく、ま
た、発色性を阻害したり地発色を生じたりせず、極めて
優れた品質の温度管理用シートセットが得られるため、
とりわけ好ましく用いられる。タルクが優れた効果を発
揮する理由は明らかではないが、粒子形状がリン片状で
あることと、分散液のpHが8〜10でほぼ中性のため
ではないかと推測される。
【0011】また、顔料の平均粒子径は特に限定するも
のではないが、0.5〜10μmのものが初期のバリア
性と浸透性のバランスがよく、温度検知特性に優れるた
め好ましい。なお、平均粒子径が0.5μm未満の場合
には、温度制御剤に対する初期のバリア性が低いため、
室温で温度管理用シートセットを貼着する際に、徐々に
発色する傾向があり、また、10μmを超えると温度制
御剤の浸透性が低くなり、温度検知による発色性が極端
に低下する恐れがある。ここで、本発明で言う平均粒子
径とは、重力沈降法を利用した光透過式粒度分布測定器
にて求めた値である。
のではないが、0.5〜10μmのものが初期のバリア
性と浸透性のバランスがよく、温度検知特性に優れるた
め好ましい。なお、平均粒子径が0.5μm未満の場合
には、温度制御剤に対する初期のバリア性が低いため、
室温で温度管理用シートセットを貼着する際に、徐々に
発色する傾向があり、また、10μmを超えると温度制
御剤の浸透性が低くなり、温度検知による発色性が極端
に低下する恐れがある。ここで、本発明で言う平均粒子
径とは、重力沈降法を利用した光透過式粒度分布測定器
にて求めた値である。
【0012】隔膜層に用いる接着剤としては、デンプン
類、カゼイン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ジイソブチレン・
無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸
共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレ
ン・アクリル酸共重合体塩等の水溶性高分子化合物、ス
チレン・ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系
ラテックス等の水分散性高分子化合物が使用できる。し
かし、温度制御剤(エステル化合物)に対する適度な初
期バリア性と、その後の良好な発色性が得られる点で水
溶性高分子化合物、特にポリビニルアルコールの使用が
好ましい。
類、カゼイン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリビニルア
ルコール、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ジイソブチレン・
無水マレイン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸
共重合体塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレ
ン・アクリル酸共重合体塩等の水溶性高分子化合物、ス
チレン・ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系
ラテックス等の水分散性高分子化合物が使用できる。し
かし、温度制御剤(エステル化合物)に対する適度な初
期バリア性と、その後の良好な発色性が得られる点で水
溶性高分子化合物、特にポリビニルアルコールの使用が
好ましい。
【0013】接着剤の使用量は、併用する顔料の種類や
平均粒子径、さらには隔膜層に要求するバリア性の程度
などに応じて適宜調節するもので、特に限定するもので
はないが、一般には顔料に対して1〜40重量%程度用
いるのが好ましい。なお、接着剤の使用量が1重量%未
満では充分な接着能を得難く、一方、40重量%を超え
ると温度制御剤の浸透性を過度に阻害し、温度検知能を
極端に低下させる恐れがある。
平均粒子径、さらには隔膜層に要求するバリア性の程度
などに応じて適宜調節するもので、特に限定するもので
はないが、一般には顔料に対して1〜40重量%程度用
いるのが好ましい。なお、接着剤の使用量が1重量%未
満では充分な接着能を得難く、一方、40重量%を超え
ると温度制御剤の浸透性を過度に阻害し、温度検知能を
極端に低下させる恐れがある。
【0014】隔膜層には上記顔料と接着剤の他に、必要
に応じて界面活性剤、滑剤、蛍光染料、増粘剤等の助剤
を添加することもできる。これらを含む塗液の調製は、
一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライター、
サンドミル、コロイドミル等の攪拌・粉砕機により、分
散し調製される。
に応じて界面活性剤、滑剤、蛍光染料、増粘剤等の助剤
を添加することもできる。これらを含む塗液の調製は、
一般に水を分散媒体とし、ボールミル、アトライター、
サンドミル、コロイドミル等の攪拌・粉砕機により、分
散し調製される。
【0015】隔膜層の塗布方法については特に限定され
るものではなく、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができ、例えばバーコーター、エアーナイフコ
ーター、ロッドブレードコーター、ピュアブレードコー
ター、ショートドウェルコーター、カーテンコーター等
により塗液を塗布、乾燥する方法等によって形成され
る。また、塗液の塗布量は、隔膜層に要求するバリア性
の程度等に応じて適宜調節すべきであるが、通常は乾燥
重量で0.1〜5g/m2 程度の範囲で調節される。
るものではなく、従来から周知慣用の技術に従って形成
することができ、例えばバーコーター、エアーナイフコ
ーター、ロッドブレードコーター、ピュアブレードコー
ター、ショートドウェルコーター、カーテンコーター等
により塗液を塗布、乾燥する方法等によって形成され
る。また、塗液の塗布量は、隔膜層に要求するバリア性
の程度等に応じて適宜調節すべきであるが、通常は乾燥
重量で0.1〜5g/m2 程度の範囲で調節される。
【0016】記録シートの記録層に用いるサリチル酸誘
導体の亜鉛塩の具体例としては、下記の如きサリチル酸
誘導体の亜鉛塩が挙げられる。3−メチル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α,
α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert
−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル−6−
メチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル−6−フ
ェニルサリチル酸、3,5−ジ−tert−アミルサリチル
酸、3,5−ジシクロヘキシルサリチル酸、3−シクロ
