JP2000248251A - ホットメルト接着剤組成物 - Google Patents

ホットメルト接着剤組成物

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JP2000248251A
JP2000248251A JP5462099A JP5462099A JP2000248251A JP 2000248251 A JP2000248251 A JP 2000248251A JP 5462099 A JP5462099 A JP 5462099A JP 5462099 A JP5462099 A JP 5462099A JP 2000248251 A JP2000248251 A JP 2000248251A
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ethylene
adhesive composition
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JP5462099A
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Naoya Sano
直哉 佐野
Masanori Shimizu
正則 清水
Tadayoshi Hirata
忠儀 平田
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Konishi Co Ltd
Original Assignee
Konishi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水クリープ性能、耐熱性等に優れた二次接
着性能を与え、低温から常温に至る接着性と接着強度の
両方が飛躍的に向上したポリアミド樹脂系ホットメルト
接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)ポリアミド樹脂10〜60%、
(b)酢酸ビニル含有量20〜60%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体鹸化物若しくはそのグラフト化物5〜6
0%、(c)熱可塑性エラストマー10〜80及び
(d)平均粒径0.01〜30μmのマグネシウムシリ
ケート系化合物1〜50%からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットメルト接着
剤組成物に関し、より詳細には、同種間又は異種間、特
に金属と合成樹脂との接着に優れた性能を示すホットメ
ルト接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば金属と合成樹脂との接着に、ホッ
トメルト接着剤を用いることは周知であり、該接着剤と
してポリアミド樹脂及びエチレン−酢酸ビニル共重合体
若しくはその鹸化物等を主成分としたポリアミド樹脂系
ホットメルト接着剤が知られている。本出願人も先に、
(a)ポリアミド樹脂、(b)エチレン−酢酸ビニル共
重合体鹸化物、(c)酢酸ビニル含有量20〜60重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体、(d)酢酸ビニル
含有量5〜15重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
及び(e)無水ポリカルボン酸を含有するホットメルト
接着剤組成物(特開平9−111215号公報)、
(a)ポリアミド樹脂、(b)エチレン−酢酸ビニル共
重合体鹸化物、(c)無水ポリカルボン酸及び(d)極
性基を有する可塑剤を含有するホットメルト接着剤組成
物(特開平10−298529号公報)を提案してい
る。これらの提案は、ポリアミド樹脂の優れた接着性能
を維持した状態で、比較的低温で接着できるフィルム成
形品を与える組成物、又は溶融粘度を低減することによ
り取り扱い易さを改良した組成物を目的とした技術手段
であった。
【0003】しかし、同種又は異種の金属同志の接着、
金属と各種合成樹脂との接着、同種又は異種の各種合成
樹脂同志の接着、各種合成樹脂又は各種金属と木質材料
又はセメント系材料のような無機材料との接着に用いた
場合、上記特開平9−111215号公報に記載の組成
物は、常温及び比較的低温での接着強度は良好である
が、耐水クリープ性能が本質的に乏しいという難点があ
り、上記特開平10−298529号公報に記載の組成
物は、耐水クリープ性能は優れるが、本質的に接着の安
定性に乏しく、常温における接着性に界面剥離を起こす
傾向を示し、比較的低温での接着性では完全な界面剥離
を起こすと共に強度低下が著しいという難点があった。
そのため、上記2提案技術の組成物は共に、上水管、下
水管等に用いられるポリ塩化ビニル被覆鋼管等の産業上
の重要な耐久用途としては使用することができず、従っ
て、接着作業に時間がかかるエポキシ樹脂系接着剤、ウ
レタン系接着剤等の液状型接着剤を使用せざるを得ない