ヘキシル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3
−ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−ドデシルサリ
チル酸、3−ドデシル−6−メチルサリチル酸、3−フ
ェニル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−
フェニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)−5−フェニルサリチル酸、3−
(α,α−ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル
酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3−(α−メチルベンジル)−5−(α,α−ジメ
チルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−5−ブロモサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−4−メチルサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−6−メチルサリチル酸、3−ノニルサリチル酸、
3,5−ジノニルサリチル酸、3−ノニル−5−メチル
サリチル酸、3−ノニル−6−メチルサリチル酸、3−
ノニル−5−フェニルサリチル酸、3−メチル−5−ノ
ニルサリチル酸、5−(4−メシチルメチルベンジル)
サリチル酸、カルボキシル化テルペンフェノール樹脂、
ベンジル化スチレン化サリチル酸等。
導体の亜鉛塩の具体例としては、下記の如きサリチル酸
誘導体の亜鉛塩が挙げられる。3−メチル−5−(α−
メチルベンジル)サリチル酸、3−メチル−5−(α,
α−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−tert
−ブチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル−6−
メチルサリチル酸、3,5−ジ−tert−ブチル−6−フ
ェニルサリチル酸、3,5−ジ−tert−アミルサリチル
酸、3,5−ジシクロヘキシルサリチル酸、3−シクロ
ヘキシル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3
−ドデシルサリチル酸、3−メチル−5−ドデシルサリ
チル酸、3−ドデシル−6−メチルサリチル酸、3−フ
ェニル−5−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−
フェニル−5−(α,α−ジメチルベンジル)サリチル
酸、3−(α−メチルベンジル)サリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)−5−メチルサリチル酸、3−(α
−メチルベンジル)−5−フェニルサリチル酸、3−
(α,α−ジメチルベンジル)−5−メチルサリチル
酸、3−(α,α−ジメチルベンジル)−6−メチルサ
リチル酸、3,5−ジ(α,α−ジメチルベンジル)サ
リチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル
酸、3−(α−メチルベンジル)−5−(α,α−ジメ
チルベンジル)サリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−5−ブロモサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−4−メチルサリチル酸、3−(α−メチルベンジ
ル)−6−メチルサリチル酸、3−ノニルサリチル酸、
3,5−ジノニルサリチル酸、3−ノニル−5−メチル
サリチル酸、3−ノニル−6−メチルサリチル酸、3−
ノニル−5−フェニルサリチル酸、3−メチル−5−ノ
ニルサリチル酸、5−(4−メシチルメチルベンジル)
サリチル酸、カルボキシル化テルペンフェノール樹脂、
ベンジル化スチレン化サリチル酸等。
【0017】上記サリチル酸誘導体の亜鉛塩は、必要に
応じて2種以上を併用することもできる。また、これら
のサリチル酸誘導体の亜鉛塩のうちでも、3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩、テルペン
化サリチル酸の亜鉛塩およびベンジル化スチレン化サリ
チル酸の亜鉛塩は、発色性や記録像の保存性に優れるた
め、特に好ましく用いられる。
応じて2種以上を併用することもできる。また、これら
のサリチル酸誘導体の亜鉛塩のうちでも、3,5−ジ
(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩、テルペン
化サリチル酸の亜鉛塩およびベンジル化スチレン化サリ
チル酸の亜鉛塩は、発色性や記録像の保存性に優れるた
め、特に好ましく用いられる。
【0018】記録層は、通常、水を媒体としてサンドミ
ル等の攪拌・粉砕機により平均粒子径を3μm以下とな
るように微分散したサリチル酸誘導体の亜鉛塩および/
または溶媒法あるいは溶融法でエマルジョン化されたサ
リチル酸誘導体の亜鉛塩と、接着剤とを混合攪拌して調
製された記録層用塗液を、支持体上に塗布、乾燥する方
法によって形成される。なお、塗工装置としては、例え
ばバーコーター、エアーナイフコーター、ロッドブレー
ドコーター、ピュアブレードコーター、ショートドウェ
ルコーター、カーテンコーター等の周知慣用の装置が使
用できる。記録層の塗布量についても特に限定されるも
のではないが、通常、乾燥重量で2〜10g/m2 、好
ましくは3〜7g/m2 程度の範囲で調節される。
ル等の攪拌・粉砕機により平均粒子径を3μm以下とな
るように微分散したサリチル酸誘導体の亜鉛塩および/
または溶媒法あるいは溶融法でエマルジョン化されたサ
リチル酸誘導体の亜鉛塩と、接着剤とを混合攪拌して調
製された記録層用塗液を、支持体上に塗布、乾燥する方
法によって形成される。なお、塗工装置としては、例え
ばバーコーター、エアーナイフコーター、ロッドブレー
ドコーター、ピュアブレードコーター、ショートドウェ
ルコーター、カーテンコーター等の周知慣用の装置が使
用できる。記録層の塗布量についても特に限定されるも
のではないが、通常、乾燥重量で2〜10g/m2 、好
ましくは3〜7g/m2 程度の範囲で調節される。
【0019】記録層用塗液に用いる接着剤の具体例とし
ては、デンプン類、カゼイン、ゼラチン、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ジイソブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン
・ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテッ
クス等が挙げられる。また、記録層用塗液中には、必要
に応じて、酸化亜鉛、硫酸マグネシウム、酸化チタン、
アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸カルシウム等の顔料、カプロン酸アミド、ベン
ズアニリド、2−ベンジルオキシナフタレン、1,2−
ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン、シュウ酸ジベンジルエステル、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベン
ゾフェノン等の熱可融性物質、および耐水化剤、界面活
性剤、滑剤、蛍光染料等の助剤を添加することもでき
る。
ては、デンプン類、カゼイン、ゼラチン、アラビアゴ
ム、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ジイソブチレン・無水マレイン酸共重合体塩、スチレン
・無水マレイン酸共重合体塩、エチレン・アクリル酸共
重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン
・ブタジエン共重合体ラテックス、酢酸ビニル系ラテッ
クス等が挙げられる。また、記録層用塗液中には、必要
に応じて、酸化亜鉛、硫酸マグネシウム、酸化チタン、
アルミナ、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸カルシウム等の顔料、カプロン酸アミド、ベン
ズアニリド、2−ベンジルオキシナフタレン、1,2−
ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノ
キシ)エタン、シュウ酸ジベンジルエステル、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベン
ゾフェノン等の熱可融性物質、および耐水化剤、界面活
性剤、滑剤、蛍光染料等の助剤を添加することもでき
る。
【0020】本発明の粘着シートの粘着剤層には、各種
公知のゴム系粘着剤やアクリル樹脂系粘着剤から適宜選
択して使用できる。ゴム系粘着剤の具体例としては、天
然ゴム、イソプレンゴム、スチレン・ブタジエンブロッ
ク共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック
共重合体、ブチルゴム、スチレン・エチレン・スチレン
ブロック共重合体、ポリイソブチレン、ポリビニルイソ
ブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が
挙げられる。また、アクリル樹脂系粘着剤は、単量体成
分としてブチル(メタ)アクリレートや2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレートを含有するアクリル共重合体
を主成分として含有するものである。これらの粘着剤の
うちでもアクリル樹脂系粘着剤は、粘着性や透明性等に
優れた性能を発揮するため特に好ましく用いられる。
公知のゴム系粘着剤やアクリル樹脂系粘着剤から適宜選
択して使用できる。ゴム系粘着剤の具体例としては、天
然ゴム、イソプレンゴム、スチレン・ブタジエンブロッ
ク共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック
共重合体、ブチルゴム、スチレン・エチレン・スチレン
ブロック共重合体、ポリイソブチレン、ポリビニルイソ
ブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が
挙げられる。また、アクリル樹脂系粘着剤は、単量体成
分としてブチル(メタ)アクリレートや2−エチルヘキ
シル(メタ)アクリレートを含有するアクリル共重合体
を主成分として含有するものである。これらの粘着剤の
うちでもアクリル樹脂系粘着剤は、粘着性や透明性等に
優れた性能を発揮するため特に好ましく用いられる。
【0021】粘着剤層には、ロジンまたはその誘導体、
変性ロジンまたはその誘導体、ポリテルペン系樹脂、テ
ルペン変性体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジ
エン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、ア
ルキルフェノール・アセチレン系樹脂、クマロン・イン
デン樹脂、ビニルトルエン・α−メチルスチレン共重合
体等の粘着付与剤、さらには老化防止剤、安定剤、軟化
剤、充填剤(顔料)、着色剤等の各種助剤を必要に応じ
て添加することができる。
変性ロジンまたはその誘導体、ポリテルペン系樹脂、テ
ルペン変性体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジ
エン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、ア
ルキルフェノール・アセチレン系樹脂、クマロン・イン
デン樹脂、ビニルトルエン・α−メチルスチレン共重合
体等の粘着付与剤、さらには老化防止剤、安定剤、軟化
剤、充填剤(顔料)、着色剤等の各種助剤を必要に応じ
て添加することができる。
【0022】粘着シートの粘着剤層に含有せしめるロイ
コ染料としては、各種公知のものが使用可能であり、例
えば下記が挙げられる。3−(N−エチル−N−イソア
ミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミ
ルアミノ)−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−〔N−(3−エ
トキシプルピル)−N−エチルアミノ〕−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−〔N−(3−エトキシプ
ルピル)−N−メチルアミノ〕−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エ
チル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−トル
イジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−(2,4−キシリジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3
−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−フ
ルオロアニリノ)フルオラン、
コ染料としては、各種公知のものが使用可能であり、例
えば下記が挙げられる。3−(N−エチル−N−イソア
ミルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(m−トリフルオロメチルア
ニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミ
ルアミノ)−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジ−n−ペンチルアミノ−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−〔N−(3−エ
トキシプルピル)−N−エチルアミノ〕−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−〔N−(3−エトキシプ
ルピル)−N−メチルアミノ〕−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エ
チル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−(p−トル
イジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−(2,4−キシリジノ)フルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3
−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)
フルオラン、3−ジ−n−ブチルアミノ−7−(o−フ
ルオロアニリノ)フルオラン、
【0023】3−(N−エチル−N−シクロペンチルア
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、
3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−(2,6−キシリジノ)フルオラ
ン、3−(N−メチル−N−n−プロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、2,2−ビス{4
−〔6′−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)
−3′−メチルスピロ(フタリド−3,9′−キサンテ
ン)−2′−イルアミノ〕フェニル}プロパン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3,3−ビス
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−
ベンゾイルフェノチアジン、
ミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフルオラン、
3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミ
ノ−6−メチル−7−(2,6−キシリジノ)フルオラ
ン、3−(N−メチル−N−n−プロピルアミノ)−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、2,2−ビス{4
−〔6′−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)
−3′−メチルスピロ(フタリド−3,9′−キサンテ
ン)−2′−イルアミノ〕フェニル}プロパン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6,7−ジメチルフルオラン、3,3−ビス
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタ
リド、3,3−ビス(1−n−ブチル−2−メチルイン
ドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3−(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−3
−(4−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミ
ノフタリド、3,7−ビス(ジメチルアミノ)−10−
ベンゾイルフェノチアジン、
【0024】3,3−ビス〔1−(4−メトキシフェニ
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、
3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−4−アザフタリド、3−ジ−n−ペンチルアミ
ノ−6,8,8−トリメチル−9−エチル−8,9−ジ
ヒドロ−(3,2,e)ピリドフルオラン、3−ジ−n
−ブチルアミノ−6,8,8−トリメチル−9−エチル
−8,9−ジヒドロ−(3,2,e)ピリドフルオラ
ン、3−〔1,1−ビス(4−ジエチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3−(4−ジメチルアミノフェニル)アミノ−5,
7−ジメチルフルオラン、3−(4−ジブチルアミノフ
ェニル)アミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)
−4−アザフタリド、3−(1−メチル−2−フェニル
インドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエ
チルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−4−
アザフタリド、3−(1−n−オクチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)−3−(4−ジエチルアミノ2−
エトキシフェニル)−4−アザフタリド等。勿論、これ
らに限定されるものではなく、また必要に応じて二種以
上を併用することもできる。本発明において、ロイコ染
料の使用量としては特に限定されないが、一般に粘着剤
に対して1〜30重量%程度配合するのが好ましい。
ル)−1−(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−
2−イル〕−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、
3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェ
ニル)−4−アザフタリド、3−ジ−n−ペンチルアミ
ノ−6,8,8−トリメチル−9−エチル−8,9−ジ
ヒドロ−(3,2,e)ピリドフルオラン、3−ジ−n
−ブチルアミノ−6,8,8−トリメチル−9−エチル
−8,9−ジヒドロ−(3,2,e)ピリドフルオラ
ン、3−〔1,1−ビス(4−ジエチルアミノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3−(4−ジメチルアミノフェニル)アミノ−5,