状態が続いている。それ故、絶対的な接着強度を向上さ
せ、耐水クリープ性能、耐熱性等の二次接着性能を向上
することができれば、ポリアミド樹脂系ホットメルト接
着剤の信頼性を飛躍的に高め、産業上の利用価値が格段
に高まることは明らかである。しかしながら、上記2提
案を初めとする従来のポリアミド樹脂系ホットメルト接
着剤における多くの提案は、その接着性と接着強度を改
良することを狙いとするものであり、耐水クリープ性
能、耐熱性等の二次接着性能までを改良するすることを
狙いとするものは見当たらない状況にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐水クリー
プ性能、耐熱性等に優れた二次接着性能を与え、低温か
ら常温に至る接着性と接着強度の両方が飛躍的に向上し
たポリアミド樹脂系ホットメルト接着剤組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】なお、本発明の解決しようとする課題にお
いて、技術的思想の理解を深めるために、接着性と接着
強度の違いと、両方を向上することの意義を説明する。
すなわち、本発明における接着とは、基本的に良く接着
する性質(接着性)と、接着物に力を加えたときに接着
層が破壊に至る力の強さ(接着強度)のことである。具
体的には、接着層の破壊よりも被着体(母材)の破壊が
起これば理想であるが、金属や合成樹脂のような剛体の
材料であれば、高い強度で接着剤自身の層で破壊(凝集
破壊)することが望ましい。勿論、極端に高い接着強度
であるならば、被着体と接着層の界面で破壊(界面破
壊)することも考えられるが、同程度の接着強度なら
ば、被着体両面に接着剤が付着した破壊(凝集破壊)の
方が、接着剤と被着体の界面での破壊(界面剥離)より
はるかに望ましい接着破壊の状況である。この高強度で
の凝集破壊の状態が低温から常温まで続き、耐水試験、
耐熱試験等の環境が変化する場合においても、この状態
が維持できれば理想的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、まずポリ
アミド樹脂に各種のポリマー成分を配合する技術を検討
したが、上記の課題を解決する手段を見出だすことはで
きなかった。そこで、発想を転換して各種充填剤に用い
られている無機化合物を配合することを検討した。一般
的に、炭酸カルシウム、クレー、タルク等の無機充填剤
は、接着剤の増量剤として用いられている。この無機充
填剤は、それ自体はなんら接着性を有さないため、通常
接着性を低下させる作用を持ち、接着強度も低下させる
傾向を示す。しかし、接着強度にのみに関しては、接着
剤成分との相互作用で凝集力が向上し接着強度を向上さ
せることが希に存在する。この場合は、接着性自体を向
上させるものではないため、傾向的に界面剥離が増加
し、接着破壊状態は悪化しがちである。
【0007】ところが、本発明者らは、ポリアミド樹脂
と他のポリマー等を特別な配合条件で、マグネシウムシ
リケート化合物という特定の無機充填剤を配合するした
ときに限り、接着強度が向上するばかりでなく、接着破
壊状態が凝集破壊となることを発見した。同時に耐水ク
リープ性能も維持できることも見出だし、上記の課題が
一挙に解決できる見通しを得、更にその条件等を具体的
に検討することにより本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、(a)ポリアミド樹
脂10〜60重量%、(b)酢酸ビニル含有量20〜6
0重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物若しく
はそのグラフト化物5〜60重量%、(c)熱可塑性エ
ラストマー10〜80重量%及び(d)マグネシア含有
量10〜35重量%、シリカ含有量40〜65重量%、
平均粒径0.01〜30μmのマグネシウムシリケート
系化合物1〜50重量%からなるホットメルト接着剤組
成物(以下、組成物(1)という。)を要旨とする。
又、本発明の組成物(1)は、上記マグネシウムシリケ
ート系化合物が、タルク、セピオライト又はアタパルジ
ャイトであることを特徴とする。
【0009】更に、本発明は、組成物(1)100重量
部当り、(e)ポリカルボン酸無水物又はその誘導体を
0.1〜5重量部配合してなるホットメルト接着剤組成
物樹脂(以下、組成物(2)という。)を要旨とする。
又、本発明の組成物(2)は、上記(e)ポリカルボン
酸無水物又はその誘導体が、芳香族ポリカルボン酸無水
物の誘導体であることを特徴とする。
【0010】更に、本発明は、組成物(1)又は組成物
(2)を成分とする合成樹脂・金属用接着剤を要旨とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の組成物(1)は、(a)
ポリアミド樹脂10〜60重量%、(b)酢酸ビニル含
有量20〜60重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