7−ジメチルフルオラン、3−(4−ジブチルアミノフ
ェニル)アミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−3−(2−エトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)
−4−アザフタリド、3−(1−メチル−2−フェニル
インドール−3−イル)−3−(2−メチル−4−ジエ
チルアミノフェニル)−4,7−ジアザフタリド、3−
(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−3
−(4−ジエチルアミノ−2−メチルフェニル)−4−
アザフタリド、3−(1−n−オクチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)−3−(4−ジエチルアミノ2−
エトキシフェニル)−4−アザフタリド等。勿論、これ
らに限定されるものではなく、また必要に応じて二種以
上を併用することもできる。本発明において、ロイコ染
料の使用量としては特に限定されないが、一般に粘着剤
に対して1〜30重量%程度配合するのが好ましい。
【0025】本発明の粘着シートを構成する粘着剤層に
は、温度制御剤としてエステル化合物が添加されるが、
かかるエステル化合物は粘着剤との相溶性や安定性、冷
凍あるいは冷蔵保存時の粘着性や透明性、ロイコ染料お
よび/またはサリチル酸誘導体の溶解性、温度と時間制
御の容易さ等に優れているものが好ましく、例えば下記
一般式(1)または(2)で表わされる化合物が好まし
く用いられる。
は、温度制御剤としてエステル化合物が添加されるが、
かかるエステル化合物は粘着剤との相溶性や安定性、冷
凍あるいは冷蔵保存時の粘着性や透明性、ロイコ染料お
よび/またはサリチル酸誘導体の溶解性、温度と時間制
御の容易さ等に優れているものが好ましく、例えば下記
一般式(1)または(2)で表わされる化合物が好まし
く用いられる。
【0026】
【化3】
【0027】〔式中、R1 は炭素数9〜17のアルキル
基を、R2 は炭素数1〜12のアルキル基またはベンジ
ル基を示す。〕
基を、R2 は炭素数1〜12のアルキル基またはベンジ
ル基を示す。〕
【0028】
【化4】
【0029】〔式中、R3 は直接結合または炭素数1〜
10のアルキレン基を、R4 ,R5 はそれぞれ炭素数1
〜18のアルキル基またはベンジル基を示す。〕
10のアルキレン基を、R4 ,R5 はそれぞれ炭素数1
〜18のアルキル基またはベンジル基を示す。〕
【0030】上記一般式(1)および(2)で表わされ
る化合物の具体例としては、例えば下記が挙げられる。
カプリン酸エチル、カプリン酸n−ブチル、カプリン酸
イソブチル、カプリン酸−n−ヘキシル、カプリン酸−
n−ヘプチル、カプリン酸−n−デシル、カプリン酸ラ
ウリル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ラウリ
ン酸−n−ブチル、ラウリン酸イソブチル、ラウリン酸
−n−ヘキシル、ラウリン酸−n−ヘプチル、ラウリン
酸−n−デシル、ラウリン酸ラウリル、パルミチン酸メ
チル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸−n−ブチル、パルミチン酸イソブチ
ル、パルミチン酸−n−ヘキシル、パルミチン酸ヘプチ
ル、パルミチン酸−n−デシル、パルミチン酸ラウリ
ル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル、ステア
リン酸−n−ブチル、ステアリン酸−n−ヘプチル、カ
プリン酸ベンジル、ラウリン酸ベンジル、ステアリン酸
ベンジル、
る化合物の具体例としては、例えば下記が挙げられる。
カプリン酸エチル、カプリン酸n−ブチル、カプリン酸
イソブチル、カプリン酸−n−ヘキシル、カプリン酸−
n−ヘプチル、カプリン酸−n−デシル、カプリン酸ラ
ウリル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ラウリ
ン酸−n−ブチル、ラウリン酸イソブチル、ラウリン酸
−n−ヘキシル、ラウリン酸−n−ヘプチル、ラウリン
酸−n−デシル、ラウリン酸ラウリル、パルミチン酸メ
チル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピ
ル、パルミチン酸−n−ブチル、パルミチン酸イソブチ
ル、パルミチン酸−n−ヘキシル、パルミチン酸ヘプチ
ル、パルミチン酸−n−デシル、パルミチン酸ラウリ
ル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル、ステア
リン酸−n−ブチル、ステアリン酸−n−ヘプチル、カ
プリン酸ベンジル、ラウリン酸ベンジル、ステアリン酸
ベンジル、
【0031】シュウ酸ジブチル、シュウ酸ジペンチル、
シュウ酸ジヘキシル、マロン酸ジ−t−ブチル、マロン
酸ジオクチル、スクシン酸ジブチル、スクシン酸ジペン
チル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジペンチル、ア
ジピン酸ジブチル、アジピン酸ジペンチル、アジピン酸
ジヘキシル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジデシ
ル、アジピン酸ジドデシル、アジピン酸ジオクタデシ
ル、ピメリン酸ジエチル、ピメリン酸ジペンチル、セバ
シン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、アゼライン酸ジ
メチル、アゼライン酸ジエチル、アゼライン酸ジプロピ
ル、アゼライン酸ジブチル、アゼライン酸ジペンチル、
オクタンジカルボン酸ジメチル、ノナンジカルボン酸ジ
メチル、ノナンジカルボン酸ジエチル、ノナンジカルボ
ン酸ジイソブチル、デカンジカルボン酸ジエチル、デカ
ンジカルボン酸ジプロピル、デカンジカルボン酸ジブチ
ル、デカンジカルボン酸ジペンチル、デカンジカルボン
酸ジヘキシル、デカンジカルボン酸ジ(1−エチルプロ
ピル)、デカンジカルボン酸ベンジルブチル等。もちろ
ん、これらに限定されるものではなく、また必要に応じ
て2種以上を併用することも可能である。
シュウ酸ジヘキシル、マロン酸ジ−t−ブチル、マロン
酸ジオクチル、スクシン酸ジブチル、スクシン酸ジペン
チル、グルタル酸ジエチル、グルタル酸ジペンチル、ア
ジピン酸ジブチル、アジピン酸ジペンチル、アジピン酸
ジヘキシル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジデシ
ル、アジピン酸ジドデシル、アジピン酸ジオクタデシ
ル、ピメリン酸ジエチル、ピメリン酸ジペンチル、セバ