鹸化物若しくはそのグラフト化物5〜60重量%、
(c)熱可塑性エラストマー10〜80重量%及び
(d)マグネシア含有量10〜35重量%、シリカ含有
量40〜65重量%、平均粒径0.01〜30μmのマ
グネシウムシリケート系化合物1〜50重量%からな
る。
【0012】組成物(1)の一成分であるポリアミド樹
脂(以下、成分(a)という。)は、ポリカルボン酸と
ポリアミンとの重縮合物である。ポリカルボン酸として
は、不飽和脂肪酸の二量体であるダイマー酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸等を挙げることができ、
ポリアミンとしては、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4′−ジアミ
ノジフェニルメタン、トリメチルヘキサメチレンジアミ
ン、キシレンジアミン、イソホロンジアミン、ω,ω′
−ジアミノメチルシクロヘキサン、4,4′−ジアミノ
ジシクロヘキシルメタン等を挙げることができる。成分
(a)としては、ダイマー酸とポリアミンとの重縮合物
が望ましく、特に好適には粘度が300mPa・s(2
00℃)以上、又は軟化点が90℃以上のものである。
ダイマー酸としては、例えば大豆油、桐油、トール油等
を形成する不飽和脂肪酸グリセリドの不飽和脂肪酸であ
るリノレン酸、リノール酸、オレイン酸等の二量体が好
ましい。このような成分(a)は市販されており、その
具体例としては、富士化成工業社製:商品名トーマイド
390,394,500,509,535,558,5
60,575,1310,1350,1360,139
6,1400,TXC232C、三和化学工業社製:商
品名サンマイド15−K5,HT−140PK−20、
ハリマ化成社製:商品名ニューマイド945,215
2,3008、ヘンケルジャパン社製:商品名マクロメ
ルト6238,6239,6240,6301,680
1,6810,JP−116等が挙げられる。
【0013】これらの中でも、粘度が3,000mPa
・s以上、好ましくは3,000〜15,000mPa
・sであるか、軟化点が130℃以上、好ましくは13
0〜250℃であるポリアミド樹脂が特に好ましく、そ
れらの具体例としてトーマイド1360,1400,T
XC232C、サンマイドHT−140PK−20、ニ
ューマイド945,3008、マクロメルト6238,
6239等が挙げられる。
【0014】組成物(1)の一成分である酢酸ビニル含
有量20〜60重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
鹸化物又はそのグラフト化物(以下、成分(b)とい
う。)は、上記酢酸ビニル含有量のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を鹸化したものか、該鹸化物に無水マレイン
酸やアクリル酸、メタクリル酸等のα,β−不飽和カル
ボン酸をその含有量が0.5〜5重量%となるようにグ
ラフトしたものである。成分(b)は、酢酸ビニルの含
有量が重要であり、酢酸ビニルの含有量が20重量%未
満のものでは、極性が小さいために接着性に乏しく、6
0重量%を超えるものでは、結晶化が高くなり、融点が
上昇し、樹脂自体が脆くなり、いずれも好ましくない。
又、成分(b)は、鹸化率が30〜100モル%のもの
が好ましい。成分(b)は、通常そのメルトインデック
ス(MI;JIS K6730,1981)が200g
/10分以下のものが好ましく用いられる。このような
鹸化物やそのグラフト化物は市販されており、その具体
例として、田岡化学工業社製:商品名テクノリンR−1
00,R−200,R−300,R−400,DR−5
5,DR−150等が挙げられる。
【0015】組成物(1)の一成分である熱可塑性エラ
ストマー(以下、成分(c)という。)は、その使用目
的に適合させて種々の性能を具備させる機能を有する。
例えば、接着強度を保持しながらホットメルト接着剤の
溶融粘度を下げる、特に低温における接着性を向上させ
る等の他、主成分である成分(a)と成分(b)に比較
的相溶性が良いことが重要であり、又、成分(b)と溶
融混練時に架橋反応しないものであることも重要であ
る。成分(c)としては、エチレン共重合体エラストマ
ー、スチレン系エラストマー、ポリアミド、ポリエステ
ル、ゴム等を使用することができる。
【0016】エチレン共重合体エラストマーとしては、
エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル
酸共重合体、エチレン−アクリル酸アルキル共重合体、
エチレン−メタクリル酸アルキル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。エチレン−アクリ
ル酸アルキル共重合体のアクリル酸アルキルやエチレン
−メタクリル酸アルキル共重合体のメタクリル酸アルキ
ルのアルキルとしては、炭素数1〜6個のアルキル基で
よいが、メチル及びエチル基が好ましい。