シン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、アゼライン酸ジ
メチル、アゼライン酸ジエチル、アゼライン酸ジプロピ
ル、アゼライン酸ジブチル、アゼライン酸ジペンチル、
オクタンジカルボン酸ジメチル、ノナンジカルボン酸ジ
メチル、ノナンジカルボン酸ジエチル、ノナンジカルボ
ン酸ジイソブチル、デカンジカルボン酸ジエチル、デカ
ンジカルボン酸ジプロピル、デカンジカルボン酸ジブチ
ル、デカンジカルボン酸ジペンチル、デカンジカルボン
酸ジヘキシル、デカンジカルボン酸ジ(1−エチルプロ
ピル)、デカンジカルボン酸ベンジルブチル等。もちろ
ん、これらに限定されるものではなく、また必要に応じ
て2種以上を併用することも可能である。
【0032】本発明において、上記エステル化合物の使
用量は特に限定されないが、一般に粘着剤に対して3〜
50重量%程度含有せしめるのが好ましい。なお、エス
テル化合物の使用量が3重量%未満では発色性が低下
し、逆に50重量%を超えると粘着剤層からブリードを
起こし粘着力が低下する恐れがある。
用量は特に限定されないが、一般に粘着剤に対して3〜
50重量%程度含有せしめるのが好ましい。なお、エス
テル化合物の使用量が3重量%未満では発色性が低下
し、逆に50重量%を超えると粘着剤層からブリードを
起こし粘着力が低下する恐れがある。
【0033】粘着剤層は、例えば粘着剤、ロイコ染料お
よびエステル化合物を有機溶剤に溶解して得た粘着剤層
用塗液を、支持体上に例えばリバースロールコーター、
バーコーター、スロットダイコーター、ナイフコータ
ー、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコータ
ー等の公知の塗布装置、あるいはスクリーン印刷などで
塗布・乾燥して形成される。この場合の塗布量は乾燥重
量で5〜30g/m2 程度、好ましくは10〜25g/
m2 程度の範囲で調節される。なお、粘着シートを製造
する方法には、剥離紙上に粘着剤層を形成した後、支持
体を貼り合わせる転写方式と、支持体に直接粘着剤層を
形成し、その後剥離紙を貼り合わせる直接方式とがある
が、いずれを採用することもできる。
よびエステル化合物を有機溶剤に溶解して得た粘着剤層
用塗液を、支持体上に例えばリバースロールコーター、
バーコーター、スロットダイコーター、ナイフコータ
ー、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコータ
ー等の公知の塗布装置、あるいはスクリーン印刷などで
塗布・乾燥して形成される。この場合の塗布量は乾燥重
量で5〜30g/m2 程度、好ましくは10〜25g/
m2 程度の範囲で調節される。なお、粘着シートを製造
する方法には、剥離紙上に粘着剤層を形成した後、支持
体を貼り合わせる転写方式と、支持体に直接粘着剤層を
形成し、その後剥離紙を貼り合わせる直接方式とがある
が、いずれを採用することもできる。
【0034】本発明において、記録シートおよび粘着シ
ートに用いる支持体としては、厚さ25〜250μm程
度の紙、フィルム、合成紙、ラミネート紙等が挙げられ
る。なお、塗布適性を高める目的で、支持体表面にコロ
ナ放電処理や電子線照射処理を施したり、アンカーコー
ト層を設けることもでき、さらには支持体を着色するこ
とも可能である。
ートに用いる支持体としては、厚さ25〜250μm程
度の紙、フィルム、合成紙、ラミネート紙等が挙げられ
る。なお、塗布適性を高める目的で、支持体表面にコロ
ナ放電処理や電子線照射処理を施したり、アンカーコー
ト層を設けることもでき、さらには支持体を着色するこ
とも可能である。
【0035】本発明の温度管理用シートセットにおいて
は、シートセットを物品に貼り付けて使用できるよう
に、記録シートまたは粘着シートの他方の面(非塗布
面)に第2の粘着剤層を設けることもできる。かかる第
2の粘着剤層には、前記粘着シートに使用される粘着剤
が使用できる。例えば記録シートの裏面に設ける第2の
粘着剤層は、ロールコーター、ダイコーター、グラビア
コーター、スクリーン印刷等の手段で記録シートの裏面
もしくは剥離紙上に塗布して形成される。第2の粘着剤
層の塗布量は、乾燥重量で10〜40g/m2 、好まし
くは15〜25g/m2 の範囲で調節される。
は、シートセットを物品に貼り付けて使用できるよう
に、記録シートまたは粘着シートの他方の面(非塗布
面)に第2の粘着剤層を設けることもできる。かかる第
2の粘着剤層には、前記粘着シートに使用される粘着剤
が使用できる。例えば記録シートの裏面に設ける第2の
粘着剤層は、ロールコーター、ダイコーター、グラビア
コーター、スクリーン印刷等の手段で記録シートの裏面
もしくは剥離紙上に塗布して形成される。第2の粘着剤
層の塗布量は、乾燥重量で10〜40g/m2 、好まし
くは15〜25g/m2 の範囲で調節される。
【0036】本発明の温度管理用シートセットは、基本
的には記録シートと粘着シートで構成されるが、記録シ
ートの記録層と粘着シートの粘着剤層とが貼り合わされ
て使用されるまでの間、粘着シートの粘着剤層を保護す
る剥離紙、及び、上記の如き記録シートまたは粘着シー
トの非塗布面に設けられる第2の粘着剤層を保護する剥
離紙を任意の構成として含む。かかる剥離紙としては、
紙などの支持体に、例えばシリコーン系剥離剤や非シリ
コーン系剥離剤をバーコーター、ロールコーター、グラ
ビアコーターなどの塗布装置で、剥離剤の乾燥重量が
0.05〜3g/m2 程度となるうに塗布乾燥されたも
のが使用される。
的には記録シートと粘着シートで構成されるが、記録シ
ートの記録層と粘着シートの粘着剤層とが貼り合わされ
て使用されるまでの間、粘着シートの粘着剤層を保護す
る剥離紙、及び、上記の如き記録シートまたは粘着シー
トの非塗布面に設けられる第2の粘着剤層を保護する剥
離紙を任意の構成として含む。かかる剥離紙としては、
紙などの支持体に、例えばシリコーン系剥離剤や非シリ
コーン系剥離剤をバーコーター、ロールコーター、グラ
ビアコーターなどの塗布装置で、剥離剤の乾燥重量が
0.05〜3g/m2 程度となるうに塗布乾燥されたも
のが使用される。
【0037】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、もちろんこれらに限定されるものではな
い。また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ
重量部および重量%を示す。
説明するが、もちろんこれらに限定されるものではな
い。また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ
重量部および重量%を示す。
【0038】実施例1 〔粘着シートの形成〕アクリル酸ブチル65部、2−エ
チルヘキシルアクリレート34部およびアクリル酸1部