【0017】スチレン系エラストマーとしては、スチレ
ンを主体とする重合体ブロックとブタジエンやイソプレ
ン等の共役ジエンを主体とする重合体ブロックとのブロ
ック共重合体及びこのブロック共重合体の水素添加物が
挙げられる。その具体例としては、スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共
重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重
合体(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロ
ック共重合体(SIS)、SBSの水素添加物であるス
チレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合
体(SEBS)、SISの水素添加物であるスチレン−
エチレン−プロピレン−スチレンブロック共重合体(S
EPS)等を挙げることができる。
【0018】ゴムとしては、SBR、NR、IR、II
R等の他、エチレンとプロピレン、1−ブテン、1−ヘ
キセン等のα−オレフィンとの共重合体ゴム(EP
R)、更にそれらと1,3−ブタジエン、1,4−ヘキ
サジエン、エチリデンノルボルネン、ジシクロペンタジ
エン等のジエン化合物との共重合体ゴム(EPDM)等
やエチルアクリレートとクロロビニルエーテルとの共重
合体、n−ブチルアクリレートとアクリロニトリルとの
共重合体、エチルアクリレートとアクリロニトリルとの
共重合体であるアクリルゴム等も使用可能である。
【0019】上記の熱可塑性エラストマーの中でも、エ
チレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸
共重合体、エチレン−アクリル酸アルキル共重合体、エ
チレン−メタクリル酸アルキル共重合体及びスチレン−
イソプレン−スチレンブロック共重合体、特にエチレン
−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸アルキル共重合体及びエチレ
ン−メタクリル酸アルキル共重合体が好ましい。それら
を例示すると、エチレン−アクリル酸メチル共重合体
(EMA;例えばエクソン化学社製、商品名TC−13
0)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA;
例えば日本ユニカー社製、商品名DPDJ−916
9)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMM
A;例えば住友化学工業社製、商品名アクリフトWH4
01)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA;
例えば三井・デュポンポリケミカル社製、商品名ニュク
レルN1525,N1560等)、スチレン−イソプレ
ン−スチレンブロック共重合体(SIS;例えば日本ゼ
オン社製、商品名クインタック3450)等が挙げられ
る。
【0020】組成物(1)の一成分であるマグネシア含
有量10〜35重量%、シリカ含有量40〜65重量
%、平均粒径0.01〜30μmのマグネシウムシリケ
ート系化合物(以下、成分(d)という。)(但し、成
分(d)が繊維状のものの場合は、その平均長さを平均
粒径とする)は、上記マグネシア含有量、シリカ含有量
及び平均粒径からなる鉱物であり、タルク、セピオライ
ト、アタパルジャイト等が挙げられ、好ましくはタルク
及びセピオライトである。成分(d)は、マグネシア含
有量、シリカ含有量及び平均粒径が重要であり、マグネ
シア含有量が10重量%未満のもの、35重量%を超え
るもの、更に、シリカ含有量が40重量%未満のもの、
65重量%を超えるものでは、いずれも常温における接
着性に界面剥離傾向を伴うと共に、比較的低温での接着
性において完全な界面剥離を示し、強度低下を招くこと
となる。又、平均粒径が0.01μm未満のものは、成
分(d)の表面積が大きいため、得られる組成物の溶融
粘度が上昇して作業性が悪化し、30μmを超えるもの
は、常温における接着性に界面剥離傾向を伴うと共に、
比較的低温での接着性において完全な界面剥離を示し、
強度低下を招くこととなる。平均粒径が0.01μm程
度のものも用いることができるが、0.1μm以上のも
のが比較的流動性が良く、従って、作業性が良く、本発
明の効果がはっきりするのは、0.1〜30μmの範囲
のものであり、好ましい。
【0021】なお、成分(d)としては、見掛上、上記
マグネシア含有量及びシリカ含有量になるように、数種
類の鉱物を混合したものも含まれる。但し、いずれの場
合も、本発明の目的とする接着性能に悪影響を及ぼさな
い範囲内で考慮される。
【0022】成分(d)は市販されており、タルクとし
て例えば、土屋カオリン工業社製:商品名ハイフィラー
タルク#7,ハイフィラータルク#12、日本タルク社
製:商品名MSタルク,SWタルク、富士タルク工業社
製:商品名LSM−300,TM−2、丸尾カルシウム