を重合して得られたアクリル系粘着剤(濃度50%)1
00部に、粘着付与剤(商品名:タマノル803L、荒
川化学工業製)15部、ポリイソシアネート系架橋剤
(商品名:コロネートL、ポリウレタン社製)1部、カ
プリン酸n−デシル20部、3,3−ビス(1−n−ブ
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド2部
(商品名:RED−40、山本化成製)およびトルエン
230部を混合・攪拌して粘着剤層用塗液を得た。得ら
れた塗液を剥離紙(ポリエチレンラミネートグラシン
紙、剥離面平滑度800秒)にリバースロールコーター
で乾燥後の塗布量が15g/m2 となるように塗布乾燥
した後、PETフィルム(商品名:エンブレットS、ユ
ニチカ製)と貼り合わせて粘着シートを得た。
チルヘキシルアクリレート34部およびアクリル酸1部
を重合して得られたアクリル系粘着剤(濃度50%)1
00部に、粘着付与剤(商品名:タマノル803L、荒
川化学工業製)15部、ポリイソシアネート系架橋剤
(商品名:コロネートL、ポリウレタン社製)1部、カ
プリン酸n−デシル20部、3,3−ビス(1−n−ブ
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド2部
(商品名:RED−40、山本化成製)およびトルエン
230部を混合・攪拌して粘着剤層用塗液を得た。得ら
れた塗液を剥離紙(ポリエチレンラミネートグラシン
紙、剥離面平滑度800秒)にリバースロールコーター
で乾燥後の塗布量が15g/m2 となるように塗布乾燥
した後、PETフィルム(商品名:エンブレットS、ユ
ニチカ製)と貼り合わせて粘着シートを得た。
【0039】〔記録シートの形成〕 記録層の形成 3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩
の40%分散液(平均粒子径1.2μm)50部、軽質
炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント15、白石工業
製)80部、カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重
合体ラテックス(商品名:L−1571、旭化成製)2
0部(固形分)、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス1部および水200部からなる組成物を混合攪拌して
得た記録層用塗液を、合成紙(商品名:ユポSGS−6
0、王子油化合成紙製)の一方の面にバーコーターで乾
燥後の塗布量が5g/m2 となるように塗布、乾燥して
記録層を形成した。
の40%分散液(平均粒子径1.2μm)50部、軽質
炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント15、白石工業
製)80部、カルボキシ変性スチレン・ブタジエン共重
合体ラテックス(商品名:L−1571、旭化成製)2
0部(固形分)、ナトリウムカルボキシメチルセルロー
ス1部および水200部からなる組成物を混合攪拌して
得た記録層用塗液を、合成紙(商品名:ユポSGS−6
0、王子油化合成紙製)の一方の面にバーコーターで乾
燥後の塗布量が5g/m2 となるように塗布、乾燥して
記録層を形成した。
【0040】隔膜層の形成 タルク(商品名:ハイミクロンHE−5、平均粒子径
1.6μm、竹原化学製)の30%分散液100部、1
0%ポリビニルアルコール(商品名:PVA−110、
クラレ製)45部および水200部からなる組成物を混
合攪拌して得た隔膜層用塗液を、上記記録層上にバーコ
ーターで乾燥後の塗布量が1g/m2 となるように塗
布、乾燥して記録シートを得た。
1.6μm、竹原化学製)の30%分散液100部、1
0%ポリビニルアルコール(商品名:PVA−110、
クラレ製)45部および水200部からなる組成物を混
合攪拌して得た隔膜層用塗液を、上記記録層上にバーコ
ーターで乾燥後の塗布量が1g/m2 となるように塗
布、乾燥して記録シートを得た。
【0041】実施例2〜7 記録シートの隔膜層の形成において、タルク(商品名:
ハイミクロンHE−5)の代わりに下記の顔料を用いた
以外は、実施例1と同様にして記録シートを得た。な
お、組み合わせて使用する粘着シートは、実施例1と同
様にして調製した。 実施例2:タルク(商品名:SGシリーズSG−95、
平均粒子径2.5μm、日本タルク製) 実施例3:軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント
15、平均粒子径0.2μm、白石工業製) 実施例4:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−42、平均粒子径1.0μm、昭和電工製) 実施例5:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−32、平均粒子径8.0μm、昭和電工製) 実施例6:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−21、平均粒子径25μm、昭和電工製) 実施例7:カオリン(商品名:ウルトラホワイト90、
平均粒子系0.3μm、エンゲルハート製)
ハイミクロンHE−5)の代わりに下記の顔料を用いた
以外は、実施例1と同様にして記録シートを得た。な
お、組み合わせて使用する粘着シートは、実施例1と同
様にして調製した。 実施例2:タルク(商品名:SGシリーズSG−95、
平均粒子径2.5μm、日本タルク製) 実施例3:軽質炭酸カルシウム(商品名:ブリリアント
15、平均粒子径0.2μm、白石工業製) 実施例4:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−42、平均粒子径1.0μm、昭和電工製) 実施例5:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−32、平均粒子径8.0μm、昭和電工製) 実施例6:水酸化アルミニウム(商品名:ハイジライト
H−21、平均粒子径25μm、昭和電工製) 実施例7:カオリン(商品名:ウルトラホワイト90、
平均粒子系0.3μm、エンゲルハート製)
【0042】実施例8 粘着シートの形成において、3,3−ビス(1−n−ブ
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリドの代
わりに3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキ
シフェニル)−4−アザフタリド(商品名:GN−2、
山本化成製)を用いた以外は、実施例1と同様にして粘
着シートを得た。なお、組み合わせて使用する記録シー
トは、実施例1と同様にして調製した。
チル−2−メチルインドール−3−イル)フタリドの代
わりに3,3−ビス(4−ジエチルアミノ−2−エトキ
シフェニル)−4−アザフタリド(商品名:GN−2、
山本化成製)を用いた以外は、実施例1と同様にして粘
着シートを得た。なお、組み合わせて使用する記録シー
トは、実施例1と同様にして調製した。
【0043】比較例1 記録シートの形成において、隔膜層を形成しなかった以
外は、実施例1と同様にして記録シートを得た。また、
組み合わせて使用する粘着シートは、実施例1と同様に
して調製した。
外は、実施例1と同様にして記録シートを得た。また、
組み合わせて使用する粘着シートは、実施例1と同様に
して調製した。
【0044】〔評価〕このようにして得られた9種類の
記録シートと粘着シートからなる温度管理用シートセッ
トについて、下記の評価を行い、得られた結果を表1に
示した。
記録シートと粘着シートからなる温度管理用シートセッ
トについて、下記の評価を行い、得られた結果を表1に
示した。
【0045】5℃での発色性 各温度管理用シートセットの記録シートの記録層面に粘
着剤層を介して粘着シートを5℃で貼り合わせた後、5
℃で30分間および120分間放置した後、発色部の濃
度をマクベス濃度計(商品名:RD−914型、マクベ
ス社製)にて測定した。なお、実施例1〜7および比較
例1はグリーンフィルターを使用し、実施例8はレッド
フィルターを使用して測定した。温度管理用シートとし
ては、30分後にはほとんど発色がみられず(マクベス
値で0.3以下、より好ましくは0.2以下)、120
分後には発色が一目でわかるマクベス値で0.6以上、
より好ましくは0.7以上となるシートが望ましい。
着剤層を介して粘着シートを5℃で貼り合わせた後、5
℃で30分間および120分間放置した後、発色部の濃
度をマクベス濃度計(商品名:RD−914型、マクベ
ス社製)にて測定した。なお、実施例1〜7および比較
例1はグリーンフィルターを使用し、実施例8はレッド
フィルターを使用して測定した。温度管理用シートとし
ては、30分後にはほとんど発色がみられず(マクベス
値で0.3以下、より好ましくは0.2以下)、120
分後には発色が一目でわかるマクベス値で0.6以上、
より好ましくは0.7以上となるシートが望ましい。
【0046】冷凍保存性 各温度管理用シートセットの記録シートの記録層面に粘
着剤層を介して粘着シートを5℃で貼り合わせた後、5
℃で30分間放置した後、−10℃の冷凍庫に保存し、
3ヶ月後の発色部の濃度をマクベス濃度計にて測定した
(使用フィルターは上記と同様)。
着剤層を介して粘着シートを5℃で貼り合わせた後、5
℃で30分間放置した後、−10℃の冷凍庫に保存し、
3ヶ月後の発色部の濃度をマクベス濃度計にて測定した
(使用フィルターは上記と同様)。
【0047】20℃での発色性および発色画像の安定
性 各温度管理用シートセットの記録シートの記録層面に粘
着剤層を介して粘着シートを貼り合わせた後、20℃で
保存し、1日および1ヶ月放置後の発色部の濃度をマク
ベス濃度計にて測定した(使用フィルターは上記と同
様)。
性 各温度管理用シートセットの記録シートの記録層面に粘
着剤層を介して粘着シートを貼り合わせた後、20℃で
保存し、1日および1ヶ月放置後の発色部の濃度をマク
ベス濃度計にて測定した(使用フィルターは上記と同
様)。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の温度管理用シートセットは、5℃で貼り合わせた直後
では発色せず、一定時間経過後初めて温度検知用シート
として作用し、かつ発色性、保存性等の諸品質にも優れ
た温度管理用シートセットであった。
の温度管理用シートセットは、5℃で貼り合わせた直後
では発色せず、一定時間経過後初めて温度検知用シート
として作用し、かつ発色性、保存性等の諸品質にも優れ
た温度管理用シートセットであった。
Claims (5)
- 【請求項1】支持体上にサリチル酸誘導体の亜鉛塩を含
有する記録層を設けた記録シートと、支持体上に粘着剤
とロイコ染料およびエステル化合物を含有する粘着剤層
を設けた粘着シートとからなる温度管理用シートセット
であって、該記録層上に顔料と接着剤を主成分とする隔
膜層を設けたことを特徴とする温度管理用シートセッ
ト。 - 【請求項2】前記エステル化合物が下記一般式(1)ま
たは(2)で表される化合物の少なくとも1種である請
求項1記載の温度管理用シートセット。 【化1】 〔式中、R1 は炭素数9〜17のアルキル基を、R2 は
炭素数1〜12のアルキル基またはベンジル基を示
す。〕 【化2】 〔式中、R3 は直接結合または炭素数1〜10のアルキ
レン基を、R4 , R5 はそれぞれ炭素数1〜18のアル
キル基またはベンジル基を示す。〕 - 【請求項3】前記顔料の平均粒子径が0.5〜10μm
である請求項1または2に記載の温度管理用シートセッ
ト。 - 【請求項4】前記顔料がタルクである請求項1〜3のい
ずれか1項に記載の温度管理用シートセット。 - 【請求項5】前記接着剤が水溶性高分子化合物である請
求項1〜4のいずれか1項に記載の温度管理用シートセ
ット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274999A JP2000248256A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 温度管理用シートセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274999A JP2000248256A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 温度管理用シートセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248256A true JP2000248256A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12923567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5274999A Pending JP2000248256A (ja) | 1999-03-01 | 1999-03-01 | 温度管理用シートセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000248256A (ja) |
-
1999
- 1999-03-01 JP JP5274999A patent/JP2000248256A/ja active Pending
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