工業社製:商品名KPタルク等が、セピオライトとして
例えば、水澤化学工業社製:商品名エードプラスSP、
昭和鉱業社製:商品名ミルコンSP,BS−2等が好ま
しく用いられる。
【0023】成分(d)以外の鉱物、例えば炭酸カルシ
ウム系鉱物では結晶系の違いから、成分(a)、成分
(b)、成分(c)等と特別な配合割合では、平均粒径
が小さくとも溶融混練時に均一に分散せず、常温におけ
る接着では完全な界面剥離を示し、強度低下を招くこと
となる。又、マイカ、クレー、カオリン等のマグネシウ
ムシリケート系化合物と類似した結晶系を有する鉱物で
は、溶融混練時の分散性は良好であるが、マグネシア含
有量が10重量%未満であることからか、常温における
接着では界面剥離傾向を示し、比較的低温における接着
では完全な界面剥離を示すと共に強度低下を招くことと
なる。
【0024】本発明の組成物(1)は、成分(a)が1
0〜60重量%、好ましくは10〜55重量%、成分
(b)が5〜60重量%、好ましくは5〜45重量%、
成分(c)が10〜80重量%、好ましくは10〜75
重量%及び成分(d)が1〜50重量%、好ましくは1
〜45重量%からなるが、成分(a)が10重量%未満
では、被着物、特に合成樹脂に対する接着が著しく低下
することから完全な界面剥離を示し、強度低下を招くこ
ととなり、60重量%を超えると、二次接着性能である
耐水クリープ性能が著しく低下することとなる。成分
(b)が5重量%未満では、被着物、特に金属に対する
接着が著しく低下することから完全な界面剥離を示し、
強度低下を招くこととなり、60重量%を超えると、被
着物、特に合成樹脂に対する接着が著しく低下すること
から完全な界面剥離を示し、強度低下を招くこととな
る。
【0025】成分(c)が10重量%未満では、接着の
安定性に乏しく、二次接着性能である耐水クリープ性能
も著しく低下することとなり、80%を超えると、金属
に対する接着の向上は見られるが、合成樹脂に対する接
着が著しく低下することから完全な界面剥離を示し、強
度低下を招き、二次接着性能である耐水クリープ性能に
おいても、金属に対しては良好な性能を示すが、合成樹
脂に対しては著しく低下することとなる。成分(d)が
1重量%未満では、常温における接着では界面剥離傾向
を伴うと共に、比較的低温での接着において完全な界面
剥離を示し、又、耐水クリープ性能も低下することとな
り、50重量%を超えると、成分(d)以外の無機充填
剤と同様に接着性を低下させ、界面剥離が増大し、接着
破壊状態は悪化して強度低下を招くこととなる。
【0026】組成物(1)は、上記各成分を上記割合と
なるように配合し、二軸混練機、バンバリーミキサー、
加圧ニーダー、熱ロール等を用いて、加熱、攪拌するこ
とにより製造することができる。各成分の配合において
成分(d)は通常最後に配合されるが、配合順序はそれ
に限定されるものではなく任意である。
【0027】更に、本発明の組成物(2)は、組成物
(1)100重量部当り、ポリカルボン酸無水物又はそ
の誘導体(以下、成分(e)という。)を0.1〜5重
量部配合したものである。成分(e)を配合することに
より、耐熱性能を一層向上することができる。
【0028】成分(e)は、脂肪族ポリカルボン酸若し
くは芳香族ポリカルボン酸の無水物又はその誘導体を用
いることができ、炭素数が2〜20個の飽和若しくは不
飽和の脂肪族ポリカルボン酸無水物、炭素数が8〜20
個の芳香族ポリカルボン酸無水物及びそれらの誘導体が
好適である。上記脂肪族ポリカルボン酸無水物の具体例
としては、無水マロン酸、無水コハク酸、無水アジピン
酸、無水セバシン酸、無水マレイン酸等が、上記芳香族
ポリカルボン酸無水物の具体例としては、無水フタル
酸、無水トリメリト酸、無水ピロメリト酸、3,3′,
4,4′−ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物等が
挙げられる。
【0029】又、上記脂肪族ポリカルボン酸無水物又は
芳香族ポリカルボン酸無水物の誘導体としては、不飽和
脂肪族ポリカルボン酸無水物と不飽和モノマーとの共重
合体、芳香族ポリカルボン酸無水物とポリオールとのエ
ステル等が挙げられる。不飽和脂肪族ポリカルボン酸無
水物と不飽和モノマーとの共重合体としては、例えば、
無水マレイン酸−スチレン共重合体、無水マレイン酸−
エチレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエー
テル共重合体等が挙げられ、芳香族ポリカルボン酸無水
物とポリオールとのエステルとしては、例えば無水ピロ
メリト酸とエチレングリコール若しくはグリセリンとの
ジ若しくはトリエステル、具体的にはエチレングリコー
ルビス(アンヒドロトリメリテート)等、等が挙げられ
る。上記成分(e)の中でも、芳香族ポリカルボン酸無
水物の誘導体、特に芳香族ポリカルボン酸無水物のポリ
エステルが好ましい。
【0030】本発明の組成物(2)は、組成物(1)1
00重量部当り、成分(e)を0.1〜5重量部配合し
たものであるが、成分(e)の配合量が0.1重量部未
満では、成分(e)を配合することによる効果、すなわ
ち耐熱性能の向上効果が不十分となり、5重量部を超え
ると、接着剤として使用する際に、架橋反応を起し、分
子量の増大、すなわち、溶融粘度の増大を招くこととな
る。組成物(2)は、組成物(1)に成分(e)を配合
したものからなるが、成分(e)を組成物(1)の各成
分と任意の順序で配合し、組成物(1)を経ることなく
組成物(2)としても良いことは、言うまでもない。
【0031】上記構成からなる本発明の組成物(1)及
び組成物(2)は、更に必要に応じて、例えば、粘稠化
剤、着色剤、充填剤、酸化防止剤、老化防止剤、紫外線
吸収剤、安定剤等の添加剤を添加することができ、それ
らは1種に限らず2種以上用いても良い。更に、例え
ば、ロジン、ダンマル等の天然ロジン、変性ロジン及び
その誘導体、テルペン系樹脂及びその変性体、脂肪族系
炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、脂環式系炭化水
素樹脂、アルキルフェノール樹脂及びその変性体、スチ
レン樹脂、キシレン樹脂、クマロンインデン樹脂等のい
わゆる粘着付与樹脂(タッキファイア)等を添加するこ
ともできる。
【0032】組成物(1)及び組成物(2)、更に必要
に応じて添加剤を添加した組成物は、押出機等を用いて
ペレットとすることができ、接着箇所や接着手段等に応
じてそのペレット等からT−ダイ法、インフレーション
法、カレンダー法、プレス等によりフィルムやシートと
することができる。
【0033】本発明の組成物(1)及び組成物(2)
は、同種又は異種の金属同志の接着、金属と各種合成樹
脂との接着、同種又は異種の各種合成樹脂同志の接着、
各種合成樹脂と合板との接着、合板同志の接着等に好適
なホットメルト接着剤として使用される。より具体的に
は、アルミニウム同志の接着、アルミニウムとステンレ
ス鋼との接着、硬質若しくは軟質ポリ塩化ビニルと金属
(鉄、アルミニウム、銅、各種合金等)との接着、金属
と合板との接着、ポリカーボネートとアルミニウムとの
接着、ナイロンとアルミニウムとの接着、強化ポリエス
テル樹脂とアルミニウムとの接着、ABS樹脂とアルミ
ニウムとの接着、硬質ポリ塩化ビニル同志の接着、アク
リル樹脂とアルミニウムとの接着、ポリエチレンフタレ
ート(PET)同志の接着、PETと金属との接着、金
属とその他の無機質材料との接着等に好適に用いられ
る。特に、硬質ポリ塩化ビニルと鉄(鋼板、SUS)と
の接着(ライニング鋼管)、鉄(鋼板、SUS)と合板
との接着、鉄(鋼板、SUS)とその他の無機質材料と
の接着に好ましく使用される。
【0034】更に、本発明の上記組成物は、硬質ポリ塩
化ビニルライニング鋼管における硬質ポリ塩化ビニルと
鋼管との接着、すなわち合成樹脂ライニング金属管用接
着剤として用いて優れた性能を示す。本発明の組成物を
合成樹脂ライニング金属管用接着剤として用いる場合、
該接着剤を溶融し、押出機を用い、例えば、60〜25
0℃で金属管或いは合成樹脂管表面上に直接押し出して
ライニングするか、前記方法等によりシート化又はフィ
ルム化したものを金属管或いは合成樹脂管表面に加熱融
着することにより行われる。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。なお、各例において、パーセント(%)及び部は、
断りがない限り重量基準である。実施例及び比較例で用
いた上記各成分及びその他の成分は下記の通りである。成分(a) ヘンケルジャパン社製、商品名マクロメルト6239成分(b) エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物(商品名テクノリ
ンクR−100、田岡化学工業社製、酢酸ビニル含有量
41%、鹸化率90モル%、MI30g/10分)成分(c) (c)−1:エチレン−メタクリル酸共重合体(商品名
ニュークレルN1525、三井・デュポンポリケミカル
社製、MI25g/10分) (c)−2:エチレン−メタクリル酸エチル共重合体
(商品名アクリフトWH401、住友化学工業社製) (c)−3:エチレン−アクリル酸メチル共重合体(商
品名TC−130、エクソン化学社製)成分(d) (d)−1:タルク(商品名ハイフィラータルク#1
2、土屋カオリン工業社製、平均粒径3μm) (d)−2:タルク(商品名KPタルク、丸尾カルシウ
ム工業社製、平均粒径8μm) (d)−3:タルク(商品名TM−2タルク、富士タル
ク工業社製、平均粒径11μm) (d)−4:タルク(商品名DRタルク、土屋カオリン
工業社製、平均粒径22μm) (d)−5:セピオライト(商品名エードプラスSP、
水澤化学工業社製、平均粒径(繊維長さ5μm,繊維径
0.2μm))成分(e) エチレングリコールビス(アンヒドロトリメリテート)
(商品名リカシッドTMEG、新日本理化社製)その他の成分 タルク(商品名RFタルク、富士タルク工業社製、平均
粒径33μm) 重質炭酸カルシウム(商品名NS2300、日本粉化工
業社製、平均粒径0.97μm) カオリン(商品名NNカオリンクレー、土屋カオリン工
業社製、平均粒径5〜10μm) クレー(商品名ASP−170、土屋カオリン工業社
製、平均粒径0.4μm) マイカ(商品名SKマイカ、堀江化工社製、平均粒径5
〜10μm) シリカ(商品名アエロジル200、日本アエロジル社
製、平均粒径12μm)
【0036】(実施例1)成分(a)、成分(b)、成
分(c)及び成分(d)−1を表1に示す重量割合で用
い、ニーダーにて150℃、20回転/分、30分間溶
融混練し本発明の組成物を得た。この組成物から熱プレ
スで成形した厚さ約100μmのシートを用い、下記の
2被着体を接着したものにつき、接着性試験(剥離試
験、接着性評価試験)、耐水クリープ性試験及び耐熱性
試験を下記の要領で行った。それらの結果を表3に示し
た。
【0037】(剥離試験及び耐水クリープ性試験) [被着体] 鋼板(1.6×25×100mm)を接着面積が25
×25mmになるようにL型に予め成形したものを用い
る。なお、接着面は120メッシュの砂でサンドブラス
トした後、メチルエチルケトンで洗浄処理した。 硬質ポリ塩化ビニルシート(2.5×25×100m
m)を用いる。なお、接着面は未脱脂。 [接着条件]上記2被着体の間に上記組成物シートを挟
み、約0.1kgf/cm2 圧締下、熱風循環式乾燥機
内にて140℃で10分間圧着した後、試験体がT型に
なるように、硬質ポリ塩化ビニルシートを成形し、自然
放冷した。このものを試験片とする。 [剥離試験]23℃又は−20℃の恒温器に一昼夜放置
した試験片の両端を、恒温槽付試験機のつかみ部に取り
付け、23℃又は−20℃で180度方向に100mm
/分の速度で引っ張り、剥離強度を測定した。 [接着性評価試験]剥離試験で剥離した試験片の表面を
観察し、下記の基準で判定した。 ◎:凝集破壊が生じる。 ○:一部界面破壊が見られる。 △:凝集破壊と界面剥離が混在している。 ×:完全に界面剥離が生じる。 [耐水クリープ性試験]水中(温度23℃)に試験片を
吊し、4kgの重りをぶら下げ、落下時間により下記の
基準で判定した。 ◎:落下時間が480時間を超えるもの。 ○:240〜480時間の間に落下するもの。(実用的
な範囲) △:120〜240時間の間に落下するもの。 ×:120時間未満で落下するもの。
【0038】(耐熱性試験) [被着体] 鋼板(1.6×25×100mm)を120メッシュ
の砂でサンドブラストした後、メチルエチルケトンで洗
浄処理したものを用いる。 硬質ポリ塩化ビニルシート(2.5×25×100m
m)を用いる。なお、接着面は未脱脂。 [接着条件]上記2被着体の間に上記組成物シートを挟
み、約0.1kgf/cm2 圧締下、熱風循環式乾燥機
内にて140℃で10分間圧着した後、自然放冷した。
このものを試験片とする。 [耐熱性試験]60℃の恒温器に一昼夜放置した試験片
の両端を、恒温槽付試験機のつかみ部に取り付け、60
℃で10mm/分の速度で引っ張り、引張剪断強度を測
定した。下記の引張剪断強度基準により耐熱性を判定し
た。 ◎:20kgf/cm2 以上のもの。 ○:15kgf/cm2 〜20kgf/cm2 未満のも
の。 △:10kgf/cm2 〜15kgf/cm2 未満のも
の。(実用性最下限) ×:10kgf/cm2 未満のもの。
【0039】(実施例2〜5)成分(d)−1の代り
に、成分(d)−2、成分(d)−3、成分(d)−4
又は成分(d)−5を用いた以外は、実施例1と同様に
して本発明の組成物を得た。これらの組成物を用い、実
施例1と同様にして各試験を行い、それらの結果を表3
に示した。
【0040】(実施例6)更に、表1に示す量の成分
(e)を追加して用いた以外は、実施例1と同様にして
本発明の組成物を得た。その組成物を用い、実施例1と
同様にして各試験を行い、それらの結果を表3に示し
た。
【0041】(実施例7,8)成分(c)−1の代り
に、成分(c)−2又は成分(c)−3を用いた以外
は、実施例1と同様にして本発明の組成物を得た。これ
らの組成物を用い、実施例1と同様にして各試験を行
い、それらの結果を表3に示した。
【0042】(実施例9〜12)成分(d)として表1
に示すものを用い、かつ成分(a)〜成分(d)の使用
割合を表1に示す通りにした以外は、実施例1と同様に
して本発明の組成物を得た。これらの組成物を用い、実
施例1と同様にして各試験を行い、それらの結果を表3
に示した。
【0043】(実施例13)更に、表1に示す量の成分
(e)を追加して用いると共に、成分(d)として成分
(d)−2を用い、かつ成分(a)〜成分(e)の使用
割合を表1に示す通りにした以外は、実施例1と同様に
して本発明の組成物を得た。その組成物を用い、実施例
1と同様にして各試験を行い、それらの結果を表3に示
した。
【0044】(比較例1)成分(d)−1を用いない以
外は、実施例1と同様にして組成物を得た。その組成物
を用い、実施例1と同様にして各試験を行い、それらの
結果を表4に示した。
【0045】(比較例2〜7)成分(d)−1の代り
に、表2に示す各種無機充填剤を用いた以外は、実施例
1と同様にして組成物を得た。これらの組成物を用い、
実施例1と同様にして各試験を行い、それらの結果を表
4に示した。
【0046】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0047】表3及び表4から明らかのように、特定の
マグネシウムシリケートを用いた各実施例の組成物は、
マグネシウムシリケートを用いない比較例1の組成物や
特定のマグネシウムシリケート以外の無機充填剤を用い
た比較例2〜7の組成物に比べて、23℃及び−20℃
における接着強度が優れ、接着破壊状態も凝集破壊を示
している。更に、耐水クリープ性や耐熱性の二次接着性
能についても、耐水クリープ性が向上し、耐熱性も良好
であり、特に成分(e)を配合することにより耐熱性が
一層向上している。
【0048】
【発明の効果】本発明のホットメルト接着剤組成物は、
特に金属と合成樹脂の接着において、常温や低温での接
着性と接着強度が優れていると共に、耐水クリープ性、
耐熱性等の二次接着性能も従来のものに比べ格段に優れ
ているので、合成樹脂ライニング金属管用ホットメルト
接着剤として有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 123/26 C09J 123/26 129/04 129/04 S 151/06 151/06 (72)発明者 平田 忠儀 埼玉県浦和市西堀5−3−35 コニシ株式 会社浦和研究所内 Fターム(参考) 4J040 CA011 CA012 CA081 CA082 CA101 CA102 DA041 DA042 DA051 DA052 DA061 DA062 DA071 DA072 DA082 DA121 DA122 DA141 DA142 DA151 DA152 DB042 DB051 DB052 DD05 DE031 DE032 DF041 DF042 DF081 DF082 DG022 DL081 DL082 DM011 DM012 ED12 EG021 EG022 GA05 HA316 HA356 HB47 JA08 JA09 JB01 KA42 LA06 LA07 LA08 MA01 MA02 MA08 MA10 NA22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミド樹脂10〜60重量
    %、(b)酢酸ビニル含有量20〜60重量%のエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体鹸化物若しくはそのグラフト化
    物5〜60重量%、(c)熱可塑性エラストマー10〜
    80重量%及び(d)マグネシア含有量10〜35重量
    %、シリカ含有量40〜65重量%、平均粒径0.01
    〜30μmのマグネシウムシリケート系化合物1〜50
    重量%からなるホットメルト接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 上記マグネシウムシリケート系化合物
    が、タルク、セピオライト又はアタパルジャイトである
    請求項1記載のホットメルト接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のホットメルト接着
    剤組成物100重量部当り、(e)ポリカルボン酸無水
    物又はその誘導体を0.1〜5重量部配合してなるホッ
    トメルト接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 上記(e)ポリカルボン酸無水物又はそ
    の誘導体が、芳香族ポリカルボン酸無水物の誘導体であ
    る請求項3記載のホットメルト接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    のホットメルト接着剤組成物を成分とする合成樹脂・金
    属用接着剤。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1598313A1 (en) * 2004-05-18 2005-11-23 Nederlandse Organisatie voor toegepast-natuurwetenschappelijk Onderzoek TNO Nanocomposite material
JP2007106982A (ja) * 2005-09-14 2007-04-26 Furukawa Electric Co Ltd:The ホットメルト接着剤およびそれを用いたフラットケーブル
JP2016188337A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 東ソー株式会社 樹脂組成物、接着剤及びその成形体

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